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フリーターがインターンに参加するのはあり?参加のメリットとデメリット
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この記事のまとめ
- フリーターが応募できるインターンを設けている企業は存在する
- フリーターのインターン参加は、就活に有利になることがある
- フリーターからインターンに参加するには、目的を明確にしておく
- フリーターでインターンに参加しても、正社員になれるとは言い切れない
「フリーターはインターンに参加できる?」と疑問をお持ちの方もいるでしょう。
企業によっては、新卒生だけでなく、フリーターや既卒者のインターンを募集しています。ただし、年齢や空白期間の長さによっては、就職活動を優先するのがおすすめです。
このコラムでは、フリーターからインターンに参加するメリットや注意点などを解説しています。インターン参加を検討しているフリーターの方は、ぜひ参考にしてみてください。
フリーターはインターンに参加できる?
フリーターや既卒者を募集対象としているインターンなら、参加が可能です。
昨今は、新卒以外の社会人未経験の方向けにインターン参加の枠を設ける企業が増加傾向にあります。特に多いのが、スタートアップやベンチャーといわれている企業。「新卒・既卒に関わらず優秀な人材を確保したい」という考えがあるようです。
インターンに参加したいと考えているフリーターの方は、参加枠に当てはまるかをよく確認したうえで、申し込みましょう。
フリーターのインターンは正社員就職に有利?
フリーターの方がインターンに参加することで、さまざまな会社を知れたり、自己PRの武器になったりと就活で有利になる可能性があります。そのため、時間に余裕がある方は、参加して損はないでしょう。
ただし、インターン期間については事前に確認しておく必要があります。正社員の試用期間も兼ねているインターンは長期に及ぶことがあるものの、参加すれば必ず正社員になれる保証はありません。早期に正社員就職を目指す方にとっては、長期インターンの参加はややリスクが高いといえるでしょう。
自分の年齢やフリーター期間の長さを考慮して、早めに正社員になりたい場合は、就職活動を優先させる方が良いといえます。就活でインターンの参加経験をアピールする方法については「履歴書でインターンシップ経験をアピールする書き方!参考になる例文も紹介」で詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。
インターンに参加すべきかを検討しよう
正社員就職するためには、多くの企業の選考に挑戦することが大切です。インターンに時間を割くよりも、エントリー数を増やし、選考準備に時間を注ぐ方が効率的に内定獲得を狙える可能性もあります。インターンを検討しているフリーターの方は、自分にとって優先するべきことが「なるべく早く正社員として就職すること」なのか、「社会人の現場を体験するためインターンシップに参加してみること」なのかを考え、慎重に選択しましょう。
そもそもインターンとは
インターンとは「インターンシップ」の略で、主に就活中の学生を対象に一定の期間、実際に現場で働ける体験のことです。企業によっては「職場見学」「体験」といった名目にしています。
なかには、数ヶ月の期間を設けて正社員と同様の業務を経験できる企業もあるようです。自分の意識や働き方次第で、就活での武器になる価値がある体験を得られるのがインターンの魅力だといえます。
インターンシップについて詳しく知りたい方は、「インターンシップとは?参加のメリットや目的を解説!社会人は参加できる?」のコラムもご覧ください。
インターン先の選び方
インターン参加者を、人手不足を解消するアルバイト人員として扱う企業もあるので注意が必要です。インターン情報を見つけたら、企業のWebサイトや口コミまで調べてから参加するかどうかを決めるようにしましょう。インターンの期間と時期
インターンには、1日単位のものから、数ヶ月の短期、半年から数年の長期のものまで幅広くあります。学生向けのインターンは、春休みや夏休み、週末に参加できるように計画されている場合が多いものの、長期インターンは平日に行われることもあるようです。
「学校の授業や行事の日程を気にせずに済む」という強みをもつフリーターの方は、長期インターンも参加しやすいでしょう。
給与の有無
「1dayインターンシップ」などの短期インターンは、会社説明をメインとする側面が強いこともあり、無給であることがほとんど。対して、長期インターンでは、実践的な業務や社員同等の仕事を行う機会が多いことから有給の傾向が強いようです。
また、交通費の支給は企業により異なるものの、長期インターンの場合は交通費支給・宿泊補助費などが支給されることがあります。
インターンとアルバイトの違い
インターンは、業界理解・業務の内容や適正理解を目的としています。先述したように、参加しても賃金が支払われない形のインターンも珍しくありません。給与が得られることもありますが、参加の目的はあくまで「業務の内容理解」や「社会人の現場を体験すること」です。
一方、アルバイトは、労働・時間の対価として給与を得ることが目的。ただし、自分の志望業界に関連したアルバイトを経験することで、選考でのアピール材料になることもあります。
フリーターがインターンに参加するメリット
フリーターが就職に向けてインターンに参加することで、正社員・社会人として働く今後のイメージを具体的に掴めます。実際に経験することで業務や企業に対する理解が深まり、ミスマッチが減るでしょう。また、空白期間を活用でき、アピール材料を作れるのもメリットです。
以下で詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
社会人として働くイメージを掴める
フリーターがインターンに参加することで、正社員として働くことのイメージを具体化できます。フリーターも社会の一員ではありますが、仕事内容や負う責任が正社員とは異なるのも事実です。
また、インターンでは職場の雰囲気を感じながら現役で働いている方の仕事ぶりを間近で見られるため、正社員就職へのモチベーションアップにもつながるでしょう。
空白期間を有意義に使える
インターンに参加すれば、内定獲得までの空白期間を有意義に使っていたとアピールできます。多くのフリーターにとってネックになる部分は、空白期間の長さです。学校卒業後の職歴がない期間が長引くと、それだけ選考で不利になってしまうこともあります。
ハタラクティブの「若者しごと白書2024 3-10.就職活動・転職活動を始めるときの不安度」によると、41.4%のフリーターの方が「自分の経歴で就職/転職できる仕事があるか不安」と回答していることが明らかになりました。このような場合も、早いうちに就職に向けてインターンに参加しようと動き始めれば、その経験が自己PRにもなり、空白期間を有意義に使った証明になり得るでしょう。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
入社後のミスマッチを防げる
志望企業の職場で実際に仕事を経験することで、「思っていた業務と違った」という入社後のミスマッチを防げます。たとえその企業に入社しないとしても、実務的な社会人スキルが身につくので、就職活動においてプラスの経験ができるでしょう。
金銭的不安なく正社員採用を狙える場合もある
インターン中の働きぶりが認められると、そのまま正社員に採用される可能性も。また、先に述べたように、インターンとして働きながら給与がもらえる場合があるので、社会人スキルを身につけながら時間を有効活用したい方におすすめといえます。今後の進路と金銭面の、どちらの不安要素も解消できるでしょう。フリーターがインターンに参加するデメリット
フリーターがインターンに参加することで、就職時期が遅れる可能性があります。また、新卒に比べて年齢も経験も上だと見られやすいため、比べられてしまうこともあるでしょう。
以下で詳しく解説しますので、インターンに参加する前にチェックしてみてください。
正社員として働き始めるのが遅れる可能性がある
フリーターがインターンに参加するデメリットの一つは、正社員就職が遅れる可能性がある点です。前述したように、インターンから正社員就職を目指すとしても、一定期間はインターンとして働き、選考を受ける必要があります。また、「インターン参加者は正社員になれる」とは限らないため、「正社員を目指して長期インターンを行ったのに、採用されなかった…」という可能性も考えられるでしょう。
フリーターから就活を始める際は年齢に注意する
フリーターから正社員就職を目指すとき、ポイントになるのが年齢です。「正社員になれるのは何歳まで?フリーターの最終期限やメリット・デメリット」でも記載しているように、30代に近づくほど正社員就職は難しくなります。採用されるかわからないままインターンを続けるなら、集中的に就職活動を行ったほうが早く内定を得られる可能性も考慮すると良いでしょう。ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
新卒のインターンよりも厳しい目で見られる
既卒、フリーターのインターンは、社会経験や能力を求められやすい傾向にあります。アルバイトの経験があるフリーターは、新卒の学生よりも社会常識やマナーをわきまえていると見なされるほか、業務遂行能力やコミュニケーション能力の高さを期待されることも。求められるレベルが高くなりやすいため、プレッシャーに感じてしまう方もいるでしょう。
フリーターは海外のインターンも選択肢にできる
フリーターからインターンに参加したいと思った場合、海外のインターンも選択肢に入ります。海外のインターンは基本的に長期のため、時間を調整しやすいフリーターの方は参加しやすいでしょう。
海外のインターンは長期が基本
海外のインターンは長期にわたるものが多く、海外ならではの業務や生活・文化に関するさまざまな経験を積めます。一般的に海外の企業や海外に進出している日系企業のインターンは数ヶ月〜数年程度行われることが多く、国内の企業ではなかなか体験できない業務を経験できる可能性が高いでしょう。
新卒で就職活動をしている場合、3ヶ月もの長期にわたってインターンに参加することは難しいですが、フリーターの方であれば調整しやすいことが考えられます。旅費や滞在費などのハードルはあるものの、その後の就活の強みとなり得る体験ができるため、チャレンジしてみても良いでしょう。
人生観が変わる
海外のインターンに参加することで、人生観が大きく変わる可能性があります。
海外のインターンでは、その国の文化に触れ、普段自分が生活している環境と違う状況で仕事を行わなければなりません。日本とは違う文化や生活様式、マナーなどに接して、生き方や考え方が変わることもあるでしょう。
結果的に日本に帰国して働くことを選んだ場合も、より柔軟な見方や考え方を身につけた状態で仕事に取り組めると期待できます。
外国語を習得できる
海外のインターンに参加すると、現地の言語を使う場面が生まれるため、外国語を習得できるでしょう。基本的には英語を使用する機会が多いようですが、インターンに参加する企業によっては中国語や韓国語などの言語を習得できる可能性もあります。
現在では、海外に支社を持っていたり、グローバルにサービスを展開したりする企業も増えているため、外国語を話せるのは大きな武器となるでしょう。
フリーターがインターンに参加する際の注意点
ここでは、フリーターの方がインターンに参加する際の注意点を解説します。インターンの経験を最大限活かせるように、以下の点には注意しておきましょう。
就活の軸を明確にしておく
フリーターで就職に向けてインターンに参加するなら、就活の軸を明確にしてから臨みましょう。「なんとなく」「とりあえずやっておこう」といった理由でインターンを選ぶと、内定を獲得するまでの就活計画や目標設定、将来のキャリアプランなどが曖昧になってしまう恐れもあります。
インターンに参加する際は、自己分析したり、興味のある業界や企業を絞ったりして、自分の「就職活動の軸」を明確にすることが大切です。計画を立てずに長期や複数のインターンに参加してしまうと、ブランクが長引き、採用で不利になる恐れもあります。就職活動の計画を細かく立てて、インターンと同時に就職活動を進められるよう意識しましょう。
就活の軸については、「就活の軸とは?大切な理由と答え方の例文を紹介」のコラムで詳細をご確認いただけます。
必ず正社員雇用につながるとは限らない
インターンは、正社員雇用が前提であっても必ず正社員に雇用されるとは限りません。インターンの目的は、その企業に入社することではなく、実践でスキルを身につけることだと念頭に置いておきましょう。
場合によっては、インターンに時間を割くよりも早めに就職活動を始めたほうが良い場合もあります。
効率的に就活するなら、ハタラクティブに相談してみると良いでしょう。若年層向け就職エージェントのハタラクティブでは、専任のキャリアアドバイザーが、求職者一人ひとりの希望に合わせて求人紹介を行います。マンツーマンでヒアリングを行い、「就活のための情報が欲しい」「自分にはどのような仕事が向いている?」といった希望や疑問にもお答えしながら職探しや選考対策をサポート。また、ハタラクティブに登録すれば、性格から分かる適職診断も受けることが可能です。
すべてのサービスが無料で利用可能なので、ぜひお気軽にご相談ください。
フリーターがインターンに参加するときのQ&A
ここでは、フリーターがインターンに参加するときによくある疑問に回答します。ぜひ参考にしてみてください。
30代がインターンに参加することはありますか?
30代のインターンも存在し、転職や学び直しのために参加する方が多いようです。「新卒の学生や若年層とインターンをする自信がない」という場合は、年齢の条件が「30代以上」であるインターンに参加すると良いでしょう。
しかし、職歴がない場合は、インターンよりも正社員就職を目指すのがおすすめです。30代で内定を目指している方は、「30代は就職できない?フリーター・未経験から就活を成功させる方法を解説」のコラムもぜひご覧ください。
大手のインターンの抽選は既卒だと外れやすいか気になります
人気企業であるほど倍率が高くなる傾向にあるため、インターンに参加しにくくなる可能性があるでしょう。さらに、応募条件が「大卒以上歓迎」「卒業見込みがある学生歓迎」と細かく設定されていることもあります。
インターンシップに参加するには応募書類が必要になるため、採用担当者の印象に残る文章を作成することが大切です。インターンシップに参加したい企業がある場合は、「インターンシップの志望動機の書き方やポイントを例文とあわせてご紹介!」のコラムを選考対策に役立ててみましょう。
エンジニアになりたいけど、インターンに参加するべきか分かりません
志望企業でエンジニア職のインターンを行っている場合は、参加してみるのがおすすめです。しかし、年齢や空白期間の長さによっては、就職活動を優先させるようにしましょう。
就職を目指す年齢に関しては、「就職できる年齢に制限はある?早めに行動するべき理由や職探しのコツを解説」のコラムで詳しく解説しているので、ぜひご一読ください。
25歳でインターンに参加して就活するのは遅いですか?
25歳でのインターン参加は遅いとは限りません。大学の卒業時の年齢やこれまでの経歴によって異なるため、25歳からインターンに参加して内定を目指すのも一つの手です。
就職するうえで年齢が不安要素になっている場合は、就職エージェントに頼るのがおすすめ。就職エージェントのハタラクティブでは、専任のキャリアアドバイザーがマンツーマンで就活をサポートします。細かな不安要素や疑問をクリアにしながら就活を進められるので、納得のいく進路を選べるでしょう。プロからのサポートを受けて安心して就職を目指したい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。