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早期退職した第二新卒は再就職できる?転職を成功させるコツをご紹介
更新日
この記事のまとめ
- 第二新卒が早期退職すると、企業に「またすぐに辞めてしまう」と思われる可能性がある
- 早期退職後の転職活動に失敗しがちな第二新卒は、再び短期で退職してしまう傾向がある
- 早期退職後に第二新卒が転職を成功させるには、自己分析を行うことが大事
- 第二新卒の転職活動では、早期退職の理由や原因をポジティブに説明しよう
「第二新卒で早期退職したけど就活は大丈夫?」「新卒1~2ヶ月で辞めると転職は難しい?」と不安を感じている方は多いでしょう。結論から述べると、早期退職した第二新卒からの再就職は可能。転職を成功させるには、退職理由や原因をポジティブに捉えることが大切です。このコラムでは、早期退職した第二新卒が再就職を成功させるポイントをご紹介します。このコラムを参考にして、早期退職を強みに変える方法を知りましょう。
早期退職した第二新卒から再就職は可能
早期退職した第二新卒は、しっかりと転職活動を行うことで再就職は可能です。そのため、「職場の人間関係が悪い」「事前に聞いていた業務内容と違う」といった労働環境であれば、転職を検討してみるのも良いでしょう。
早期退職した第二新卒はどれくらい?
厚生労働省の「学歴別就職後3年以内離職率の推移」によると、令和2年度の大学新卒者のうち3年以内に退職した人の割合は32.3%です。また、1年以内の離職者は10.6%という結果に。上記より、大学新卒者の3割以上が入社した会社を3年以内に辞め、1割程度の人が1年以内に早期退職していることになります。
参照元
厚生労働省
新規学卒者の離職状況
第二新卒とは
第二新卒という言葉に明確な定義はないものの、転職市場では「学校卒業時に新卒として就職した会社から、短期間のうちに転職や離職を考えて転職活動をしている人」とされています。
在職期間も明確に決められていませんが、一般的には新卒入社から3年以内の若者が対象です。つまり、新卒入社から3ヶ月で退職・転職を検討している人も、2年半勤務して退職し、転職活動をしている人も第二新卒に該当します。
第二新卒と新卒の違い
新卒とは、学校を卒業と同時に会社に入社する人のこと。正社員として働くこと自体が初めてで、職歴のない人が該当します。
第二新卒と既卒の違い
既卒とは、学校を卒業後に、一度も正社員として就職していない人のことです。新卒として企業に入社せず、フリーターになった人も既卒に当てはまります。
「既卒について具体的に知りたい」「自分が既卒なのか分からない」という方は、「既卒とは?いつまでを指す?就活のやり方や成功のコツを解説します」のコラムも参照ください。
第二新卒は中途採用?
第二新卒として別に扱われることもあるものの、転職者に変わりはないため第二新卒も中途採用となるのが一般的。しかし、厚生労働省の「3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!」にあるように、若者の雇用機会を確保するために第二新卒や既卒といった「卒業後3年以内」の若者も新卒と同等に扱う動きが進んでいます。すべての会社が第二新卒者や既卒者を新卒枠で受け入れているわけではないものの、人手不足の解消や若手確保のため、今後さらに動きが広まっていくと考えられるでしょう。「未経験の業界・職種に挑戦したい」という方にとって、第二新卒は再就職のチャンスとも捉えられますよ。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
参照元
厚生労働省
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第二新卒で早期退職する3つのデメリット
第二新卒で早期退職すると、「採用してもすぐに辞めると思われる」「新卒採用の出世コースから外れてしまう」などのデメリットがあります。以下に詳しく解説するので、チェックしていきましょう。
第二新卒で早期退職するデメリット
- 採用してもすぐに辞めると思われる
- 新卒採用の出世コースからは外れてしまう
- 就活スケジュールが自分任せになってしまう
1.採用してもすぐに辞めると思われる
第二新卒で早期退職すると、転職活動では「我慢できない人なのでは?」「次の職場もまたすぐ辞めてしまいそう」という目で見られがちです。企業はある程度のコストを掛けて求人を出し、採用活動を行っているので、一度採用した人材には長く働き続けてほしいと考えています。すぐに仕事を辞めそうな人は会社としても避けたいと考えているので、早期退職はそのような面では不利になるでしょう。
ただ、面接で早期退職の理由や反省をきちんと説明し、今後への意欲を示せれば「すぐに辞めてしまうのでは?」という先入観を払拭することは可能です。
2.新卒採用の出世コースからは外れてしまう
第二新卒で早期退職してしまうと、新卒採用の出世コースからは外れてしまうでしょう。企業にもよりますが、新卒には新卒専用の出世コースが用意されている場合があります。しかし、一度転職すると再びそのようなコースには乗れず、新卒入社のアドバンテージを手放すことになってしまうでしょう。
3.就活スケジュールが自分任せになってしまう
第二新卒で早期退職してしまうと、その後の転職活動は自分任せになってしまう傾向があります。
新卒時には、いわゆる就活スケジュールに沿って就活を行うことが多いでしょう。学生が一斉に活動する新卒採用では、大学主催のセミナーや企業の説明会が多数開催され、就活に関する多くの情報が手に入りました。
しかし、転職活動においては、企業への応募のタイミングや活動スケジュールはすべて自分で決める必要があり、企業側から積極的に情報を提供してもらえる場面は少なくなります。また、学生のころのように一緒に就活を行う仲間もいないので、心細く感じる人もいるでしょう。
第二新卒で早期退職するには、主に上記のようなデメリットがあります。それでも「今いる職場を退職して転職したい」と思っている人はいるでしょう。「新卒ですぐ転職したい!入社1年目で会社を辞めるリスクとは?」のコラムでは、新卒入社後に転職したときの対処法について詳しく解説しています。転職しようか悩んでいる人は、ぜひこちらもあわせてご覧ください。
第二新卒の企業ニーズは高い
第二新卒が早期退職することのデメリットをご紹介しましたが、入社後すぐの転職は悪いことだけではありません。どの業界でも若手を求める企業はあり、応募先によっては新卒の年齢が近いほど有利になることも。さらに、未経験業種への転職の鍵は若さであるともいえるので、職種を変えたい人は早めに転職活動をしたほうが良いといえます。
第二新卒はポテンシャルを期待されやすい
若手を求める企業が期待しているのは、応募者ポテンシャルや自社との相性、人柄です。早期退職では実践的なスキルは身についてない可能性があるものの、場合によっては「前職に染まっておらず柔軟性がある」と判断される場合もあるでしょう。
また、前の会社で基礎的なビジネススキル・マナーを身につけていることも、企業側からすると魅力を感じる部分のようです。
第二新卒は社会人経験を評価してもらえることも
第二新卒は新卒と同じくらいの若さでありながら、仕事の基本に関して教育コストが掛からないのが就活において大きな利点となります。そのため、早期退職だからといって、満足のいく転職活動ができないと考える必要はありません。
第二新卒の強みを活かして転職・就職活動を行いたいと考えている人は、「第二新卒が転職成功するには?仕事・求人探しの注意点やポイントをご紹介」のコラムも参考にしてみてください。第二新卒が転職を成功させるためのポイントを詳しくご紹介しています。
企業が若年層に求めるもの
企業は、第二新卒に対して「基本的なビジネスマナー」「仕事に対する意欲」「柔軟な考え方や対応力」を求めています。新卒や既卒など社会人としての経験がない人に対しては、正社員経験のなさをポジティブにとらえて「教育しやすさ」を求める傾向に。ある程度の社会人経験があると、「即戦力」や「マネジメント能力」「年齢や経験に応じた実績」が求められます。
早期退職後の転職に失敗しがちな第二新卒の特徴
早期退職したあとの転職に失敗しがちな第二新卒の特徴として、「短期で退職してしまう」「転職の明確な目的がない」などが挙げられます。以下で詳しく解説していくので、確認してみましょう。
短期で退職してしまう
入社してから3ヶ月や半年ほどの短期間に退職してしまうと、その後の転職活動で失敗しやすいようです。あまりにも短期間で退職してしまうと、「何も学んでいない」「自社で活かせる実績がない」と判断されてしまうことも。そのため、企業からの評価が低くなってしまい、転職活動が上手くいかない可能性があります。
転職の明確な目的がない
明確な転職の理由や目的がないことも、転職活動で失敗してしまう可能性を高めてしまうでしょう。「新しいことに挑戦したい」「なんとなく違う仕事に興味がある」といった曖昧な目的では、採用を見送られてしまうことも。転職の目的が明確でないと、企業側に熱意が伝わりにくく、評価につながりにくいことが考えられます。
早期退職した第二新卒が転職を成功させる3つのコツ
早期退職した第二新卒が転職を成功させるには、「急に辞めない」「自己分析をする」といったコツを押さえることが大事です。以下に詳しくご紹介するので、転職を成功させたい第二新卒の人は、ぜひ参考にしてみてください。
早期退職した第二新卒が転職を成功させるコツ
- 急に辞めない
- 職種に関する知識を深める
- 自己分析する
1.急に辞めない
退職を決めていたとしても、すぐに職場を辞めるのは避けた方が良いでしょう。転職活動を始めたいと考えるあまりに、すぐに現在の職場を辞めてしまう人も少なくありません。しかし、再就職先が決まっていないのにも関わらず、すぐに今の職場を辞めてしまうと、万が一転職活動に失敗した場合に再就職先が見つからず、フリーターやニートになってしまう可能性もあります。
また、仕事を辞めてしまうことで、経歴に空白期間が生まれます。空白期間が長引くほど、転職活動では不利になりやすい傾向に。そのため、空白期間をできるだけ作らないよう転職活動を進めましょう。
2.職種に関する知識を深める
第二新卒が転職する際には、希望する業界・職種に関して知識を深めるのがおすすめです。世の中には数多くの仕事が存在します。希望する業界や職種の知識を深めることで、自分に適した仕事が見つかる可能性があるでしょう。自分に合った業界や職種を知ることで、仕事選びの際に選択肢の幅が広がるだけでなく、転職の理由も明確になってくるはずです。
3.自己分析する
第二新卒が転職するときには、自己分析を行いましょう。会社を辞めた理由を明確にし、自分が仕事に対して重視していることが何かを考えます。そのあとに「自分の強みとは何か?」「なぜこの業界・職種を選択したのか」を考え、面接官が納得するような退職理由を作りましょう。第二新卒の転職活動における自己分析では、前職から現在に至るまでを振り返り、そして将来的にどうしていきたいかを明確に示すことが大切です。
第二新卒におすすめの自己分析の方法については、「第二新卒に自己分析は必要?転職時や採用面接に活用できるやり方を紹介」のコラムでもご紹介しています。自己分析のやり方に悩んでいる人は、ぜひこちらもあわせてご覧ください。
早期退職の理由や原因はポジティブに説明しよう
早期退職した第二新卒が転職を成功させるには、退職理由の伝え方が大事です。早期退職の理由は、「仕事が合わなかった」「人間関係に馴染めなかった」というネガティブな内容をそのまま答えるのではなく、相手にプラスの印象を与える回答を心掛けましょう。
以下にそれぞれの状況別での回答方法を解説するので、参考にしながら自分に合った回答を考えてみてください。
仕事内容のミスマッチが原因で退職した場合
仕事内容のミスマッチによる退職の場合、「仕事が合わず転職したが、事前のリサーチ不足がミスマッチの原因なので反省している」といったように反省点を交えて伝えましょう。
「仕事が合わなかった」はよくある退職理由ですが、それだけ伝えると「自分の力不足を仕事のせいにしている」と捉えられることも。自分に合わない仕事に就いてしまったのは、就活時の自己分析や企業・業界の研究不足であるともいえます。そのため、反省している点を伝えることで、「自分を客観的に見られる」「自分の間違いを認められる」というプラスの印象になるでしょう。
さらに、「次は△△を実現したくて転職を考えた」「この職種で△△したい」という風に、今後に向けた前向きな展望を説明できると、意欲的な姿勢が伝わり評価につながりやすくなります。
家庭の事情や退職せざるを得ない事情があった場合
早期退職の理由が、家庭の事情や退職せざるを得ない事情であれば、正直に答えましょう。
家庭の事情といったどうしても退職せざるを得ない事情があった場合、早期退職をしていてもそこまでマイナスになりません。「家族の介護」「病気を患い働けなくなってしまった」など、事情は人それぞれです。特別な事情があったとしても不利になることはないので、正直に打ち明けてください。
退職理由の答え方をアドバイスして欲しい、転職のサポートを受けたい方は、転職・就職エージェントの利用がおすすめです。エージェントを利用すれば、プロのアドバイザーから転職に向けた適切なアドバイスがもらえます。
ハタラクティブでは、第二新卒や既卒などの若年層の就職活動や転職活動の支援を実施。丁寧なヒアリングを行い、業界・職種を問わずあなたに合った求人情報をご紹介します。ハタラクティブで取り扱っている求人は、実際に取材を行った企業の求人のみなので、業務内容や職場の雰囲気などの情報を詳しくお伝えすることが可能です。
また、面接対策や応募書類の添削などのサポートも行っているので、転職活動をスムーズに進められます。サービスの利用はすべて無料なので、まずはお気軽にご相談ください。
第二新卒の早期退職に関するQ&A
ここでは、第二新卒の早期退職についての質問に回答をします。新卒入社した会社を退職することを検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
第二新卒で早期退職すると再就職は難しくなりますか?
第二新卒で早期退職してしまったからといって、再就職が難しくなることはありません。
ただし、あまりに短期間で離職していると、「忍耐力がない」「またすぐに離職するのでは」と懸念を持たれる可能性は高まります。第二新卒として転職活動を成功させるには、若さやポテンシャル、積極性、基本的なビジネスマナーをアピールするのがポイントになります。
早期退職の理由でNGな回答はありますか?
退職までの期間にかかわらず、会社に対する不満や人間関係を退職の理由に挙げるのは避けるべきです。会社に対する不満や人間関係を退職の理由として伝えてしまうと、「本人に問題があるのでは」「コミュニケーション能力に欠けるのでは」と転職者本人に退職の理由があると考えられてしまいます。転職面接で伝える退職理由は、相手が納得できるものにするのが鉄則。「面接で好印象な退職理由の例文を紹介!考え方のコツや言い換え方法も解説」を参考に、ポジティブな退職理由を伝えましょう。
早期退職は転職で不利になりますか?
1年に満たない期間での早期離職はネガティブな印象を与えやすくなるのが事実です。早期離職をしていても好印象を与えるには、退職理由を前向きに伝えることが大切。前職の悪口などネガティブな理由は避けましょう。「早期退職の理由を聞かれたら?面接での伝え方や回答例9つを紹介!」のコラムでは、労働条件や人間関係など理由別に退職の伝え方をまとめています。
早期退職後の転職活動に不安がある第二新卒の方は、就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。