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雇用保険被保険者証の再発行できる?手続きに必要なものとは?
更新日
この記事のまとめ
- 雇用保険被保険者証を再発行してもらうことは可能
- 雇用保険被保険者証とは、労働者が雇用保険に加入していることを証明する書類
- 雇用保険被保険者証の再発行手続きはハローワーク窓口や電子申請、郵送でできる
- 雇用保険被保険者証の再発行が必要なのは転職や失業手当、教育訓練給付金受給のとき
- 「加入条件を満たしていない」「退職から7年以上経過」している場合は再発行できない
「雇用保険被保険者証を紛失した場合、再発行できるの?」と気になる方もいるでしょう。雇用保険被保険者証を紛失した場合は、管轄のハローワークで手続きをして再発行することが可能です。
このコラムでは、雇用保険被保険者証を再発行する方法や手続きが必要になるケースをまとめました。雇用保険被保険者証を再発行したい方はぜひチェックしてみてください。
雇用保険被保険者証は再発行できる?
雇用保険被保険者証を紛失しても再発行が可能です。雇用保険を管轄するのはハローワークなので、最寄りのハローワークに再発行を依頼しましょう。早ければ即日で対応してもらえることもあるようです。
なお、雇用保険被保険者証は働いているすべての人に発行されるものではありません。パートタイムでの勤務者や短期の派遣スタッフの場合は、雇用保険被保険者証の対象外の可能性もあります。再発行の依頼をする前に、自分が雇用保険被保険者証の発行対象かどうか確認しておくと安心です。
雇用保険被保険者証の再発行には費用がかかる場合もある
ハローワークで直接手続きを行う場合は、雇用保険被保険者証を再発行するのに費用はかかりません。しかし、インターネットや郵送で申請を行う際は、電子署名の取得や切手に費用がかかる場合もあるようです。
雇用保険被保険者証の被保険者になる条件
雇用保険被保険者証の被保険者になる条件は、「1週間に20時間以上労働しており、31日以上継続して雇用される見込みのある人」です。この条件をクリアしていれば、雇用形態を問わず雇用保険被保険者となります。雇用保険については、「雇用保険ってなに?加入対象者と適用除外者の違い」のコラムでご確認ください。
雇用保険被保険者証とは
雇用保険被保険者証とは、労働者が雇用保険に加入していることを証明する書類です。「被保険者番号」「資格取得日」「氏名」「生年月日」「事業所名」が記載されています。
このなかで重要なのは、「被保険者番号」です。これは、被保険者ごとに割り当てられた番号のこと。原則として、退職してほかの会社に転職しても被保険者番号は引き継がれるため、転職先から雇用保険被保険者証を求められるでしょう。
雇用保険被保険者証はいつもらえる?
雇用保険被保険者証は、入社時に事業主がハローワークに雇用保険被保険者資格取得届を提出してから通常1ヶ月程度で発行され、そのまま会社で保管されるケースがほとんどです。雇用保険を管轄している厚生労働省では、雇用保険被保険者証を労働者に交付することを求めているようです。
しかし、労働者が雇用保険被保険者証を使用する機会が少ないため、社内で保管されることが一般的とされています。
退職する際に、会社から手渡しや郵送などで雇用保険被保険者証を交付されるため、「会社を辞めるまで雇用保険被保険者証の存在を知らなかった」という方もいるでしょう。
雇用保険被保険者証について深く知りたい方は、「雇用保険被保険者証はいつもらえる?交付の条件や再発行のやり方を解説」のコラムも参考にしてみてください。雇用保険被保険者証をもらえる条件や注意点なども詳しく書かれています。
雇用保険被保険者証と離職票との違い
雇用保険被保険者証と離職票との違いは、証明する内容です。
雇用保険被保険者証は、労働者が雇用保険に加入していることを証明する書類を指します。一方、離職票は労働者が退職した旨を証明する書類であり、転職先で提示を求められることはありません。
離職票については、「離職票のもらい方とは?退職証明書と離職証明書との違いについても解説!」のコラムでご確認いただけます。
雇用保険被保険者証の再発行手続きをする方法
退職してから再就職するまでの間に雇用保険被保険者証を紛失してしまう方もいるでしょう。雇用保険被保険者証は、転職先で提出が求められる書類です。雇用保険被保険者証を再発行するための方法には、大きく分けると以下の3つの方法があります。
雇用保険被保険者証の再発行手続きをする方法
- ハローワークに出向いて手続きを行う
- インターネットで電子申請する
- 郵送で申請を行う
1.ハローワークに出向いて手続きを行う
管轄のハローワークに出向いて手続きを行えば、雇用保険被保険者証を再発行してもらえます。ハローワークに来庁して「雇用保険被保険者証再交付申請書」に必要事項を記入し、本人確認書類と一緒に提出しましょう。
一般的に、ハローワークは土日・祝日が休みのため、出向く前に時間の確認も行うと安心です。
ハローワークでの手続きに必要なもの
ハローワークでの手続きには、「雇用保険被保険者証再交付申請書」「本人確認書類(免許証やマイナンバーカードなど)」「印鑑」が必要です。雇用保険被保険者証再交付申請書は、ハローワークに置いてあるので事前に用意する必要はありません。
しかし、雇用保険被保険者証再交付申請書には前職の企業名や所在地、電話番号などを記載する必要があるので、会社情報が記載されたものを持参しましょう。
再発行までにかかる時間
ハローワークに出向いて手続きを行う場合、即日発行が一般的です。ただし、書類の不備や手続きに必要なものを忘れた場合は、再発行までに時間がかかる可能性もあります。
ハローワークに行けない場合は代理人による手続きも可能
自分でハローワーク出向けなくても、代理人に手続きをしてもらうことが可能です。ただし、その場合は委任状と代理人の本人確認書類も必要となるため、忘れずに用意しておきましょう。2.インターネットで電子申請する
雇用保険被保険者証の再発行は、インターネットで電子申請することもできます。24時間申請可能なので、「平日に時間が取れない」「代理人を用意できない」という場合には、電子申請で手続きするのがおすすめです。
申請は、電子政府の「e-Gov電子申請」から行えます。
インターネットでの再発行手続きに必要なもの
インターネットでの再発行手続きに必要なものは、電子署名です。電子署名は、書類上におけるサインのような役割を果たしています。
また、電子署名を取得するためには、あらかじめ電子証明書を入手する必要があるようです。
再発行までにかかる時間
インターネットで申請した場合に雇用保険被保険者証の再発行にかかる時間は、2〜3開庁日程が一般的。即日発行は難しいため、時間に余裕をもっておくと安心です。
3.郵送で申請を行う
雇用保険被保険者証の再発行は、郵送で行うこともできます。交付までの時間をなるべく短くするため、必要事項に不備のないよう注意すると良いでしょう。
郵送での再発行手続きに必要なもの
郵送で再発行手続きをする場合に必要なものは、「雇用保険被保険者証再交付申請書」「本人確認書類のコピー」「切手を貼った返信用封筒」です。ハローワークに確実に届けるために、簡易書留などを利用するのがおすすめです。
再発行までにかかる時間
郵送で雇用保険被保険者証の再発行手続きをする場合は、返送までに2週間程度時間がかかることを把握しておきましょう。
雇用保険被保険者証の再発行手続きについて詳しく知りたい方は、「雇用保険被保険者証を紛失したら再発行できる?代理人でも手続き可能?」のコラムも参考にしてみてください。
参照元
e-Govポータル
トップページ
雇用保険被保険者証が必要となる3つのタイミング
労働者が雇用保険被保険者証を必要とするのは、主に「転職先が決まったとき」「失業保険の給付金を受給するとき」「教育訓練給付金の支給を受けるとき」の3つのタイミングです。ここでは、雇用保険被保険者証が必要となるタイミングについて詳しく解説します。
雇用保険被保険者証が必要となるタイミング
- 転職先に提出するとき
- 失業保険の給付金を受給するとき
- 教育訓練給付金の支給を受けるとき
1.転職先に提出するとき
転職するときには、次の勤務先に被保険者番号を伝える必要があります。基本的には、入職時に人事担当者から提出を求められるので、雇用保険被保険者証をなくさないように注意しましょう。
雇用保険被保険者証をそのまま保管するか返却するかは勤務先の判断で異なりますが、手元に置いておきたい方は事前に勤務先に確認しておくのがおすすめです。
2.失業保険の給付金を受給するとき
失業保険の受給申請をする際、ハローワークに雇用保険被保険者証を提示する必要があります。
退職後に求職活動をする場合、「失業手当の受給を申請したい」という方もいるでしょう。失業手当の受給資格は、「離職前の2年間に、被保険者期間が通算で12ヶ月以上あること」です。
失業保険の受給を検討している場合は、雇用保険被保険者証を用意しておきましょう。
3.教育訓練給付金の支給を受けるとき
雇用保険被保険者証は、教育訓練給付金の支給を受ける際にも必要となる書類の一つなので、なくさないように注意が必要です。
教育訓練給付金とは、厚生労働大臣の指定に関わる教育訓練を受けたときに、教育訓練に必要な費用の一部をハローワークが給付してくれる制度のこと。申請時に、ハローワークから雇用保険被保険者証の提出を要求されます。
教育訓練は、簿記検定講座や社会保険労務士の資格取得講座などのさまざまな講座が対象となっているので、詳しい内容はハローワークで確認してみましょう。手続きの詳細や給付金の支給期間については、ハローワークの「教育訓練給付制度」を参考にしてみてください。雇用保険被保険者証以外に必要な書類や注意事項などを確認できます。
また、雇用保険被保険者証が必要になるタイミングをさらに詳しく知りたい方は、「雇用保険被保険者証とは?いつもらえる?再発行方法も解説」のコラムもぜひご一読ください。
参照元
ハローワーク
教育訓練給付制度
雇用保険被保険者証が再発行できない理由
ここでは、雇用保険被保険者証の再発行ができない理由をまとめました。「なぜ再発行できないの?」と悩んでいる方は、ぜひチェックしてみてください。
雇用保険の加入条件を満たしていないから
加入条件を満たしていない場合は、雇用保険被保険者証の再発行ができません。雇用保険に加入するには、「1週間の所定労働時間が20時間を超えていなければいけない」という条件が設けられています。したがって、週に数回の短時間勤務をするパートやアルバイトの場合、そもそも雇用保険被保険者証が発行されません。
雇用保険の加入条件として「31日以上継続して雇用される見込みがあること」も定められているため、1日の労働時間がどれだけ長くても、短期間の勤務では雇用保険被保険者証は発行されないため注意しましょう。
前職を退職してから7年以上経っているから
前職を退職してから7年以上経っている場合も、雇用保険被保険者証の再発行ができません。前職の会社で付与されていた「雇用保険番号」が失効しているためです。この場合は再発行ではなく、再度雇用保険の加入手続きを行う必要があります。
そのほかに、「就職・転職活動について分からないことがある」という方は、就職・転職エージェントの活用もおすすめです。就職・転職エージェントでは、書類の書き方や面接対策など、就職活動に関するさまざまなアドバイスを行っています。
「一人での仕事探しが不安…」という方は、ハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、若年層に向けた就職・転職エージェントです。就職・転職のプロであるキャリアアドバイザーが、マンツーマンであなたの就職・転職活動をサポート。ハローワークや求人情報誌などでは探すことが難しい好条件の求人情報も、多数取りそろえています。どうぞお気軽にお問合せください。
雇用保険被保険者証の再発行に関するQ&A
ここでは、雇用保険被保険者証の再発行に関してのよくある質問に回答をします。雇用保険被保険者証についての疑問がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
雇用保険被保険者証に有効期限はある?
「有効期限」はありません。
しかし、退職から7年経過すると、交付された雇用保険番号は失効するので注意しましょう。 雇用保険番号が失効すると雇用保険被保険者証も使えなくなります。退職から7年以上経ってから再就職する場合は、新たに雇用保険番号を取得する必要があります。
「雇用保険被保険者番号は転職すると変わる?退職前に確認しておくべきこと」のコラムでも、番号の変更についてまとめています。
雇用保険被保険者証の記載内容は?
雇用者と加入者の情報などです。
記載内容は、不備がないかを事前に確認しておきましょう。間違いがあると雇用保険受給の手続きなどで手間取る可能性があるため、早めに修正するのがおすすめです。
雇用保険被保険者証の記載内容について知りたい方は、「雇用保険の加入手続き方法とは?必要な書類や入るメリットも解説!」のコラムもチェックしてみてください。
雇用保険被保険者証を再発行したいけれど時間がないときは?
時間の都合などで出向けない場合は、インターネットや郵送で再発行を申し込めます。
郵送申請の場合は、ハローワークのWebサイトから規定の用紙をダウンロードし、印刷をして記入しましょう。申請書と本人確認書類のコピー、切手を貼った返信用封筒を同封すれば、再発行された雇用保険被保険者証は郵送で届きます。
ほかにも、就職・転職活動について分からないことがある方は、若年層向け就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。