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ブランクがあってもできる仕事11選!就活の不安を解消して成功させるコツ
更新日

この記事のまとめ
- ブランクがあっても経歴よりも将来性を重視する仕事を選べば就職できる
- ブランクがある就職活動では、求人探しや選考対策を支援するサービスの利用が効果的
- ブランクがあってもできる仕事を探す際は、未経験者を歓迎している職種に注目しよう
- 人手不足の企業もより多くの人材を集めるため、ブランクがあっても内定獲得しやすい
- 面接ではブランクの理由や過ごし方を前向きに説明し、働く熱意を示すことが大切
「ブランクがあっても就職活動で不利にならない?」「正社員として働き続けられる?」と仕事探しにお悩みの方もいるでしょう。ブランクがあっても自分の強みに合う仕事を選び、働く熱意をアピールすれば就職できる可能性があります。企業によっては、経歴を重視しない場合もあるためです。
このコラムでは、ブランクがあってもできる仕事や正社員就職を成功させるコツを紹介。就職活動の不安を解消して自分に合った仕事への就職を成功させましょう。
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ブランクがあっても再就職できるといえる3つの理由
ブランクがあったとしても、自身に合った応募先を選択して適切な選考対策を行えば再就職できます。。採用する人材を見極める際のポイントは、企業により異なるからです。
ここでは、ブランクがあっても再就職できるといえる3つの理由を紹介します。「ブランクがあっても選考通過できる仕事はあるのか」と就職に関する不安がある方は、ご一読ください。
経歴のみを重視されるとは限らないため
企業により人材に求める条件は異なり、経歴のみを重視されるとは限りません。企業によっては、求人に「ブランクOK」「経歴不問」のように記載していることもあるからです。経験やスキルを重視していない場合は、応募者の人柄や企業に対する熱意を見極められます。
ブランクがあっても、「入社後の活躍が期待できる人材」という印象を与えられれば、内定獲得の可能性を高められるでしょう。
また、ブランクが内定獲得に影響するかどうかは、就職活動を始める時期によっても異なるかもしれません。20代のように年齢が若い人材は、経験よりもポテンシャルを評価される傾向があります。ブランクがあっても仕事に対する前向きな姿勢をアピールすることで、選考通過までスムーズに進める可能性があるでしょう。
人手不足の企業では人材の確保に積極的なため
ブランクがある状態での就職活動では、人手不足の企業を応募先に選ぶことで選考通過しやすくなる場合があります。人手不足の企業は、より多くの人材を獲得するために、未経験者も積極的に採用する傾向があるためです。
また、ブランクがあるとしても、過去に正社員経験があることで、「社会人として基本的なスキルが身についている」と捉えられる場合もあります。教育コストを削減できることで好印象を与えられ、選考通過につながる可能性もあるでしょう。
理由によっては肯定的に評価されるため
ブランクができた理由によっては、高評価を期待できる場合もあります。ブランクの理由は人それぞれ違いますが、自身のスキルを磨くために職歴の空白期間が生じたケースもあるでしょう。
たとえば、「語学学習のために海外留学していた」「資格取得を目指してスクールに通っていた」のような場合、業務に役立つスキルや知識の習得を示せれば、「即戦力になり得る人材」として好印象を与えられます。
応募先に自身の能力を高めるためのブランク期間だったことをアピールするためにも、「どのような過ごし方をしたのか」「習得したスキルや知識の内容」などを具体的に伝えるようにしましょう。
空白期間にボーダーラインはある?
空白期間のボーダーラインは基本的にありません。厚生労働省の「公正な採用選考の基本」より、企業は人材を採用する際に、「応募者に広く門戸を開くこと」「応募者の適性・能力に基づいた採用基準とすること」を義務付けられています。ブランクがある人材というだけで不採用になることはないでしょう。ただし、ブランクができた理由や過ごし方を明確に説明できないと、「就業に対する意欲が低いのでは」「入社しても業務に耐えられずに辞めてしまうのでは」と懸念されかねません。
内定獲得を目指すためにも、ブランク期間からどのような学びがあったのかを明確に示す必要があるでしょう。
ブランク期間が就職活動にどのように影響を与えるかは、「転職まで期間があくと不利?仕事のブランクを面接で伝えるコツ」のコラムでも解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
参照元
厚生労働省
公正な採用選考について
ブランクがあってもできる仕事11選
ブランクがある状態で正社員就職を目指す場合、経験やスキルを重視されにくい職業や、より多くの人材を求めている業界に注目して応募先を選ぶことが効果的です。以下に、未経験者を歓迎していたり、人手不足の傾向があったりする仕事の一例をまとめました。
それぞれの職種の仕事内容や取得していると役に立つ資格、厚生労働省の「職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtag」に記載されている有効求人倍率の数値も紹介します。
有効求人倍率とは、求職者一人当たりの求人数の比率のことです。厚生労働省の「一般職業紹介状況(令和6年12月分及び令和6年分)について(p.1)」に記載されている令和6年12月の平均有効求人倍率の1.25倍の数値と比較しながら、人手不足の傾向があるかも解説します。
「ブランクがあってもできる仕事はあるのか」と不安を感じる方は、自分に合う応募先を選ぶ際の参考にしてみてください。
参照元
職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtag
トップページ
厚生労働省
一般職業紹介状況(令和6年12月分及び令和6年分)について
ブランクがあってもできる仕事
- 飲食店のスタッフ
- 販売職
- ドライバー
- 工場のスタッフ
- 施工管理職
- 清掃員
- 警備員
- 一般事務職
- 営業職
- 公務員
- 農家
1.飲食店のスタッフ
飲食店のスタッフは、人手不足の傾向がある仕事として挙げられます。人材の需要が高いからこそ、ブランクがあっても挑戦しやすいといえるでしょう。
主な仕事内容 | 飲食店に来店するお客さまへ料理やサービスの提供や、店舗内の清掃を行う |
役に立つ資格 | サービス接遇検定、レストランサービス技能士、接客サービスマナー検定、調理師など |
有効求人倍率 | 2.96倍 |
飲食店のスタッフは、就職時に特別な資格やスキルが求められにくく、未経験歓迎の求人も見つかりやすいことが特徴です。直接お客さまと関わる機会が多い仕事であるため、入社後に接客マナーに関する教育を受ける傾向があります。
コミュニケーションをとることが得意な場合におすすめの仕事の一つです。
2.販売職
店舗で商品を売る販売職は、経歴やスキルを重視されにくくブランクがある状態からも挑戦できる仕事といえます。いずれも人手不足になりやすい傾向があり、ブランクがあっても選考通過までスムーズに進める可能性もあるでしょう。
主な仕事内容 | お客さまへの商品の提案・販売、金銭管理 や在庫管理、店舗の管理などを行う |
役に立つ資格 | 販売士(リテールマーケティング)検定、接客サービスマナー検定など |
有効求人倍率 | 3.29倍(衣料品販売) |
販売職の活躍する職場は扱う商品により異なり、代表的な例だとアパレルショップやコンビニ、スーパーなどがあります。
販売職は、お客さまのニーズに合う商品を提案する必要があるため、相手の気持ちに寄り添える姿勢が求められるでしょう。
販売職の仕事内容や向いている人の特徴が気になる方は、「販売職の仕事内容とは?活躍できる場・向いている人について解説」のコラムで解説しているので、チェックしてみてください。
3.ドライバー
ルート配送や宅配業などのドライバーのような物流に関わる仕事は、社会的需要が高く、人手不足になりやすい仕事といえます。
主な仕事内容 | トラックやトレーラーなどの貨物自動車を運転し、貨物を輸送する |
役に立つ資格 | 普通自動車運転免許、中型自動車運転免許、大型自動車運転免許など |
有効求人倍率 | 3.43倍 |
ドライバーの仕事は、運転する車両にもよりますが、普通自動車運転免許を所持していれば経歴に関係なく応募できる場合も少なくありません。企業によっては、入社後に業務に必要な運転免許の資格取得の支援を受けられることもあるでしょう。
ドライバーの仕事は、主に一人で業務に取り組むため、「自分のペースで仕事を進めたい」という方にもおすすめです。詳しくは、「運輸業界の仕事」のコラムで職種を紹介しているので、ご覧ください。
4.工場のスタッフ
工場のスタッフは就職時に専門知識やスキルを求められにくく、ブランクがあっても挑戦することが可能です。
主な仕事内容 | 工場内で原材料の搬入や製品・商品の搬出、各種機械の清掃や燃料の補給などを行う |
役に立つ資格 | 危険物取扱者、衛生管理者、電気工事士など |
有効求人倍率 | 0.44倍 |
有効求人倍率は平均値の「1.25倍」と比較すると低いですが、工場が集中しやすい都市部や郊外、山間部等地域などであれば、求人が見つかりやすい可能性があります。
担当ラインや作業内容が決まっている場合もあるため、「黙々と作業に取り組みたい」「ルーティンワークに興味がある」のような方に向いているといえるでしょう。
工場のスタッフとして働く業界は、自動車業界や食品業界、金属業界、製薬業界などが例として挙げられます。業界によって作業内容が異なるため、応募を検討する際に見学可能か確認してみるのもおすすめです。
工場勤務の職種の種類や仕事内容は、「工場勤務がおすすめな理由とは?製造業の職種名一覧と働くメリットをご紹介」のコラムで紹介しているので参考にしてみてください。
5.施工管理職
建設現場で活躍する施工管理職は、人手不足の仕事の一つであり、未経験者の応募も歓迎している傾向があります。業務に必要な知識やスキルを、就職後の研修を通して習得できるよう教育体制を整えている場合もあるでしょう。
主な仕事内容 | 建築工事の現場を監督し、工程や品質、安全の管理を行う |
役に立つ資格 | 土木施工管理技士、建築施工管理技士、建築機械施工技士など |
有効求人倍率 | 9.09倍 |
施工管理職が活躍する就職先は、建設会社やハウスメーカー、建築士事務所などです。
施工管理職は、顧客や現場に関わる業者の作業員などと関わる機会が多く、コミュニケーション能力を求められる仕事といえます。現場を管理する役割であるため、リーダーシップをとることが得意な人にも向いているでしょう。
施工管理職の仕事の特徴は、「施工管理の仕事」のコラムで紹介しているので、あわせてご一読ください。
6.清掃員
清掃の仕事も採用時に特別な資格や経験が求められにくく、ブランクがあっても挑戦可能な仕事といえます。
主な仕事内容 | 担当場所の整理整頓や清掃を行う |
役に立つ資格 | ビルクリーニング技能士、建築物環境衛生管理技術者、清掃作業監督者など |
有効求人倍率 | 1.31倍(ビル清掃) |
一口に清掃員といっても、利用者の自宅や商業施設、駅など働く場所はさまざま。いずれも未経験者を歓迎している傾向があり、業務に必要な知識や入社後の研修や経験を通して学ぶことが可能です。
体を使って働く傾向にあるので、体力に自信がある方にも向いています。
清掃員の詳しい仕事内容が気になる方は、「清掃員になるには?あると便利な資格や仕事内容について解説」のコラムで詳しく解説しているので、チェックしてみてください。
7.警備員
警備員の仕事も特定の学歴や経歴、資格を求められにくい仕事として挙げられるでしょう。
主な仕事内容 | 担当の現場へ常駐・巡回し、事故や火災、不法侵入などの防止、早期発見、事故の対応などを行う |
役に立つ資格 | 警備員指導教育責任者、施設警備業務検定、セキュリティプランナーなど |
有効求人倍率 | 4.39倍 |
厚生労働省の「職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtag 施設警備員」によると、警備員で働く人の平均年齢は51.6歳であり、人手不足が指摘されている仕事として挙げられています。ブランクがあっても選考通過までスムーズに進める可能性があるでしょう。
警備員の仕事は人々の生活の安全を守る役割があるため、責任感が強い人に向いています。警備員の仕事に向いている人や仕事内容の特徴は、「警備員の仕事」のコラムをご参照ください。
8.一般事務職
経験やスキルを就職時に求められにくい職種である一般事務職も、ブランクがある状態からも応募が可能な仕事です。
主な仕事内容 | 書類作成や整理、データ入力などの事務作業全般や顧客・来客の対応を行う |
役に立つ資格 | 日商PC検定、日商簿記、マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)など |
有効求人倍率 | 0.33倍 |
一般事務職は特定の業界に限らず活躍している仕事であるため、求人の選択肢の幅も広がりやすいといえます。一般事務職の有効求人倍率は全体の平均値の「1.25倍」よりも低いものの、就職先の業界により人手不足の状況も異なるでしょう。
一般事務職の仕事は書類を正確に作成するための注意力が求められる仕事です。几帳面で丁寧に物事に取り組むことが得意な人に向いているでしょう。
一般事務職の特徴は、「事務職とは?種類や仕事内容を解説!平均年収とおすすめの資格も紹介」のコラムで紹介しているので参考にしてみてください。
9.営業職
経歴に関係なく挑戦できる仕事には、営業職も挙げられます。未経験であっても、就職後の経験を通して成果を上げるために必要なスキルを磨くことが可能です。
主な仕事内容 | 顧客に自社の商品やサービスを提案する |
役に立つ資格 | 営業士、マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)など |
有効求人倍率 | 12.1倍(商社営業) |
有効求人倍率も平均値の「1.25倍」と比べると大きな差があり、人手不足であることが分かります。
営業職は、顧客に満足してもらえる提案をするためのコミュニケーション力や分析力が求められる仕事です。頑張り次第でインセンティブをもらえることもあるので、ブランク後に年収の高い仕事に就きたい場合にも向いているでしょう。
10.公務員
「国家公務員」と「地方公務員」とに分かれる公務員の仕事も、公務員試験に合格すればブランクがあっても挑戦することが可能です。
主な仕事内容 | 国民の生活に関わる政策や法令に関する企画や立案、事務手続きなどの業務を行う |
役に立つ資格 | MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)、ITパスポート、日商簿記など |
有効求人倍率 | 0.82倍 |
公務員は国民の生活に携わる仕事であるからこそ、責任感が強くルールに準じた行動をとることを大切にできる人に向いています。景気に左右されにくく、働き口や収入が安定しており、福利厚生も充実していることが特徴です。
公務員全体の有効求人倍率は0.82倍ですが、就職する地域の自治体により異なり、特に地方部だと人手不足の傾向があるでしょう。ただし、人手の状況に関係なく、公務員試験に合格していれば、平等に就職できる機会を与えられます。
公務員試験の受験資格は、試験の種類や自治体により年齢の上限が定められていますが、学歴や経歴に関係なく受験可能です。
職歴に空白期間がある状態から公務員を目指す方法は、「ニートから公務員になるには?試験の内容や面接のコツ、注意点を解説」のコラムで公務員試験の内容を詳しく紹介しているので、ご一読ください。
11.農家
農家の仕事も必須の学歴や経歴がないため、ブランクがあっても挑戦できる仕事といえます。農家全体で後継者が不足しており、より多くの人手が求められている傾向があるでしょう。
主な仕事内容 | 農作物を育てるための種まきや苗植え、除草、害虫駆除、収穫、出荷などを行う |
役に立つ資格 | 農家資格、普通自動車運転免許、フォークリフト作業免許など |
有効求人倍率 | 1.85倍 |
農家として働くには、農作物の栽培に関する専門知識が必要になりますが、未経験の状態から育成している就職先も少なくありません。
労働環境が気候に左右されることが特徴であり、体力に自信のある人に向いているといえます。
農家の仕事を目指す方法は、「農家へ転職するのは難しい?農業の現実や就農を目指す際のポイントを解説」のコラムで紹介しているので、参考にしてみてください。
参照元
職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtag
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ブランクがある求職者の選考で企業が注目するポイント
ブランクがある求職者は、応募先の企業から空白期間の理由や就業に対する熱意、入社後の活躍が期待できるかなどを選考時に見極められるでしょう。
ここでは、ブランクがある求職者の選考で企業が注目するポイントを紹介します。「ブランクがあったら企業からどのようなところを確認されるのか」と不安に感じる方は、選考対策を考える際の参考にしてみてください。
なぜ空白期間ができたか
ブランクのある求職者は、応募先の企業から「なぜ空白期間ができたか」を確認されるでしょう。空白期間が生じた理由の内容を通して、「求職者の仕事に対する価値観や向き合い方」を見極めるためです。
前述したように、ブランクができた理由が「スキルアップのため」といった前向きな内容であれば好印象を与えられる可能性があります。しかし、空白期間の理由が、「正社員で働くことに対する負担を避けるため」「前職の退職時にトラブルがあったため」のような後ろ向きな内容だと、入社後の働き方のイメージにも影響する恐れがあるでしょう。
面接でブランクの理由を説明する際のポイントは、このコラムの「空白期間の理由を前向きに言い換える」で後述するので、ご一読ください。
働く意欲の有無
働く意欲の有無も、企業がブランクのある求職者を見極める際のポイントといえます。ブランクがあったからこそ、正社員として働くことに対する意欲がなければ、再び離職してしまう恐れがあるからです。
採用や教育などに掛かるコストを無駄にしないためにも、応募書類の内容や面接での受け答えを通して、「正社員でなければいけない理由は何か」「企業で長く働き続ける意欲があるのか」を判断するでしょう。
入社後の環境に適応できそうか
企業側がブランクのある求職者が「入社後の環境に適応できそうかどうか」を見極めるのは、働き続けられる可能性やほかの社員との関わり方を確認する意図があると考えられます。前職での働き方に引きずらずに、企業での新しいやり方を柔軟に受け入れ学ぼうとする姿勢がある人材は、「ポテンシャルや周囲との調和が期待できる」と前向きな印象につながりやすいでしょう。
仕事で活かせるスキルがあるか
仕事で活かせるスキルがあるかどうかも選考時に見極められます。企業の業務に役立つスキルがあれば、入社後の活躍が期待できるためです。スキルの内容によっては、入社後の教育コストの削減につながる場合もあり得ます。
求職者のスキルは、前職で経験した業務やブランク期間の過ごし方を通して確認されるでしょう。
ブランク後の就職を成功させるための7つのコツ
ブランクがある状態から正社員就職を目指す際は、就職活動の期間を定めたうえで、自分の強みに合う企業選びや、入社後の活躍を期待させられるような選考対策をすることが重要です。
以下に、ブランク後の就職を成功させるための7つのコツをまとめました。ブランクがある状態での就職活動の進め方にお悩みの方は、ぜひご活用ください。
1.就職活動の期間を決める
就職活動を始める際は、期間を決めておきましょう。計画を立てずに就職活動を進めると、準備が必要以上に長引いてしまう恐れがあります。
就職活動の準備に必要なことをリストアップしたうえで、それぞれいつまでに進めるかといった具体的な計画を立てましょう。
就職活動の流れを確認したうえで計画を立てるためにも、「就活の時間配分は?自己分析・企業研究にかかる期間や面接の長さを解説!」のコラムをチェックしてみてください。
2.過去の経験や実績を徹底的に洗い出す
過去の経験や実績を徹底的に洗い出し、自身のこれまでの活躍を確認しましょう。就職活動のアピール材料を見つけるためには、自身の経験やスキルに対する理解を深めておく必要があります。学生時代や前職の正社員時代、ブランク期間中に経験したことを書き出してみましょう。
過去の経験や実績は、自己分析をして自身に対する理解を深めることで明確にできる場合もあります。自身の強みや弱みへの理解を深めるためにも、これまで経験したエピソードを振り返ってみましょう。
自己分析のやり方は、「自己分析とは?実施のメリットと就活や転職活動での必要性を解説」のコラムで解説しているので、参考にしてみてください。
「一人で自己分析を上手く進められない」と不安を感じるときは、第三者に相談したり、就職エージェントによる自己分析のサポートを受けたりするのも手です。
3.ブランクのなかでアピールポイントを見つける
ブランクのなかからアピールポイントを見つけましょう。ブランク期間中の過ごし方に焦点を当て、「どのような学びがあったか」「就業に役立つような出来事があったか」を考えてみてください。
たとえば、「スキルアップのために資格取得した」といったエピソードがあれば、アピールポイントにすることで、応募先へ働くことに対する熱意を伝えられ、好印象につながる場合もあるでしょう。
4.自分の強みに合う応募先を選ぶ
応募先を選ぶ際は、「自分の強みに合っているか」を軸に見極めることが大切です。自分の強みに合っている仕事は働きやすさにつながりやすく、スムーズに成果を上げられる可能性があります。
また、応募先に業務に役立つ強みがあることもアピールできるため、「入社後の活躍が期待できる人材」として前向きな印象を与えられるでしょう。
正社員やアルバイトなど、雇用形態を問わず過去に働いたことがある場合は、経験のある仕事と同じ職種や類似する仕事を選ぶのがおすすめです。ブランク後の就活や転職活動においても、スキルや経験をアピールしやすいでしょう。
5.応募先の仕事に役立つ資格取得に挑戦する
応募先の仕事に役立つ資格取得に挑戦することも選考でのアピールにつなげられます。資格取得により業務に関連した知識やスキルを証明できるためです。ブランク期間中に合格できなかったとしても、取得を目指して勉強した過程をアピールポイントにできます。
取得する資格を選ぶ際は、企業で活躍している人材がもつスキルや自身の入社後のキャリアビジョンなどに合わせることで、志望理由にもつなげられるでしょう。
ブランクのある状態からの就職で役立つ資格の例は、「就職に役立つ資格8選!効果的なアピール方法も解説」のコラムで紹介しているので、参考にしてみてください。
6.空白期間の理由を前向きに言い換える
応募先へ空白期間の理由を伝える際は、前向きな言い換えをすることがポイントです。「なぜ空白期間ができたか」で前述したように、ブランクができた理由は入社後の働き方のイメージにも影響します。
嘘をつく必要はありませんが、ブランクができたきっかけを前向きに捉えて得た学びや反省点を伝えられると、向上意欲をアピールできるでしょう。
以下は、前職を退職後に内定をもらえなかったことがブランクの理由である場合の前向きな言い換え方の例文です。
御社に入社した際はこの学びを生かし、目標達成を通して貢献できるよう取り組みたいと考えております」
ブランクから得た学びを「どのように応募先で活かしていきたいか」まで伝えてみてください。
また、空白期間の理由がけがや病気、介護のようなやむを得ない事情の場合は、事実とともに現時点の状況も簡潔に説明し、入社後の働き方への影響があるかどうかが明確に伝わるようにしましょう。
ブランクの理由ごとの伝え方は、「空白期間を面接で聞かれたら?「何もしてない」はOK?答え方や例文を紹介」のコラムで紹介しているので、自身の状況に当てはまるものがないかチェックしてみてください。
7.明確なキャリアビジョンを伝える
明確なキャリアビジョンを伝えられると、応募先で働き続けることに対する意欲をアピールできます。目標を定めたうえで行動できる計画性があることも示せるでしょう。
キャリアビジョンを伝える際は、応募先の業務や社内で活躍している人材の特徴にマッチしている内容にすることがポイントです。「企業研究を丁寧に行ったうえで面接に臨んでいる」「企業での活躍を期待できる」のように好印象を与えられるでしょう。
パートやアルバイトで働いてから就職する方法もある
ブランクのある状態からの就職に対して不安がある場合は、まずはパートやアルバイトに挑戦してみるのも手です。労働に慣れてから正社員就職を目指すことで、入社後の働き方に対する不安を軽減できる場合もあります。
また、パートやアルバイトの経験を活かせる仕事を就職先に選べば、経歴をアピールポイントにできるでしょう。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
ブランク後の就職活動に役立つサービス
ブランク後の就職活動を効率的に進めるうえでは、就職支援サービスを活用することが効果的です。
ハタラクティブの「若者しごと白書2025」のアンケート結果によると、フリーターの方は就職先を探す際に、「就職情報サイト」「ハローワーク」「就職・転職エージェント」を利用している傾向にあることが分かりました。
引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2025 就職先探しの手段・利用サービス(p.31)」
ここでは、ブランクのある状態からの就職活動に役立つサービスの特徴を紹介します。「ブランクがあっても就職できるのか」「自分が働きやすい仕事で働けるのか」と就職活動の進め方にお悩みの方はご一読ください。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2025
求人サイト
求人サイトは効率的に自分に合う就職先を探すうえで役立ちます。多数の求人を取り扱っており、「ブランクOK」「未経験者歓迎」「経歴不問」のような条件に絞って検索することが可能です。求人サイトの種類によっては、ブランクのある人材に合う求人を中心に扱っていたり、就職活動に役立つ情報を発信していたりする場合もあるでしょう。
ハローワーク
ハローワークは、全国に500ヶ所以上設置されている厚生労働省の管轄下にある職業安定所のことです。
窓口では、就職や求人内容に関する相談や雇用保険の申請も受け付けてもらえます。若年層に向けた「若者ハローワーク」もあるため、年齢に合わせた支援を受けられるでしょう。
ハローワークの利用を考えている場合は、「ハローワークを利用する流れは?求職者登録や失業保険の申請方法も解説!」もチェックしてみてください。
職業訓練でスキルアップを目指す
「応募先にアピールできる知識やスキルがない」とお悩みの場合は、ハローワークが提供している職業訓練を利用することも検討してみましょう。職業訓練(公共職業訓練)の主な対象は、失業保険受給者です。受講料は無料で、3ヶ月〜2年と幅広い期間のコースがあります。
以下は、職業訓練の内容の一例です。
- ・ビジネスに役立つ文書作成スキル
- ・簿記
- ・介護福祉のスキル
- ・医療事務のスキル
- ・経理事務のスキル
- ・プログラミング・Webデザインスキル
職業訓練を通じて必要な知識やスキルを身につけることで、入社後の活躍を期待できる人材として好印象を与えられるでしょう。
また、職業訓練を受講すれば、求人紹介や就職相談などのサポートを受けられるメリットもあります。
職業訓練に関してさらに詳しく確認したい場合は、「ハローワークの職業訓練を受けるには?具体的な内容や受講給付金制度を解説」もご一読ください。
参照元
厚生労働省
雇用
育児中の主婦の方はマザーズハローワーク事業を活用
育児により長期のブランクが発生し再就職が心配な主婦の方は、マザーズハローワーク事業の利用もおすすめです。マザーズハローワーク事業では、育児と並行して就職活動を行う主婦の方に役立つセミナーの受講や職業相談、求人紹介などを利用できます。キッズスペースがあるため、子連れの方も安心して利用可能です。「育児と両立できる自分に合った働き方」を見つけるために、専属の就職支援ナビゲーターがサポートしてくれるため、就職活動や入社後の不安を解消しながら準備を進められるでしょう。
全国のマザーズハローワークは、「全国のマザーズハローワーク・マザーズコーナーの設置箇所・所在地・電話番号」のページに記載されているので、チェックしてみてください。
参照元
厚生労働省
マザーズハローワーク事業
就職エージェント
就職エージェントとは、民間企業が行っている就職支援サービスのことです。就職相談や求人紹介、応募書類の添削や面接練習などを実施しています。
就職エージェントでは、入社後の早期退職を防ぐための働き方に関する相談も受け付けていることが特徴です。就職活動に関する内容だけでなく、入社後に働き方に対する悩みも解消できるため、ブランクのある状態からも安心して正社員を目指せるでしょう。
「ブランクがあってもできる仕事が自分に合っているか分からない」「どのように就職活動を進めれば内定をもらえるのか」などのようにお悩みの方は、就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。
ハタラクティブは、20代の既卒やフリーターなどに特化したサービスを行っており、未経験から挑戦できる求人を多数取り扱っています。プロのキャリアアドバイザーがマンツーマンでヒアリングし、あなたの強みを見つけるための自己分析のサポートを実施。適性や仕事に対する希望にマッチした求人を厳選して紹介し、応募先に合った選考対策に関するアドバイスを行います。
また、ブランクができた理由や空白期間中の過ごし方に関する説明の仕方の相談も可能です。就職活動を進めるなかでの悩みや疑問点はLINEで気軽に相談できるので、お気軽にお問い合わせください。
ブランク後の就職に関するQ&A
ブランク後に就職する場合によくあるお悩みをQ&A方式で解決していきます。「ブランクがあってもできる仕事を見つけたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
ブランクにより「仕事が見つからず就職できないのでは」と不安です。
ブランクがあるからといって必ずしも就職活動で不利になるとは限りません。応募先によって人材に求める条件は異なり、経歴よりもポテンシャルを重視する場合もあるためです。
未経験者を歓迎している求人であれば、ブランクがあったとしても応募先で働くことに対する熱意をアピールできれば、内定獲得につながる可能性があるでしょう。
ブランクがある状態での面接でアピールするコツは、「ニートの空白期間を就活で説明!面接での答え方や就職成功のポイントを解説」のコラムで紹介しているので参考にしてみてください。
ブランクがあっても仕事に役立つ資格があれば内定獲得できる?
資格を取得すると選考でアピールできたり、スキルを認めてもらえたりする可能性があるでしょう。しかし、無資格で応募できる求人も出ています。状況によっては資格取得に時間を費やすよりも、書類選考や面接の対策に専念したほうがスムーズに就活や転職活動が進む場合もあるようです。
資格取得について悩んでいる場合は、「ニートは資格を取れば就職できる?おすすめの勉強法や就活のコツもご紹介!」もご一読ください。
ブランク後に挑戦できる年収が高い仕事は?
ブランク後に年収の高い仕事に就きたい場合は、インセンティブ制度のある仕事を検討してみるのがおすすめです。成果に応じて報酬が変わり、結果を出すと年収アップを目指せます。
ブランクからの就職で年収が気になる方は、「ニートから就職した場合の給料はどのくらい?就職と給与アップの方法とは」もチェックしてみてください。
求人の「ブランクOK」とはニートも応募できる仕事という意味?
求人情報に書かれている「ブランクOK」は、働いていない期間がある方も応募できることを意味しています。そのため、ニート状態から就職や転職を目指せるでしょう。
「ブランクOK」を求人情報に記載している企業は、未経験者を育成するための教育体制が整っている傾向があります。入社後の教育体制は、企業の公式Webサイトや会社説明会で情報を得られる場合があるでしょう。
取り扱っている求人の職場環境を詳しく把握している就職エージェントへ相談してみるのもおすすめです。
ブランクが10年間あると再就職は難しい?
空白期間が長引くほど、企業側から働く意欲を懸念されて再就職しにくくなるリスクはあります。しかし、自分の強みや適性に合う求人選びや応募先に合った選考対策をすることによって、内定獲得の可能性を高められます。
経歴を重視されにくい「ブランクOK」の記載のある求人に着目して応募先を選ぶことも効果的です。
ブランクのある状態の就職活動が不安な方は、就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。あなたの強みにマッチした仕事探しをして就職を成功させるためにサポートします。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。