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座右の銘を面接で答えるポイントは?例文や選び方もご紹介
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この記事のまとめ
- 座右の銘とは、自分の行動基準や価値観を一言で表す言葉のこと
- 面接で座右の銘を聞かれるのは、応募者の人柄や価値観を知りたいから
- 座右の銘がない人でも「特にありません」とそのまま伝えるのは避ける
- 基本的には、自分の長所を表す言葉がおすすめ
- 長所や自己PRなどのエピソードとともに伝えることで好印象となる
就活や転職時の面接で聞かれる座右の銘は、応募先企業の理念と関連のあるものにすると効果的でしょう。面接官が座右の銘を尋ねる意図や、面接で評価を上げる座右の銘の答え方を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
そもそも座右の銘とは?
座右の銘とは、常に自分の心に留め、行動の基準や励ましにする言葉のことです。
すでに座右の銘を持っているという方がいる一方で、突然聞かれても困る……という方もいるのではないでしょうか。
座右の銘は、自分の価値観を一言で表せる言葉でもあります。面接への対策をきっかけに、自分に適した座右の銘を探してみましょう。
なぜ面接で座右の銘を聞かれるの?
厚生労働省の「採用選考時の基本的な考え方・公正な採用選考の基本」によると、採用選考時に配慮すべき事項として、適性・能力に関係のない事項「本人に責任のない事項や、本来自由であるべき事項『思想・信条にかかわること』」を、エントリーシート・応募用紙・面接・作文などによって把握することなど14事項を挙げています。
面接時に座右の銘を聞くことは、思想信条にかかわる可能性も。それにもかかわらず、面接で座右の銘を聞かれるのはなぜかを解説します。
応募者と自社のマッチ度を知りたいから
応募者に座右の銘を聞くことで、自社とのマッチ度を知ることができるでしょう。企業理念や経営計画と応募者が目指す方向性が合っているかどうか確認することで、自社で活躍してくれる人材を探すことができます。
入社後の応募者の活躍をイメージをしたいから
考え方や行動が伝えられる座右の銘を聞くことで、応募者が自社でどのような活躍をしてもらえるかをイメージできるでしょう。また、座右の銘は応募者を端的に表す方法の一つで、表現力やコミュニケーション力が伝わってくる可能性があります。
参照元
厚生労働省
採用選考時に配慮すべき事項
面接で好印象を与える座右の銘の答え方
面接で座右の銘を答えるときには、以下のようなポイントがあります。
座右の銘を答える
面接官から座右の銘を聞かれたら、まず結論から伝えましょう。まずは面接官が最も知りたいことを最初に伝えることで、相手に伝わりやすくなります。
その言葉が座右の銘である理由を簡潔に述べる
長所や自己PRと連動させると、説得力のある座右の銘となるでしょう。
自己PRで努力してきたことをアピールするならば座右の銘も努力を重んじるような言葉を選ぶと、「努力」というポイントをより印象的に伝えることができます。
理由がしっかりしていない座右の銘は、どんなにきれいな言葉でもその場しのぎな印象を与えてしまいます。自分がなぜその言葉を座右の銘とし、どう活かしてきたのかというエピソードを添えることが大切です。
座右の銘を通じて企業でどう活躍できるか
座右の銘を軸に、企業でどのように活躍できるかを伝えましょう。伝える際は企業の特徴と関連性を持たせて説明すると効果的です。応募者が入社後、仕事への取り組み方などのイメージがわきやすいでしょう。
明るくポジティブな話し方を意識しよう
座右の銘は自身の糧になるような言葉であることがほとんど。そのため、心を込めて明るくポジティブに伝えるのが良いでしょう。心がこもっていないと、適当に言っているのではないかと思われてしまう可能性があります。
面接での話し方を詳しく知りたい方は、「面接の基本マナーを押さえて好印象を与えよう!対策方法も解説」をチェックしてみてください。
自分に合った座右の銘の探し方
面接で答えると効果的な、座右の銘の探し方について解説します。
応募先企業の社風と合うものを選ぶ
先述したように、企業が応募者に座右の銘を聞くのは、仕事への取り組み方をチェックしているからです。そのため、面接で答える座右の銘は応募先企業の企業理念と関連性があるものが良いでしょう。もし、応募先企業が協調性を大事にしている場合、座右の銘を「頑迷固陋」と答えると、企業理念と合っていないと判断されてしまう可能性が高いです。座右の銘を選ぶうえで、しっかりと志望する企業を調べることがおすすめです。
自分の考え方や経験に結びつくものを選ぶ
座右の銘を選ぶ場合は、自分の考え方や経験に結びつくものを選ぶことで、説得力が増すでしょう。座右の銘を表す過去のエピソードについて具体的に説明することで、自身の人柄をアピールできるといえます。
自身の経験を深掘りする際は、自己分析をするのがおすすめ。自己分析について詳しく知りたい方は、「自己分析の方法をご紹介!就活や転職に役立てよう」もチェックしてみてください。
職務内容に合うものを選ぶ
座右の銘を面接で伝える場合、企業理念や自身の原体験と関連するもののほかに、職務内容と合うものを考慮する必要があるでしょう。座右の銘から感じる人柄や考え方が、実際に行う業務と合っているかどうかをアピールすることがおすすめ。まずはしっかり、志望している企業の職務内容をリサーチすると良いでしょう。
面接で答えるおすすめの「座右の銘」例文一覧
面接で答えるおすすめの座右の銘を「ことわざ」「四字熟語」「偉人の名言」に分けてご紹介します。
座右の銘【ことわざ】
「初心忘るべからず」ということわざがあります。これは、何かを初めて行うときの純粋で真摯な気持ちや姿勢、初めて感じた情熱や目標に対する信念を、どんなに時間が経過しても忘れてはいけないという教えを表しています。面接で伝える座右の銘にぴったりだといえるでしょう。
座右の銘【四字熟語】
「有言実行」という四字熟語は比較的ポピュラーな言葉です。自分の言葉や約束をしっかり守り、行動に移すことが重要であるという教えを表しています。面接では、言葉だけでなく、実際の行動によって他人や社会との信頼関係を築けることが伝わるでしょう。
座右の銘【偉人の名言】
「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」は上杉鷹山の言葉です。達成できそうにないことでも、自らの意志と努力によってやり通せば成果を生むことを表しています。面接で座右の銘として伝えると、自身の価値観が伝わるので効果的でしょう。
面接で座右の銘を答えるときの注意点
面接で座右の銘を伝える際は、以下の注意点に気をつけてください。
自分の価値観や人柄を表すような言葉を選ぶ
無理に珍しい言葉やかっこいい言葉を探す必要はありません。面接官が知りたいのは目新しい言葉ではなく、応募者がどのような言葉を座右の銘としているのかという人間性の部分です。ありきたりと思うような言葉でも、それが自分を表す言葉として適切であると思えるのならば問題ありません。
ただし、あまり悪い印象を与える言葉を選ぶのはおすすめできません。自分の長所を伸ばす言葉や、短所を戒める言葉にするのがベターです。
自分の長所が見つからない方は、「長所が見つからない…見つけ方を知って自分のアピールポイントを理解しよう」を参考にしてください。
選んだ言葉の意味を正しく理解する
ことわざなどを用いる際によくあるのが、言葉の意味をよく理解していないということです。座右の銘が正しい意味で面接官に伝わらないと、マイナスな印象になってしまうので気をつけましょう。
ネガティブな表現に捉えられるものは選ばない
座右の銘は、ポジティブなメッセージを表すことが重要です。自己啓発や前向きな考え方を促進する言葉を選びましょう。マイナス思考のものや戦争などの悪いイメージのものなど、ネガティブなものは避けましょう。
嫌悪感を抱かれる恐れのがある人の言葉は避ける
反社会的な人物や犯罪歴のある人の言葉は避けましょう。どんなに良い内容であっても、マイナスなイメージにつながる恐れがあります。
「特にありません」はNG
「ありません」という回答では、自身の軸がない人、意欲のない人と判断されてしまう場合があります。
アピールのチャンスとなる部分でマイナス点を作ってしまってはもったいないので、質問を想定して回答を用意しておきましょう。
また、就職エージェントに相談するのも一つの手です。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。