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フリーターで稼ぐ方法とは?平均収入や働き方についても解説
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この記事のまとめ
- フリーターが稼ぐ方法は「高収入のバイトをする」「仕事の掛け持ちをする」などがある
- フリーターが稼ぐ方法には、フリーランスや正社員を目指す手もある
- フリーターとして稼ぐメリットは「自由な時間が多い」「自分に合う仕事を探せる」など
- 長い目で見ると、フリーターで稼ぐより正社員のほうが高収入を目指しやすい傾向にある
「フリーターで稼ぐ方法はあるのか」と思う方もいるでしょう。アルバイトで稼ぐ方法には、高収入の仕事を狙ったり掛け持ちをしたりすることが挙げられます。
このコラムでは、フリーターが稼ぐ方法や正社員との賃金差をご紹介。フリーターと正社員、それぞれの働き方を踏まえたうえで、将来について考えられるようにまとめています。フリーターで「稼ぎたい」と考える場合は、収入への不安を解消するためにもぜひご覧ください。
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フリーターが稼ぐ方法とは?
フリーターは勤務時間の制約がある正社員と比べて自分の都合にあわせて働けるため、高収入の仕事に専念したり、アルバイトを掛け持ちしたりするなど、稼ぐ方法も多岐にわたります。以下で具体例をまとめたので、「フリーターをしていて年収を上げたい」「賢い働き方を知りたい」という方は参考にしてください。
高収入のアルバイトをする
フリーターとして稼ぐ方法として、高時給のアルバイトをすることが挙げられます。高収入が得られる仕事には、「慢性的に人手が不足している業界・職種」「なんらかのスキルや体力が必要な職種」といった特徴がみられるでしょう。
たとえば、夜間の仕事は生活リズムが狂いやすいことから、高給与に設定されていても人材が足りていない傾向にあります。夜勤のある飲食店や宿泊施設のスタッフなどは、慢性的に人手不足といわれているようです。
体力が欠かせない仕事には、警備員や建設現場のスタッフ、引っ越しスタッフなどが挙げられます。コールセンターのスタッフや携帯電話の販売員の場合は、企業・商品・サービス知識だけでなく、クレーム対応スキルが必要です。ある程度の体力や一定のスキルが求められる仕事は、時給が高く設定されていることもあります。
なお、警備員やコールセンタースタッフも夜勤を含む求人があるため、アルバイト探しの際は勤務時間をよく確認しましょう。携帯電話の販売員、引っ越し・建設現場のスタッフは日中の勤務が一般的ですが、土日祝など休日も含めたシフトを求められる傾向にあります。
フリーターにとって稼げるアルバイトの相場は?
フリーターにおける高収入の相場は、時給であれば1,500円以上、日給は2万円以上が基準といわれているようです。詳細は「フリーターは高収入を目指せる?正社員就職におすすめの仕事も紹介」のコラムをご一読ください。
アルバイトを掛け持ちをする
生活の安定性を保つため、休日や夜間などの空き時間に短期のアルバイトを入れるのも一つの手です。
短期のアルバイトは、日払い・週払いの仕事が中心で、資格や経験がなくてもできる仕事が多いでしょう。たとえば、コンサートや物販があるときにだけ働くイベントスタッフ、スーパーやドラッグストアで新商品の宣伝を行うPRスタッフなどがあります。ほかにも、チラシ・ティッシュの配布スタッフや試験の監督、交通量調査員などが挙げられるでしょう。
主な勤務日は求人ごとに違い、平日・土日祝問わず展開されています。
短期のアルバイトは、求人サイトでその都度探すことが可能です。また、派遣会社に短期のアルバイトスタッフとして登録しておくと、仕事の情報をスムーズに得られるでしょう。「深夜の勤務」や「月曜日のみの勤務」など、時間帯や曜日を指定し仕事を紹介してもらえます。
アルバイト経験を活かしてフリーランスになる
アルバイトの経験を活かして、フリーランスになるのもおすすめです。
フリーランスとは、クライアントからの依頼をその都度確認し、自分のスキルや希望とマッチした場合に契約する人を指します。バイトや正社員のように、特定の企業・団体には所属しません。依頼内容によるものの、基本的には自分の好きな時間帯に仕事を進められる場合が多く、フリーターのように自由に働くことが可能です。
アルバイトをする一方で、フリーランスとして働くことも問題ありません。ただし、フリーランスは人脈や本人のスキル・実績があるからこそ成り立つもの。フリーランスとして活躍する前に、アルバイトや正社員の業務経験からこれらの基盤を整えておきましょう。
アルバイトから正社員を目指す
フリーターの方が稼ぐには、アルバイトから正社員を目指すのも手です。フリーターのまま正社員と同程度の給与を得ることも可能ですが、長い目で見ると体力の衰えや社会情勢・雇用の不安定さなどから将来的な不安は拭えません。この先の不安感を減らし、安定性のある生活をしていきたい場合は、フリーターから正社員になる選択をしたほうが良い可能性も。
フリーターほど自由度が高い求人は少ないものの、近年は「残業がほとんどない」「有給休暇の取得率が高い」といった、社員の働きやすい環境を整えている企業も増えています。正社員を検討する方は一度探してみるのも良いでしょう。
フリーターとして働くメリット
ここでは、アルバイト経験をとおして自分に最適な仕事を探せる、時間の融通がきくといったフリーターならでは働き方のメリットをご紹介します。
フリーター経験で自分に合う仕事を見つけられる
フリーター期間に複数のアルバイトを経験していると、「本格的に携わりたい」と思える仕事に出会える可能性が高まります。自分の適性ややりたいことが分からないまま、正社員の安定性に惹かれて就職しても、やりがいを感じられません。仕事がつらいと思ってしまうと、長くは続けられない場合もあります。
フリーターは自由な時間が多い
アルバイトの場合、自分で好きな曜日・時間にシフトの申請ができるため、空いた時間で趣味に没頭したりスキルアップを図ったりすることが可能です。仕事に限らず、なんらかの目標がある方にとっては正社員よりも合う働き方といえます。
フリーターに任せられる仕事は責任が軽め
アルバイトは会社側からの有期雇用契約の更新を拒否できることから、比較的簡単に辞めやすい傾向にあります。会社側も、いつ、誰が退職してもこれまでどおりに運営していけるよう、アルバイトには責任のある仕事や業務の引き継ぎが欠かせないような仕事を任せないのが基本です。プレッシャーを感じたくない、働くことに慣れていきたい方にとって働きやすい環境といえるでしょう。
フリーターのメリット・デメリットについては、「フリーターにはデメリットが多い!社会保険や税金について正社員と比較」でもご紹介していますので、参考にしてください。
フリーターの平均収入はどれくらい?
ここでは、フリーターの平均収入と正社員の平均収入について確認していきます。
年齢・性別別のフリーターの平均収入
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」をもとに、2023年度におけるフリーターのひと月当たりの平均収入を、年齢及び性別に分けてご紹介します。
男女計 | 男性 | 女性 | |
---|---|---|---|
~19歳 | 17万700円 | 17万100円 | 17万1,200円 |
20~24歳 | 19万4,800円 | 20万2,000円 | 18万9,800円 |
25~29歳 | 21万6,400円 | 22万9,100円 | 20万6,800円 |
30~34歳 | 22万1,400円 | 23万8,100円 | 21万500円 |
35~39歳 | 22万500円 | 24万1,100円 | 20万7,600円 |
参照:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況 (6) 雇用形態別にみた賃金」
上記の表から、フリーターの平均収入は年齢とともに上がっているものの、ほぼ横ばいであることが分かります。なお、実際の収入は労働時間によって変動するため、個人差があるでしょう。
正社員の平均収入とフリーターとの差
同資料によると、2023年度における正社員のひと月あたりの平均収入は以下のとおりとなっています。
※下記表の()内は、フリーターの平均収入との賃金差です。
年齢 | 男女計 | 男性 | 女性 |
---|---|---|---|
~19歳 | 19万2,800円 (+2万2,100円) | 19万3,500円 (+2万3,400円) | 19万1,800円 (+2万600円) |
20~24歳 | 22万8,700円 (+3万3,900円) | 23万2,200円 (+3万200円) | 22万4,800円 (+3万5,000円) |
25~29歳 | 26万3,600円 (+4万7,200円) | 27万1,400円 (+4万2,300円) | 25万2,600円 (+4万5,800円) |
30~34歳 | 29万4,100円 (+7万2,700円) | 30万7,000円 (+6万8,900円) | 27万200円 (+5万9,700円) |
35~39歳 | 32万7,000円 (+10万6,500円) | 34万4,800円 (+10万3,700円) | 28万6,400円 (+7万8,800円) |
参照:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況 (6) 雇用形態別にみた賃金」
正社員の場合、年齢が若いうちは差はそれほど大きくないものの、30歳前半になると5万円以上、30代後半になれば10万円近く収入が上がっていることがわかります。年収で単純換算すれば、30代前半でも60万ほど、30代後半では120万近い収入差が出るといえるでしょう。
正社員は賞与が支給される会社が多いうえ、アルバイトには適用されない福利厚生があることも。たとえば月収20万であっても、資格習得支援やレジャー施設の割引といった福利厚生を利用して実収入以上の満足感ある生活を実現することが可能です。
アルバイトで月20万稼ぐには、フルタイムで時給の高い仕事であれば、手取り20万に届く場合もありますが、長時間労働やダブルワークが必要になる可能性もあります。しかし、年収の差や福利厚生などを考えた場合は、正社員を目指すのがおすすめです。詳しくは「フリーターが手取り20万を稼ぐのは大変?正社員と比較した月収をご紹介」のコラムで解説していますので、ぜひご覧ください。
正社員との差は、収入面・待遇面ばかりではありません。「正社員とフリーターの違いは?待遇や将来性を比較!就職成功のコツも解説」にあるように、自己成長のサポート面を整えている企業も多いです。正社員になるデメリットは、労働時間の拘束具合や責任の重さに絞られるといえるため、自由さにこだわらない方は前向きに検討してみると良いでしょう。
参照元
厚生労働省
令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況
フリーターが稼ぎ続けるには自己管理が大切
フリーターの働き方は仕事と休日のバランスを考え、シフトを詰め込みすぎないよう自己管理することが大切です。「稼ぎたいから」と掛け持ちで長時間働いたり、夜勤の回数を増やしたりすると、体調を崩してしまう恐れもあります。フリーターという働き方にこだわりがない場合は、正社員を目指したほうが高収入を得やすくなるでしょう。
正社員就職を検討する場合は、なるべく早めに行動するのがおすすめです。また、フリーターから正社員を目指す場合も、スケジュール管理は欠かせません。
就職・転職エージェントのハタラクティブなら、働きながらの就職活動でも生活に支障がないよう、専任のキャリアアドバイザーが企業との連絡や面接日程のスケジュール調整などを代行します。アルバイト経験を活かせる仕事をご紹介することも可能です。
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フリーターの稼ぎ方に関するQ&A
フリーターが正社員と同じくらい稼ぐ方法を知りたい人に向けて、Q&A方式で疑問に回答します。
フリーターは正社員より自由に稼げるのでは?
フリーターは働き方の選択肢が幅広く、自由に稼ぐことが可能です。複数のアルバイトを掛け持ちしたり、個人事業主として仕事を請け負ったりと、さまざまな稼ぎ方を選べます。
正社員は会社の規定があるので、フリーターに比べて働き方の自由度が低い場合もあります。その代わり、成果を出せば評価され、昇給や賞与があるのが特徴です。フリーターのメリットに対する理解を深めたい方は「フリーターの利点って何?正社員を目指す方法もあわせてご紹介」の内容をご確認ください。
正社員になると簡単に辞められなさそうです
正社員はフリーターに比べて仕事の責任が重く、簡単に辞められないのは事実です。退職を決めても、後任者の採用や引き継ぎで、すぐには辞められないでしょう。裏を返せば、それだけ重要な仕事をしているということです。
「パートと正社員の違いは?どっちが得?給料や仕事内容の差を解説」を読むと、雇用形態による仕事内容の違いが分かるので、ぜひご一読ください。
フリーターのほうが経験を積みやすいのでは?
フリーターは働き方が自由な分、多種多様な仕事を経験できるでしょう。しかし、アルバイトは正社員に比べて簡易な仕事が多く、就活で評価されない可能性も。経験を積む目的でフリーターになる場合は、正社員へのステップとして、経験する職種や期間を決めておくのがおすすめです。「フリーターの期間が長いと正社員への就職は難しい?」を読んで、フリーターの就活をあらかじめ理解しておくと良いでしょう。
正社員より稼げるのではないでしょうか?
フリーターは働き方次第で正社員より稼げる場合があるのは事実です。しかし、時給制が一般的であり、体調不良で休めばその分収入は減ってしまいます。ボーナスや手当も支給されないところが多いため、年収で比べると正社員より低い傾向にあるでしょう。
また、正社員が勤続年数に応じて昇給していくのに対し、アルバイトは大幅な昇給が見込めないのが一般的。年齢が高くなるほど、正社員との年収の差は開いていきます。
正社員になり収入アップを目指すなら、早めに行動するのがおすすめです。ハタラクティブなら就活エージェントがサポートしてくれるため、悩みや疑問を相談しながら就活を進められます。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。