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ニートから正社員になるのはきつい?おすすめの業界や体験談を紹介
この記事のまとめ
- ニートから正社員になるのはきついといわれることもあるが、就職できないわけではない
- 正社員を目指すなら、年齢が若いうちに動き出すことが大事
- ニートから正社員を目指す場合は、未経験OKや経歴不問の求人を中心に探してみよう
- ニートから正社員を目指しやすい業界には、医療・福祉業界や建設業界などがある
- 一人で就活を進めるのが不安なニートの方には、就職エージェントがおすすめ
「ニートから正社員になるのはきつい?」と不安に思っている方もいるでしょう。ニートから正社員になるのはきついといわれることもありますが、人手不足の業界や未経験可の求人を中心に探せば、実現できる可能性は十分にあります。とはいえ、年齢が若いほど正社員として採用されやすいので、早めに行動に移すのが就職成功のカギです。 このコラムでは、正社員になるためのコツやおすすめの業界について解説します。ニートから正社員になった人の体験談もご紹介しているので、ぜひご覧ください。
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ニートから正社員になるのはきつい?
ニートから正社員になるのはきついといわれることもありますが、人手不足の業界や未経験可の求人を中心に探せば、実現できる可能性は十分に考えられます。
以下は、労働者の過不足状況をまとめた表です。合計で49%の産業が「不足」と答えていることが分かります。反対に、「過剰」と答えたのはわずか3%で、日本の産業は人手不足の傾向が強いことが読み取れます。
引用:厚生労働省「労働経済動向調査 表1 産業別正社員等労働者過不足状況及び正社員等労働者過不足判断D.I.(p.5)」
産業別に見ると、特に、「学術研究、専門・技術サービス業」「医療、福祉」「建設業」「運輸業、郵便業」が人手不足であることが分かるでしょう。ニートの方は、この業界の中から就職先を探すのも手です。
参照元
厚生労働省
労働経済動向調査(令和6年8月)の概況
卒業後3年以内であれば新卒枠に応募できることも
卒業後3年以内であれば、ニートの方も新卒枠に応募できる可能性があります。厚生労働省は、2010年に「3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!~『青少年雇用機会確保指針』が改正されました~」を発表し、卒業後3年以内の人を新卒として扱うよう、企業へ通達を出しました。そのため、企業によっては新卒枠に応募できる場合もあるのです。
新卒枠に応募するメリットは、「同期入社の仲間が多い」「手厚い研修を受けられる」などがあります。ニートから正社員を目指す方は、新卒枠に応募できる求人を探すことも選択肢に入れてみましょう。
参照元厚生労働省
3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!~「青少年雇用機会確保指針」が改正されました~
正社員にならずにニートのままでいるリスク
ニートのまま年を重ねると、就職の難易度が高くなります。また、社会的信用を得るのが難しくなったり、安定した生活を送るのが難しくなる可能性もあるでしょう。 ここでは、正社員にならずにニートのままでいるリスクを解説します。
年齢を重ねるほど正社員になるのが難しくなる
20代のうちは、スキルや経験よりも性格や適性を重視した「ポテンシャル採用」をされやすいものの、30代、40代と年齢を重ねるごとに即戦力であるかどうかを期待されるようになっていきます。そのため、「正社員になりたい」「親に頼るのをやめたい」といった考えがあるニートの方は、20代のうちに就職活動を始めるのが望ましいでしょう。
ポテンシャル採用について詳しく知りたい方は、「ポテンシャル採用とは?何歳まで適用される?新卒・中途との違いも解説」をご覧ください。
社会的信用を得るのが難しくなる
仕事をしていないと、社会的信用を得るのが難しいでしょう。社会的信用を得られないと、「住宅ローンや自動車ローンを組めない」「クレジットカードの審査を通過できない」といったリスクが生じます。また、「安定した収入がないと結婚したくない」と考える人もいるかもしれません。
安定した生活を送るのが難しくなる
現在は親に頼って生活できていても、それが何年も続けられるわけではありません。また、ニート期間が長引くほど就職難易度は上がり、正社員になれたとしても、同世代の人たちと比べて収入が低くなる可能性も考えられます。
とはいえ、「今までニートだったぶん稼ぎたい!」といきなり高収入の仕事を狙うのはハードルが高いため、まずは「社会復帰すること」「働くこと」を優先しましょう。
ニートから正社員になるためのコツ
ニートから正社員を目指すのであれば、幅広い仕事で活かせるスキルを身につけたり、未経験OK・経歴不問といった求人に応募したりするのが得策です。また、「年齢を重ねるほど正社員になるのが難しくなる」でご紹介したように若いうちのほうが就職しやすいため、1日でも早く動き始めることが重要といえます。 ここでは、ニートから正社員になるためのコツをまとめました。
ニートから正社員になるためのコツ
- 幅広い仕事で活かせるスキルを身につける
- 未経験OKや経歴不問の求人に応募する
- 1日でも早く行動に移す
幅広い仕事で活かせるスキルを身につける
ニートから正社員を目指している場合、幅広い仕事で活かせるスキルや知識を身につけたり、資格を取ったりするのがおすすめです。たとえば、ビジネスマナーやコミュニケーションスキルはどのような仕事でも役に立つでしょう。また、ITパスポートや日商簿記、MOSなども幅広い職種で活かせます。 なお、希望の職種が決まっているニートの方は、その仕事に関する勉強を始めてみましょう。
就職に役立つスキルについて知りたい方は、「転職に役立つスキル一覧!ポータブルスキルとそのアピール方法も紹介」のコラムをご一読ください。
未経験OKや経歴不問の求人に応募する
ニートから正社員を目指す際は、「未経験OK」「未経験者歓迎」「経歴不問」「無資格OK」といった記載のある求人を選ぶのがおすすめです。このような求人は、研修制度が充実していたり、社員の育成に力を入れていたりする可能性が高いでしょう。
1日でも早く行動に移す
ニートから正社員を目指すのであれば、「働きたい」と思ったその日から行動に移すことが大切です。若いうちのほうが未経験職種にも挑戦しやすいので、後悔のないように動き出しましょう。 年齢が上がると、企業側から「周囲と馴染めないのでは」「仕事を覚えるのに時間がかかりそう」などと懸念される可能性もあります。
いきなり正社員になるのに抵抗があるならアルバイトや派遣から始めるのもアリ
「まずは働くことに慣れたい」「すぐに正社員になるのは抵抗がある」といった方は、アルバイトや派遣から始めるのも選択肢の一つです。必ず正社員にならなければいけない、という決まりはないので、自分が無理なく働ける雇用形態を選ぶことが重要です。ニートから正社員を目指しやすい業界
「ニートから正社員になるのはきつい?」でご紹介したように、「医療業界」「福祉業界」「建設業界」「運輸業界」は人手不足な傾向にあるようです。ここでは、それらの業界と職種についてご紹介します。
医療業界
ニートから始められる医療業界の職種には、「看護助手」「歯科助手」「医療事務」「調剤事務」などがあります。以下にそれぞれの詳細をまとめました。
看護助手
看護助手は、病院やクリニックで看護師のサポートをしたり、患者の心身のケアや身の回りの世話をしたりする仕事です。具体的には、カルテの整理や備品管理、医療器具の消毒、病室や検査室の清掃、食事・排泄・入浴の介助などさまざまな業務内容があります。
歯科助手
歯科助手は、歯科診療所で事務作業をしたり、歯科医師・歯科衛生士の診療補助をしたりする仕事です。基本的には、歯科医師に器具を手渡す、口内の唾液を吸い取るといった補助業務を担います。そのほか、受付や会計、診療報酬の請求、カルテの整理、院内の掃除など幅広い仕事を行う場合もあるでしょう。
歯科助手は、患者の口腔内に手を入れることや、歯ブラシ指導などの予防処置・保健指導などはできません。
医療事務
医療事務は、病院やクリニックなどの医療機関で事務作業をする仕事です。具体的には、受付や会計、診療報酬の請求、カルテの整理、備品の準備や管理、患者の案内などを行います。
調剤事務
調剤事務は、調剤薬局で薬剤師のサポートや事務作業をする仕事です。具体的には、受付や会計、一般事務、処方箋の入力・管理、調剤報酬の請求、医薬品の在庫管理、薬剤師の指示に従い調剤補助などを行います。
医療業界についてさらに詳しく知りたい方は、「医療業界の仕事」もご覧ください。
福祉業界
ニートから始められる福祉業界の職種には、「介護助手」「介護事務」「生活支援員」「就労支援員」などがあります。以下で詳しく見てみましょう。
介護助手
介護助手は、介護施設で利用者の介護や身の回りのサポートをする仕事で、介護補助とも呼ばれるようです。具体的には、食事や排泄、入浴など直接的なサポートをする「身体介護」、食事の準備や配膳、掃除、洗濯など間接的なサポートをする「生活援助」、レクリエーションの企画、通所施設の場合は利用者の送迎などがあります。
介護事務
介護事務は、介護保険サービスを提供する事業所で事務作業をする仕事です。主な仕事は介護報酬で、そのほかにも一般事務や経理、労務、広報など事業所の裏方としていろいろな業務を行います。
生活支援員
生活支援員は、障がいのある人が快適な生活を送れるよう、介護や身の回りのサポートをする仕事です。具体的には、食事や入浴、排泄などの「身体介護」、調理や洗濯、掃除、金銭管理などの「生活援助」があります。
基本的には日常生活のサポートを行いますが、事業所によっては職業訓練のサポートを行うところもあるようです。
就労支援員
就労支援員は、病気や貧困などで就労が難しい人の就職活動を支援する仕事です。具体的な業務内容は、ビジネスマナーの指導や応募書類添削、面接対策などで、事業所によってはパソコンスキルを習得するための訓練や、工場などでの技術指導も行います。
福祉業界に興味がある方は、「未経験から介護職に転職したい!無資格でも大丈夫?志望動機の例文も紹介」のコラムもぜひご参照ください。
建設業界
建設業界では、大手企業やゼネコンへの就職は実績や資格が求められる場合もあります。しかし、建設業界は個人事業主も多く、熱意やポテンシャルを重視して採用してもらえる場合もあるでしょう。
建設業界の主な業種は、土木一式工事業や大工工事業、電気工事業、ガラス工事業といった建築に関係するものや、造園工事業や建具工事業、水道施設工事業など。職種は、図面を作る設計や現場作業員、営業、事務などがあります。 いろいろな業種や職種から選べるため、興味がもてるものを探してみましょう。
運輸業界
運輸業界には、主に以下のような職種があります。
- ・物流管理
- ・トラックドライバー
- ・営業
運輸業界の仕事が気になる方は、「運輸業界の仕事」も併せてご一読ください。
ニートから正社員になった人の体験談
以下は、ニートから正社員になった人の体験談の一部です。
でも、早い段階で自分の体調面や仕事内容について行けないって気づいてしまって。短大2年の12月に、このままブライダルの仕事を続けるか一般企業に就職するか悩んでいる間に、一般企業1社から内定ももらいました。
でも、その会社で自分が楽しく働いているイメージができなかったんです。引き続き自分の進路に悩んでいたら、両親から「卒業したあとでも納得できる就活ができるのでは」と言ってもらえたので内定を辞退しました。 花屋さんのアルバイトは精神的にきつかったです。店長に相談したら、ほかの店舗に異動させてもらえたのですが、すでに最初の採用場所で仕事の基本を学んでいたので、異動先のやり方に慣れるまで大変でした。結局、1ヶ月お休みをもらったあと退職しました。
その後、一般企業に就職することを決め、上京を見据えてハタラクティブに相談。ハタラクティブを選んだ決め手は、未経験者でも安定して働けるっていう点です。 実際に利用してみて最初に思ったのは、チャットツールを利用するのが新しいなと。就職に対する不安一つひとつを的確に解決してくださり、それがきっかけとなってサクサク決まりました。体験談の全文は、「新卒内定を断ったのにやりたいことがない…キャリアを重視した21歳の就職成功談」で読むことができます。気になる方はぜひご覧ください。
ニートから正社員を目指す人におすすめな仕事探しの方法
ハタラクティブが独自調査した「若者しごと白書2024」の「企業探しの手段・利用サービス」の結果は、以下のとおりです。
※回答者数:フリーター597人、正社員551人
引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2024 3-6. 企業探しの手段・利用サービス(p.33)」
フリーターも正社員も「求人・転職サイト」を利用している人が最も多く、次いで、順番は異なるものの「ハローワーク」「就職・転職エージェント」が多い結果となっています。ここでは、上位3つである「求人サイト」「ハローワーク」「就職エージェント」のメリットをご紹介します。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
求人サイト
求人サイトを使って就活をするメリットは、以下のようなものがあります。
- ・多くの求人情報が手に入る
- ・24時間いつでも求人情報が見られる
- ・口コミを見られることがある
- ・スケジュールや選考状況を管理できる機能が備わっていることがある
求人サイトには、企業の口コミが掲載されていることもあります。ただし、口コミはあくまでも参考と捉え、左右され過ぎないようにすることが大切です。
求人サイトには、選考スケジュールや選考の進捗状況を管理する機能が備わっていることもあります。就活では複数の企業に応募することが多いですが、スケジュール管理機能があればダブルブッキングなどの心配がなくなるでしょう。
ハローワーク
ニートの方がハローワークを使うメリットとして、以下が挙げられます。
- ・地域ごとに求人を探せる
- ・自分のペースで就活を進められる
- ・選考対策をしてもらえる
- ・職員に職業相談ができる
ハローワークは全国に500ヶ所以上あり、就職意欲があれば誰でも利用できます。自分の住んでいる地域の管轄のハローワークを知りたい場合は、「全国のハローワークの所在案内」で探してみましょう。
なお、「ハローワークで就職先を探すメリットは?デメリットや仕事探しの流れも解説」ではハローワークで仕事を探すメリット・デメリットを詳しく解説しているので、こちらもぜひご覧ください。
参照元
厚生労働省
ハローワーク
就職エージェント
就職エージェントに相談するメリットとして、以下のようなことがあります。
- ・プロのアドバイスを聞ける
- ・応募書類の添削や模擬面接を受けられる
- ・業界や企業に関する情報を詳しく聞ける
- ・非公開求人を紹介してもらえる場合がある
- ・面接の日程調整など、企業とのやり取りを代行してもらえる
また、エージェントのキャリアアドバイザーは企業と直接やり取りをしていることが多く、職場の雰囲気を詳細に把握しているようです。求人情報を見ただけでは分からない情報が得られるのも、エージェントを利用するメリットといえます。
エージェントに相談してみたいと考えている方は、「転職エージェントの使い方を解説!利用時の基本の流れと賢く活用するコツ」を参考にしてみてください。
「ニートから正社員になりたい」「一人で就活を進めるのに疲れた」などとお考えの方には、20~30代前半の就職・転職に特化したエージェント「ハタラクティブ」の利用がおすすめです。ハタラクティブでは、プロのキャリアアドバイザーが一対一で対応するので、最短2週間で内定が出る場合もあります。 また、未経験者を積極的に採用する企業の求人が充実しているのも魅力です。志望動機をあなたと一緒に考え、企業ごとの面接対策もしっかりと行います。 サービスはすべて無料ですので、お気軽にご相談ください。
ニートから正社員になるのはきついの?よくあるQ&A
「ニートから正社員になるのはきついの?」と不安に思っている方へ、よくあるお悩みにQ&A方式で回答します。ニートから正社員になりたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
ニートから正社員になるのは無理?
そのようなことはありません。人手不足の業界や未経験歓迎の求人に絞って探せば、内定をもらえる可能性は高まるでしょう。
ニートから正社員になりたい方は、このコラムの「ニートから正社員になるためのコツ」をぜひご参照ください。
ニートから営業職に就くことはできる?
できます。営業職は、学歴やスキルよりも人柄や性格を重視して採用する傾向にあるからです。
ニートから営業職を目指したい方は、「ニートは営業職が狙い目!就職のコツやメリット・デメリットをご紹介」のコラムをぜひご一読ください。
ニートはどのようなエージェントを使えばいいの?
「求人数が多い」「若年層に特化している」「口コミや評判が悪くない」といったエージェントがおすすめです。エージェントは多くの種類があるので、最初にいくつか登録してみて自分に合いそうなものだけを使い続ける方法も考えてみましょう。
どのようなエージェントを使うか迷っているニートの方は、就職・転職エージェントのハタラクティブにぜひご相談ください。ハタラクティブでは未経験歓迎の求人を多く取り扱っているため、自分に合う求人を見つけやすいでしょう。プロのキャリアアドバイザーが自己分析や書類添削、内定後のフォローなど幅広くサポートするので、就活が初めての方も安心です。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
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ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。