「職務」とはなにを指す?言葉の意味や応募書類への書き方を解説

「職務」とはなにを指す?言葉の意味や応募書類への書き方を解説の画像

この記事のまとめ

  • 職務とは、社員一人ひとりが受け持つ仕事や「仕事をこなす務め」のこと
  • 職務と混同しやすい言葉として、「業務」「職責」「事業」などがある
  • 業務とは、実際に取り組む仕事や実務内容を指す
  • 職務経歴書には、これまでの経験以外にも担ってきた役割を書く

「職務」が何を指す言葉なのか、明確に理解できていない人もいるのではないでしょうか。「職務」とは、企業から個々に与えられた仕事のことを指します。このコラムでは、職務についての説明や「業務」「事業」などとの違いを解説。また、職務経歴書に記載する項目についてもまとめています。職務経歴書をより精密に作成するためにも、このコラムで「職務」についての理解を深めておきましょう。

こんなお悩みありませんか?
例えば
  • 向いてる仕事なんてあるのかな?
  • 避けたいことはあるけれど、
  • やりたいことが分からない・・・
私たちは「やりたいこと」から一緒に探します!
ハタラビット

ハタラクティブは
20代に特化した
就職支援サービスです

\もう学歴・経歴に困らない!/

自分に向いている仕事を
簡単に診断してみましょう

性格でわかる
私の適職診断

さっそく診断START

職務とは?

職務とは、会社を構成している社員一人ひとりが受け持つ仕事のことを指します。担当業務をこなすために果たすべき「務め」と考えると良いでしょう。職務は、具体的な仕事内容というよりは「仕事そのもの」「その仕事を担当すること」といった概念的なもののことをいいます。たとえば販売職なら、「顧客に商品を売る」ことが業務、「販売数を増やして会社に利益をもたらす」「多くの人に買ってもらい企業・ブランドのファンを増やす」ことが職務と捉えることができます。

未経験OK多数!求人を見てみる

職務と混同しやすい言葉とは

職務と似た言葉に、「業務」「職種」などがあります。言葉によって示す意味が異なるため、以下で違いをしっかり確認しておきましょう。

業務

業務は、給与に直結するような仕事や、実働内容に関することを指す言葉です。たとえば、販売職なら「販売」、事務職なら「事務作業」、システムエンジニアなら「システム開発」などが「業務」に該当します。会社から割り当てられた実働に関する役割といえるでしょう。

職務と業務の関係性

業務をこなす上では、会社から割り当てられた任務や役目を指す職務を意識することが重要です。職務を理解したうえで業務に取り組めば、より大きな職務を果たすことに繋がるでしょう。

職種

職種とは、職業の種類のことで、営業や販売、事務、経理などが該当します。職種によって業務が変わるのに対し、職種と職務は必ずしも関連しているわけではありません。そのため、職種に関わらず「職務を全う」することも可能です。職種については「業種とは?職種との違いや自分に合った仕事の見つけ方を紹介!」のコラムも参考にしてください。

職責

職責とは、「業務を遂行するうえで発生する責任」を指す言葉です。業務の重要性や大小に関わらず、何らかの実務を担当していれば、それに対する責任が発生します。ただし、「職責」は役職者など、社会に対してインパクトを与えかねない比較的大きな責任に対して使用されるのが一般的です。

事業

事業とは、会社そのものが行っている仕事を指します。企業のWebサイトや紹介などに「事業内容」とあるように、その会社が経営を維持するにあたって実施している内容と考えて良いでしょう。たとえば、自動車メーカーなら「自動車の製造・販売」、鉄道会社なら「交通事業」などが該当します。

職務経歴とは

職務経歴とは、これまでの職務をまとめたもの。つまり、これまで自分が仕事として取り組んできたこと全体を表します。このことから、転職市場では「職務経歴=業務経歴」と捉えることが一般的になっているようです。そのため、転職で使用する職務経歴書にはこれまでの経験を書くだけでなく、「業務を通じて身につけたスキル」「強みを発揮できる仕事」などを記載しましょう。自分がこれまでにどのような役割を担ってきたのか、という点にフォーカスするのがポイントです。

自分の職務を重視するメリット

自分の職務を意識することで、「仕事に積極的に取り組んでいる」「業務目的をしっかり理解している」などポジティブな印象を周囲に与えられる可能性があります。結果として評価が高まったり、キャリアが広がったりするきっかけにもなり得るでしょう。以下では、職務を全うすることで得られる可能性があるメリットをまとめています。

評価や信頼が高まる可能性がある

職務を全うすることによって、周囲からの評価や信頼が高まる可能性があります。職務に対する取り組み方によっては、昇給や昇進、重要な仕事を任せてもらえるなどの変化につながっていくことも考えられるでしょう。

支援が期待できる

職務を全うし、周囲からの信頼や評価を得ることができれば、自分が困ったときに積極的な支援が期待できるでしょう。

自分のキャリアが広がる可能性もある

職務を全うしていると、新しいチャンスに恵まれることもあるでしょう。周囲からの信頼や評価が高まれば、「仕事に真摯に取り組む」「責任感が強い」と評価されて新たなポジションに就けるなど、キャリアを広げるきっかけにも期待できます。

職務経歴書には何を書く?

職務経歴書の形式は自由ですが、職務要約や経歴、持っているスキル・資格といった項目を盛り込むのが基本です。また、経歴は履歴書のように会社名を箇条書きにするのではなく、詳しい業務内容や学んだことなどを書き入れます。読み手に興味を持ってもらえるようにまとめる工夫が必要です。以下で、職務経歴書に記載するべき項目について、それぞれ詳しく説明しているので、作成する際の参考にしてください。

職務要約

冒頭に入れる職務要約では、現在に至るまでの経歴を300字程度で簡潔にまとめましょう。職務要約には、読み手の興味を引いたり、経歴などの情報を理解しやすくなったりする効果があります。

職務経歴

履歴書の職歴欄にあたる部分ですが、職務経歴書ではより詳細に配属先や業務内容、参加したプロジェクト、役職などを記入します。なお、売り上げの実績などを記載する場合は、具体的な数値を示すのがおすすめ。達成した結果を数字で伝えることで客観性が増し、説得力を持ってアピールできるでしょう。また、実績については結果だけではなく、そこに至る過程を説明するのがポイントです。失敗した案件であったとしても、試行錯誤の過程やそのあとの反省が評価される可能性があるので、学びがあったと感じたエピソードには触れておくと良いでしょう。プロジェクトを挙げる場合は、その規模が想像できるように参加人数や開発テーマ、予算などを具体的に書くようにします。

活かせるスキル

仕事に活かせるパソコンスキルや語学力などを書きましょう。社会人経験が浅い場合は、ビジネスマナーが身についていることをアピールするのも効果的です。

資格

応募先企業で役立つ資格を書きます。資格は履歴書にも記載するので、取得した動機や今までの仕事でどんな場面で役に立ったかなど、補足的な情報を加えると良いでしょう。

自己PR

自己PRでは、仕事で活かせる自分の強みを伝えましょう。まずは冒頭で自分の強みや仕事へのこだわりを簡潔に伝え、次にその根拠となるエピソードを具体的に説明します。職務経歴と同様、数値で表せる実績は、数字で伝えるのがポイントです。最後にまとめとして、「自分の能力が入社後どのように役立つのか」「強みを駆使してどのように貢献していきたいのか」を提示すると良いでしょう。自己PRの書き方については、「自己PRとは?定義や効果的な書き方を例文とあわせて紹介」のコラムでも詳しくまとめているので、あわせてチェックしてみてください。

志望動機

志望動機でありがちな失敗が、他社でも使いまわせる理由を述べてしまうこと。より説得力のある内容にするには、応募先企業だからこそ入社したい理由を書くことが大切です。また、就職・転職の理由を志望動機と結びつけると、「目的がはっきりしている」と評価してもらえる可能性も。「〇〇という環境がある御社であれば、私の〇〇というスキルが活かせる」というように、自分の強みを盛り込む点もポイントです。

職務経歴書を書くにあたっては、応募先が「どんな能力を持つ人材を求めているのか」を意識することが大切です。相手のニーズが分かると、自分の強みや経歴の中で、どの部分を強調して伝えるべきかが分かります。職務経歴書を最大限に活用し、履歴書では伝え切れなかった能力や入社意欲をアピールしましょう。

職務は履歴書に書く?

一般的に、履歴書には「職歴」を記載します。職歴とは、これまでに経験してきた仕事のこと。履歴書の職歴欄にはすべての入退社歴と担当した業務の概要を書くのが基本です。職務は履歴書に記載せず、職務経歴書や自己アピール欄に記載しましょう。履歴書の職歴欄の書き方については、「学歴と職歴の書き方とは?押さえておきたいポイントを解説」のコラムも参考にしてください。

「職務についてより深い解説が欲しい」「自分の職務をどうアピールすべきか悩んでいる」という方は、転職のプロがアドバイスを行うハタラクティブにご相談ください。
ハタラクティブでは、求職者一人ひとりに専任の担当者がつき、就職・転職活動をサポート。職務経歴書の書き方やこれまでの経験を効果的にアピールする方法など、カウンセリングをもとにしっかりとアドバイスいたします。応募した企業とのやりとりもアドバイザーが代行するので、忙しい方も安心して就職・転職活動を進められるでしょう。相談だけの利用も可能なため、まずはハタラクティブにお気軽にご登録ください。

ハタラクティブ
のサービスについて

こんな人におすすめ
  • 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
  • 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
  • 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方

ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。

※2014年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数

この記事に関連するタグ