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特技の例文と一覧を紹介!履歴書や面接で自己PRにつなげる方法とは
更新日
この記事のまとめ
- 企業が応募者に特技を聞くのは、人柄を知るため
- 特技を紹介することで自分の内面を伝え、面接官との距離を縮められる
- 特技が見つからないときは、何気ない習慣を振り返るのがおすすめ
- 自己PRにつながる特技の例文や仕事に直結する特技の例文を参考にしよう
- 特技をアピールするときは企業研究を行い企業が求める人物像を明確にしよう
「特技の例文を参考にして履歴書を書きたい」という方に向けて、特技の一覧や具体的な伝え方を紹介します。就活・転職活動でよく聞かれる「特技」には、企業に自分の人柄や能力を伝える役割があり、力を入れて内容を考えたい項目です。コラムでは、特技がない人が特技を見つけるヒント、特技を伝える際に工夫したいポイントを解説するので、これから選考に臨む方はぜひご覧ください。
採用担当者からの印象を良くする特技の例文
仕事に直結する特技がある場合、仕事への活かし方を直接伝えるのが効果的です。また、業務には直接的に関係なくても、特技を仕事に活かせることを説明すると、入社意欲のアピールにもなり、「自社への志望度が高い」という評価につながります。以下で具体的な例文を紹介するので、参考にしてください。
仕事に活かせる特技をアピールする例文
仕事に活かせる特技をアピールすることで、「即戦力になる」「求める人材に合っている」という印象も与えられます。企業研究を行って、企業文化に合った特技をアピールしてみましょう。
「特技はプログラミングです。今までに、PHPやJavaScriptを習得しており、今後も仕事で活かせる新しい言語を積極的に習得していきたいと考えています」
解説
プログラミングはプログラマーやエンジニアといった職種で役立つスキルです。習得した言語の具体例もあるため、企業側は応募者がどういったスキルを持っているのかすぐにイメージできます。
「特技は英語です。大学在学中にアメリカのカリフォルニア州に1年間留学し、本場の英語を学ぶ経験をしました。帰国後にTOEICの試験で785点を取得し、現在はビジネス英会話を本格的に学びつつ、900点以上のスコアアップを目指しています」
解説
仕事に直結する特技と特技を習得した背景を伝えており、特技を仕事に活かす姿を連想しやすい例文です。留まることなく目標を持ち続けている姿勢も伝わるため、向上心が評価される可能性もあるでしょう。
「特技は野球です。小学校から大学までプレーしており、大学では部長を務めました。入社後は部長としてチームのメンバーをまとめた経験を活かし、リーダーシップを発揮して現場を牽引する人材として活躍したいです」
解説
特技の野球で培ったリーダーシップという強みが、仕事に活かせることをアピールしています。特技を仕事に活かせることを伝える際は、企業の求める人物像とリンクさせると、より強いアピールになるでしょう。強みを特技としてアピールする例文
業務に直接的に活用できなくても、自分の強みを特技としてアピールするのもおすすめ。強みが働き方や仕事への取り組み方をイメージさせるため、企業文化にマッチしていると印象付けられます。
「特技は整理整頓です。家の中で何をどこにしまえば使い勝手が良いかを常に考え、家族全員が使いやすい配置を工夫しています」
解説
整理整頓の能力は、仕事上で書類を整理する際に活かせます。店舗で働く場合は、仕事に使う道具や商品をスタッフやお客さまが見やすい状態に整え、快適な空間をつくる力をアピールできるでしょう。
「特技は絵を描くことです。動植物の絵を描いてSNSに投稿し、閲覧者からもらったアドバイスを次の創作に役立てています。仕事でも、第三者の助言を素直に受け入れる姿勢を活かして、必要なスキルを柔軟に吸収していきたいです」
解説
特技をもとに自分の強みを導き出し、仕事にどう活かせるかを上手にアピールしています。特技自体は直接仕事に活かせなくても、特技をきっかけに得た強みで業務に貢献できることをアピールすることも可能です。趣味や好きなことを極めた特技をアピールする例文
趣味や好きなことを特技として伝えるのもいいでしょう。後述しますが、企業が選考で特技を聞くのは応募者の人柄や性格を把握する目的もあります。
「特技は料理です。家にある材料を使って作るオリジナルの節約料理が得意で、段取りを考えて効率良く調理しています。あまり時間がとれない日でも栄養バランスを考えた料理を一食に3品ほど作っています。入社後は料理で身につけた段取り力を活かし、複数の業務が重なったときも工程を確認しながら効率良く対応できるよう頑張ります」
解説
一見仕事と関係のない特技ですが、取り組むときの姿勢を分析して仕事に活かす方法をアピールしています。また、臨機応変な作業ができると同時に、決まった工程に沿って作業を進める力があることもアピールできています。
「特技は趣味で始めたキャンプです。最近では、『キャンプエキスパート』という資格を取得し、テントの設置方法や灯りの扱い方を人に教えられるまでになりました」
解説
趣味を極めて資格まで取得していることから、興味を持ったことに熱意を持って取り組む姿勢が伝わります。珍しい資格は採用担当者の印象に残るので、具体的な資格名を挙げるのがポイントです。珍しい特技をアピールする例文
珍しい特技や面白い趣味を書く・伝えることで、採用担当者が気になって質問をし、コミュニケーションが活発になる可能性があります。ただし、珍しい特技を持つことが重要ではありません。一般的な特技であっても、自分だけのストーリーやエピソードを盛り込んでオリジナリティを加えましょう。
「特技は座禅です。京都に旅行に行ったときにお寺で座禅の体験をしてたことがきっかけです。座禅をすると気持ちが落ち着き、集中力も高まって悩みや心配事を客観視できるようになります。冷静になって、問題の解決方法も思いつきやすくなるのもメリットです」
解説
座禅という、ほかの人があまり出さない特技を伝えることで、面接官の興味を惹くことができます。座禅によって、集中力や問題解決能力など、仕事に活かせる能力が身についたこともアピールできるでしょう。
「特技は三味線です。一緒に住んでいた祖母の趣味で小さいころから身近に三味線があり、弾き方も祖母に教えられました。高校生のときはよく学園祭で演奏し、好評を得ていました。お正月のイベントにもよく声がかかり、テレビに出演したこともあります」
解説
三味線という特技も珍しく、興味を持った面接官からさまざまな質問が出て、より自己PRできる機会が増える可能性があります。
自己PRの例文については、コラム「自己PRの基本の書き方は?新卒と転職での違いや例文を紹介」を参考にしてください。
面接や履歴書で「特技」を聞かれるのはどうして?
面接や履歴書などの選考で特技を聞かれるのは、その内容から応募者の人柄や志望度を確認するため。ここでは、就活で提出する履歴書やES、面接の場面でなぜ特技を問われるのかを解説します。就活でアピールする特技を考える前に、まずは企業側の意図を確認していきましょう。
人柄を見ている
企業は特技や趣味から、応募者の人柄を確かめています。たとえば、野外活動が得意な人はアクティブな印象になり、細かな作業が得意な人は「几帳面な性格をしている」というイメージを持たれやすいでしょう。
就活で問われる特技は、仕事内容や自社の社風と合う人物かどうかを確かめるための判断基準の一つになっていると考えられます。
志望度を見ている
企業によっては、特技を通して自社への熱意を判断しています。実際に、企業が展開する事業や応募する職種で活かせる特技を答えると、「自社への志望度が高い」と評価されることも。
無理に仕事に関連する特技を答える必要はありませんが、仕事につながる特技があれば積極的にアピールしましょう。
アイスブレイクの材料になる
面接でのアイスブレイクの一環として、特技や趣味が問われることもあります。面接官は特技をはじめとする仕事に直接関係のない話題を挟むことで、応募者の緊張感をほぐそうとすることがあるからです。
履歴書やESに記載した特技をもとに話題を振られることが予想されるので、応募書類には深掘りされても答えられる特技を記入しましょう。
「特技」と「趣味」は違う?
履歴書やESには、「趣味・特技」を記載する欄がありますが、趣味と特技を書き分ける場合は、両者の違いを知っておきましょう。まず、特技とはその人が持つ特別な技能を表す言葉です。簡単に言えば、「人よりうまくできる」「アピールできるポイントがある」といったものは、特技に該当します。一方、趣味は職業として取り組むのではなく、あくまでも個人的に楽しみ、好むもの。人によっては、趣味の分野でスキルが高まり、特技にもなっているパターンもあります。面接や履歴書で特技を伝えるメリット
面接や履歴書で自分の特技を企業に伝えることで、書類からは把握しづらい自分の内面や人間性をアピールできます。企業文化や社風と合致している印象を与えられれば、好アピールになるでしょう。また、世間話として活用することで採用担当者との距離を縮め、良い雰囲気を作る一助にもなります。
自分の内面を伝えられる
特技を伝えることで、企業に対して自分の内面を伝えられます。特技には、その人の性格や得意分野が現れるので、採用担当者の印象に残りやすくなるでしょう。企業によっては、書類選考や面接で魅力度が近い応募者が複数いた場合、最後は担当者の印象に残った応募者を選ぶこともあります。
採用担当者との距離を縮められる
面接では、履歴書やESに記載した特技の話題が盛り上がって、採用担当者との距離を縮められることがあります。雑談が盛り上がれば面接の緊張感がほぐれ、その後のやりとりにも良い影響を及ぼすでしょう。
履歴書に特技を書く・伝えるときのルール
特技を履歴書に書いたり面接で伝えたりするときは、分かりやすくする、嘘はつかないなど、基本的なルールがあります。特技を伝える上で押さえておくべきルールを確認しておきましょう。
分かりやすく簡潔に伝える
履歴書のフォーマットは多くありますが、特技を書く欄はわずかなスペースであることがほとんどです。書ける分量は限られており、長々と説明すると相手に伝わりづらくもなるので、分かりやすく簡潔に書くようにしてください。読みやすくなるよう、箇条書きにすることもおすすめです。
履歴書に書く特技の短い例文
・コミュニケーション力(誰とでも仲良くなれるのが特技で、初めて会った人でもすぐに打ち解けられる自信があります)
・早寝早起き(毎日22時に寝て5時に起きる習慣を5年継続しています)
・スポーツ(スポーツ全般が得意で、高校生のときは卓球の県大会で毎年入賞していました)
・ピアノ(6歳のときから習い始め、コンクールでも入賞しています。現在でも年に数回、演奏会に呼ばれています)
・人の顔を覚える(1回会えば顔を覚え、時間が経っても再会したときは思い出すことができます)
・集中力(兄弟が多く、騒がしい中で勉強してきたせいか、どのような環境でも集中できる能力が身につきました)
・ものづくり(細かい作業をするのが好きで、家のちょっとした棚などは自分で作ります。壊れたものもすぐに修理できるので、家族にも感謝されています)
・韓国語(独学で5年間勉強し、今では日常会話ができるレベルです。韓国語能力試験のTOPIKでは2級に合格しています)
嘘をつかない
少しでも自分を良く見せようとして、嘘の特技を書くのはNGです。履歴書で書いた特技は面接でも質問されることがあり、うまく説明できなかったり一貫性のない回答をしたりすれば、嘘と見破られてしまいます。
嘘を書いたことが分かれば信用がなくなり、ほかの回答まで嘘があるのではないかと思われる可能性があるでしょう。
テーマを絞る
特技が複数ある場合、得意なことをできるだけ多くアピールしたくなることもあるでしょう。しかし、すべてを伝えようとすると、情報が多くなりかえって印象に残りにくい可能性があります。
できるだけテーマを1つに絞ってアピールする方が、人柄や特徴を強く印象づけられるでしょう。それにより、企業側でも応募者が入社後に活躍できそうか、自社の社風に合うかどうかを判断しやすくなります。
複数の特技を書きたいときは?
記載する特技は1つに絞ることをおすすめしますが、どうしても書きたい場合は、箇条書きにして読み手が見やすいように工夫しましょう。以下に例文を紹介します。・書道(小学生から書道を続けており、「硬筆・毛筆書写技能検定」の資格を取得しています)
・料理(中華料理が得意でよく友人に振る舞っています)
空欄や「特になし」としない
特技欄に関わらず、履歴書では空欄や「特になし」を避けるのが基本。書かなくてはいけないルールはないものの、企業に「志望度が低い」「やる気がない」といった印象を与えてしまうでしょう。
具体的に示す
どのくらい続けているか、どのような経験があるかなど具体的なエピソードを添えると、相手がイメージしやすくなるのでおすすめ。特技から「物事に取り組む熱意」や「一定期間、物事に継続して取り組む姿勢」のアピールにつながる可能性もあります。
「趣味・特技」欄の書き方
履歴書の「趣味・特技」の欄は趣味・特技がまとまった記入欄にあるものや、別々の記入欄になっているものなどがあるので、フォーマットごとの書き方を解説します。
趣味・特技のまとまった記入欄がある場合
「趣味・特技」と一つにまとめられているフォーマットでは、趣味と特技をそれぞれ一つずつ書きます。まず、趣味・特技を一言で簡潔に書き、そのあとにかっこ書きで詳しい説明を付け加えるとよいでしょう。
趣味と特技のどちらか1つを書いても問題ありません。その際は、「趣味:読書」あるいは「特技:スケート」など、どちらの記載なのか分かるように書きましょう。
趣味・特技それぞれの記入欄がある場合
趣味と特技の記入欄が別々になっているフォーマットもあります。この場合は、それぞれに1つ以上書きましょう。どちらかを空欄にするのは避けてください。
記入欄がまとめられているフォーマットの場合と同じく、簡潔な一言を書き、そのあとに詳しい説明を記入すると分かりやすくなります。
ほかの項目とまとまっている場合
「志望動機、特技、好きな学科など」というように、趣味・特技がほかの項目と1つになっているフォーマットもあります。この場合は、それぞれの項目を箇条書きで書きましょう。
ボリュームとしては、志望動機を重点的に、「特技・趣味」以下は簡潔に書くのがポイントです。
エントリーシートの趣味・特技欄については、コラム「エントリーシートの趣味・特技欄の書き方は?選び方や例文も紹介!」をチェックしてみてください。
採用担当者の興味を惹くおすすめの「特技」って?
採用担当者の興味を惹くおすすめの特技を紹介します。「これといって思い当たる特技がない」という人は、これから紹介する特技や例文を参考にしてください。
応募する業界・職種を連想させる特技
志望する業界や企業、職種に関連する特技を選ぶと、業務を行ううえでの能力や適性をアピールできます。たとえば、IT業界であれば、PCの自作やプログラミングなど、IT機器や技術に関連する特技が仕事に直結するスキルとして評価されるでしょう。
仕事上の強みとなる特技
業界や職種に特化していなくても、あらゆる仕事に共通して役立つ特技もあります。たとえば、人の顔を覚える特技や誰とでも仲良くなれる特技があれば、社内外で円滑にコミュニケーションをとれることをアピールできます。早寝早起きなどの体調管理に関する特技では、生活習慣が整っていて仕事に支障がないことをアピールできるでしょう。
選考で使える特技の一覧
ここでは、就活でアピールしやすい特技の一覧を紹介するので、自分に当てはまるものがないか探してみましょう。スポーツ関連、ダンス、車の運転、昆虫採集、写真、書道、茶道、楽器、歌、作曲、絵画、DIY、ヘアメイク、プログラミング、手話、点字、料理、掃除、整理整頓、陶芸、動画編集
注意!マイナスな印象になりやすい特技
就活で回答する特技は基本的に自由ですが、以下に紹介する特技はマイナスの印象を持たれる可能性があるので気をつけましょう。
ギャンブルに関わる特技
パチンコや競馬、競輪など、ギャンブルに関わる特技は、「仕事においてもリスクが大きい判断をするかもしれない」という印象を持たれやすく、関連する業界でない限りは特技として紹介しないのが賢明です。
犯罪を連想させる特技
ピッキングやハッキング、転売などの犯罪を連想される特技も、「社会的な常識がなく信用できない」という印象を与えるので避けましょう。
人によって考え方に差が出る特技
宗教や政治といった人によって考え方に差が出やすい話題は、就活では避けた方が良いでしょう「世界の宗教について調べるのが好き」といった全般的な話題は問題ありませんが、特定の宗教・政治団体への言及は避けてください。
自信過剰に聞こえる特技
「絶対に誰とでも親しくなれる」というように、過度な自信が感じられる表現は控えるのが良いでしょう。前述の例文だと、「絶対に」という表現があることで「自分を客観的に見られていないのでは?」「自信過剰で相手の気持ちを考えない人物かもしれない」という印象を持たれる可能性があります。
仕事への影響に不安を持たれる特技
「お酒が好きでいくらでも飲める」「3日続けて徹夜できる」といった特技は、「自己管理能力がなく仕事に支障をきたすのでは?」という疑いを持たれる恐れがあります。体力に自信があることを伝えるのは問題ありませんが、例文のように徹夜をするのが得意というと「スケジュール管理ができない人」という印象になるので注意しましょう。
「特技」がみつからないときの対処法
自分の特技がすぐに思いつかないという方は、趣味や得意なことから特技を探してみましょう。自分では特技と思っていなかったことでも、視点を変えて考えると特技としてアピールできる可能性があります。
何気ないことも特技になる
たとえば、掃除や洗濯、料理などの家事といった日常の何気ないことでも、特技として回答できます。人より熱心に取り組んでいることや自分の習慣、休みの日によくやっていることを振り返り、特技として紹介できないか考えてみましょう。
具体的な例文を挙げると、「特技はお風呂掃除です。細かい汚れに気づくのが得意なので、隅々まできれいに掃除できます」というように、ちょっとした説明を加えることで日常的な家事を特技として紹介できます。特技の見つけ方は、「特技の見つけ方とは?履歴書や面接で好印象を与える方法」のコラムでも紹介しているので参考にしてください。
企業研究を行う
仕事で活かせる特技を伝えたい場合は、事前に企業研究を行うことが大切です。企業の社風や事業内容、仕事内容が分かれば、特技をどうやってアピールするべきか方向性が見えてくるでしょう。
企業研究のやり方
企業の情報を集めるには、企業のWebサイトやブログ、SNSを閲覧しましょう。中途採用に応募する場合も、内容が充実した新卒向けの採用ページの情報は参考になります。企業によっては働く社員の声を掲載している場合もあるので、会社の雰囲気を理解するのに役立つでしょう。また、求人の募集要項をよく確認し、企業がどんな人材を求めているかを把握することも重要です。特技欄がない履歴書を選ぶ方法もあり
特技がなくて困っているときは、最終手段として特技欄がない履歴書を選ぶ方法があります。ただ、特技や趣味は面接で聞かれることもあるので、ある程度回答の準備をしておく必要はあるでしょう。
また、前述したように、特技を記載することで採用担当者の印象に残ったり、面接の場が盛り上がったりするメリットは大きいため、できれば自分の習慣や生活を振り返って特技を見つけるのがおすすめです。履歴書の選び方については、「履歴書を書く前に。自分に有利な履歴書の様式を知ろう」で詳しい情報を紹介しています。
面接で特技を伝えるときの注意点
面接で特技を聞かれたときは、履歴書に書いた内容を回答して問題ありません。ただ、深掘りされたり別視点からの質問を受けたりする可能性があるので、準備しておきましょう。
質問の深掘りを想定する
履歴書には特技は一言程度しか書けないことが多いため、面接で深掘りされる可能性が高いです。始めたきっかけやエピソードを記載していても、さらに深掘りされるケースも多いため、興味を持った理由や続ける意味といった基本だけでなく、今後の展望や周りからの意見といった一歩踏み込んだ部分まで考えておきましょう。
履歴書より詳しいエピソードを用意する
面接では、「その特技が活用出来た場面は?」など、履歴書に書いたエピソードとは異なる視点からの質問を受ける可能性も高いでしょう。履歴書に記載したエピソードを深掘りするほか、異なる観点の話題も準備しておくと、質問されてもスムーズに回答できます。
特技を考える際に限らず、就職・転職活動では企業の情報を集めて自分との相性を確かめることが大切になります。自己PRや志望動機を伝える際も、企業が求める人物像を把握しておくと効果的なアピールができるでしょう。
「一人で企業の情報を集めるのが難しい」「特技の回答方法を含めて選考対策を指導してほしい」という方は、就職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブでは求職者の希望を聞き取ったうえで、その方の適性に合う企業の紹介を行っています。応募書類の作成指導や模擬面接でもサポートするので、アドバイザーと一緒に内定獲得を目指しましょう。
就活で聞かれる特技に関するFAQ
就活では特技を聞かれる場面がありますが、何と答えるのが良いか分からないという方も多いでしょう。ここでは、特技にまつわる疑問をQ&A形式で解消していきます。
特技はなぜ聞かれるの?
企業は応募者の人柄を知るために特技を聞くことがあるようです。
また、面接でのアイスブレイクの材料にするために特技を聞かれる場合もあります。特技が聞かれる理由は、コラムの「面接や履歴書で「特技」を聞かれるのはどうして?」で詳しく解説しているので参考にしてください。
特技を書く・伝えるときのルールは?
「分かりやすく簡潔に書く」「嘘を書かない」「テーマを絞る」の3つが、特技を書く・伝えるときの基本的なルールです。履歴書の「趣味・特技」の欄はわずかなスペースであるため、分かりやすく簡潔に書きましょう。特に、嘘を書かないことは大切なポイントです。嘘を書いても面接で見抜かれる可能性が高く、評価を落としてしまいます。また、自分について印象を強めるためには、複数の特技を書かずにテーマを絞ることが大切です。
特技欄に「なし」と書くのはダメ?
特技を通して人柄や価値観、仕事に活かせる能力をアピールできるので、「なし」と書くのは避けた方が良いでしょう。履歴書は趣味と特技の欄が一つになっていることが多いので、特技が思いつかない場合は趣味だけを記載してもOKです。書類の書き方に自信がない場合は、ハタラクティブのアドバイザーにご相談ください。
就活ではどんなことを特技として回答できる?
スポーツや料理、節約、動画編集など、さまざまな特技を回答できます。
特技が複数ある場合は、自分のイメージとギャップがある趣味を選ぶと担当者の印象に残りやすいでしょう。また、仕事に直結する特技は企業の目に留まりやすいので積極的にアピールしてください。
特技が見つからないときはどうすれば良い?
人からうまいと言われたことや、休日によく行っていること、生活の中で習慣になっていることを考えてみましょう。「早起き」や「整理整頓」といった何気ない習慣も特技として伝えられます。特技の見つけ方については、このコラムの「「特技」がみつからないときの対処法」も参考になります。
言わない方が良い特技はある?
競馬やパチンコなどのギャンブルや、ハッキングや転売といった犯罪を連想させる特技は就活の場では紹介しない方が良いでしょう。また、宗教や政治などの人によって考え方に差が出る話題も選考の場では避けるのが賢明です。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
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ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。