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フリーターから正社員の塾講師になるには
更新日
この記事のまとめ
- 塾講師には「集団指導」「グループ指導」「個別指導」と幅広い分野がある
- 塾講師の仕事は生徒の学習意欲を引き出し、結果につなげることが重要
- 塾講師の正社員求人は、ほかの職種に比べると少なめ
- フリーターの塾講師から正社員に転職すると、教室長や塾長など運営側に携われる
「フリーターから塾講師になるにはどうしたらいいの?」とお悩みの方もいるでしょう。フリーターから正社員の塾講師になるには、まずはアルバイトで経験を積むのがおすすめです。
このコラムでは、正社員へキャリアアップするメリットや塾講師になるためのコツなどをご紹介しています。フリーターから正社員の塾講師を目指す際の参考にしてください。
フリーターから塾講師を目指すには
フリーターの方が正社員の塾講師になることは可能です。ですが、一般的な塾講師の多くは、アルバイトや業務委託として勤務することが多いため、正社員で積極採用している求人はほかの職種に比べると少ない傾向にあります。
また、数が限られている正社員求人は、アルバイトの塾講師よりも求められるレベルが高いようです。応募資格は、「すでに講師経験がある」「指導できる科目が多い」「語学力に自信がある」など。大卒以上を条件とする求人もあり、人によってはハードルが高いと感じることもあるでしょう。
フリーターとして塾講師をしている場合
現時点ですでに塾講師としてアルバイトをしているフリーターの方で、現在勤めている塾で正社員として働きたい場合は、正社員登用制度があるか確認しましょう。制度がない場合でも、上司や塾の責任者に相談してみるのがおすすめです。制度については「正社員登用制度とは?読み方や必要な実績・試験について解説!」のコラムをご覧ください。
フリーターとして塾講師をしていない場合
現在塾講師のアルバイトを行っていない場合は、まずは求人の多いアルバイトで塾講師としての経験を積むのがおすすめ。ほかの未経験者よりアルバイト経験者のほうが採用の可能性も高まりますし、経験が業務に活かせます。
塾講師のアルバイトに学歴は必要?
正社員の応募資格は大卒以上であることが多いですが、アルバイトは専門・短大卒から応募できるところがあるようです。特に、難関校への受験合格を目指すのではなく日々の学校の授業についていけることを目的にする塾は、学歴を問わないこともあるでしょう。塾講師の仕事内容
塾は集団指導、グループ指導、個別指導と指導タイプが分かれています。集団指導やグループ指導はその名のとおり、数人~数十人の生徒、個別指導は数人の生徒に対して授業を行います。
授業内容は中学・高校・大学合格を目指した受験対策と普段の予習・復習や定期テスト対策の2つに分かれ、指導方法や指導方針、教材も塾によって違いがあるようです。集団指導やグループ指導では、プレゼンテーション能力の高さ、個別指導では生徒の状況に配慮して指導する能力が求められます。
また、学習指導内容の予習や宿題の添削など授業に関連した業務のほか、塾によっては保護者への連絡、面談、チラシ配り、説明会の実施などを塾講師が担当することもあります。そのほか、教育業界の仕事を知りたい方は「教育業界の仕事」をご覧ください。
塾講師に向いているタイプ
塾講師の最も重要な業務は勉強を教えること。指導内容は生徒の特性や時代に沿って変える必要があるため、アイデアを出して工夫を重ね、ゴールを目指す姿勢は塾講師に求められる資質の一つといえるでしょう。
また、塾講師は、人と接することが好き、相手の立場になって物事を考えられるという方が向いています。塾講師の仕事は生徒の学習意欲を引き出し、結果につなげることです。個人指導タイプでは特に、生徒一人ひとりに合った指導をする必要があるため、生徒の要望や思いを聞き出す力も重要です。コミュニケーションに自信がない方は、「コミュニケーション能力を鍛えるには?具体的な方法をご紹介」のコラムも読んでみてください。
塾は放課後からスタートするため、塾講師の労働時間は午後から夜間がメイン。一般的な会社勤めとは異なる時間帯で働くことに抵抗がないことも求められます。
塾講師のやりがいと大変さ
塾講師に向いているかを判断するには、仕事のやりがいと苦労、どちらもを把握しておく必要があります。以下の内容を参考にしてみてください。
塾講師のやりがい
フリーターの方が塾講師をするうえでのやりがいは、やはり生徒の成長を感じられる点にあります。特に受験生の場合、生徒と一丸なって志望校合格という目標に向かっていくので、合格したときの喜びは大きなもの。
生徒と信頼関係を築ける、保護者に感謝されるといったやりがいがあり、「誰かのためになっている」と実感しやすい仕事です。
塾講師の大変さ
生徒の成績が上がらない、勉強へのモチベーションが低く思い通りに授業が進まないのは、多くの塾講師が抱える課題です。生徒一人ひとりの気持ちや状況に寄り添った指導をしなければなりません。
また、正社員として働くとなると、保護者のクレーム対応や生徒数を増やすための営業活動など、勉強を教える以外の業務が増えて多忙になる面もあります。より詳しく塾講師の仕事内容を知りたい方は「既卒・未経験から塾講師の正社員になるには?仕事内容や特徴も解説」をご覧ください。
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フリーター塾講師からの正社員転職に関するFAQ
ここからは、塾講師として勤務している・これから転職を検討しているフリーターの方からよくあるご質問にお答えします。正社員への登用や転職に関して役立つFAQなので、ぜひ参考にしてください。
塾講師の勤務時間は?
基本的に、塾で働く正社員の勤務時間は午後1時から午後10時といわれています。
主な指導時間は学校が終わる夕方からですが、生徒が来校する前にも授業の準備や、テキスト作りなどを行います。
塾講師の賃金は?
厚生労働省が発表している「令和5年賃金構造基本統計調査の概況」によると、教育・学習支援業の平均賃金は37万7200円でした。全業界の平均賃金は31万8300円なので、高めなことが分かります。年代別・男女・地域別の平均年収を知りたい方は「平均収入の実態を年代別・男女・地域別に紹介!年収アップの方法も解説」をご覧ください。
参照元
厚生労働省
賃金構造基本統計調査
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。