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スーパーの正社員の仕事内容とは?やりがいやキャリアアップの流れも解説
この記事のまとめ
- スーパーで働く正社員の主な業務内容は、接客販売業務や発注在庫管理など
- スーパーの正社員の平均年収は約350〜450万円程度で、他業種と比べても高くない傾向がある
- スーパーの正社員には、接客力や臨機応変な対応力が求められる
- 特別な資格や能力を問わない求人が多いため、未経験から応募しやすい
- スーパーの正社員になるには、就職・転職エージェントを活用するのがおすすめ
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スーパーの正社員として働きたいものの、具体的な仕事内容を知らない方も多いでしょう。スーパーの正社員の仕事内容は、接客・販売業務や発注・在庫管理、アルバイトのマネジメントなど、多岐にわたります。
このコラムでは、スーパーの正社員の業務内容や向いている人の特徴、キャリアアップの流れなどについて詳しくまとめました。スーパーの正社員の仕事に興味がある方は、ぜひご一読ください。
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スーパーの店員とは
スーパーの店員は、私たちの日常生活に欠かせない食品や日用品を販売するスーパーマーケットで働く人を指します。レジ打ちから商品陳列、在庫管理まで多岐にわたる業務を担当し、店舗運営の重要な役割を果たす仕事です。
| 仕事内容 | スーパーマーケットで商品の発注や品出し、陳列し、来店客へ応対しながら販売を行う |
|---|---|
| 平均年収 | 369.4万円 |
| 向いている人 | ・コミュニケーション能力がある人 ・正確で丁寧な作業ができる人 ・商品知識を学ぶ意欲がある人 |
| ポイント | ・学歴や資格不問のため、学生や主婦も働きやすい ・アルバイトやパートとして経験を積み、正社員登用を目指すケースもある ・食品衛生責任者などの資格取得支援を設けているところもある |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト スーパー店員」
スーパーの店員は、生鮮食品も扱うため商品の入れ替わりが激しく、鮮度や品質管理に注意が必要です。また、短時間で多くのお客さまと接する必要があり、多様なニーズに迅速に対応するコミュニケーション能力が求められるでしょう。
スーパーのレジ係
スーパーのレジ係は、お客さまと直接関わる最前線の仕事です。商品のスキャンや会計などの精算処理だけでなく、笑顔でのあいさつや袋詰めサービスも重要な業務となります。お金の入力ミスがないよう正確さが求められる一方、たくさんのお客さまに対応するためのスピードも必要です。
最近ではセルフレジが増えていますが、操作の案内や困っているお客さまへの対応も重要な役割になっています。
| 仕事内容 | レジカウンターでの商品と代金の受け渡し |
|---|---|
| 平均年収 | 369.4万円 |
| 向いている人 | ・体力のある人 ・臨機応変な対応ができる人 ・コミュニケーション能力のある人 |
| ポイント | ・シフト制の企業が多く、土日祝日の勤務も多い ・学歴や資格は必要とされないことがほとんど ・正確さ、迅速さ、接客態度の良さが求められる |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト スーパーレジ係」
バックヤード作業員
バックヤード作業員は、裏方として商品の仕分けや加工、在庫管理などを担当します。早朝から商品の荷受けや陳列準備を行い、店舗が開店前にしっかりと商品が並ぶよう調整する重要な役割を担っています。力仕事が多く体力が必要ですが、お客さま対応が少ないため、接客が苦手な方にも向いている職種といえるでしょう。
また、季節商品の入れ替えや特売品の準備など、計画的に作業を進める能力も求められます。スーパーの品揃えと品質を陰から支える大切なポジションです。
| 仕事内容 | 惣菜や生鮮食品の検品・パッケージ作業・品出し |
|---|---|
| 平均年収 | 345.4万円 |
| 向いている人 | ・体力のある人 ・反復作業が苦ではない人 ・コミュニケーション能力のある人 |
| ポイント | ・早朝の作業がある ・学歴や資格は必要とされないことがほとんど ・シフト制の企業が多く、土日祝日の勤務も多い |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト バックヤード作業員(スーパー食品部門)」
※ここで紹介した情報は2025年5月時点のものです。最新の情報と異なる可能性があります。
参照元
厚生労働省
職業情報提供サイト(日本版O-NET)job tag
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スーパーの正社員の仕事内容
スーパーマーケットの正社員の業務内容は、接客や販売だけでなく商品管理や発注、非正規スタッフのマネジメントなどさまざまです。ここでは、スーパーの正社員の仕事内容と特徴について解説します。スーパーで正社員として働きたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
スーパーの正社員の仕事内容
- 接客・販売業務
- 商品の鮮度管理
- 品出し
- 発注・在庫管理
- 販売計画書の作成
- 棚卸し
- 商品の加工、品出し
- パート・アルバイトスタッフのマネジメントや教育業務
- 売上管理や勤怠管理などの事務業務
接客・販売業務
スーパーでの主な接客・販売業務は、レジ打ちです。来店客がカゴに入れた商品をレジで処理して、会計を行います。そのほか、店内の利用案内や諸手続きへの対応なども接客業務に含まれます。
商品の鮮度管理
商品の鮮度管理では、青果物や生鮮食品などが傷んでいないか、商品の質を確認します。また、消費期限や賞味期限を把握し、期限切れのものは売場から取り払うのも仕事の一つです。
スーパーにおける鮮度管理は顧客の安心・安全に不可欠な要素のため、正社員は積極的に行う必要があります。
品出し
スーパーの品出しは、売場に不足している商品の補充が主な業務です。商品が乱雑になっていたら整頓したり、来店客が見やすいよう配列したりします。
発注・在庫管理
発注・在庫管理は、売上データを前年と直近で比較したり、世間のトレンドをいち早くキャッチしたりして、売れ筋商品の動向を掴んで集客につなげることが目的です。部門として、ひいては店舗として「どうすれば売上を伸ばせるか」という視点で業務を進めるのが、正社員としての役割といえるでしょう。
販売計画書の作成
スーパーの売上目標をクリアするために作成するのが販売計画書です。商品の数や設定金額、購買層の具体化、該当商品の売り出し方などを決めます。正社員として管理する立場に就けば、販売計画書を作成することもあるでしょう。
棚卸し
棚卸しとは、商品の在庫数を数えることです。従業員総出で定期的に実施する場合が多いでしょう。棚卸しは、主として経営状況や管理体制の把握を目的に実施されます。
商品の加工、品出し
スーパーの水産や精肉部門では、商品加工もメイン業務の一つです。食品加工技術が身につくため、食品加工のスペシャリストを目指して、鮮魚士や食肉販売技術管理士の資格を取得する正社員の方もいます。
パート・アルバイトスタッフのマネジメントや教育業務
スーパーには、パート・アルバイトスタッフも多く在籍しています。正社員は、接客・販売業務や品出しなどの業務をしながら、店舗全体のスタッフの動きを把握しながら業務を行うことも求められるでしょう。チェーン店であれば、本部からの指示内容などを現場のスタッフに伝えるのも正社員の仕事です。
また、新しく入社したパートやアルバイト、新入社員に対し、接客マナーやレジ操作方法を教えるなどの教育業務も正社員が行います。
売上管理や勤怠管理などの事務業務
売上管理では、日々売上の集計を行い、本部へ報告します。また、来客数や売れた商品の種類や数といった販売実績を分析したり、その履歴からいつどのような需要があるのかといった予測を立てて販売計画を立てるのも、売上管理業務のうちです。
勤怠管理では、従業員のシフト調整やシフト表の作成をします。さらに、必要に応じて求人を募集したり面接などの選考を行ったりと、スーパーの人員確保を行うこともあるでしょう。
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スーパーの正社員のやりがい・大変なこと
ここでは、スーパーの正社員のやりがいや大変なことを解説します。
転職後のミスマッチを防ぐためにも、スーパーの正社員になりたい方は、良い面と悪い面の両方を把握しておきましょう。
「スーパーの正社員は楽しい」とやりがいを感じること
スーパーの正社員のやりがいは、自分のアイデアを活かした売場づくりができたり、チームワークを感じられることなどが挙げられます。また、人の生活に欠かせない存在であることから、人の役に立っていることにやりがいを感じることもあるでしょう。
ここでは、こうしたスーパーで働くやりがいを紹介します。
自分のアイデアを活かした売場づくりができる
スーパーで売上を伸ばすには、売場づくりが肝心です。お客さまの要望を叶える企画やセール、自分のアイデアを活かした売場づくりをした結果、実際に売上がアップすると「自分が職場に貢献できた」という大きな達成感を得られるでしょう。
私生活にも生かせる食の知識が身につく
スーパーで働いていると、仕事をとおして「鮮度の見極め方」や「旬の食材」など、私生活にも生かせる食の知識が身につきます。こうした知識が身についていくこと自体にやりがいを感じられるでしょう。
チームワークを大切にしながら仕事ができる
スーパーには正社員だけでなくアルバイトやパートの従業員も多く、年齢も性別もさまざまです。土日祝日も開店しており、一日の営業時間も長いことから従業員の人数も多く、従業員とのチームワークが欠かせません。
たとえば、品出しをしているときであっても、レジが混んできたらレジに入ったり重い荷物は二人で運んだりと、状況を見て行動することが大切です。こうした意識をすることで、効率的に仕事ができるうえ、チームの関係性も良くなっていくでしょう。
また、チームワークを大切にしながら仕事をすることで、コミュニケーション能力や協調性といったスキルが身につきます。
結果がすぐに反映されやすい
スーパーの正社員の仕事は、日々の売上として結果がすぐに反映されやすい傾向があります。自分が作った売場の商品の売れ行きが良くなったり、売れると見込んだ商品が実際に売れたりすることにやりがいを感じる人は多いでしょう。
お客さまとの距離が近い
スーパーの正社員としてのやりがいは、お客さまとの距離が近く、自分が地域の人々のために役立っている実感を得られることです。スーパーでは若年層から高齢者までさまざまな方が顧客となるので、仕事を通じて多くのお客さまと接する機会があるのも、人とのコミュニケーションが好きな方にとってやりがいとなるでしょう。
「スーパーの正社員はきつい?」大変だと感じること
前述したようなやりがいがある一方、スーパーの正社員には大変なこともあります。たとえば、お客さまからクレームを受けることなどが大変なことの代表例だといえるでしょう。また、スーパーは店舗が土日祝も営業していることがほとんどであるため、土日祝の休みや連休が取りにくい場合も多いようです。
ここでは、スーパーで働く際の大変だと感じることを紹介します。
お客さまからクレームを受けることがある
ときにはお客さまからクレームを受けた場合は、アルバイト・パートのスタッフに代わって正社員が対応しなければなりません。スーパー側に過失がない場合など、理不尽だと感じるクレームだと特にストレスに感じることもあるでしょう。
業務範囲が幅広い
スーパーの正社員の業務範囲は幅広く、慣れるまでは体力的・精神的に疲弊してしまうこともあるでしょう。
また、スーパーによっては季節のイベントにあわせた「旬の食材フェア」や「クリスマスフェア」「バレンタインフェア」などが実施される場合もあります。こうしたフェアに追われていると感じてしまう人もいるようです。
土日祝日の休みや連休が取りにくい
スーパーは、土日祝日なども営業しており、定休日がないことが多いです。また、土日は平日よりも来客が多い繁忙期であることも多く、正社員の場合休みが取りにくい傾向があります。
ただし、会社によっては連休の取得を推奨していて、実際に取得ができる場合もあるため、企業のWebサイトや求人票などで確認しておくのがおすすめです。
給与が低い場合がある
スーパーマーケットが分類される卸売業・小売業の平均給与は、正社員の平均給与に比べて少ない傾向があります。
スーパーで働きつつ給与を上げるには、店長やバイヤーなどを目指し、昇進していくのがおすすめです。また、大手企業といった年収の高い企業を狙って転職する方法もあります。
スーパーの正社員の平均収入
スーパーの正社員の収入は、勤務地域や企業規模、個人の経験によって差があります。一般的に中小規模のスーパーより大手チェーン店のほうが待遇は良い傾向があるものの、小売業全体では他業種と比べると高くない水準となっています。
なお、以下で紹介する年収・月収・賞与は、厚生労働省の「job tag 職業情報提供サイト スーパー店員」などから算出した参考値です。数値は参考程度に捉え、求人情報や企業の公式サイトなどからも情報を収集しましょう。
平均年収
スーパーの正社員の平均年収は約350〜450万円程度です。ただし、店長やバイヤーなどにキャリアアップすると500万円以上になることも珍しくありません。
また、大手チェーンでは初任給から設定が高く、昇給制度もしっかりしている場合もあるでしょう。
| 男性(正規雇用) | 男性(非正規雇用) | 女性(正規雇用) | 女性(非正規雇用) | |
|---|---|---|---|---|
| 20代 | 330万円 | 228万円 | 310万円 | 228万円 |
| 30代 | 412万円 | 252万円 | 372万円 | 252万円 |
| 40代 | 493万円 | 264万円 | 433万円 | 264万円 |
| 50代 | 542万円 | 288万円 | 462万円 | 288万円 |
平均月収
月収ベースでは、25〜35万円程度が一般的な水準です。基本給にくわえて、早朝手当や残業代、職能手当などが付くケースもあるため、実際の手取り額は勤務条件によって変わってきます。月給制だけでなく、時給制の正社員制度を導入している企業もあります。
なお、ここで紹介する非正規雇用の月収は、東京都の時給相場(1,200〜1,400円)から算出した参考値です。
| 男性(正規雇用) | 男性(非正規雇用) | 女性(正規雇用) | 女性(非正規雇用) | |
|---|---|---|---|---|
| 20代 | 27万円 | 19万円 | 25万円 | 19万円 |
| 30代 | 34万円 | 21万円 | 31万円 | 21万円 |
| 40代 | 41万円 | 22万円 | 36万円 | 22万円 |
| 50代 | 45万円 | 24万円 | 38万円 | 24万円 |
平均賞与
賞与(ボーナス)は年2回支給されるケースが多く、合計で月給の2〜4ヶ月分程度が相場です。ただし、店舗や企業の業績によって大きく変動する可能性があります。好調な業績の企業では5ヶ月以上支給されることもあるでしょう。
| 男性 | 女性 | |
|---|---|---|
| 20代 | 54万円 | 50万円 |
| 30代 | 68万円 | 62万円 |
| 40代 | 82万円 | 72万円 |
| 50代 | 90万円 | 76万円 |
参照元
厚生労働省
職業情報提供サイト(日本版O-NET)job tag
スーパー正社員の1日の仕事の流れ
以下は、スーパー正社員の1日の仕事の流れの一例です。
なお、企業や店舗の規模、役職によっても異なるうえ、日によって仕事内容が変化することもあります。あくまで一例としてご参照ください。
| 時間 | 主な業務内容 |
|---|---|
| 7:00~8:00 | 出社、メールチェック、売場商品の鮮度チェック、朝礼、POPの変更 |
| 8:00~9:30 | 立ち上げ業務(入荷した商品の荷下ろしや品出しなど) |
| 9:30~11:00 | 発注、品出し、売り場チェック |
| 11:00~11:30 | 事務業務(売上管理や勤怠管理など) |
| 11:30~12:30 | 休憩 |
| 12:30~15:30 | 昼礼(引継ぎや連絡事項の共有など)、昼便の荷下ろし、品出し |
| 15:30~16:00 | メールチェック、事務業務、夕方スタッフへの指示書作成、退勤 |
主に、品出しや発注業務が中心で、レジはアルバイトやパートのスタッフに任せる1日となっています。しかし、混雑時は作業を止めてレジに入ることや、突発的なクレーム対応でこれらの業務に手が付けられない日もあるでしょう。
必ずしも決まった時間に決まった業務ができるわけではないため、臨機応変な対応力が求められます。
スーパーの正社員の年間休日は?
スーパーの正社員の年間休日数は、一般的に100〜110日程度です。これは一般企業の平均(120日前後)より少なめの水準です。土日祝日が繁忙期となるため、平日休みが基本となり、連休を取るのが難しい傾向があります。
ただし、最近は働き方改革の影響で休日数を増やす企業も増えてきており、年間休日115日以上を保証する求人も見られるようになってきました。シフト制で働くため、休日は固定ではなく月ごとに変動することが一般的です。
スーパーの正社員に向いている人の特徴
スーパーの正社員に向いている人の特徴として以下が挙げられます。
- ・体力がある人
- ・協調性がある人
- ・「食」や「暮らし」に関心のある人
- ・向上心のある人
スーパーの正社員に向いているのは、体力と気配りを兼ね備えた人です。お客さまの多様なニーズに応えながら、常に売場の状態を保つには体力的な負担が大きいため、体力に自信のある人が向いているといえるでしょう。
また、お客さまの購買心理を理解し、季節の変化や地域特性を読み取る観察力も求められる傾向があります。
スーパーの正社員に求められるスキル
スーパーマーケットで正社員として働くにあたって特別な資格は必要ありませんが、体力やマネジメント能力といったスキルは必要です。
ここでは、スーパーの正社員に求められるスキルについてご紹介します。
スーパーの正社員に求められるスキル
- 体力
- マネジメント能力
- 接客スキル
- 臨機応変な対応力
- マーケティングスキル
- 精肉、青果などの専門知識やスキル
体力
スーパーの正社員は長時間立ち仕事になることが多いため、体力は必須といえるでしょう。開店前・閉店後も仕事があるため、店舗の営業時間より労働時間のほうが長くなります。
ただし、スーパーの開店時間は長いため、正社員であっても開店から閉店までずっと出勤することはありません。シフト制が導入されており、交代制で働くことが多いでしょう。
また、スーパーマーケットでは土日祝日や年末年始に出勤することも多いようです。体力があり、体調をしっかりと管理できることが、スーパーの正社員に求められる資質の一つといえます。
マネジメント能力
正社員には、幅広い世代が集まるアルバイト・パートスタッフをまとめ、働きやすい職場環境に整えるマネジメント能力が必要です。
スーパーの店舗運営業務では、パート・アルバイトスタッフがメインとなっています。それだけに、スタッフの教育や的確な指示出し、シフト管理などのマネジメントスキルは正社員に強く求められる要素といえるでしょう。
接客スキル
スーパーにはさまざまな年齢層の顧客が訪れるため、それぞれの要望に合った対応をすることが大切です。店員とのコミュニケーションを楽しみながら買い物をしたい方も少なくないため、商品知識にくわえてある程度の会話力も必要でしょう。
臨機応変な対応力
正社員は、お客さまからのクレーム対応をすることもあるため、冷静かつ的確に対応する必要があります。また、レジが混み合っているときはレジ打ち業務を行うといった、現場の状況に即して臨機応変に対応する力も求められるでしょう。
マーケティングスキル
スーパーでの売上を向上させるためには、マーケティングスキルが欠かせません。たとえば、売りたい商品が目立つような陳列やPOP作成、来客数の増加につながるチラシの作成なども、マーケティングの一環です。
ほかにも、市場や来客層の調査をし、ニーズに合った商品を仕入れることで売上の向上、ひいては会社の利益向上につなげます。こうしたマーケティングに関するスキルや経験があると、選考で有利になるでしょう。
精肉、青果などの専門知識やスキル
スーパーでは精肉や青果を取り扱うため、これらの専門知識やスキルがあると選考で有利になる可能性があるでしょう。たとえば、精肉なら各部位に関する知識やそれぞれの調理方法、青果なら鮮度の見極めや旬の知識などが挙げられます。ほかにも、魚の捌き方や調理方法などを知っていると、スーパーの仕事で活用できるでしょう。
スーパーの正社員はどんな風に働く?
ここでは、スーパーの正社員の働き方について解説しています。スーパーでの勤務場所や勤務スタイルが気になる方は、参考にしてみてください。
働く場所
スーパーの正社員は主に店舗内で働きますが、担当部署によって働く場所は異なります。生鮮部門では加工場や売場を行き来し、生鮮食品以外の食料品を担当するグロサリー部門では倉庫と売場が主な活動エリアとなります。キャリアが進むと本部勤務になることもあり、バイヤーやスーパーバイザーとして複数店舗を担当するケースもあるでしょう。
一般的には転勤があることも特徴で、特に大手チェーンでは広い地域をカバーするため、定期的な店舗異動が発生します。ただし、最近は従業員の定着率向上のため、転勤範囲を限定した雇用形態を設ける企業も増えてきているようです。
働くスタイル
スーパーの正社員はシフト制で働くのが基本です。早番・遅番のローテーションがあり、早番は7時前から、遅番は22時過ぎまで働くことも珍しくありません。営業時間中はほぼ常に立ち仕事で、接客や商品管理、パート指導など複数の業務を同時にこなすマルチタスク能力が求められます。
責任者として開店前の準備や閉店後の売上集計などを担当するため、実際の勤務時間は営業時間よりも長くなりがちです。ただ、最近は働き方改革の影響で残業削減への取り組みも進んでおり、以前より働きやすい環境になってきている企業も増えているでしょう。
スーパーの正社員のキャリアアップの流れ
サービス業界の場合、入社して間もないころは正社員も現場職からスタートする企業が多い傾向があります。スーパーマーケットで正社員として働く場合も例外ではなく、はじめのうちは店舗勤務の現場からキャリアをスタートするのが一般的です。
顧客ニーズを日々意識して理解することが、将来的に部門リーダーや店長、エリアマネージャーになったときの店舗運営業務で役立ちます。
以下でキャリアアップ後の仕事内容を解説するので、将来のビジョンを考えるうえでの参考にしてみてください。
キャリアアップ後の仕事内容
スーパーの正社員は、キャリアアップすることで仕事内容が変わることがあります。
ここでは、店長とSV、バイヤーの3つの立場別に仕事内容を紹介するので、キャリアアップを視野に入れている人はぜひ参考にしてみてください。
店長
店長は店舗の責任者として、本部での意思決定や通知事項を従業員に伝達し、実行させたり売上管理を行ったりと店舗を運用していくうえで必要なマネジメントを行います。
店の規模にもよりますが、部門責任者になった際に関わる従業員が5〜30名ほどであるのに対し、店長になると50〜300名ほどに増えるので、事務業務も増えるでしょう。
SV
SV(スーパーバイザー)とは、英語で「管理者」「監督者」という意味があるように、現場を統括する役割のことです。店長が所属する店のみを担当するのに対し、SVは複数店舗に対してマネジメントや経営戦略の提案などを行います。
SVの業務内容は、担当する店舗構成員の教育や数字管理、マニュアルの作成・改訂などです。定期的に勉強会を開催し、従業員のレベルアップを通して目標数値達成を目指します。
バイヤー
バイヤーの主な業務は、より品質が良く安価な商品を仕入れるためにメーカーや卸と交渉を行うことです。新たな仕入れ先として、まだ取引のないメーカーや生産地を開拓したり、本部からの商品についての質問や要望にも対応します。
異業種・異職種にキャリアチェンジはできる?
スーパーの正社員として培った経験やスキルは、さまざまな業界へのキャリアチェンジに活かせます。特に小売業全般(コンビニ、ドラッグストア、アパレルなど)への転職はスムーズで、マネジメント経験を活かして飲食店の店長になるケースもあるでしょう。
また、商品知識を活かして食品メーカーの営業職や、接客スキルを活かしてサービス業に転職する例もあります。バイヤー経験者は商社や卸売業に移ることもあるでしょう。「数字を見る力」「人を育てる力」「現場を回す力」はどの業界でも重宝されるため、キャリアチェンジの可能性は十分にあります。
スーパーの正社員になるには?就職・転職するためのポイント
スーパーの正社員に転職するためには、必要なスキルの把握や応募先の企業の選び方などにポイントがあります。
ここではそれぞれのポイントについて詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
スーパーの正社員に求められる能力を把握しておく
スーパーの正社員に転職するためには、求められる能力を把握しておくことが大切です。スーパーの正社員には体力やマネジメント能力などが求められます。面接では自分にこれらの能力があることを裏付けるエピソードや、スキルを得るために努力したことなどを説明できるようにしておきましょう。
大手チェーンの求人を狙う
安定性や年収を重視して働きたいのであれば、大手チェーンのスーパーを狙って転職するのがおすすめです。大手のスーパーは売上も多い分給与も高めの傾向があり、異動や転勤などでキャリアアップの機会も多いでしょう。福利厚生も豊富な場合が多く、仕事とプライベートの充実を図りやすくなります。
就職・転職エージェントを利用する
より好条件でスーパーの正社員になりたい方は、就職・転職エージェントを利用するのがおすすめです。スーパーの正社員求人は多くの求人サイトに掲載されていますが、大手チェーンや好条件の求人は、非公開求人に設定されていることもあります。
また、転職エージェントでは一人ひとりの登録者に専任のアドバイザーがつくため、より自分の希望や適性に合った求人を紹介してもらえるのもメリットです。
まとめ
スーパーの正社員は、私たちの食生活と暮らしを支える重要な仕事です。レジ係やバックヤード作業からキャリアをスタートさせ、専門知識とマネジメントスキルを身につけていくことで、店長やバイヤーなどへのステップアップも可能です。
年収は業界平均でみると高くありませんが、キャリアアップによって収入アップを目指せます。年間休日は一般企業より少なめですが、働き方改革の影響で徐々に改善されつつあります。体力と気配り、そして食や暮らしへの関心がある方に向いている職種といえるでしょう。
また、シフト制での勤務が基本となるため、生活リズムが不規則になりがちですが、培ったスキルは多くの業界で活かせるため、将来的なキャリアの選択肢は広いといえます。日々の買い物を通じてお客さまの生活に直接貢献できるやりがいのある仕事です。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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