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20代のうちにやるべきことは?後悔する行動や仕事ですべき経験を解説
更新日
この記事のまとめ
- 20代のうちにプライベートでやるべきことは「読書」「貯金」「旅行」など
- 20代のうちに仕事関連でやるべきことは「ビジネスマナーの習得」「転職」など
- 20代のうちに経験したことは、将来のキャリアに影響を与えやすい
- 20代のうちにやるべきことを実行する際には、小さな目標を設定してみると良い
「20代のうちにやるべきことは?」「後悔しないためにやっておいたほうが良いことはある?」と悩む人もいるでしょう。このコラムでは、20代の若いうちにやるべきことをプライベート編・仕事編に分けて解説。また、取得しておくと良い資格ややるべきことを実行するコツも紹介します。
「20代を有意義に過ごしたい」「将来に備えて20代最後にやるべきことはやっておきたい」と考えている方は、参考にしてみてください。
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20代という年代ならではの特徴
20代は、ほかの年代に比べて転職入職率(常用雇用者に対する転職入社した人の割合)が高い傾向にあります。長期的なキャリア形成を目指すうえで20代の仕事選びは重要です。そのため、転職しやすい20代のうちにやるべきことを実行するのが大切といえます。
転職入職率が最も高い年代
厚生労働省の「令和5年 雇用動向調査結果の概要」によると、年代別の転職入職率は男女ともに25〜29歳がピークです。パートを除く一般労働者では、19歳以下が最も多く、20代から30代にかけて転職入職率は下がる傾向にあります。
また、前職を辞めた理由は「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」が多い傾向にあります。以下は、転職入職者が前職を辞めた理由のうち、「その他の個人的理由」を除いて割合の高い回答をまとめたものです。
転職入職者の区分 | 仕事の内容に興味を持てなかった | 給料等収入が少なかった | 労働時間、休日等の労働条件が悪かった |
---|---|---|---|
男性(20~24歳) | 5.8% | 10.5% | 11.4% |
男性(25~29歳) | 14.1% | 11.7% | 10.6% |
女性(20~24歳) | 3.9% | 9.1% | 15.6% |
女性(25~29歳) | 9.0% | 7.2% | 18.4% |
参照:厚生労働省「令和5年 雇用動向調査結果の概況、3 転職入職者の状況(表5)」
上記の結果から、より良い職場環境を求めて転職するのに20代は適した年代といえるでしょう。
20代の平均賃金
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況」によると、20代の正社員・正職員の平均賃金は以下のとおりです。
年齢 | 男女計 | 男性 | 女性 |
---|---|---|---|
20~24歳 | 22万8,700円 | 23万2,200円 | 22万4,800円 |
25~29歳 | 26万3,600円 | 27万1,400円 | 25万2,600円 |
参照:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況、(6)雇用形態別にみた賃金(第6-1表)」
20代前半から後半にかけて、男女計で約4万円アップしているのが分かります。同調査によると、30代以降では前半と後半でここまで差が開いている年代はなく、20代の特徴といえるでしょう。
20代は新卒からキャリア10年目に向けて大きくステップアップする年代です。初任給は横並びでも、努力次第で賃金の上がり幅に差が出やすい可能性も。30代・40代に向けて目標を立て、達成のために20代のうちにやるべきことを見定めておくのが望ましいでしょう。
参照元
厚生労働省
雇用動向調査:結果の概要
賃金構造基本統計調査
20代のうちにやるべきこと:プライベート編
20代のうちにやるべきことは、読書や貯金の習慣を身につけること。読書は知見を広げるだけでなく、語彙力や情報量を増やすことに役立ちます。また、20代前半のうちから貯金の習慣を身につければ、不動産の購入や結婚・子育てといった大きなライフイベントに備えられるでしょう。
20代のうちにやること:プライベート編
本を読む習慣をつける
読書は「視野を広げる」「語彙力を高める」「会話の引き出しを増やす」といったメリットがあるため、本を読む習慣をつけるのは20代のうちにやるべきことの一つといえます。
本で得た知識や情報は、プライベートはもちろん仕事にも活かせるでしょう。通勤時間を使って読む、寝る前の30分だけ読む、休日を図書館で過ごすなど、読書の時間を意図的に設けることが大切です。
もちろん、漫画も読書の一環といえます。ただし、漫画だけ読むのは吸収できる情報に偏りが出てしまう可能性があるため、自己啓発や小説、図鑑、参考書など、幅広いジャンルの本を読んでみましょう。友人と遊び交流を深めることも大事ですが、若い時期により多くの情報をインプットしておくことは、20代のうちにやるべきことの一つといえます。
貯金する
お金を貯めるには時間がかかるので、貯金も20代のうちにやるべきことと考えましょう。厚生労働省の「2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況 世帯主の年齢(10 歳階級)別にみた1世帯当たり平均貯蓄額-平均借入金額」によると、29歳以下の平均貯蓄額は245万1,000円でした。
貯金をしておかないと、友人の結婚式や帰省、あるいは病気や怪我の際の医療費や入院費など、急な出費に対応できない恐れがあります。そのようなときに「なんとかなるだろう」という考え方では貯金の習慣がつかず、いざというときに後悔しかねません。
20代で貯金するコツは、携帯代や家賃、食費など、毎月必ず出ていくお金以外の使途不明金を洗い出し、無駄遣いがないかを見直してみること。また、支給額のなかから毎月金額を決めて、定期預金など貯金専用の通帳を作成するのもおすすめです。自動積立などを活用して一定期間は下ろせない仕組みを作りましょう。
参照元
厚生労働省
2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況
30代の平均貯金額
厚生労働省の同調査によると、30代の平均貯金額は約717万円という結果に。雇用形態や居住状況によって差はあるものの、20代の平均貯金額に比べると高い数値です。30代になると結婚や出産といったライフイベントを迎える方も多くなるため、それらに備えた貯金額と考えられるでしょう。貯蓄するためのコツについては、「貯金額の平均はどのくらい?おすすめの貯金方法を紹介」のコラムで詳しく解説しています。
運動を習慣にする
体力のある20代のうちに、運動を習慣づけることも大切です。運動にはストレス発散や健康維持、アンチエイジング、ダイエットなど、さまざまな効果があります。
30代になると、仕事面で責任ある立場のポジションに就いたり、プライベートで家族が増えたりと、20代に比べるとハードと思える場面も増えるでしょう。毎日を自分らしく過ごすためにも、基礎体力は付けておくのが望ましいといえます。
運動の習慣づけが難しいと感じる方におすすめなのが、小さいアクションを継続させること。たとえば、「お風呂上がりにストレッチを毎日する」「寝る前の時間に腹筋を30回する」「エレベーターを使わず階段を使う」など、自分が続けられる範囲で運動を習慣化しましょう。
継続する力がつけば、自分に自信が持てるようになるだけでなく、周囲から「努力できる人」「忍耐強い」など、プラスの評価を得られる可能性もあります。
過度な睡眠不足やSNSの依存などに注意して悪習慣は見直す
睡眠不足やSNS依存などによって、体調やメンタルに不調を感じる方は注意が必要です。睡眠不足だと仕事に集中できなかったり、プライベートが楽しめなくなったりすることも。また、過度なSNS依存は、メンタルに支障をきたす場合もあるでしょう。23時までには就寝する、22時以降はSNSを利用しないなど、習慣を見直してみることが大切です。
趣味を見つける
何か一つでも打ち込める趣味を見つけるのも、20代のうちにやるべきことでしょう。仕事を忘れて趣味を楽しむ時間を作ると気分転換ができ、ストレス解消にもつながります。好きなことにとことん打ち込むことで気持ちが満たされるほか、趣味をきっかけに交友関係を広げることも可能です。
また、趣味を極めてビジネスにしたり、関連する仕事に就いたりとキャリアに良い影響を与えられる可能性もあるでしょう。
旅行で知見を広げる
国内・海外問わず旅行で知見を広げるのもおすすめです。知らない土地で人や文化に触れることで知見が広がり、思考の引き出しを広げられるでしょう。
30代になると役職がついて忙しくなったり、結婚や育児により一人で自由に出掛ける時間を確保できなくなったりすることもあります。そのため、20代は旅行をして知見を広げるチャンスともいえるでしょう。
人との出会いを大事にする
人脈を広げるために人との出会いを大事にするのは、20代のうちにやるべきことといえるでしょう。
積極的に人脈を広げると、仕事だけでなくプライベートでも頼りにできる人と出会える可能性があります。人脈を広げるためには、趣味や社会人サークルなど新たなコミュニティに参加してみるのが有効です。
一人暮らしをする
年齢が若い20代のうちに家を出ることは良い経験になるでしょう。一人暮らしをすれば、必然的にすべてのことを自分でしなくてはなりません。
家を借りる経緯や手続き、生活するために必要なライフラインの確保や炊事など、実家で暮らしているとなかなか経験しないことも学べるでしょう。
一人暮らしに必要な金額は?
「一人暮らしの生活費をシミュレーション!平均支出額や節約方法も紹介」のコラムで解説しているように、一人暮らし(単身世帯)の場合にかかる生活費は、家賃や教育費を除いて毎月13万8,430円ほどです。家賃は月の手取り額の1/3が目安といわれているので、月の手取り額が21万円の場合、家賃の目安は7万円。前述したように、生活費を約13万円とすると、残り1万円ほど余裕が出ることになるでしょう。なお、賃貸契約の際は敷金や礼金といった初期費用や引越し代、家具家電代などが別途かかります。
親・家族孝行をする
20代に限りませんが、親や家族との時間も大切にして感謝の気持ちを伝えましょう。20代になると仕事や結婚、育児などの経験から親の大変さを実感できることも。実家を離れて暮らしている方は、定期的に連絡を取ったり元気で過ごしていることを伝えたりすることも親孝行へつながるでしょう。
自己投資をする
スキルアップや自分磨きなど、自己投資は20代のうちにやるべきことの一つです。自己投資は何歳からでもできますが、スタートが早ければ多種多様な選択肢が考えられ、難関資格なども挑戦しやすくなります。
公務員試験のように年齢制限のあるものは、挑戦したくてもできなくなる場合も。20代のうちにやるべきことを決めて、行動を起こすのが重要です。
20代のうちにやるべきこと:仕事編
仕事面では、20代のうちに基本的なビジネスマナーを身につけておくのがおすすめです。また、資格を取得すれば知識やスキルが身につくだけでなく、収入アップや転職時に役立つこともあるでしょう。
そのほか、「何事にもチャレンジする」「ポジティブシンキングを身につける」など、メンタル面においても20代のうちに取り組んでおきたいことは多くあります。
基本的なビジネスマナーを身につける
社会人として基本的なビジネスマナーを身につけるのは、20代のうちにやるべきことです。新卒でない限りは研修などの機会も減るため、自ら学んでインプットし続けていく必要があります。
20代のうちなら「若いから仕方ない」と大目に見てもらえる場合もあるものの、30代・40代と年齢を重ねたときにビジネスマナーが身についていないと、社会人としての信用にかかわる可能性も。周りに迷惑をかけないことはもちろん、スムーズに仕事をするためにも、20代のうちから基本的なビジネスマナーについて学ぶ意識が大切です。
学ぶ習慣を身につける
20代のうちに、就職後も学ぶ習慣を身につけておきましょう。近年は技術の進化が早く、20代で身につけた知識だけで定年まで活躍し続けるのは難しいとの見方もあります。そのため、リスキリングの重要性が高まっており、厚生労働省では「職場における学び・学び直し促進ガイドライン」を策定しているほどです。
学ぶことを習慣化していれば、資格やスキルアップが必要になった際に勉強への負担を感じにくくなることも。通勤時間に本を読んだり、定期的にセミナーに参加したり、短時間でも継続して行うことが大切です。
参照元
厚生労働省
職場における学び・学び直し促進ガイドライン
失敗や挫折を恐れずに何事にもチャレンジする
新しいことや成長につながることには、失敗や挫折を恐れずにチャレンジしてみましょう。たとえ、失敗や挫折をしてもチャレンジすることに意義があり、挑戦した過程で学べることはあります。また、20代であれば失敗や挫折を活かして、次の成功につなげるチャンスもあるでしょう。
挑戦したいことや上司から依頼があっても、「自分にできるか不安」「失敗するかもしれない」などネガティブな感情が先に立ち、なかなか踏み出せないという人は少なくありません。しかし、失敗を恐れて何もしないのは、成長の機会を自ら奪ってしまうことになります。
積極的に企画を提案したり、社内がより良い環境になるようアイデアを出したりと、20代の若いうちに何事にもチャレンジしてみましょう。「チャレンジできることがある=成長のチャンス」と捉え、貪欲に挑戦してみてください。
人生の経験値を積むための行動をする
20代では、多くの経験を積めるように積極的に行動することが大切です。会社で新たな業務に取り組んだりプライベートで人脈を広げたり、経験から学んだことは30代・40代になったときに役立つことも。多少遠回りしたりコストがかかったりしても、仕事や趣味などを通じて自分の経験値を積むための行動をしましょう。肯定的な考え方を習慣づける
20代のうちに、肯定的な考え方やポジティブな発言ができるように習慣づけましょう。ポジティブな思考が身についていれば、仕事に対するモチベーションを維持できたり周囲に好影響を与えられたりと、前向きに仕事に取り組みやすくなります。
ただし、ネガティブな感情を抱くことが必ずしも悪いわけではありません。たとえば、「危機を予測できる」「同じミスを繰り返しにくい」などのメリットにつながる側面も。ただし、「会社に行きたくない」「帰りたい」「辞めたい」など、ネガティブなことをそのまま発言してしまうと、マイナス評価につながりかねないので避けるのが無難です。
「ポジティブシンキングを身につけよう!メリットとデメリットについて解説」のコラムでは、前向きな思考を身につける方法を解説していますので、正しいポジティブシンキングを身につけるための参考にしてみてください。
積極的に人脈を広げる
前述のとおり、人脈を広げるために人との出会いを大事にするのは20代のうちにやるべきことの一つ。プライベートだけでなく仕事でも、飲み会や社内イベント、異業種交流会など、さまざまな人と出会う機会を積極的に利用しましょう。20代のうちに人脈を広げれば、知見や視野が広がり、将来のキャリアや選択肢に好影響を及ぼす可能性もあります。
30代になる前に専門的な知識やスキルを身につける
20代のうちに、専門的な知識やスキルを身につけておきましょう。30代になると、仕事において専門性が求められたり、後輩や部下に指導する立場になったりすることも。専門性を高めるためには、資格取得や外部のセミナーに参加してみるのもおすすめです。
また、仕事をするうえで何か一つ得意分野や専門性を持っていると、昇進や転職時に役立つでしょう。
資格を取得する
20代のうちにやるべきこととしておすすめなのが資格取得です。職種に関係する資格はもちろん、TOEICや自動車免許といった汎用性の高い資格などは、勉強する時間のあるうちに取得しておくことをおすすめします。
業務で活かせる資格であれば、職場で活用できたり資格手当がもらえたりといったメリットがあるでしょう。将来転職する際にも、取得している資格によっては仕事の幅を広げられたり、仕事探しを有利に進められたりといったメリットが期待できます。
就職に有利になる資格は?
「持っていれば必ず有利になる」という資格はないものの、一般的にはTOEICや簿記、MOSなどが挙げられます。ただし、資格がないと業務を行えない仕事の場合は、資格取得は必須です。
資格については「資格が就職に有利になるって本当?就活でアピールしやすいスキルをご紹介!」のコラムでご確認ください。
キャリア・ライフプランを立てる
キャリアプランとライフプランは、20代のうちに立てておくのがおすすめです。プランを立てておけば今やるべきことが明確になり、効率的に行動できるからです。
キャリアプラン・ライフプランを立てる際は最終的な将来像を決めて、20代で何をすべきか考えます。小さな目標やゴールも決めて達成していくと、モチベーションが保ちやすくなるでしょう。
キャリアプランの立て方については、「キャリアプラン例や具体的な立て方を解説!面接で効果的な答え方もご紹介」のコラムでも紹介しているので、参考にしてみてください。
女性が20代のうちにやるべきこと
将来的に出産を考えている女性は、キャリアプランとライフプランをある程度考えておくのもおすすめ。キャリアにおいて男女の区別はないものの、妊娠による体調不良や産休は女性特有のライフイベントとなるためです。
たとえば、将来は管理職になるのが目標であれば、ライフイベントが始まる前の20代のうちにリーダー経験を積むといったキャリアプランが考えられます。
男性が20代のうちにやるべきことは?
20代のうちにやるべきことについて男女の違いは基本的にありませんが、育児休暇の取得を考えている方はいつまでに何を達成するかを考えておくのが望ましいでしょう。
厚生労働省の「令和5年度男性の育児休業等取得率の公表状況調査(速報値)」によると、2023年7月時点で男性の育児休暇取得率は46.2%。平均取得日数は46.5日です。
また、「今後も男性育休取得の更なる促進を図る」と明記されていることから、一定の期間仕事を離れることを考慮したキャリアプランを立てておくと、目標達成がしやすくなると考えられます。
参照元
厚生労働省
仕事と家庭の両立支援に取り組む事業主の方へ
就職・転職を検討する
就職をしていない方や転職を検討している方は、20代のうちに行動するのがおすすめです。30代になると、経験やスキルが重視され、未経験を歓迎する求人が少なくなる可能性があります。そのため、30代になって正社員を目指すのは、20代に比べてハードルが高いといえるでしょう。
一方、20代はスキルや経験が浅くても将来性を見越して採用される可能性も。将来的なお金や生活の不安を解消するためにも、就職・転職は早めに検討しましょう。
転職エージェントの支援を受けてみよう
早めに就職・転職したい20代は、転職エージェントの支援を受けるのもおすすめです。転職エージェントでは、キャリアアドバイザーが選考対策をサポートしてくれるうえ、あなたに合いそうな求人を紹介してくれます。「転職エージェントの使い方を解説!利用時の基本の流れと賢く活用するコツ」のコラムで詳しい利用方法を解説していますので、参考にしてみてください。20代のうちにやるべきことがある理由
20代の経験は、将来のキャリアや生き方に影響しやすいため、前述したようなことに取り組んでおくと、「20代のうちにやっておけば良かった」という後悔を防げるでしょう。この項では、20代のうちにやるべきことがある理由について解説します。
将来のキャリアに影響を与えやすいから
20代のうちに経験したことは、30代・40代と将来のキャリアに影響を与えやすいです。たとえば、20代で専門的なスキルを身につけ経験を積めば、将来的に転職で収入アップしたり、独立したりできる可能性もあるでしょう。
いずれ育児や介護で現在の働き方が合わなくなっても、20代で身につけたスキルや経験があれば働き方を変えるという選択もしやすくなります。仕事においてもプライベートにおいても、20代のうちにやったことは自分の人生を支える経験となるでしょう。
今後の人生に対する選択肢や視野が広がるから
20代で多くの人と出会ったり経験を積んだりして知見を広げれば、今後の人生に対する選択肢や視野が広がるでしょう。20代はポテンシャル重視で歓迎する求人もあるため、30代・40代に比べて幅広い選択肢のなかから仕事を選ぶことも可能です。
多くの生き方や働き方を知って、自分が目指す将来の理想像を見つけられるチャンスといえるでしょう。
豊かな人生につながるから
20代の経験や挑戦、失敗は人生を豊かにしてくれることも期待できるでしょう。成功した経験だけが豊かな人生につながるわけではありません。20代のうちに失敗や挫折した経験も、次につなげれば後々豊かな人生につながったと思える可能性があります。
「20代のうちにやるべきこと」を実行するポイント
「20代のうちにやるべきこと」を実行するためには、将来像を明確にしたり小さな目標を設定したりしましょう。以下のような、実行する際のポイントを参考にしてみてください。
「20代のうちにやるべきこと」を実行するポイント
- 20代は一つの分岐点と考える
- 将来の理想像を明確にする
- 小さな目標を設定する
- ワーク・ライフ・バランスを考慮する
- 前向きに行動する
- 広く浅い経験も大切にする
20代は一つの分岐点と考える
あくまで20代は一つの分岐点として、30代・40代でやるべきことも考えておきましょう。最終的な将来像や目標を達成するためには、20代だけの経験では足りないことも。30代では20代の経験を活かしてマネジメントスキルを磨く、40代で△の資格を取得して専門性をより高めるなど、といったキャリアプランを立ててみるのも手です。
人生は有限であると意識する
20代は社会人になったり転職したりと、あっという間に過ぎていく可能性があります。人生は有限であると意識して、「やっておけば良かった」と後悔しないように行動しましょう。特に30代・40代になると、結婚や育児、介護などにより自由に使える時間が少なくなる可能性もあるため、20代の期間を大切にすることをおすすめします。将来の理想像を明確にする
将来の理想像を明確にしたうえで、20代のうちにやるべきことを決めましょう。遊びや旅行であれば興味や関心だけで行動するのも良いですが、資格取得や学びに関しては時間やコストがかかるため将来の理想像や目的があいまいだとせっかくの取り組みが無駄になる可能性もあります。「何のためにやるのか」「行動したら何が得られるか」などを検討したほうが無難です。
小さな目標を設定する
「キャリア・ライフプランを立てる」で触れたように、キャリアプランを立てる際やスキルアップに取り組むときは、最終的な目標を達成するために小さな目標を設定しましょう。たとえば、「1年以内に転職するために、まずは半年以内に△の資格を取得する」「▲のスキルアップに向けて、毎月セミナーに参加する」などです。
最終的な目標を達成するためには数年かかることもあるため、小さな目標を達成しながらモチベーションを維持できるようにしましょう。
「早起き」「運動」などできそうなことでOK
目標達成に向けての行動を継続するためには、最初の行動や小さな目標のハードルを低く設定しておくのも手です。ハードルが高いと、何かと理由をつけて辞めてしまう可能性もあります。「通勤電車では必ず勉強する」「まずは15分、毎日継続する」など、ハードルを低くして取り組んだほうが継続しやすくなるでしょう。
ワーク・ライフ・バランスを考慮する
20代は若さと体力があるからと、無理して仕事を頑張ったり遊び過ぎたりする方もいますが、ワーク・ライフ・バランスを考慮して体調やメンタルを崩さないように注意しましょう。
ワーク・ライフ・バランスとは、「仕事と生活のバランスを図りながら充実した毎日を送れる生き方を実現する」ことです。「20代のうちに行動しなければ」と焦らず、体調やメンタルに影響が出ないように、休んだりリラックスしたりする時間を取ることも意識しましょう。
前向きに行動する
「20代のうちにやるべきこと」は前向きに実行しましょう。20代のうちであれば失敗しても経験として次に活かしやすいといえます。新たなことに挑戦する際にはネガティブな感情や不安を抱きがちですが、何事も前向きに捉えて行動したほうが、将来の成功につなげやすくなるでしょう。
広く浅い経験も大切にする
20代のうちは、広く浅い経験も大切にしましょう。特に、キャリアの方向性が定まっていない20代は、広く浅い経験をしないと視野が広がらない恐れがあります。
少しでも興味のあることは経験し、そのなかから深掘りしたいことに積極的に挑戦するのがおすすめです。
後悔につながりそうな20代での行動
20代のうちにやるべきことがある一方、やってしまうと後悔につながりそうな行動もあります。この項では、20代で避けるべき行動について解説するので、「やらないこと」を決めるうえでの参考にしてみてください。
ミスマッチな仕事を長く続ける
ミスマッチを感じていながら、「新卒で入社した会社だから」「転職活動が不安」といった理由で仕事を続けてしまうと後悔する恐れもあります。明らかに能力・適性と合わない仕事を長く続けてもスキルアップが見込めず、意欲も下がってしまうでしょう。
30代になると転職活動で前職での実績が問われ、キャリアチェンジは難しくなる可能性もあります。経験・スキルが少なくても採用されやすい20代のうちに、自分に合った仕事を探すのがおすすめです。
多忙で学び直しをしていない
仕事が忙しいために時間が取れず、就職後に学び直しをしていないと30代以降に後悔する可能性があります。前述のとおり、リスキリングの重要性が高まっているため、学びの習慣化は20代のうちにやるべきことの一つです。
年齢が上がるにつれて役職が付いたり、私生活で変化が起きたりして時間を確保するのが困難になることも。「あのときしっかり勉強しておけば良かった」と後悔しないように、20代のうちから学び直しの習慣をつけましょう。
人との関わりに消極的
20代で人との関わりを避けてしまうと、人脈が広がらず将来のキャリア形成に影響する可能性があります。人脈づくりにはある程度の時間がかかるため、30代になって後悔してもすぐに解決するのは難しいでしょう。
若いうちから苦楽をともにした人とは深い信頼関係ができるので、20代のうちから意識的に人との出会いを増やすのが望ましいといえます。
時間を浪費してしまう
余裕があるにもかかわらず、休日はダラダラと過ごすのが当たり前になっていると時間を浪費することになってしまいます。キャリアアップが進むと多忙になり、「あのときなら時間があったのに…」と後悔することも。20代でどれだけ経験を積めるかが将来のキャリアに影響するので、時間を有効に使うよう心がけるのがおすすめです。
20代のうちに就職・転職して成功した方の体験談
この項では、就職・転職エージェントのハタラクティブの支援を受けて、20代のうちに就職・転職を成功させた方の体験談について紹介します。20代のうちに就職・転職を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
キャリアを重視した就職を成功させたEさん(21歳)
21歳のEさんは、納得ができる就職を叶えるために、短大卒業後も就職活動を継続。やりたい仕事や明確な目標がなく悩んでいましたが、就職・転職エージェントを利用して、就職に対する不安を一つ一つ解決したそうです。
最終的には、短大の授業でも苦手だったCADオペレーターにあえて挑戦し就職を成功させました。Eさんのように、就職について不安や悩みがある方は就職エージェントに相談するのも手です。
Eさんの体験談について詳しく知りたい方は、「新卒内定を断ったのにやりたいことがない…キャリアを重視した21歳の就職成功談」のコラムを参考にしてみてください。
念願の営業職への転職を成功させたSさん(25歳)
25歳のSさんは、エンジニアとして就職した後、大学の就活時から興味のあった営業職への転職を志しました。在職中に自己分析や業界研究をしていくなかで、「自分の適性に合うのは営業職だ」と確信を持てたそうです。
Sさんのように在職中にやりたいことが見つかった場合、20代のうちに行動すればポテンシャルが評価され未経験の職種へ転職できる可能性があるでしょう。
Sさんの体験談について詳しくは、「エンジニアから念願の営業職に!転職の秘訣はLINEでの面接対策と『笑顔』?」で紹介しています。
年齢を考慮して正社員へ挑戦したTさん(27歳)
27歳のT.Mさんは、大学中退後にアルバイトとして働いていましたが、年齢を考慮して正社員を目指し就職活動を開始。フリーターから正社員になれるのか不安でしたが、就職・転職エージェントの支援を受けながら、接客経験をアピールして紹介予定派遣で営業職として内定しました。
Tさんのように、20代後半のフリーターの方も、アルバイト経験を活かして就職できる可能性があるでしょう。「周囲との格差に劣等感を抱き、正社員就職に挑戦した3ヶ月」ではEさんの体験談について紹介しています。
「20代のうちに転職したい」「新しい仕事に挑戦したい」とお考えの方は、就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、20代を中心とした若年層に特化した就職支援を行っています。
専任のキャリアアドバイザーが一人ひとりの適性や希望をヒアリングし、あなたに合いそうな求人情報を厳選してご紹介。また、選考対策や、就職活動や転職活動に関するお悩みに、幅広くアドバイスできる心強い存在です。求人を紹介する際には職場の詳しい情報をお伝えするので、「理想の会社に出会いたい」と考える20代の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
20代のうちにやるべきことに関するQ&A
ここでは、20代のうちにすべきことに関するよくあるお悩みをQ&A方式で解決します。
20代のうちにやっておいたほうが良いことは何ですか?
20代のうちに「読書や貯金の習慣」を身につけておきましょう。本を読むことは単に知識を広げるだけでなく、語彙力や情報収集のスキルも向上させます。また、20代からの貯金習慣は将来のライフイベントに備えとなるでしょう。このコラムの「20代のうちにすべきこと:プライベート編」で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
20代の自己投資は何をしたら良いか分かりません…
20代の自己投資は「資格取得」「語学勉強」「日常生活の見直し」「投資・貯金」「副業」などを行ってみましょう。若いうちから自己投資を始めることで将来の理想像に近づけます。「自己投資とは?おすすめの方法6選や実施時の注意点を解説」のコラムで詳しく解説していますので、あわせてご一読ください。
仕事面で20代のうちにやるべきことは何ですか?
20代のうちに「ビジネスマナーを身につける」「何事にもチャレンジする」「ポジティブシンキングを身につける」などをしておくと良いでしょう。詳しくは、このコラムの「20代のうちにすべきこと:仕事編」をご参照ください。
20代最後にやるべきことは?
就職や転職したい方は、30代になる前に検討するのがおすすめです。30代になると経験やスキルのある人がライバルになったり、実績を重視されたりして就職・転職のハードルが上がることも。20代はポテンシャル重視の求人も多く、チャンスが豊富といえるでしょう。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。