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新卒で早期退職したい!その後の転職活動を成功させるコツとは?
更新日

この記事のまとめ
- 新卒の1年以内の早期退職の割合は1割以上、3年以内の離職者は3割以上いる
- 新卒が早期退職すると、転職活動で「またすぐに辞めてしまう」と思われる可能性がある
- 転職の明確な目的がないと、早期退職後の転職活動に失敗してしまう恐れがある
- 早期退職後に第二新卒が転職を成功させるには、自己分析を行うことが大事
- 第二新卒の転職活動では、早期退職の理由や原因をポジティブに説明しよう
「新卒で早期退職したけど転職できる?」「新卒1~2ヶ月で辞めると転職は難しい?」と不安を感じている方は多いでしょう。結論から述べると、早期退職した第二新卒の再就職は可能です。転職を成功させるには、退職理由や原因をポジティブに説明する必要があります。
このコラムでは、早期退職した第二新卒が再就職を成功させるポイントをご紹介します。新卒での早期退職を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
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新卒で早期退職したい!再就職は可能?
新卒で早期退職した場合、しっかりと転職活動を行うことで再就職は可能です。そのため、「職場の人間関係が悪い」「事前に聞いていた業務内容と違う」といった労働環境であれば、転職を検討してみるのも選択肢の一つといえます。
ただし、転職後に再び早期退職してしまうことがないよう、転職先企業を慎重に選択する必要があるでしょう。
新卒の早期退職の割合は12.3%
厚生労働省の「学歴別就職後3年以内離職率の推移」によると、2021年度の大学新卒者のうち3年以内に退職した人の割合は34.9%です。また、1年以内の離職者は12.3%という結果に。上記より、大学新卒者の3割以上が入社した会社を3年以内に辞め、1割程度の人が1年以内に早期退職していることが分かります。
参照元
厚生労働省
新規学卒者の離職状況
新卒は早期退職したら第二新卒になる
新卒が早期退職をして転職活動を始める際には、「第二新卒」として扱われる場合が多いでしょう。新卒入社した会社を退職して転職を始める方は、自分が第二新卒に該当するかどうか確認してみてください。以下で、第二新卒と新卒、既卒との違いを解説します。
第二新卒とは
第二新卒という言葉に明確な定義はないものの、転職市場では「学校卒業時に新卒として就職した会社から、短期間のうちに転職や離職を考えて転職活動をしている人」とされています。
在職期間も明確に決められていませんが、一般的には新卒入社から3年以内の若者が対象です。つまり、新卒入社から3ヶ月で退職・転職を検討している人も、2年半勤務して退職し、転職活動をしている人も第二新卒に該当します。
第二新卒と新卒の違い
新卒とは、学校を卒業と同時に会社に入社する人のこと。正社員として働くこと自体が初めてで、職歴のない人が該当します。
第二新卒と既卒の違い
既卒とは、学校を卒業後に、一度も正社員として就職していない人のことです。新卒として企業に入社せず、フリーターになった人も既卒に当てはまります。
「既卒について具体的に知りたい」「自分が既卒なのか分からない」という方は、「既卒とは?いつまでを指す?新卒・第二新卒との違いや就活成功のコツを解説」のコラムも参照ください。
第二新卒は中途採用?
新卒入社した企業を退職して転職活動を始める際、第二新卒枠が設けられていることもあるものの、「転職者」として第二新卒も中途採用となるのが一般的です。しかし、厚生労働省の「3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!」にあるように、若者の雇用機会を確保するために第二新卒や既卒といった「卒業後3年以内」の若者も新卒と同等に扱う動きが進んでいます。
すべての会社が第二新卒者や既卒者を新卒枠で受け入れているわけではないものの、人手不足の解消や若手確保のため、今後さらに動きが広まっていくと考えられるでしょう。「未経験の業界・職種に挑戦したい」という方にとって、第二新卒は再就職のチャンスとも捉えられますよ。ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
参照元
厚生労働省
3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!~「青少年雇用機会確保指針」が改正されました~
新卒で早期退職するメリット
新卒で早期退職することで、転職活動を進める際にメリットを得られる場合があります。どの業界にも若手を求める企業はあり、応募先によっては年齢が近いほど有利になることも。以下で、新卒が早期退職するメリットを2つご紹介します。
新卒が早期退職するメリット
- 第二新卒はポテンシャルを期待されやすい
- 第二新卒は社会人経験を評価してもらえることも
第二新卒はポテンシャルを期待されやすい
第二新卒のポテンシャルに期待してもらいやすい点は、新卒で早期退職するメリットの一つになり得るでしょう。若手を求める企業は、応募者のポテンシャルや自社との相性、人柄を重視する傾向にあります。新卒入社した企業を早期退職した応募者は実践的なスキルが身についてないことがあるものの、「前職に染まっておらず柔軟性がある」と判断してもらいやすいでしょう。
未経験の業界や職種への転職の鍵は若さであるともいえるので、現職と異なる仕事に挑戦したい方は、第二新卒のメリットを活かせるうちに転職活動を始めるのも手です。
企業は第二新卒にどのような期待をしているか、どのようなニーズがあるか教えてください
「吸収力・柔軟性・成長ポテンシャル」の視点において期待が高い
企業が新卒やミドル層ではなく第二新卒を採用する理由は、「吸収力」「柔軟性」「長期的な成長ポテンシャル」の視点において、コストパフォーマンスの高い投資となるからです。
第二新卒は「社会人経験があり、早い段階で戦力として計算できる」点に強みがあります。新卒の場合はゼロから育成する必要がありますが、第二新卒は基本的なビジネスマナーを習得しており、早期の一人立ちが期待できます。
また、経験豊かなミドル層よりも柔軟性を強みとしているため、新たな環境やカルチャーや業務に適応しやすい点も評価されるポイントでしょう。
第二新卒は吸収力が高く、たとえば将来的には営業から企画職など異職種へのキャリアチェンジも期待できます。中長期の視点で組織に貢献するポテンシャルの高さが、第二新卒を採用するメリットです。
企業は長期的な視点に立ち、第二新卒の採用活動を実施しています。
第二新卒は社会人経験を評価してもらえることも
早期退職後に第二新卒として転職するメリットには、前の職場で基礎的なビジネススキル・マナーを身につけている点を評価してもらいやすいことも挙げられるでしょう。
第二新卒は新卒と同じくらいの若さでありながら、仕事の基本に関して教育コストが掛からないのが大きな利点となります。そのため、早期退職だからといって、満足のいく転職活動ができないと考える必要はありません。
企業にとって、第二新卒にはどのようなニーズがあるかを教えてください
第二新卒は新卒としての成長と、即戦力として期待される両方の面があります
第二新卒は「新卒として今後、長期勤続して企業のなかで力をつけていく成長を期待される面」と、「すでに社会人経験がある即戦力として期待される面」の両方があります。
第二新卒の場合、企業は一定水準以上の知識や技能を所持している中途採用の水準より、新卒と同じく今後の研修や教育訓練で力をつけていき、長期的に働いて企業に貢献してもらえるという面を期待して採用を進めるでしょう。そのため、経験のない職種や職務、仕事であっても採用してもらえる可能性があるのです。
また、第二新卒の場合、新卒で採用された会社で研修や職業体験を重ねて、最低限の社会人経験を満たしているというメリットも。たとえば、電話の掛け方やPCの使い方、仕事の進め方、上司・同僚とのコミュニケーション方法など基礎的なスキルはあると想定されています。よって、今後の成長によっては新卒よりも早く会社の戦力になってもらえると期待されているでしょう。
新卒が早期退職する6つのデメリット
新卒が早期退職すると、「採用してもすぐに辞めると思われやすい」「新卒採用の出世コースから外れてしまう」などのデメリットがあります。新卒での早期退職を検討する際は、デメリットをしっかり理解しておくことが大切です。
以下で6つのデメリットを解説するので、ぜひチェックしてみてください。
新卒が早期退職するデメリット
- 「採用してもすぐに辞めるのでは?」と思われやすい
- 新卒採用の出世コースからは外れてしまう
- 応募できる求人が限られる
- 転職のスケジュールを自分で立てる必要がある
- 思うように転職できない可能性がある
- 転職後も早期退職を繰り返す恐れがある
1.「採用してもすぐに辞めるのでは?」と思われやすい
新卒入社した企業を早期退職すると、転職活動で「業務で生まれる課題やストレスを乗り越える努力が苦手なのでは?」「次の職場もまたすぐ辞めてしまいそう」という印象になる可能性があります。企業はコストを掛けて求人を出し、採用活動を行っているので、一度採用した人材には長く働き続けてほしいと考えています。すぐに仕事を辞めそうな人の採用は会社としても避けたいと考えているので、早期退職の経験はそのような面では不利になるでしょう。
ただ、面接で早期退職の理由や反省をきちんと説明し、今後への意欲を示せれば「すぐに辞めてしまうのでは?」という先入観を払拭することは可能です。
企業の人事は、新卒で入社した人に「研修や仕事を通じた教育訓練のなかで成長して長期勤続してくれること」を望んでいます。そのため、第二新卒の面接では「入社した会社の業績が悪かった」「新卒だが研修がなかった」「仕事内容が合わなかった」などと回答すればそれほど悪い印象にはならないでしょう。
第二新卒での選考の際には、「新卒で入社した会社に問題があって、長期勤続ができるような環境でなかった」ということを伝える内容であれば、やむを得ずに退職したと考えてくれる可能性があります。
2.新卒採用の出世コースからは外れてしまう
新卒で早期退職してしまうと、新卒採用の出世コースからは外れてしまうでしょう。企業によっては、新卒から長く勤務していることが評価されて出世コースに乗れる場合があります。しかし、一度転職すると再びそのようなコースには乗れず、新卒入社のアドバンテージを手放すことになってしまうでしょう。
3.応募できる求人が限られる
新卒で早期退職して第二新卒になると、応募できる求人が限られてしまう場合があります。先述したように、企業では卒業から3年目までの人材を新卒枠で採用する動きが広まっていますが、すべての企業がそのようにしているわけではありません。新卒者のみに限定して募集している求人も存在します。また、中途採用の求人のなかには、社会人経験の年数や業務に活かせるスキルを応募条件に加えているものもあるでしょう。応募できる求人が限られてしまい、志望している業界や職種への転職が難しくなる可能性もあります。
4.転職のスケジュールを自分で立てる必要がある
新卒で早期退職すると、その後の転職活動のスケジュールを自分で立てて取り組まなければならないというデメリットもあります。
新卒時には、企業や業界ごとに公開される就活スケジュールに沿って就活を行うことが多いもの。また、大学主催のセミナーや企業の説明会が多数開催され、就活に関する多くの情報が手に入ります。
しかし、転職活動では企業への応募のタイミングや活動スケジュールをすべて自分で決める必要があり、企業側から積極的に情報を提供してもらえる機会は少なくなります。また、学生のころのように一緒に就活を行う仲間もいないので、心細く感じる方もいるでしょう。
5.思うように転職できない可能性がある
新卒入社した企業を早期退職すると、思うように転職できない可能性もあります。たとえば、「転職を機に収入を上げたい」「興味のある業界に就職したい」と考えていても、早期退職の経験がマイナスの印象になり、希望する企業に就職できない場合もあるでしょう。社会人経験や業界で活かせるスキルを十分に身につけられていない状態で転職活動を始めてしまうと、スキルや経験を重視する求人の選考には通りにくいといえます。
6.転職後も早期退職を繰り返す恐れがある
新卒で早期退職すると、転職先でも早期退職を繰り返してしまう可能性もあります。新卒入社した企業を退職する際に、「なぜ早期退職することになったのか」「どのような職種や職場が自分に合っているか」を考えないまま転職してしまうと、転職先でも同じ悩みを抱えてしまう恐れがあるでしょう。自分が早期退職することになった原因を明確にし、どのような職場で働きたいかを具体的にイメージすることが大切です。
新卒で早期退職するのは、主に上記のようなデメリットがあります。それでも「今いる職場を退職して転職したい」と思っている人はいるでしょう。「新卒ですぐ転職は厳しい?離職率や気を付けるべきポイントを解説」のコラムでは、新卒入社後に転職したいときの対処法について詳しく解説しています。転職しようか悩んでいる人は、ぜひこちらもあわせてご覧ください。
新卒で早期退職したあと転職に失敗しやすい特徴
新卒で早期退職したあとの転職に失敗しがちなパターンの特徴として、「短期で退職してしまう」「転職の明確な目的がない」などが挙げられます。以下で詳しく解説していくので、早期退職を検討している方は確認してみてください。
短期で退職してしまう
前述したように、入社してから3ヶ月や半年ほどの短期間に退職してしまうと、その後の転職活動で失敗しやすくなります。あまりにも短期間で退職してしまうと、「前の職場で何も学んでいない」「自社で活かせる実績がない」と判断されてしまうことも。そのため、企業からの評価が低くなってしまい、転職活動が上手くいかない可能性があります。
転職の明確な目的がない
明確な転職の理由や目的がないことも、転職活動で失敗しやすい特徴といえるでしょう。「新しいことに挑戦したい」「なんとなく違う仕事に興味がある」といった曖昧な目的では、採用を見送られてしまうことも。転職の目的が明確でないと企業側に熱意が伝わりにくく、採用につながらない可能性があります。
企業が特に注目するのは「退職理由が前向きかどうか」です。
たとえば、「実際に勤務したことで理解できた自分の適性や生まれた思いをもとに、新たな場所でリスタートしたい」など、挑戦心や成長意欲が伝わる求職者には心が動くでしょう。
また、第二新卒の求職者が、退職から何を学び、次にどう活かすかを具体的に説明することで、採用担当者にもポジティブな印象を与えられます。
自分の退職理由を振り返り、そこで得た学びや新しい環境での意欲を具体的に整理して、分かりやすく伝える準備をしましょう。
新卒で早期退職転職を成功させる5つのポイント
早期退職した第二新卒が転職を成功させるには、「急に辞めない」「自己分析をする」といったコツを押さえることが大事です。以下で詳しく解説するので、転職を成功させたい第二新卒の方は、ぜひ参考にしてみてください。
新卒で早期退職転職を成功させるポイント
- 急に退職しない
- 業界や職種に関する知識を深める
- 視野を広くして求人を探す
- 自己分析を行い自己PRの説得力を高める
- ポジティブな退職理由を述べる
1.急に退職しない
退職を決めていたとしても、転職先が決まらないうちに職場を辞めることはおすすめできません。転職先が決まっていないのにもかかわらず今の職場を辞めてしまうと、転職活動がスムーズに進まなかった場合に経済的に苦しくなったり、焦りで自分に合わない企業に就職したりする恐れがあります。
また、経歴に空白期間が生まれてしまう点も退職後に転職活動を始めるデメリットの一つ。転職活動では、空白期間が長引くほど選考で不利になりやすい傾向があります。可能であれば、空白期間を作らず気持ちに余裕を持って仕事探しを行えるよう、在職中に転職活動を進めるのが望ましいでしょう。
2.業界や職種に関する知識を深める
新卒が早期退職して転職活動を始める際には、希望する業界や職種に関して知識を深めるのがおすすめです。希望する業界について深く理解すれば、自分に合う職種や求人を探しやすくなるでしょう。また、志望理由を作成する際にも業界や職種に対する知識が役立ちます。応募する企業の志望理由を具体的に答えられるようになり、採用担当者にも熱意を伝えやすくなります。
3.視野を広くして求人を探す
早期退職して転職先の求人を探す場合には、視野を広くするよう心掛けることも大切です。世の中には数多くの仕事が存在します。企業に求める条件を絞り込み過ぎず、さまざまな業界や職種の求人をチェックしてみてください。希望する業界や職種以外にも目を向けてみることで、自分に適した仕事が見つかる可能性があるでしょう。
4.自己分析を行い自己PRの説得力を高める
新卒が早期退職後に転職するときには、自己分析を行いましょう。自己分析を徹底的に行うなら、自己PRの説得力を高められます。「自分の強みとは何か」「志望する業界・職種にどのように活かせるか」「志望先企業でどのようにキャリアアップしたいか」などを考えてみるのがおすすめです。
第二新卒の転職活動における自己分析では、前職から現在に至るまでを振り返り、そして将来的にどうしていきたいかを明確にすることを心掛けましょう。
第二新卒におすすめの自己分析の方法については、「第二新卒に自己分析は必要?転職時や採用面接に活用できるやり方を紹介」のコラムでもご紹介しています。自己分析のやり方に悩んでいる方は、こちらもあわせてご覧ください。
新卒の際に得たスキルと今後の成長性をアピールすることがポイント
第二新卒の場合、新卒の際に企業で身につけた知識や経験、技能などがありますよね。第二新卒の方は、新卒での研修や職業体験などで得たものをぜひアピールしましょう。
たとえば、業界が同じであれば業界知識、職務や職種が同じであればその知識や経験が挙げられます。また、ビジネスマナーやパソコンの使用方法など、仕事に最低限必要なスキルは習得しているでしょう。
ただし、新卒としての面もあるので今後の成長性、ポテンシャルもアピールしましょう。たとえば、学校で学んだ勉強や活動、仕事での関心ごと、転職先の業界や職種にかける想い、仕事以外で勉強してきた資格や知識などです。
第二新卒は新卒とビジネス経験者、両方の側面を持っていることから上記のアピールが有効となります。新卒の際に得たものをうまく整理して職務経歴書などに記載するとともに、志望動機や今後の成長性についてもアピールしましょう。
5.ポジティブな退職理由を述べる
早期退職した第二新卒が転職を成功させるには、退職理由の伝え方も大事です。早期退職の理由は、「仕事が合わなかった」「人間関係に馴染めなかった」などのネガティブな内容をそのまま答えるのではなく、相手にプラスの印象を与える回答を心掛けましょう。
退職理由で嘘をつく必要はありません。どうしてもネガティブな回答になってしまう場合には、早期退職の経験の反省点と今後の目標をあわせて述べると好印象を与えられるでしょう。
新卒で早期退職した理由の説明で好印象を残すコツ
先述したように、新卒で早期退職した理由を説明する際は、ネガティブな理由はできるだけポジティブに言い換える必要があります。以下で、早期退職した理由別にポジティブな言い換えの方法を解説するので、面接対策の参考にしてみてください。
仕事内容のミスマッチが原因で退職した場合
仕事内容のミスマッチによる退職の場合、「仕事が合わず転職したが、事前のリサーチ不足がミスマッチの原因なので反省している」といったような反省点を交えて伝えましょう。
「仕事が合わなかった」はよくある退職理由ですが、それだけ伝えると「自分の力不足を仕事のせいにしている」と捉えられることも。自分に合わない仕事に就いてしまったのは、就活時の自己分析や業界・企業研究不足であるともいえます。そのため、反省している点を伝えることで、「自分を客観的に見られる」「自分の間違いを認められる」というプラスの印象を与えられるでしょう。
さらに、「次は△△を実現したくて転職を考えた」「この職種で△△したい」という風に、今後に向けた前向きな展望を説明できると、意欲的な姿勢が伝わり評価につながりやすくなります。
家庭の事情や退職せざるを得ない事情があった場合
早期退職の理由が、家庭の事情や退職せざるを得ない事情であれば、正直に答えましょう。
家庭の事情といったどうしても退職せざるを得ない事情があった場合、早期退職をしていてもそこまでマイナスになりません。「家族の介護」「病気を患い働けなくなってしまった」など、事情は人それぞれです。特別な事情であれば転職に不利になることはないので、正直に打ち明けてください。
早期離職したとしても、第三者が思わず納得する前向きな退職理由を伝えましょう
第二新卒が早期退職の理由を伝える際は、前職での学びやこれからの成長意欲を明確にして、次の職場での目標や挑戦したい思いをしっかりと伝えることが重要です。
退職理由を話す際は「仕事が合わなかった」といったネガティブな表現を避け、「前職を通じて理解できた自分の強みや弱みをもとに、今後は××のスキルを伸ばしたいと考えるようになりました」と、前職での具体的な学びを示しましょう。
また、採用担当者が注目するのは「前職での経験を次にどう活かすか」です。「これまで培った××を活かし、□□に貢献したい」といった目標を事例を交えて具体的に語ることで説得力が増し、より一層前向きな姿勢を伝えられます。
事前に自分の経験を棚卸しし、退職理由や今後の目標を整理することで、ポジティブで一貫性のあるメッセージを伝えられます。過去の学びと未来の挑戦をバランスよく伝え、採用担当者が納得する理由を伝えましょう。
「退職理由の答え方をアドバイスしてほしい」「転職のサポートを受けたい」という方は、転職・就職エージェントの利用がおすすめです。エージェントを利用すれば、プロのキャリアアドバイザーから転職に向けた適切なアドバイスがもらえます。
若年層向け転職エージェントのハタラクティブでは、第二新卒や既卒などの就職活動や転職活動の支援を実施。丁寧なヒアリングを行い、業界・職種を問わずあなたに合った求人情報をご紹介します。取り扱っている求人は実際に取材を行った企業の求人のみなので、業務内容や職場の雰囲気などの情報を詳しくお伝えすることが可能です。また、面接対策や応募書類の添削などのサポートも行っているので、転職活動をスムーズに進められます。サービスの利用はすべて無料なので、まずはお気軽にご相談ください。
新卒の早期退職に関するQ&A
ここでは、新卒の早期退職に関するよくある質問にお答えします。新卒入社した会社を退職することを検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
新卒入社後2ヶ月で仕事を辞めると転職は難しい?
再就職ができなくなるわけではありません。ただし、採用担当者から「忍耐力がない」「またすぐに離職するのでは」と懸念を持たれる可能性があるでしょう。2ヶ月で退職することになった経緯と、仕事に対する前向きな姿勢をアピールすることが大切です。
新卒で早期退職したときの転職のコツについては、このコラムの「新卒で早期退職転職を成功させる5つのポイント」で解説しています。
新卒で入社した仕事を辞めたら人生終わり?
そのようなことはありません。新卒入社した企業を退職し、転職活動を行っている第二新卒者は、転職市場でも需要のある人材です。職場を辞めたからといって落ち込み過ぎず、第二新卒としての自分の強みを活かせる企業を探してみましょう。
「『第二新卒』はいつまで?転職市場での需要や転職におすすめな時期を解説」では、第二新卒の需要や転職の進め方を解説しています。こちらもあわせてご一読ください。
新卒の早期退職の理由でNGな回答はありますか?
退職までの期間にかかわらず、職場に対する不満や人間関係を退職の理由に挙げるのは避けましょう。会社に対する不満や人間関係を退職の理由として伝えてしまうと、「本人に問題があるのでは」「コミュニケーション能力に欠けるのでは」と転職者本人に退職の理由があると考えられてしまう可能性があります。転職面接で伝える退職理由は、相手が納得しやすいポジティブな回答をするのがおすすめです。
ポジティブな退職理由の伝え方は、「退職理由で給料が安いことをどう伝える?例文を交えてコツをご紹介」を参考にしてみてください。
新卒の早期退職は転職で不利になりますか?
1年に満たない期間での早期離職は、ネガティブな印象を与えやすくなるのが事実です。早期離職をしていても好印象を与えるには、退職理由を前向きに伝えることが大切。前職の悪口などネガティブな理由は避けましょう。「早期退職の理由を聞かれたら?面接での伝え方や回答例を9つ紹介!」のコラムでは、労働条件や人間関係など理由別に退職の伝え方をまとめています。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。