ニートからトラック運転手になれる?仕事内容や向いているタイプを紹介

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この記事のまとめ

  • トラック運転手の仕事にはルート配送やチャーター便、引っ越しドライバーなどがある
  • トラック運転手は普通自動車免許に加え、集中力や体力必要
  • トラック運転手には、運転好きで忍耐力があるタイプの方が向いている
  • トラック運転手の有効求人倍率は、2022年度で2.26倍と需要が高い傾向
  • トラック運転手は年齢層が高く、若年層のニートは採用の可能性がある
  • ニートがトラック運転手を目指すなら、忍耐力や体力など適性があること伝えると良い

ニートやフリーターの中には、トラック運転手の仕事に興味があるものの、必要な資格や給料などが分からなくて迷っている方もいることでしょう。本コラムでは、トラック運転手の仕事内容や向いているタイプ、求人状況などを紹介します。また、トラック運転手の仕事がきついといわれる理由についてもまとめました。トラック運転手に興味がある方は、仕事探しの参考にしてください。

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トラック運転手の仕事内容とは?

トラック運転手は納期どおりに荷物を運ぶのが仕事です。トラックには大型・中型・小型といった種類があり、運ぶ荷物も宅配便や大型家具、危険物などさまざまなものがあります。

トラック運転手の仕事は就職先の事業によって異なる

トラック運転手の仕事内容は、就職先の会社がどのような事業を行っているかによって異なります。たとえば、個人宅や会社に荷物を届けるルート配送や、都度依頼を受けるチャーター便のほか、引っ越しのトラック運転手など幅広い仕事内容が特徴です。

持っている免許によって仕事内容が分けられる

トラック運転手は持っている免許によって担当する仕事が分けられます。免許の種類によって運転できるトラックの大きさは異なります。国土交通省「準中型免許制度について(p1)」によれば、「免許区分による車両総重量と最大積載量」は以下のとおりです。

免許区分車両総重量最大積載量
普通免許3.5トン未満2トン未満
準中型免許7.5トン未満4.5トン未満
中型免許11トン未満6.5トン未満
大型免許11トン以上6.5トン以上

参考:国土交通省「準中型免許制度について【新たな免許区分による車両総重量と最大積載量】

また、状況によっては別途免許が必要なこともあります。たとえば、ガソリンを扱う場合は、危険物取扱者の資格を持った人が乗務し、「危険物取扱者免状」を携帯しないといけません。高圧ガスを輸送する場合は、高圧ガス移動監視者を持つ人が乗務し、「高圧ガス移動監視者講習修了証」を常に携帯する必要があります。

参照元
国土交通省
準中型免許制度について

トラック運転手の仕事の流れ

トラック運転手の仕事の流れは、主に以下のようになっています。

  • ・車両点検
    ・点呼
    ・運転日報や輸送伝票などの準備
    ・出荷場所で貨物の品名や個数、重量、送り先を確認
    ・積み込み
    ・輸送

ニートやフリーターなど未経験からトラック運転手になった場合、最初はドライバーの補佐として勤務することとなるでしょう。業務内容やルートを覚えてからトラック運転手として働くのが基本となります。

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トラック運転手の仕事に必要な資格や経験

トラック運転手の仕事には普通自動車免許が必要なのはもちろん、集中力や体力などがあることも重要です。

トラック運転手の仕事には自動車免許が必要

トラック運転手になるには、少なくとも普通自動車免許が必要ですが、中型免許や大型免許も仕事の幅を広げるためには必要でしょう。国土交通省の「準中型免許Q&A(p1)」によると、普通自動車免許と準中型免許は18歳以上であれば受験可能ですが、中型免許や大型免許の取得には運転経験も必要になります。

  • ・中型免許(20歳以上、運転経験2年以上)
    ・大型免許(21歳以上、運転経験3年以上)

トラックはマニュアル車が主流のため、普通自動車免許もオートマチック限定免許ではなくマニュアル免許を取得するのがおすすめです。オートマチック限定免許しか持っていない場合、自動車教習所での授業時間がマニュアル免許を持っている人よりも長くなります。また、上級資格の受験費用を補助したり、取得後に資格手当を支給したりする企業もあるようです。応募先の会社にどのような制度があるかを事前に調べておきましょう。

参照元
国土交通省
準中型免許Q&A

トラック運転手の仕事に必要なスキル

トラック運転手の仕事を安全に遂行するためには、集中力や体力が必要になります。交通事故を起こさないような運転スキルはもちろん、事故などの想定外のトラブルが発生した場合には冷静に判断し、対処できるスキルも求められます。ニートやフリーターで無事故無違反の方は、トラック運転手に必要な安全運転のスキルが高い可能性があるでしょう。

トラック運転手の給料や勤務時間は?

ニートでトラック運転手という仕事に興味がある方の中には、トラック運転手の給料や具体的な勤務時間について知りたいという方も多いでしょう。ここではトラック運転手の労働条件を理解するポイントを紹介しますので、参考にしてください。

トラック運転手の給料

トラック運転手の給料は、大型トラックで走行距離が長いほど年収も高くなる傾向があります。また、正社員は月給制が一般的ですが、会社によって日給制の場合も。そのほか、固定給もあれば、固定給+歩合給や完全歩合制となっている会社もあります。トラック運転手として高い年収を得たい場合、まずは小型トラックの運転手として仕事の経験を積んだのち、大型免許や危険物取扱者免状の資格を取得するなどでスキルアップを目指すのが良いでしょう。トラック運転手の年収については「トラックドライバーの年収は高い?低い?年齢別と車種別の平均給料を紹介」のコラムで解説していますので、参考にしてください。

トラック運転手の勤務時間

トラック運転手の仕事は、勤務時間が長いといわれています。交通渋滞や天候の影響で配送に時間がかかったり、荷受けがスムーズにいかなかったりして残業が発生しやすいことが背景にあるといえるでしょう。また、歩合制の場合は働けば働くほど給料アップができるため、ドライバー自身が長時間勤務を望むこともあるようです。
しかし、厚生労働省労働基準局から「トラック運転者の労働時間等の改善基準のポイント(p2)」が出されており、現在では1日の拘束時間は原則13時間以内、延長する場合は16時間が限度とされています。

参照元
厚生労働省労働基準局
トラック運転者の労働時間等の改善基準のポイント

トラック運転手に向いているタイプは?

この項目では、トラック運転手に向いているタイプや向いていないタイプの特徴を紹介します。

トラック運転手に向いているタイプの特徴

トラック運転手に向いているのは、運転好きな方やストレスに強い忍耐力があるタイプの方です。

運転が好きな人

トラック運転手の仕事は長時間の運転になることが多いため、「運転が好きで苦にならない」という人に向いているでしょう。トラック運転手の仕事は1人で運転に集中する時間が長いうえ、運転マナー・交通ルール厳守は必須といった緊張感も。ドライブを楽しむのとは違うことを理解し、それでも運転が好きという方に向いています。

忍耐力がある人

トラック運転手の仕事では、渋滞や荷物の積み下ろしで時間がかかり、仕事が効率的に進まないこともあります。また、勤務時間が不規則でストレスが溜まりやすい場合もあるでしょう。そのため、忍耐力のあるタイプの方が向いていると考えられます。長時間の運転にも忍耐力は必要です。

トラック運転手に向いていないタイプの特徴

トラック運転手に向いていないタイプの特徴には、以下のようなものがあります。

計画的に仕事がしたい人

トラック運転手の仕事は不測の事態が発生することも多く、仕事の見通しを立てにくい側面があります。そのため、計画的に仕事をしたい方には向いていないと考えられるでしょう。事故や渋滞によって、予定が大幅に変わるのをストレスに感じる方にとっては辛い仕事といえます。

単独作業が苦手な人

トラック運転手の仕事では単独作業が多くなります。運転中だけでなく、積み下ろしの作業も1人で行う場合、勤務時間の多くを単独作業に費やす可能性があるでしょう。人と話すことが好きで、チームワークが得意という方は物足りなく感じてしまうこともあるようです。

トラック運転手の仕事を選ぶ5つのメリット

ここではトラック運転手の仕事を選ぶメリットを紹介していきますので、仕事選びの参考にしてください。

1.人間関係に悩まされる時間が少ない

トラック運転手は基本的に勤務時間のほとんどを1人で過ごすため、人間関係の悩みは少ない可能性があります。荷物の受け渡しで人と接する機会はありますが、1人で仕事をする時間が長いので、黙々と作業を進めたい方にはおすすめの仕事です。

2.長距離トラックの運転手は自由裁量が多め

長距離トラックの運転手は、運転中に好きな音楽を流したり、パーキングエリアに立ち寄ったりするのも自由です。仕事に慣れればルートも自分で決められるケースもあるため、自分の裁量で仕事をしたいという人には合っているでしょう。

3.運転技術が身につく

トラック運転手には事故を起こさないように注意して安全運転を行うことが求められます。丁寧な運転を長い時間行うことで、自然と運転技術は向上していくでしょう。特に、大型トラックの場合は高度な運転技術が必要となります。小型や中型トラックに乗っていて、さらにワンランク上の運転技術を手に入れたい方は、大型トラックの運転手を目指すのも1つの選択肢です。

4.キャリアアップを目指せる

前述のとおり、トラック運転手には大型免許や危険物取扱者免状といったさまざまな資格があるため、仕事をしながらスキルを磨いてキャリアアップを目指すことができます。また、将来は「運行管理者資格者証」の資格を取って、管理職になることも可能です。人とのコミュニケーションが苦手でない方は、営業を兼任するセールスドライバーとなり、営業所長を目指す道もあります。

トラック運転手は転職もしやすい

インターネット通販や飲食店の配送サービスの拡大などにより、配送業の需要は拡大するといわれています。そのため、トラック運転手の経験者となれば、転職の幅も広がるでしょう。福利厚生の充実や給料アップを狙った転職も実現できる可能性があります。関連コラムの「配送の仕事」では、配送関連の職種について解説。年収や将来性についても触れているので、気になる方はチェックしてみてください。

5.物流を支え社会の役に立つ仕事ができる

物流を担うトラック運転手の仕事は人々の生活に欠かせないものです。トラック運転手をしていると、社会の役に立つ仕事をしているというやりがいを持って働くことができるでしょう。そのため、働くことで社会や地域に貢献したいと考えている人にもおすすめの仕事です。

トラック運転手の仕事がきついといわれる4つのデメリット

トラック運転手の仕事に「きつい」というイメージを持つ人もいるようです。ここではトラック運転手の仕事を選ぶデメリットを紹介していきます。

1.勤務時間が長く生活が不規則になりがち

前述のとおり、トラック運転手は一般的なデスクワークよりも勤務時間が長くなります。また、荷物の順番待ちで何時間も待ったり、長距離の配送で夜間に走ったりと、勤務が不規則になることも。荷主や顧客の都合に合わせて時間を調整するため、朝の6時から仕事をスタートする日もあれば、15時に出勤するという日もあるでしょう。そのため、生活そのものが不規則になりがちというデメリットがあります。

2.体力勝負である

トラック運転手は運転以外にも、荷物の積み下ろしや運搬に体力を使います。そのため腰痛になったり、身体を壊してしまうケースもあるようです。また、どんなに疲れていても、運転中は絶対に気を抜けない厳しい側面もあります。

3.どのような状況でも時間厳守

指定された時間までに荷物が届かなければ物流が滞ってしまうため、トラック運転手は原則的に時間厳守といわれています。しかし、事故や渋滞などで予定どおりに仕事が進まず、時間のプレッシャーを感じることも少なくないようです。不測の事態を見込んでスケジュールを立てられる管理能力や、クレームを最小限に抑える調整力などが必要になるでしょう。

ニートから就職できる?トラック運転手の求人状況

トラック運転手の仕事は「未経験歓迎」の求人が多いといわれているため、ニートやフリーターの方も挑戦しやすいといえるでしょう。この項目では、トラック運転手の求人状況について解説します。

2022年度では有効求人倍率が2.26倍

厚生労働省の「一般職業紹介状況(令和4年12月分及び令和4年分)」によると、2022年平均の有効求人倍率は1.28倍となっています。一方で、厚生労働省の「職業情報提供サイトjobtag」によると、トラック運転手の有効求人倍率は2022年度で2.26倍です。トラック運転手の需要が高いことが分かります。また、全国でトラック運転手として働く人の平均年齢は50.2歳です。年齢層が高く、将来的に若い人たちへの世代交代が必要となるでしょう。体力が見込まれる20〜30代のニートやフリーターは採用される可能性があるといえるでしょう。

参照元
厚生労働省
一般職業紹介状況(令和4年12月分及び令和4年分)
職業情報提供サイトjobtag

普通自動車免許があれば未経験の人もなれる

トラック運転手は未経験でも普通自動車免許があれば採用される可能性があります。人材確保のため、大型・中型免許の取得支援制度がある会社も多いようです。ニートやフリーターの方が挑戦する場合は、忍耐力や体力など、トラック運転手に適性があることをアピールしましょう。

運転免許以外にも免許・資格があれば採用されやすい

普通自動車免許のほか、フォークリフト運転技能者や玉掛作業者といった免許や資格を持っていると、ニートやフリーターの方も採用される可能性が高いでしょう。資格があることで即戦力になれるだけでなく、トラック運転手の仕事への志望度が高いと評価されます。
正社員ドライバーになるためには?仕事内容や転職成功のポイントを解説!」のコラムでは、正社員のドライバーを目指す方法について解説していますので、参考にご覧ください。

トラック運転手の仕事探しの方法は?

トラック運転手は人手不足のため、物流会社や運送会社の求人は増加傾向にあります。未経験者を積極的に採用する企業は多いため、ニートやフリーターの方もチャレンジしやすいでしょう。就職活動をする際は、求人サイトやハローワーク、就職エージェントを活用する方法があります。それぞれ特徴をご紹介するので、自分に合うものを考えてみてください。

求人サイト

求人サイトで仕事を探すときは、「職種(トラック運転手) 地域名」や「職種(トラック運転手) 未経験OK」などと検索してみましょう。求人サイトを利用するメリットとデメリットは、以下のとおりです。

メリット

  • ・自分のペースで就活を進められる
    ・全国の求人を見られる
    ・求人数が多い

デメリット

  • ・面接日時の調整は自分でしなければならない
    ・企業研究が不十分だとミスマッチが起きやすい
    ・応募書類の添削や面接対策といったサポートがない

求人サイトを活用する場合、多くの選択肢から自分に合う企業を選べます。しかし、自己分析や企業研究が十分でないと、入社後に「思っていた会社と違う…」というミスマッチが生じる恐れも。そのほか応募先企業とのやりとりはすべて自分で行う必要があるため、マナーを守った電話・メール連絡やスケジュール管理に注意が必要です。

ハローワーク

ハローワークは厚生労働省が運営する機関で、正式名称は「公共職業安定所」です。ハローワークの求人検索でも、トラック運転手の仕事を探せるでしょう。ハローワークで受けられるサービス内容の例は、以下のとおりです。

  • ・求人紹介
    ・職業相談
    ・セミナーの受講
    ・紹介状の発行
    ・基本手当(失業保険)の受給手続き

自分に合う会社が分からないときや応募する求人に迷ったときは、窓口で職員と相談できます。また、履歴書の書き方に関する講座や模擬面接といったサポートを受けられるので、就職に不安がある方は活用すると良いでしょう。ハローワークは平日の午前8時30分から午後5時15分までの営業が一般的。営業日・時間は施設によって異なるので、訪問する際は事前に確認してから行きましょう。最寄りのハローワークは厚生労働省の「全国ハローワークの所在案内」から探せます。

参照元
厚生労働省
全国ハローワークの所在案内

就職エージェント

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