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入社半年で退職したい…よくある退職理由とは
更新日

この記事のまとめ
- 入社半年で退職する理由は、「仕事内容」「人間関係」「就業規則」への不満が多い
- 半年で退職する場合、ポジティブな印象を意識して説明することが大切
- 面接で退職理由を聞かれたら、自信をもって前向きな言葉で話すのがポイント
- 同じことを繰り返さないために、転職した理由を分析するのが効果的
- 入社半年で退職した理由が不安な場合は、転職支援エージェントを利用するのも手
「半年で退職した場合、その理由はどう説明するべき?」と悩んでいる方もいるでしょう。入社して半年で退職した場合、その理由はポジティブな印象になることを心掛けて答えるのがポイントです。また、転職で失敗した理由を分析するのも効果的でしょう。
このコラムでは、入社半年で退職した方によくある理由や面接でのポイントを解説します。転職活動を進める際の参考にしてみてください。
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入社して半年で退職する理由
入社して半年で退職する理由は人それぞれ異なりますが、以下のような内容が挙げられます。
- ・面接で話した業務内容と違うため
- ・やりたい仕事との方向性の違いに気づいたため
- ・仕事ができなくて周りに迷惑をかけているため
- ・人間関係がうまくいかないため
- ・就業規則と異なるため(残業が多い、休みが少ない、給与額の差違など)
- ・通勤ラッシュがつらいため
- ・体調不良で続けるのが厳しいため
内閣府の「平成30年版子供・若者白書(全体版)特集 就労等に関する若者の意識(2)就業に対する考え方及び初職の状況等について」によると、16歳から29歳までの若者の初職の離職理由は「仕事が自分に合わなかったため」が43.4%で最も多い結果でした。次いで「人間関係がよくなかったため」が23.7%、「労働時間、休日、休暇の条件がよくなかったため」が20.7%を占めていることが分かります。
この結果を参考にすると、入社して半年で退職する理由として上位に上がるのは、「やりたい仕事との方向性の違いに気づいたため」「人間関係がうまくいかないため」「就業規則と異なるため」と考えられるでしょう。
入社してすぐ退職する理由をさらに詳しく知りたい方は、「早期退職の理由を聞かれたら?面接での伝え方や回答例を9つ紹介!」をチェックしてみてください。
参照元
国立国会図書館デジタルコレクション
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入社半年で退職したら…実際はどうなる?
入社半年で退職することによって、「履歴書にキズがついてしまうのではないか」と不安になる方もいるでしょう。悩みや不安を解消した状態で退職するためにも、以下を参考にしてみてください。
履歴書にキズはついてしまう?
半年で退職した事実は履歴書に残りますが、半年で退職したこと自体がマイナス評価となるわけではありません。しかし、転職活動の面接で退職理由を聞かれた際、会社側に「採用してもすぐに辞めてしまうのでは?」という懸念を与えるような回答をすると、マイナス評価になり得るでしょう。
退職理由の説明や転職活動の軸によっては、前向きな印象に変えられるため、しっかりと文章の添削や説明の練習を繰り返すのが大切です。
心身の健康を考えることも大切
「仕事を半年で退職すると履歴書にキズがつく」と恐れて退職を先延ばしにするよりも、早めに行動に移して社会人生活をリセットするほうが、心身の負荷が少なく済むことがあります。また、早期に環境を変えることで、自身の適性や本当にやりたいことを見つけられる可能性も高まります。退職するタイミングについては、「もう仕事を辞めたいと感じたら退職すべき?対処法や転職成功の方法を紹介」のコラムをぜひご一読ください。面接で退職理由を話すときのポイントは?
半年で退職をして転職活動を行う場合、たとえネガティブな理由で退職したとしても、前向きな伝え方をするのがおすすめです。退職理由を伝えるときは、以下のような点に注意してみましょう。
- ・退職理由を聞く意図を考える
- ・前向きな退職であることを伝える
- ・転職への意欲を語る
- ・退職理由から志望動機に繋げる
上記のような観点は、退職に至った反省や将来のキャリアプランを織り交ぜることで、より具体的に伝えられます。さらに詳しく知りたい方は、「面接官が退職理由を聞く理由は?好印象な例文と思いつかないときの対処法」のコラムもぜひご一読ください。
触れないほうが無難な内容
面接で退職理由を話すときに触れないほうが無難な内容は、以下のようなことが挙げられます。
- ・退職した会社の悪口
- ・給与額や福利厚生についての不満
- ・応募企業にも起こり得る退職理由
例えば、「人間関係が悪い」といった理由は、どの会社にも起こりうる可能性があります。上記のような内容に加え、小声になったり、自信のなさそうな答え方をしたりすることも避けましょう。自分では意識していなくても、自然と気持ちが沈んでいるように見える場合もあるため、ネガティブな印象を与えかねません。
退職理由を述べるときには、自信をもって堂々と話すことが大切です。ハキハキと答えることによって、面接官への印象も良く、早期退職に対するネガティブ感を拭えるでしょう。
また、半年で退職してしまうと、再就職が難しくなるのでは?と、お悩みの方は「第二新卒は半年で退職しても転職可能?求職活動を成功させるコツを解説!」で詳しく解説しています。ぜひ、参考にしてください。
転職活動での心構えとは?成功に導くコツ
どのような理由で退職をしたとしても、ネガティブ思考になるのではなく、前向きに自分に合う仕事を見つけることが大切です。また、転職先では前職と同じような状況に陥らないように、経験を糧に行動することが重要。労働環境や人間関係など、退職した会社での悩みが転職先で解決できるとは言い切れないためです。転職先でも同様の課題に直面する可能性も考慮しておきましょう。
転職活動での心構えとは?成功に導くコツ
- 将来像を明確にしておく
- 転職で失敗した理由を分析する
- 在職中に転職活動をする
- 資格やスキルをアピールする
- 仕事への熱意を伝える
- 安心して採用できる退職理由を伝える
将来像を明確にしておく
半年で退職した場合、転職活動では自分の将来なりたい姿を明確にしておくのが重要です。たとえば、「今はプログラマーだけど、将来的にSEとしてキャリアを築いていきたい」といった将来像があると、それを叶えられる転職先を見つけやすいでしょう。
転職で失敗した理由を分析する
半年で退職した理由をしっかり分析し、同じ失敗を繰り返さないようにしましょう。分析の際は、自分が働くにあたって会社に求めることの優先順位をつけることが大切です。
「福利厚生」「業務内容」「残業時間の有無」など、今までの転職経験の傾向も鑑みながら就活の軸を定めましょう。もし、同じ理由で退職していたとしたら、思い切って就活の軸を変えてみるのも一つの手です。
在職中に転職活動をする
転職活動をする場合、すぐに次の仕事が決まるとは限らないため、在職中に行うことをおすすめします。総務省統計局の「『労働力調査』を用いた離職者の再就職行動に関する実証的研究」によると、44歳までの男女で、離職後の無職期間が0〜4ヶ月続いた人は全体の50%以上いることが分かります。
引用:総務省統計局「『労働力調査』を用いた離職者の再就職行動に関する実証的研究 3.男女別にみた離職から就業までの期間分布 3.1離職と就業までの期間分布(p.5)」
退職してから転職活動を始めると収入がなくなり、生活の基盤を失うことにもなりかねません。焦って企業を選ぶと、希望条件とは異なる職場を選択してしまう可能性も。働き始めてから気づくと結果的に、早期離職につながってしまう恐れがあります。
参照元
総務省統計局
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資格やスキルをアピールする
転職活動を成功に導くコツとして、応募書類や面接では資格やスキルをアピールすると良いでしょう。中途採用者に対し即戦力を求める企業もあるため、現場で活かせるスキルや資格をもった応募者を採用する場合があります。
たとえば、「前職ではマーケティング部に属しており、顧客分析を徹底しメールマーケティングの導入を行いました。その結果、Webサイト経由での受注率を30%アップすることができました」のように、具体的な経歴を伝えましょう。
仕事への熱意を伝える
入社して半年で退職した経歴をもっている場合、応募先企業は「自社でも入社後すぐ退職するのではないか」と不安に感じることもあります。前述したとおり、マイナスな印象を与えないよう仕事への熱意を具体的に伝えると、応募先企業の特徴を理解していることを示せるでしょう。
仕事への熱意を伝えるためには、自分と応募先企業のマッチしている部分を見つけるのが重要です。企業との親和性を基に仕事への熱意を伝えることで、「この応募者は自社に合いそう」と判断してもらえる場合もあります。応募先企業とマッチする部分を見つけるには、企業を研究することが重要。「転職するときの心構えとは?面接のポイントや年齢別の注意点もご紹介!」では、企業研究のやり方について解説しています。ぜひご一読ください。
安心して採用できる退職理由を伝える
半年で退職したあとに転職を成功させるには、応募先企業に信頼感をもってもらえる説明が必要です。企業は採用した人材に長期間働いてもらいたいため、短期間での退職は何らかの問題があったと見なされることも。前向きな退職理由をしっかりと伝え、自身の成長や経験の積み重ねをアピールすると、企業の安心感を得られるでしょう。
応募先企業が安心して採用できる退職理由が思いつかない方は、「面接で伝える退職理由が思いつかない!例文や印象アップのコツを紹介」で対処法を解説しています。ぜひ参考にしてください。
「半年で退職した理由」を面接で聞かれたときの回答例
半年で退職した理由を面接で聞かれた場合、採用担当者が納得のいく説明をする必要があります。ここでは、「半年で退職した理由」を面接で聞かれたときの回答例をまとめました。転職活動中の方はぜひ参考にしてください。
仕事が自分に合わなかった場合
「以前の職場では販売の仕事をしていましたが、もともと人前で話すことが得意ではなかったため、業務と自身の性格との間にずれを感じるようになりました。今後は、貴社で事務職として、データ入力や書類作成といった業務を通じて貢献できると考えております」
人間関係が原因の場合
「以前の職場では、会社の進むべき方向と自身の仕事に対する考え方に違いがあることに気づきました。特に、チーム内での連携が少なく、個々の目標達成が優先される傾向があり、私が理想とするチームでの協調や成長を追求することが難しい環境でした。貴社ではチームワークを重視していると伺っており、自身の強みを最大限に活かせると確信しております」
長時間労働や過酷なノルマが原因の場合
「以前の職場では、1日の平均労働時間が12時間を超え、週に3日は深夜まで業務に携わっていました。また、達成が難しいノルマが課され、常に大きなプレッシャーを感じていました。業務効率改善のための提案も受け入れられず、このままでは自身の成長と健全な働き方を両立できないと判断しました。今後は、より無理のない働き方を実現しながら、専門性を高め、お客様に質の高いサービスを提供していきたいと考えております」
家庭の事情が原因の場合
「前職は家庭の事情により入社から半年で退職しました。親の健康が急に悪化し、看病が必要になったためです。現在は状況が安定し、家族と支え合って対応しています。今後はフルタイム勤務が可能で、仕事に専念できる環境が整っています」
体調不良が原因の場合
「前職は体調不良により、半年で退職することになりました。具体的には、△△という病気にかかり、治療と回復に専念せざるを得ませんでした。現在は回復し、定期的な診断でも再発の兆候はなく健康状態は安定しています。業務に支障をきたすことはありませんので、仕事に取り組む準備が整っています」
事実を話したほうがいい理由もある
なかには事実を話すことで、応募先企業が納得しやすくなる場合もあります。たとえば、「給与や休日など労働条件が面接時に伝えられた内容と異なっていた」「急激な業績悪化により給与支払いに遅延が生じるようになった」などの理由が挙げられます。
自分ではどうしようもない外的要因から退職した場合は事実を話したうえで、転職先では長期的に働きたいという意欲を示すのが効果的でしょう。入社から半年で退職する際の注意点
入社から半年で退職するか悩んでいる方は、「退職する際は早めに上司へ伝える」「再就職には時間がかかる可能性もある」などの注意点を理解しておきましょう。入社から半年で退職する際の注意点を3つご紹介します。お悩みの方は、ぜひご一読ください。
退職する際は早めに上司へ伝える
退職する際は、引継ぎや人員補充をしなければいけないため、早めに上司へ伝えるよう心掛けましょう。一般的には1ヶ月前には伝えるのが良いとされています。
再就職には時間がかかる可能性もある
前述したように、再就職には時間がかかる可能性があります。応募した企業から内定が出たとしても、「自分の希望する条件がそろっているか」「思い描く将来像が叶えられるか」などの確認が必要でしょう。次の職場では長期で働けるよう心構えをしておくことが重要だといえます。
転職を繰り返すと経歴にキズがつく場合もある
前述したように、「半年で退職=マイナス評価になる」とは言い切れません。しかし、転職市場では退職理由を明確に説明できない場合、「何か問題がある」と判断されてしまう可能性もあります。転職を繰り返す前に、応募先企業が納得できる退職理由を準備しておくのがおすすめです。
新卒なのに半年で退職。挽回は可能なのか
新卒入社後半年での退職は、転職活動で不利になる可能性はありますが、挽回は可能です。企業は早期離職を懸念しますが、大切なのは退職理由と今後のキャリアプランを明確に説明することです。面接では、前向きな姿勢で退職理由と今後の目標を具体的に伝えましょう。焦らず自己分析と企業研究を行い、納得のいく転職活動をすることが重要です。ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
半年で退職してスムーズな転職を叶える方法とは?
半年で退職してからスムーズな転職を叶えるには、就活支援を提供している転職エージェントを利用するのがおすすめです。転職エージェントでは、求人紹介や選考対策をサポートしてくれるサービスを行っています。転職支援のプロであるキャリアアドバイザーを頼れば、客観的なアドバイスを取り入れながら、より自分に合った職場への転職を目指せるでしょう。
若年層向け転職エージェントのハタラクティブでは求人紹介をはじめ、適職診断や面接対策、企業研究など、転職に関するあらゆる支援を行うキャリアアドバイザーが在籍しています。多くの相談者をサポートしている経験やノウハウを活かし、プロの目線から転職活動をサポート。納得のいく転職を叶えたい方におすすめの転職支援サービスです。「退職理由が転職でマイナス評価にならないか心配」「半年で退職したら転職できる?」といった不安がある場合は、ぜひお気軽にご相談ください。
半年で退職したときの理由に関するQ&A
ここでは、半年で退職したときの理由に関するよくある疑問をまとめました。精神的にきつい場合や1ヶ月で辞めたい場合についても解説しているので、参考にしてみてください。
退職理由によっては今の会社と気まずい関係になりますか?
気まずくならないために、伝え方を工夫して円満退社を目指しましょう。
退職理由として、会社に対する不満や愚痴を伝えないようにするのがポイント。ただし、嘘をつくのは避けてください。本来の退職理由を前向きに伝えることを意識するのが大切です。
精神的にきつくても入社半年で退職するのは迷惑ですか?
精神的な負担を感じている場合は、心身の健康を優先するのが良いでしょう。
無理して働き続けた場合、より長い期間の休養が必要になったり、社会復帰に時間を要することになったりする可能性があります。
40代で中途入社して1ヶ月経ちましたが、正社員を辞めたいです
正社員を辞めたい理由を分析し、今後の進路を明確にしてから退職を決めるのがおすすめです。
年齢を重ねてからの再就職は、スキルや経験を求められてハードルが上がる傾向にあることを知っておきましょう。辞める判断をする前に、一度「転職後すぐ退職するのはあり?辞める際の判断基準や転職理由の伝え方を紹介」のコラムを参考にしてみてください。
面接での退職理由の伝え方を練習したいです
転職活動における面接での退職理由の伝え方を練習したい場合は、転職エージェントを活用するのも一つの方法です。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。