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通勤経路の書き方は電車や車で違う?地図・略図作成や記入のポイントを解説
更新日
この記事のまとめ
- 通勤経路の書き方には地図と文章で示す方法がある
- 通勤経路を記入するときはプリントアウトする方法が効率的
- 通勤経路は手書きの場合、シンプルで見やすくなる書き方を意識する
- 通勤経路を文章で提出する場合は、通勤方法によって書き方を変える
- 通勤経路を提出する理由は、企業が手当の算出と労災をかけるため
通勤経路の書き方には、地図や略図を使うものと文章で示すものがありますが、多くの会社では手書きでなくプリントアウトしたものを使っても問題ないようです。しかし通勤手段が複数ある場合だと、どう書けば良いのか悩んでしまうことも。このコラムでは、通勤経路を伝える意味や正しい書き方を解説します。複数の交通機関の書き方が分からない、バスで申請しているけど徒歩で通勤しても良いか知りたい…という方はチェックしてみてください。
通勤経路の書き方【地図・略図で説明する場合】
通勤経路を提出する際、地図・略図の作成を求められる場合があります。下記で詳しい作成方法を紹介しているので、確認しておきましょう。
地図をプリントアウトする
地図を作成する場合、Webから地図をプリントアウトし、赤ペンを使って通勤経路をなぞるように記入すると簡単かつ分かりやすく仕上がります。Webの地図は建物や距離感が正確なため、企業の採用担当者も通勤状況を把握しやすいのがメリットです。
プリントアウトは手抜きに見られてしまうと思いがちですが、プリントした地図の方が見やすいため提出可能としている企業も多くあります。手書きの地図や略図を提出するよう求められない限り、プリントアウトした地図に経路を記入して提出するのが効率的でしょう。
手書きで通勤経路を記入する
通勤経路について、企業から指定されている場合やプリントする手段がない場合などは、手書きでも問題はありません。
手書きで通勤経路を書く場合は、まず最寄り駅など分かりやすい起点を決めます。次に出発地から目的地までのルートを絞り、起点を通るように書きましょう。
このとき、実際に書きたい部分の地図をアプリなどで見ながら書くと、より分かりやすく記入できます。
文章で通勤経路を書く
履歴書などスペースが少ないなど、企業から指定されたフォーマットによっては、通勤経路を文章で書く場合があります。文章を作成する際は、まず交通手段の種類を整理して、一つひとつに説明を足していきましょう。文章が長くなると伝わりにくくなるため、箇条書きなどで簡潔に記載するのがポイントです。
通勤経路を手書きで書く際の3つのポイント
地図や略図の書き方が分からない方に向けて、手書きの地図や略図で通勤経路を作成する場合の3つのポイントを紹介します。スムーズに地図作成ができるように、参考にしてみてください。
1.土地勘のない人でも分かるようシンプルに書く
手書きで通勤経路を作成する場合は、誰が見ても分かるようにシンプルで見やすく書くことが大切です。記載するのは大きな道路のみにして細かい道路は省く、道路を一本線で書くなど、あえて省略することで、分かりやすくまとまります。
また、地図は東西南北を意識して北を上にして書くと、土地勘がない人でも理解しやすくなるでしょう。
2.自宅と会社の位置を明確にする
通勤経路を書く際は、自宅と会社の位置を明確に示すことが大切です。色を変える、太線で強調する、建物の場所を塗りつぶして目立たせるなど、自宅と会社の位置がしっかり分かる工夫をすると、より見やすくなります。
3.経路の途中で目印になる建物を記載しておく
通勤経路は病院や学校、コンビニなど、その場所を示す目印になるものを記載しておくと、より分かりやすい地図になります。経路の周辺に目印となる場所がないか調べ、その名称を含めて地図を作成しましょう。
また、地図を作成する際は、どこで曲がるのかはっきり示すことで格段に見やすいものに仕上がります。経路の中で曲がり角がある箇所にも目印を付けて、誰が見ても分かりやすいような書き方を心がけましょう。
目印の建物がない場合は?
手書きで通勤経路を作成するにあたって、もしも自宅や勤務先の近くに目印になるような建物がない場合、比較的大きな道路や、分かりやすく目立つ交差点、信号機などを目印にして作成してみるのも良いでしょう。信号機はすべて書かなくても構いませんが、主要な道路にあるものは記載し、何個目の角を曲がるかなど、工夫すると分かりやすくなります。
通勤経路の書き方【文章で説明する場合】
通勤経路は地図だけではなく文章で提出を求められる場合もありますが、通勤方法によって、必要な情報が変わってきます。下記で交通手段別に必要な情報や、具体的な書き方を解説しているので、チェックしておきましょう。
電車やバスの通勤経路の書き方
電車やバス通勤の経路を文章で説明する際、下記の情報が必要になります。インターネットなどを利用し、必要な情報を入手しましょう。
- ・自宅から自宅最寄り駅までの所要時間(徒歩)
- ・利用する鉄道(バス)会社名、路線名
- ・発着駅名、乗り換えの駅名
- ・路線別の所要時間(乗り換え時間も記載)
- ・会社最寄り駅から会社までの所要時間(徒歩)
徒歩の通勤時間は、Webサイトの地図サービスやルート検索を利用すると、一般的な時間が表示されるので活用できます。
電車やバスを使った通勤は、思ったよりも時間がかかるケースもあります。通勤距離が遠いと分かったとき、どのように過ごすか迷ったら「通勤時間が1時間かかるのは普通?電車やバスでの過ごし方をご紹介!」を参考にしてください。
通勤経路の書き方例:電車のみの場合(乗り換えあり)
自宅
|(徒歩8分)
駅A
|(JR△△線25分/運賃360円)
駅B
|(東京メトロ××線10分/運賃240円)
駅C
|(徒歩7分)
会社
乗り換え経由は分かりやすく書く
通勤経路を書く際には、移動時間や乗り換え時間も含めた通勤時間を書く必要があるので注意しましょう。また、乗り換えでJRと私鉄を使う場合は、路線によって駅名が違うこともあります。路線名と駅名は分けて記載するのがポイントです。
通勤経路の書き方例:バスのみ
自宅
|(徒歩6分)
バス停A
|(△△バス20分/運賃280円)
バス停B
|(徒歩8分)
会社
バスの利用は就業規則を確認しよう
バスを利用する場合は、会社の規定で下限距離が決められていることがあります。距離規定は会社によって異なりますが、一般的には1~2kmを範囲としている場合が多いようです。
また、通勤経路申告にあたり、バス会社からの距離証明書提出が求められるケースも。距離証明書の発行は、各バス会社の営業所や定期券発売所で行えます。
通勤経路の書き方例:電車とバスを利用する場合
自宅
|(徒歩6分)
バス停A
|(△△バス10分/運賃220円)
駅Bバス停
|(JR△△線30分/運賃340円)
駅C
|(徒歩5分)
会社
バス利用と電車利用の境目を分かりやすく
電車とバス、両方を利用する際は、どこまでがバス利用でどこからが電車利用なのかを分かりやすく記入しましょう。バスから駅に移動する際、停車する場所が駅内であれば「駅Bバス停」のように記載すると伝わりやすくなります。
車の場合の通勤経路の書き方
車通勤の方は、「道順の説明」「所要時間」「移動距離」の3点を記載しましょう。移動距離に応じガソリン代を割り出す必要があるので、移動距離の算出は正確に行う必要があります。
通勤経路の書き方例:車通勤の場合
自宅
|
◎◎交差点左折、西方向へ進行
|
××交差点右折、国道16号線北上
|
△△中学校前左折、東方向へ直進
|
会社
通勤距離:25キロ 45分
分かりやすい目印や道路を記載する
移動距離が長い場合は、主要幹線道路など、大きい道をメインに記載すると良いでしょう。通勤時間や移動距離は、徒歩と同じくルート案内サービスで車を選ぶことで算出されるので、参考になります。
自転車や徒歩の場合の通勤経路の書き方
自転車や徒歩通勤の場合、交通費がかからないので通勤経路の提出が必要ない場合がほとんどです。ただし、天候が悪いときには交通機関を使うという場合は、その旨を伝えたうえで悪天候時の通勤経路を提出しておくと良いでしょう。
また、自転車通勤を禁止している会社もあるので、事前の確認が必要です。駐輪場代金が会社負担、または条例で駐輪場の確保を会社義務としている場合もあるので、就業規則、勤務地の条例をよく調べておきましょう。
通勤経路の提出が必要な理由
入社後や引っ越し後、企業から求められることが多い通勤経路の提出ですが、そもそもなぜ通勤経路の提出が必要なのか、提出する理由や目的を解説します。
通勤手当を算出するため
企業が通勤経路の提出を求めるのは、それをもとに通勤手当を算出するからです。企業は、従業員が提出した通勤経路と就業規則を照らし合わせ、支払う通勤手当が妥当かどうかを確認しています。
交通費は全額支給という企業もあれば上限を決めている企業もあるほか、「バスは△キロ以上から支給対象」など、細かく規定がある場合も。
さらに、出発地と目的地が同じでも複数の通勤ルートがある場合は、提出された通勤経路が妥当であるかも確認しているようです。通勤時間を優先するか、運賃を優先するかは企業によって違うため、記載しているルートが認められない可能性もあります。子どもの送り迎えなど、やむを得ない理由で会社が提示するルートを外れてしまう場合は、必ず担当者に確認しましょう。
通勤費用は必ず支払われる?
通勤費用の限度額に関しても、支払いが義務付けられていないため、会社によってさまざまです。しかし、一定限度額までは非課税対象になるので、会社によっては自転車や徒歩通勤であっても支払われる場合も。通勤費について詳しく知りたい方は「通勤手当とは?交通費との相違点や税金について解説!」で通勤費と交通費の違いなど、具体的に解説しているので、チェックしてみてください。
通勤労災をかけるため
多くの企業では、従業員に対して通勤労災をかけています。通勤労災とは、通勤途中に転倒や事故で怪我をしたときのための労災保険です。事故などで負った怪我の受診負担が減ったり、怪我が原因で4日以上欠勤する際に休業補償給付を受け取れたりします。提出している通勤経路以外の場所では給付の対象外になることが多いので、正しい通勤経路の提出が必要になるのです。
基本的に申請した通勤経路での通勤を求められているため、仮に通勤経路外のルートで事故をした場合は、申請経路ではないゆえに労災認定されない可能性も考えられます。しかし、どのような場合でも労災対象外というわけではありません。たとえば「電車が遅延しており、迂回ルートを使う必要があった」「通勤途中に子どもの送り迎えで幼稚園に立ち寄る必要があった」など、通勤経路外を利用した真っ当な理由がある場合「合理的経路」として認められ、労災認定される可能性もあります
通勤費に不満があるなら転職も一つの手
通勤費の金額や支給がないことに不満を感じている方は転職するのも一つの手です。交通費は労働基準法で支払いが義務付けられていないため、会社の裁量で支払いの有無や金額が決められています。そのため、会社によっては自宅から会社までの通勤に必要な費用が満足に支給されず、「全額支給されないと生活が厳しい…」という方もいるのではないでしょうか。
現職の給与制度に不満がある、昇給が期待できないので将来が不安という方は、転職で思い切って職場環境を変えてみましょう。転職エージェントのハタラクティブでは、専任アドバイザーによる個別カウンセリングを行っています。
カウンセリングを通して、あなたに向いている業界や職種をご案内。内定後の入社条件の交渉も行っているため、通勤経路や交通費に関する不安を解消することも可能です。また、企業への交渉や面接の日程調整なども代行するので、現職での仕事と平行して転職活動したい方も安心。効率的な転職が叶います。また、サービスはすべて無料ですので、働きやすい職場をお探しの方は、ぜひこれを機にご相談ください。
通勤経路を会社に申告する時の書き方に対するQ&A
このコラムを読んで、通勤経路の書き方や必要性が理解できたことでしょう。それ以外にも想定される疑問にQ&A方式でお答えしています。
通勤時間は片道と往復のどちらを書くの?
通勤時間は片道の時間が基本です。家から会社までのかかるすべての時間を計算します。
単位は5分単位で記入し、1分単位は四捨五入してください。この際にはラッシュや遅延の可能性は含まず、予定通りの時間を記入しましょう。詳しくは「履歴書の通勤時間欄ってどう書くの?記入例をご紹介!」を参考にしてください。
交通費に上限はあるの?
会社の規定で交通費の支給される上限が定められている場合もあります。
求人票にも交通費のことは記載されているので、確認してみましょう。正社員であれば「交通費全額支給」の場合がほとんどで、1ヶ月の定期代が給与と一緒に支払われます。詳しくは「交通費実費支給に上限はある?気になる疑問を徹底解析」に記載してあるので、読んでみてください。
交通費を不正に受給したらどうなりますか?
刑法や民法に抵触する可能性があります。
明らかに不正と分かりながら受給していた場合は、懲戒処分の対象になることも。また、交通費をもらいながら車やバイク、自転車など申請していない方法で通勤することも正当な理由がない限りは避けましょう。通勤手段を変えるのならば、上司や担当者に必ず相談をしてください。
交通費と通勤手当は違うものなの?
会社によっては同じような扱いをするところもあるようですが、厳密にいうと違います。
通勤手当とは文字通り、通勤にかかる費用に対する手当のことです。交通費は、業務を行ううえでの移動にかかる費用のことをいいます。「通勤手当とは?交通費との相違点や税金について解説!」でより詳しく説明しているので、ご覧ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。