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新卒で仕事をやめたいのは甘え?後悔しない転職のタイミングと注意点
更新日
この記事のまとめ
- 新卒入社後、すぐにやめたいと考えるのは甘えではない
- 新卒者の仕事をやめたい理由は、人間関係や労働環境などが考えられる
- 新卒者が仕事をやめたいときにおすすめの対処法は、理由の可視化や業務フローの見直し
- 新卒入社後すぐに退職した場合、第二新卒としての自己分析が必要
新卒入社しても、早々にやめたいと感じている人もいるでしょう。今の仕事や職場が自分に合わず、ストレスを抱えている場合は、心身に不調をきたす前に転職のタイミングを見極めることが大切です。このコラムでは、仕事をやめたいと感じる理由の例や対処法を紹介。また、新卒者の離職状況や第二新卒としての転職についても触れています。
新卒入社後すぐにやめたいのは甘え?
新卒で入社し、すぐに「やめたい」と考えることは一概に甘えとはいえません。就職活動中には希望していた企業だったとしても、実際に入社してみると、「理想と異なる」「イメージしていた職場環境と違う」と感じることもあるでしょう。退職するか悩んでいる場合は、ある程度の判断基準を設けて決断することが重要です。やめたいと考えながら仕事を続けていても、良いパフォーマンスは出しにくく、やりがいを見出だせないという悪循環を引き起こす可能性もあります。「仕事をすぐ辞めるのは甘え?主な理由や転職のための改善策を紹介!」「仕事を辞めることしか考えられない!退職を伝える際の言い方やマナーを解説」などのコラムでも、すぐにやめたいと考えたときについて詳しく解説しているので、ご一読ください。
どのようなケースならやめても良い?
仕事をやめたいと感じるのは、勤務環境が大きく影響するといわれています。職場が劣悪な環境である場合など、入社後間もなくても退職したほうが良いケースもあるでしょう。たとえば、上司や先輩社員によるパワハラがある場合や過度な長時間労働、サービス残業など、いわゆるブラック企業であると判断したときは、速やかに転職活動の開始をおすすめします。また、会社の経営状況が極度に悪化しているときも、解雇または倒産するリスクがあるので、転職を視野に入れましょう。新卒が仕事をやめたいと感じる4つの理由
新卒として入社したものの、早い段階で「仕事をやめたい」と感じる理由としては、どのようなものがあるのでしょうか。以下では、新卒として入社後に仕事を辞めたいと感じる理由の例を紹介します。
1.仕事内容が自分に合わない
新卒で入社した場合、最初に配属される部署は人事によって決まることが多く、自分のやりたい業務とは異なることもあるでしょう。応募や入社時に、自分がやりたいことや将来のビジョンを企業に伝えていたとしても、入社時は自社のことをよく知るために、希望する業務ができる部署へ配属されないことも。その際、業務内容が自分に合わないと感じることが多い傾向にあります。
2.人間関係
スムーズに仕事をし、やりがいを感じるには上司や先輩、同僚との人間関係は重要といえます。新卒の場合、入社後には先輩社員による研修やOJTを受けることは多いでしょう。仕事を覚える際、どのような人物に教育を受けるかで、仕事が楽しくなるか否か大きく左右される可能性があります。
3.労働環境・条件が悪い
実際に勤務してみたら、「サービス残業が多い」「休日出勤がある」などが判明することもあるでしょう。就職活動をしている段階では見えなかった職場環境が明確になることで、やめたいと感じる新卒者は多いといえます。過剰な労働時間で休息がとれない問題は、心身の疲労にも直結することもあります。将来的に長く働ける環境なのかをしっかり判断することが大切です。
4.社風が合わない
就職活動時に応募企業のWebサイトで社風や理念を調べることはできるものの、実際に入社することで分かる社内の雰囲気やルールに違和感を覚えることもあるでしょう。たとえば、飲み会への強制参加や過度な体育会系のノリ、絶対的な年功序列主義などが挙げられます。逆に、黙々と個人が作業に打ち込み、必要なコミュニケーションが取りづらいといったケースもあるでしょう。社風について調べるときは、「自分に合う社風であるか」を確認することが大切といえます。
新卒者の離職状況
厚生労働省の「新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)を公表します」によると、新卒者の入社3年以内の離職率は以下のとおりです。
最終学歴 | 就職後3年以内の離職率(1年目の離職率) |
---|---|
中学卒 | 52.9%(32.1%) |
高校卒 | 37%(15.1%) |
短期大学など卒 | 42.6%(16.3%) |
大学卒 | 32.3%(10.6%) |
引用:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)を公表します」
同資料をみると、各学歴で就職後1年目での離職率が最も高い数値を指しています。新卒で入社後は、第二新卒として転職活動を行ったり、資格取得に向けた勉強をしたりするなど、早い段階で進路を変えているケースが多いようです。
参照元
厚生労働省
新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)を公表します
新卒で入社後すぐ会社をやめるリスクとは
勤務する環境が悪い場合は、すぐにやめる決断が望ましいものの、早期で退職するリスクがあるのも事実です。以下では、新卒入社後、すぐに退職するリスクについて解説します。
転職活動時に早期離職を懸念される可能性がある
転職活動の際、職務経歴書を見た応募先企業の採用担当者に「採用してもすぐに退職してしまうのでは?」と思われる可能性があります。企業側の採用活動には、時間と費用、人事労力がかかることが多く、せっかく採用した人材がすぐに退職するリスクを避けたいという考えがあるためです。採用担当者へネガティブな印象を与えないよう、応募書類や面接時には入社意欲や自己PRでアピールする必要があるでしょう。
同期や同世代との差がひらく
新卒入社した前の職場で同期だった人がバリバリ働いていると、「退職した自分との差が開いている」と焦りを感じることもあるでしょう。また、転職先で同世代の人がいても、社歴により「先輩」だった場合も差を感じる可能性があります。微妙な立ち位置に戸惑う場合は、積極的なコミュニケーションや業務への取り組みで仕事への熱意をアピールすると良いでしょう。
仕事をやめたいときに、本当に退職するべきかの判断は難しいもの。「仕事を辞める前に何をする?退職のメリット・デメリットやタイミングを解説」のコラムでは、仕事を辞めるメリットとデメリットを解説しているので、転職について悩んでいる場合は参考にしてください。
失業手当を受給できない場合がある点にも注意しよう
多くの企業では、正社員として就職した場合、雇用保険制度を活用できます。しかし、ハローワークインターネットサービスの「基本手当について」によると、失業手当が受けられるのは、12ヶ月以上同じ企業に勤務していることが条件です。そのため、新卒入社し12ヶ月未満で退職した場合は失業手当が受給できません。条件を満たして退職しても、自己都合で退職した場合、手続きや認定後受給までに2~3ヶ月を要します。退職後、失業手当を受給しながら転職活動をすると考えているのであれば、条件や受給を開始するスケジュールも考慮しましょう。失業手当については、「失業保険の受け取り方法とは?条件や手続きなどを詳しく解説」のコラムもあわせてご覧ください。参照元
ハローワークインターネットサービス
基本手当について
新卒で仕事をやめたいと感じたときの対処法
仕事をやめたいと感じたとき、すぐに「退職」と決断する前に、以下の方法を試してみるのをおすすめします。
人に相談する
新卒入社してすぐにやめたいと思ったときは、一人で悩みを抱え込まず、信頼できる誰かに相談することも重要です。同僚や上司のほか、職場とは無関係の家族や友人に仕事の悩みを打ち明けると、自分だけでは気づけない解決法が見つかることもあります。
業務フローを振り返る
仕事内容や業績について悩み、やめたいと考える場合は、普段の業務フローを振り返りましょう。業務の効率を見直せるチャンスです。仕事の進め方を改めて見直すことで、業務中に滞っているものや、業績が伸ばせない原因、改善点を見つけられることもあります。改善策を実践し仕事の効率化ができれば、成績を伸ばすことができたり、やりがいを見出せたりすることに繋がるでしょう。
やめたい理由を書き出す
なぜ仕事をやめたいと感じているのかを考え、理由を書き出すことも大切です。仕事をやめたい理由を書き出すことで可視化でき、頭の中が整理されます。同時に、「自分が仕事に対して何を求めているのか」「何を重視しているのか」といった点が見えてくるでしょう。書き出した結果、改善点を見つけることで、もう少し頑張れるのか、対策しても仕事を続けられず本当にやめるべきかの判断ができることもあります。「会社をやめたいと思ったら?退職理由についても解説」でも、仕事に関する悩みの解決法を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
新卒で転職するメリット
新卒で入社後、早い段階で転職をすることで得られるメリットもあります。たとえば、「働く環境を変えることで、仕事のパフォーマンスが上がる」「若年層を積極的に採用する企業に就職できる」などです。また、前の職場に問題がある場合、求人情報と実情の違いを目の当たりにした経験も転職先を探す際に活かせるでしょう。新卒者が転職をする際のポイント
新卒者が早い段階で退職し、効率的に転職活動を進めるにはいくつかのポイントがあります。以下で紹介するポイントを押さえて、転職活動に臨みましょう。
転職スケジュールを立てる
転職すると決めたら、まずはスケジュールを立てましょう。計画的に転職活動をすることで、焦ったり、誤った判断をしたりすることが防げます。退職を決意したら、転職活動に費やす期間を逆算し、転職先から採用通知をもらいたい時期を設定しましょう。設定した日程に向けて、企業・業界研究や求人への応募、応募書類の作成、面接などを実施します。
第二新卒としての自己分析をする
新卒入社後に早期で転職活動を行う場合、採用市場では「第二新卒」として扱われます。第二新卒とは、一般的に新卒入社後2〜3年未満で転職をする人を指す言葉です。一度は就職をした経験があり、ある程度の社会人マナーが身に付いていることや、若年層という特性から企業からポテンシャルを期待される傾向にあります。第二新卒として転職活動を行うなら、前職での経験を通じて学んだことを絡め、改めて自己分析をしましょう。「なぜやめたいと考えたのか」「何がしたいのか」「どんな働き方を希望するのか」など、改めて振り返りをしましょう。転職先で「やりたいこと」「できること」を明確にしておくことで、説得力のある自己PRや志望動機を作成しやすくなります。
転職先を見つけてから退職する
退職したいときにやめるのではなく、前述したスケジュールを立てて転職活動を行い、採用通知をもらってから退職するのがおすすめです。退職後に転職活動をすると、金銭面で苦労したり「早く転職先を見つけなければ」という焦りから、転職先選びに失敗したりすることも考えられます。なお、働きながら転職活動を行う場合は、退職時期を明確にしておくことが大切です。面接時に応募企業から「いつから勤務できますか?」と聞かれたら、「現在の勤務先を退職してからなので〇ヶ月後から勤務可能です」と勤務開始時期を明確に答えられるようにしましょう。
働きながら転職活動をすることに不安がある場合は、ハタラクティブにご相談ください。
ハタラクティブは、第二新卒やフリーターの方など20代を中心とした若年層に特化した転職・就職支援エージェントです。専任のアドバイザーがつき、応募書類の作成や自己分析へのアドバイスのほか、一人ひとりに合った求人紹介を実施。また、選考スケジュールの調整や面接対策なども行い、求職活動を全面的にサポートしています。
新卒の転職活動に関するFAQ
ここでは、「新卒入社したものの、早い段階でやめたい」と感じている人に向け、よくある質問と回答をQ&A形式でまとめています。
新卒入社し、すぐにやめたいと感じるのは甘えなのでしょうか?
結論からいうと、甘えではありません。職場の環境や業務内容に違和感があれば、やめたいと感じることもあるでしょう。また、やめたいと感じるタイミングや度合い、理由は人によって異なるものの、社会人として働いていれば誰しもが一度は感じることといえます。「仕事を辞めたいと思ったときの対処法とは?退職を検討すべき状況も解説!」のコラムでも仕事をやめたいときのことについて解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
新卒で、すぐにやめても良いケースとは?
劣悪な職場環境により退職したい場合などは、すぐにやめても良いケースといえるでしょう。たとえば、上司や先輩社員によるパワハラやセクハラ、長時間労働などのブラック企業の場合です。また、業績に関して正当な評価がされていない場合も当てはまります。心身ともに疲弊して不調が出る前に退職し、自分に合った環境で働けるよう心掛けましょう。
新卒で入社した会社をやめたいのですが、退職フローが分かりません
社会人として、退職する際はしっかりとした手順を踏む必要があります。退社日として設定した日程よりも約1~2ヶ月ほど前に、上司に退職の意志を伝えましょう。そのあと、仕事の引き継ぎや身の回りの整理を行い、退職後に迷惑をかけないことが重要です。ただし、新卒入社後すぐに退職する決断をするのは一定のリスクも伴います。仕事をやめる決断をする前に、「新卒で仕事をやめたいと感じたときの対処法」で解説している対処法も試してみてください。
新卒で入社後すぐに退職した場合、正社員として就職するのは難しいですか?
中途採用や第二新卒採用に注力している企業も多いので、それほど難しくはないでしょう。重要なのは、前職での経験を活かし、自分が何を重視して仕事に取り組んでいるかをアピールすることです。「ハタラクティブ」では、一人ひとりに合った自己分析の方法をアドバイスし、求人紹介を行っています。「効率的に転職活動を進めたい」という方はぜひご相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。