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嫌な上司に共通する13の特徴|上手に付き合うコツや対処法を紹介
更新日
この記事のまとめ
- 嫌な上司の言動は、部下の出社拒否や仕事のモチベーション下降を招く
- 嫌な上司は感情的になりやすく、部下への指示が頻繁に変わりがち
- 理不尽な上司の指示はメモやメールに記し、本人に確認を求める
- 上司のハラスメントがひどい場合は、記録して人事に報告しよう
- 嫌な上司とは、部署異動の打診や転職などで距離をおこう
嫌な上司によく見られる、ハラスメント行為や理不尽な言動。これらに悩まされ、ストレスを抱えている人は多いでしょう。このコラムでは嫌な上司に共通する特徴を知り、上手に付き合うコツや対処方法を紹介します。嫌な上司への不満をそのままにしておくと、ストレスが溜まって仕事のモチベーションが下がることも。不満を抱えたまま過ごすのではなく、自分でできる対処法を見つけましょう!
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嫌な上司との関係で起こる5つの影響
嫌な上司との関係を我慢し過ぎると、次のような影響が出てくる可能性があります。
1.出社拒否に陥る
嫌な上司の言動に心が疲弊してしまい、出社拒否に陥ってしまう場合があります。ハラスメントを受けていたとしても、出社拒否は本人の怠慢と受け取られてしまうこともあるでしょう。上司の嫌がらせに泣き寝入りしないためにも、ハラスメントを受けている場合は早い段階で適切な対応を取ることが大切です。
2.心身ともにストレスがたまる
仕事を押し付けてくる、高圧的な態度をとる、といった上司と接していると、心身ともに追い詰められてしまいます。また、異常な量の仕事を押し付けられて長時間残業を強いられることがあれば、精神面だけではなく肉体的にもダメージを受けてしまうでしょう。
3.萎縮してミスを誘発する
嫌な上司のもとで働いていると、仕事に集中できなくなりミスも増えてしまいます。それにより、上司に怒られ萎縮してしまい、さらにミスをしてしまうという悪循環に陥る可能性もあるでしょう。
4.上司を信頼できなくなる
怒りや不満、苛立ちなどの感情をすぐに表す嫌な上司は信頼できなくなります。感情をあらわにするのは、理性が働いていない証拠。仕事のアドバイスを求めても、冷静な回答は期待できません。分からないことがあっても気軽に聞けず、仕事がうまく進められないという問題も起こりがちです。
5.仕事へのモチベーションが下がる
嫌な上司のなかには、その場の思いつきで指示を出したり、行動や考えがぶれていたりする人が多くいます。このような上司の下では、部下が混乱してしまうでしょう。また、混乱したままの状態では、本来の実力を発揮することも叶いません。実力を発揮できず振り回される状態が続くと、部下の仕事へのモチベーションは下がってしまうでしょう。
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嫌な上司に見られる13の特徴
嫌な上司には、以下のような特徴があります。
1.すぐに感情的になる
嫌な上司には、感情的になってすぐに怒ったり、イライラした態度を表に出したりするといった特徴があります。自分が気に入った部下をひいきする、嫌いだと思ったら強く叱責するなど、幼稚な対応を行うタイプの上司もいます。感情的なタイプの嫌な上司の場合、自分の行動に悪意があると思っていないことがほとんどです。自分の叱責で部下が悩んでいても、「あの時は励まそうとして強く叱っただけ」などと、開き直ったような態度を取ることもよくあります。
2.言っていることがすぐに変わる
指示する内容が度々変わる、指示どおりに動いたのに「そんな指示はしていない!」と言い出す、嫌な上司もいます。このような上司は、間違いを認めたくない人や、都合の悪いことはごまかしたいという人に多いようです。指示を受ける部下は正しい情報が分からない、そのときどきでやり方が変わるので仕事に慣れないなど、業務上のマイナス影響が大きいのもこのタイプの特徴です。
3.責任感がない
部下の失敗の責任をとるのが上司のはず。それなのに、失敗したことを叱責するだけで責任はとらない、それどころか自分の失敗を他人に押し付ける上司も稀にいます。そんな責任感のない上司は、信頼できないでしょう。上項の「言っていることがすぐに変わる」タイプの上司と同様、自分の間違いや失敗を認めたくないプライドの高い人や、そもそも上司であるという自覚が薄い人に多く見られます。
4.身だしなみに気を遣わない
社会人として、身だしなみを整えることは大切です。もし、上司がヨレヨレのシャツを着ていたり、ボサボサな髪型でいたりすると、周囲は尊敬できないばかりか嫌悪感を覚えることもあるでしょう。清潔感のない見た目では、部下から「一緒に働きたくない」と思われる可能性があります。指摘しづらい問題でもあるため、そんな上司が身近にいることで不快な思いをする部下もいるようです。
5.ハラスメント行為を働く
上司という立場を利用して部下に過剰な叱責や嫌がらせをするパワハラ。会社の飲み会でアルコールを強要するアルハラ。そのほかにもセクハラ、マタハラなどのハラスメント行為はいまだ多くの職場で見られるようです。訴えられるほどのレベルでなくとも、特定の部下を無視する、小さな嫌がらせを続けるなど、社内いじめを率先して行う嫌な上司も存在しています。
6.褒めない・嫌味が多い
部下が仕事で成果を出しても褒めず、失敗したときは過剰に怒る上司。そんな上司のもとではやる気を失ってしまいます。部下の昔の失敗を蒸し返す、些細なミスを大袈裟に取り沙汰する、というのも嫌な上司にありがちな特徴です。うまくいったことをカウントせず、失敗ばかりを数えるような上司のもとでは成長できないと悩む人も多いのではないでしょうか。
7.自分だけが正しいと思っている
「自分のやり方を押し付け、それで失敗したり間違いを指摘したら逆ギレする」といったタイプの嫌な上司には、部下の意見がどんなに建設的なものであっても聞き入れないという困った性質が見られます。若手は自分の思うように動けば良いという考え方なので、「自分の意見を聞いてほしい」という若手社員とはぶつかることが多いようです。
8.嫉妬心から攻撃ばかりする
部下のモチベーションを上げたり、指導をしたりする立場にもかかわらず、相手を叱責して現場の士気を低下させる上司がいます。部下を攻撃する理由として考えられるのが、相手に対しての嫉妬心です。本来、部下の成長は会社の利益になる要素。しかし、自分のことしか考えられないタイプの上司は、立場を脅かす優秀な部下に嫉妬心をむき出しにしてしまいます。
9.理不尽な振る舞いが多い
理不尽な振る舞いが多いのは嫌な上司の典型です。気分によって指示内容が変わるため、部下にとっては仕事の実害が大きくなってしまいます。
10.人によって対応が変わる
部下の性別や能力、見た目で差別をして対応を変える上司がいますが、この行動は部下を育てるという本来の仕事をおろそかにしている証拠です。このタイプの上司は、同じミスであってもある社員には怒鳴り散らし、ある社員には軽い注意で済ませるということを平然と行います。
11.人の批判・悪口を言う
本人にとってはストレス発散のつもりかもしれませんが、人の批判や悪口を言うのは嫌な上司の特徴です。批判や悪口を聞いて、良い気持ちになる人はいないでしょう。このタイプの上司の下につくと、自分も知らないところで批判されたり悪口を言われたりしているのだろうか?と不信感を抱いてしまいます。
12.面倒な仕事を押し付ける
責任感を持っていない嫌な上司は、部下に面倒なことを押し付ける傾向にあります。自分のことしか考えていないため、部下へ責任を押し付けることも平気でできてしまいます。
13.威圧的で偉そうな振る舞い
現場を経験せずに出世した嫌な上司にありがちなのが、威圧的で偉そうに振る舞うことです。肩書きだけで威張り、上司の指示が絶対という姿勢を示してきます。
嫌な上司と上手に付き合うコツ
職場に嫌な上司がいても、うまくやり過ごしながら働かなければならないというのは若手社員共通の悩みなのではないでしょうか。この項では、職場での悩みを少しでも減らせるように、嫌いな上司への対処法を解説します。
注意されそうなポイントを減らす
髪の色や服装などを会社の規定に合わせて整える、細やかなホウレンソウ(報告・連絡・相談)を心がけるなど、注意されそうなポイントをできるだけなくしておきましょう。できない箇所が一つあれば、そこから嫌味を広げていくのが嫌な上司の特徴。それを防ぐためにも、隙を見せないことが大切です。
言うことが変わる上司の指示は形に残す
指示を受けた後にメモを確認してもらう、「先程の指示は○○ということでよろしいでしょうか?」と内容をまとめてメールを送るなど、後から見返せる形で指示を確認しましょう。文面を残しておくと、上司が違うことを言い出したときに反論する材料になります。
また、先手を打って質問するのも一つの手。新しい指示を受ける前に「先程○○と伺いましたが、そのまま進めて問題ありませんか?」と質問して、上司側の考えが変わっていないかこまめに確認すると良いでしょう。
一方的に苦手意識を持たない
あなたが嫌な上司だと思っている人に悪意がない場合、苦手意識を持たないようにすることも大きな対処法になります。相手があまり話したことがない上司なら、お互いに分からない部分がすれ違いの原因になっている可能性も。好きになることは難しいかもしれませんが、「苦手」「嫌い」と決めつけず、まずは挨拶や世間話から始めてみるのも良いかもしれません。
また、厳しい上司は部下のためを思って厳しく接してくる場合があります。「厳しい上司の心理を知ろう!耐える毎日から上手なお付き合いに」では、単に感情的な上司と良い上司の見分け方を紹介しているので、参考にしてみてください。
ハラスメントがひどい場合は記録をつける
パワハラやセクハラなどを受けている場合は、記録をつけておきましょう。被害を受けた日時や何を言われたのかを日記に書いたり、暴言がひどい場合は録音して証拠を残したりします。ある程度証拠が集まったら、さらに上の上司や人事部など、適切な相手に相談しましょう。社内で解決できない場合は、労働基準局や弁護士などの専門家に相談する道もあります。
結論から話す
多くの仕事を抱えて多忙な上司に効果的なのが、報告するときに結論から話すことです。理由から話してしまうと、まどろっこしくなってしまい相手をイライラさせてしまうことがあります。まずは結論から話し、理由や具体例、主張と話を続けると上司への報告もスムーズに進むでしょう。
ポジティブに解釈する
嫌な上司が、なぜ相手を不快にする言動をするのかポジティブに考えてみるのもおすすめです。「上司も人知れずプレッシャーを抱えているのかもしれない」「時間に追われて余裕がないのかもしれない」といった視点を持てると、別の感情が出てくる可能性があります。
上司を持ち上げる言動をしてみる
嫌な上司に対して距離を置くことはせず、あえて礼儀正しく接するやり方もあります。礼儀正しくすることで、上司が態度を改めることもあるからです。相手が嫌な上司であればあるほど、愛想良くふるまうのも上手に付き合う方法です。印象を良くすることで上司のターゲットにされるのを避けられ、コミュニケーションがとりやすくなります。
仕事上で信頼できる所を探す
相手に対して一度でも嫌悪感を抱いてしまうと、一挙一投足すべてに拒否反応を示してしまいます。しかし、誰にでも長所・短所があることを忘れてはいけません。嫌な上司のマイナス面ばかりみてしまう気持ちを抑えて、信頼できる面を探してみましょう。
反面教師にして接する
上司の嫌なところばかり目につき、良いところを探せない場合もあるでしょう。冷静になって考えても尊敬できる面や信頼できるところがなければ、反面教師として割り切って接するのがおすすめです。嫌な上司にされた言動を自身は行わないと心に決めて行動すると、自身のレベルアップにつながります。
必要以上に接点を持たない
嫌な上司であっても、仕事上かかわらざるを得ない状況は出てくるでしょう。距離をとることに重点を置くあまり業務に支障をきたすのは本末転倒ですが、できるだけ接点を持たないという方法があります。必要な連携をとる以外はあまり上司に近づかず、上司について考えることに時間を割かないことを意識しましょう。
言われたことに反論しない
正義感の強い人であればなおさら、嫌な上司の理不尽な言動に反論したくなりますが、あえて冷静に対応するのも策の一つです。相手の話すことにムキになって反論を繰り返すと、相手と同じレベルになってしまいます。こみあげてくる怒りを抑えて、冷静に大人の対応をするのもおすすめです。
仕事に無関係な言動は聞き流す
仕事中に心を乱すような嫌味を言ってくる嫌な上司もいるでしょう。嫌味は上司がイライラしているときのストレス発散だったり、相手の反応を面白がったりするために発している可能性があります。仕事において何のプラスにもならない嫌味や話題は、真に受けずに聞き流すに限ります。
仕事で結果を出す
上司の機嫌をとることは仕事ではないと割り切って、自分自身の仕事に集中しましょう。仕事に集中して結果を残せれば、上司以外の人からの評価を受けられます。
嫌な上司と働いてもストレスを溜めないようにするには?
嫌な上司と一緒に働くには、ストレスを溜めず、仕事に集中できる環境をつくるのがポイントです。具体的には、以下のような点に注意してみましょう。
・目標を持って仕事に専念する
・完璧な人はいないと割り切り、自分だけが悪いと思いつめない
・悩みを一人で抱え込まず、友達や家族に聞いてもらう
・趣味や楽しみの時間をとってリラックスし、気持ちを落ち着かせる
ストレスを溜め込み過ぎると、失敗が続いたり体調を崩したり、仕事で結果を出せなくなってしまうことも。それが原因でまた上司に責められる、という悪循環に陥りやすくなります。そうならないためにも、適度にストレスを解消しながら仕事とプライベートのバランスを保つことが大切です。「仕事で感じるストレスの対処法!会社に行きたくないときはどうする?」では、仕事のストレスを発散する方法を紹介しています。気分転換のやり方が分からない方は、ぜひこちらもご覧ください。
どうしても耐えられない嫌な上司への4つの対処法
上司に対して不満を抱えたまま仕事をするよりは、自らの行動で環境を変える努力をするのも良いでしょう。嫌な上司に耐えられなくなったときに、おすすめの対処法を4つ紹介します。
1.上層部に相談する
上司の言動があまりにも耐えられないときには、上層部へ相談してみましょう。一人で抱え込んでいると、「上司が正しくて自身が間違っているのではないか」という考えに陥ってしまいがちです。上層部へ言いづらいときは、人事部や社内の相談窓口を利用するのも良いでしょう。特にパワハラなどで心身のストレスが溜まっている場合、早めに相談することをおすすめします。
2.転職を考える
会社の規模によっては、嫌な上司との接点を避けられない状況もあるでしょう。上司を選ぶことはできないため、転職するのも解決策の一つです。そうはいっても、次にやりたい仕事が見つからないという方は、「やりたいことがないまま転職するのはアリ?何から始めたら良いかを解説」のコラムを参考にしてみてください。
3.別部署への異動を考える
ストレスを抱え、仕事や体調面に影響が出るほど辛いときには、異動を打診するのも一つの策です。会社としては、人材を手放すよりは別部署で頑張ってもらう方が良いと考えるでしょう。嫌な上司のもとで成果をあげられない状態より、良い環境の中で実力を発揮する方がおすすめです。
部署異動は誰に依頼する?
直属の上司に相談するのがマナーです。ただ、日ごろからパワハラを受けているなど上司との間に問題がある場合は、人事担当に相談しても良いでしょう。会社によっては、「自己申告制度」や「社内公募制度」などがあるので、それらの制度を利用する方法もあります。
4.同じ不満を持つ同僚と愚痴を言い合う
嫌な上司に対して不満を抱えている人は周りにもいるはずです。一人でストレスを抱え込まずに同僚と愚痴を言い合い発散するのも良いでしょう。この際は自身の話をするだけではなく、相手の話を聞くことも大切です。
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その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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