面接の順番はいつが有利?期待度や選考結果との関係も解説

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この記事のまとめ

  • 面接の順番が期待度や選考結果に直接影響することは少ない
  • 面接の順番を期待度で決める企業は少数派
  • 個人面接で有利とされる順番は「最初」と「最後」
  • 集団面接では順番ごとに有利不利なポイントがある
  • 面接対策をしておけばどのような順番でも不安なく回答できる

「面接の順番と期待度は関係あるの?」「面接の順番はどうやって決まるの?」と気になっている求職者も多いことでしょう。ただでさえ緊張することが多い面接の場面では、少しでも疑問や不安をなくし、自信を持って本番に臨むことが大切です。このコラムでは、面接の順番や回答順によるメリットやデメリット、面接の順番の決め方について解説。不安をなくし、落ち着いて面接本番を迎えられるよう準備していきましょう。

面接の順番は期待度や選考結果に影響する?

面接の順番が、期待度や直接的な選考結果に影響することは少ないでしょう。しかし、面接の順番によっては質問への答え方を工夫しなければならなかったり、面接官に与える印象が変わったりするなど、多少なりとも影響があることは事実です。

面接の順番によって選考への影響を受けないために、面接の順番の決まり方や、順番ごとのメリット・デメリットを理解しておきましょう。面接に不安のある人は、「面接前日・当日は何を準備しておけば良いの?」のコラムで面接前の準備について詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

面接の順番の決め方は企業によって異なる

面接の順番の決め方は、企業の意図によって面接の順番が決められるケースもありますが、それ以外の理由で決まることも多くあります。企業がどのような基準で面接の順番を決めることが多いのか、下記で確認しておきましょう。

エントリーした順番

面接の順番を、エントリーした順番や受験番号順で決める企業は多いようです。求人に対して多くの募集が来ることも珍しくないため、面接の順番にはあまりこだわらず、効率重視で面接のスケジュールを決める場合に用いられるでしょう。

名前や大学名のあいうえお順

面接の順番の決め方は、名前や大学名のあいうえお順という企業もあります。この場合も、採用過程での効率を重視しているため、企業側は面接の順番にこだわりがないといえるでしょう。

期待度の高い順番

企業の中には、履歴書やエントリーシートなどの内容から判断し、期待度や評価が高い人から順番に面接を行うところもあるようです。理由としては、「良い人材を早めに確保したい」「面接官の集中力があるうちに、しっかり話を聞きたい」などが挙げられます。特に最終面接では、採用したい人材を他社に取られないために、期待度の高い人から先に面接を行い内定を出す企業もあるようです。

公務員の面接順番は試験成績で決まる?

「公務員の面接の順番は、筆記試験の成績で決まる」という噂を聞いたことがある人もいるでしょう。自治体にもよりますが、通常は受験番号順に面接を行うことが多いようです。また、筆記試験の結果より面接の内容を重視する自治体も多いため、面接の順番にこだわり過ぎず、面接のなかで最大限自分自身をアピールできるよう心掛けましょう。

個人面接の順番で有利とされるのは?

個人面接では、一般的に「最初」と「最後」が有利といわれています。ここでは、それぞれの順番が有利といわれている理由について詳しく解説。合わせてデメリットについても紹介しますので、参考にしてください。

面接順番が最初なら面接官の集中力が高い

面接の順番が午前中の早い時間だった場合、面接官がまだ疲れていないため、集中して話を聞いてもらうことができるでしょう。また、心理学では最初と最後の印象が記憶に残りやすいといわれています。印象的なエピソードを話すことができれば、良い評価につながるでしょう。

面接順番が最後なら印象に残りやすい

面接の順番が最後の場合も、心理学的な観点から面接官の印象に残りやすいというメリットがあります。企業によっては、時間を気にせずゆっくり話をしたいという理由で期待度の高い人材を面接の最後の順番に持ってくる場合もあるようです。ただし、すでに多くの面接をしていて面接官も疲れていること、採用したい人材とすでに出会っていた場合は比較されてしまうというデメリットがあります。

面接の順番が選べる場合はいつがおすすめ?

もし面接の順番が自分で選べる場合は、なるべく午前中の早い時間を選択しましょう。先述した「集中して話を聞いてもらえる」「記憶に残りやすい」というメリットのほかに、午後は別のスケジュールが入れられる、緊張したまま1日中過ごさなくて良いといったメリットもあります。
有利になる面接の時間帯について詳しく知りたい場合は、「面接には有利な時間帯がある?面接と時間の関係について」のコラムで紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

集団面接の回答順番によるメリットは?

集団面接の場合、回答する順番によってメリットや気をつけるべきポイントがあります。個々の性格によっても得意だと感じる状況が異なるため、自分で回答順番を選べる場合は、下記の順番によるメリットを参考に回答するタイミングを決めると良いでしょう。

順番が最初なら印象に残りやすい

回答順番が最初の場合、個人面接と同じく発言内容が面接官の印象に残りやすいというメリットがあります。また、最初の人の回答によって面接の流れが決まるため、自分の話しやすい雰囲気を作ることができれば、2つ目以降の質問に対しても答えやすくなるでしょう。

順番が中盤なら前の人の話を聞き考えを修正できる

回答順番が中盤の場合、前の人の回答を聞いて自分の発言を修正できるというメリットがあります。前の人の回答内容に対する面接官の反応を見ながら、質問の意図や求められている回答をより深く理解することができるでしょう。

前の人と回答が被ってしまう可能性もありますが、より具体的なエピソードを盛り込んで質問の意図に沿った回答をすることができれば、面接官の印象に残りやすくなります。

順番が最後ならゆっくり答えを考える時間がある

回答順番が最後の場合、前の人の回答と面接官の反応を全員分確認しながら、ゆっくり答えを考えられる点がメリットです。しかし、自分の用意していた答えを先に言われてしまう可能性も高くなるため、頭の回転の速さや臨機応変に対応する力が求められる回答順でもあります。

集団面接のポイントを知りたい人は、「グループ面接のポイントとは?本番前にチェックしよう」のコラムで詳しく解説していますので、参考にしてください。

面接の順番より自分なりのエピソードを大切にしよう

集団面接の回答順で一喜一憂する必要はなく、それぞれのメリットをいかに活かしてアピールするかが大切です。ほかの応募者と言いたいことがかぶったからといって焦る必要はありません。あなたならではのエピソードを用意して面接に臨みましょう。

順番に影響されない面接対策をしよう

面接の順番で有利か不利かを決めるのは、その人の面接対策次第です。ここでは、どのような順番でも自信を持って面接に臨めるように、面接前に確認しておくべきポイントを紹介します。

面接への心構えをしておく

面接の順番に影響されず、最大限の力を発揮するためには、事前に落ち着いて心の準備をしておくことが重要です。心のゆとりがないまま面接を迎えてしまうと、本番は焦りから緊張感がいっそう高まり、持っている力を発揮できない可能性があります。

あらかじめ会場までのルートを確認しておいたり、早めに会場に到着しておいたりして、時間にもゆとりを持って行動するよう心掛けましょう。

身だしなみを整えておく

面接では、社会人としてふさわしい、清潔感のある身だしなみが必要です。面接の順番によっては、身だしなみも含めたその人の印象が面接官に強く残る場合もあります。人の印象は見た目を通して大きく変わるため、身だしなみをしっかり整えて、面接での印象アップを目指しましょう。

持ち物は余裕を持って準備しておく

面接に必要な持ち物は、余裕を持って前日のうちに準備しておきます。企業によって個別で指定されることもありますが、一般的に面接で必要な持ち物は下記の6点です。

  • ・A4サイズの書類が入る就活用カバン
  • ・A4サイズの書類が入るファイル
  • ・履歴書など応募書類のコピー
  • ・会社案内や募集要項のコピー
  • ・筆記用具
  • ・腕時計

面接前日に必要なものを揃えておくことで、当日の心の余裕につながり、どのような面接の順番でも落ち着いて臨むことができるでしょう。

面接でのポイントを確認しておく

面接の順番が気になって緊張が増してしまうという場合は、面接中に特に気をつけるべきポイントを事前に確認しておきましょう。面接中は緊張しているため、多くのことに意識を向けるのは難しいもの。そこで、面接官が見ている主なポイントに注意を払い、大きなマイナス評価を避けるよう気をつけていきましょう。面接官がチェックしている主なポイントは以下のとおりです。

  • ・清潔感のある身だしなみか
  • ・自然な笑顔で目を見て会話できているか
  • ・結論から分かりやすく話ができているか
  • ・質問に的確に回答しているか
  • ・挨拶や礼がきちんとできているか

面接官が見るポイントとは?合否の決め方や採用したい人の特徴を解説」のコラムでも、面接官が重視するポイントについてまとめています。

面接で質問されそうな内容を予測しておく

面接で質問される内容は、実はある程度決まっています。「この質問をされた場合は、こんなエピソードを話そう」とあらかじめ決めておけば、面接本番も焦らずに回答することができるでしょう。また、自己分析や企業研究をしっかりしておくことで、どのような順番や質問も自信を持って発言ができます。

逆質問への回答を多めに用意するなど面接対策は十分に

逆質問でほかの応募者と被る可能性がある場合は、多めの質問を準備しておきましょう。たとえ回答の内容がほかの人と被ったとしても、面接官が気にしているのは「自分の言葉で伝えられているかどうか」です。どのような順番になっても、焦ったり、周りの発言に振り回されたりしないように、十分な面接対策をしていきましょう。

転職エージェントを利用する

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