働くとはどんな意味?理由を明確にする必要性と満足度の高い仕事の探し方

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この記事のまとめ

  • 働くとは、人によって解釈が異なるもの
  • 収入や成長、社会貢献、人とのつながりを求めて働く人が多い
  • 「働くとはなにか」という質問には、自己分析で自分を理解することが重要
  • 企業は「働くとは」の回答から、価値観相性ポテンシャルを確認している
  • 先入観や固定概念を捨てて、自分に合う社風の企業を見つけよう

社会人となり働きはじめれば、「自分はなんのために働いているのか」と考えることもあるでしょう。働く理由は人それぞれ。目標や自己実現のためといったポジティブな理由もあれば、生活のためという方もいます。働くことに意味を見出せなかったり、会社に行くことが苦痛になったりすることも珍しくありません。
本コラムでは、「働くとはなにか」について考察します。あなたにとっての「働く意味」を見つける参考にしてください。

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「働く」の意味を考えてみよう

学校を卒業すれば社会人となり働きますが、なぜ働くのかと疑問に思う方もいるでしょう。就活をしていると、面接で「あなたにとって仕事とはなにか?」と問われるケースもあります。
では、あなたは「なぜ働く」のでしょうか。改めて「働く」の意味を考えてみましょう。

自分にとって働くこととは

まず、自分にとって「働くこと」はどういった意味を持っているのかを明らかにします。働く意味は状況や立場によって異なるもの。そのため、本来であれば質問に対する“正解”はないといえるでしょう。

代表的な「働く意味」

働くことに対する正解は人それぞれ。しかし、面接では明確な回答が求められます。
以下に、代表的な「働く意味・目的」を挙げました。自分の考えに沿うものをピックアップしてみましょう。

・収入を得るため
・自己成長のため
・目標を成し遂げるため
・社会貢献のため
・社会的ステータスのため
・理想の生活を実現するため
・将来の安定のため
・人や社会と関係を保つため

意味を理解することで、仕事の選び方や取り組み方に変化が出る

上記を参考に、自分なりの「働く意味」や「働く目的」を見つけてください。意味や目的が明らかになれば、「働くとはなにか」という疑問に対する理解が進み、仕事の選び方や業務の取り組み方にも大きな変化をもたらします。
また、働く目的が分かれば、大きな失敗や挫折を経験しても再起につながりやすく、進むべき道が明確になるでしょう。

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「働くとは」の回答には自己分析が重要

就職面接の「あなたにとって、働くとはなにか」という質問に回答するには、自己分析を十分に行う必要があります。

自分を深く理解すれば、自分なりの「働く意味」が見いだせる

前項で紹介した「働く意味・目的」は、あくまでも一例。どれかに当てはめる必要はありませんし、どんな目的で働くかは個人の自由です。
外部評価は気にせず、自己分析を重ねて自分を深く理解し、「自分なりの働く意味」を明らかにしてください。

より具体的に「働くとは」を述べられる

自己分析を行ったうえで、「自分なりの働く意味」を明らかにできれば、「働くとはなにか」という質問に対して具体的な回答を用意できます。
自己分析で過去の経験を棚卸しし、仕事に対する考え方や達成したい目的を明らかにしましょう。それを裏付けるエピソードを盛り込めば、具体性を伴う説得力の高い回答になります。

会社という組織のなかで「何がしたいのか」「何を経験したいのか」を考えてみる

「働く意味」が分からなければ、会社で「何をしたいのか」「どんなことを経験したいのか」を考えてみてください。
ただし、会社でやりたいことや経験したいことが、他の企業でもできる場合は注意。「その企業でないと達成できない」「この企業だから経験できる」など、志望先を選んだ理由を伴うことが大切です。

「14の労働価値」を参考にしてもOK

「14の労働価値」とは、アメリカの経営・心理学者であるドナルド・E・スーパーが提唱したキャリア理論。仕事に対する価値観を14に定義し、これらを組み合わせることで仕事に対する価値観が明らかになるといわれています。

〈14の労働価値〉
1.能力の活用:自身の能力を発揮できる
2.達成:最良の結果を出す
3.美的追求:美しいものを創造する
4.愛他性:人の役に立つ
5.自律性:自分で行う
6.創造性:新しいものや考え方を創りだす
7.経済的価値:高収入、高水準の生活を送る
8.ライフスタイル:自分の望む生活ができる
9.身体的活動:身体を動かす機会がある
10. 社会的評価:社会に認めてもらう
11. 危険性、冒険性:わくわくできる体験をする
12. 社会的交流性:多くの人と接点を持つ
13. 多様性:多様な活動ができる
14. 環境:仕事環境が心地よい

この14項目を、自分が重要だと考える順に並べたり、重視する2~3個をピックアップしたりしてみましょう。自然と「働く意味」が見えてきます。

面接やESで活用できる「働く意味」の観点別考え方

自分にとっての「働くとは」が明らかになっても、「自己実現のため」「将来のため」と回答するだけでは採用担当者は納得しません。
以下に、働く意味のパターン別考え方の例を挙げたので、面接やESの参考にしてください。

働く目的が「収入を得るため」の考え方

働くことの基本となる考え方で、「14の労働価値」では自律性や経済的価値、ライフスタイルなどに当てはまります。
単に「高収入を得たい」ではなく、いつまでに・どのくらいを・どうやって得るのかを具体化するのがポイント。さらに、高収入を得るためにどのようなキャリアを考えているのかも明確にしましょう。

働く目的が「社会貢献」の考え方

働くことを通して社会に貢献したいという考え方で、「14の労働価値」では愛他性や社会的評価、社会的交流性に当てはまります。
社会貢献ができる仕事は想像以上に幅広いため、社会を地元や親族といった身近な存在に置き換えて考えてみましょう。

働く目的が「自己成長」の考え方

自分の成長を働く目的とする考え方で、「14の労働価値」では能力の活用や社会的評価、自律性に当てはまります。
なにかを成し遂げた経験など、自分の能力によって達成した経験を例に出して考えてみてください。

企業が「働く意味」を質問する3つの理由

企業は、求職者の価値観・相性・ポテンシャルを確認するために「働く意味」を質問しています。

1.求職者の価値観をチェックするため

「働く意味」は人によって異なります。そのため、応募者がどのような価値観を持っているのかを見極めるために質問する企業は多いでしょう。
応募者の価値観を知ることで、仕事に対する姿勢だけでなく人との関わり方や組織の中での立ち位置などが見えてきます。

2.会社との相性を見ている

働くことに対する考え方から、会社との相性をチェックする企業も。例えば、ワークライフバランスを重視する求職者が成果を第一に考える企業に就職しても、働くことに対する価値観にズレが生じてしまいます。

3.成長性やポテンシャルを確認している

求職者の成長意欲やポテンシャルを確認するねらいがあります。これらは、働くことの価値観と企業の相性から導き出せるもので、双方がマッチすればするほど高い成長性が望めるでしょう。ほかに、これまでに成長を感じたエピソードや本人の成長意欲も加味されます。

面接やESで使える「働くとは」の回答例

「働くとは」の考え方のポイントや質問の意図を理解できたら、実際の回答例を作成しましょう。回答は、結論→裏付け→総評の順で構成するのがポイントです。

例文1

私にとって働くとは、社会や人とのつながりを感じるために行うことです。
高校時代に飲食店でアルバイトを始めたときは、働くことは単なる「お金稼ぎ」と認識していました。
しかし、実際に働き始めてみると、労働に対する対価をもらう以上に、人とのつながりが感じられることに気づいたのです。
同僚や先輩とは仕事の効率化や改善方法、業務のコツなどを話し合い、シフトの交代やサポートなども快くできる関係性を築くことができました。
お客様との関係では、よく来店してくださる常連さんの好みを把握するなど、相手が求める一歩先のサービスを提供することで懇意にしてくださる方を増やすことに成功。ただ労働への対価を得るためでなく人とのつながりを意識して働くことで、大きな結果が生まれることを知りました。他社に比べて顧客とのつながりが強く、利益よりも顧客満足を追求する御社なら、この経験や考え方を活かせると考えています。

例文2

私は、働くことは豊かな人生を送る上で欠かせないことだと考えています。
賃金を得られるのはもちろんですが、仕事を通して得る知識やスキルは膨大であり、人脈や横とのつながりも、人生を豊かにするうえで重要です。
もし働かなければ、得られる知識や人脈は限られたものとなり、狭い世界となってしまうでしょう。仕事を通して新たな世界を知り、常に目標や目的を持つことが、私にとっての「働く意味」です。

好きなことを仕事にするのは?

仕事を探すときに、自分の好きなことややりたいことを仕事にするという方法もあります。しかし、好きなことを仕事にするのは注意が必要。

好きなこと、やりたいことだけで完結しないのが仕事

仕事には、いい面もあれば悪い面もあります。例えば、接客が好きで販売職に就いたとしても、仕事は「接客」だけではありません。実際には在庫管理や店内清掃、事務処理といった接客に直結しない業務も行います。このように、「◯◯が好きだから◯◯だけを仕事として行いたい」というのは無理なこと。好き、やりたいというだけで仕事を完結させることはできないのです。

取り組んでみて初めて適性が分かることもある

好きなこと、やりたいことに固執せず「できる仕事」に取り組んでみましょう。実際に業務を行っているうちにこれまで気づかなかった適性に気づいたり、仕事にやりがいを感じたりすることもあります。

先入観や固定概念から離れてみよう

「自分は消極的だから」「体力的に無理そう」「周りから言われたから」など、業種や職種に対する先入観や固定概念を持つのはもったいないこと。先入観を持つと、仕事の選択肢が狭まりますし、業務の進め方や仕事に対する考え方まで凝り固まってしまいます。自分で自分の可能性を消さないよう、先入観や固定概念から離れてみてください。

仕事の満足度を上げる4つの方法

仕事の満足度が高ければ、働く意味や目的も見出しやすいもの。仕事の満足度を上げる具体的な方法は以下の4つです。

1.自分の得意なことを仕事にする

好きなこと・やりたいことではなく、「自分が得意とすること」を仕事にしましょう。仕事では成果が求められますが、自分が得意なことや強みを仕事にすれば、成果も出やすく達成感を感じやすくなります。周囲に認められる、モチベーションを保てる、自己肯定につながるなど、ほかのメリットも多数。自分の強みを発揮できる仕事を探してみてください。

2.会社の人間関係を良好に保つ

たとえ業務内容に満足していても、勤務先の人間関係に問題があればモチベーションは下がります。同じ価値観とはいかなくても、お互いの考え方を理解して尊重できる関係性は大切。
業務に関する相談がしやすくなってストレスが軽減されたり、困ったときに助け合えたりと気持ちよく働くことは満足につながります。

3.快適と感じる勤務環境の会社を探す

働く環境に注目することも大切です。
従業員の多い企業が心地よいと感じる方もいれば、少数精鋭で働きたい方もいるでしょう。上司からの指示に従うのが快適な方、自分で仕事を見つけて進めていきたい方など、人によって快適と感じる条件はさまざま。企業規模や社風に限らず、勤務形態や給与形態なども含めて、自分に合う職場を見つけることが大切です。

4.自分に合う社風や会社の方向性の企業を見つける

人間関係や勤務環境が良好でも、会社の社風や方向性が自分の考えと一致しなければ、仕事にやりがいを見い出せずモチベーションが下がってしまいます。
働くうえで、社風やビジョンに同調できるかどうかは非常に重要。自己分析や企業研究を深めることが、自分に合うかの判断材料となります。

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