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ニート脱出のためにできることは?社会復帰しやすい人の特徴も紹介
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この記事のまとめ
- ニート期間にできることとして資格取得や職業訓練、アルバイトなどがある
- ニートができることは、過去よりも未来に目を向けて前向きになること
- ニートを続ける理由は、「現状に満足している」「組織に縛られたくない」など
- ニートを脱出するには、自分を客観視して前向きな思考を持つことが大切
ニートから正社員として就職したいと考える人は多いでしょう。ニートから就職するためにできることとしては、過去に対する否定をやめて、未来に目を向けることが挙げられます。このコラムでは、ニート脱出のためにできることや社会復帰しやすい人の特徴をまとめました。また、ニートを続ける理由や正社員になるきっかけもご紹介しているので、「ニートから就職して仕事をしたい」という方はぜひご覧ください。
ニートが社会復帰のためにできる3つのこと
ニートから社会復帰をするには、まずは働くための準備をすると良いでしょう。具体的には、「資格試験の勉強」「職業訓練の受講」「アルバイト」の3つが挙げられます。空白期間が長くなると就職しにくくなる傾向にあるため、ニート生活中に準備をしておくことで、就活に踏み切った際に「あの期間は無駄ではなかった」と言えるようになるでしょう。
ニートが社会復帰のためにできる3つのこと
- 資格試験の勉強をする
- 職業訓練を受ける
- アルバイトをする
1.資格試験の勉強をする
ニートや無職から社会復帰を目指すためには、就職に有利な資格取得の勉強をするのがおすすめです。仕事によっては、資格を所持していることが求人の応募条件であることがあります。
資格取得のために専門知識を身につけたことは、就業意欲のアピールにつながるでしょう。また、正社員就職に向けて具体的な目標を立てることは、就職活動のモチベーションを高められるというメリットもあります。資格について詳しく知りたい方は、「就職に有利な資格とは?種類やアピール方法を紹介」のコラムもあわせて読んでみてください。
国家公務員や地方公務員を目指すという手もあり
ニート期間は時間を作りやすいため、公務員試験の勉強を行って国家公務員や地方公務員になる選択肢もあります。公務員は学歴や職歴を問わず働けるので、ニートや無職から挑戦できるのがポイント。公務員として働くことに興味がある方は、「ニートから公務員になるには?試験の内容や面接のコツ、注意点を解説!」のコラムもご覧ください。
2.職業訓練を受ける
職業訓練を受けて、就職に必要な知識・技術を身につけるのも良い方法です。
厚生労働省の「求職者支援制度のご案内」によると、ハローワークで実施している職業訓練は、無料で受講が可能です。「どのような仕事をしたいか分からない」「やりたいことが見つからない」というお悩みを持つニートや無職の方は、職業訓練のコースを調べながら、興味・関心のある分野を探してみるのも良いでしょう。
なお、職業訓練の受講手続きは、管轄のハローワークにて行います。職業訓練を受けてみたい方は、「ハローワークの職業訓練を受けるには?具体的な内容や受講給付金制度を解説」のコラムをご確認ください。
3.アルバイトをする
アルバイトをすれば、規則的な生活を送りながら就活費用を稼げます。ニート生活が長引くと、生活リズムがずれたり、対人関係に不安を覚えたりすることがあるでしょう。
アルバイトを通して通勤や対人関係に慣れると、正社員就職への不安が軽減されるうえ、就活をする準備や働くための生活習慣を整えやすくなることも。また、目指している仕事と同じ職種のアルバイトをすれば、選考でのアピール材料にもなり得ます。
アルバイト選びは慎重にしよう
アルバイトを選ぶときは、業務内容や労働条件、通勤時間などを慎重にチェックしてください。無理なく通える距離で、自分が興味のある求人を選びましょう。また、ニート生活を長引かせないためには、「アルバイトは社会復帰のための練習」と意識することが大切です。アルバイトから始めたいニートの方は、「まずはバイトから!ニートからの脱却方法と就職のコツ」のコラムを読んでみてください。ニートとは
厚生労働省の「ニートの状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究報告書(63p)」によると、ニートとは「15~34歳の非労働力(仕事をしていない、また失業者として求職活動をしていない者)のうち、主に通学でも、主に家事でもない独身者」としています。
ニートの定義については、「ニートの定義とは?フリーターとの違いや就職を目指す際のコツも解説!」のコラムでも解説しているので、ぜひご一読ください。
参照元
厚生労働省
ニートの状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究
ニートからは過去の否定をやめよう
「ニートにできることなんてない…」とネガティブになってしまう場合は、過去に対する否定的な気持ちをなくすことが大切です。過去の出来事に対してネガティブな感情を抱くよりも、「今後のためにできることは何か」を探す方が良いでしょう。
ニートの人は過去よりも未来に目を向けよう
「自分が怠けたせいでニートになった」「不運な事情があってニートになった」と考えてしまう場合は、過去よりも未来に目を向けてみてください。とはいえ、いきなりポジティブ思考になるのは難しいため、少しずつでも、精神的負担がない状態で生活できることを目指すのがおすすめです。「ニートを克服したい!不安を解消するためにできることとは?」では、社会復帰を目指す際の不安の克服方法をご紹介しているので、ニートをやめて働きたいという方はぜひ参考にしてみてください。
ニートを続ける理由は?
ニートを続ける理由として、「現状に満足している」「リスクや責任を背負いたくない」「コミュニケーションをとるのが苦手」の3点が挙げられます。ここでは、この3点について詳しくご紹介しますので、ぜひご覧ください。
ニートを続ける理由
- 現状に満足している
- 組織に縛られたくない
- リスクや責任を背負いたくない
- コミュニケーションをとるのが苦手
現状に満足している
仕事をしなくても現状に満足しているなら、ニートを続ける理由になるでしょう。社会では、「お金を稼いで物を買いたい」「お金持ちになりたい」「出世をしたい」「自分の夢を叶えたい」などといった願望を持って働く場合が多いのが一般的。
とはいえ、生活費を周囲から支援してもらったり人と接する機会が少なかったりすると、このような願望を抱きづらく、現状に満足しやすいようです。ニートになりやすい傾向や原因について詳しく知りたい方は、「ニートになる原因と心理的要因は?生活を改善して正社員就職を目指す方法」のコラムも一読ください。
家の中での生活に満足している場合
家の中での生活に満足しているため外に出る必要性を感じず、ニートを続けることも。そのような場合、在宅ワークで働くという手もあります。家の中で働くことに興味がある方は、「在宅ワークでニート卒業を目指す!おすすめの仕事や失敗しないコツを解説」のコラムもぜひ参考にしてみてください。組織に縛られたくない
ニート生活を続けることで働かずにいる背景には、「組織に縛られたくない」という理由も挙げられます。
ハタラクティブがユーザーを対象に行なった調査「若者しごと白書2023」では、正社員になりたくない理由の1位は36.5%で「組織に縛られたくないから」という結果に。
引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2023 4-4.正社員になりたくない理由」
次いで、2位の「プライベートの時間が制限されると思うため」が32.7%という結果になっています。回答者にはニート生活をしている人以外も含まれますが、若年層の多くは「仕事をするよりも楽しく過ごせるプライベートの時間を大切にしたい」と考えていることが分かります。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2023
リスクや責任を背負いたくない
社会に出て働くと仕事のリスクや責任を背負うことになるため、それを避けたい気持ちからニートを続ける人もいるでしょう。責任を感じるのは、働くうえでの当事者意識があるという強みでもあります。「仕事の責任とは?重いと感じる場合の対処法と当事者意識の大切さを解説!」のコラムでは責任の重さに対する対処法を解説していますので、働く責任を背負いたくないとお悩みの場合はぜひチェックしてみてください。
コミュニケーションをとるのが苦手
ニートを続ける方のなかには、「コミュニケーションをとるのが苦手」という方もいるでしょう。自宅にいると親族以外の人と関わる機会があまりないため、「コミュニケーションが苦手」という場合はニート生活を続けたくなることがあります。
しかし、コミュニケーション能力は、日々の心がけで高められます。コミュニケーションに自信のないニートの方は、「コミュニケーション能力を鍛えるには?具体的な方法をご紹介」のコラムをご参照ください。
ニート期間が長引くと就職意欲は下がりやすい
ニート生活が長引くにつれて、就職意欲は低下しやすくなります。たとえば、熱心に就職・転職活動をしていても、内定がなかなか出ない状況に陥ることでニート生活が始まり、就活のモチベーションが下がったままになってしまうことも。また、「まずはアルバイトから始めよう」と思っても、ニート期間が続いて人と接する機会が減ったりすることで、働くのが怖いと感じる可能性もあるでしょう。
ニートを脱出するきっかけになること
ここでは、ニート生活から脱出する代表的な5つのきっかけをご紹介します。自分の生活環境に当てはまるものがあるかを考えながら、ぜひ参考にしてみてください。
ニートを脱出するきっかけになること
- 親が病気になったもしくは介護が必要になった
- 貯金や親からの援助がなくなった
- 周囲と疎遠になり孤独を感じた
- 結婚を考え始めた
- 目標が見つかった
1.親が病気になったもしくは介護が必要になった
ニートをやめるきっかけとして考えられるのが、身内が病気になったり介護が必要になったりする場合。将来も安定した生活ができるかが不安になり、「ニートから脱出して自分が支えなければならない」という気持ちが芽生えるようです。
2.貯金や親からの援助がなくなった
経済的な安心感があってニート生活を続けていた方も、貯金が底をついたり、親からの援助が途切れたりすれば、働く選択をしなければなりません。生活保護を受給するという選択肢もありますが、受給条件は厳しく、必ず受け取れるとは限らないでしょう。
3.周囲と疎遠になり孤独を感じた
男性女性問わず、結婚や出産、昇進などといったライフイベントによって、周囲の人の生活環境が変わり、徐々に疎遠になってしまうこともあります。自分だけが取り残された感覚や寂しさ、焦りを抱き、ニートを脱出しようと決意する人もいるようです。
4.結婚を考え始めた
「恋人と結婚したい」「好きな人ができた」など、生涯をともにしたい人と出会うことで、社会的な信頼を得なければと考え始めるニートの方もいるようです。結婚を見据えると同時に、「住宅の購入や子育てなどに掛かる費用も稼がなければならない」と就職活動をするモチベーションが高まることもあります。
5.目標が見つかった
なかには、「目標がないから働いていない」というニートの方もいます。「広い家に住みたい」「旅行に行きたい」「趣味にお金をかけたい」など、具体的な目標が見つかると、仕事のモチベーションが上がりやすいでしょう。
そのほか、ニートを脱出する方法について詳しく知りたい方は、「ニートから脱却する方法を解説!就職までの流れをチェック」のコラムをご一読ください。
ニートから社会復帰しやすい3つの特徴
ニートから社会復帰しやすいのは、「自分を客観視できる」「前向きな思考ができる」「体力がある」といった特徴に当てはまる人です。これらの特徴に当てはまらない人も、意識すれば少しずつできるようになります。有意義な就職活動をするためにも、ぜひ役立ててみてください。
ニートから社会復帰しやすい3つの特徴
- 自分を客観視できる
- 前向きな思考ができる
- 体力がある
1.自分を客観視できる
自分を客観視できる人は、周囲から自分がどのように見られているか、周囲に求めていることは何かなど、いろいろな視点から物事を考えられる傾向があります。「周りのことを考えながら働ける人材である」という評価にもつながりやすいため、就活では大きなアピールポイントになるでしょう。
2.前向きな思考ができる
前向きな思考を持っているニートの方は、「チャレンジ精神が旺盛」と評価されやすいでしょう。失敗をしても粘り強く挑戦するとみなされ、採用担当者に好印象を与えやすくなります。前向きな性格であることを具体的に伝えられるよう、ニート生活から就職を目指すことになった経緯や反省点も説明すると効果的です。
3.体力がある
多くの会社は、安定的に長く働いてくれる人材を採用したいと考えているため、体力のある人は採用されやすいでしょう。建設業や介護職など、力仕事が発生する現場ではもちろん、力仕事以外でもある程度の体力は必要といえます。
ニート脱出のためにできることをしているけれど、なかなかうまくいかないという方は、就職・転職エージェントのハタラクティブをぜひご利用ください。ハタラクティブは、高卒の方や新卒の就活がうまくいかずニートになった方、フリーターの方など、若年層に特化した就職支援を行っています。
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ニートが抱えるお悩みQ&A
ここでは、「ニートが社会復帰するためにできることは?」「ニートで社会復帰するのが怖いときはどうすれば良い?」など、ニートが抱える悩みにお答えします。
ニートが社会復帰するためにできることは?
ニートの方が社会復帰に向けてできることとして、資格試験の勉強や職業訓練の受講などが挙げられます。いきなり正社員として働くのに抵抗があるニートの方は、アルバイトから始めるのもおすすめです。社会復帰を考えているニートの方は、「ニート向けの求人はどう探す?仕事探しのポイントと活用すべき支援サービス」のコラムを読み、求人の探し方や仕事の選び方を確認してみましょう。
高齢ニートは正社員になれる?
30代以上の方や高齢ニートの方も、しっかりと今の自分の状況と向き合い、粘り強く就活を続ける決意をすれば、正社員になれる可能性はあるでしょう。就職活動をしたくても、何から始めれば良いか分からない方は、ハローワークや就職エージェントを利用するのがおすすめです。高齢ニートで正社員就職をしたい方は、「高齢ニートから脱出しよう!就職のために活用できる支援とは?」のコラムも読んでみてください。
ニートにおすすめな暇潰し方法は?
ニートで時間がある方は、読書をしたり、資格の勉強をしたりするのがおすすめです。
もし、社会復帰を考えているのであれば、ハローワークに足を運んだり、就職サイトで求人をチェックしたりするのも良いでしょう。就職に向けて動き出すことで、正社員として働くモチベーションが上がる可能性もあります。ニートになる理由や社会復帰の方法について知りたい方は、「就職したい女性ニートにおすすめの仕事は?職歴なしで就活するコツ」のコラムをご一読ください。
ニートで社会復帰するのが怖いときはどうすれば良い?
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。