気になる！零細企業の年収について

零細企業って耳にするけど…何となくは分かるけど…。年収が安定していないイメージがつきものです。気になる零細企業の年収について、零細企業の定義や働き方も併せてご紹介します。
仕事を選ぶ際の知識として知っていて損はない情報です。

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零細企業の年収事情

まず、そもそも零細企業とは一体何なのか。具体的にどんな企業を指すのでしょうか？

零細企業とは

わずかな資本・設備で経営する、小規模の企業を零細企業といい、中小企業の中でも小規模な企業が該当します。
ただ、この零細企業という言葉に明確な定義はありません。
零細企業は法律的には使用されていない言葉であり、正しくは「小規模企業者」と定められています。
零細企業のイメージをする時は、イコールで小規模企業者を連想しましょう。
そんな小規模企業者については下記のように明確な定義があります。

・卸売業→従業員5人以下
・小売業→従業員5人以下
・製造業、建築業、その他→従業員20人以下
・商業、サービス業→従業員5人以下

このように、資本金や出資総額などだけでなく、従業員数が規模の主な判断となるようです。
零細企業という表現を使用する際、一般的には常用の従業員数が10名を下回る場合に使用されます。

零細企業の年収は安い？高い？

国税庁の平成27年の民間給与実態統計調査結果によると、10人以下の企業の平均給与は約420万円で、10人以上だと460万円、30人以上だと550万円となっています。
以上のことから、年収については、企業の規模が大きいほど給与が高い傾向があります。したがって、小規模な企業では高い年収を期待するのは難しい場合も考えられます。また、企業によりますが、福利厚生や退職金とった内容が簡素化されていることもあり、待遇の充実では満足とは言い難いかもしれません。

参照元
国税庁
民間給与実態統計調査結果

零細企業のメリット／デメリット

零細企業で働くことは年収がネックになりがちですが、零細企業だからこそ感じられるやりがいや働きやすさがあります。
零細企業で働く場合のメリット・デメリットを見ていきましょう。

メリット

・社内の距離感が近い（社長や役員と直接やりとりできる仕事が多い）
・裁量の大きい仕事を任せてもらえる（キャリアや実績などだけでなく、若手でも積極的にチャレンジできる）
・肩書が付きやすい（ステップアップのチャンスが多い）

デメリット

・給与、賞与といった面が安定しない
・年収が安定しない
・せまい環境なので、人間関係が合わなかった場合がつらい

企業の規模によって、給与だけでなく働き方にも違いがあるようです。
これを踏まえて、年収や職場環境、業務スタイルなど、ご自身にマッチする選び方が大切です。

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