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面接の流れやマナーを場面別に解説!よくある質問も確認しよう
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この記事のまとめ
- 面接の基本的な流れは「入室→自己紹介→志望動機→自己PR →逆質問→退室」
- 面接を受ける際は、流れだけでなく身だしなみにも気を配ろう
- 面接室へ入室する際はドアを3回ノックし、挨拶してからお辞儀をする
- 面接終了後も建物を出るまでは気を抜かず、落ち着いた行動を心掛ける
- 面接を成功させるには、一連の流れを把握し練習を重ねておくことが重要
「面接はどのような流れで行われるの?」と悩む人もいるでしょう。就職活動における面接は、「入室・自己紹介・志望動機(自己PR)・逆質問・退室」といった流れで進むのが一般的です。
このコラムでは、面接の流れや身だしなみのポイント、面接を成功させるコツなどを解説します。よくある質問も紹介するので、面接対策の参考にしてみてください。
就職面接の基本的な流れ
面接を成功させるためには、面接の一連の流れを把握しておくことが重要です。面接の流れを事前に知ることで、効率的な面接対策ができるようになります。面接の一連の流れは以下を参考にしてください。
- 1.入室
- 2.自己紹介
- 3.志望動機
- 4.自己PR
- 5.企業からの説明
- 6.逆質問
- 7.退室
面接の流れをより詳細に知り、入念に面接対策をしたい人は、「対面面接の流れとは?基本的なマナーや持ち物について解説!」のコラムを確認しましょう。
企業によって面接の内容は変わる
一般的な流れは前述したとおりですが、企業によって面接の内容は異なる場合があります。そのため、さまざまなパターンに対応できるような面接対策をする必要があるといえるでしょう。たとえば、面接官は仕事内容に無関係に思える質問をすることがあります。応募者によって異なる「素」や「個性」を見極めようとする面接官の明確な意図があるからです。
イレギュラーな質問をされても、慌てず対応できるように「面接官が変わった質問をする意図とは?回答例や注意点を解説」のコラムもあわせて確認し、多様な面接内容に対応できる面接対策を行っておくことをおすすめします。
面接は企業に着いたときからスタート
面接官に評価されるのは、入室してからではありません。面接は、面接会場や企業に到着してから始まっています。受付や待機中の振る舞いにも注意し、面接が始まってから面接会場から出るまで集中力を切らさないように心掛けましょう。
【受付編】面接の流れ
この項では、受付時の流れを紹介します。企業によっては、受付の様子も確認していることがあるので注意が必要です。「面接は会場に着いたときから始まる」という意識で臨みましょう。
1.受付前に身だしなみをチェックする
受付を済ませる前に、一度鏡を見て自分の身だしなみをチェックしましょう。寝ぐせがついていたりスーツが汚れていたりすると、面接時にマイナスなイメージを与えてしまう恐れがあります。出先でもすぐに直せるよう、携帯用のヘアブラシやホコリ取りなどを持参すると便利です。
2.面接の5~10分前までに受付を済ませる
受付は、遅くても面接の5分前に済ませましょう。ただし、受付は早ければ早いほど良いという訳ではありません。約束の時間より極端に早く到着してしまうと、かえって企業側の迷惑になる可能性があるので注意が必要です。遅刻しないよう早めに着いた際に、会場周辺のカフェやベンチなどで到着時間の調整できる場所を探しておくのも一つの対策といえるでしょう。
3.受付後は静かに待機する
受付後、控室に通された場合は席について静かに待ちましょう。待ち時間が長く手持ち無沙汰になっても、スマホや雑誌を見るのはマナー違反です。面接の流れやマナーを思い返したり、質問内容を想定したりするなど、対策してきたことを再確認して待機しましょう。
受付でのマナーや挨拶も評価対象
面接会場で受付を担当している係の人も、応募した企業で勤務している人がほとんどです。受付での振る舞いが面接官に伝わらないとは限りません。受付での振る舞いも審査対象としている企業も多くあります。企業に入った時点で面接は始まっていると考え、受付と面接中で態度が変わらないよう注意しましょう。
【入室編】面接の流れ
ここからは、面接における入室の流れを紹介します。就職活動では、第一印象が評価に大きく影響することもあるので、以下でマナーをしっかりと押さえましょう。
1.ドアを3回ノックする
入室するときは、ドアをゆっくり3回ノックします。ドアが開いている場合もノックをするのがマナーです。面接官に「どうぞ」と声を掛けられたら、「失礼いたします」と言って入室します。なお、入室後にドアを閉める際は、後ろ手を使わないように注意しましょう。
2.面接官にお辞儀をする
入室後は面接官のほうを向き、「よろしくお願いいたします」と挨拶をしてお辞儀をします。お辞儀をしたあとは椅子の横に立ち、氏名を名乗ってから「よろしくお願いいたします」と挨拶しましょう。
3.声を掛けられてから椅子に座る
挨拶が終わり、面接官から椅子に座るように言われたら着席します。このときも、浅めのお辞儀をしてから座ると良いでしょう。座った際の姿勢は印象に大きく関わるので、良い姿勢を心掛けてください。カバンは椅子に立て掛けるか、椅子の横に置いておきましょう。
正しい形のお辞儀を心掛けよう
面接におけるお辞儀は、状況や場面によって適切な角度があります。たとえば、入退室時の「失礼いたします」は30度、着席前の「よろしくお願いいたします」は45度、椅子に着席する前の「失礼いたします」は15度の会釈が理想的です。お辞儀をする際の手は、男性は身体の脇に添え、女性は身体の前でそろえましょう。
4.面接中は姿勢や表情に注意する
着席時は、椅子の座面半分ほどの位置を目安に腰掛け、姿勢を正して胸を張りましょう。面接中は質問の回答内容だけでなく、立ち居振る舞いや態度などもチェックされています。 猫背や足を組む姿勢は、やる気がないイメージを与える恐れがあるので避けましょう。また、目線は面接官のほうに向けます。顔がこわばったり目線を泳がせていたりすると、「自信がない」と思われる場合があるので、落ち着いた表情で、明るく自然なコミュニケーションを心掛けましょう。
話は簡潔に伝えよう!
面接中は、要点を押さえて簡潔に話すよう心掛けましょう。話が長いとまとまりがなく、内容がうまく伝わらない可能性があります。相手に明確な内容を伝えるために、日ごろから結論ファーストで話す練習をしておくのもおすすめです。
【退室編】面接の流れ
面接における退室時の流れは次のとおりです。最後まで気を抜かず、マナーを守って対応しましょう。部屋を出たら面接終了ではありません。建物を出るまで見られていると思って、気を抜かずに過ごしましょう。
椅子から立ち上がりお礼の挨拶をする
面接が終了したら、お礼を述べて頭を下げます。椅子から立ち上がったあと、「本日はありがとうございました」と言って一礼すると、面接官に良い印象を与えられるでしょう。
ドアの前で挨拶をする
面接官へのお礼の挨拶が済んだら、退室します。退室前は、ドア付近で面接官のほうへ向き直り、「失礼いたします」と言って再度お辞儀をしましょう。入室時と同様、ドアの開閉は静かに行うのがマナーです。面接官から「開けたままでお願いします」と指示があった場合は、その指示に従いましょう。特別な指示がない限り、ドアを閉めて退室します。
退室後の行動にも注意しよう
面接会場から出るまでは、どこで様子を見られているか分からないので緊張感を持って行動しましょう。退室後すぐにスマホを見たり、衣服を崩したりするなどの行為は避けるのが無難です。
面接でのよくある質問の流れ
面接では、自己紹介や転職理由など、頻出の質問やよくある質問の流れがあります。面接でよくある質問の流れは以下のとおりです。
- 1.自己紹介
- 2.転職、就職理由
- 3.志望動機
- 4.自己PR
- 5.逆質問
それぞれ回答を作成する際のポイントを紹介するので、事前に準備しておきましょう。
自己紹介
面接のはじめは自己紹介を求められる場合が多いようです。第一印象に影響するため、入念に準備しておくのが良いでしょう。企業は応募者の人柄や基本的なコミュニケーションスキルを確認しています。冗長的にならないよう簡潔にまとめ、1分から長くても3分程度で分かりやすく伝えましょう。
転職・就職理由
転職や就職の理由もよく聞かれる質問です。特に中途採用や転職での採用面接で聞かれる場合が多いでしょう。転職理由を説明する際は、嘘をつかず誠実に回答するのがポイントです。ただし、嘘はいけないからといって、前職への不満ばかりのネガティブな回答をするのはよくありません。ポジティブな理由に変換して伝えると良いでしょう。
志望動機
企業は志望動機の回答から、応募者の熱意や長く働いてくれるかどうかを確認しています。なぜこの企業を選んだのか明確な動機を伝えましょう。説得力のない志望動機では、「すぐに辞めてしまうのではないか」「自社でなくても良いのでは」などと判断されてしまうことも。会社の強みと自分のキャリアの軸を照らし合わせることで、説得力のある志望動機を作成できるでしょう。
自己PR
「自分の強み」や「仕事に活かせる経験」もよく聞かれる質問です。企業は、応募者が入社後に自社で活躍できる人材かどうかを確認しています。応募している職種やポジションに合ったスキルや実績をアピールしましょう。具体的な数値や目標達成率などを盛り込み、分かりやすく伝えるのがおすすめです。
逆質問
逆質問とは、企業側から「何か質問があれば、どうぞ」と聞かれることをいいます。面接の後半で聞かれる場合が多いようです。特に質問がなくても、「ありません」と回答すると入社意欲が低いと判断されてしまうことがあります。事前にいくつか逆質問を用意しておきましょう。
勤務条件や手当など、福利厚生ばかり質問するのも印象がよくありません。「仕事内容」や「一緒に働くことになるメンバーについて」「事業の方向性について」などを質問できると良いでしょう。
そのほかのよくある質問
よくある5つの質問以外にも、聞かれやすい質問があるのでいくつか紹介します。こちらもあわせて回答の準備をしておきましょう。特にキャリアビジョンに関しては、入念に考えを整理しておくのがおすすめです。
キャリアビジョン
面接では、キャリアビジョンやキャリアプランについても聞かれやすいものです。「長く働く意欲があるか」「自社で働く自分をイメージできているか」を確認しています。面接の前に入念に整理しておきましょう。
答えにくい質問
他社の選考状況や結婚後のキャリアについてなど、答えにくい質問をされる場合もあります。焦らずに、誠実に回答しましょう。答えにくい部分については、回答を控えても問題ありません。
そのほかの面接でよく聞かれる質問は「面接でよく聞かれる質問集!想定されるものを状況別に紹介」のコラムで紹介しているので、あわせて確認してみてください。
面接時の身だしなみにおける4つのマナー
身だしなみも応募者の印象に大きな影響を与えます。面接は「ビジネスパーソンとしての自分を企業にアピールする場」でもあるので、下記を参考に準備を整えておきましょう。
面接時の身だしなみにおけるマナー
- スーツは体に合ったサイズを選ぶ
- 髪型は「清潔感」を意識する
- 靴は汚れや傷がないかチェックする
- カバンは自立するものを選ぶ
1.スーツは体に合ったサイズを選ぶ
スーツは体に合うサイズを選びましょう。シワがなくサイズ感の合ったスーツは、面接時の好印象につながります。色は黒やグレー、ネイビーなどシンプルなものを選ぶと良いでしょう。なお、スーツは面接前にクリーニングに出しておくのがおすすめです。
女性はパンツ・スカートどちらでもOK
女性の面接用のスーツは、パンツとスカートどちらのタイプでも構いません。スカートは親しみやすく柔らかな印象を、パンツは活発ではつらつとした印象を与えるため、希望する職種に合わせて選ぶのがおすすめです。どちらを選んでも、面接結果に影響することはないでしょう。
2.髪型は「清潔感」を意識する
面接では、髪型の清潔感も重要です。派手な髪色やスタイリングは、企業に不真面目な印象を与える恐れがあるため、落ち着きのあるすっきりとした髪型にしましょう。髪色は男女ともに黒髪がベターです。また、表情が伝わりやすくなるよう、前髪は短めに切っておきましょう。
就活時の髪型のポイントは「就活の髪型に悩む男性へ印象アップのコツを紹介!避けたいスタイルも解説」で解説しているので、あわせてご参照ください。
3.靴は汚れや傷がないかチェックする
靴は汚れや傷のないものを用意します。色は黒やこげ茶が無難です。新品の靴はサイズ不良や靴擦れなどのトラブルが起きやすいため、面接前に履き慣らしておくと良いでしょう。
就職活動用の靴の選び方は、「就活用の靴はどこで買う?選び方やお手入れ方法についても解説」のコラムで解説しています。
4.カバンは自立するものを選ぶ
面接の間はカバンを足元に置くことが多いので、自立するものを選びましょう。大きさは、応募書類が入るA4サイズのカバンがおすすめです。色は黒が無難でしょう。派手な色やデザインのカバンは、ビジネスの場にそぐわず、マイナスイメージを持たれる可能性があるので注意する必要があります。
「面接で使うカバンはどう選べば良い?注意点を男女別で紹介!」のコラムでは、就職活動用のカバンの選び方や持ち方、置き方などを解説しているので、ぜひご一読ください。
面接を成功させるコツ
就職活動における面接を成功させるには、「受け答えの練習を行う」「逆質問を複数用意しておく」などの面接対策を行うのがおすすめです。以下で面接を成功させるコツを紹介するので、面接練習に役立ててみてください。
面接を成功させるコツ
- 受け答えの練習を繰り返し行う
- 志望動機は具体的に分かりやすく伝える
- 逆質問は複数用意しておく
- 就職・転職エージェントを利用して面接対策をする
1.受け答えの練習を繰り返し行う
面接における受け答えでは、会社との相性だけでなく、社会人としての素養があるかどうかも判断されています。普段の会話と違う配慮が必要なので、慣れるまで練習を重ねましょう。受け答えの練習では、以下のポイントを意識してみてください。
- ・自然な笑顔を心掛ける
- ・明るくハキハキと話す
- ・質問への返事や相槌は「はい」
- ・慌てて早口にならないようにする
- ・肯定的な表現を使う
- ・質問に合った回答をする
上記のほか、面接では正しい言葉遣いも評価につながります。日ごろから正しい言葉遣いを意識したり、目上の人と話す機会を作ったりするなどして、敬語の使い方をしっかり身につけておきましょう。
「『頂いております』は正しい?間違えやすい敬語の例をご紹介」では、敬語の基本を解説しています。敬語に自信がない人は事前にチェックして面接対策の参考にしてみてください。
定番の質問の答えは必ず準備しておこう
前述した5つの質問のように、よく質問される定番の質問は事前に回答を準備し、受け答えの練習をしておきましょう。落ち着いて答えられる質問がいくつかあると、焦らず面接に臨めます。予想外の質問をされても、慌てずに対応できるでしょう。
2.志望動機は具体的に分かりやすく伝える
企業は志望動機から「なぜ他社ではなく自社を希望しているのか」「入社意欲の強さ」「入社後の貢献度の高さ」などをチェックします。そのため、自分の体験や考え、強みなどを洗い出したうえで、具体的かつ企業が採用のメリットを感じる内容にしましょう。志望動機を考える際は、以下のポイントを押さえるのがおすすめです。
- ・「なぜその会社が良いのか」を明確に伝える
- ・具体的かつ端的で意欲が伝わりやすい内容にする
- ・待遇面を理由にするのは避ける
志望動機の書き方に自信がない人は、「志望動機の書き方は?面接での答え方も例文付きでご紹介!」のコラムも確認してみてください。
3.逆質問は複数用意しておく
逆質問は、事前に複数準備しておきましょう。就職活動における面接では、逆質問の機会を与えられる場合がほとんどです。質問によっては意欲のアピールにつながることもあるため、面接対策として事前にしっかりと準備しておきましょう。ただし、Webサイトで調べたらすぐに分かることを聞いてしまうと、「企業研究が足りていない」と思われる可能性があるので注意してください。
待遇面について掘り下げるのは避けよう
面接の逆質問で待遇面について深く聞くのは、悪い印象につながる恐れがあります。業務内容ではなく、給与や福利厚生だけに興味があると思われてしまうからです。どうしても待遇面について聞きたい場合は、直接的な表現にならない質問を考えてみましょう。たとえば、給与のことなら同年代のモデルケースや平均などについて質問するのがおすすめです。
4.就職・転職エージェントを利用して面接対策をする
面接の具体的な流れを知り、模擬面接で面接に慣れておきたい人は、就職・転職エージェントを利用してみましょう。就職・転職エージェントは、企業が求める人物像や企業の内情にも詳しいものです。そのため、より応募企業に合った、具体的なアドバイスをもらえるでしょう。
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面接後は改めてお礼をするべき?
面接後に改めてお礼をするのは義務ではありません。そのため、お礼の有無で選考結果が左右されることは基本的にないといえます。そのうえで、面接後にどうしてもお礼がしたい場合は、手紙やメールを出しましょう。面接で確認しそびれたことがある人も、お礼状を送るついでに確認するのがおすすめです。
お礼状の書き方や送り方は、「面接後のお礼状は必要?正しい書き方や送る際のマナーを解説!」のコラムで紹介しています。
面接でよく聞かれる質問は?
面接では、「なぜ他社ではなくこの会社を選んだのか」「業務に活かせるスキルはあるか」「将来的にどうなりたいのか」などの質問をされることが多いようです。頻出の質問に対する回答を事前に考えておけば、本番で焦らずに回答できるので、しっかりと面接対策する段階で準備しておきましょう。
「面接の流れを知っておこう!転職活動で必要なマナーやよくある質問もご紹介」では、転職の面接で聞かれやすい質問を紹介しているので、あわせてご参照ください。
「私服OK」と言われたらどうする?
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「オフィスカジュアルとは?スーツはだめ?男女別おすすめアイテムを紹介」では、コーディネートのポイントを解説しているので、服装を選ぶ際の参考にしてみてください。
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その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。