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ニートから就職した場合の給料はどのくらい?就職と給与アップの方法とは
更新日
この記事のまとめ
- ニートは経験やスキルが少ないため、一般的に低めの給料からスタートすることが多い
- ネオニートとは、会社に属さず自営業者でもないが収入を得ているニートのこと
- 社内ニートとは、給料は得ているが担当する業務はなく主に雑務を行う会社員のこと
- ニートから高い給料を目指すならインセンティブ制度やベンチャー企業がおすすめ
- ニートから就職する際は給料額以外も気にしてブラック企業に注意しよう
ニートから就職して、ほかの社員と同等の給料をもらえるのか気になる人もいるでしょう。一般的に、ニートは経験やスキルが少ないため、はじめは給料が低いことも多い傾向です。ニートを卒業して高い給料を目指したい場合、スキルや知識を地道に習得していくのが重要といえます。このコラムでは、ニートから就職したあとの給与の増やし方や、おすすめの就活方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ニートから就職した場合は給料が安い?
ニートの方が、就職していきなり高収入を得るのは難しいでしょう。業界や職種未経験者は就労経験のある人に比べて経験やスキルが少ないため、その分入社時の給料が低く設定されることも多いとされています。経験の少ない人材を最初から高い賃金で雇うのは会社にとってリスクになり得るので、「最初は低めに設定しておいて様子を見る」というケースが多いようです。
「給料が少ないなら働く意味はない」と感じるかもしれませんが、賃金にこだわり過ぎると就職先が見つからなくなる恐れも。スキルが少ない未経験者にいきなり高い給料を払う企業は少ないため、「最初は最低限の生活ができる給料をもらえればOK」「将来的に高収入を目指せば良い」という気持ちが大切です。
勤務時間や場所、仕事内容や向き不向きなど、仕事選びの条件は給料以外にもあります。たとえ高給でも自分に合わない会社では長続きせず、再びニートに戻ってしまう可能性も。就職先を探すときは賃金額だけに注目するのではなく、社風や社員同士の関係、仕事内容との適性などもしっかりと確認しておきましょう。
そもそもニートの定義とは?
厚生労働省の定義では、「雇用を取り巻く環境と諸課題について フリーター・ニートの推移(p.35)」によると、「15~34歳で、非労働力人口のうち、家事も通学もしていない者」をニートとしています。
ニートはよく「フリーター」と混同されがちですが、両者の違いは就労しているかどうかです。ニートとフリーターの違いについて、詳しくは「ニートの定義とは?フリーターとの違いや就職を目指す際のコツも解説」で詳しく解説しているため、気になる方は参考にしてみてください。
以下では、ニートと似た言葉である「ネオニート」「社内ニート」についても解説します。
参照元
厚生労働省
平成24年 第1回雇用政策研究会議事次第
ネオニートとニートの違い
ネオニートとは、企業に属しておらず、自営業者でもないのに収入を得ている人のことです。働いていないため、ニートは収入なしというのが一般的。しかし、ネオニートはインターネットを活用して収入を得ているケースが多いようです。
アフィリエイトや動画配信、株式投資などで稼ぐネオニートには、会社員以上に稼いでいる人もいます。しかし、ネオニートの儲け方は少なからずリスクがあり収入も不安定なため、ニートの方が「収入を得たい」と思うのであれば、まずは正社員就職がおすすめです。
ネオニートが収入を得る方法については「ニートも収入を得られる?ネオニートについて」でも一覧で解説しているため、気になる方はぜひあわせてご覧ください。
社内ニートとニートの違い
社内ニートとは、社内でニートのように過ごしている社員のことです。担当する業務がなく、雑務がメインになっている社内ニートは、暇つぶしで一日が終わったり孤独を感じやすかったりする場合が多いという特徴があります。
社内ニートはニートと違って働いているものの、昇給やスキルアップの機会が少なく、将来的にクビになる恐れも。「社内ニートは辛い?楽しい?仕事がない社員の特徴と抜け出す方法」のコラムでは、社内ニートについて詳しく解説しているため参考にしてください。
ニートから年収1,000万を目指せる?
年収1,000万円を目指してニートから就職したとしても、いきなり稼ぐのは難しいといえます。高年収を目指すなら、給料が高い業界や職種への理解、その仕事で活躍するための専門知識や資格などが必要です。ニートの方は、就労していた人に比べて実務経験が浅く、スキルも低めなのが一般的。たとえ「稼げる」とされている業種であっても、すぐに年収1,000万円を稼ぐのは困難でしょう。
年収1,000万円を目指すためには、最初から高い目標を掲げるのではなく、まずは働き始めてみるのが重要といえます。
「給料が高い仕事とは?ランキング形式で紹介!」のコラムでは、高収入が目指せる仕事一覧を紹介しているので、ニートから年収1,000万を目指す際の参考にしてみてください。
ニートの方が給料を得るにはまず働くことが大切
ニートから卒業するためには、給料が低くてもまずは働き始めることが大切です。
「実務経験がある人に比べて賃金が安い」と聞くと、働くことを考え直したくなるかもしれません。しかし、最初は初心者でも働き続けることでスキルが身につき、将来的に給与アップすることも十分に期待できます。ある程度の経験やスキルを身につければ、より給料や条件の良い職場に転職をする、という選択肢も選べるようになるでしょう。
求職活動の際は、一般的に「新しい環境に順応しやすい」「教育しやすい」「ポテンシャルがある」といった理由から、20~30代の若年層のほうが有利になりがちです。就職しないままニートを続けると職歴の空白期間が伸びてしまい、就職したいと思ったときには厳しい状況になることが予想できます。就職を検討している場合は、1日でも早く行動することをおすすめします。
まずはアルバイトから始めてみるのも手
ニートを脱却するために、まずはアルバイトから始めてみるのもおすすめです。先行きに対する不安や金銭面の不安を解消でき、働くことやコミュニケーションのハードルが低くなる効果も期待できます。正社員に比べてある程度自由が利くため、自分の希望する時間帯で働けるシフト制の仕事や、家から近い場所の仕事を選びやすい面も魅力的です。バイトの経験で自信をつけてから、正社員へのキャリアアップを目指してみると良いでしょう。
ニートから給料の良い仕事に就職するには?
未経験からでも高収入を狙うなら、インセンティブ制度を導入している企業や仕事に就職するのがおすすめです。
インセンティブとは、成果によって報酬が変動する「成果報酬制」のこと。契約数や売上額、ノルマ達成率などに応じて給与が上がるため、成果が大きければ大きいほど高収入が期待できます。
一般的に営業職や販売職などで導入されているケースが多く、販売単価の高い自動車や不動産といった業界では、より高額のインセンティブが期待できるでしょう。
勤続年数や年齢ではなく個々の成果によって給与額が決まるため、ニートからの挑戦は十分に可能です。
インセンティブ以外では、成長途中のベンチャー企業を狙うのも良いでしょう。立ち上がって間もない企業は知名度や業務経歴が浅いため、なかなか人が集まりにくいとされています。スタートする際には経験やスキルを問われないことがほとんどなので、ニートから挑戦することも可能です。
ただし、ベンチャー企業は人手不足のため業務量が多く、最初のうちは売上も安定しないことから高い給与は期待できないこともあります。なかには、事業が軌道に乗って大きな成長を遂げる企業もあり、初期から在籍していれば役職を任される可能性が高いので、将来的に高収入を得るチャンスもあるでしょう。
ニートから就職する際はブラック企業に要注意
ある程度の給料の安さを受け入れてニートから就職した際も、残業代を支払わないなどの法律に違反する行為を行うブラック企業には注意が必要です。
ブラック企業の明確な定義はないものの、一般的には労働基準法に違反した長時間労働や給与の未払い、ハラスメントが常態化している企業のことをいいます。ブラック企業の特徴を以下に挙げたので、企業探しの参考にしてみてください。
残業代が正しく支払われない
残業代が正しく支払われない会社は、ブラック企業といえるでしょう。残業代が出ないことは違法行為ですが、最近は「みなし残業」や「固定残業代」という言葉で長時間労働をさせられるケースもあるようです。
みなし残業制度を導入している場合、毎月の残業時間の目安があらかじめ決められています。残業しなかった場合もみなし残業代がもらえるように思えますが、みなし残業時間を超えるまでは残業代が増えません。残業時間が長い職場に「みなし残業」を導入している傾向があるため、「労働時間に対して残業代が少な過ぎる」といったことのないよう注意しておきましょう。
ハラスメントが横行している
ブラック企業の特徴として、パワハラやセクハラなどのハラスメント行為が当たり前になっていることが挙げられます。場合によっては、辞めさせたい社員に対してハラスメントを実行し、自己都合退社させるという事例もあるようです。
暴力はもちろん、言葉や態度などもハラスメントに当たります。就活の際は、企業の評判を調べたり、面接官の態度を確認するなどの注意が必要です。
根拠のない精神論で叱咤される
根拠のない精神論で怒鳴られたり叱られたりする場合は、ブラック企業の可能性が高いでしょう。たとえば、業務成績が上がらないことに対して「気合が足りない」と済まされたり、長時間労働を「成長のチャンス」とごまかしたりする行為は、ブラック企業といえます。
「やる気」「熱意」などのポジティブな考えはキャリアアップに必要なものですが、それだけで仕事がこなせるわけではありません。待遇改善を申し出たのに精神論で叱咤されるような企業は避けるのが賢明です。
未経験者に対して高待遇をうたっている
求人の段階でブラック企業を見分ける方法としては、給与額や待遇に注目するのがおすすめです。
たとえば、未経験者にも関わらず給与が高過ぎる場合は、提示されている給与の中に残業代が含まれている可能性も高いでしょう。さらに「◯時間分の残業代」といった文言がなければ長時間の残業を強いられることも。
みなし残業代を導入している場合は、何時間に対する残業代なのかを確認しておくのが重要です。また、規定の残業時間を超えた場合は追加支給があるのかなどを確認しておきましょう。
頻繁に求人を出している
年間を通して求人を出しているケースも要注意です。一般的に求人を出すタイミングは、人手不足のときだと考えられます。年間を通して求人を出している企業は常に人手が足りていないため、離職率が高いと予想できるでしょう。
入社してもすぐに退社してしまう人が多いのは、何かしらの原因が企業側にあると考えられます。折角就職しても居心地が悪かったり仕事が厳しかったりなどの理由で辞めてしまい、ニートに逆戻りしないよう注意しましょう。
一度に大量の採用を行っている
ブラック企業の特徴の1つに、「一度に大量の採用を行う」というものがあります。そういった企業は、社員が辞める前提で大量採用を行っているケースもあるでしょう。企業規模に比べて採用数が多い場合は、ブラック企業の可能性もあるとして注意した方が良いといえます。
ニートから正社員就職する方法
ここでは、経験やスキルのないニートから就職する具体的な方法を紹介します。
ニートの方が正社員として就職を成功させるには、公的機関や民間の就職エージェントを活用するのがおすすめです。就職支援機関には多くの求人が集まっているほか、就職相談やセミナーなどを受けることも可能。1人で就活をするよりも、外部のアドバイスやサポートを受けたほうが効率的です。
就職支援機関を利用するのがおすすめ
ニートを卒業するために就職活動を行う際は、就職支援機関を利用するのがおすすめです。ニートから正社員を目指すのは、就労している人に比べてどうしてもハードルが高くなってしまいます。就労支援機関のサービスを活用すれば、就活の不安を解消しやすくなるでしょう。 以下で、おすすめの就職支援機関を紹介します。
ハローワーク
ハローワークは、国が運営する就労支援機関です。正式名称は「公共職業安定所」で、離職時の保険手続きや就職支援などを行っています。経歴や年齢などを問わず利用できるので、ニートの方も安心して利用できるでしょう。
ハローワークには比較的地元の求人が多いという特徴があり、大企業から中小企業まで幅広い規模の企業の求人を確認できます。ただし、求人掲載が無料で募集のハードルが低いため、ときにはブラック企業の求人が紛れていることもあるようです。
「ニートから就職する際はブラック企業に要注意」でも紹介したとおり、給料額しか確認していないとブラック企業の可能性もあるため、求人票はしっかりと隅々まで確認するのが重要といえるでしょう。
就職エージェント
就職活動に行き詰っているニートの方は、就職・転職エージェントに頼ることも検討してみましょう。就職・転職エージェントは就活を全面的にサポートしてくれる民間サービスのこと。専任のアドバイザーがつき、求人紹介や書類作成、面接対策などを行ってくれます。
サービスの内容はエージェントごとに異なるため、ニートの方は「20~30代の若年層向け」「興味がある職業に特化している」など、ニーズに合わせて複数登録してみるのがおすすめです。企業とのやり取りやアフターフォローも任せられるエージェントもあるので、自分に合うエージェントを探してみましょう。
20代を中心とした若年層の就活支援に特化している就職・転職エージェントのハタラクティブでは、専任のキャリアアドバイザーがマンツーマンでサポートを行います。扱う求人の多くは未経験歓迎のため、経歴やスキルに自信のない方も安心して利用できるのもポイントです。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。