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30代職歴なしから就職はできる!成功のコツを押さえて正社員を目指そう
この記事のまとめ
- 30代職歴なしから正社員就職を目指すことは可能
- 正社員就職に向けて30代職歴なしから就活する場合、早めに動き始めることが大切
- 就活ではこれまで就職しなかった理由と、30代職歴なしから正社員を目指す理由を明確にしておくこと
- 30代職歴なしから就職を目指す場合、人材不足の業界や未経験歓迎の求人に注目してみる
- 就職・転職エージェントに相談すると、求人紹介や就活の手厚いサポートを受けられるのでおすすめ
あなたにおすすめ!
30代で職歴なしから就職を検討していて、「就職の経験はないけど正社員になれる?」「今から目指すのは手遅れ?」と不安に思う方もいるでしょう。30代で職歴なしの場合も、正社員就職は目指せます。ただし、就活ではこれまで就職しなかった理由や、正社員になりたい理由を聞かれる可能性があるので、迷わず答えられるようにまとめておくことが大切です。
このコラムで就職を目指す方法や成功するためのコツを押さえ、就活に向けて準備を進めていきましょう。
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30代職歴なしから正社員に就職できる?
30代職歴なしから正社員に就職することは十分に可能です。同年代で正社員として経験を積んでいる人に比べると、職歴や社会人経験がないぶん、転職活動において不利に感じる場合もあるでしょう。
しかし、企業が採用で重視するのは、これまでの経験だけではありません。一般的に年齢を重ねるごとに即戦力としての活躍を期待されるものの、求職者のポテンシャルや人柄、学ぶ意欲などは、年齢や職歴に関わらず評価の対象となります。大切なのは、これまでのブランク期間の説明や、就職してどのように貢献していきたいかを具体的に伝えることです。
まずは、30代職歴なしからの就職率や難しいといわれる理由から紐解いているので、参考にしてみてください。
30代職歴なしからの就職率
独立行政法人労働政策研究・研修機構の「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状③―平成29年版『就業構造基本調査』より」のデータをもとに、非正規雇用から正社員に移行した割合を以下の表にまとめました。
年齢層(男女合計) | 非正規職離職者数 | 正社員移行率 |
---|---|---|
15歳から19歳 | 348人 | 29.9% |
20歳から24歳 | 2364人 | 32.7% |
25歳から29歳 | 3081人 | 25.5% |
30歳から34歳 | 3198人 | 18.1% |
35歳から39歳 | 3197人 | 15.5% |
40歳から44歳 | 3517人 | 15.6% |
参照:独立行政法人労働政策研究・研修機構「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状③―平成29年版『就業構造基本調査』より 図表2-44 過去 1 年間に非典型雇用から離職した者の性・年齢階層別正社員移行率(15~44 歳、在学中を除く、実測値)」
表のとおり、30代に該当する30歳から34歳の正社員移行率は18.1%、35歳から39歳は15.5%だと分かります。10代から20代の正社員移行率より数値は低いものの、正社員就職できる可能性はあるといえるでしょう。正社員就職したいと考えているなら、早めに行動することが大切です。
30代職歴なしの就職が難しいといわれる理由
30代で職歴なしの就職が難しいといわれる背景には、いくつかの理由があります。
一つ目は、30代には即戦力を求める企業が多い傾向にあることです。30代の多くは、基本的に中途採用の枠に応募して転職活動を行い、次の職場を探します。しかし、数年の経歴を積んだ社会人を募集する中途採用枠の場合、これまでの実務経験やスキルを重視し、入社後すぐに即戦力として活躍してくれる人材を採用したいと考えるのが一般的です。
30代で職歴なしから挑戦する場合、企業は社会人としてのビジネスマナーを身につけるための研修や、業務のやり方と必要な知識を教えるOJTを準備する必要があります。長期の活躍を見据えて研修やOJTに時間とコストを掛けるので、それに見合うだけの成長と定着を見込めるかどうかを判断するために採用に慎重になる企業も少なくありません。
二つ目は、企業文化への適応に対する懸念です。これまでに社会人経験がないと、企業独自の行動規範やチームワークの進め方などを理解し、それに合わせて行動できるか不安視されることがあります。また、新卒採用とは異なり、年齢に見合った自律性や責任感を求められるでしょう。
しかし、就活に向けた入念な事前準備と対策により、30代職歴なしから正社員就職は十分に目指せます。就活のコツやポイントを押さえつつ、正社員就職に向けて行動を始めましょう。
参照元
独立行政法人労働政策研究・研修機構
若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状③―平成29年版「就業構造基本調査」より―
30代職歴なしは手遅れ?
30代職歴なしは決して手遅れではありません。企業も多様な人材を求めているため、就職したい意欲や自分の強みをアピールできれば、採用される可能性は十分にあるでしょう。30代は、20代のときに気づかなかった自分の適性や、本当にやりたいことを見つけられる年代ともいえます。これまでのブランク期間を真剣に振り返り、自分と向き合いながら自己理解を深め、正社員就職を目指すための一歩を踏み出しましょう。フリーターから正社員に就職したいと考えている方は、「30歳フリーターは手遅れではない!正社員就職する方法とおすすめの仕事」のコラムも参考としてご一読ください。
「ハタラクティブ」は、20代に特化した就職支援サービスです。専任のキャリアアドバイザーが、あなたの希望や適性を踏まえた求人提案や選考対策を行い、自己分析だけでなく就活準備までを丁寧にサポートします。
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30代職歴なしから正社員に就職できる理由
ここでは、30代職歴なしから正社員に就職できる理由を紹介していきます。就職したいと前向きに検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
人材不足の企業がある
中小企業庁の「令和6年度中小企業の動向 令和7年度中小企業施策」では、以下のとおり人材不足を感じている企業を業種別にまとめています。
引用:中小企業庁「令和6年度中小企業の動向 令和7年度中小企業施策<第1-3-3図> 従業員数過不足の推移(業種別)(p.18)」
表のとおり、中小企業では各業種で人材不足と感じていると分かりました。30代職歴なしから正社員就職を目指すなら、人材不足の業界に注目してみるのも手です。人材を確保したい企業では、人柄やポテンシャルを重視して採用する場合があるでしょう。
人材不足の業界
人材不足の業界では、職歴やスキルの有無に関わらず、採用してもらえる可能性があります。たとえば、労働者の高齢化により人材不足になっている建設業界や物流業界、今後もニーズが見込まれる医療業界やIT業界などが該当するでしょう。人材不足の業界を検討するなら、業界ごとの特徴や職業の種類などを調べて理解を深めましょう。
人材不足の業界について詳しく知りたい方は、「人手不足の業界の見極め方とは?原因やメリット・デメリットも解説」のコラムも参考にしてみてください。
年齢に関係なく求人に応募できる
年齢に関係なく求人に応募できることは、30代職歴なしから正社員を目指せる理由の一つです。厚生労働省の「募集・採用における年齢制限禁止について」によると、原則として年齢を理由とした採用制限は禁止されています。例外規定はあるものの、年齢やこれまでの職歴に関係なく、興味をもった求人に応募できるチャンスが広がっているといえるでしょう。
30代職歴なしから就職を目指すときは、応募先企業でどのように働いて貢献したいのか、熱意をしっかりとアピールすることが重要です。
30代以上の中堅層を求めている企業がある
30代職歴なしから正社員就職できる理由に、「30代以上の中堅層を積極的に採用したい」と考えている企業が存在することが挙げられます。企業によっては、若年層にはない強みを30代以上の求職者に期待しているようです。
たとえば、落ち着きや冷静さ、物事を多角的に捉えることができる視点など、これまでの人生経験を通じて培われたスキルは、若手にはない魅力です。たとえ職歴がなくても、アルバイト経験やボランティア活動、プライベートで自然とスキルが身についているため、働くうえで役立つ可能性があるでしょう。
参照元
中小企業庁
2025年版「中小企業白書」全文
厚生労働省
募集・採用における年齢制限禁止について
ブラック企業には気をつけよう
正社員を目指して就活する場合、ブラック企業に注意する必要があります。過酷な労働条件を課したり、不当な扱いをしたりする企業は残念ながら存在するようです。周囲と比較したときに職歴なしでいることに対する不安や、とにかく内定を貰って正社員になりたいといった焦りから就職を決めないように気をつけましょう。せっかく正社員になれたとしても、ブラック企業に入社して心身ともに追い詰められ、ストレスを抱えてしまっては元も子もありません。求人情報を探すときは、「未経験歓迎」や「学歴不問」などの言葉だけでなく、具体的な仕事内容や勤務時間、残業の有無、給与体系などをしっかりと確認しましょう。面接では、疑問に感じたことを遠慮せずに質問し、企業の雰囲気や社員の様子をよく観察しておくことが重要といえます。
また、企業の口コミサイトで評判を調べたり、エージェントに相談したりする方法も有効です。エージェントでは、キャリアアドバイザーが企業の選び方や仕事の探し方を教えてくれるため、ブラック企業に入社するリスクを軽減できるだけでなく、自分に合った企業に出会える可能性も高まるでしょう。
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30代以降も職歴なしで過ごすリスクとは
30代以降も職歴なしで過ごした場合、「体力の衰えが原因で動きにくくなる」「応募できる求人が限られてくる」などのリスクが考えられます。正社員就職を考えているなら、できるだけ早く行動を始めましょう。
ここでは、30代以降も職歴なしで過ごすリスクの解説をしていきます。就職するか迷っている方は、参考にしてみてください。
体力の衰えにより動きにくくなる
30代以降も職歴なしで過ごすリスクの一つに、体力の衰えが挙げられます。年齢とともに体力は衰えるため、20代のころと比較すると無理が利きにくくなったり、疲れが残りやすくなったりすることも。
体力が衰えるとなかなか就活に踏み出せない可能性があるため、正社員就職を目指すなら早いうちから行動することが大切です。
年齢とともに求人数は減少する傾向にある
30代以降も職歴なしで過ごすリスクとして、年齢とともに応募できる求人数は減少していく傾向にある点が挙げられます。たとえば、若年層の育成に力を入れている企業や、長期的なキャリア形成を前提としたポテンシャル採用の場合、同じスキルを持っていたとしても年齢が若い応募者のほうが有利になりやすいでしょう。
求人数が減少する傾向にある一方で、お伝えしているように、30代以上の人材を積極的に求める企業も存在します。就活を始めるうえで大切なのは、自分が本当に働きたいと思える求人を見つけ出すことです。やみくもに応募するのではなく、自身の強みや適性をしっかりと理解して、業界や職種を絞りながら効率的に就活を進めていきましょう。
社会的信用に影響を与える
30代以降も職歴なしの状態が長く続くと、社会的信用に影響を与える可能性があると理解しておきましょう。正社員としての職歴がない場合、ローンやクレジットカードなどの審査が不利になるケースが考えられます。一般的に就業の有無や収入面が重視されるため、職歴なしのまま過ごすと申請をしても審査が通らないこともあるでしょう。
しかし、正社員になれば社会的な信用を得やすく、将来の選択肢を広げられます。30代職歴なしで就職を考えている方は、将来のための一歩を踏み出しましょう。
同世代との格差が広がりやすくなる
30代以降も職歴なしのまま過ごすと、将来的に同世代との間に格差が広がる可能性があるでしょう。正社員として働く同世代は、キャリアを積み重ねながら安定した収入を得ています。なかには、役職に就いて活躍している同世代もいるでしょう。
職歴なしで働かないままだと、同世代と自分の状態を比べたときに、経済的な自立度や社会的な立場に差を感じることも。将来を考えて就職したいと思うなら、就活に向けて準備を進めていきましょう。
結婚や子育てに影響を及ぼすことも
30代以降も職歴なしのまま過ごしていくと、結婚や子育てに影響を及ぼす場合があります。結婚や子育てなどのライフイベントを考える際に、正社員の安定した収入や社会的信用がアドバンテージとなることも。
正社員になれば雇用と収入が安定するため、人生の選択肢を増やし、将来設計を立てるのに役立つと考えられます。
家族や友人と疎遠になる場合がある
30代以降も職歴なしで無職の期間が長引くと、家族や友人との関係性が変化し、疎遠になる場合もあるようです。家族や友人がそれぞれ仕事や家庭で忙しくしている中、自身の状況に引け目を感じて連絡を取りづらくなったり、共通の話題が減ってしまったりすることが理由として挙げられます。
正社員になると精神的な余裕も生まれるため、これまで以上に充実した人間関係を築ける可能性があるでしょう。将来のために就職したいと考えているなら、一歩を踏み出す勇気が重要です。
金銭面において困る可能性がある
30代以降も職歴なしで働かない状態が続いた場合、金銭面で困る可能性が高まります。正社員のように安定した収入がないため、毎月の固定費の支払いに加えて、急な出費や病気・怪我などに対応するための貯蓄も難しくなるでしょう。家族から援助を受けている場合でも、この先も変わらずにサポートしてもらえるとは限りません。
しかし、正社員になり安定した収入を得ることで、毎日の生活にゆとりが生まれ、将来のために貯蓄や投資ができるようになります。また、正社員で働くと福利厚生やボーナスなどの恩恵も受けられるため、自分の好きなことにお金を使えるようになるでしょう。
30代職歴なしから正社員就職を目指す方法
30代職歴なしから正社員就職を目指すときは、職歴や経験を問わない求人を中心に探したり、正社員登用制度がある企業に注目したりしましょう。また、就職・転職エージェントやハローワークなど、就職サポートを行っているサービスを利用する方法もおすすめです。以下で詳しく紹介しているので、正社員就職を目指している方は参考にしてみてください。
30代職歴なしから正社員就職を目指す方法
- 職歴を問わない求人を中心に探す
- 正社員登用制度がある企業に注目する
- 就職・転職エージェントに相談する
- ハローワークを利用する
- 知り合いに就職先を紹介してもらう
職歴を問わない求人を中心に探す
30代職歴なしから正社員就職を目指す際は、職歴を問わない求人を中心に探してみましょう。たとえば、慢性的な人手不足を抱えている業界や、未経験者の育成に力を入れている企業では、「経験不問」「職歴不問」などと明記された求人票を出しています。職歴を問わない求人を探す場合は、記載されているキーワードに注目しながら探してみてください。
職歴なしを不利だと考えず、気になる求人があれば積極的に応募して、企業に熱意や働く意欲をアピールしましょう。
正社員登用制度がある企業に注目する
30代職歴なしから正社員就職を目指すときは、正社員登用制度がある企業に注目してみるのも手段の一つです。正社員登用制度がある企業に入社すると、最初に契約社員やアルバイトとして働きながら正社員就職を目指せます。実際に働くことで、「仕事内容が自分に合っているか」「職場の雰囲気に馴染んで働いていけそうか」などを確認できたり、働くことや仕事をする生活リズムに慣れたりするメリットもあるでしょう。
ただし、正社員登用制度があるからといって、必ずしも正社員になれるとは限りません。制度自体は設けていても、正社員に雇用転換した実績がない企業もあります。正社員登用制度を利用したいと考える場合は正社員登用試験はあるのか、これまでに正社員として雇用転換をした実績があるのかどうか、企業に対して事前に確認しておくことが大切です。
就職・転職エージェントに相談する
30代職歴なしから正社員就職を目指すなら、就職・転職エージェントに相談する方法がおすすめです。エージェントは企業が求める人材のニーズや業界の動向に精通しており、求職者の状況に合わせた的確なアドバイスを提供してくれます。
エージェントを利用すると、職歴なしの状態から応募できる求人情報を効率的に紹介してもらえるので、仕事探しがスムーズになるでしょう。なかには、一般に公開されていない非公開求人もあるため、自分に合った仕事に出会える可能性が広がります。また、履歴書や職務経歴書の書き方、面接対策など、選考の通過に向けた具体的なサポートも受けられるのが魅力です。一人で悩まず、プロの視点から客観的なアドバイスをもらうことで、自信を持って就活を進められるでしょう。
ハローワークを利用する
30代職歴なしから正社員就職を目指しているなら、ハローワークの利用を検討してみましょう。ハローワークとは、国が運営している雇用サービス機関です。全国に拠点があり、求人検索や職業紹介など、就職に関する幅広いサービスを無料で利用できます。
ハローワークでは、地域に密着した求人を取り扱っているため、地元で働きたいと考える方におすすめです。ハローワークでも履歴書や職務経歴書の添削、面接練習などのサポートを行っているため、就活に自信がない方も安心でしょう。
地域若者サポートステーション(通称サポステ)
地域若者サポートステーション(通称サポステ)とは、就職に向けて一歩を踏み出したい15歳〜49歳までの方を対象に、就労支援を行っているサービスです。コミュニケーション講座やビジネスマナー講座など、働くために必要な自信やスキルを身につけるためのプログラムが多数用意されています。
専門の相談員が親身になって寄り添い、自分のペースで就職への一歩を踏み出す手助けをしてくれるでしょう。
知り合いに就職先を紹介してもらう
30代職歴なしから正社員就職を目指す場合、知り合いに就職先を紹介してもらうのも手です。「縁故採用」や「リファラル採用」とも呼ばれ、企業が社員の紹介を通じて人材を採用するケースを指します。通常の求人応募とは異なり、企業で働いている人の推薦があるため、人柄や潜在能力がより企業に伝わりやすいメリットがあります。
もし、家族や友人で、自分が興味をもつ業界や企業で働いている人がいれば、相談してみる価値は十分にあるでしょう。ただし、紹介してもらった場合は、その後の言動が紹介者の評価にも繋がるため、より一層の責任感と真摯な態度で選考に臨むことが求められます。
現状に悩んでいる場合は、周囲に自分の状況をオープンに話して協力を仰ぐことで、思わぬ形で道が開ける可能性もあるでしょう。
参照元
厚生労働省
ハローワーク
厚生労働省
サポステ 地域若者サポートステーション
30代職歴なしから正社員就職に成功するためのコツ
正社員就職を目指すときは、今まで就職しなかった理由や、正社員になりたいと思った理由を明確にしてまとめましょう。また、自分に合った仕事に就くため、自己分析を行い就職の軸を定めたり、業界や企業を調べて理解を深めたりすることが大切です。就職の成功に向けて、履歴書の準備や面接対策なども行いましょう。以下で、30代職歴なしから正社員就職に成功するためのコツを紹介しています。
30代職歴なしから正社員就職に成功するためのコツ
- これまで就職しなかった理由をまとめる
- 正社員になりたい理由を明確にする
- 自己分析で適性を把握する
- 業界や企業に対する理解を深める
- 完成度の高い履歴書を準備する
- 本番を想定した面接対策を行う
これまで就職しなかった理由をまとめる
30代職歴なしから正社員就職に向けて挑戦するときは、これまで就職しなかった理由をまとめることがポイントです。30代で職歴なしの状態から就活を始めると、「なぜこれまで正社員に就職しなかったのか」と聞かれる可能性があります。この質問に対して「何となく」や「チャンスがなかった」など、漠然とした内容で答えるだけでは、「本当に働く意欲はあるのか」と懸念される恐れがあるので気をつけましょう。
これまでのブランク期間について、前向きな姿勢で正直に説明することが大切です。たとえば、家庭の事情や健康上の理由、特定のスキル習得に時間を費やしていたなど、具体的な事情があれば簡潔に伝えましょう。
明確な理由がない場合も、「これまで自分に何ができるか模索していたが、正社員として働き△△の分野で社会に貢献したいと思うようになった」のように、反省と今後の意欲を示す内容を意識したうえでまとめてみてください。過去を悔やむのではなく、その経験を今後どのように活かしていくかを具体的に伝える準備をしましょう。
正社員になりたい理由を明確にする
30代職歴なしの状態から就活する場合、正社員になりたい理由を明確にしておく必要があります。「雇用や収入を安定させたいから」のような表面的な理由だけでなく、正社員として働くことで「何を成し遂げたいのか」「どのようなスキルを身につけ活躍していきたいのか」などを考え、理由を明確にしましょう。
正社員として働くことの意味を自分なりに深く掘り下げ、説得力のある理由を見つけることが成功への第一歩となります。
自己分析で適性を把握する
30代職歴なしから正社員を目指すなら、自己分析を行い自分の適性を把握しましょう。自分が何に興味をもち、どのようなことに充実感を覚えるのか理解すると、仕事選びをする際に方向性を定めやすくなります。また、自分の強みを把握することで、スキルを活かせる仕事を見つけたり、企業にアピールしたりする際も役立つでしょう。
自己分析では、これまでの出来事を振り返ります。アルバイト経験や趣味、ボランティア活動など、あらゆる経験を振り返ってみましょう。「どのような場面で楽しいと感じたか」「何の作業が得意なのか」「人から褒められたことは何か」など、幅広い視点でエピソードを深掘りしてみてください。
繰り返し自己分析を行っていくと、自分が無意識に発揮してきた潜在的な能力や、向いている仕事の方向性が見えてきます。自己理解が深まれば、自信をもって「なぜこの仕事を選んだのか」「入社後どのように貢献できるのか」を企業に説明できるようになるでしょう。
自己分析について詳しくは、「自己分析とは?実施のメリットと就活や転職活動での必要性を解説」のコラムも参考にしてみてください。
業界や企業に対する理解を深める
30代職歴なしから正社員を目指すときは、業界や企業に対する理解を深めましょう。業界や企業に対する理解が深まると、応募したい仕事を絞り込んだり、面接でアピールしたりする際に役立ちます。
業界を調べるときは、各業界の特徴や将来性、企業の立ち位置などを確認してみましょう。企業について調べる場合は、気になる企業のWebサイトにアクセスして企業理念や事業内容などの基本情報や、最近のニュース、IR情報の確認もしておくと理解が深まります。
就活イベントへの参加やエージェントの利用を検討するなど、多方面から情報を集めることで、業界や企業に対する深い理解に繋がるでしょう。
完成度の高い履歴書を準備する
30代職歴なしの状態から正社員を目指すには、熱意とポテンシャルをアピールするために「完成度の高い履歴書」を準備する必要があります。職務経歴書に記載できる経験が限られるからこそ、履歴書の各項目を丁寧に埋めていきましょう。
「志望動機」や「自己PR」の欄では、なぜこの会社で働きたいのか、これまでの人生経験や自分の強みを入社後どのように活かして貢献できるのかを具体的に記述します。誤字脱字や日付に気をつけながら項目を埋めていき、完成度の高い履歴書にして企業に提出しましょう。
履歴書の書き方について詳しくは、「履歴書の書き方!【見本付き】職歴・学歴・志望動機などの作成方法を解説」のコラムも参考としてご一読ください。
本番を想定した面接対策を行う
30代職歴なしから正社員を目指す場合、本番を想定した面接対策を行いましょう。書類選考に通過すると、企業の採用担当者と面接を行います。企業は面接で「応募者の適性が合っているか」「長く活躍してくれそうか」などを確認するため、本番を想定して練習をしておきましょう。
面接で聞かれる質問の例は、以下のとおりです。
- ・これまで正社員にならなかった理由を教えてください
- ・弊社を志望する理由は何ですか
- ・自己PRをお願いします
- ・あなたの強みと弱みをそれぞれ教えてください
- ・入社したらどのようにキャリアを築いていきたいですか
面接練習をするときは、家族や友人にお願いして模擬面接をしてもらったり、エージェントを利用してサポートを受けたりする方法もあります。客観的な意見やアドバイスをもらえるため、改善点を直しながら面接本番に向けて準備できるでしょう。
なお、面接では受け答えのほか、身だしなみや立ち居振る舞いもチェックされています。面接当日は清潔感のある身だしなみを意識して、十分に準備したうえで臨みましょう。
「面接で気をつけることは?模擬面接もやるべき?就職成功のコツを解説」のコラムでは、面接時の身だしなみや面接練習のコツを解説しています。こちらも参考としてご覧ください。
就活に向けて資格は必要?
必ずしも資格が必要ではありません。しかし、取得する資格の種類によっては、就職活動を有利に進める強力な武器となり得ます。たとえば、応募する業界や職種に関連する専門知識やスキルを証明する資格は、学習意欲や向上心を企業にアピールする材料になるでしょう。IT業界であれば「基本情報技術者試験」や「MOS」、不動産業界なら「宅地建物取引士」などが挙げられます。ただし、就職したいからといって、やみくもに資格取得に時間を費やすのは避けましょう。大切なのは、目指す業界や職種で本当に役立つ資格を選ぶことです。まずは自己分析や企業研究を通じて、就職の軸や方向性を明確にし、そのうえで効果的な資格の取得を検討しましょう。資格はあくまで手段の一つで、最終目的は正社員として働くことであると忘れないことが大切です。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
30代職歴なしから正社員就職を目指せる仕事7選
ここでは、30代職歴なしから正社員就職を目指せる仕事の一例を紹介していきます。職業ごとの特徴を知り、仕事探しをする際の参考としてお役立てください。
1.営業職
営業職とは、顧客と信頼関係を築き、自社の商品や提供しているサービスの提案・販売をする仕事です。社内外の人と関わる機会が多く、仕事をしながら人脈を広げられるでしょう。また、営業職は仕事の成果が給与に反映されやすいため、頑張り次第では高収入を目指せます。
求人によっては未経験者の応募を歓迎しているため、30代職歴なしから正社員になれる可能性があるでしょう。人との関わりが好きな方や、コミュニケーションスキルを活かして働きたい方におすすめです。
営業職の仕事に興味のある方は、「営業職とは具体的にどんな種類がある?仕事内容やメリット・デメリットを解説!」のコラムもあわせてご覧ください。
2.販売職
販売職とは、お客さまと直接コミュニケーションを取り、取り扱う商品の魅力や使い方を伝えて購入につなげる仕事です。商品の在庫管理や品出し、レジ対応なども行います。お客さまと関わる仕事のため、コミュニケーションスキルや人柄が重視されるでしょう。
販売職はアパレルや食品、家電など、幅広い業界で活躍できます。未経験者を募集している求人もあるので、30代職歴なしから就職を目指せる仕事の一つといえるでしょう。人と直接関わりのある仕事に興味のある方や商品知識を身につけたい方は、販売職の仕事に向いている可能性があります。
販売職の仕事が気になる方は、「販売職の仕事内容とは?活躍できる場・向いている人について解説」のコラムをご参照ください。
3.工場スタッフ
工場スタッフとは、製品の製造や加工、検査、梱包、運搬などの作業を行う仕事です。製造する製品や作業内容は、工場によって異なります。工場スタッフの仕事は定型的な作業が中心となるため、30代職歴なしから挑戦する場合も、業務内容を覚えられる環境やマニュアルが整っているのが魅力です。
自分のペースでコツコツと仕事を進めていきたい方や、ものづくりに携わりたいと考える方は、工場スタッフの仕事に向いている可能性があるでしょう。
「工場に就職するメリットを紹介!仕事内容と向いている人の特徴も解説」のコラムでは、工場勤務の職種や向いている人の特徴を解説しています。気になる方は参考としてご覧ください。
4.警備員
警備員とは、オフィスビルや商業施設などの施設警備を行う仕事です。施設の巡回や出入管理、非常事態が発生した際の対応など、人々の安全を守るために働きます。未経験者を積極的に採用している企業もあるので、30代職歴なしから就職を目指せるでしょう。
社会的なセキュリティ意識の高まりから、警備を必要とする施設も多いようです。今後も需要が見込まれるといわれているため、安定して働ける可能性があります。責任感をもって物事に取り組める方や、人の役に立ちたいと考える方におすすめの仕事です。
警備員の仕事に興味のある方は、「警備員の仕事」のコラムも参考にしてみてください。
5.カスタマーサポート
カスタマーサポートとは、お客さまからの問い合わせに対応し、問題解決をサポートする仕事です。未経験者を歓迎している求人があるため、30代職歴なしから挑戦できる仕事の一つとして挙げられます。研修やマニュアルが整っているため、入社後に商品知識や対応方法を学びながら仕事を覚えていけるでしょう。
カスタマーサポートの仕事は人柄や、コミュニケーションスキルが重視される傾向にあります。困っている人の役に立ちたい、人の話を聞くのが得意な方は向いている可能性があるでしょう。
カスタマーサポートの仕事について詳しく知りたい方は、「カスタマーサポートとは?仕事内容や向いている人の特徴を紹介」のコラムをご参照ください。
6.ITエンジニア
ITエンジニアとは、仕様書の作成や要件定義、システム開発、運用、保守などを行う仕事です。仕事ではITの専門知識やスキルが必要なものの、未経験から挑戦できます。企業によっては未経験者を歓迎しているため、30代職歴なしから就職を目指せるでしょう。経験を積んで専門スキルを身につければ、将来的に独立を目指せるのも魅力です。
IT業界では新しい技術が生まれやすく、今後も需要が見込まれるといわれています。IT業界に興味のある方や、専門スキルを身につけて活躍したいと考える方におすすめです。
ITエンジニアの仕事について詳しくは、「システムエンジニアの仕事」のコラムも参考にしてみてください。
7.介護職
介護職とは、高齢者や障がいのある方の日常生活をサポートする仕事です。食事や入浴、着替えの介助を行う身体介護から、レクリエーションの企画・実施、話し相手になる生活援助など、業務内容は多岐にわたります。介護職の仕事は未経験から挑戦できるため、30代職歴なしから就職を目指せるでしょう。
なお、介護職として経験を積むと「介護福祉士」の受験資格を得られます。施設によっては資格取得の支援制度を設けているので、働きながら国家資格の取得を目指せるのが魅力です。介護の仕事に関心がある、直接サポートをして困っている人の役に立ちたいと考える方は、向いている可能性があります。
介護職が気になる方は、「ニートから介護職に挑戦できる?就職方法と業務内容」のコラムもご覧ください。
「将来を考えて就職したいけど、30代で職歴なしから目指せる?」「就活をしたことがないから不安」とお悩みの方は、就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブでは、ニートやフリーターの方を含む若年層の就活をサポートしています。キャリアアドバイザーがあなたの適性に合った求人を厳選して紹介するため、自分に合った仕事が分からないと悩む方も安心です。
履歴書の基本的な書き方のアドバイスや添削、面接対策など、就活にまつわるサポートを幅広く行っています。キャリアアドバイザーが就活のアドバイスとサポートをするため、自信をもって就活に臨めるでしょう。ハタラクティブのサービスはすべて無料です。まずはお気軽にご相談ください。
30代で職歴なしの場合によくあるQ&A
ここでは、30代で職歴なしの場合によくある疑問をQ&A形式にまとめました。30代でこれから就活を始めようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
30歳で職歴なしは人生終わりですか?
30歳で職歴なしでも決して人生終わりではありません。職歴なしの状態に対して悲観的にならず、未来に目を向けて前向きに行動していきましょう。就活に向けて一歩踏み出し、準備や対策をしながら自分に合った仕事を探してみてください。就職したいと考えているなら、エージェントに相談してサポートを受ける方法もおすすめです。
「30歳職歴なしから正社員になれる!おすすめの職業や就職活動のコツを紹介」のコラムでは、30歳職歴なしから正社員就職を目指すコツを紹介しています。こちらもあわせてご覧ください。
30代引きこもりのニートから正社員に就職したいです
ニートから正社員就職を目指すなら、エージェントやハローワークなどの就職支援サービスを利用してみましょう。求人紹介だけでなく、履歴書の基本的な書き方や面接対策など、就活に関する幅広いサポートを行っているので、初めて就活する場合も安心です。分からないことがあっても相談できるため、疑問を解決しながら就活に取り組めるでしょう。
30代ニートから就職を目指したいと考える方は、「30代ニートにおすすめの就職支援サービス!職歴なしから正社員になるには」のコラムも参考にしてみてください。
30代のアルバイト経験なしから就職はできますか?
30代のアルバイト経験なしから就職は目指せます。人出不足や需要の高まりから、未経験者を積極的に採用している業界や企業が存在するため、就活に向けた準備をしながら応募したい求人を探しましょう。就活ではこれまで就職しなかった理由や、正社員として働きたい理由を明確にしたうえで企業にアピールすることが大切です。
就職・転職エージェントのハタラクティブでは、あなたの就活を全面的にサポートします。就職したいと考える方は、お気軽にご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
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ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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