清掃の仕事に役立つおすすめの資格一覧と難易度を紹介!

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この記事のまとめ

  • 清掃の資格は建造物や病院といった施設、貯水槽などの設備や衛生管理まで多岐にわたる
  • ビル清掃に関する国家資格には、ビルクリーニング技能士や清掃作業監督者などがある
  • ビル清掃以外の国家資格には、病院清掃受託責任者やハウスクリーニング技能士がある
  • 清掃業務は資格なし、未経験から始められる門戸の広い仕事
  • 清掃業務の仕事は実務経験を積みながら資格を取得でき、キャリアアップも狙える

清掃の資格はその対象によって多岐にわたるのが特徴。国家資格は清掃の専門業者向けが多いものの、民間資格のなかには未経験からチャレンジできるものもあります。また、清掃業務はシフト制を導入しているところが多く働きやすいうえ、無資格・未経験から始められるのが魅力。正社員として入社し、資格を取りながらキャリアを積んでいくのもおすすめです。資格と業務内容を押さえたうえで、ぜひ清掃の仕事を検討してみてください。

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清掃の主な資格にはどんなものがある?

清掃で必要とされる主な資格

  • 建造物清掃(ビルメンテナンス)
  • 病院の清掃
  • そのほかの清掃
  • 衛生管理

清掃の資格は、建造物や病院といった施設から貯水槽などの設備、衛生管理にまつわるものまで、幅広いのが特徴です。初めに、それぞれの清掃の業務内容と必要になる主な資格について解説します。

建造物清掃(ビルメンテナンス)

建造物清掃に関する主な資格は、以下のとおりです。

  • ・ビルクリーニング技能士
  • ・清掃作業従事者研修指導者
  • ・清掃作業監督者

3000平米以上で、映画館やデパート、高層ビルといった多くの人が集まる建造物は「特定建築物」と呼ばれ、建築物衛生法の「建築物環境衛生管理基準」に基づいて衛生管理を行う必要があります。特定建築物の清掃については、これらの資格が必要です。

病院の清掃

病院の清掃には、感染予防や医療廃棄物の処理に関する知識が必要です。病院の清掃に関する主な資格として病院清掃受託責任者があります。

病気の人が訪れ、入院患者もいる病院の清掃では、衛生管理は感染予防や患者の症状悪化などを防ぐためにも非常に重要。よって、病院の清掃は専門業者へ依頼されることが多い傾向です。

病院の清掃方法

病院を清掃する専門業者では、場所によって清潔さのレベルを変える「ゾーニング」といった方法や、掃除用具を色分けして場所別に使い分ける「カラーリング」、細菌やウイルスが再度付着するのを防ぐ「一方向拭き」といったやり方で清掃が行われます。

そのほかの清掃

ビルや病院といった施設以外の清掃に関する資格では、貯水槽や排水管のほか、一般家屋に関するものもあります。

  • 1.貯水槽清掃作業従事者
  • 2.排水管清掃作業従事者
  • 3.空気調和用ダクト清掃作業従事者
  • 4.ハウスクリーニング技能士

これらの資格は、全国ビルメンテナンス協会の講習会を受けると取得可能です。ハウスクリーニング技能士については、後に詳しく説明します。

衛生管理

衛生管理に関する主な資格として、建築物清掃管理評価資格者(インスペクター)と建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)があります。

今までに挙げた資格が清掃の技能を証明するものであるのに対し、清掃作業の点検、建築物の維持管理の立案など、監督者としての技量を証明するものといえるでしょう。

ここまで、清掃に関する資格について大まかに解説しました。清掃業務について詳しく知りたい方は「清掃の仕事」をご覧ください。次の項では、ビル清掃に関する主な国家資格について詳しく解説します。取得方法や難易度もあわせてご紹介していますので、参考にしてください。

清掃の資格があると手当がつく?

清掃の仕事に限らず、企業が指定する資格を持っていると資格手当が支給されることがあります。ただし、資格手当は福利厚生の一環であり、支給の有無は企業によって異なるので必ず支給されるわけではない点に注意しましょう。求人情報で資格手当の有無を確認できるので、応募の際にチェックしてみるのもおすすめです。

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ビル清掃に関する主な国家資格の種類と難易度

ビル清掃に関する主な国家資格の種類と難易度

  • ビルクリーニング技能士
  • 清掃作業監督者
  • 建築物環境衛生管理技術者
  • 建築物清掃管理評価資格者

ビル清掃に関する主な国家資格は、以下のとおりです。いずれも国家資格なので取得は簡単ではありませんが、大きなアピールになるでしょう。

ビルクリーニング技能士

ビルクリーニング技能士は、ビルの清掃作業に関する技能を証明する資格です。外国人の方を対象とした随時級、基礎級のほか、3級、2級、1級まであります。取得によりオフィスビルだけではなく病院や学校、ショッピングモールなどの清掃現場で監督として仕事ができます。ビルクリーニング技能士1級の取得は、次にご紹介する「清掃作業監督者」になるための要件の1つです。

難易度

試験は学科と実技に分かれており、2級以上の受検には実務経験が必要です。また、1級受検には、2級取得後1年など、取得に制限期間があるのも特徴。合格率は級ごとでなく、全体で公表されており、毎年30%前後といわれています。

清掃作業監督者

清掃作業監督者は清掃作業の監督をする資格で、清掃業者として登録をする際に配置する必要のある資格です。2日間の講習のあと1時間半の筆記試験に合格すれば取得できますが、「建築物環境衛生管理技術者免状」の交付を受けている、ビルクリーニング技能士1級を取得しているなど、指定の試験に合格していることが条件です。

難易度

筆記試験は講習内容をしっかり聞いて理解していればほとんどの方は合格できるといわれてます。受講するためには先述した資格を有している必要があるため、すでにビル清掃にかかわる仕事をしている人向けの資格といえるでしょう。

建築物環境衛生管理技術者

建築物環境衛生管理技術者は、通称「ビル管理士」とも呼ばれる、ビルの設備管理、衛生管理を統括する仕事です。先述した「特定建築物」にあたる施設では、必ず1人置かなくてはなりません。そのため、この資格を取得していると転職市場で評価されやすいようです。また、電気主任技術者といったほかの関連資格もあわせて取得しておくと、即戦力として更に評価されるでしょう。

難易度

建築物環境衛生管理技術者国家試験の受検には、2年の実務経験を必要とします。マークシートの筆記試験で、合格率は20%程度。難易度は高めといえるでしょう。登録講習会の受講でも取得できますが、学歴による受講要件があり、実務経験より厳しい要件となっています。

建築物清掃管理評価資格者

建築物清掃管理評価資格者は通称を「インスペクター」ともいい、ビル清掃業務の業務管理や作業結果の点検、ビルオーナーへの改善案の提案などを行う仕事です。主に、清掃業務の品質を高く保つための業務を行います。

難易度

パソコンやスマホによる動画学習で、「作業品質」と「組織品質」について学んだのち、1日半の実技演習を行い、講習修了考査に合格すれば取得できます。「ビルクリーニング技能士1級、建築物環境衛生管理技術者などの資格を取得していること」という受講要件を満たしており、講習を受ければ取得できるので、難易度はそれほど高くないといえるでしょう。資格取得後は、4年ごとの更新が必要です。

その他の清掃に関する国家資格の種類と難易度

ビルメンテナンス以外の清掃に関する国家資格には、以下のようなものがあります。

病院清掃受託責任者

病院清掃受託責任者とは、病院の衛生環境と清掃に関する知識を有することを証明する国家資格です。内容は、病院内の衛生環境の保持、医療廃棄物の処理や清掃、感染予防に関する知識など多岐にわたります。

清掃業者が病院から清掃業務を請け負う際には、必ず病院清掃受託責任者の配置が求められるため、資格を持っていれば優遇されるでしょう。

難易度

2日間にわたる新規講習を受けたのちに30問の修了試験を受け、15問以上正解すれば取得できます。講習は2日間のみ、修了試験は半分正解すれば良いので、取得難易度は低めといえるでしょう。4年ごとに更新で、更新の際には再講習を受講し、30問の修了試験への合格が必要です。更新する前に修了証の期限が切れた場合、再度新規講習から受講しなおす必要があります。

ハウスクリーニング技能士

ハウスクリーニング技能士は、台所、レンジフード、浴室、エアコンなど、屋内のいろいろな箇所の清掃の技能を証明する国家資格です。

難易度

受検資格には3年以上の実務経験が必要です。試験には筆記と実技の2種類があり、筆記試験の合格率が88.9%と高いのに比べ、実技試験の合格率は29.9%と低いのが特徴。これは、受検者のほとんどが実技試験で制限時間内に清掃しきれないのが要因のようです。時間制限が厳しいので、定められた時間内で清掃作業を完了させるような訓練が必要となるでしょう。

清掃に関わらず取得しやすい国家資格については「取りやすい国家資格とは?取得するメリットや選ぶときのポイントを解説」で解説しているので、併せてご確認ください。

ほかにもある!清掃に関する民間資格

清掃に関する民間資格

  • ハウスクリーニングアドバイザー
  • クリンネスト1級
  • エアコンクリーニング士

清掃に関する民間資格には、ハウスクリーニングアドバイザーやエアコンクリーニング士といったものがあります。

ハウスクリーニングアドバイザー

ハウスクリーニングアドバイザーは、道具や洗剤の選び方、場所別の掃除方法など、家の中の清掃に関する知識や技術を証明する資格です。資格の内容については、ハウスクリーニング技能士に近いといえるでしょう。

クリンネスト1級

クリンネスト1級は、家の中の清掃方法について、プロの清掃知識と技術を取得できるとされている資格です。取得後はハウスキーピング協会認定の「クリンネスト」を名乗り、清掃のプロとして活動できます。

エアコンクリーニング士

エアコンクリーニング士は、日本エアコンクリーニング協会が認定する資格です。資格を所有していることでエアコン清掃に関するスキル証明になります。検定試験を受けるためには、スクールに通うか、日本エアコンクリーニング協会に入会して366日以上の活動が必要です。試験は筆記試験と実技試験があり、70%以上の評価を受けると合格です。

次の項では、清掃業務の求人について解説します。清掃の求人に関しては、「清掃員は正社員で働くときつい?仕事内容やメリットを解説!」で詳しくご紹介していますので、参考にしてみてください。

清掃の資格なしでスタートできるのは?

清掃の仕事のなかには、資格なしでスタートできるものも多く存在します。ここでは、比較的求人の数も多いとされているホテルとマンションの清掃作業を例に挙げてご紹介します。

ホテルの清掃作業

ホテルの清掃作業では、年齢不問、未経験、資格なしで応募できる求人もあります。ベッドリネンの回収から始まり、清掃現場で経験を積んでいくと、インスペクターやチーフといった責任者へキャリアアップできます。清掃の資格取得に関して、企業のサポートがある場合も多い傾向です。

マンションの清掃作業

マンションの清掃作業でも、ホテルと同様、年齢不問で未経験、清掃に関する資格なしで応募できる求人があります。マンションの清掃作業というと外壁などの清掃も当てはまりますが、求人で多いのはマンション共有部の清掃作業。

ただし、清掃に特化しているというよりは「マンションの管理人」としての求人が目立つでしょう。マンションの管理人は住人が快適に過ごせるよう、廊下やエントランス、駐輪場、ゴミ捨て場などの清掃も担当します。こちらも、企業によっては資格取得のサポートがあるようです。

他にも清掃業の内容を詳しく知りたい方は「清掃業の仕事内容とは?メリット・デメリットと向いている人もご紹介」のコラムもあわせてご覧ください。

経験を積みながら資格取得!清掃は長く続けられる仕事

清掃の仕事はシフト制を取っていることが多く、ある程度勤務日程や時間に融通が利きます。また、非正規雇用からボーナスのある正社員募集まで雇用形態の幅も広く、その働きやすさが魅力といえるでしょう。

このコラムで挙げた国家資格のなかには、取得すると就職や転職に有利になるものも。清掃業務は幅広い業界でニーズがあるので、企業ごとにどんな求人があるのか探してみるのもおすすめです

清掃業務は年齢不問、未経験OKの求人が多いため、門戸が広い仕事です。ぜひ、将来のキャリアアップを目標にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。「清掃の仕事に興味がある」「清掃業務で正社員の職を探している」といった方は、ハタラクティブにご相談ください。

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清掃の資格に関するQ&A

ここでは、清掃の資格に関してよくある質問と回答についてまとめました。

清掃業務に就くために資格は必要ですか?

資格を必要としない清掃業務の求人も多い傾向です。
無資格・未経験の人を一から教えてくれる企業も多く、採用の門戸は広いといえるでしょう。清掃の国家資格は経験者向けのものが主なので、資格の有無を気にせず、気になる求人に応募してみてはいかがでしょうか。清掃業務の正社員求人をお探しの方は、ハタラクティブにご相談ください。

未経験から取れる清掃の資格はありますか?

民間資格であれば、未経験から取れる清掃の資格があるようです。
ハウスクリーニングアドバイザーやクリンネスト1級など、一般家屋に関する清掃の資格が主だといえるでしょう。これらを取得したのち、ハウスキーピング業者に就職したり、自分で開業したりする道もあります。

清掃業務は体力的にハードなイメージがあります

主に身体を動かす仕事なので、体力が必要という面は否めません。
しかし、清掃業務は幅広い年齢の方が従事しているうえ、清掃の対象によっても使う体力は異なります。一概にすべてがハードとはいえないでしょう。また、清掃業務は慣れも大きいので、ベテランスタッフになるほど効率よく、体力を消耗しないよううまく動くものです。体力面に関しては、さほど気にする必要はないでしょう。

清掃業務の仕事に向いているのはどんな人ですか?

清掃業務には、黙々と作業をするのが好きな人や身体を動かすのが好きな人が向いているでしょう。また、チームを組んで業務にあたる場合も多いので、和を乱さない人や、コミュニケーション力のある人が求められます。しかし、コミュニケーション力といっても雄弁である必要はなく、ほかの人の動きを見ながら、適切に連携が取れればOKです。清掃業務への適性については、「清掃業に向いてない人とは?意外と知らない業務内容を理解しよう」のコラムで詳しく解説しています。

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