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第二新卒の業界選び!未経験からの転職先におすすめなのはどこ?
更新日
この記事のまとめ
- 第二新卒が業界選びをする際は、未経験の業界も含めて検討すると良い
- 若くてポテンシャルが高い第二新卒は、未経験の業界にも転職しやすい
- 業界選びに悩んでいる第二新卒は、各業界の知識を深めて選択肢を広げよう
- 第二新卒の業界選びのコツは、自分の目的を達成できる転職先を探すこと
- 第二新卒が未経験業界への転職を目指すなら、エージェントの利用もおすすめ
第二新卒で転職を考えたときに、未経験の仕事を視野に入れ業界選びをする方もいるでしょう。未経験の仕事への転職は、企業のポテンシャル採用が見込める若いうちのほうが成功しやすい傾向にあります。このコラムでは、第二新卒の転職で業界を選ぶ際に役立つ情報をまとめました。業界選びのコツや未経験業界への転職を叶えるポイントなどを紹介。実現したい目的を明確にしたうえで業界選びを行い、転職活動を成功させましょう。
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第二新卒の業界選びで未経験の分野も検討できる理由
第二新卒の方は業界選びをする際に、未経験の業界も含めて検討すると良いでしょう。年齢が若く、ある程度社会人としてのビジネスマナーが身についている第二新卒は、教育コストが低いため中途採用枠で採用されやすい傾向にあります。また、「業務に関する知識は入社後に身につければOK」という企業もあるので、第二新卒は未経験の業界に転職しやすいのが特徴です。
第二新卒は新卒に比べて即戦力として役立つため
社会人経験がある第二新卒は、企業にとって即戦力になる人材です。第二新卒の方は、既に業務の進め方やコミュニケーションの取り方を理解しているので、教育コストが低く抑えられます。そのため、正社員経験のない既卒者を採用するよりも、第二新卒を採用したほうが良いと考える採用担当者もいるでしょう。
将来性に期待できるため
将来性やポテンシャルが高いのも第二新卒の魅力です。柔軟で伸びしろがあり、基本的なビジネスマナーを身につけている第二新卒は、企業にとって優れた人材といえるため、業界未経験の場合もポテンシャルを買われて採用される可能性が十分あります。異業種にチャレンジしたい第二新卒の方は、未経験の分野も業界選びの際に検討してみましょう。
新卒に次ぐ若い人材を確保するため
厚生労働省が発表している「新規学卒就職者の離職状況」によると、大学を卒業した新卒の約3割は入社後3年以内に離職しています。
引用:厚生労働省「新規大卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)」
就職市場において、第二新卒は新卒同様に若い人材です。将来的に企業を支える人材になり得るため、未来への投資として積極的に雇用する採用担当者もいます。近年は少子化の影響により新卒が減少し、採用を行っても予定人数を確保できない企業は少なくありません。上記のグラフのとおり、就職後3年以内に離職する新卒が一定数いるので、人材確保のために第二新卒を採用する企業も多いようです。
参照元
厚生労働省
新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)を公表します
大手・中小企業ともに第二新卒の需要はある
教育コストを安く抑えられる第二新卒は、大手企業・中小企業ともに需要がある人材です。近年採用市場の変化によって、大手企業も新卒を採用しにくくなっているようです。そのため、新卒と同じように若くポテンシャルがある第二新卒の積極採用を行う大手企業は増加傾向。未経験の業界で働きたい人やキャリアアップを目指す人にとって、第二新卒での転職は企業・業界選びの選択肢が多く、チャンスといえるでしょう。なお、転職市場における第二新卒と既卒の差は「既卒と第二新卒の違いは?どちらが有利?定義やメリット・デメリットを解説」でまとめているので、参考にご覧ください。
第二新卒が業界選びで知っておきたい5つの業界
第二新卒が業界選びで知っておきたい5つの業界
- メーカー・商社・小売業界
- 金融業界
- マスコミ業界
- サービス業界
- IT業界
転職活動の業界選びに悩んでいる第二新卒は、各業界の特徴を知ることから始めましょう。また、第二新卒から転職しやすい業界も分かれば、転職活動がスムーズになります。
1.メーカー・商社・小売業界
メーカーや商社、小売はそれぞれ密接な関係にある業界です。メーカー業界では、モノづくりを行っています。金属や機械、食品、建設、自動車などモノづくりの仕事はすべてメーカーに該当するので覚えておきましょう。日本はモノづくりの技術に優れており、「メイドインジャパン(日本製)」は信頼の証として世界的に認識されています。
メーカーで生産されたモノを世の中に流通させるのは、商社の仕事です。商社にはさまざまな商品を幅広く扱う総合商社と、特定の商品を専門的に扱う専門商社があります。第二新卒として商社に転職を考えている方は違いを把握しておきましょう。
小売業界では商社から仕入れた商品を、消費者に販売します。コンビニやスーパー、百貨店などが小売業界の主な就職先。扱う商品や客層によって年収や待遇、働き方が異なるので業界選びは慎重に行いましょう。それぞれ「メーカーとは?どんな業種がある?主な仕事内容や転職を成功させるコツを紹介!」「専門商社とは?就職のメリット・デメリットや総合商社との違いを解説!」「販売職の仕事内容とは?活躍できる場・向いている人について解説」のコラムでご確認ください。
2.金融業界
銀行や証券会社、クレジットカード会社などは金融業界に該当します。生命保険や損害保険といった保険販売の仕事も、金融業界の一部に含まれるので覚えておきましょう。
金融業界では、顧客の資産を運用したり金銭を管理したりするのが主な業務です。日本経済を支える基盤であり、ほかの業界とも深い関わりがあります。企業間取引を行うBtoB企業と個人の顧客と契約を交わすBtoC企業があるので、金融業界に転職したい第二新卒の方はどちらの働き方を希望するかを決めましょう。
3.マスコミ業界
放送や出版、広告、新聞などの情報に携わる仕事は、マスコミ業界としてひとくくりにされています。記者やライター、番組制作などに興味がある方は、業界選びでマスコミ業界への転職を検討してみましょう。
近年はインターネットの発達により、一般人がSNSやブログで発信した情報を、Webメディアが収集して世間に向けて再発信することも。メディアの在り方が変わりつつあるため、変化に柔軟に対応できる、第二新卒のような若年層が活躍しやすいでしょう。詳しくは「マスコミとは?マスメディアとの違いも解説!仕事の役割や種類を知ろう」のコラムをご覧ください。
4.サービス業界
人材派遣やコンサルティング、飲食、医療福祉など企業や個人に対してサービスを提供するのはサービス業界の仕事です。サービスは基本的に形がない商品なので、メーカーや商社のようにモノを扱うことは多くありません。ただし、職種によってはモノづくりを伴うこともあるので、転職する際はよく確認しましょう。
サービス業は年々需要が高くなっており、人手を募集している企業が多いので、第二新卒から転職しやすい業界といえます。
5.IT業界
インターネットの発達によってニーズが高まっているIT業界は、第二新卒の転職先としておすすめです。ニーズの急増によって人手確保が追いついていない企業では、積極的に中途採用が行われています。未経験からの就職・転職を歓迎している企業も多いので、異業種にチャレンジしたい第二新卒は業界選びでIT業界を検討してみるのも良いでしょう。
IT業界の求人はWebサイトの制作やソフトウェア開発、通信システムの構築など多岐にわたります。ただし、一部の職種では難関資格が必要になるので、求人を探す際は注意してください。「IT業界の仕事」でも、具体的な仕事について解説しています。
第二新卒の転職活動における業界選びでは、業界研究も重要な準備です。業界研究の進め方が分からないときは、「業界研究のやり方から情報収集の仕方・ノートのまとめ方まで徹底解説!」を参考にしてください。要点や注意点をまとめています。
第二新卒から公務員を目指せる?
会社勤めしていた第二新卒が公務員に転身することは可能です。ただし、国や地方自治体で公務員として働くには、指定の試験に合格しなければなりません。公務員試験は難易度が高めで浪人する人もいるので、社会人から目指す場合はそれなりの努力が必要でしょう。会社勤めが合わないと感じる方は、第二新卒で公務員を目指すのも一つの選択肢です。なお、公務員試験には年齢制限があるので、事前に受験要件を確認しておきましょう。詳しくは、「第二新卒が公務員を目指すのは不利?種類や採用試験について解説」をご覧ください。第二新卒・未経験で転職する際の業界選びのコツ
未経験の業界にチャレンジしたい第二新卒は、まず転職活動の目的を明らかにしましょう。目的を明確にしないまま業界選びをすると、転職後にミスマッチを起こす可能性があります。異業種への転職を考えている第二新卒は、まず転職先でやりたいことや職場に求める条件を考えてみてください。
転職理由を明らかにする
「自分自身の可能性を広げたい」「新しいことにチャレンジしたい」「今の会社ではキャリアアップが難しい」など、転職のきっかけは人によってさまざまです。第二新卒の方は転職したいと思ったきっかけから、叶えたい目的や職場に対する希望を洗い出し、業界選びに活かしましょう。
ただし、ネガティブな理由をもとに転職を考える場合は注意が必要です。「人間関係が良くない」「仕事がつまらない」といった理由は、転職しても同じ悩みにぶつかる可能性があります。ネガティブな理由が転職の原動力になっているときは、「なぜ仕事がつまらないのか?」「人間関係の不満は転職でしか解決できないのか?」と深堀りしてみましょう。
自分の目的が転職先で実現できるか考える
転職の意思が固まり業界選びをする際は、「自分の目的を達成できるか」を基準にするのがおすすめです。口コミや世間の評判が良い業界やホワイト企業でも、自分が職場に求める条件をクリアしていなければ、早期離職につながる可能性があります。業界研究や企業研究を行って、自分の目的を叶えられる転職先を見つけましょう。
また、社会人としての経験があるため、新卒で就職活動を行ったときとは求める条件や自分の状況も異なるはず。第二新卒の方は自己分析からやり直すのも効果的です。必要に応じて、転職サイトや転職エージェントも活用してみてください。
第二新卒が未経験業界への転職を叶える3つのポイント
第二新卒が未経験業界への転職を叶える3つのポイント
- 企業が求める人物像に応じたアピールを行う
- 第二新卒として求められるマナーを身につける
- 企業が抱きやすい早期離職への懸念を解消する
業界選びで未経験の業界に転職したいと思った第二新卒の方は、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。第二新卒は比較的転職に有利とされていますが、採用担当者のなかには短期間で会社を辞めたことに懸念を抱く人もいます。転職の際に経歴が不利にならないよう、対策を講じましょう。
1.企業が求める人物像に応じたアピールを行う
第二新卒が未経験の業界への転職を成功させるには、企業が求める人物像を把握し、それに合わせたアピールを行うのが大切です。どれだけ相手が納得できる離職理由や志望理由を伝えられても、企業とマッチしないと判断されれば採用には至りません。
たとえば、1人で考えて実行することが得意な人は、社内のコミュニケーションが活発な企業にはマッチしない可能性があるでしょう。企業が採用でチェックするのは社内の雰囲気や社風にマッチしているかだけでなく、仕事の進め方や取り組み方、将来の展望などさまざまな点。業界・企業研究をしっかりと行い、業界の特色や企業が求める人材と自分の強み・適性がマッチするポイントを見つけましょう。
2.第二新卒として求められるマナーを身につける
第二新卒が未経験の業界への転職で有利なのは、新卒に比べて社会経験やビジネスマナーが身についているためです。ビジネスマナーに自信がない方は、転職活動中に敬語の使い方や名刺交換の方法、電話対応の仕方などを勉強しておきましょう。
短期間で会社を辞めた経歴があっても、ビジネスマナーが完璧であれば採用したいと思われる可能性が高まります。採用担当者に好印象を残すために、アピールを工夫したり具体的な志望動機を用意したりするのも大事ですが、基本がおろそかにならないように気をつけてください。
3.企業が抱きやすい早期離職への懸念を解消する
採用担当者の印象を悪くしないように、新卒で入った会社を短期間で辞めた理由とその経験から得た反省点を、面接で伝えましょう。第二新卒は中途採用においてビジネスマナーが評価される反面、早期離職の経歴があるとマイナスイメージにつながる場合があります。
採用担当者によっては、「考えが甘いのでは?」「うちもすぐに辞めそう」といった不安感を持つことも。経歴をカバーするには、同じような離職を繰り返さないことをアピールし、当時の自分に何が足りなかったのかを客観的に整理して伝えるのが重要です。経歴を加味したうえで魅力的な人物だと思ってもらえるように、話し方や言葉選びを工夫しましょう。社会人として未熟な部分があっても、やる気や熱意があれば採用してもらえる可能性があります。
第二新卒は業界選びで未経験の転職先も視野に入れよう
ここまで説明してきたように、第二新卒者は企業のポテンシャル採用が見込まれるため、未経験の業界も含めて業界選びをすると良いでしょう。未経験業界への転職を目指す場合は、転職エージェントに相談することをおすすめします。転職エージェントは転職活動のプロです。求職者からの相談をもとに、転職のタイミングやおすすめの業界・職種を提案してくれます。
どの転職エージェントを利用するか悩んでいる方は、若年層に特化した就職支援を行っているハタラクティブを利用してみませんか?
ハタラクティブは、未経験歓迎の求人を多く扱っているのが特徴です。経験豊富なアドバイザーが、あなたの要望や適性を踏まえた仕事をご提案します。第二新卒として転職するときの注意点やアピールポイントもしっかりアドバイス。「未経験の業界に挑戦してみたい」「業界選びについてプロの意見が聞きたい」「これまでの仕事経験を活かした転職がしたい」など、ご希望に合わせた転職サポートを行います。利用は無料なので、お気軽にご相談ください。
第二新卒の業界選びや転職に関するFAQ
ここでは、転職を考えている第二新卒が抱えやすいお悩みにお答えします。転職活動を行ううえで疑問がある方は、ぜひチェックしてみましょう。
第二新卒に該当するのはいつまで?
一般的に、新卒で入社した会社を3年以内に辞めて、再就職する人を第二新卒といいます。
転職市場においては年齢が若く、ポテンシャルが高いので人材価値が高いのが特徴です。「第二新卒とは?いつまでが該当する?定義や求職活動を成功させるコツを解説!」では、第二新卒の定義と転職するメリット・デメリットをまとめています。転職するか悩んでいる方は参考にしてみてください。
第二新卒の転職先はブラック企業ばかり?
第二新卒だからといって、転職先がブラック企業ばかりとは限りません。
近年、少子化によって新卒採用だけでは十分な人材の確保が難しく、中途採用を行う大手企業が増加しています。労働環境が良いホワイト企業が積極的に第二新卒の採用を行っていることもあるでしょう。ブラック企業に転職しないか心配な方は、「ブラック企業の見極め方は?求人から分かることや面接で注意すべきポイント」をチェック。転職時に注意したいブラック企業の見分け方をまとめています。
第二新卒が転職しやすい業界は?
介護業界やIT業界など、ニーズが急増している業界は第二新卒が転職しやすいといえます。
新卒と同じように若さやポテンシャルを評価されやすい第二新卒は、人手が必要な業界からの人気が高いようです。転職市場での需要があるうちにほかの業界にチャレンジしたい方は、「第二新卒の需要は高いって本当?強みを活かして転職を成功させよう!」を参考にしてみてください。
第二新卒は未経験の業界にも転職できる?
可能です。第二新卒で未経験の業界に転職したい方は、研修や教育制度が充実している企業を選ぶと良いでしょう。また、受験料補助や合格時の奨励金など、資格取得を支援している企業もおすすめ。業界選びに悩んでいる場合は「未経験での転職におすすめの業界は?成功のコツや内定を得やすい職種も解説」のコラムも要チェックです。
フリーターや第二新卒の転職支援を行っているハタラクティブでは、未経験OK求人を多数取り揃えているので、転職の際はぜひご活用ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。