働く意義とは何?面接での回答例文や働きがいのある会社の見つけ方を解説!

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この記事のまとめ

  • 働く意義とは、仕事をする価値や目的のこと
  • 働く意義は「社会貢献のため」や「自己実現のため」など、人によってさまざま
  • 面接官が「あなたにとって働く意義とは?」と質問するのは、価値観や可能性を知るため
  • 働く意義の見つけ方は、キャリアと一緒に結婚や出産も含めたプランを考えるのがコツ
  • 働きがいのある会社を見つけるには、仕事内容だけでなく人間関係や働き方も大切

「あなたにとって働く意義とは?」と面接官に質問されたとき、答え方が分からなかったり、意義が分からなかったりと悩む人が多いでしょう。働くことの意義・意味を見つけるには、ライフプランも含めて「将来なりたい自分」をイメージすることが大切です。このコラムでは、面接での回答例文や、働きがいのある会社の見つけ方もご紹介します。これから就活をする就活生や、今の仕事にお悩みの方は参考にしてください。

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働く意義って何?

働く意義とは、仕事をする価値や目的のことです。たとえば、「夢を叶えるため」「人の役に立つため」などが考えられるでしょう。何のために、何を大切に働くのかが明確になれば、就活の軸が決まったり、今の仕事に前向きになったりと、働くうえでの悩みが解消されやすくなります。

働く意義が分からないのはなぜ?

「働く意義が分からない」という人が多いのは、理由や目的より先に「働かざるを得ない理由」があるからです。生きていくためにはお金が必要であり、「働かない」という選択肢はないといえます。そのため、働く意義や意味が分からなくても、働くしかない人が多いといえるでしょう。
しかし、働くことで人から感謝されたり、評価されたりしてやりがいを感じるのも事実です。働く意義を見出すには、現実的な側面と夢や目標などの両方から考え、優先順位を決めるのがおすすめ。また、最初は意義が分からなくても、仕事をしていくなかで見出せることもあります。

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働く意義の6つの例

この項では、「あなたにとって働く意義とは?」と面接官に質問されたときの答えとして、よくあるものを紹介します。働くことに対して大切にしているものは十人十色ですが、次の6つの答えが多いです。

1.お金を稼ぐため

内閣府が調査した「国民生活に関する世論調査(令和4年度10月調査)」によると、働く目的は「お金を得るため」と答えた人が63.3%で1位でした。さらに、どのような仕事が理想的かという質問については「収入が安定している仕事」が62.8%とこちらも1位で、お金や収入を働く意義や意味と考える人が多いことが分かります。そのほか、高収入を得ることを目的とする人もいるようです。

参照元
内閣府
国民生活に関する世論調査(令和4年度10月調査)

2.社会貢献のため

仕事を通して誰かの役に立ちたい、社会を支えたいと考えている人もいます。大きな社会問題を解決したいという人もいれば、「地元に貢献したい」「誰かに感謝される仕事がしたい」というように、身近なところで社会貢献がしたいという人もいるでしょう。社会貢献を働く意義とする人のなかには、起業して新しいものやサービスを生み出したいと考える人もいるようです。

3.人や社会との繋がりを持つため

仕事は、お客さまや取引先、社内の人など、多かれ少なかれ人との繋がりで成り立っています。
仕事を通して周囲とコミュニケーションを取り、社会的な繋がりを持つことに働く意義や意味があると感じている人もいるようです。

4.自己実現のため

自分の好きなことで活躍したい、成長したいなど、働く意義を自己実現のためとしているケースもあります。仕事を通じてコミュニケーション能力や専門スキルを身に着け、自分の能力を高めたいという考え方です。また、地位や肩書きを得ることが自己実現という人もいます。

5.やりたいことを叶えるるため

好きなことを仕事にして、仕事そのものを目的にする人もいます。仕事そのものがやりたいこと・楽しいことであるというケースです。また、やりたいことをやるための手段として、仕事を選ぶ人もいるでしょう。たとえば、「将来独立するために人脈を作りたい」「お金を稼いでマイホームを建てたい」などの目的が働く意義として考えられます。

6.将来に備えるため

「お金を稼ぐため」と関連しますが、自分の老後や子どもの学費など、将来に備えて安定した仕事に就きたいという人もいるでしょう。入院や介護、事故や災害などに備えて貯蓄をしたいという考え方も。この場合は給与や制度などの条件が、企業選びのポイントになるでしょう。

働く意義や意味は人それぞれ

上記は働く意義の参考例であり、どれが正解ということはありません。働く意義は人それぞれ異なるので、自分にとって何が大切なのかを見極めるのが大事です。

面接官が「働く意義とは?」と聞く理由

面接官が「あなたにとって働く意義・意味とは?」と質問する理由は、自社とのマッチ度を知るためです。就活生の考える働く目的や目標が、自社で実現できそうかどうかを判断しています。

価値観が合うかを知るため

面接官は働く意義を知ることで、就活生の価値観を知ろうとしています。また、価値観のもとになった経験や、人との関わり方などを知り、自社の仕事や環境に合っているかを総合的に判断するのが目的です。
たとえば、「部活でキャプテンをしたとき、縁の下の力持ちになることを大切にした」という経験がベースになり、仕事の目的が「周りの人に貢献したい」だとします。この場合、チームで仕事をする環境や、サポート業務がある企業であれば、価値観が合っていると判断されるでしょう。

成長可能性を探るため

労働者と企業との相性は、モチベーションや成長に大きく影響します。面接官は働く意義や意味を問うことで、応募者の自社での成長可能性を探っているようです。
前述のように過去の経験を知ることで、どのようなときに成長意欲が湧くのか、自社で成長できそうかを図っています。企業としては、会社の将来を担ってくれる人材を採用したいという思いがあるからです。

働く意義を「あなたにとって仕事とは?」という形で質問をする面接官もいます。「「あなたにとって仕事とは」と面接で聞かれたら?回答の注意点や例文をご紹介」の記事では、面接官に対する答え方の注意点やポイントを紹介していますので、こちらもあわせてご覧ください。

働く意義が分からないときの対処法

働くことに意義を見出せず悩んでいる人は、一度ゆっくり考える時間を設けるのがおすすめです。最初に考えた目的が曖昧だったり、仕事をしていくなかで違ったと感じたりすることもあるでしょう。「仕事がつまらない」「モチベーションが下がっている」という人は、改めて働くことの意義や意味を考えてみてください。

働く目的や目標を考える

仕事をするうえで何らかの目的や目標が見えてくれば、それが働く意義に繋がる可能性があります。
自己分析を行い、自分が仕事を通して何をしていきたいか、どのようなことに興味があるか、楽しいと感じることは何かをピックアップしましょう。
どうしても目的が分からない場合は、仕事をするうえで避けたいことや、ストレスを感じることを先に考えるのも効果的です。やりたくないことを洗い出していけば、自分が何をしたいかも見えてくる可能性があります。

名言を参考にしてみよう

働く意義や意味を見つけるのが難しい場合は、著名人の名言を参考にしてみましょう。「自分の考え方とは違う」「この言葉は共感できる」と考えることで、自身の価値観が明確になる場合もあります。

ライフプランやキャリアプランを考える

「将来どうなりたいか」から逆算して、働く意義や意味を考えるのも良い方法です。前述のとおり、働く目的がお金という人は多いですが、それだけが目的だと義務感が強くなり、やりがいを感じられない恐れがあります。将来の夢や目標を考えるのは、義務感を減らしモチベーションを上げる効果があるでしょう。
将来どうなりたいかを考える際は、「専門職を極めたい」「海外で仕事がしたい」といったキャリアプランだけでなく、結婚・出産のようなライフプランについても考えておくのがおすすめです。
キャリアプランが実現できても、「残業が多くて育児がしにくい」など、プライベートで無理が生じると仕事が長続きしない可能性があります。プライベートも含めて「なりたい自分の姿」を描くと働く意義が定まってくるでしょう。「面接に役立つキャリアプラン例を業界別に紹介」の記事を参考にして、キャリアプランを立ててみてください。

面接で働く意義を聞かれたときの3つの例文

面接で「あなたにとって働く意義や意味とは?」と質問されたとき、具体的にどのような回答をすれば良いのでしょうか。この項では、回答の例文を紹介します。

「社会貢献のため」の例文

私にとって働く意義とは「医療で人に貢献する」ことです。
私は祖父が闘病した経験から、医療に携わる仕事がしたいと思うようになりました。祖父は長期間の入院生活を経験しましたが、病院で働く方々が祖父だけでなく、私たち家族も支えてくれました。治療はもちろん重要ですが、患者との会話を増やしてくれたり、ささいなことでも家族に伝えてくれたりといった「人との関わり」の大切さを深く感じたものです。
この経験から、私は医者ではなく看護師を目指しました。御院の「患者に深く寄り添う」という考え方に共感したため、志望いたします。

解説

実体験に基づいた動機が説得力を感じさせます。医者ではなく看護師を目指した理由から「人との関わりを重視する」という応募者の価値観が伝わるうえ、応募先の病院と考え方が一致しているのもポイントです。

「自己実現のため」の例文

私にとって働く意義とは「自分の成長が会社の成長につながること」です。
学生時代に接客業のアルバイトをしたことから、コミュニケーション能力が身につきました。この能力をさらに伸ばし、営業スキルを高めたいと思っています。また、自分だけでなくチーム全体の能力を高めて大きな売上を上げ、会社に貢献するのが夢です。そのため、自分のアイデアを試しながら、挑戦し続けたいという気持ちがあります。
御社のチームワークを大切にする考え方や、社員の挑戦を応援する姿勢に魅力を感じ、志望いたしました。

解説

応募先企業で活かせそうなスキルが明確です。さらにスキルを高めることが会社への貢献につながると説明し、自身を採用するメリットをアピールできています。また、「挑戦し続けたい」という意欲は成長可能性の高さを感じさせるでしょう。

「やりたいことを叶えるため」の例文

私にとって働く意義とは「自分のアイデアを世に送り出すこと」です。
学生時代からITの力で社会の不便を解消することに興味を持ち、プログラミングを勉強しました。私自身、幼少期に比べてインターネットやスマホの発達が進んだ今、スケジュール管理や情報整理がしやすくなったと感じています。
一方で、両親や祖父母など、ITに疎い人との差を感じる機会が増えたことから、誰にとっても使いやすいアプリの開発がしたいと思うようになりました。
アプリ開発はスピードが大事なため、ベンチャー企業で個人の裁量が大きい御社を志望いたします。

解説

働く意義がベンチャー企業を選んだ理由と合致するため、採用担当者に納得されやすいでしょう。また、自身の体験をもとに、IT業界を選んだ理由についても説明できています。プログラミングを勉強しているため、即戦力を期待されて採用される可能性もあるでしょう。

いずれの回答も、最初に結論を述べているのがポイント。さらに、「過去の経験」「経験から感じたこと」「実現したいこと」が明確です。このように、質問に対しては結論から答え、具体的な根拠を述べるようにしましょう。そのほかに面接でよくある質問やマナーについて「面接で聞かれることとは?よく質問される項目と回答例を紹介!」の記事で紹介していますので、ご覧ください。

働きがいのある会社を見つけるためには

働く意義に合った仕事では、モチベーションが高くなり、働きがいややりがいを感じられるでしょう。この項では、働きがいのある会社を見つけるためのポイントを解説します。

好きなことを仕事にできる会社を探す

好きなことを仕事にできると、仕事そのものが働く意義であるため、楽しく前向きに働けるでしょう。音楽や映画など趣味に関する業界や、「手先を動かすのが好き」という理由でエンジニアなどの職種を目指すケースが考えられます。
ただし、好きなことが必ずしも仕事になるわけではありません。極端に給与が低かったり、非正規雇用だったりするとやりがいを感じられず、長続きしない可能性も。好きなことを仕事にする際は、給与や労働環境など、雇用条件の希望もセットで考えておくのがおすすめです。

自分のスキルを活かせる仕事を探す

自分の経験やスキルを活かせる仕事は評価される可能性が高いため、働きがいを感じやすいでしょう。特に、働く意義が「人から感謝されたい」「社会に貢献したい」である人にはおすすめです。
ただし、やりたいことと実際の仕事が違う場合はモチベーションが上がらず、長続きしない恐れもあります。スキルを活かしながら、やりたいことに携われる仕事を探すのが良いでしょう。
たとえば、「SEの資格を持っているけれど、積極的に人と関わる仕事がしたい」という場合、IT関連企業での営業職や人事職を目指す道などが考えられます。

新たなスキルを身につけるのも良い

働きながら専門学校やスクールに通って、新たなスキルを身につけるのもおすすめです。「スキル不足でやりたい仕事ができない」と感じているなら、まずは資格取得を目指すのも良いでしょう。プログラミングスクールや簿記や社労士のビジネススクールには、仕事と両立しながら通う人も多いようです。

キャリアアップができる仕事を探す

自分のプランに合わせて、働きながらキャリアアップを目指せる仕事はやりがいが高まり意欲的になるでしょう。「このまま仕事をしていても先が見えない」という仕事は将来に不安を感じてしまいますが、反対に3年後、5年後、10年後のキャリアプランを描きやすい仕事は働きがいを感じられます。特に、働く意義が自己実現という人におすすめです。
キャリアアップを目指す場合は、社内の昇進制度が整っている会社や、汎用的なスキルが身につく仕事が良いでしょう。汎用的なスキルは転職にも役立つため、「ベンチャー企業で経験・スキルを積んだ後、大手企業を目指す」といったプランも考えられます。

人間関係や働き方で選ぶ

人間関係や働き方は仕事をするうえで大切なポイントです。厚生労働省が発表した「令和3年雇用動向調査結果の概要」によると、転職者が前職を辞めた理由として、以下が上位に挙がっています。
離職理由職場の人間関係が好ましくなかった労働時間、休日等の労働条件が悪かった
男性8.1%(2位)8.0%(3位)
女性9.6%(3位)10.1%(2位)

*()内は出向や定年退職を除いた順位です。
引用:厚生労働省「令和2年雇用動向調査結果の概要

この結果から、仕事の内容はもちろん大切ですが、人間関係や働き方も就労意欲に大きく影響することが分かるでしょう。
働く意義にワークライフバランスを挙げる人もいます。「プライベートの時間を大切にしたい」なら、シフト制、完全週休二日制といった勤務体制に着目して、自分のプライベートを十分に確保できそうな仕事を選ぶのがおすすめ。「家庭や子育て、介護などと両立したい」場合は、時短勤務や裁量労働制、フレックスタイム制を導入している企業に注目してみるのも良いでしょう。
人間関係は企業のWebサイトや就職サイトだけでは分からないため、OB・OG訪問や会社説明会で聞いてみるのも良い方法です。

参照元
厚生労働省
令和3年雇用動向調査結果

「働く意義や意味が分からない」「働きがいのある会社に就職したい」という人は、就職エージェントに相談するのがおすすめ。働く意義は就活の根幹となる大切な要素であるため、悩むのも当然です。一人で考えても答えが見つからなかったり、うまく言語化できなかったりすることも。ハタラクティブなら、就活アドバイザーがマンツーマンでサポートし、あなたにとって何が大切なのかを一緒に考えていきます。
また、書類添削や面接対策などプロのアドバイスを受けながら就活を進められるため、自信を持って本番に臨めるでしょう。まずはお悩みを相談するのもOK。ぜひ、ご相談へお越しください。

働くことの意義が見出だせない方のお悩みQ&A

ここでは、働くことの意義が見出だせない方のお悩みをQ&A方式で解決していきます。

働くことの意義とはどのようなものですか?

働くことの意義は人それぞれなので、正解はありません。たとえば、キャリアアップや社会貢献などのやりがい面だけでなく、「お金を稼ぐために働いている」といったことも働くことの意義になります。詳しくは、このコラムの「働く意義って何?」をご覧ください。

働くことの意義が見出せない理由は何ですか?

働くことの意義が見出だせない主な理由は、仕事がうまくいっていなかったり、求職活動が思うように進まなかったりといったことが考えられます。働くことの意義が分からないままでいると、ストレスやモチベーションの低下で仕事に支障をきたす恐れがあります。「なんのために働くのか…分からなくなったときのヒントや面接の対策法を解説」の記事で、働くことに不安を感じる原因を紹介していますので、参考にしてください。

働く意義が見出せないときの対処法は?

働くことの意義が見出だせないときは、一度自分の現状を見つめ直してみましょう。仕事を通して達成したい目標を設定すれば、それがモチベーションに繋がる可能性があります。自己分析を行い、どのようなときにやりがいを感じるか、なぜ現在の職場で働こうと思ったかを考えてみると良いでしょう。このコラムの「働く意義が分からないときの対処法」で詳しく解説しています。

どうしても働く意義が感じられない場合はどうする?

先述した対処法を試しても働くことの意義が感じられないなら、現在の職場や仕事が合っていない可能性があります。そのような場合は、転職して環境を変えるのも選択肢の1つ。転職エージェントを利用すれば、やりがいを感じられる仕事に巡り会える可能性があります。
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