ハタラクティブ
ハタラクティブ
登録
採用ご担当者様へ
求人検索
  1. 「ハタラクティブ」トップ
  2. 記事トップ
  3. 「お悩み」についての記事一覧
  4. 「退職の悩み」についての記事一覧
  5. 「退職手続き・法律関連」についての記事一覧
  6. 会社の辞め方がわからない…円満退職する手順や退職理由の伝え方をご紹介!
退職手続き・法律関連

会社の辞め方がわからない…円満退職する手順や退職理由の伝え方をご紹介!

退職

2025.07.29

この記事のまとめ

  • 会社の辞め方は、引き継ぎの期間を考え余裕を持って上司に対面で相談するのが基本
  • 会社の辞め方の手順は「準備」「退職届・退職願の提出」「引き継ぎ」「退職の挨拶」
  • 期間の定めがない雇用契約の場合、法律上は2週間前までに退職届を提出すれば良い
  • 円満退職するポイントは「会社への不満を伝えない」「繁忙期を避ける」など
  • トラブルを避けて会社を辞める方法の一つに、転職エージェントの利用も挙げられる
記事を読んでいる
あなたにおすすめ!
ハタラビット
あなたの隠れた強み診断
あなたの強みをかんたんに発見してみましょう!(30秒で完了)
「会社の辞め方が分からない」と悩んでいる方もいるでしょう。正しい手順で退職手続きをするには、法律上のルールや就業規則を確認することが大切です。
このコラムでは、会社の辞め方の手順や退職理由の伝え方、退職のときに起こりやすいトラブルの対処方法をご紹介します。正しい退職の仕方を知り、円満退職を目指しましょう。

あなたの強みをかんたんに
発見してみましょう!

あなたの隠れた
強み診断

さっそく診断START

目次

  • 会社の辞め方は?基本的な手順を確認しよう
  • 円満退職するために注意すべきポイント
  • 円満退職に向けた会社を辞める理由の伝え方
  • 会社を辞めるときに起こり得る5つのトラブルと対処法
  • 【まとめ】会社の辞め方に悩んだときはプロに頼るのも手
  • 会社を辞めたい!退職に関するQ&A

就職・転職でお困りではありませんか?

ハタラくん

当てはまるお悩みを1つ選んでください

  • 就活・転職の方法がわからない
  • 自分にあったお仕事がわからない
  • 学歴・経歴に自信がない
  • 選考・面談に自信がない
  • より良い環境・条件で働きたい
  • 何から始めれば良いかわからない
他のお悩みを相談したい方は
【無料】就職・転職の相談に進む
この記事にコメントしたアドバイザー
  • 沼田 絵美
    沼田 絵美
    国家資格キャリアコンサルタント
    プロフィール詳細
  • 菅田 芳恵
    菅田 芳恵
    社会保険労務士 / JCDA認定CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
    プロフィール詳細

会社の辞め方は?基本的な手順を確認しよう

会社を辞めると決めてから、上司に相談せずに退職願を提出してしまうとトラブルになる恐れがあります。そのため、退職を検討している場合は、適切な会社の辞め方を理解しておくことが大切です。

会社を辞める基本的な手順

  • 退職に向けて準備を行う
  • 退職したい旨を伝える
  • 退職願または退職届を出す
  • 仕事の引き継ぎをする
  • 仕事の関係者に退職の挨拶をする
  • 退職時に返却する物を確認する

以下で、会社の辞め方を5つの手順で詳しくご紹介するので、円満に退職するための参考にしてみてください。

1.退職に向けて準備を行う

会社を辞めるという意思を伝える前に、「なぜ退職したいのか」といった理由を深堀りすることが大切です。辞めたい理由によっては、部署や業務内容、勤務時間を変更することで解決できる可能性もあります。一時的な不満や感情に流されて退職することを決めてしまうと、「やっぱり辞めなければよかった」と後悔してしまう恐れもあるので注意しましょう。

また、何も考えずにその場の勢いに任せて退職する旨を伝えると、相手に不快な思いをさせるリスクもあります。場合によっては、退職意思を伝えてから退職日まで気まずい思いをしたり、トラブルになったりする可能性も。円満退職を目指すためには、会社の就業規則を確認し、守るべき規則やルールなどを踏まえたうえで退職までの計画を立てることが重要です。

2.退職したい旨を伝える(1〜2ヶ月前)

退職を決意したら、はじめに口頭かメールで直属の上司にアポイントを取り、1対1の相談の時間を設けてもらいましょう。会社を辞める際の相談は、必ず直属の上司に直接伝えるのが社会人としてのマナーです。

先に直属の上司以外へ相談し、辞めることが周囲の噂から上司の耳に入れば、トラブルの原因になりかねません。退職の意思表示の際は、トラブルを避けられるよう慎重に行動することが大切です。

関連記事

退職の相談は誰にする?伝えるポイントや会社を辞めるまでの流れも解説

退職の相談は誰にする?伝えるポイントや会社を辞めるまでの流れも解説

法律上での会社の辞め方は何日前までに伝えればOK?

民法(第六百二十七条)では、2週間前に退職を伝えれば良いと明記されています。会社の就業規則よりも法律の方が効力があるため、退職を告げて2週間後に辞めることも可能です。

しかし、就業規則を無視して辞めるのは一般的にマナー違反とされ、推奨できることではありません。周りの人にも多大な迷惑をかけてしまうので、就業規則を守るのが望ましいでしょう。
ただし、やむを得ない事情がある場合は、会社と相談して双方が合意できる日程を決めてください。
参照元
e-Gov法令検索
民法(明治二十九年法律第八十九号)

3.退職願または退職届を出す(退職日の1ヶ月前)

上司から退職の承諾を得たら、退職願または退職届を提出します。退職願は「△月△日付で退職したい」という希望を伝える書類で、退職届は会社を辞めることが確定してから届け出る書類です。退職願または退職届を提出するのは、退職希望日の1ヶ月前〜1ヶ月半前が一般的とされています。しかし、「退職希望日が会社の繁忙期と重なる」「引継ぎが多い」「残っている有給休暇が多い」といった場合は、退職希望日の2~3ヶ月前に退職意思を上司に伝え、退職願または退職届の提出日を相談してみましょう。

各種書面が必要ない会社もあるため、提出するべきか分からないときは、就業規則をチェックするか、直属の上司に確認しましょう。企業によっては、氏名記入欄や退職日記入欄など所定のフォーマットを用意している場合もあります。

4.仕事の引き継ぎをする(最終出勤日の1ヶ月前~最終日)

退職する際は責任を持って業務の引き継ぎをしましょう。会社を辞めたあと、仕事の引き継ぎができていないと会社や取引先に迷惑を掛けてしまう恐れがあるためです。

業務の手順や注意点を記した書類を作成しておくと後任者が理解しやすく、退職後のトラブルを避けられます。書類だけでは分からないことが出てくる場合もあるため、口頭で説明しながら業務の引き継ぎを行うのがポイントです。

関連記事

退職時の引き継ぎにおけるポイントとは?辞めるまでの手順も解説

退職時の引き継ぎにおけるポイントとは?辞めるまでの手順も解説

有給休暇の取得は計画的に行うことが大切

法律上、従業員には有給休暇が付与されます。会社を辞める前に残っている有給休暇の日数があれば、申請してすべて消化しておきましょう。

その際は、引き継ぎと有給休暇の取得が両立できるように、スケジュールを調節することがポイントです。引き継ぎの途中で有給休暇の消化に入るのはマナー違反といえるので、注意しましょう。

5.仕事の関係者に退職の挨拶をする(最終出勤日まで)

社内への挨拶のタイミングは、承諾を得て退職が決まったあとが理想的です。会社で受理されないうちに噂が広まってしまうと、トラブルになる恐れがあるため気をつけましょう。

また、必要であれば仕事の取引先や得意先に退職の挨拶をし、後任者を紹介することも大切です。退職日にいきなり後任者にバトンタッチすると、取引先も後任者も戸惑ってしまい、業務に支障が出る可能性もあります。

円満な辞め方を望むのであれば、在籍中に後任者へ引き継ぎ、取引先と問題なく馴染んでもらう配慮も重要です。上司や人事の指示に従い、挨拶のタイミングを判断しましょう。

6.退職時に返却する物を確認する(最終出勤日~退職後5日まで)

会社のデータを誤って社外に持ち出してしまうことがないように、書類やパソコンなどは退職時にすべて返却します。自分の名刺はもちろん、取引先の名刺なども返却するのが一般的です。

社員証や制服、会社から支給された事務用品なども忘れずに返しましょう。自分が使用していたデスクやロッカーに忘れ物がないかチェックし、丁寧に掃除をしてから会社を辞めるのがマナーです。

沼田 絵美

沼田 絵美

期間の定めのない雇用、つまり無期雇用契約をしたのであれば、労働者は自由に退職できると民法第627条第1項に記載があります。「次へのステップアップのため」「今の職場と相性が悪いから」など退職理由はさまざまですが、どのような理由であっても会社は退職を引き止めることはできません。
円滑な退職のために正しい手順を踏んで手続きをし、明るい未来へ向けて気持ち良く一歩を踏み出しましょう。

参照元
e-Gov法令検索
民法(明治二十九年法律第八十九号)

まずはあなたのモヤモヤを相談してみましょう

「ハタラクティブ」は、20代に特化した就職支援サービスです。専任のキャリアアドバイザーが、あなたの希望や適性を踏まえた求人提案や選考対策を行い、自己分析だけでなく就活準備までを丁寧にサポートします。

こんなお悩みありませんか?

  • 向いている仕事あるのかな?
  • 自分と同じような人はどうしてる?
  • 資格は取るべき?

実際に行動を起こすことは、自分に合った働き方へ近づくための大切な一歩です。しかし、何から始めればよいのか分からなかったり、一人ですべて進めることに不安を感じたりする方も多いのではないでしょうか。

そんなときこそ、プロと一緒に、自分にぴったりの企業や職種を見つけてみませんか?

\もう学歴・経歴に困らない!/
【無料】自分に合う仕事を探してみる

円満退職するために注意すべきポイント

会社を辞めると決めた際には、「繁忙期を避けて退職する」「ネガティブな退職理由を言わない」など、いくつか注意すべきポイントがあります。下記のポイントを参考に、円満退職を目指しましょう。

繁忙期はできる限り避ける

繁忙期に人員不足になると会社側にとっては痛手となってしまうため、できる限り落ち着いている時期を狙って退職日を決めましょう。閑散期や担当しているプロジェクトが終わるタイミングなど、業務が一段落し、引き継ぎがしやすい時期を選ぶことでスムーズにバトンタッチできます。

また、会社を辞める相談を切り出すときも、繁忙期を避けたほうが上司と落ち着いて話ができるでしょう。

菅田 芳恵

菅田 芳恵

円満退職するための一番重要なポイントは、会社のルールに従うことです。会社のルールである就業規則に、退職についての記載があります。退職を決意したらまずは就業規則の内容を確認してください。退職の意思を申し出るタイミングや、引継ぎの方法、会社への返却物などについて書かれています。
まずは上司に相談した後、職場の同僚に周知するタイミングを決め、引き継ぎを円滑に進めていくように配慮しましょう。

ネガティブな退職理由を言うのは避ける

会社を辞める理由として、人間関係や労働条件への不平不満を伝えるのは避けるようにしましょう。待遇面や人間関係などの不満を退職理由に挙げると、会社側が「改善するから」と引き留めてくる場合も。また、不満をそのまま口にすれば、退職前に印象が悪くなりトラブルに発展する可能性もあります。
円満な辞め方をするためにも、ネガティブな退職理由はできるだけ表に出さないようにしましょう。

ポジティブな退職理由の例

会社を辞めたい理由を聞かれたら、以下の例のようにポジティブな伝え方をするのがポイントです。

・次の会社で挑戦してみたいことがある
・資格取得のために勉強に専念する
・個人で開業することにした
「新しい環境で取り組みたい」という前向きな熱意と退職の意思をしっかりと示すことで、引き止めに合いにくくなったり、周囲の理解を得やすくなったりするでしょう。

家庭の事情は話せる範囲で正直に伝える

家庭の事情であれば、退職を反対されにくい傾向にあるようです。たとえば、以下のような事情が考えられるでしょう。

・家族の介護をすることになった
・結婚、妊娠を機に退職したい
・健康状態が悪化したので静養することにした
スムーズで円満な会社の辞め方をするには、退職意思をはっきりと伝えたうえで、お世話になったことに対する感謝の言葉を添えるのもポイントです。引き止められにくい退職理由や伝え方のコツについては、以下のコラムで詳しく解説しているのでぜひご覧ください。

 

関連記事

引き止められない退職理由はある?病気・転職など状況別の例文を紹介

引き止められない退職理由はある?病気・転職など状況別の例文を紹介

なるべく転職先を見つけてから辞める

会社の辞め方としては、転職先を見つけてからの退職がおすすめです。転職先が見つかると、精神的に安心できたり現在の仕事を辞める決心がついたりしやすいでしょう。

逆に、転職先が決まっていないまま辞めると「会社を辞めたけど、このまま転職できなかったらどうしよう」といった不安が先行してしまうこともあります。やむを得ずすぐに会社を辞めたい場合は別ですが、そうでない場合は転職先を見つけてから会社を辞めるほうが無難です。

転職先の会社名は伝えるべき?

転職先によっては、現在勤めている職場から引き抜きを疑われる可能性もあります。トラブルを避けるためにも、転職先の具体的な会社名を言うのは控えるのが無難でしょう。

関連記事

転職先は言わないほうが良い?生じるトラブルや知られたときの対処法を解説

転職先は言わないほうが良い?生じるトラブルや知られたときの対処法を解説

沼田 絵美

沼田 絵美

一般的には「転職先を見つけてから」退職するのがおすすめ

正社員での転職であれば、「転職先を決定してから退職を申し出ましょう」とアドバイスするのが基本といえます。転職先がスムーズに決定するかどうかはわかりません。万が一、退職後に失業保険の給付期限が終わっても転職先が決まらないようなことがあれば、退職を後悔することになる可能性もあるためです。

また、企業によっては現職のまま転職活動をする方に対して、「先を見据えたキャリアアップを意識できている」「計画性がある」と評価するケースも珍しくはありません。

一方、退職を優先するメリットは、転職活動のための時間をしっかりと確保できることです。「転職活動のリミット」を自分で強制的に設定することになるため、行動力が上がる可能性もあります。どちらが自分にとって良い選択か、しっかりと考えて判断しましょう。

 

あなたの強みをかんたんに発見してみましょう

「ハタラクティブ」は、20代に特化した就職支援サービスです。専任のキャリアアドバイザーが、あなたの希望や適性を踏まえた求人提案や選考対策を行い、自己分析だけでなく就活準備までを丁寧にサポートします。

こんなお悩みありませんか?

  • 自分に合った仕事を探す方法がわからない
  • 無理なく続けられる仕事を探したい
  • 何から始めれば良いかわからない

自分に合った仕事ってなんだろうと不安になりますよね。強みや適性に合わない 仕事を選ぶと早期退職のリスクもあります。そこで活用したいのが、「隠れたあなたの強み診断」です。

まずは所要時間30秒でできる診断に取り組んでみませんか?強みを客観的に把握できれば、進む道も自然と見えてきます。

\隠れたあなたの強み診断!/
【無料】さっそく診断スタート

円満退職に向けた会社を辞める理由の伝え方

円満退職を目指すなら、会社を辞める理由の伝え方にも気を配る必要があります。上司に退職の意思を伝える際は対面で話すのが原則ですが、会社や上司の状況に応じて臨機応変に考えるのも大切です。

いずれにしても、社会人としてのマナーを守り、失礼のない伝え方をするようにしましょう。

菅田 芳恵

菅田 芳恵

トラブルにならない退職意向を伝えるポイントは、上司にきちんと理由を説明すること

退職の意向を伝える際には、なるべくトラブルを避けたいものですよね。以下では、円滑に退職を進めていくためのプロセスについて解説します。

【1】まずは上司に退職する理由を伝える
退職の意思は、まず直属の上司に伝えましょう。引き止められる場合もありますが、しっかりと退職理由を話して納得してもらうことがポイントです。

【2】電話ではなく直接話をする
退職は話しづらい内容のため、顔を見て話すことを避けたい気持ちは理解できます。ですが、会社にとっても従業員の退職は大きなことです。できるかぎり、面と面を合わせて話すようにしましょう。

【3】タイミングをみて職場の同僚に伝える
まずは上司と相談したうえで、タイミングをみて職場のメンバーに退職することを伝えます。あなたが退職する日までの業務スケジュールも踏まえて、誠実にコミュニケーションをとりながら、仕事の引き継ぎを進めていきましょう。

対面での伝え方

会社の辞め方として、退職日を一方的に伝えたりその場で上司に切り出したりするのは避ける必要があります。会社をすぐに辞めたい場合であっても、切り出し方や言い方には注意しましょう。
退職したいときの言い方については、以下のコラムでご確認ください。

関連記事

退職したいときの言い方は?切り出し方のコツや辞めたい理由の例なども紹介

退職したいときの言い方は?切り出し方のコツや辞めたい理由の例なども紹介

電話での伝え方

どうしても上司に直接会って伝えられない場合は、電話で辞めることを伝えるのも一つの手です。「急に身内の看護や介護をしなければならなくなった」「会社に行くと精神的、身体的に不調が出てしまう」などの事情であれば、会社側も納得してくれるでしょう。退職する旨を伝えるために電話をする際は、出勤時間前に連絡する、忙しい時間帯を避けるなど、タイミングに配慮するのがポイントです。

なお、在宅ワークの場合は、電話ではなくリモートで直接退職する旨を伝えるのが望ましいといえます。

電話で辞めることを伝える際の注意点

電話で会社を辞めたい旨を申し出る際は、はっきりと自分の意思を伝える必要があります。言いづらいからと曖昧な伝え方をしてしまうと、自分が思うような辞め方ができなかったり、トラブルになったりするリスクがあるので注意が必要です。

また、電話で退職意思を伝えるのはマナー違反とされるのが一般的。そのため、「本来なら出社して直接お伝えすべきところを、体調不良のためお電話でお伝えすることになり誠に申し訳ありません」といったように、お詫びの言葉を述べるようにしましょう。

関連記事

退職の切り出し方は?メールでアポを取る際のポイントや例文をご紹介!

退職の切り出し方は?メールでアポを取る際のポイントや例文をご紹介!

電話で仕事を辞めると伝えたあとの対応は?

電話で退職の意思を伝えたあとは、会社からの指示があれば退職願(または退職届)を届けるか郵送しましょう。ほかにも、借りている制服や社員証などがあれば返却します。

 

関連記事

電話で退職の意思表示はOK?仕事を辞めるときの伝え方と例文をご紹介

電話で退職の意思表示はOK?仕事を辞めるときの伝え方と例文をご紹介
スマホで完了!【無料】就職・転職の相談に進む

会社を辞めるときに起こり得る5つのトラブルと対処法

 

会社を辞めるときに起こり得る5つのトラブルと対処法の画像


会社を辞めたいと伝えた際に、「退職を認めてもらえない」「損害賠償を請求される」といったトラブルが起こる場合もあるでしょう。ここでは、起こりやすいトラブルとその対処法を解説します。

 

会社が退職意向を認めてくれなかった場合にはどのように対処すべきでしょうか?

ハタラくん

菅田 芳恵

菅田 芳恵

会社が退職意向を認めてくれなくても、退職を申し入れた日から2週間を経過することで契約終了となります

会社に退職願を提出したものの、認めてもらえない場合はどうしたら良いのでしょうか。法律では「退職を申し入れた日から2週間が経過することで、契約が終了となる」とされています。つまり、2週間以上前に退職願を会社に提出していれば、2週間を経てば自然と退職扱いになります。

ただし、会社には就業規則があり「ルールに則っていない」として退職を認めない場合があります。「引き継ぎが十分にできていない」「有給休暇の残日数分を取得して休まれると困る」と伝えられるケースも耳にします。引き継ぎは原則上司の責任で進められるため、必要以上に対応することはありません。また、「引き継ぎができないから」といって有給休暇を取得させない行為は労働基準法違反です。

法律の存在も含めて退職を相談しても認めてもらえない場合は、労働局や労働基準監督署で相談をしましょう。 会社にしかるべき指導が入ります。

会社を辞めるときに起こり得るトラブルと対処法

  • 退職を認めてもらえない
  • 退職すると言ったら損害賠償を請求された
  • 自分の希望する日に退職できない
  • 有給休暇の消化を認めてくれない
  • 退職金がもらえない

1.退職を認めてもらえない

会社側が一方的に退職を認めない場合は、行政機関に助けを求めるのが有効です。会社を管轄している労働基準監督署に「退職を認めてもらえない」と話せば、会社を指導してくれます。

それでも効果がない場合は、「労働局」に相談しましょう。労働局とは、労働基準監督署の上部機関です。会社を指導するだけでなく、専門家の仲介によって、労働者と会社が話し合って問題解決を図る場を斡旋してくれます。

労働基準監督署や労働局に相談しても問題の解消に至らない場合は、最終手段として裁判で解決を図るという選択肢もあるでしょう。その際、退職の意思表示の証拠を残しておく必要があります。直属の上司や人事課長へメールを送るか、退職届を「配達証明付き内容証明郵便」で会社に送るなどして証拠を残しておきましょう。

2.退職すると言ったら損害賠償を請求された

会社を辞める意思を伝えたら「損害賠償請求する」と言われてしまうトラブルもあります。そもそも、雇用契約で違約金の請求や研修費の返還などを定めていないのに、損害賠償を請求することは認められません。

また、仮に雇用契約でそのような契約を締結していたとしても、「労働基準法第十六条」で「損害賠償額を予定する契約をしてはならない」と定められています。研修費などの損害賠償請求が有効になることは基本的にありません。

ただし、「民法第六百二十八条」に定められているとおり、会社と当事者、どちらか一方の過失で退職をした場合は、損害賠償の請求が可能な場合もあります。
参照元
e-Gov法令検索
労働基準法(昭和二十二年法律第四十九号)
民法(明治二十九年法律第八十九号)

3.自分の希望する日に退職できない

「繁忙期を避けてほしい」「このプロジェクトが終わってからにしてほしい」というように、会社の都合によって、退職希望日が会社に認めてもらえないケースもあり得ます。しかし、会社の都合で退職日を過度に引き延ばされる場合、労働者側の意思表示のみで合法的に雇用関係を終了することが可能です。業務との兼ね合いで引き延ばされるケースはあるものの、前述したように、「2週間前までに退職届を提出すれば会社の承諾が得られなくても辞められる」と定められています。

4.有給休暇の消化を認めてくれない

労働者は有給休暇を取得する権利を持っているため、条件を満たしていれば退職時に有給を取得できます。有給休暇の取得条件は、「入社後6ヶ月間以上勤務していること」と「全労働日の8割以上出勤していること」です。会社側は、有給休暇の申請を原則として断ることはできません。

会社側が「就業規則に書いていないから有給の消化は認めない」と拒否した場合、違反行為にあたります。有給休暇の消化を認めてもらえず、社内で相談しづらいのであれば労働基準監督署に相談してみましょう。

5.退職金がもらえない

退職金は定年退職時に支払われるイメージがあるでしょう。しかし、自己都合で退職した際も、満額ではありませんが退職金の支給対象となります。もし、会社を辞めるときに退職金が支払われない場合は、「退職金制度がない」「退職金制度があるのに会社側が支払わない」の2つのケースが考えられます。

退職金制度がない

退職金制度の導入は法律で義務付けられていないため、会社で制度を導入していないのであれば、請求することはできません。退職金制度の有無は、就業規則を確認すると分かります。

退職金制度があるのに会社側が支払わない

「就業規則、雇用契約などで退職金制度について規定されている」か「就業規則や雇用契約には明記されていないが、これまでの慣行で、事実上退職金制度が存在した」という場合は、会社を辞めるときに退職金を請求できる可能性があります。

請求する場合は、退職金制度があることを証明できる就業規則や雇用契約書と、会社で労働していた事実が分かるタイムカード、シフト表などを用意しておきましょう。

関連記事

自己都合退職の場合の退職金はいくら? 退職理由別の相場や計算方法を解説

自己都合退職の場合の退職金はいくら? 退職理由別の相場や計算方法を解説
スマホで完了!【無料】就職・転職の相談に進む

【まとめ】会社の辞め方に悩んだときはプロに頼るのも手

退職を検討しているものの「どう辞めたらいいか分からない」「円満退職できる気がしない」と感じるときは、一人で悩みを抱え込まずプロに頼るのがおすすめです。パワハラや会社の人手不足などが原因でなかなか会社を辞めさせてもらえない場合、「労働基準監督署」「労働局」「弁護士」などに相談することで退職がしやすくなる可能性があります。「退職したい旨を伝えるタイミングがわからない」「転職活動と退職を同時に進めるのが難しい」という方は、就職・転職エージェントのサポートを受けるのが効果的でしょう。

若年層向けの就職・転職エージェントであるハタラクティブでは、キャリアアドバイザーによるマンツーマンのカウンセリングや1分程度でできる適職診断の結果をもとに、求職者一人ひとりに合った企業の情報提供や求人紹介を行っています。また、サービスの一環として、会社の辞め方や円満退職についてのアドバイスが可能です。選考対策や面接の日程調節などもサポートするため、「現職で働きながら退職日までに転職先を決めたい」という方も安心してスムーズに就職活動を進められるでしょう。サービスはすべて無料なので、お気軽にご利用ください。

スマホで完了!【無料】就職・転職の相談に進む

会社を辞めたい!退職に関するQ&A

退職したいと考えていても、会社の辞め方はほかの人に質問しづらいという方も多いでしょう。ここでは、退職に関するお悩みをQ&Aで解説します。

会社を辞めるのは何カ月前に決めるべき?

就業規則を確認のうえ、余裕を持って決めることが大切です。一般的には、退職の1〜3カ月前には上司に伝えるのが望ましいとされています。急な退職は周りの人や取引先にも迷惑をかけてしまう恐れもあるため、自分本位な辞め方はしないように注意が必要です。

関連記事

退職は何ヶ月前に会社へ言うのが一般的?相談の時期や法律上のルールを紹介

退職は何ヶ月前に会社へ言うのが一般的?相談の時期や法律上のルールを紹介

やってはいけない退職のマナー違反は?

嘘の理由を言うのは避けるようにしましょう。嘘をついて辞めれば、万が一転職先で前の会社と関わることになったときに印象が悪くなる可能性があります。とはいえ、退職したい理由が会社に対する不満の場合、正直に伝えると相手を不快にさせるリスクもあります。

関連記事

円満退職するための伝え方は?上司への切り出し方や注意点もご紹介

円満退職するための伝え方は?上司への切り出し方や注意点もご紹介

新卒の会社の辞め方で大事なことは?

退職理由が本当に改善できない問題なのかを考えることが重要です。また、新卒で早期離職の場合、失業給付が受けられない可能性があるため、経済的に問題ないかも考えておきましょう。

関連記事

新卒入社で早期退職しても良い?リスクや退職の判断ポイントを解説

新卒入社で早期退職しても良い?リスクや退職の判断ポイントを解説

仕事の辞め方が分からないときは誰に聞く?

退職を決意したのであれば、直属の上司に聞きましょう。仕事の割り振りや後任者のことを考えるのは上司なので、どのような辞め方が適切なのかを聞くべき最も重要な相手といえます。
また、ハタラクティブでも会社の辞め方について相談が可能です。転職活動も含めて相談したい方は、ぜひご利用ください。

関連記事

退職の相談は誰にする?伝えるポイントや会社を辞めるまでの流れも解説

退職の相談は誰にする?伝えるポイントや会社を辞めるまでの流れも解説
ハタラクティブ
のサービスについて
こんな人におすすめ
  • 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
  • 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
  • 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方

ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。

※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数

サポート登録フォーム
ハタラクティブサービスTOP
後藤祐介
監修者:後藤祐介キャリアコンサルタント

一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格
  • 国家資格キャリアコンサルタント
  • 国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績
  • 働きたいだれもが就職できる社会を目指す「ハタラクティブ」
  • 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談
  • 定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ
  • 厚労省認定「サポステ」で若者の就労支援厚労省認定「サポステ」で若者の就労支援
SNS
  • LinkedIn®
  • YouTube
詳しいプロフィールはこちら

この記事に関連する求人

正社員

完全週休2日制☆マーケティングアシスタントとして活躍しませんか?

  • マーケティングアシスタント

  • 東京都

  • 年収 315万円~360万円

契約社員

正社員登用実績あり◎人材紹介会社でライター・取材担当を募集!

  • ライター・取材担当

  • 東京都

  • 年収 315万円~360万円

正社員

未経験者が多数活躍★人材紹介会社で営業職として活躍しませんか?

  • 営業

  • 東京都

  • 年収 328万円~374万円

正社員

未経験OK◎開業するクリニックの広告全般を担当する企画営業職の募集

  • 企画営業職

  • 大阪府

  • 年収 252万円~403万円

正社員

未経験から始められる研修体制◎通信環境の点検などを行うルート営業☆

  • ルート営業

  • 滋賀県/京都府/大阪府/兵庫県…

  • 年収 228万円~365万円

この記事に関連するタグ

  • 退職
  • 退職理由
  • マナー
ハタラクティブを利用すると…
    ご相談はこちらから
    これまでに就職したことはありますか?

    Related Column

    関連記事

    おすすめの記事

    入社してすぐ辞めるのは問題ない?保険への影響や理由の伝え方も紹介!の画像
    入社してすぐ辞めるのは問題ない?保険への影響や理由の伝え方も紹介!
    退職後に市役所の手続きでやることは?必要書類や持ち物も解説の画像
    退職後に市役所の手続きでやることは?必要書類や持ち物も解説
    退職後の手続きを順番に解説!期限はいつまで?必要書類の一覧も紹介の画像
    退職後の手続きを順番に解説!期限はいつまで?必要書類の一覧も紹介
    解雇されると再就職は難しい?失業手当や転職活動への影響も解説!の画像
    解雇されると再就職は難しい?失業手当や転職活動への影響も解説!
    仕事を辞めたいけど言えない!退職を切り出すのが怖いときの対処法とは?の画像
    仕事を辞めたいけど言えない!退職を切り出すのが怖いときの対処法とは?
    失業保険はいくらもらえる?計算式や月給別のシミュレーションをチェックの画像
    失業保険はいくらもらえる?計算式や月給別のシミュレーションをチェック
    仕事を辞めたらすること5ステップ!退職後の手続きや必要書類を解説の画像
    仕事を辞めたらすること5ステップ!退職後の手続きや必要書類を解説
    試用期間にクビ?主な理由や対処法を紹介!本採用を目指すポイントもの画像
    試用期間にクビ?主な理由や対処法を紹介!本採用を目指すポイントも
    仕事を辞めたいのは甘え?退職を検討すべき理由と辞める前にやることを解説の画像
    仕事を辞めたいのは甘え?退職を検討すべき理由と辞める前にやることを解説
    失業したらやることは?年金・保険の手続き・失業保険の受給手順も解説の画像
    失業したらやることは?年金・保険の手続き・失業保険の受給手順も解説

    退職手続き・法律関連 関連の記事

    退職で損害賠償?実際の事例と防ぐために知っておきたい法律知識の画像
    退職で損害賠償?実際の事例と防ぐために知っておきたい法律知識
    退職届を受け取ってもらえない時はどうする?知っておきたい法律と対処法の画像
    退職届を受け取ってもらえない時はどうする?知っておきたい法律と対処法
    退職後の手続きを順番に解説!期限はいつまで?必要書類の一覧も紹介の画像
    退職後の手続きを順番に解説!期限はいつまで?必要書類の一覧も紹介
    退職は弁護士に相談できる?依頼するメリットとサポートに強い選び方を紹介の画像
    退職は弁護士に相談できる?依頼するメリットとサポートに強い選び方を紹介
    退職は人事に直接相談して良い?上司との交渉ポイントと手順も解説!の画像
    退職は人事に直接相談して良い?上司との交渉ポイントと手順も解説!
    試用期間に退職する際の伝え方は?円満退社に向けて手順を解説の画像
    試用期間に退職する際の伝え方は?円満退社に向けて手順を解説
    仕事をクビになる理由とは?どんなときに解雇される?の画像
    仕事をクビになる理由とは?どんなときに解雇される?
    会社をクビになったらどうする?解雇の種類や必要な行動についても解説の画像
    会社をクビになったらどうする?解雇の種類や必要な行動についても解説
    仕事を辞めると決めたらどうする?退職意思の伝え方や転職のステップを紹介の画像
    仕事を辞めると決めたらどうする?退職意思の伝え方や転職のステップを紹介
    失業保険はいくらもらえる?計算式や月給別のシミュレーションをチェックの画像
    失業保険はいくらもらえる?計算式や月給別のシミュレーションをチェック

    Job Information

    求人を探す

    条件を選択して検索する

    検索する( 件)

    カテゴリから記事を探す

    • 経歴
      • フリーター
      • ニート
      • 既卒
      • 第二新卒
      • 正社員・契約社員・派遣社員
    • 学歴別
      • 中卒
      • 高卒
      • 大卒
      • 専門卒
      • 中退
    • ハローワーク
      • ハローワークの基本情報・利用方法
      • ハローワークの失業保険(雇用保険)
    • 選考対策
      • 書類対策
      • 面接対策
      • 自己分析
      • 就職・転職のノウハウ
    • 仕事選び
      • 向いてる仕事
      • 16Personality
      • 業界図鑑
      • 職種図鑑
    • お悩み
      • 仕事の悩み
      • 退職の悩み
      • 就職・転職の悩み
      • 年代別の悩み
    • お役立ち情報
      • ビジネス用語
      • 仕事ノウハウ
      • ビジネスマナー
      • その他のお役立ち情報
    • インタビュー
      • 団体紹介
      • 採用担当者インタビュー
      • みんなの就職エピソード

    Collection

    特集

    • みんなの就職エピソード
    • よくある相談集
    • 失敗しない就活ノウハウ
    • 就職・転職のQ&A
    • ハタラクティブとは
    • ご利用の流れ
    • ご紹介する求人の特徴
    • サービス対象エリア一覧
    • よくあるご質問
    • お電話について
    よく見られている記事
    • 大学中退で目指せる就職先
    • ハローワークを初めて利用するときの流れは?
    • 大学中退者向けの就職支援サービス
    • ニートが就職しやすい仕事6選!
    • 仕事が続かない人の特徴と対処法を解説!
    • 面接 記事一覧
    • 履歴書 記事一覧
    • 職務経歴書 記事一覧
    • 退職 記事一覧
    • 職種図鑑
    • 業界図鑑
    • 資料ダウンロード
    tel
    ハタラクティブ プラス
    キャリアチケット
    新卒の方はこちら
    facebook
    x
    youtube
    • 運営会社
    • 個人情報の取り扱いについて
    • プライバシーポリシー
    • 利用規約
    • 採用ご担当者様へ
    • メディア掲載について
    • サイトマップ

    © 2013-2025 Leverages Co., Ltd.

    目次
    登録は簡単30秒!
    ぼくに何でも相談してね!
    就職・転職相談をしてみる

    ハタラクティブについて

    • ハタラクティブとは
    • ご利用の流れ
    • オンライン面談について
    • ご紹介する求人の特徴
    • サービス対象エリア一覧
    • よくある質問

    記事を探す

    • 記事トップ
    • お役立ちコンテンツトップ
    • みんなの就職エピソード
    • お悩み相談室
    • 就職・転職Q&A
    • アドバイザー一覧
    経歴別記事
    • フリーターの就職
    • ニートの就職
    • 既卒者の就職
    • 第二新卒の転職
    • 中卒者の就職
    • 高卒者の就職
    • 大学中退者の就職
    • 大卒者の就職
    • 大学院中退者の就職
    採用ご担当者様はこちら