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アパレル店員の仕事内容とは?向いている人の特徴ややりがいを解説
この記事のまとめ
- アパレル店員の主な仕事内容は、接客・販売、レジ業務や店内のレイアウト変更など
- アパレル店員の平均年収は企業によって異なるものの約370万円
- アパレル店員のメリットは接客スキルや洞察力、提案力が身につくこと
- 応募時に専門知識や資格は必要なく、未経験から挑戦できる点はアパレル店員の特徴
- 就職・転職エージェントでは、アパレル店員ならではの具体的な選考アドバイスをもらえる
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「アパレル店員の仕事内容は?」「きついの?」と疑問を抱く人もいるでしょう。アパレル店員の主な仕事内容は、接客と販売です。ほかにも、品出しやディスプレイ変更など立ち仕事が中心となるため、体力が必要な仕事といえます。コミュニケーション力が高く、ファッションが好きな人に向いているでしょう。
このコラムでは、アパレル店員の仕事内容や平均収入などをまとめました。仕事のやりがいやメリット・デメリットも紹介しているので、アパレル店員への就職・転職を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
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アパレル店員の仕事内容の概要
アパレル店員の仕事内容は、主に衣服を販売することです。接客をはじめ商品の在庫管理や入荷作業、店内のレイアウトやディスプレイ、レジ業務などが挙げられます。
仕事内容 | 接客販売とコーディネート提案を行い、店舗の運営や商品管理も担当する |
---|---|
平均年収 | 369.4万円 |
向いている人 | ・適切な声掛けができるコミュニケーション力がある人 ・立ち仕事や商品運搬ができる体力がある人 ・ファッションセンスに自信がある、または興味関心がある人 |
ポイント | ・幼児~子ども向けから全年齢向けまで、さまざまな店舗がある ・土日祝日も営業している店舗が多い ・ネットの普及により販売方法が変化しているように、時代の変化に応じた戦略が必要 |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト 衣料品販売」
それぞれの仕事内容について以下で解説するので、アパレル店員の仕事に興味がある方は、参考にしてみてください。
参照元
厚生労働省 職業情報提供サイトjob tag
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アパレル店員の仕事内容
- 販売・接客
- レイアウト・ディスプレイ
- 在庫管理・発注作業
- 入荷作業・商品陳列
- 店内掃除
- レジ・電話対応
販売・接客
アパレル店員は、来店されたお客さまへ「いらっしゃいませ」と声かけをしたりお会計を行ったりするのがメインの仕事です。ほかにも、商品の提案や説明、試着案内などを行います。
また、お客さまに何か質問をされた際すぐに答えられるよう、店内商品のサイズ展開や種類を頭に入れておくことも大切です。
レイアウト・ディスプレイ
アパレル店員は、商品の並びや置き方、見せ方を工夫する仕事も行います。「どこに、どんな商品を置くか」を考え、店内のショッピング環境をより魅力的にレイアウトするのもアパレル店員の仕事です。
ディスプレイでは、お客さまの目を引きそうなアイテム使いや流行ファッションへの変更に対応します。これらの作業はお店作りに欠かせないものであり、個性やセンスが問われる業務といえるでしょう。
在庫管理・発注作業
在庫管理の仕事内容は、店頭と倉庫にある商品の数を正確に把握することです。在庫数によって、お店に仕入れる商品の種類や量を決定。在庫を抱えすぎてしまうと収納できなかったり、大量の売れ残りが発生したりするリスクがあります。
在庫が少なくなってきたアイテムや売れ筋を予測しながら、臨機応変に発注する必要があるでしょう。
入荷作業・商品陳列
アパレル店員における入荷作業・商品陳列の仕事内容は、入荷した商品の荷ほどきから店頭に並べるまでの作業を指します。商品が入荷した際は数量やサイズ、色を納品書と照らし合わせて間違いがないかチェックを実施。確認作業が終わったら商品を陳列もしくはバックヤードへ保管します。
店内清掃
アパレルショップの清掃作業では、主に店内の床掃除(掃き掃除やモップがけ)や、拭き掃除(商品棚や鏡など)を行うのが一般的です。ショッピングモールや複合施設内にお店を構えている場合は、共有スペースである通路や入り口、窓ガラスの掃除も行う場合があります。店内の清潔感を保つために、店内掃除は欠かせない業務といえるでしょう。
レジ・電話対応
アパレル店員として働く際は、商品購入を決めたお客さまの会計作業も行います。商品の梱包だけでなく、雨の日にはビニールをかけて渡すといった気遣いも大切です。また、店舗によっては、会計作業の際に会員カードや専用アプリの利用をおすすめすることもあるでしょう。
アパレルショップで働いていると、電話でお客さまから商品に関する問い合わせがくる場合もあります。たとえば、特定の商品の在庫状況や、購入した商品の洗濯方法などが挙げられるでしょう。電話では伝わりにくい場合もあるため、相手に分かりやすく簡潔に話すスキルが求められます。
「アパレル」と「ファッション」との違い
「アパレル」は衣服そのものを指し、「ファッション」は衣服だけでなくアクセサリーやヘアスタイル、着こなしなども含めたものを指すのが一般的です。たとえば、新しく発売された衣服そのものは「アパレル商品」です。一方、その服にどんなアクセサリーや靴、バッグを合わせるか、そしてどう着こなすかといったスタイル全体が「ファッション」です。
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アパレル店員に向いている人の特徴
ここでは、アパレル店員に向いている人の特徴を5つ紹介します。自分の性格が、アパレル店員に向いているかを確認してみましょう。
アパレル店員に向いている人の特徴
- コミュニケーション力が高い人
- ファッションやブランドが好きな人
- 自己プロデュース能力がある人
コミュニケーション力が高い人
アパレル店員は、コミュニケーション力や洞察力が高い人に向いています。なぜなら、初対面のお客さまに寄り添い、ニーズを引き出すには対話スキルが求められるからです。
親しみやすい雰囲気を作り出し、お客さまの心を開くことができれば、相手の言動や表情から本当に求めているものを提案できるため、お客さまに満足してもらえるでしょう。
ファッションやブランドが好きな人
ファッションやブランドが好きな人も、アパレル店員に向いているでしょう。アパレル店員は、自社ブランドの商品を着て仕事を行う場合が多いので、新作をいち早くチェックできるというメリットがあります。
また、企業によって異なりますが、自分のお店の商品を社員割引を利用して購入できる場合も。好きなファッションやブランドの商品を、販売価格よりも安く購入できる点を魅力と感じる方もいるでしょう。
自己プロデュース能力がある人
自己プロデュース能力がある人は、お客さまから親しまれやすくアパレル店員に向いているといえるでしょう。最新のトレンドを取り入れたファッションやコーディネートをしていると、「あの人が着ている服は素敵」「あの人にコーディネートを組んでほしい」と思ってもらえる可能性も。
また、流行を活かしたコーディネートを取り入れたり、自分に合った服を選んだりするのもアパレル店員には重要なスキルといえます。
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アパレル店員のやりがい・メリット
ここでは、アパレル店員のやりがいやメリットについて解説します。
好きな服を着用して働ける
アパレル店員として働くメリットの一つは、自分の好きな服を着て働けることです。アパレル店員はブランドやお店の「顔」として店頭に立つため、着用する服もお店の宣伝になります。
そのため、自分の好きなブランドやお店で働けば、毎日好きなファッションを楽しみながら働くことができるでしょう。
接客技術や洞察力が身につく
アパレル店員の仕事は、お客さまの様子をうかがい、状況に合わせて対応する必要があるため接客スキルや洞察力が身につくでしょう。
また、仕事に慣れてくると、お客さまへ商品やコーディネートを提案できるようになり、プレゼン力やコミュニケーション力なども身につけられる可能性があります。
流行や知識が身につきファッションセンスを磨ける
アパレルショップでは最新の商品を扱うため、流行や商品知識が自然と身につき、ファッションセンスを磨けるのがメリットです。商品が入荷するたびにデザインや素材、お手入れ方法、コーディネートなどを学ぶ機会があるでしょう。
これらの知識を身につけることで、お客さまに的確なアドバイスができるようになり、自身のファッションセンスも磨かれていきます。
お客さまの希望を叶えられる
アパレル店員の仕事は、お客さまの希望を叶え、喜んでもらえることにやりがいを感じられるでしょう。
たとえば、「今週末、友人と出かけるのに着ていく服を探しているけれど、どんな服が良いか分からない」と悩むお客さまに対して、普段のスタイルや好みをうかがいながら、最適なコーディネートを提案できたとします。その結果、お客さまから「ありがとう、これなら自信をもって出かけられる!」と笑顔で言ってもらえたら、喜びや達成感を得られるでしょう。
このように、お客さまの「なりたい自分」を実現する手助けができることが、アパレル店員のやりがいにつながります。
アパレルの仕事でよく使われる言葉
アパレルの仕事では、以下のような用語がよく使われます。
・メーカー
・ブランド
・マネキン
・キャッシャー
「メーカー」は製造元を指し、「ブランド」はメーカーの商品やサービスを指します。メーカーとブランドは、混同しやすい言葉でもあるので間違えないよう覚えておきましょう。
「マネキン」はアパレルの仕事でよく使用する、洋服を着せてコーディネートのイメージを紹介する全身の人形のことです。マネキン以外に「ボディ(胴体のみの人形)」「トルソー(ボディと同じ胴体のみの人形)」もあります。
「キャッシャー」は、会計を行うレジのことです。このようなアパレルで使用される言葉を覚えておくと、就職活動中や就職後に役立つでしょう。
アパレル店員の大変なところ
アパレル店員の仕事には大変な部分もあります。たとえば、「体力的にハード」「洋服代がかかる」「セールなどの繁忙期は特に忙しい」などから、アパレル店員の仕事を「きつい」と感じる人もいるでしょう。
以下でアパレル店員の大変なところについて解説するので、参考にしてみてください。
体力的にハード
アパレル店員は、基本的に立ち仕事のため体力が必要です。商品の整理や品出しなどで重い段ボールを運ぶ作業もあるので、体力を消耗しやすいでしょう。
一日中、店頭に立ちっぱなしで接客をするだけでなく、バックヤードでは新商品の荷ほどきや在庫整理、フロアでは商品の陳列やレイアウト変更など、常に動き回る業務が多くあります。
洋服代がかかる
アパレル店員は、自社ブランドの服を着て販売を行う場合が多いため洋服代がかかります。自分の好きな服を着ると、モチベーションが上がり楽しく働けるでしょう。しかし、社員割引を利用できたとしても、洋服を購入するための出費は避けられません。
毎月のように新たに洋服を買うことも考えられるため、大きな出費になる可能性もあるでしょう。
セールなどの繁忙期は特に忙しい
アパレル業界では、セールなどの繁忙期は特に忙しい傾向にあります。季節の変わり目や年末年始、夏や冬のセール時期には多くのお客さまが来店するため、通常業務に加えて品出しや在庫管理といった作業が増えるためです。
たとえば、開店前に大量の商品の品出しをしたり、閉店後に残業して入荷作業や在庫整理を行ったりすることがあります。しかし、繁忙期を乗り越えれば業務に余裕ができるため、メリハリをつけて働けるのが特徴です。
土日祝日は休みが取りづらい
アパレル業界は、お客さまの来店数が増える土日祝日に出勤、平日に休みを取ることが一般的です。そのため、友人や家族と休みが合わず、なかなか一緒に過ごせなかったり、予定の調整が難しいと感じたりする場合もあるでしょう。
アパレル店員の仕事に活かせるスキルや資格
基本的にアパレル店員は、専門的な資格やスキルがない未経験の方も挑戦しやすい職種です。ただし、接客をともなう仕事のため、コミュニケーション力や提案力があると、お客さまとの会話がスムーズになり、より良い接客を提供できるでしょう。また、販売に関する資格も役立ちます。
アパレル店員として就職を目指す場合は、以下で紹介するスキルや資格を参考にしてみてください。
ファッションの流行や衣服の基礎知識
アパレル店員は、お客さまにファッションやコーディネートのアドバイスを行う機会があるので、流行や衣服の基礎知識があると業務に役立ちます。基礎知識がないと、お客さまから素材に関する質問や、着回しについて相談されたとき的確なアドバイスができない可能性も。
お客さまが困っているときに、トレンドを取り入れたアドバイスや色の合わせ方などを提案すると、満足度アップにつながるでしょう。
初対面の人とも笑顔で対応できるコミュニケーション力
アパレル店員を含む接客業では、お客さまに与える第一印象が大事です。そのため、初対面の人とも笑顔で対応できるコミュニケーション力は仕事に活かせます。
お客さまに「話しやすそう」「この人から商品を買いたい」と感じてもらえるよう、適度な相づちを打ったり、「素敵ですね」「お似合いです」といったポジティブな言葉をかけるなど、親しみやすい雰囲気をつくることを心がけましょう。
また、アパレル店員は来店したお客さまだけでなく、お店の外を歩く人から見られている可能性も。そのため、店内にお客さまがいないときも「見られている」ことを意識することが大切です。
商品提案力
接客で大切なのは、お客さまの様子をうかがいながら商品を提案することです。お客さまに声をかけるのは接客の基本ですが、やみくもに声をかけるのは避けましょう。なぜなら、お客さまのなかには1人でゆっくり商品を見たい方もいるからです。
お客さまの気持ちを無視して声をかけたり、商品をすすめたりすると嫌がられてしまう可能性があります。お客さまの気分を害さないためにも、さりげなく声をかけ、お客さまが興味をもっている商品について提案するようにしましょう。
アパレル店員の仕事に役立つ資格
アパレル店員の仕事に役立つ資格やスキルは、「ファッション販売能力検定」や「販売士検定」などが挙げられます。以下で解説するので、就職活動の際の参考にしてください。
ファッション販売能力検定
ファッション販売能力検定は、ファッションの専門知識や接客技術などを測る資格のことで1〜3級まであります。3級は販売員としての基礎知識を学び、2級では店舗リーダーとして必要な知識、1級は店舗の運営やマネジメントを学べる検定です。
ファッション販売能力検定に合格すると接客スキルや専門知識を得られるため、就職活動の際に評価してもらえる可能性もあるでしょう。
リテールマーケティング検定(販売士)
リテールマーケティング検定はアパレル店員にかかわらず、商品を販売する人がもっておくと役立つ資格です。1〜3級があり、販売技術や接客マナー、在庫管理、店舗経営など、販売に関する幅広い知識を学べます。
販売士検定はアパレル店員を目指すうえで必須資格ではありませんが、取得しておくことで専門知識があることを証明できるため、就職活動で有利にはたらく可能性があるでしょう。
アパレル店員になるには?就職・転職に必要な準備
アパレル店員になるための必須の資格はなく、未経験者を積極的に採用している企業も多くあります。そのため、選考では人柄や意欲、仕事への適性が重視される傾向にあるでしょう。
面接では初対面の人とも明るく笑顔で会話できるか、相手の言葉に耳を傾けられるかといったコミュニケーションを意識することが大切です。また、志望企業またはブランドで働きたい理由を明確に伝えられるよう準備しておくことも大事。
「早く仕事を覚えて売上に貢献したい」「このブランドの力になりたい」といった熱意を伝え、謙虚に学ぶ姿勢をアピールしましょう。
アパレル店員の雇用スタイルは、正社員のほか契約社員や派遣社員、アルバイトがあります。店舗によって募集している形態が異なるため、どのような働き方を希望するかを明確にしつつ、求人を探しましょう。
アパレル店員の平均収入
ここでは、アパレル店員の平均年収・平均月収・平均賞与をご紹介します。なお、実際にいくらもらえるかは地域や企業によって異なるため、一つの目安として参考にしてみてください。
平均年収
以下は、厚生労働省の職業情報提供サイトjob tag「衣料品販売」で発表されている年齢ごとの平均年収です。
年齢 | アパレル店員の平均年収 |
---|---|
20~24歳 | 333万9,800円 |
25~29歳 | 350万6,400円 |
30~34歳 | 372万3,200円 |
35~39歳 | 398万5,600円 |
40~44歳 | 409万2,900円 |
45~49歳 | 412万2,200円 |
50~54歳 | 402万700円 |
55~59歳 | 377万800円 |
参照:厚生労働省 職業情報提供サイトjob tag「衣料品販売」
アパレル店員として就職した場合、20代前半では平均年収が約334万円でした。もっとも高いのが40代後半で約412万円です。
つづいて、バイトやパートなど非正規雇用として、アパレル店員に就いた場合の平均年収を見てみましょう。
バイトやパートなど | |
---|---|
平均年収 | 約303万円 |
※ハタラクティブ調べ
アパレル店員の正社員の平均年収は、年齢が上がるにつれて上昇傾向にあります。正社員の場合、勤続年数が長くなるにつれ、店長やマネージャーといった責任のある役職に就くことが多くなるためです。
一方、アルバイトは時給制で働くのが一般的。年功序列による昇給や役職手当がないため、勤務年数が長くなっても時給が大幅に上がることは少ないでしょう。
平均月収
以下は、厚生労働省の職業情報提供サイトjob tag「衣料品販売」を参考に、月収を算出し表にまとめました。
年齢 | アパレル店員の平均月収 |
---|---|
20~24歳 | 20万8,738円 |
25~29歳 | 21万9,150円 |
30~34歳 | 23万2,700円 |
35~39歳 | 24万9,100円 |
40~44歳 | 25万5,806円 |
45~49歳 | 25万7,638円 |
50~54歳 | 25万1,294円 |
55~59歳 | 23万5,675円 |
※平均年収を月収に換算した金額
アパレル店員の平均月収は20~50代をとおして約20万~25万円ほどであることが分かります。つづいて、バイトやパートなど非正規雇用で働いた場合の平均月収を見てみましょう。
バイトやパートなど | |
---|---|
平均月収 | 約25万円 |
※ハタラクティブ調べ
アパレル店員の正社員とバイトで、月収にあまり差がないように見えるのは、働き方と給料の仕組みに理由があります。バイトは時給が高めに設定されているお店もあり、正社員と同じようにフルタイムで働く人もいるため、月収に大きな差が出にくいことも。
しかし、先述したように、正社員は店長やマネージャーなど責任のある仕事に就けば、昇給のチャンスもあります。また、ボーナスや退職金などが支給される場合もあるので、長期的に見るとバイトよりも正社員のほうが収入を得られる可能性が高いでしょう。
平均賞与
以下は、厚生労働省の職業情報提供サイトjob tag「衣料品販売」を参考に、賞与(ボーナス)を算出し表にまとめました。
年齢 | アパレル店員の平均賞与 |
---|---|
20~24歳 | 41万7,475円 |
25~29歳 | 43万8,300円 |
30~34歳 | 46万5,400円 |
35~39歳 | 49万8,200円 |
40~44歳 | 51万1,613円 |
45~49歳 | 51万5,275円 |
50~54歳 | 50万2,588円 |
55~59歳 | 47万1,350円 |
※平均月収の2ヶ月分として算出
アパレル店員の賞与は20~30代が40万円台、40代になると50万円代になることが分かります。
アパレル店員として長く働くことで、キャリアアップと収入アップを目指せるでしょう。店舗運営やマネジメントの知識を増やしたり、経験を積んだりすることで、安定した収入につながります。
参照元
厚生労働省 職業情報提供サイトjob tag
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アパレル店員のスケジュール
アパレルショップは土日祝日に来客数が多く、平日に休みを取ることが多いのが特徴です。早番・遅番などのシフト制で勤務します。
繁忙期となる季節セールやイベント時には、シフトが変動することもあるでしょう。アパレル業界では、こうした変則的な勤務体系に対応できる柔軟性も求められています。
年間休日数
アパレル店員の年間休日数は、企業によって異なるものの90〜110日(月に8〜9日程度)が一般的です。ただし、セール期間などの繁忙期は出勤するのが基本となります。年末年始や大型連休は交代で休みを取得するため、希望どおりの日程で休めない可能性がある点は理解しておく必要があるでしょう。
1日の流れ
以下では、アパレルショップに早番で出勤した場合の一般的な1日の流れを紹介します。仕事内容は店舗によって異なる部分もあるため、一つの参考としてご覧ください。
時間 | 主な仕事内容 |
---|---|
9:30 | 出勤。当日の売上目標や役割分担の確認、品出し・商品整理、清掃、レジの準備 |
10:00 | 開店。接客・レジ業務、品出し、商品整理 |
13:00~14:00 | 昼休憩 |
14:00~18:30 | 接客・レジ業務、品出し、商品整理を継続 |
18:30~19:00 | 売上報告や遅番のスタッフへ引き継ぎを行い退勤 |
アパレル店員の1日は、接客だけでなく、商品管理やディスプレイ調整など多岐にわたる業務を通してスキルアップできる仕事です。忙しさに追われることもありますが、そのぶんやりがいも大きく、体力的にも精神的にも成長できるでしょう。
アパレル店員はどんな風に働く?
ここでは、アパレル店員の働き方についてご紹介します。
働く場所
アパレル店員の主な勤務場所は以下のとおりです。
- ・ショッピングモール内の店舗
- ・百貨店内のショップ
- ・路面店
- ・アウトレットモール
それぞれの勤務場所によって、営業時間や客層、求められるスキルが異なります。たとえば、百貨店内にある年齢層が高めのお客さまが多い店舗では、より高い接客スキルを求められることが多いでしょう。一方、ショッピングモールにある若者向けの店舗では、カジュアルな接客が好まれる傾向にあります。
働くスタイル
アパレル店員の働き方は、雇用形態や店舗の規模によってさまざまです。正社員のほか契約社員やバイトとして働く人も多くいます。バイトや派遣社員など非正規雇用からスタートし、経験を積んでから正社員になる人もいるでしょう。
また、規模が大きい店舗では、販売担当・ディスプレイ担当・在庫管理や商品整理担当のように、役割分担を行っている場合もあります。
アパレル店員のキャリア形成
キャリアアップを目指したい人は、アパレル店員として入職する前にキャリア構築が可能な会社かどうかをリサーチしておくことも大切です。
アパレル業界は店舗によって規模や従業員数が異なるため、自分が目標とする役職などを明確にしておくと、より具体的なキャリアプランを立てやすくなるでしょう。
未経験からのステップアップ図
アパレルショップでの一般的なキャリアステップは以下のとおりです。
未経験からのステップアップ図
- 入社1~2年目:接客スキルやレジ業務、在庫管理を習得し商品知識を蓄積する
- 2~4年目:新人スタッフの教育や売上目標達成の責任を担う
- 3~5年目:シフト管理や売上分析、在庫管理の責任者を担当する
- 5年目以降:店舗運営の責任者としてスタッフ採用や教育、売上目標設定と達成戦略の立案を行う
アパレルショップで優秀な人材と認められた場合、上記よりも早く昇進することもあります。なかには、正社員として入社後5年程度で店長に抜擢されるケースもあるため、意欲と実績次第でキャリアアップのチャンスは多いといえるでしょう。
アパレル店員が目指せるキャリアプランは?
アパレル店員の代表的なキャリアプランは、店長や副店長を目指すことでしょう。販売員として経験を積み、実績やスキルが認められることで店長や副店長に就任する方法が一般的です。
全国で展開されているブランドであれば、各地域を統括する「エリアマネージャー」も目標とできる選択肢でしょう。
ほかにも、人事や労務・デザイナー・バイヤーなどの本社での勤務を目指したり、アパレル店員として身につけた接客術を活かしてほかの業種へ転職したりなどのキャリアプランもあります。自分が将来どうなりたいのかを想像して、キャリアプランを立ててみましょう。
異業種・異職種へのキャリアチェンジ例
アパレル店員として身につくコミュニケーション力やトレンド分析力、目標達成へのコミットメントといったスキルは、多くの職種で活かせます。
たとえば、社内でのキャリアアップとして、商品の買い付けを行うバイヤーや、商品戦略を担うマーチャンダイザーなどの本部職へ異動できる可能性もあるでしょう。
また、他業界への転職では、ECサイトの運営担当やSNSマーケティング担当など、ファッションの知識とITスキルを組み合わせた職種や、接客経験を活かして人材業界やサービス業のマネジメント職に転身することも可能です。
まとめ
アパレル店員の主な仕事は店頭に立って服を販売するだけでなく、品出しや在庫管理、お店のディスプレイ作り、レジ業務など多岐にわたります。働き方も、正社員やアルバイトなど、自身のライフスタイルに合わせて選べるのが魅力です。
未経験から挑戦しやすく、頑張り次第で店長を目指したり、本部の仕事に挑戦したりと、将来の選択肢が広がる仕事といえるでしょう。
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アパレル店員の仕事に関するFAQ
ここではアパレル店員の仕事に関する疑問をFAQ方式でお答えします。
アパレル店員にはどのような雇用形態がある?
正社員や契約社員、派遣社員、アルバイトなどがあります。結婚や育児などを機に雇用形態を変えたり、時短勤務をしたりする人もいるようです。店舗やブランドによって募集している雇用形態は異なるため、どのような働き方をしたいか考えて探してみましょう。
アパレル店員のアルバイトから正社員になれる?
企業によってはアルバイトから正社員を目指せる場合があります。ただし、求人情報に「正社員登用実績あり」といった記載があるからといって、必ず正社員になれるわけではありません。勤務態度や売上への貢献度なども影響する可能性があるため、普段から目標をもって真面目に仕事に取り組むことが大切でしょう。
アパレル店員として就職する際に学歴は関係ある?
アパレル店員の仕事は接客スキルやトレンド力が求められるため、学歴を問わず挑戦できる可能性があります。ただし、なかには店舗スタッフは高卒以上、本社勤務の求人は大卒以上を応募条件としている会社もあります。厚生労働省の職業情報提供サイトjobtagの「衣料品販売」によると、大卒者が45.6%、高卒者が28.1%でした。
参照元
厚生労働省 職業情報提供サイトjob tag
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アパレル店員の仕事に年齢は関係ある?
アパレルブランドによって幅広い年代の人が活躍しています。「20代向けのお店なので同年代の人を採用したい」とする店舗がある一方で、対象とする年齢以外の人材を求める会社も。自分が働きたい店舗が、どの年代の人材を求めているかを確認してから応募しましょう。
アパレル店員の1日の仕事の流れは?
一般的には出勤後に朝礼にて1日の流れを確認し、品出しを行ってから接客を始めます。店舗によって異なりますが4時間ほど働いたら休憩を取って、そのあと接客へ戻り、商品の在庫管理や発注業務を担当することも。閉店後はレジ締めや清掃などを行い退勤します。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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