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面接が怖い!行きたくないのはなぜ?逃げたいときに役立つおすすめの対処法
更新日
この記事のまとめ
- 面接を「怖い」「苦手」と捉えるのは珍しいことではない
- 面接を怖いと感じる原因には、本番での失敗や対策不足に関する不安や恐れなどがある
- 面接が怖い気持ちを軽減するには、自分に自信をもって完璧を目指さないことが大事
- 面接中に怖いと感じたら、体を少し動かしたり緊張を素直に伝えたりする
- 面接を怖いと感じないようにするためには、模擬面接で繰り返し練習するのがポイント
就活や転職活動の面接が怖いと感じる人もいるでしょう。しかし、面接が怖いと思う原因を探って適切な対策をとれば、不安な気持ちを軽減できる可能性があります。このコラムでは、面接が怖いと思う原因と対処法を解説。面接前の「怖い」「行きたくない」を払拭する方法もまとめたので、不安を抱えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
「面接が怖い」と感じるのは珍しいこと?
就職の面接を「怖い」「苦手」と捉えるのは珍しいことではないでしょう。人は未知のことに不安や恐怖を感じやすい傾向があるからです。そのため、不安なことに対して後ろ向きな感情を抱くのは至って普通のことといえるでしょう。ましてや、「就職」は人生を左右する可能性がある決断です。緊張感も相まって「怖い」と感じるのは当然のことといえます。
事前の面接対策に不安を抱いている人は6割以上
ハタラクティブの「若者しごと白書2024」によると、事前の面接対策に不安を抱いている人の割合は、6割以上となっています。なお、数値は「非常に不安」と「やや不安」と回答した人をあわせた割合です。
引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2024(p.41)」
上記の調査から、面接の事前準備に不安を感じている方が多いことが分かるでしょう。面接に挑む前にしっかりと対策を行い、少しでも不安を和らげておくのがおすすめです。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
面接を怖いと感じたときこそ事前対策を行おう
面接に対して「怖い」と感じる場合は、事前対策を十分に行っておくのが有効です。
「怖いから」という理由で準備が不十分であれば、選考を通過するのは難しくなるでしょう。面接を「怖い」と感じる具体的な原因を知り、適切な対策をとることが重要です。面接対策を十分に行えば、恐怖心や苦手意識を払拭できる可能性があります。
面接の事前対策について知りたい方は、「面接対策のやり方は?押さえておきたいポイントと注意点を解説」のコラムも参考にしてみてください。
面接を怖いと感じやすくなる5つの原因
面接が怖いと感じる背景には「自分を否定される」「失敗を恐れる」といった気持ちが潜んでいる場合があるようです。慣れない面接の場や雰囲気そのものを「怖い」と感じることもあるでしょう。
面接を怖いと感じやすくなる原因
- 経験不足や自信のなさからくる恐怖心
- 面接の結果や将来への不安
- 面接対策が万全でないことへの不安
- 「本番で失敗してしまうのでは」という恐れ
- 面接官やほかの応募者の反応に対する不安
1.経験不足や自信のなさからくる恐怖心
「初めての面接で経験が不足している」「自分自身にあまり自信がもてない」場合に、「面接が怖い」と感じやすい傾向があります。初めて面接を受ける場合、「何を聞かれるのか」が分からず不安や恐怖につながりやすいでしょう。また、就活で不採用が続くと、自分そのものを否定されたように感じて自信をなくすことも少なくないようです。不採用になると社会人としての適性がないと判断されたように感じ、面接を受けるのが怖くなることも考えられます。一般的に、企業は不採用の理由を知らせない傾向があるため、「なぜダメだったのか」が分からないことも、より不安になる原因でしょう。
2.面接の結果や将来への不安
内定が得られなかった場合を想像して将来が不安になると、「面接が怖い」と感じる場合もあります。就職や転職に関わる面接では、結果次第で将来が変わる可能性があるため、プレッシャーが恐怖心を引き起こすようです。特に、面接に受からなかった経験がある場合は、恐怖心が強くなりやすいでしょう。また、金銭面や周囲の反応が心配になり、面接の結果を気にし過ぎることも「怖い」と感じる要因のようです。
3.面接対策が万全でないことへの不安
面接対策が十分ではない状態で本番を迎える場合も、不安な気持ちから「怖い」と感じる可能性があります。「質問に答えられなかったらどうしよう」「予想外の質問が来たら困る」といった不安が、面接への恐怖を助長するようです。選考を通過したい気持ちが強いほど、自分が納得いくまで準備できなかったことに悔いが残りやすくなる傾向があるでしょう。
4.「本番で失敗してしまうのでは」という恐れ
しっかり面接対策を行っても、本番に失敗するのではという恐れから、「面接に行くのが怖い」と思う場合も考えられます。「どれだけ準備をしても、あくまで練習であって本番ではない」と無意識に思っていることが原因のようです。
就活で初めて面接を受ける場合、「緊張して頭が真っ白になるのではないか」「本番では動揺して失敗するのではないか」と考える場合もあるでしょう。
5.面接官やほかの応募者の反応に対する不安
面接官の反応を心配するあまり、面接が怖いと感じることもあるでしょう。「面接官につまらない回答だと思われたらどうしよう」と不安がよぎると、本番が怖くなってしまいます。グループ面接を受ける場合には「ほかの応募者が自分より良い回答をしたらどうしよう」と、心配になることもあるでしょう。本番になってみないと分からない緊張感から、ついネガティブな想像をしてしまうことが原因と思われます。
面接に対する不安のある方には「面接への不安は解消できる?気をつけるべきポイントと対策を解説!」のコラムにも目を通してみてください。
面接が怖い気持ちを和らげるための考え方
面接に対する考え方を切り替えれば、怖い気持ちが軽減される可能性があります。以下で、具体的な考え方を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
面接が怖い気持ちを和らげるための考え方
- 面接官の質問にすべて完璧に答えようとしない
- 自分も企業を選ぶ側であることを認識する
- 本番でも「ほかの面接の練習になる」と考える
- 「自分には良いところがある」と自信をもつ
- 成功・失敗にかかわらず良い経験と捉える
1.面接官の質問にすべて完璧に答えようとしない
面接では「すべて完璧に回答をしなければいけない」と思いつめず、肩の力を入れ過ぎない意識が大切です。就活中の方のなかには、「本番では絶対失敗できない」とプレッシャーを感じる方もいるでしょう。
しかし、面接官も人間であり、必ずしも完璧な答えを期待しているわけではありません。面接官は応募者が緊張することを理解したうえで、「どのように考え、どのように行動する人なのか」を知ろうとしているようです。そのため、「自分の考えを誠実に伝えよう」とする姿勢があれば、回答内容が完璧ではなくても面接官に伝わるでしょう。
2.自分も企業を選ぶ側であることを認識する
面接では応募者と企業は対等の立場であるため、「自分も企業を選ぶ側である」という意識をもちましょう。応募者には働く場所を選ぶ権利があるため、面接の場を、その会社が「自分に合っているか」「働きやすい環境か」を確認する機会と捉えるのが有効です。
応募者自身も選ぶ側だと認識できれば、不採用の場合も「相性の問題だ」と思えて気が楽になるでしょう。
3.本番でも「ほかの面接の練習になる」と考える
面接では、本番であることをあまり強く意識しないのがポイントです。特に、緊張やプレッシャーを感じやすい人におすすめの考え方といえます。
本番であることを意識し過ぎると力が入り、本来の実力が発揮できない場合もあるでしょう。たとえ選考であっても「ほかの企業の面接に役立つ貴重な経験」と捉えると、怖い気持ちを軽減するのに役立つ可能性があります。
「次に活かしたい」と思っても面接中にメモをとるのは避けよう
「次の面接で参考にしたい」とメモをとるのはマナー違反です。面接官と話している間にほかのことをするのは失礼にあたります。限られた面接時間でメモをとると、自分をアピールする時間を減らすことにもなるでしょう。入社後の勤務形態といった大事なことについては許される場合もありますが、基本的にメモをとるのは禁物です。重要事項は退室後にメモをとるようにしましょう。
4.「自分には良いところがある」と自信をもつ
自己分析を通して確認した自分の強みに自信をもつのが有効です。自信がない場合、ほかの応募者が自分より優れていると思い込み、マイナス思考になりやすい傾向があります。
しかし、人には個性があり活躍できる場も違うため、企業によって評価が分かれるのは当然のことです。「自分と相性の合う企業は必ず見つかる」と考え、自信をもって選考に臨みましょう。
企業によって評価ポイントは異なる
一般的には同じ業界・職種であっても、企業が変われば評価されるポイントや重視されることも変わります。チームワークを重視する企業に個人プレーが得意な人が応募しても、評価につながりにくいでしょう。
しかし、従業員に個々での活躍を求める企業に応募すれば「活躍してくれそう」と評価してもらえる可能性があります。面接で落ちても「企業の求める人材ではなかった」と考えましょう。
5.成功・失敗にかかわらず良い経験と捉える
面接を通過するかどうかにかかわらず、良い経験と捉えるのが得策です。必ずしも成功が良く、失敗が悪い経験とは限りません。不採用の面接も、面接官の質問内容や指摘などから学びがあるでしょう。
通過した面接だけが大事なのではなく、経験を活かして自分の魅力をうまくアピールできるようになることが大切です。どのような面接も「経験」と捉え、前向きに就活を進めましょう。
「面接にリラックスして臨むには?緊張を和らげる対策をご紹介!」のコラムでは、面接の緊張を和らげる方法を紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。
面接前の「怖い」「行きたくない」を払拭する4つの方法
面接日程が決まってから当日までの間に、不安や怖い気持ちを抱くことも考えられます。書類選考を通過したことに自信をもち、十分な対策を行って面接に臨めるよう準備しましょう。以下で、「怖い」「行きたくない」という気持ちを和らげる方法を紹介します。
面接前の「怖い」「行きたくない」を払拭する方法
- 模擬面接で予行演習をしておく
- できる限りSNSの閲覧を避ける
- 不安を書き出して可視化する
- 面接の直近や前日はリラックスして過ごす
1.模擬面接で予行演習をしておく
「面接が怖い」と思う気持ちを軽減するために、本番を想定した練習を何度も繰り返し行いましょう。第三者に面接官役をお願いし、本番を想定して時間を計りながら志望動機や自己PRを言う練習をするのがおすすめです。提出書類に書いたエピソードのなかからどこを中心に話すかを選んだり、口頭で補う部分を考えたりと、話す内容をブラッシュアップすると良いでしょう。
2.できる限りSNSの閲覧を避ける
面接前には、できる限りSNSを見ないことをおすすめします。SNSでほかの人の求職活動の結果や仕事を頑張っている様子が目に入ると、不安になりやすい傾向があるからです。面接前に知りたい情報は、SNSからではなく企業のWebサイトや就職支援サイトなどから探しましょう。緊張しがちな面接前は余計な情報を入れず、自分の面接対策に集中することが大切です。
3.不安を書き出して可視化する
面接前に不安になったら、「怖い」と感じる理由や原因を書き出して可視化してみましょう。「面接が怖い」と漠然と思っているだけでは、不安な気持ちを払拭するのが難しいからです。「怖い」と思う理由を具体的に掘り下げることで、効果的な対策を考えやすくなるでしょう。たとえば、「何を聞かれるか分からない」ことに不安を感じるなら、「聞かれそうな質問を想定して準備する」といった具体的な対策をとれます。
行きたくない気持ちを人に聞いてもらうのもおすすめ
面接が怖くてネガティブになりそうなときは、面接に行きたくない気持ちをそのまま家族や友人に聞いてもらいましょう。辛い気持ちを他人と共有することで気持ちが楽になる可能性があります。
また、第三者に話すことで、アドバイスを得られる場合もあるでしょう。
4.面接の直近や前日はリラックスして過ごす
面接の直近や前日に「怖い」と感じて気持ちが落ち着かない場合は、リラックスできるように過ごすのがおすすめです。たとえば、「ゆっくりお風呂に入る」「睡眠時間をいつもより長めにとる」などが挙げられます。
不安な気持ちのままだと余計に緊張したり、うまく休めずに疲労が溜まったりしやすい傾向があるので、無理をせず休みましょう。面接前に気持ちが落ち込みそうになったら、軽く散歩をして体を動かすのも効果的。気分転換になり、緊張がほぐれる効果が期待できるようです。
面接に行きたくないときの対処法を知りたい方は、「面接に行きたくないときの対処法は?当日に辞退したい場合はどうする?」のコラムも参考にしてみてください。
面接中に「怖い」と思ったときの3つの対処法
面接の直前もしくは本番中に緊張や不安から「怖い」と感じたら、体を少し動かしてみたり自分の様子を口に出して伝えてみたりするのが効果的です。ここでは、「面接が怖い」と思ったときにおすすめの対処法を3つ紹介します。
面接中に「怖い」と思ったときの対処法
- 少し体を動かしてみる
- 「緊張しています」と自分の様子を面接官に話す
- 笑顔や大きな声を意識する
1.少し体を動かしてみる
面接で緊張して「怖い」と感じたときは、待ち時間に少し体を動かしてみるのがおすすめです。緊張すると体がこわばり、さらに心の余裕がなくなる傾向があります。緊張により無意識のうちに体に力が入りやすいので、体勢を変えるようにさりげなく動かしてみましょう。余計な力が抜けると同時に少し気持ちがゆるみます。
ただし、面接中に頻繁に体を動かしたり身振りが大きかったりすると、落ち着きがない印象を与えかねません。貧乏ゆすりでマナー違反と勘違いされる恐れもあるので注意しましょう。
2.「緊張しています」と自分の様子を面接官に話す
「少し緊張していて申し訳ありません」と、面接官に自分の気持ちを正直に伝えるのも一つの手です。緊張を抑えなくてはと思うと、意識し過ぎて余計に動揺する可能性があります。
無理に隠そうとせず、素直に伝えてみましょう。応募者側だけでなく面接官も緊張している場合があるので、緊張を素直に伝えると場の空気を和ませる効果も期待できるでしょう。
3.笑顔や大きな声を意識する
面接で話すときには、笑顔を心掛けて大きな声を心掛けるのが有効です。緊張していると表情がこわばったり声がうまく出なくなったりするでしょう。そのため、緊張する可能性を念頭に入れ、笑顔で大きな声を出すように意識しておくのがおすすめです。
面接での緊張を和らげるためのコツは、「面接で緊張しない方法は?試験当日に気持ちを落ち着かせる7つのコツも紹介」のコラムでも詳しく解説しています。あわせて目を通してみてください。
「面接が怖い」を軽減するためにも事前準備の徹底がカギ
面接を控えて怖い気持ちが拭えない場合は、事前の準備を万全にしておきましょう。よく聞かれる質問を復習し、基本的なマナーや面接本番で気をつけることなどを再確認しておくと、不安な気持ちを和らげるのに役立つ可能性があります。
面接で聞かれやすい5つの質問
聞かれやすい質問にはスムーズに答えられるようにしておきましょう。面接でよく聞かれる質問は以下の5つです。
面接で聞かれやすい質問
- 自己紹介
- 志望動機
- 自己PR
- 10年後のビジョン
- 入社したらやりたい仕事
1.自己紹介
自己紹介を求められたら、自分の経歴を簡単に説明したうえで、面接の機会を設けてもらったお礼を述べましょう。新卒ならまず名前と出身校を紹介し、中途の場合は名前のあとに前職の社名や所属部署、仕事内容を説明します。前職の説明をする際、応募先の業務内容に役立ちそうなスキルや経験などに軽く触れるのが望ましいでしょう。
「面接の自己紹介で効果的な答え方を例文でご紹介!自己PRとの違いとは」のコラムでは、自己紹介と自己PRの違いを解説しています。ぜひ、あわせてチェックしてみてください。
2.志望動機
志望動機は「結論」「エピソード」「入社後にやりたい仕事」の3つで構成します。1〜2分で話し終えるくらいのボリュームにするのが望ましいでしょう。1分は300文字程度とされているため、400〜500字くらいで面接用の志望動機を作成しておくのがおすすめです。
具体的な作成方法は、「志望理由・動機の例文を解説!書き方の流れや作成時のポイントも紹介」のコラムを参考にしてみてください。
3.自己PR
自己PRは「強み」「エピソード」「入社後どのように活かせるか」の3つで作成します。面接で伝えるアピールポイントは、応募先企業が求める人材像に合う自分の強みから選ぶのがコツ。自分の強みと企業のニーズがマッチしやすくなるためです。
自己PRの考え方を知りたい方は、「自己PRとは?面接で話せる効果的な書き方を例文とあわせて紹介」のコラムをご一読ください。
4.10年後のビジョン
「10年後、応募先企業でどのような仕事をしていたいのか」を役職名や携わってみたい業務を挙げながら具体的に言及します。目標を現実化するためのプランもあわせて説明すると、説得力が増して好印象を与えられるでしょう。
キャリアプランの立て方は「面接でキャリアプランを質問されたら?答え方のコツと状況別の例文をご紹介」のコラムで詳しく解説しています。例文も多数紹介しているので、プランの作成にお役立てください。
5.入社したらやりたい仕事
応募先企業の業務のなかで、やってみたいことを事前に考えておきましょう。「自分の強みを活かし、応募先企業でどのように貢献できそうか」もあわせて答えるのがポイントです。実際に働いている様子が想起されるので、より説得力が上がるでしょう。
そのほか、面接でよくある質問については「面接で聞かれることとは?よく質問される項目と回答例を紹介!」のコラムで詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
回答内容は自己分析と企業研究をもとに熟考しよう
面接官からの質問に対する回答は、自己分析と企業研究の結果を踏まえるのがおすすめ。自分のスキルや経験を企業の求めるものに合わせて効果的にアピールでき、面接での回答に説得力をもたせられるからです。
自己分析を通じて自分の強みや経験を理解し、企業研究で応募先のニーズや価値観を把握しておくことで、予想外な質問にも面接官の意図から大きくズレずに回答しやすくなるでしょう。
面接で重要な5つのマナー
面接の前には、基本的なマナーを一通り再確認しておくのが有効です。実際の面接をイメージしながら確認することで、本番の緊張を和らげるのに役立つ可能性があります。
面接で重要なマナー
- 話すときには面接官の目を見る
- 大きな声でハキハキと話す
- 面接室のドアのノックは3回を基本に行う
- 「面接開始時間の10分前」を目安に会場に着く
- 挨拶を言い終わったあとにお辞儀をする
1.話すときには面接官の目を見る
自分が話す番になったら、面接官の目を見ることを心掛けましょう。面接官が複数いる場合は、視線をそれぞれの面接官に動かしながら話します。ただし、じっと注視し続けると逆に不自然だったり面接官に不快感を与えたりする可能性があるので注意しましょう。適度に視線を外しながら、大事なところを伝えるときにしっかりと目を見るのがおすすめです。
面接中にジャケットを脱いだりネクタイをゆるめたりしない
面接室が暑いと感じても、面接官に断りもなくジャケットを脱いだりネクタイをゆるめたりするのは避けましょう。どうしても暑いときには、面接官に「暑いので上着を脱いでも良いですか」と一声掛けるのがベターです。
また、ジャケットを脱ぐときには、扱い方にも注意しましょう。ジャケットを脱いだあとの服装が整っているかどうかも見られているようです。
2.大きな声でハキハキと話す
面接では聞き取りやすい大きな声で話すよう心掛けましょう。小さい声では面接官に内容が伝わりにくく、消極的な印象を与えかねません。ただでさえ、面接は緊張して声が小さくなったり、震えやすかったりする可能性があるからです。緊張すると早口にもなりやすいため、大きな声でハキハキとゆっくり話すように意識しましょう。
聞き取りやすい声は正しい姿勢から
面接官に聞き取りやすい声で話すには、正しい姿勢を保つことが重要です。恐怖心や不安が強いと、つい猫背になる人も少なくありません。姿勢が悪いと声が通らず、聞き取りづらくなる傾向があるようです。姿勢が悪いと自信がない印象も与える場合もあるため、背筋を伸ばして浅めに腰掛けましょう。
面接時の正しい座り方は、「面接は座り方で評価が変わる?正しい姿勢を確認しよう!」のコラムを参考にしてみてください。
3.面接室のドアのノックは3回を基本に行う
入室確認のノックの回数は3回行うのが基本です。一般的に、トイレの個室に人が入っているかを確認するときに、2回ノックを鳴らすと認識されています。ただし、面接の場では2回ノックだとマナー違反にあたるので注意しましょう。
ノックのマナーについては、「面接で正しいとされるノック回数は?基本的なマナーを確認しよう」のコラムで詳しく紹介しています。
4.「面接開始時間の10分前」を目安に会場に着く
面接会場への到着時間は、開始時間の10分前が一般的なマナーです。あまりに早い時間に到着すると、会場の準備ができておらず企業側に迷惑を掛ける可能性があるため、注意しましょう。余裕をもって行動したい場合は、早めに会場の近くまで行き、時間に合わせて会場に向かうのがおすすめです。
5.挨拶を言い終わったあとにお辞儀をする
挨拶する際のお辞儀は、言い終わったあとにしましょう。一般的に、挨拶をしながら頭を下げるのはマナー違反にあたります。挨拶とお辞儀を別に行うと所作が丁寧に見え、落ち着いた印象を与えられるでしょう。
「面接の流れやマナーを場面別に解説!よくある質問も確認しよう」のコラムでは、面接の流れやマナーについて詳しく解説しているので、あわせてご一読ください。
面接が怖い場合もできるだけ泣くのは避けよう
面接に対する恐怖心や緊張から泣くのは避けたい行動の一つです。面接で泣くと、面接官に「状況に応じたふるまいができない」と解釈される可能性があります。パニックになった際は、深呼吸をして気持ちを落ち着けるようにしましょう。
面接本番で泣いた際はどう立て直しを図るかが大切
面接中に泣いた場合、その後の対応が重要です。泣いたことに動揺せず、まずは深呼吸をして気持ちを落ち着けましょう。そして、「緊張してしまいましたが、もう大丈夫です」と冷静に伝え、再度自分のペースを取り戻すことが大切です。泣いたこと自体より、そのあとにどれだけ立て直せるかが、面接官に与える印象を左右するでしょう。
面接で泣くのが心配な方は、「面接で泣くのは緊張のせい?考えられる理由や事前の対策・対処法を解説」のコラムも参考にしてみてください。
面接が怖いニートやフリーター向けの4つの対策
ニートの方やフリーターの方が正社員の採用面接を受ける場合、就活の雰囲気に慣れていなかったり経歴に対して答えにくかったりする部分もあるでしょう。面接が怖いと感じる場合は、以下のことに取り組んでみましょう。
面接が怖いニートやフリーター向けの対策
- 空白期間について答えられるようにしておく
- 新卒で就職しなかった理由の答えを準備しておく
- 正社員を目指す理由を明らかにしておく
- 模擬面接で何度も練習する
1.空白期間について答えられるようにしておく
ニートの方やフリーターの方、無職の方が正社員の選考を受ける場合は、空白期間についての答えを準備しておくのが得策です。「空白期間に何をしていたのか」「空白期間ができたことをどのように思っているか」「これからどのようにして行きたいのか」などの質問に対する答えをまとめておきましょう。
空白期間があるからといって、面接官に必ずしもマイナスの印象をもたれるわけではありません。「これから頑張っていきたい」と、前向きな内容で締めるとポジティブな印象を与えられるでしょう。
2.新卒で就職しなかった理由の答えを準備しておく
新卒時に就職しなかった理由も聞かれる可能性があるので、準備しておくと安心です。新卒で就職しなかった方のなかには、資格取得や留学といったポジティブな理由ではなく「社会に出るのが怖かった」といった方もいるでしょう。
たとえネガティブな理由であっても「その後どのように考え方が変わったか」を具体的に説明することが重要です。不安がらずに前向きな回答を心掛けましょう。
3.正社員を目指す理由を明らかにしておく
「なぜ今正社員を目指そうとしているのか」についても回答を用意しておくのが有効。面接官は、「応募者が本当に正社員として働く気があるか」を知りたい傾向にあるようです。「考えが変わった」「周囲の様子を見て自分も正社員を目指したいと思った」など、回答に筋が通っていれば面接官の納得を得やすいでしょう。その際、自分の言葉で説明することが大切です。
4.模擬面接で何度も練習する
本番の前にできるだけ面接練習を重ねておくのがおすすめ。ニートの方やフリーターの方のなかには、第三者とコミュニケーションをとる機会が少ない方もいるでしょう。面接で緊張する場面を想定し、対策を練ることが大切です。
実際の面接のような形式で何度も練習を重ねることで、徐々に面接の雰囲気に慣れてくるでしょう。練習を行う際は、緊張感をもつために面接官役を毎回違う人に担当してもらうのがおすすめです。
模擬面接については、「模擬面接とは?練習のやり方や質問でよく聞かれることを解説!」のコラムで確認してみてください。
バイトやパートの面接を受ける場合も事前対策が肝心
ニートの方やフリーターの方のなかには、「正社員を目指す際の第一歩として、バイトやパートに挑戦したい」という方もいるでしょう。バイトやパートの面接も、正社員と同様に自己分析と企業研究を行い、自分の強みや経験を整理しておくことが重要です。
また、模擬面接を通じて実際の質問に慣れることで、緊張の緩和につながる可能性があります。事前に準備をすることで、自信をもって面接に臨めるため、「面接が怖い」気持ちを軽減できるでしょう。
面接が怖いなら就職・転職支援サービスも利用してみよう
「面接がどうしても怖くてうまくいかない」場合は、就職・転職支援サービスの利用がおすすめです。ここでは、主な就職・転職支援サービスを説明します。
ハローワーク
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就職・転職エージェント
就職・転職エージェントは、民間企業が運営するサービスです。就職・転職エージェントは、企業ごとに扱う業界や支援対象者が異なるので、自分に合うものを選べば希望に近い求人を探せるでしょう。キャリアアドバイザーが就職・転職に関する幅広いサポートをしている点もメリット。カウンセリングから求人紹介、企業とのやり取り、選考対策まで対応してもらえることが一般的です。
「面接が怖いと感じ一歩を踏み出せない」「なかなか内定がもらえない」とお悩みの場合は、就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。若年層向けの就職・転職エージェントであるハタラクティブは、スキルや経験が少ない方に向けて、人柄やポテンシャルを重視する企業の求人をご紹介しています。
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面接が怖い人向けのQ&A
ここでは、「面接が怖い」と感じる方によくある質問にQ&A方式で回答します。
面接が怖くて当日行けない…キャンセルは可能?
面接の当日にキャンセルすることは可能です。しかし、企業に迷惑を掛けるので、できる限り避けることをおすすめします。どうしても難しい場合は必ず企業に電話連絡を入れ、丁重にお詫びの言葉を伝えましょう。連絡なしに無断キャンセルするのはマナー違反です。
「面接当日の辞退は可能?メールでも良い?連絡方法を例文付きで解説」のコラムでは、面接当日のキャンセルについて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
明日の面接が怖くて落ち着かない…どうしたら良い?
どうしても落ち着かない場合は、入浴や早めの睡眠、お散歩などでリラックスするのが効果的です。一人ではどうしても不安な場合、家族や友人に気持ちを聞いてもらうのもおすすめ。面接のポイントを最終確認すると、気持ちを落ち着かせるのに役立ちます。「面接前日の過ごし方は?準備とやることリストを紹介」のコラムにも目を通してみてください。
面接が怖い…本番で落ち着く方法はある?
面接前には「本番では緊張しても良い」と、肯定的に捉えるのがおすすめです。あらかじめ入念に準備をしておくと、落ち着いて面接を迎えられるでしょう。なお、緊張で忘れないために志望動機や自己PRは丸暗記しないのが無難です。
「面接でどもるのをどうにかしたい…緊張を和らげる方法」のコラムでは、面接の緊張を和らげる方法を紹介しているので、あわせてご覧ください。
面接で引きこもりの期間について質問されるのが怖いです
対策として、「無職・引きこもり期間ができた理由」「その期間に何をしていたのか」「これからの展望」などをあらかじめ考えておきましょう。
「これからこの会社で頑張っていきたい」という気持ちを面接官に伝えることが大切です。
「ニートの就職面接対策!ブランクの説明の仕方や自己紹介の例文を紹介」のコラムでは、ブランクの説明の仕方を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
面接が怖いと思わなくなるにはどうしたら良い?
とにかく面接の場数を踏むことです。本番の面接は何度も受けられないため、模擬面接をするのが有効。模擬面接の相手は家族や友人だけでなく、就活のプロに見てもらうと問題点を的確に指摘してもらえるのでおすすめです。
就職・転職エージェントのハタラクティブでは、キャリアアドバイザーによるカウンセリングや、模擬面接などの選考対策が受けられます。就活で行き詰まりを感じている方は、一度ご相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。