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仕事が見つからない原因は?不安や焦りの解消法と年代別の解決策を解説
更新日
この記事のまとめ
- 仕事が見つからない原因は、自己分析不足や厳しい条件設定などが考えられる
- 仕事が見つからないときは、自己分析や業界研究をしよう
- 仕事が見つからないと不安になったら、一度リフレッシュすることも大切
- 仕事をしていない期間は、スキルアップや資格取得をするのがおすすめ
- 自分に合う仕事を効率的に探すなら、就職・転職エージェントを活用してみよう
就職・転職活動が思うようにいかず、「なぜ仕事が見つからないのだろう…」と疑問や不安を感じている方もいるでしょう。自己分析が不足していたり、仕事に求める理想や条件が高過ぎたりすると、なかなか仕事が見つからない場合があります。
このコラムでは、仕事が見つからない主な原因や求人を探すためのコツをまとめました。不安を感じたときの解消法や年代別の仕事の探し方も解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
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仕事が見つからないのはなぜ?よくある原因や理由
仕事が見つからない原因は人それぞれですが、考えられるものとして「自己分析が不十分であること」「求人への応募に慎重になり過ぎていること」などが挙げられます。仕事が見つからない場合に考えられる主な原因を以下にまとめたので、自身に当てはまるものがないか確認してみましょう。
仕事が見つからない主な原因
- 自己分析が足りていない
- スキルや経験が不足している
- 自信が持てず慎重になり過ぎて応募できない
- 「働きたくない」という気持ちがある
- 仕事の理想条件を高く設定し過ぎている
- チェックした求人の量が少なく探しきれていない
1.自己分析が足りていない
「仕事が見つからない」と悩んでいる人は、自己分析がきちんとできているか見直してみるのがおすすめです。自己分析不足で、就職・転職したい理由が「なんとなく」や「今の仕事は向いていない気がする」という漠然とした気持ちだと、自分に合う仕事は見つかりにくいでしょう。
自己分析をしっかり行えば、自分の適性や関心分野に合った求人をピックアップしやすくなります。
自己分析とは?
自己分析とは、自分のこれまでの経験や思考を整理し、自分の能力や性質、長所・短所、今後のありたい姿などを理解することです。自己分析の結果は、自分のキャリアや就きたい仕事を決める際に役立つので、求職活動をするうえでの指標ともいえるでしょう。
「自己分析とは?実施のメリットと就活・転職活動での必要性を解説」のコラムでは、自己分析の必要性とやり方についてまとめているので、見直す際の参考にしてみてください。
2.スキルや経験が不足している
興味のある求人に応募する際に必要なスキルや経験が不足していて、「仕事が見つからない…」という状況に陥る人もいるでしょう。このような場合、自分が現在持っているスキルや経験を客観視できていない可能性も。「やりたいこと」だけを条件に仕事を探してしまうと、自分の能力や経験に見合っていない求人ばかりを選んでしまうことがあります。
就職・転職活動では、「やりたいこと」と「できること」の両要素を踏まえて仕事を探すことが大切です。前述した自己分析を通して自分が今できることを把握し、「自分のスキルや経験を活かせるか?」という観点も持つようにしましょう。
3.自信が持てず慎重になり過ぎて応募できない
仕事が見つからないと悩んでいる方のなかには、自信がなく「失敗するかもしれない…」といった恐怖心で就職・転職活動に積極的になれない人もいるでしょう。「面接で落とされたらどうしよう」「今までの努力が報われないのが怖い」と考え込んでしまう方もいるようです。
不安が強過ぎてなかなか行動に移せないときは、「どうして不安なのか」「どうすれば不安を解消できるのか」を考えてみましょう。不安の根源が分かれば、自分が今やるべき行動が可視化されるはずです。詳しくは「仕事が見つからないときの不安の解消法4選」で解説しています。
4.「働きたくない」という気持ちがある
仕事に疲れ果てていたり、就職・転職活動の終わりが見えなかったりして、働く意欲が低下してしまうことも。このような場合、求人探しになかなか力が入らないため、スムーズに仕事が見つからない方もいるようです。自分では頑張っているつもりでも、心のどこかで「働きたくない」と思っていると、その気持ちが企業側に伝わってしまうこともあるでしょう。
心身ともに疲弊しているときは、意識的にリフレッシュの時間を作るのがおすすめです。また、仕事探しに行き詰まっているなら、一人で抱え込まず第三者に相談してみるのも良いでしょう。
5.仕事の理想条件を高く設定し過ぎている
仕事に求める条件を絞りきれず、就職・転職先への理想を高く設定し過ぎてしまうことも、仕事が見つからない原因の一つです。求人を検索する際の設定条件を増やし過ぎると、ヒットする求人の数は減ってしまいます。また、好条件の求人は応募者も多い傾向にあるため、就職・転職のハードルも上がるでしょう。
「仕事が見つからない…」「なかなか内定まで漕ぎつけない」という場合は、求人の検索条件のなかで妥協できる点がないか考えてみましょう。条件を減らし、選択肢の幅を広げてより多くの仕事を検討してみることも大切です。
6.チェックした求人の量が少なく探しきれていない
仕事が見つからない原因として、そもそもチェックした求人の量が少ないという可能性もあるでしょう。選択肢が多いほど、自分に合った仕事に出会えるチャンスも広がるといえます。そのため、求人探しの手段は一つだけでなく、複数持っておくのが有効です。
具体的には、ハローワークや求人サイト、就職・転職エージェントなどが挙げられます。多様なサービスを併用すれば、より幅広く求人を探せるでしょう。
仕事が見つからない原因については、「仕事が見つからないときの対処法!年齢別の探し方や不安の相談先もご紹介」のコラムでも解説しているので、あわせてご覧ください。
仕事が見つからない人は「自己分析」から始めよう!
仕事が見つからないと悩んでいる方は、まず自己分析を深めることから始めてみましょう。前述したように、自己分析が不足していると求人探しの基準がブレてしまうため、なかなか仕事が見つからない場合も。以下で、自己分析する際のコツを解説します。
自分の強みや得意なことを洗い出す
自己分析では、自分の強みや得意なことを洗い出しましょう。たとえば、下記のような内容を書き出します。
- ・保有している資格
- ・これまでに身につけたスキル
- ・業務に役立つ経験
- ・他人からよく褒められること
- ・サークルや趣味などの活動
資格は自身のスキルを証明するのに有効ですが、資格の有無がすべてではありません。就職・転職活動では、これまでに得たスキルや過去の経験・活動も自身の強みになり得ます。
また、他者からよく褒められることが、実は自分の得意分野である可能性もあるでしょう。「仕事に活かせそうな自分の強みや得意なことが見つからない…」という方は、第三者の意見を聞いてみるのも一つの方法です。
自分がやりたいことや興味のある分野を考える
自己分析では、自分がやりたいことや興味のある分野もリストアップしましょう。自分にできるかどうかはいったん考えず、自分が興味のある物事を思いつく限り書き出してみるのがコツです。
仕事が見つからない場合も、やりたいことや関心分野が明確になれば、「やりたいことを実現するには何をすれば良いか?」「関心分野と結びつく仕事はあるか?」を具体化できます。その際に今の自分にできるかも照らし合わせると、就職・転職に必要なこと・やるべきことが見えてくるでしょう。
やりたいことが見つからない場合の考え方
やりたいことが思いつかないときは、「やりたくないこと」から「やりたいこと」を考えてみる方法もあります。たとえば、「同じ作業を繰り返すのは苦手だからやりたくない」という場合、裏返せば「常に変化がある作業がしたい」「個人の裁量が大きい仕事がやりたい」といった自分の思考に至る可能性もあるでしょう。
仕事探しでやりたいことが見つからない方は、「やりたいことの見つけ方とは?自分が本当にしたい仕事を見つける方法」もぜひチェックしてみてください。
理想の働き方や将来のビジョンから「就職・転職の目的」を明確にする
仕事が見つからない人は、1年後、5年後、10年後の自分をイメージするのも一つの方法です。将来の自分を具体的に想像し、「どのような働き方をしていたいか」「どのようなキャリアを築きたいか」を考え「就職・転職の目的」を明確にしましょう。就職・転職の目的が定まれば、それを軸として自分に合った就職・転職先を探せます。
仕事が見つからない人は「業界研究」も行おう!
就職・転職活動では、自己分析に加えて、業界研究も行いましょう。業界研究とは、社会にどのような業界があるかを知り、それぞれの特徴を把握することです。以下では、業界研究のコツや基本的なやり方をご紹介します。
業界研究で自分が就職したい企業の候補を絞る
業界研究を通じて自分が興味の持てる業界を知ることで、就職・転職先の候補となる企業を絞り込めるでしょう。多様な業界について知っていれば、自分に合った業界や企業を探しやすくなり、仕事選びの納得感も増すはずです。
反対に、世の中にどのような業界があるかを把握しないままだと、仕事の選択肢が狭まってしまいます。求人を見ても「自分に合う仕事・企業か分からない」「自分のやりたいことと違う気がする」のように感じ、なかなか仕事が見つからない可能性もあるでしょう。
業界研究の基本的なやり方
業界研究のやり方としては、最初に業界全体を大まかに把握するのが基本です。製造業界や小売業界、医療・介護業界、IT業界など、業界を大きな分類ごとで洗い出してみましょう。次に、各業界の特徴や将来性などを掘り下げます。自分に合った仕事を見つけるためにも、業界それぞれの知識をしっかりと深めることが大切です。
業界研究で活用できるツール
業界研究をする際に活用できるツールや方法には、以下のようなものが挙げられます。
- ・業界団体のWebサイト
- ・新聞やニュース
- ・業界に関する本や雑誌
- ・業界研究セミナー、企業説明会
- ・就活サイトの業界紹介記事
業界の情報は、上記のようなツールや方法で多角的に集めましょう。幅広く情報収集することで、情報が偏りにくくなり、より正確な業界研究が行えます。仕事が見つからないと悩んでいる方は、「業界研究のやり方は?就活に役立つノートの作り方とポイントを紹介」のコラムも参考に、ぜひ業界研究を深めてみてください。
仕事が見つからない場合に有効な求人の比較方法
「求人が多過ぎて自分に合う仕事が分からない…」「なかなかコレという求人が見つからない」と仕事探しに難航している方もいるでしょう。そのような場合は、求人を比較する方法が有効です。以下で詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
「良い」と感じる求人をリストアップする
仕事を選びきれずにいるときは、自分が「良い」と感じる求人をリストアップしましょう。仕事に求める条件を厳しくし過ぎると「仕事が見つからない…」となりやすいため、条件は緩めに設定することをおすすめします。そのうえで、少しでも気になる求人はすべて書き出すのがコツです。
希望条件ごとの満足度を点数化して比較検討する
気になる求人をリストアップできたら、求人ごとに「自分が仕事に求める希望条件」の満足度を点数化します。希望条件は優先度の高い順から5つ程度に絞るのがおすすめです。各求人の総得点も出し、それぞれを比較したうえで応募の是非を検討してみましょう。
「なんとなく」で応募する求人を決めるのは避けよう
就職・転職活動で、「なんとなく」を理由に応募する求人を決めるのは避けたほうが良いでしょう。
仕事選びの基準が不明瞭なまま、その場しのぎで求人を取捨選択してしまうと、自分に合った求人を取りこぼしてしまう恐れがあります。自分の希望や適性などを踏まえた求人選びの条件を定め、明確な理由を持って応募する求人を選ぶことが大切です。
仕事が見つからないときの不安の解消法4選
仕事が見つからないと、「もしかして、ずっとこのまま仕事が見つからないのでは?」と不安を感じてしまう人も少なくありません。さらに、仕事がないと貯金を削りつつ生活をしなければいけないため、お金という現実的な問題も出てくるでしょう。
この項では、仕事が見つからず不安を感じたときの解消法をご紹介します。
1.焦りや不安を感じている理由を明確にする
仕事が見つからないことに焦りや不安を感じる方は、「なぜ不安になるのか」を明確にすることから始めましょう。理由が明確になれば、自分が今何をしたらその不安を解消できるのかという対処法を考えられます。
たとえば、貯金が減っていくことに焦りを感じたり、お金がないことに不安を感じたりする場合は、アルバイトや派遣などで収入源を確保しつつ就職・転職活動をすると良いでしょう。不安な感情そのものに囚われず、「不安や焦りを作り出している原因は何か」を明らかにすることが不安を解消するためのポイントです。
2.就職・転職活動から離れてストレスを発散する
「仕事が見つからない状況が続いて辛い…」というときは、いったん就職・転職活動から離れてみるのも一つの手です。趣味や好きなことでストレスを発散したり、休息をとったりしてみましょう。
早く不安から抜け出したいからといって妥協点を増やすと、入社後ミスマッチを感じる可能性が高まります。業務内容や職場環境が合わなければ、早期離職につながることも。不安なときは、思い切って就職・転職活動と距離を置いてみるのがおすすめです。
辛くなる前に気分をリフレッシュさせることも大切
仕事が見つからなくて精神的に辛くなってしまう前に、気分をリフレッシュしてみましょう。精神的な負担や悩みが大きい状態で就職・転職活動をしても、なかなか上手くいかないもの。リフレッシュする方法は、自分のなかにある不安や焦りを解消できるものなら何でもOKです。
たとえば、どこかへ旅行に行ってみたり、自分の好きなスポーツを思いきり楽しんだりするのもおすすめ。リフレッシュできれば余裕が生まれ、改めて新鮮な気持ちで仕事探しに臨めるはずです。
3.信頼できる人に相談する
仕事が見つからないという悩みから抜け出せない場合は、信頼できる家族や友人に相談してみましょう。一人で悩みを抱えていると客観的な視点で物事を考えられず、不安やストレスが大きくなってしまう可能性があります。
信頼できる相手に悩みを打ち明けることで、仕事を見つけるヒントや解決方法を得られることもあるでしょう。また、誰かに話を聞いてもらえば気持ちが楽になり、不安やストレスが軽減される場合もあります。
4.単発のアルバイトや短期の派遣を始めてみる
仕事が見つからないときは単発のアルバイトや短期の派遣社員として働き、生活費を稼ぎつつ仕事探しをするのも一つの手です。しばらく暮らしていける生活費があると精神的に余裕が生まれ、就職・転職活動にも専念できるでしょう。また、実務に役立つ経験・スキルが身に付くようなアルバイトや派遣の仕事を選べば、就職・転職活動に活かせる可能性もあります。
仕事が見つからない…就職・転職のためにできる6つのこと
仕事がなかなか見つからないときは、幅広く求人を探すようにしたり、スキルアップに励んだりしましょう。以下で、就職・転職するためにできることを6つご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
仕事が見つからない場合に就職・転職のためにできること
- 応募先に求める条件を緩めて幅広く求人を探す
- 優先順位を考える
- スキルアップ・資格取得を検討する
- 複数のサービスを利用して多方面から求人を探す
- 転職先の候補に入れた企業について調べる
- プロのキャリアカウンセリングを受ける
1.応募先に求める条件を緩めて幅広く求人を探す
仕事が見つからないときは、応募先に求める条件を緩め、幅広く求人を探してみると良いでしょう。自分に合った仕事を見つけようと条件を絞り込み過ぎると、希望の求人がなかなか見つからないことも少なくありません。
一般的に、条件の良い仕事は何か特別なスキルを持っていたり、社会人としてしっかり経験を積んでいたりするなど、企業側が求める条件も高くなる傾向があります。仕事選びでどうしても譲れない条件を変える必要はありませんが、条件を増やし過ぎると仕事探しが難しくなってしまうこともあるので注意しましょう。
2.優先順位を考える
前述した、応募先に求める条件を緩めるためにも、「自分が仕事に求めること」には優先順位をつけましょう。会社に求める条件すべてを網羅した仕事に出会うのは難しいもの。優先度の高い条件から仕事を探してみることで、自分が理想とする会社や求人情報が見つかる可能性を高められるでしょう。
入社後、会社とのミスマッチで早期退職してしまうような事態を防ぐためにも、どうしても譲れない条件を優先して仕事探しを行うのがおすすめです。
3.スキルアップ・資格取得を検討する
仕事が見つからないときは、求職活動と並行して仕事に役立つスキルの向上や資格の取得を検討してみるのも一つの手です。たとえば、IT系ならプログラミングやデータベースに関連する資格を取得したり、外資系なら英語力を高める勉強をしてみたりするのも良いでしょう。前向きにスキルを磨いていれば、ブランク期間に何をしていたのかを応募先の企業にアピールすることもできます。
4.複数のサービスを利用して多方面から求人を探す
仕事が見つからない人は、複数の就職支援サービスを利用して、多方面から求人を探すようにしましょう。前述の「6.チェックした求人の量が少なく探しきれていない」で触れたように、求人の量が多ければ選択肢が増えるため、そのぶん自分の希望に近い求人を見つけられる可能性が高いといえます。
複数の求人サイトをチェックする、ハローワークと就職・転職エージェントを併用するなど、求人探しの手段を増やすのが有効です。特に就職・転職エージェントでは非公開求人を抱えている場合が多く、登録することでWeb上では探せない求人を紹介してもらえる可能性があります。
5.就職・転職先の候補に入れた企業について調べる
就職・転職先の候補としてピックアップした企業については、事前によく調べましょう。企業研究を深めれば、「どの企業がより自分に合っているか」を判断しやすくなり、自分に合う仕事が見つからないという状況を抜け出せる可能性があります。
また、企業研究は応募書類の作成や面接対策にも役立ちます。「企業研究は転職でも必ず行おう!情報の集め方と活用のポイント」を参考に、気になる企業の情報収集に努めましょう。
6.プロのキャリアカウンセリングを受ける
仕事が見つからないと悩んでいる方は、プロのキャリアカウンセリングを受けてみるのもおすすめです。就職・転職事情に精通したプロのアドバイザーからアドバイスをもらえば、自分に合った仕事を提案してもらえたり、就活のやり方を教えてもらえたりするでしょう。
プロのキャリアカウンセリングが受けられる代表的な方法としては、就職・転職エージェントの利用が挙げられます。就職・転職エージェントでは、キャリアアドバイザーがマンツーマンで付き、就活をサポートしてくれるのが一般的。プロの視点を採り入れながら就活を進められるため、よりスムーズな就職・転職ができる可能性が高いでしょう。
思い切って行動したり応募したりすることも大切
就職・転職活動では、思い切って行動したり応募したりする姿勢も大切です。実際に動いてみることで、自分の適性や仕事に求めることがクリアになる場合もあります。なかなか仕事が見つからないのであれば、「気になる企業の説明会に参加してみる」「興味のある業務内容だから応募してみる」など、まずは行動に移してみると良いでしょう。
【年代別】仕事が見つからないときの探し方のコツ
仕事が見つからないときは、自分の年齢に合わせたアプローチをすると、より成功に近づきます。ここでは、年齢別の仕事の探し方についてまとめました。
20代の場合
20代の武器は何といってもその若さです。ポテンシャルを評価する企業も多いので、未経験の業界にも積極的にチャレンジできるでしょう。
興味関心のあるものから探す
20代の仕事探しのコツは、興味や関心のあるものから連想して探してみることです。若いうちは仕事にそれほど固定観念を持たずに取り組める場合が多く、柔軟性や適応力の高さが魅力といえます。
たとえ失敗と感じるようなことがあっても、そこからさらに自身のキャリアや可能性を広げられるでしょう。仕事が見つからないときは、未経験の分野や挑戦してみたいと思っていた仕事などに思い切って飛び込んでみるのがおすすめです。
ポテンシャル採用を狙う
20代で仕事が見つからない場合は、企業のポテンシャル採用を狙うと良いでしょう。年齢が若ければ、経験やスキルよりもポテンシャルを評価する企業は多くあります。
就職・転職活動では、「仕事を滞りなく進めるために報告・連絡・相談は欠かさない」「仕事の優先順位の基準は○○」といったように、仕事に取り組む姿勢や物事に対する考え方などのアピールに力を入れてみてください。
30代の場合
30代は働き盛りの年代で、20代と違って正社員としての社会人経験を持つ方が多い傾向にあります。そのため、今までの経験を活かせるような仕事を探すと良いでしょう。
これまでの経験や培ったスキルを活かす
仕事が見つからないと悩む30代の方は、これまでに経験のある職種を選ぶのがおすすめです。企業側は30代を採用する際、経験やスキルを重視する傾向にあります。そのため、今まで自分が培ってきた経験やスキルが活かせる職種を選べば、即戦力として採用してもらえる可能性が高いといえるでしょう。
転職活動では、これまでの仕事で具体的に何をやってきたのかを整理し、しっかりと自分をアピールすることが重要です。
応募先の条件を高くし過ぎない
30代で仕事が見つからないときは、応募先の条件を高くし過ぎていないかを確認してみましょう。このコラムの「5.仕事の理想条件を高く設定し過ぎている」で前述したように、応募先に求める条件が高過ぎると希望の求人案件がなかなか見つからず、仕事探しが難航する恐れがあります。
応募先の希望条件を一度見直し、条件が多過ぎる場合は優先度の低いものを除外して仕事を探してみることも検討してみてください。
40代の場合
40代の就職・転職活動の武器は、30代以上の経験です。社会人経験のみではなくマネジメント経験があれば、企業からの需要はより高まります。また、どうしても仕事が見つからない方は、その理由を考え直す必要があるでしょう。
仕事が見つからない理由を改めて考える
40代で仕事が見つからない場合、その理由を今一度確認してみる必要があります。たとえば、過去の成功体験に囚われていたり、仕事が見つからない原因を年齢のせいにしていたりすると、ネガティブな気持ちから抜け出せず仕事探しが上手くいかない可能性があるでしょう。
年齢が上がるほど企業はスキルと実績を重視する傾向にあるので、自身のスキルの棚卸しや活かせる経験の整理をより綿密に行うことが大切です。
マネジメント経験者はニーズが高い
40代の仕事探しでは、マネジメントの経験が役立ちます。管理職や教育担当者を募集する求人の場合、一定の実務経験やスキル以外に、マネジメント能力を求める企業が多いからです。面接では、マネジメント業務に携わった実績とともに、「経験を活かしてどのように貢献できるか」を具体的にアピールすれば高評価につながるでしょう。
50代の場合
50代で仕事を探す際も、基本的には40代と同じポイントを押さえると良いでしょう。とはいえ、50代は挑戦できる仕事の幅が狭まる傾向にあり、ほかの世代と比べて就職・転職が難しくなるのも事実です。なかなか仕事が見つからないときは、人脈の活用も検討してみましょう。
人脈をたどって仕事の紹介を頼んでみる
精力的に求職活動を行っているにもかかわらず、なかなか仕事が見つからない場合は、知り合いのつてを頼って就職・転職する方法もあります。以前一緒に働いていた上司・同僚や、仕事で付き合いがあった取引相手など、これまでに築いてきた人脈を洗い出してみましょう。相談できそうな人がいれば連絡を取り、仕事がないかを打診してみるのも一つの手です。
ブランク期間に注意!
ブランク期間(仕事をしていない期間)が半年以上ある場合、仕事が決まらない原因になる可能性があります。長いブランク期間は、採用側にとって不安材料になりやすいためです。しかし、ブランク期間が勉強や資格取得のためだったり、自分を見つめ直すためだったりと前向きな理由であれば、マイナスイメージにはならないでしょう。
面接でブランク期間や空白期間について聞かれたときの答え方が知りたい人は、「空白期間を面接で聞かれたら?「何もしてない」はOK?答え方や例文を紹介」もあわせてご一読ください。
「仕事が見つからない」と焦って転職しないための注意点
仕事が見つからないと焦って転職先を決めてしまうと、会社とのミスマッチを引き起こしやすくなり、早期離職につながるリスクがあります。できるだけ焦らず転職活動を行うためにも、以下のような点に注意しましょう。
職場のスタッフに転職活動中だと知らせない
職場の他スタッフに「転職活動をしている」と伝えるのは避けたほうが賢明です。思うように転職活動が進んでいないときに「転職先は決まった?」「いつ退職予定なの?」と聞かれれば、プレッシャーになる可能性があります。
また、どこかから話が漏れ、意図せず上司や人事部に転職活動中だと知られてしまう場合も。引き止めにあったり、会社に居づらくなったりすることも考えられるため、転職活動中であることは安易に話さないようにしましょう。
できるだけ在職中に転職活動を進める
転職活動はできるだけ在職中に進めるのがおすすめです。転職先が決まらないうちに退職すると、収入が途絶えた状態で仕事を探さなければなりません。また、転職活動が長引けば、そのぶんブランク期間も空いてしまいます。
そのため、なかなか仕事が見つからない場合は、収入面やブランク期間が長引くことに焦りを感じやすくなるでしょう。気持ちに余裕を持って転職活動をするためにも、退職前に転職先を決めておくのが得策です。
転職活動の期間はあらかじめ定めておく
転職活動にかける期間は、事前に決めておくようにしましょう。目標やスケジュールを立てずに転職活動を始めると、ずるずると転職活動期間が長引く恐れがあります。
転職活動の終わりが見えなければ、焦って転職先を選んでしまうリスクも。転職活動を始める際は、転職したい時期を決め、そこから逆算してスケジュールを立てるのがおすすめです。求人探しや応募の時期も大まかに考えておきましょう。
転職活動開始から離職までの期間は「1~3ヶ月未満」が多い
厚生労働省の「令和2年転職者実態調査の概況(20p)」では、転職活動開始から離職までにかかった期間は「1ヶ月以上3ヶ月未満」が28.8%と最も多い割合でした。次に「転職活動期間なし(23.6%)」「1ヶ月未満(18.3%)」が続きます。
ただし、「3ヶ月以上6ヶ月未満」が15.7%の割合となっているため、在職中の転職活動に3ヶ月以上かかった人も一定数いるようです。転職活動の期間は3ヶ月を目安にすると、ある程度ゆとりを持って焦らず活動できるでしょう。
参照元
厚生労働省
令和2年転職者実態調査の概況
他者の意見は参考にとどめ自分で最終判断をする
転職活動における他者の意見は参考程度にとどめ、最終的な判断は自分ですることも大切です。「△△さんが早く決めたほうが良いと言っているから」「◇◇会社を勧める口コミやSNSの投稿が多いから」というような理由で焦って転職先を決めると、会社とのミスマッチを起こしやすくなるでしょう。結果的に、転職してから「こんなはずじゃなかった…」と思う可能性が高まります。
後悔しない転職をするためにも、自分でよく検討し納得したうえで転職先を決めるようにしましょう。
仕事が見つからないと焦ったときに活用できる制度・サービス
仕事が見つからないと、将来を不安に思ったり金銭的な面で焦りを感じたりするでしょう。ここでは、そのようなときに活用できる制度やサービスについてまとめたので、不安を感じている方は選択肢の一つとして参考にしてみてください。
収入減少や失業時の支援給付金制度
仕事が見つからないことで生活が困窮している方のために、支援給付金制度が設けられている場合があります。厚生労働省の「福祉・介護 制度の紹介」を見ると、住居確保給付金や被災者向けの生活福祉資金特例貸付などがあるようです。自治体によって支援内容は変わるため、お住まいの自治体に一度問い合わせてみると良いでしょう。
また、雇用保険に加入していた方は、失業保険が受給できる可能性があります。「ハローワークで失業保険の手続きをするために必要な持ち物や書類とは?」のコラムでは、失業保険の受給資格や申請方法などをまとめているので、あわせてご確認ください。
参照元
厚生労働省
福祉・介護 制度の紹介
職業訓練制度
仕事が見つからない方は、国や自治体の職業訓練制度を利用してスキルを身につけるのもおすすめ。職業訓練制度では、仕事を探している方を対象とした職業訓練(ハロートレーニング)を実施しています。
厚生労働省の「ハロートレーニング(公共職業訓練・求職者支援訓練)の全体像」によれば、簿記やパソコンのほか、介護、建築など幅広い講座を開設。離職者向けの講座の受講料は無料(テキスト代などは除く)で、条件を満たせば補助金を得られる場合もあるので、気になる方はハローワークで聞いたりお住いの自治体の職業訓練について調べたりしてみましょう。
参照元
厚生労働省
ハロートレーニング
ハローワーク
ハローワーク(公共職業安定所)は、国が無償で提供する雇用関連のサービス機関です。厚生労働省の「ハローワーク」によれば、全国500ヶ所以上にあり、職業紹介や雇用保険制度の手続きといった支援を行っています。前述した失業保険の窓口や職業訓練(ハロートレーニング)の受講あっせんも、ハローワークの担当です。
各所に配置されていることから、ハローワークの就職支援は地域密着型で、地元企業に求人が多い傾向にあります。また、取り扱う求人の幅が広いのも特徴です。地元で就職したいけど仕事が見つからない、いろいろな求人を見比べたいという場合は求職登録しておくと良いでしょう。
参照元
厚生労働省
ハローワーク
転職サイト(求人サイト)
転職サイト(求人サイト)は、求人情報をまとめて掲載しているWebサイトを指します。求人数が豊富で、インターネット上で希望条件に沿った求人を探せるのが特徴。パソコンやスマホさえあれば、時間・場所を問わず仕事探しができます。なかなか仕事が見つからないから幅を広げて求人を探したい、現職が忙しくて仕事を探す時間がないという方に向いているでしょう。
ただし、転職サイトでは、応募から面接日程の調整、選考対策までをすべて自分だけで進めなければなりません。一人で就職・転職活動を進める自信がない、プロのサポートを受けたいという方は、次にご紹介する就職・転職エージェントの利用も検討してみるのがおすすめです。
就職・転職エージェント
「仕事が見つからないけど、どうしたら良いか分からない…」と一人での転職活動に悩んでいる場合は、就職・転職エージェントを活用するのがおすすめです。エージェントでは、就職・転職市場に精通したプロのアドバイザーが、求職者の希望や適性に合った仕事を紹介しています。非公開求人も取り扱っているので、自分の力だけでは見つけられなかった求人情報に出会える可能性も。一人で仕事を探すよりも、効率的に就職・転職活動が進められるでしょう。
就職・転職エージェントのハタラクティブは、既卒や第二新卒、フリーターなど若年層に特化したサービスです。専任のアドバイザーが丁寧にカウンセリングを行い、一人ひとりに合った求人をご紹介しています。また、履歴書・職務経歴書作成のアドバイスや面接対策、企業とのやり取り代行など包括的なサポートを行っているのも特徴の一つ。就職・転職に関するお悩み相談も受け付けています。
サービスはすべて無料のため、「仕事が見つからない…」と悩んでいる方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
仕事が見つからないときのお悩みQ&A
ここでは、仕事が見つからないときの悩みについて、Q&A方式で解決していきます。
仕事が見つからないとどうなる?
仕事が見つからないままだと、精神的なストレスを感じたり、連日の就職・転職活動で疲弊したりと、心身ともに悪影響を及ぼす可能性があります。
将来的にキャリアアップやスキルアップのタイミングを逃さないためにも、余裕を持って早めに行動を始めることが重要です。「仕事探しのコツを詳しく解説!正社員求人で事前に確認すべきポイントも紹介」のコラムでは、上手に仕事探しをするコツについて解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
仕事が見つからないと精神的に辛いです…
辛い気持ちは我慢せず、思い切って休むようにしましょう。「仕事が見つからない…」と悩み過ぎてしまうと、体調を崩す原因になる可能性があります。
また、焦る気持ちから会社に求める条件の妥協点を増やし過ぎてしまい、応募先企業とのミスマッチが起きる恐れも。まずはゆっくり過ごす時間を作り、気持ちを落ち着かせることも大切です。詳しくは、「仕事が決まらない焦りの解消法は?就職・転職を成功させる方法も紹介」のコラムもご覧ください。
自分にできる仕事が分からないときは?
まずは自己分析を丁寧に行いましょう。これまで頑張ったことや経験したことを棚卸ししながら、自分の長所や短所、能力などを洗い出します。自分のことが理解できれば、やりたいことや適職が明確になっていくはずです。
また、人付き合いが苦手なら工場の製造スタッフや警備員、体力に自信がないならデスクワークというように、苦手な分野から適職を考える手段もあります。詳しくは、「自分にできる仕事がわからない原因は?適職を見つける方法を徹底解説」もご覧ください。
ニートやフリーターから挑戦しやすい仕事はある?
営業職や介護職、事務職などが挑戦しやすいでしょう。これらの仕事は就職に必須の資格がなく、未経験や無資格から応募できる求人も多い傾向にあります。
ニートやフリーターの方が正社員を目指す際は、「未経験OK」「経歴不問」の仕事や、人手が不足しがちな業界の求人を狙うのがおすすめ。意欲やポテンシャルが重視されやすい求人に応募することで、就職できる可能性が高まります。正社員になりたいニートの方は、「ニート向けの求人はどう探す?仕事探しのポイントと活用すべき支援サービス」もご覧ください。
仕事探しにおすすめの方法は?
仕事探しの方法で代表的なものは、求人サイトやハローワーク、就職・転職エージェントなどが挙げられます。求人サイトはいつでも閲覧できるので、自分の都合に合わせて仕事探しが可能です。また、ハローワークは地元の中小企業の求人が多いので、「地元企業に就職したい」という人には最適でしょう。
忙しさから就職・転職活動が進まない方には、エージェントの利用がおすすめです。ハタラクティブでは、マンツーマンであなたにぴったりのお仕事をご紹介。ぜひお気軽にご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。