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ハローワークの面接練習を活用しよう!申込方法やおすすめの服装は?
更新日

この記事のまとめ
- ハローワークでは面接練習だけでなく、合同面接会や各種セミナーも行っている
- 新卒応援ハローワークでは、応募先の会社に合わせた面接練習が可能
- ハローワークで面接練習を行うと、マナーやノウハウが身につくため自信につながる
- ハローワークでの面接練習は、本番と同じ服装で行うとアドバイスがもらえることもある
- ハローワーク以外に、民間の就職エージェントで面接練習をするのもおすすめ
ハローワークで面接練習をしたいと考えているものの、練習内容や申し込み方法が分からない方もいるでしょう。ハローワークの求職申込を行うことで、受け答えの練習やマナーの確認といった、面接に関する練習を無料で受けられます。
このコラムでは、ハローワークの面接練習でできることやメリットを解説。また、新卒・既卒向けにハローワークが提供する支援も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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ハローワークが行っている7つの就職支援
ハローワークでは、求人紹介や個別の職業相談など、面接の練習以外にもさまざまなサービスが受けられます。主な就職支援を紹介しますので、就職活動の参考にしてみてください。
ハローワークと、就職・転職エージェントが行っている支援に違いはありますか?
ハローワークは基本的で幅広い支援、就職・転職エージェントは案件に絞った専門的な支援を行っているという違いがあります
ハローワークと就職・転職エージェントは、就職・転職を支援する機関ですが、支援内容や求人の特性に違いがあります。
ハローワークは厚生労働省が運営する公共機関で、求人企業・求職者ともに無料で利用可能です。地元企業や未経験者応募可の案件が多く、企業規模や職種も幅広いことが特徴。また、基本的には求職者自身がハローワークの求人情報を検索し、応募の意思を伝える仕組みです。履歴書作成や面接対策、職業訓練、失業給付の手続きなど、求職活動を包括的にサポートしています。
一方、就職・転職エージェントは民間企業が運営し、エージェント側が求職者にマッチした案件を紹介する点が特徴です。採用決定時に企業が手数料を支払うため、専門スキルや経験を重視する求人が多く、大手企業や非公開求人も豊富といえます。さらにキャリアアドバイザーが書類添削や面接対策、企業との交渉まできめ細かくサポートしてくれる点も魅力です。
両者を併用することで、転職活動の選択肢が広がります。ハローワークで地元や幅広い求人を探しつつ、転職エージェントの専門的な支援を活用すれば、自分に合った仕事を効率よく見つけられるでしょう。
1.職業相談
ハローワークでは、担当者によるマンツーマンの職業相談が受けられます。適性の把握や自己分析のサポート、仕事探しの方法など、就職活動全般に関する相談が可能です。就活を始めたばかりの方も安心して利用できるでしょう。
2.求人紹介
ハローワークに設置してある端末や、自宅のパソコンを利用して求人を検索できます。求人の探し方が分からないというときは、職業相談で職員に提案してもらうことも可能です。また、求人の疑問点を質問すれば、企業に求人詳細などを問い合わせてくれます。
求人検索で気になる求人を見つけたら、求人番号を控えておくと安心でしょう。
3.書類添削
ハローワークでは、企業に提出する応募書類の書き方について指導を行っています。応募書類は応募者の第一印象を決めるため、就職活動において非常に重要です。
ハローワークでは基本的なルールの指導や添削を受けられるほか、志望動機や自己PRの書き方をアドバイスしてもらうことも可能。経歴やスキルを事前にまとめておくと、スムーズに指導が受けられるでしょう。
4.面接練習
ハローワークでは、職員を面接官役に見立て、本番を想定した流れで面接練習が受けられます。敬語の使い方や自己PRの答え方を学べるだけでなく、第一印象をアップするための立ち居振る舞いやマナーも身につけられるでしょう。
5.合同面接会
ハローワークでは、複数の企業が集まって合同で面接を行う「合同面接会」が実施されることも。今まで知らなかったような企業と出会う機会になるほか、書類選考なしで面接を受けられるため、効率的に就活を進められます。
6.会社説明会・企業訪問
ハローワークでは、会社説明会や企業訪問といったイベントが定期的に行われています。新たな企業と出会えたり、採用担当者に積極的に質問できたりする場なので、積極的に参加するのがおすすめです。
会社説明会は、実際に働いている社員に直接話を聞けるのがメリットといえます。企業訪問では、実際の勤務現場の見学や社員との意見交換を通して、企業の雰囲気を肌で感じられるでしょう。
7.各種セミナー
ハローワークでは、就職活動に役立つセミナーも開かれています。就活や企業研究の進め方から面接・書類対策、就職マナー講座、業界ごとのセミナーまで、豊富なテーマから選んで受講が可能です。
いずれのサービスも、利用するにはハローワークへ求職登録をする必要があります。また、面接練習やセミナーといった一部のサービスは事前予約制なので、最寄りのハローワークで日程を確認しておきましょう。
ハローワークのサービス内容については、「ハローワークの使い方は?利用の流れとポイントを徹底解説」のコラムで詳しく解説していますので、ご覧ください。
ハローワークで行っている支援の特徴や流れについて教えてください
ハローワークで失業認定を行い、基本手当を受給しながら技能・知識などを身につけるなど求職活動を行うのが主な流れです
ハローワークでは主に離職者向けの求職支援を行っています。会社に勤務していた離職者で、失業保険(雇用保険の基本手当等)の受給権がある人の手続きの流れは次の通りです。
①ハローワークに離職票を持参する
②職業相談の窓口で求職の申込を行う(求職者登録して希望する職種や条件などを登録する)
③雇用保険の給付の窓口で失業保険(雇用保険の基本手当等)の受給資格決定を受ける
その後、失業認定(失業状態の確認)を行い、基本手当の受給を受けながら求職活動を行うことになります。技能、知識を身に着けて資格を取得したほうが良ければ、公共職業訓練訓練などを受講しましょう。
雇用保険の受給権がない方については、職業相談や職業紹介を受けつつ、生活支援として「就職安定資金融資」や「住宅手当」のあっせんなどを受けます。安定した就職につながるとハローワーク側が判断すれば、求職者支援訓練の推薦が行われ、条件に合った場合は月10万円の職業訓練受講手当が支給されるのです。
ただし、ハローワークでは在職中の方についても職業相談や職業紹介などの支援を行っており、平日夜間や土曜日にも原則予約制で相談できるところもあります。
新卒・既卒向けハローワークの就職支援
ハローワークの関連施設には、大学や専門学校を卒業予定の新卒生や、卒業後おおむね3年以内の既卒者の就活に特化した「新卒応援ハローワーク」があります。
「新卒応援ハローワークを利用しませんか」によると、受けられるサービスは以下のとおりです。
1.担当のナビゲーターによる個別支援
新卒応援ハローワークは通常のハローワークと異なり、求職者一人ひとりに就職支援ナビゲーターがつく担当制です。就職先の探し方や面接に不安がある方も、専門家によるサポートを受けながら、安心して就活を進められます。受けられる支援は、以下のとおりです。
求人紹介
新卒応援ハローワークでは、ハローワークが取り扱っている全国各地の求人情報を検索可能です。希望に沿った求人の探し方や求人票の見方を教わりながら、丁寧な求人紹介が受けられるでしょう。
また、ハローワークの職員が企業に直接出向き、社風や雰囲気を調べたうえで紹介している求人もあるようです。
書類作成
新卒応援ハローワークでは、応募先の会社に提出する書類を、就職支援ナビゲーターのアドバイスを受けながら作成できます。自己分析や志望動機のアピール方法や書き方が知れるので、就活に慣れていない方も、書類選考に通過する可能性を高められるでしょう。
応募先の会社に合わせた面接練習
新卒応援ハローワークでは、本番を想定した実践的な面接練習が受けられます。先述のとおり、職員が実際に出向いて調査した求人情報もあるため、会社が求めている人物像に合わせた対策ができるでしょう。
2.新卒・既卒を対象とした面接会や企業訪問
新卒応援ハローワークでは、年間を通して合同就職説明会や会社説明会が開催されています。
新卒や既卒者が主な対象のため、新人の教育に力を入れている会社や、研修制度が充実している会社に出会いやすいのが強みです。当日中に筆記試験や面接を行う会社もあるため、スピーディに就職が叶う場合もあるでしょう。
そのほか、実際に会社を訪問して先輩社員の話を聞ける企業訪問も開催。気になる業界や会社の現場を見ておくことで、「実際に働いているイメージが湧く」「会社の雰囲気が掴める」といった効果に期待できます。
3.職業興味検査や適性検査
新卒応援ハローワークでは、自分の傾向や強みを知るための職業興味検査や適性検査が実施されています。「自分の適職が分からない」という方は、仕事探しのヒントとして活用してみてください。検査の結果は、面接練習で自己PRや志望動機を作成する際にも役に立つでしょう。
そのほか、ビジネスマナーやキャリアデザインといった講座も開催されています。情報収集のために利用するのもおすすめです。
4.就職後の相談
新卒応援ハローワークでは、就職後のサポートも行われています。就職直後の不安や悩みを一人で抱えてしまうと、職場に上手く馴染めず、早期退職のリスクが高まる恐れも。専門知識をもったナビゲーターに相談することで、効果的な解決法が見つかったり、気持ちが軽くなったりする可能性がありますよ。
5.専門家による心理相談
「面接の練習をしたのに本番で失敗してしまった」「不採用が続いて辛い」といった就職活動での悩みは、専門家に相談するのもおすすめです。新卒応援ハローワークでは、臨床心理士による専門的な支援が受けられます。悩みや不安を抱えきれなくなる前に、専門家の力を借りてみましょう。
参照元
ハローワーク
新卒応援ハローワーク
ハローワークでは原則無料でサービスを受けられますが、基本的には平日日中のみの対応となることに注意が必要です
ハローワークは公共機関のため、全てのサービスを無料で受けられますが、開所時間は基本的に平日の8時30分から17時15分までに限られる点に注意が必要です。平日夜間や土曜日に開いているハローワークは限られるうえに、行われるサービスも職業相談や職業紹介などに限られます。施設によっては予約制であったり、電話などでのサービス提供に限られたりする場合もあるでしょう。
また、平日の日中であっても、教育訓練給付のなかで専門実践教育訓練や特定一般教育訓練を受けるための訓練前キャリアコンサルティングを受ける場合や、公認心理師や精神保健福祉士の心理相談を受ける場合も、事前に予約が必要です。
職業相談や職業紹介などのサービスを受ける際は、日本全国どこのハローワークでもサービスを受けられます。しかし、各種雇用保険の給付(失業等給付や教育訓練給付)や公共職業訓練(ハロートレーニング)の申込は原則、住所地を管轄するハローワークに限られます。ハローワークに向かう前に、お近くのハローワークのホームページなどを確認して調べてから行きましょう。
ハローワークで面接練習を行うべき4つの理由
ハローワークで面接練習を行うと、マナーやノウハウが身につくだけでなく、自信をもって本番に臨めるようになります。面接練習のメリットは以下の4つです。
面接対策を行うメリットは、事前準備と練習の積み重ねにより自信を持って本番に臨み、伝えたいことを確実に伝えられることです
面接対策を行うことには多くのメリットがあります。まず、準備をすることで伝えたい内容が明確になり、わかりやすい言葉で伝えられるようになる点です。事前に自己PRや志望動機を整理しておくことで、考えがまとまり、言葉にする練習を通じて自分自身の理解も深まります。
次に、面接という緊張する場に慣れておける点もメリットです。練習せずに本番に臨むと、緊張のあまり何を話しているのかわからなくなることも。事前に練習を重ねることで落ち着いて臨めるようになり、伝えたいことをしっかり伝えられます。
さらに、最大のメリットは他者からのフィードバックを受けられることです。面接対策の担当者から自身の印象や質問に対する受け答えについてアドバイスを受けることで、面接本番に向けて効果的に調整ができます。
面接対策は、落ち着いて自分の伝えたいことを相手に伝えるための重要なステップです。練習の機会を積極的に活用し、自信を持って面接に臨みましょう。
ハローワークで面接練習を行うべき理由
- 面接に慣れる
- 第三者から意見をもらえる
- 面接の進め方やノウハウが分かる
- 自信をつけられる
1.面接に慣れる
ハローワークで実践的な面接練習を重ねることで、面接の雰囲気や緊張に慣れることが可能です。
いきなり面接本番に挑むと、緊張で力が出せず「上手く話せない」「回答を忘れてしまう」といったトラブルを招きかねません。練習を繰り返せば、面接の雰囲気や人前で話すこと、目上の人と対峙する緊張感に慣れていけるでしょう。
練習での失敗は、本番で成功するのに必要な過程です。練習で答えられなかった質問を振り返り、本番では答えられるように意識することで、面接の上達につながります。
公務員志望者にもハローワークの面接練習はおすすめ
ハローワークでの面接練習は、公務員を志望している方にもおすすめ。公務員の採用試験では、「なぜ公務員になりたいのか」「公務員への適性があるか」といった点が重視されるようです。面接練習の際に公務員志望であると伝え、想定される質問への回答を練習しましょう。2.第三者から意見をもらえる
ハローワークで面接練習をするメリットは、第三者の立場から意見をもらえること。話しているときの癖や言葉遣いといった、自分では気づけない改善点を指摘してもらえるため、採用の可能性を高められる機会といえるでしょう。
ハローワークでは、人事や就職支援を経験した職員が面接官役をしてくれることもあり、的確な助言が期待できます。
意見を取り入れて改善に活かそう
ハローワークの面接練習では、職員からのアドバイスや提案を謙虚に取り入れる姿勢が大切です。第三者の意見が自分の考えとは合わないと感じることもあるでしょう。しかし、自分では問題ないと思っていることも、第三者から見るとマイナスイメージにつながる場合も。面接練習での指摘は積極的に取り入れて、改善に活かすのが就職成功のコツです。
3.面接の進め方やノウハウが分かる
ハローワークの面接練習では、受け答えの内容だけでなく、面接の進め方やマナーを学べます。入室時の挨拶の仕方やドアの閉め方といったマナーは、実際にやってみないと分からないもの。本番で知らず知らずのうちにマナー違反をしないように、模擬面接で一通り経験しておきましょう。
面接の入室マナーについては、「面接で入室する際のマナーは?シチュエーション別の立ち振る舞いも紹介」のコラムで解説していますので、こちらもあわせてご覧ください。
4.自信をつけられる
ハローワークの面接練習を繰り返すことで、自分に自信をもてるようになるでしょう。練習を重ねるごとに、改善点を修正し、プラスな面を活かした面接ができるようになるためです。
自信があると姿勢や態度に表れるため、採用担当者に好印象を与えられるというメリットも。1人での面接練習で自信をつけるのが難しいと感じている方は、ハローワークを活用するのがおすすめです。
ハローワークで面接練習を受けるメリットとデメリット
この項では、ハローワークでの面接練習のメリットとデメリットについてまとめています。以下を参考に、自分に合う面接練習先を探してみましょう。
面接練習を受ける際は、自分を調整・改善する場として活用することが重要です。事前に自己分析を行い、自分の強みや経験、志望動機を整理し、企業研究もしっかり行いましょう。
また、基本的なマナーも確認しておく必要があります。練習では、面接官役からのアドバイスを素直に受け入れ、改善する姿勢が大切です。真摯に取り組むことで完成度が高まり、面接成功へとつなげることができるでしょう。
メリット
国が運営しているハローワークは、年齢や居住地といった求職者の状況に関わらず、誰でも利用しやすいというメリットがあります。
誰でも活用できる
ハローワークは、年齢や職歴を問わず誰でも利用できる施設です。
たとえば、在校生のみが対象となっている大学のキャリアセンターとは異なり、ハローワークは公的機関のため利用に制限がありません。面接練習で自信をつけて本番に臨みたい方は、積極的に利用してみましょう。
ただし、新卒応援ハローワークやわかものハローワークといった一部の施設では、年齢に制限があるため注意が必要です。
最寄りのハローワークで練習できる
民間の就職支援サービスは、住んでいる場所によってはアクセスが悪いこともあるでしょう。しかし、ハローワークは東京・大阪・名古屋はもちろん、47都道府県すべてに設置されており、どこからでも比較的通いやすい場所にあるのが特徴です。ハローワークのWebサイト「ハローワーク」で最寄りの施設を探してみましょう。
参照元
厚生労働省
雇用
何度でも練習できる
ハローワークの面接練習は、面接官役の職員を変えながら、複数回受けることが可能です。職員によって、チェックポイントや質問内容は変わります。実際の面接でどのような面接官に当たっても慌てないように、複数の職員からアドバイスを受けて練習するのがおすすめです。また、繰り返し練習ができるので、指摘された部分を実践を重ねながら改善できるでしょう。
デメリット
ハローワークの開庁時間は限られているため、人によっては利用しにくいというデメリットがあります。また、得られる企業情報が限られているため、自分で調べる必要があるでしょう。
実施スケジュールは平日のみ
ハローワークの開庁時間は、8時30分から午後5時15分までが一般的。施設によっては夜間や土曜日に開庁していることもありますが、仕事をしながら転職活動をしたい人には利用しにくいのが実情です。さらに、面接練習は事前予約制のため、スケジュールを合わせにくいのがデメリットといえます。
開庁時間の詳細や混み具合の情報を知りたいという方は、「ハローワークの営業時間は?混雑しにくい時間帯や上手く利用する方法を解説」のコラムを参考にしてみてください。
扱う企業の情報に乏しい可能性がある
ハローワークには多くの企業が求人を出しているため、職員がすべての企業や求人情報を把握するのは困難といえます。そのため、職場の雰囲気や社風について質問しても、詳細が分からない場合もあるでしょう。
詳しい企業情報を知りたいなら、厳選した求人のみを扱っている就職エージェントを利用するのがおすすめです。
ハローワークで面接練習をしないと生じるリスク
面接練習の時間がなかったり、面倒くさいと感じたりして、いきなり面接に臨む方もいるでしょう。しかし、練習なしで選考を受けると就職成功が遠のくリスクも。この項では、面接練習をせずに本番に臨む危険性について解説します。
無意識の行動がマイナス評価につながる恐れがある
練習をせずに面接を受けると、気づかないうちにマナー違反を犯したり、マイナス評価につながる行動をとってしまったりする危険性があります。無意識の行動が原因で採用が遠のいてしまわないよう、ハローワークの面接練習でチェックしてもらいましょう。
面接で避けたい質問や回答をしてしまう恐れがある
ハローワークで面接の練習をすれば、回答のコツやポイント、避けるべき内容を把握できます。以下は、基本的な「面接で避けたい質問・回答」です。練習の段階から回答内容に盛り込まないよう意識してみてください。
長い回答
質問の内容にもよりますが、回答の長さは1分程度が適切です。回答時間が長いと、面接官から「話をまとめるのが苦手」と思われてしまう可能性も。面接練習で読み上げながら時間を計り、適切な回答の文量を把握しておくのがおすすめです。
書類と異なる回答
履歴書に記載されている内容と、面接での回答の内容に相違がないように注意しましょう。「言動に整合性がない」と判断され、マイナス評価につながる可能性があります。履歴書を提出する前にコピーを取っておき、しっかり確認しておく癖をつけると、こういったリスクを避けることが可能です。
逆質問をしない
「何か質問はありませんか?」と会社側から逆質問をされた際、「特にありません」と答えてしまうと、仕事に対する意欲がなく志望度が低いと捉えられる恐れがあります。面接では逆質問があることを想定し、企業に聞きたいことを考えておきましょう。
待遇や給与についての質問
給与額や休暇日数、残業量などは、就活で気になるポイントの一つです。しかし、「仕事そのものではなく待遇にしか興味がないのでは」と思われかねないため、面接の場でストレートに質問するのは避けた方が無難でしょう。
どうしても待遇面について聞きたい場合は、「私と同年代の給与モデルを教えてください」「繁忙期のスケジュールはどうなっていますか」というように、別の聞き方をしてみてください。
「面接のNGワードを大公開!間違った言葉遣いや行動、逆質問にも注意しよう」のコラムでは、面接官に悪印象を与えてしまうNGワードや面接で避けたいNGワードや行動、逆質問について詳しく解説しています。ぜひご一読ください。
ハローワークの面接練習に申し込む方法
ハローワークの面接練習を利用するには、ハローワークの利用登録が必要です。この項で、ハローワークでの登録の仕方や、事前申し込みの流れを確認しておきましょう。
ハローワークの利用登録をする
ハローワークのサービスを利用するためには、最寄りのハローワークで利用登録をする必要があります。施設の端末で氏名や住所といった基本情報や希望する求人の条件を入力し、窓口で申し込みましょう。
また、「求職申込み手続きのご案内」によると、ハローワークインターネットサービスを利用して自宅で仮登録を行うことも可能です。
利用登録の方法について詳しく知りたい方は、「ハローワークを利用する流れは?求職者登録や失業保険の申請方法も解説!」のコラムをご覧ください。
参照元
厚生労働省
ハローワークインターネットサービス
面接練習の情報を手に入れる
面接練習の開催情報は、ハローワークの施設内にあるポスターやパンフレットで確認できます。また、Webサイトや窓口での確認も可能です。就職活動中は、開催情報を見逃さないよう、こまめにチェックするようにしておきましょう。
参加条件を確認する
面接練習に関連するセミナーの受講を検討するときは、年齢制限や参加回数制限が設けられていないか確認することが大切です。参加条件を満たしていたら、指定の方法で面接練習の予約を取ります。
ハローワークを活用する際は、ハローワークへの求職申込(求職登録)が必要です。事前に自宅のパソコンからハローワークインターネットサービス上で仮登録する方法やハローワーク備付のPCを操作して入力する方法、紙の求職申し込み書を記入する方法があります。
しかし、どの方法を選択するにしてもハローワークに一度行き、職業相談と面談を受ける必要があるため注意が必要です。Web上で仮登録したあとに面談をしない場合はオンライン登録のままになり、オンライン自主応募等の限られたサービスしか活用できません。
登録後、ハローワーク受付票が発行されますが、これは日本全国のハローワークで再登録することなく活用できます。
ハローワークの面接練習でおすすめの服装
ハローワークでの面接練習は私服で受けられます。ただし、より本番に近い環境で練習するために、本番と同じスーツや就活用の服装で参加するのも一つの手です。以下で、おすすめの服装について解説します。
服装や髪型の指定はない
ハローワークでの面接練習では、服装や髪型の指定はありません。ただし、参加条件に服装規定がある場合もあるので、予約の際に確認してみましょう。
面接本番を想定した服装が理想
ハローワークでの面接練習の服装で迷ったら、本番を想定した服装で参加することをおすすめします。緊張感が生まれ、面接の空気感に慣れておけるためです。
面接練習での服装に関するポイントは、以下をご確認ください。
- ・スーツを着用する
・しわや汚れがないシャツやブラウスを用意する
・靴は汚れのないよう磨いておく
・華美なアクセサリーは避ける
・ヒゲは剃って清潔感を出す
・顔にかかる髪は黒か茶色のゴムでまとめる
・ショートヘアも無香料の整髪料を使って整える
・派手な髪色は避ける
身だしなみに関するマナーをわきまえているつもりでも、実際にやってみると小さな疑問が出てくるものです。本番当日に「これでいいのだろうか?」と不安になってしまったという場合も。ハローワークの面接練習で本番同様の服装をしてみることで、そのようなリスクを回避できるでしょう。
服装に関するアドバイスがもらえることもある
ハローワークの面接練習で、職員に客観的な印象をチェックをしてもらうことで、自分では分からなかった点に気づける場合もあります。「こうするともっと好印象になる」といった詳細なアドバイスをもらえる可能性もあるので、面接にふさわしい服装で臨みましょう。
「正社員の面接の服装はどうすれば良い?男女ごとに詳しく解説!」のコラムでは、採用担当者が見ている服装のポイントや、男女ごとの服装マナーを紹介しています。
面接練習が受けられるのはハローワークだけではない
面接練習ができるのはハローワークだけではありません。就職に向けて面接の練習を検討しているなら、ハローワーク以外のサービスも活用することで、効率的に就職活動が進められるでしょう。
ハローワークの面接練習は開催回数が少ない
「実施スケジュールは平日のみ」で述べたとおり、ハローワークの面接練習が開催されるのは平日の日中のみです。そのため、仕事をしながら転職活動をする人は、仕事やプライベートの予定を調節しながら利用しなくてはいけません。
仕事と転職活動を両立させながらハローワークの面接練習を利用したい方にとって、開催回数が少ないと利用しづらいと感じてしまうでしょう。
民間の就職エージェントも面接練習は行っている
ハローワークの利用に不都合を感じているなら、民間の就職エージェントを活用してみましょう。
就職エージェントも、ハローワークと同様に面接練習を行っています。厳選した求人情報をご紹介し、企業ごとに最適な面接対策を行うため、就職活動を始めたばかりで面接が不慣れな方も安心です。
専門知識をもったキャリアアドバイザーによるきめ細やかなサポートが受けられるほか、求人票からは分からない詳細な企業情報をお伝えできます。
「仕事探しもサポートしてほしい」「応募先に合った面接対策を受けたい」という方は、就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。
ハタラクティブでは、カウンセリングをもとに、求職者の方の希望や適性に沿った求人をご紹介しています。扱っている求人は、すべてスタッフが実際に取材しているため、求人票からは分からない雰囲気をお伝えすることも可能です。
また、キャリアアドバイザーにチャットでいつでも相談することも可能なため、在職中という方も、都合に合わせて利用できます。適職診断をはじめとするサービスはすべて無料で受けられるため、就職活動中の方やこれから就職活動をされる方も、ぜひお気軽にご相談ください。
ハローワークを活用するにあたってのお悩みQ&A
転職歴がなく、ハローワークの使い方が分からないという方もいるでしょう。ここでは、ハローワークを利用して面接練習をするにあたって、よくあるお悩みをQ&A方式で解決していきます。
ハローワークの求職登録はどのようにすればいいですか?
まず、ハローワークの端末に個人情報や希望の仕事内容などを記入して「求職者登録」を行います。求職申込書を窓口に提出し、求職者情報が登録されれば、ハローワークカードが発行され、登録完了です。登録後は、面接練習や職業相談といったサービスを利用できるようになります。
ハローワークの利用方法の詳しい内容は、「ハローワークへの持ち物は何が必要?初回利用や失業保険申請の場合を解説」のコラムでご確認ください。
ハローワークの「職業相談」では何ができるの?
ハローワークの職業相談では、適職に関する悩みや選考対策の疑問など、就職活動全般に関する相談をすることが可能です。「自分はどのような就活をすればいいのだろう…」「就職活動がなかなかうまくいかない」などのお悩みの方に対して、自分に合う仕事の探し方や応募書類の書き方のアドバイスが受けられたり、求人情報を紹介してもらえたりします。
「ハローワークで相談する内容は?窓口の利用方法や失業保険の受給方法も紹介」では、ハローワークでできることや職業相談をするときの注意点をご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
ハローワークでの面接練習前にしておくべきことは?
ハローワークで面接練習を受ける前に、質問に対する回答を用意しておきましょう。「自己紹介」「志望動機」「前職で身につけたスキル」「前職の退職理由」など、面接で質問されそうな内容をリストアップし、それぞれの回答を考えます。
また、就職活動において、マナーを知っておくことも大切です。「面接マナーを解説!就職・転職活動に必須の礼儀作法と身だしなみとは」のコラムを参考に一通りのマナーを確認しておくと、練習がスムーズに進められるでしょう。
平日の日中に時間を取れない場合はどうしたらいい?
ハローワークの面接練習が利用しづらいと感じたら、民間の就職エージェントも活用してみてください。キャリアアドバイザーが希望や適性に合った求人を紹介するほか、求人ごとに最適な面接対策を行います。
民間就職エージェントのハタラクティブでは、就職カウンセリングを平日午後7時半まで実施。就活全般についても、チャットで相談することが可能なので、在職中の方も利用しやすいのが特徴です。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。