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高卒で就職は難しい?内定率や正社員になるためのポイントを紹介
更新日
この記事のまとめ
- 高卒者の就職は、新卒であれば難しいとはいえない
- 高校卒業後に時間が経つと、就職が難しいことがある
- 高卒で未経験の分野に転職するのは、難しいことがある
- 高卒で就職すると、同年代の人と比べて自立やスキルの習得が早くできる
- 高卒で就職すると、大卒者に比べて生涯年収が低くなることがある
将来を考えたとき、「高卒で就職するのは難しいのでは?」と不安に思う方もいるでしょう。しかし、大卒者に比べて高卒者の就職が難しいとは一概にはいえません。
このコラムでは、高卒者の就職内定率や就活を成功させるためのポイントをご紹介します。また、高卒者におすすめの職業も紹介するので、ぜひ今後の就職活動の参考にご覧ください。
高卒で就職や転職をするのは難しい?
正社員になるには、大学に進学するほうが有利だと思われがちですが、高卒者の就職や転職が難しいわけではありません。近年の高卒者の就職内定率は、高い水準を保っています。
ただし、未経験の分野への転職は難しいこともあるようです。
以下で、大卒・高卒の就職内定率や高卒者の転職が難しい分野についてご紹介します。
大卒者に比べて高卒者の就職が難しいとはいえない
就職内定率を見ると、大卒者と比較して高卒者の就職が難しいとはいえません。文部科学省の「令和6年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(令和5年12月末現在)に関する調査について」によると、2024年3月卒業予定者の高卒・大卒者の就職内定率は以下のとおりです。
・高校新卒者の就職内定率…91.1%(12月末時点)
・大学新卒者の就職内定率…86.0%(12月1日時点)
高卒・大卒で大きな差はなく、ともに新卒者の8割以上が就職の内定を得ていることが分かります。
ただし、卒業後時間が経つにつれて正社員就職は難しくなるため、できるだけ早く就活に取り組むことが大事でしょう。
高校新卒者の就職内定率について詳しく知りたい方は、「高卒の就職率はどのくらい?大卒との違いや都道府県別の内定率も紹介」をご覧ください。
参照元
文部科学省
令和6年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(令和5年10月末現在)に関する調査について
高卒・大卒ともに就職内定率は上がっている
文部科学省が発表した「令和6年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(令和5年12月末現在)に関する調査について(p.8)」および「令和5年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査 結果(p.6)」によると、10年前の2014年(平成26年)3月に卒業した人の就職内定率は以下のとおりです。
・高校新卒者の就職内定率…85.3%(12月末時点)
・大学新卒者の就職内定率…76.6%(12月1日時点)
2014年の就職内定率は、2024年よりも高卒が5.8ポイント、大卒が9.4ポイント低い結果でした。つまり、近年の高卒・大卒者の内定率は昔と比べて上がっており、就職の難しさは軽減されてきているといえるでしょう。
引用:文部科学省「令和6年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(令和5年12月末現在)に関する調査について 新規高等学校卒業(予定)者の就職(内定)状況」
参照元
文部科学省
令和6年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(令和5年10月末現在)に関する調査について
高卒で未経験の分野に転職するのは難しい
高卒で未経験の業種や職種に転職するのは、難しい場合があります。転職先の企業で活かせる知識やスキルがないと、自分の能力をアピールしにくいからです。たとえば、飲食業界で接客を担当していた方が、転職して貿易関係の事務職に就くのは簡単ではありません。
そのため、高卒で転職を考える場合は、全く同じ業界や職種ではなくても過去の経験を活かせる仕事を選ぶと良いでしょう。また、就職活動を行う際は、自分のやりたいことを明確にして応募する業界や企業を考えることが大切です。
高卒で就職するメリット・デメリット
高卒での就職にはメリットとデメリットがあります。高卒者は、どちらも把握したうえで進路を決めることが大切です。以下で詳しく見ていきましょう。
高卒で就職するメリット
高卒で就職すると、大学などへ進学した人に比べて仕事のスキルを早く身につけられる・自立できる・若さを武器にできるというメリットがあります。具体的には下記のとおりです。
大卒に比べて仕事のスキルを早く習得できる
高校卒業後すぐに就職すると、大卒者より早くビジネススキルを身につけられます。大学は多くの場合4年制なので、大卒者が学業に従事している4年間に、高卒者は仕事の経験を積むことが可能です。早くからスキルを磨いて実績を積めば、若いうちから責任の重い仕事を任せてもらえることもあります。
特に、技術が求められる職人を目指す方は、早く経験を積むために高卒での就職を考えるのも良いでしょう。
高卒で就職すると早く自立できる
高卒で就職すると、進学する人に比べて早く自立できるというメリットがあります。
専門学校や大学への進学には学費がかかり、自分で支払うのが難しい場合は親に頼らなければなりません。また、奨学金制度を利用する場合は就職後に返済しなければならず、金銭的な負担を抱えることになります。
しかし、高卒で働けば卒業後から収入を得て自分で生計を立てられます。できるだけ早く自立し、自分のために使えるお金が欲しい方は、高卒で就職するのが近道といえるでしょう。
高卒で就職すると若さを武器にできる
若さをアピールできるのも高卒で就職するメリットといえます。企業は、応募者が全員未経験者で個々の能力に大きな差がない場合、若い人を採用する可能性が高いからです。
特に、人材育成に力を入れている会社では、成長して将来活躍してくれるであろう若手を積極的に採用する傾向にあります。その場合は、若さに加え、入社後に努力して成長する意欲があることを示すと効果的でしょう。
また、体力が求められる業種では若い人材の需要が高く、高卒での就職は有利になると考えられます。
高卒で就職するデメリット
高卒での就職にはメリットがある一方で、仕事の選択肢が狭まる・高給与が得にくいというデメリットもあります。詳しくは以下のとおりです。
高卒では就職が難しい会社がある
高卒者は、採用条件が「大卒以上」の企業に就職するのが難しいというデメリットがあります。たとえ入社したい企業があっても、採用条件を満たしていなければ選考通過は期待できません。そのため、大卒者に比べて仕事の選択肢は狭まります。
しかし、中途採用の場合は学歴を問われないこともあるようです。代わりに、仕事に活かせる資格や過去の実績の有無を求められることがあります。企業に応募する際は、必須の条件をチェックすることも大切です。
高卒者は高給与を得るのが難しいことがある
高卒で就職すると高給与を得にくく、大卒者との収入に差が出ることがあるのもデメリットです。
厚生労働省が発表した「令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況 第3表 学歴、性、年齢階級別賃金及び対前年増減率」によると、男性の年収が最も高くなる年齢は大卒・高卒ともに55~59歳。このときの年収は、大卒者が51万3,800円、高卒者が35万300円となっています。また、女性の年収が最も高くなる年齢も大卒・高卒ともに55~59歳で、大卒者が37万5,700円、高卒者が24万2,100円です。
男女ともに、大卒者の年収のほうが高いと分かります。年齢が上がるにつれて給与の差は開いていくため、高卒で就職する方は初任給だけに着目するのではなく、昇給制度や生涯年収についてもチェックしておくと良いでしょう。
高卒で就職するメリット・デメリットをさらに詳しく知りたい方は、「高卒で就職するメリット・デメリットは?大卒との違いやおすすめの職業を紹介」をご覧ください。
参照元
厚生労働省
令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況 結果の概要 学歴別
就職や転職が難しいと悩む高卒者におすすめの職種
高卒者が就職・転職をするには、若い人材や未経験者の採用ニーズがある職種を選ぶことが大切です。無作為に求人に応募しても、選考を通過するのは難しいでしょう。
以下で、高卒者におすすめの職種と仕事内容、向いている人の特徴をご紹介します。営業職
営業職は自社の商品やサービスの魅力を、お客さまに提案し販売する職種です。営業の仕事は「既存営業」と「新規営業」の大きく二つに分けられます。前者は、すでに取引のあるお客さまを対象にした営業です。契約更新や新規契約をしてもらうために、定期的にお客さまとコミュニケーションをとり、問題があれば解決策の提案などを行います。
後者は、新しい顧客の獲得に向けた営業。お客さまに電話をしたり、直接自宅や企業を訪問したりして、サービスや商品を紹介するのが仕事です。
なかには専門的な知識が必要な場合もありますが、多くの企業では、入社後に商品やサービスの知識を身につければ良いため、高卒者でも就職しやすい職種の一つといえます。営業職はお客さまと会話することが多いため、人とのコミュニケーションが得意な方に向いているでしょう。
事務職
事務職は書類の作成や整理・データ入力や、電話・来客対応などの業務を行う職種を指します。事務職には、一般事務のほか、営業担当者のサポートを行う営業事務・会社全体の運営に関わる総務事務・医療機関で会計や受付などを行う医療事務など、種類や仕事内容はさまざまです。
簿記の資格を持っていると就職や転職で有利になる場合がありますが、未経験者が応募可能な求人も多く、高卒者も就きやすい職種といえます。また、事務職はほとんどの企業に存在するため、スキルを身につければ幅広い業界で活躍できるでしょう。
事務職に向いている人は、コミュニケーション能力があり、状況に応じて柔軟に対応できる人といえます。事務の仕事は、さまざまな部署のスタッフやお客さまとやり取りをしながら進めるため、自分のペースで黙々と業務を進めたい方には向いていないでしょう。また、数字を扱う場面が多く、正確かつスピーディに仕事を進める力が求められます。
販売・接客職
販売・接客職も、高卒者におすすめの職種です。働く場所は、衣料品・雑貨・日用品店、ショッピングモールやスーパーなどの店舗のほか、飲食店やホテル、アミューズメント施設などさまざま。仕事内容も多種多様です。
たとえば、商品を販売する店舗では、主に品出しや在庫管理、お客さまの会計、店内の清掃などを行います。ディスプレイのレイアウトを考えることや、お客さまの相談に乗ることもあるでしょう。また、飲食店では、お客さまの案内をしたり、注文を聞いて食事を配膳したりします。
販売・接客職の採用では学歴や資格を問われないことが多く、高卒者も就職しやすいといえます。また、営業職や事務職と同じく人と関わることが多いため、コミュニケーション能力は重要です。販売や接客を行うスタッフの対応は、店のイメージに直結することもあります。明るく対応できる方や、相手を喜ばせるためにどうすべきかを考えて行動できる方に向いているでしょう。
介護職
介護職の主な仕事は、高齢者の生活のサポートです。働く場所は、介護付き有料老人ホームや特別養護老人ホーム・介護老人保健施設・高齢者の自宅などさまざま。
介護業界は、少子高齢化によって人材不足が深刻化しています。また、仕事は体力を必要とするため若手人材の需要が高く、高卒者も就きやすい職種といえるでしょう。
介護の仕事は無資格でもできますが、介護福祉士や介護支援専門員などの資格を保持していると就活で有利になったり、給与面で優遇されたりする可能性があります。将来的に資格を得て収入を増やしたい方は、資格取得支援制度のある事業所に就職するのがおすすめです。働きながら資格の取得を目指せます。
人の役に立つのが好きな方は、介護の仕事に向いているでしょう。介護職のスタッフは、高齢者が日々快適で安全に過ごせるように手助けすることが大切だからです。また、業務は介護職だけでなく、看護師や医師など他職種のスタッフと協力しながら進めます。そのため、チームワークを大切にできる方におすすめです。
公務員
公務員は国や地方自治体で、国民や地域住民の暮らしを支える仕事をします。公務員の種類は、大きく分けると国家公務員と地方公務員の2つです。国家公務員は国の運営に関わる仕事を担い、地方公務員は所属する都道府県や市区町村の運営に携わります。
公務員になるには公務員試験に合格する必要がありますが、学歴は問われないため高卒の方も目指すことが可能です。
しかし、試験の出題範囲は幅広いため、時間を確保して計画的に勉強しなければ合格は難しいでしょう。また、職種ごとに年齢制限が設けられているため、高校を卒業して時間が経っている方は注意してください。
公務員に向いているのは、社会貢献に興味がある人です。公務員の仕事は、国や地域の発展のためにあるため、個人や組織の利益を追及したい方は民間企業のほうが適しているでしょう。
公務員の仕事について詳しく知りたい方は、「高卒で公務員に就職できる?大卒との給与の違いや試験の種類を紹介」をご覧ください。
ITエンジニア
ITエンジニアは、コンピュータシステムの開発に携わります。ITエンジニアの具体的な仕事は、顧客・担当者の要望のヒアリングや予算案・スケジュールの策定、設計書の作成・プログラミングなど。プログラミングはプログラマーが行うこともありますが、エンジニアが担うこともあるので、ITに関する幅広い知識が必要です。
ITエンジニアは、学歴よりも経験やスキルが重視されるため、高卒からも就職しやすい職種といえます。なかには、年齢が若ければ未経験者も応募できる求人もあるので、探してみると良いでしょう。
ITエンジニアに向いているのは、勉強が好きな人やコンピュータに興味がある人です。IT技術は今後も進化し続けるため、就職後も新しいスキルの習得に向けて勉強を続けていける方におすすめします。
高卒者におすすめの職業をさらに知りたい方は、「高卒の就職先におすすめの業界・職種一覧!向いている人の特徴も紹介」や「高卒で就職するのにおすすめの仕事は?正社員になるメリットや方法も紹介」をご覧ください。
高卒者が就職・転職を成功させるための6つのポイント
高卒者が就職・転職を成功させるために押さえておきたいポイントを紹介します。仕事に就いたあとに「こんなはずではなかった」と後悔することがないよう、以下の6つに注意しながら就職に向けた準備を行いましょう。
1.業界・企業研究を行う
高卒者が就職・転職を成功させるためには、気になる業界や企業について調べることが大切です。既卒者は、在学生のように学校のサポートを受けられないため、自分でどれだけ情報を取得できるかが就職・転職成功のカギとなります。
興味のある業界にどのような企業があるかを調べ、Webサイトなどでその特徴を確認しましょう。同じ業界でも、企業によって経営理念や方針、提供しているサービス、商品などは異なるので、自分が魅力を感じるポイントをチェックしておくと応募する企業を絞りやすくなります。
2.自己分析を行う
自己分析も高卒者の就職や転職において重要です。自分のことを理解できていないと、企業へのアピールポイントが見つからないだけでなく、自分の目指すべき道を決めるのも難しいでしょう。
これまでの業務経験や日常生活において、好き・嫌いや得意・苦手と感じたこと、やってみたいこと・仕事に活かせるスキルなどを洗い出すと、方向性を決めやすくなります。
3.資格を取る
アピールできるスキルや経験がなく、行きたい業界や企業に就職するのが難しい場合は、資格を取るのもおすすめです。資格があると就活で有利になる場合があります。
しかし、資格ならば何でも良いわけではなく、業務に活かせるものを取得することが大切です。志望企業でどのような資格が必要とされているかを調べてみると良いでしょう。
4.条件を絞り過ぎない
条件を絞り過ぎないこともポイントです。給与や業務内容、休日数、福利厚生など、すべての条件を自分の希望どおりに叶えようと思うと就職は難しくなります。好条件の求人は応募者数が多く内定倍率が上がるだけでなく、対価に見合う高いスキルや経験を求められるからです。
どうしても譲りたくないこと以外は、許容することも大切といえます。優先順位の低い条件を受け入れれば選考に進みやすくなるでしょう。
5.求人票や雇用契約書をよく読む
求人票や雇用契約書で勤務条件を確認することも大切です。特に、給与額や勤務時間、休日数などは入念にチェックしましょう。雇用契約書は、「内定通知書」や「雇用契約書」と呼ばれることもあり、内定後に送られてくる書面です。雇用契約書を発行しない企業に就職すると、想定していた条件と異なる働き方を強いられることもあるので注意が必要です。
高卒者が就職で注意すべき点をほかにも知りたい方は、「高卒就職の良さと後悔する点を解説!大卒との違いを把握して進路を決めよう」をご覧ください。
6.説得力のある志望動機を用意する
説得力のある志望動機を用意して企業にアピールすることも大切です。特に、転職回数が多い方は「すぐに辞めてしまうのでは」と思われ不利になる可能性があります。卒業後に何度も転職をしている場合は、企業側が納得できる退職理由と志望動機を用意しましょう。
また、短いスパンで何度も仕事を変えていると将来転職が難しくなるので、自分に合った企業を選び、できるだけ長く働くことも大切です。
高卒者が正社員になるための方法にを知りたい方は、「正社員になるにはどうすれば良い?フリーターからの就職を成功させるコツ」もご覧ください。
高卒で就職や転職が難しいときは第三者に相談しよう
もし、一人で就職・転職活動を進めるのが難しい場合は、プロの力を借りるのもおすすめです。国が運営するハローワークや民間企業が運営するエージェントに登録すると、求人の紹介や履歴書の添削、面接指導などを受けられます。
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高卒で就職する際によくある質問
ここでは、高卒での就職に難しさや不安を抱えている方に向けて、よくある疑問にQ&A形式で回答します。
20代の高卒で就職するのは難しい?
条件を絞り過ぎなければ難しくないでしょう。人材育成のための若さや体力が必要な業種では、若い人材の需要も高いからです。
高卒での就職に向いている職種は?
営業職や販売職、介護職などが挙げられます。詳しくは、このコラムの「就職や転職が難しいと悩む高卒者におすすめの職種」で詳しく解説しています。
高卒での就職を成功させるコツは?
アピールできるスキルや経験が少ない高卒者は、資格を取得するのも有効な手段です。企業研究や自己分析をしっかりと行い、自分の魅力を活かせる企業や仕事を探しましょう。
「高卒から正社員へ!既卒・フリーターの面接対策についても解説」のコラムも参考にしてください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。