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ニートは「若さ」が強みになる?就職活動を成功させるポイントを解説!
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この記事のまとめ
- 就職・転職活動では、年齢の若さが有利に働く傾向がある
- ニートのまま年齢を重ねると、生活の困窮や就職しにくくなる恐れがある
- 若いうちにニートから抜け出すために、生活習慣を整え外出の習慣をつけよう
- ニートが若さを活かして就職を目指す場合、人手不足の業界や未経験歓迎の求人を探す
- ニートからいきなり就職するのが不安な場合、アルバイトや職業訓練に取り組んでみる
ニートは「若さ」を強みに就職できるのか気になる方もいるでしょう。一般的に転職・就職活動においては、若い方が有利に働くとされています。実際に、若さや意欲を買われて採用に至る場合が珍しくないようです。このコラムでは、ニートが若さを強みに就職を成功させるポイントをご紹介。また、脱ニートのためにできることや就職活動が不安な場合の対処法についても解説しています。ニートから就職を目指している方は、参考にしてみてください。
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ニートから就職を目指すなら若さを強みにできる?
一般的に、未経験の業界への転職は20代が有利といわれています。企業は30代、40代と年齢を重ねた人材に対して経験や実績、即戦力となるスキルを求める傾向にあり、社会人経験があっても高齢で全く経験のない業種に転職するのは難しいようです。
ブランクが長い、あるいは仕事をした経験がないニートは「未経験者」になります。当然、ニートの就職にも、年齢の若さが有利に働くといえるでしょう。年齢が若いと「仕事の覚えが早い」「柔軟性がある」と評価されて採用に至る場合が多々あります。
ニートから正社員を目指しやすい年齢別の割合
独立行政法人 労働政策研究・研修機構の「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状 ③」によると、1年前「無業・非家事非通学・無配偶で卒業者」(非求職無業+求職者)であった者の現状のうち、無職から正社員になった割合は以下のようなデータとなっています。
15-19歳 | 20-24歳 | 25-29歳 | 30-34歳 | 35-39歳 | 40-44歳 | 45-49歳 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
男性 | 0.161 | 20.6% | 22.0% | 0.125 | 9.8% | 0.079 | 0.061 |
女性 | 16.4% | 22.7% | 18.3% | 0.107 | 0.084 | 0.071 | 0.102 |
参照:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状 ③」
上記によると、正社員になった割合は男性で25~29歳の22%、女性で20~24歳の22.7%とピークを迎え、30代半ばから徐々に低くなっています。そのため、若いうちから就職活動を始めるほうが正社員として採用されやすいといえるでしょう。
参照元
独立行政法人 労働政策研究・研修機構
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そもそもニートとは?
厚生労働省の「ニートの状態にある若年者の実態および支援策に関する調査研究」によると、「ニートとは15~34歳の非労働力(仕事をしていない、また失業者として求職活動をしていない者)のうち、主に通学でも、主に家事でもない独身者」と定めています。
そのため、就業意欲がある方や学生、フリーター、家事を行っている主婦・主夫の方などはニートに含まれません。
参照元
厚生労働省
ニートの状態にある若年者の実態および支援策に関する調査研究
若さは重要?ニートを続けたままだとどうなる?
「まだ就職するか迷っている…」という人は、ニート生活を続けた先の将来がどうなるかを考えてみるのがおすすめです。以下では、ニートのまま年齢を重ねると、どのようなことが起こる可能性があるのかについて解説します。
収入がなく生活が困窮する恐れがある
親の収入に頼って生活している場合、親が高齢で働けなくなったり亡くなったりすれば、日々の生活は立ち行かなくなってしまいます。もしものときにすぐ就職できるとは限らないため、若いうちから就職活動を始めておくのが安心でしょう。
ニートを続けるリスクや脱け出す方法については、「ニートとひきこもりの違いは?このままだとどうなる?末路や脱出方法を紹介」で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
年齢を重ねると就職が難しくなる
「ニートから正社員を目指しやすい年齢別の割合」でも紹介したように、正社員になった割合は35歳以降から徐々に低くなっています。正社員は諦めてアルバイトをするにしても、体力や柔軟性のある若者の方が採用されやすく、就ける仕事の種類が限られてしまうこともあるでしょう。就職したいと考えている場合には、年齢を重ねる前に就活を始めるのが賢明です。
ニートから就職するにあたって、おすすめの職業については「ニートから就職は可能?どんな仕事がおすすめ?正社員になるコツを解説」で紹介しているので、ぜひご覧ください。
周囲から取り残されたような気持ちになる
自分がニートを続ける一方で、同世代の友人が結婚したり家を建てたりすると、「自分だけ置いていかれた」と寂しく感じることもあるようです。
ニートは自由な時間が多く、気楽なようにも思えますが、将来のリスクや精神的な負担を考えると長く続けるメリットはありません。「退職後、仕事に疲れたので一時的に休んでいる」「怪我や病気の療養をしている」という場合を別にして、今就職できる状況にあるなら1日も早く行動を起こしましょう。「ニートから再就職を目指す!まずは何から始める?おすすめの仕事も紹介」では、ニートから再就職を目指す場合にやるべきことを解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
若いうちにニートから抜け出すためにできる3つのこと
ニートから就職を目指すためには、まずニート生活を脱出することが先決です。以下では、仕事探しをする前に、ニートを抜け出すためにできることをまとめました。
1.生活習慣を整える
ニート生活を脱出するには、仕事を探すとともに生活習慣を整える必要があるでしょう。社会人生活は、朝出社し夜帰宅するのが基本。起床時間が自由だと夜型になりがちですが、就職してから一気に生活リズムを変えるのは大変です。夜遅く寝て昼間に起きている人は、1日1時間ずつでも良いので就寝・起床時間を早めるようにしましょう。
2.外出する習慣をつくる
引きこもりの方は、1日1回は外に出る外出習慣をつくることも大切です。散歩や買い物、近所の図書館に行くなど、少しでも外に出る習慣をつけてみましょう。外に出るのは気分転換になるほか、体力が落ちている場合は、ちょうど良い運動にもなります。また、好きな時間に食事をしている場合は、1日の食事の時間を決めるのも大切。栄養バランスを意識し、食事の面からも生活を見直しましょう。
3.資格を取得する
ニートから就職を目指すために、資格を取得することもおすすめです。資格を取得すると、知識やスキルを身につけたことを証明できるため、就職活動で評価される可能性があります。また、自由に時間を使えるニートのうちに資格取得すると、空白期間の理由として面接でアピールできるでしょう。
ニートから就職を目指す際におすすめの資格
ニートにおすすめの資格をいくつか紹介します。
・普通自動車運転免許
普通自動車運転免許は、自動車を運転できる免許。通学の場合、早い人で1ヶ月ほどで取得でき、合宿免許の場合は最短14日で取得できるようです。応募条件となっている求人も多く、職種に関係なく活かせる資格でしょう。
・日商簿記
日商簿記は、会計知識だけでなく、経営や財務について理解できる資格。合格には、およそ100時間ほどの勉強時間が必要なようです。事務や経理の仕事だけでなく、営業職やサービス業などさまざまな業務で活かせるでしょう。
・基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は、プログラマーに必要な基礎知識を身につけられる資格。およそ200時間ほどの勉強時間で、知識がない状態から合格を目指せるようです。プログラミングやシステム運用などITに関する職種で活かせるでしょう。
その他のニートにおすすめの資格や勉強法については、「ニートは資格を取れば就職できる?おすすめの勉強法もご紹介!」で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
若さを活かしてニートから就活を成功させるポイント
ニートが若さを活かして就職活動を成功させるためには、自己分析をしたり採用されやすい求人を探したりすることが大切です。以下では、ニートから就活を成功させるポイントを紹介します。
自己分析を行う
自己分析とは、自分自身の長所や短所、価値観などを把握して、自分に合っている仕事を見つけるための方法です。自己分析を通して自分を理解することで、より自分に適した職を見つけるきっかけになるでしょう。過去の経験を振り返り、客観的に分析することで、自己PRや志望動機の内容を充実させられます。
人材不足の業界や未経験から挑戦できる求人を選ぶ
人手不足の業界では若手人材が求められるので、「若さ」での採用の可能性が高まります。若手を一から育てたい企業にとっては、ほかの会社のやり方や社風に染まっていない未経験者は教育しやすく、会社に馴染みやすい存在です。
また、未経験者歓迎の求人は、企業側の研修・教育制度が整っている場合があります。採用時は特定のスキルがなかったとしても、「これから成長してくれるだろう」と、入社後の成長に期待して採用する「ポテンシャル採用」は20代で多く、入社後は仕事の基礎から学べるでしょう。
ニート期間に何をしていたか説明できるようにする
面接でよく聞かれる質問であるため、落ち着いて答えられるように準備しておくことが大切です。
自己分析を行ったり、資格取得に励んだりしていた場合、今後どのように仕事で活かせるかを伝えて意欲をアピールしましょう。ニート期間に何を学び、身につけることができたかを主張できれば、面接担当者のマイナスイメージを払拭できるでしょう。
具体的な面接対策については、「ニートの面接対策を解説!空白期間の答え方や自己紹介の例文を紹介」で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
ニートからの就職活動が不安なときはどうする?
ニートから就職活動を行う場合、「社会に出てやっていけるのか」「仕事に役立つスキルや経験がない」など、不安になることもあるでしょう。ニートから就職するのが不安な場合、以下の点を考慮してから就職活動に臨んでみるのもおすすめです。
まずはアルバイトからスタートしてみる
正社員には、「非正規雇用に比べて給与水準が高い」「雇用が安定している」などのメリットがあります。そのため、ニートから正社員を目指すのをおすすめしますが、いきなり正社員になるのに勇気がいるなら、アルバイトからチャレンジしてみると良いでしょう。
アルバイトは家の近所を職場にできるほか、無理のないシフトから始められます。正社員に比べて採用される確立も高いため、興味のある仕事にいくつか応募してみてください。また、やりたい仕事が明確になっていない場合は、アルバイトを始めることで視野が広がり、やりたいことが見つかる可能性もあります。「ニートにおすすめのアルバイト18選!探すときの方法や面接のコツを解説」では、ニートから始めやすいアルバイトについて紹介しているので、参考にしてみてください。
職業訓練を利用する
目指す職種や分野が決まっている方や、就職前に役立つスキルを身につけたい方は、職業訓練を利用する方法もあります。職業訓練は仕事に必要な技術や知識を習得するためのもので、主催するのはハローワークです。コースはITや機械、建築、事務などさまざまです。期間は短くて2ヶ月、長くて2年ほどのようです。テキスト代を除く受講料は無料なので、気軽に受講することが可能。詳細はハローワークの職員に尋ねてみましょう。
就職支援サービスを利用する
今すぐ正社員を目指したい場合は、支援機関に手助けしてもらうと効率的に仕事を探せるのでおすすめです。公的な機関としては、ハローワークや若者サポートステーション、ジョブカフェなどがサービスを提供しています。
また、民間の就職エージェントでも就職支援を受けられるため、併行して利用するのも1つの方法です。就職エージェントは仕事を探す人と人材を求める企業をマッチングするサービスで、専任の担当者が就職までの工程をバックアップ。面接後のフィードバックを受けられるなどエージェントならではのサービスも存在します。
「民間の就職支援サービスを利用したいけど、どれが良いのか分からない」とお悩みの方は、ハタラクティブを利用してみませんか?
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ニートは若さを強みに就職できる?に関するQ&A
ここでは、ニートが若さを活かして就職を目指す際に想定されるお悩みを、Q&A方式でまとめました。
ニートを脱出するには?
ニートからいきなり就職活動を始めるのが怖いと感じる場合、まずアルバイトから始める方法があります。アルバイトでの経験も職歴としてアピールできるため、いきなりフルタイムで働くことに抵抗がある方は、一度アルバイトから始めることを検討してみるのがおすすめです。
詳しくは、このコラムの「まずはアルバイトからスタートしてみる」をご覧ください。
ニートだった理由はどう答える?
嘘はつかず、正直に答えるようにしましょう。また、病気や家庭の事情などやむを得ない理由がある場合も、正直に伝えることが重要です。すでに解決済みの場合は、現在は働ける状態であることもあわせて伝えることがポイント。離職期間が長引いてしまった場合には、「自己分析をして、自分に適正のある仕事を探していた」など、正直に話したうえで前向きな内容を答えましょう。
ニートの面接対策については、「空白期間を面接で聞かれたら?「何もしてない」はOK?答え方や例文を紹介」のコラムを参考にし、面接官に誤解を与えないような回答を心掛けてみてください。
ニートから就職できる人の特徴は?
客観的に自分の適性を理解して、就職活動ができれば成功につながりやすいでしょう。「ニートから就職するには?おすすめの職種や支援サービスをご紹介!」では、ニートになった理由と理由別の対処法を紹介しています。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。