正社員だけどバイトしたい!違法になる?掛け持ちにおすすめの仕事を紹介

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この記事のまとめ

  • 正社員として働きつつバイトすることは法律上の問題はない
  • 正社員だけどバイトしたいと考えている人は、就業規則で禁止されていないか確認しよう
  • 正社員だけどバイトしたい場合は、目的や働ける時間を事前に確認しよう
  • 正社員だけどバイトしたい場合におすすめなのは単発バイト
  • 収入面の不安なら正社員でバイトをする前に転職も検討しよう

正社員だけどバイトがしたいと考える人は多くいるでしょう。収入面の不安があったり、スキルアップを目指したかったりと、理由はさまざまです。正社員でバイトをするにあたって、法律上の問題や就業規則での決まりなどが気になるところ。このコラムでは正社員がバイトをする際にチェックしておきたい法律や就業規則の問題から選ぶ際のポイント、おすすめの掛け持ちバイトなどを紹介します。

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正社員だけどバイトしたい!違法になる?

正社員として働く人がバイトや派遣をするのは法律違反ではありません。厚生労働省が公表する「副業・兼業の促進に関するガイドライン」では、正社員の副業をすすめる動きがみられます。

また、一般社団法人日本経済団体連合会の「副業・兼業に関するアンケ―ト調査結果」によると2022年時点で社外での副業・兼業を認めるまたは認める予定と回答した企業は83.9%にものぼります。

社外への送出:認めている企業の推移 5000人以上企業・企業規模計の画像

引用:一般社団法人日本経済団体連合会「副業・兼業に関するアンケ―ト調査結果

会社の就業規則により禁止されている場合がある

正社員のバイトが法律上問題なくても、勤めている会社の就業規則によって禁止されている場合があります。政府の働きかけによって会社でも少しずつ副業や兼業を認める動きが出てきてはいるものの、まだまだ副業・兼業を禁止している会社は多くあるでしょう。

会社が副業や兼業を認めない理由としては、本業のパフォーマンス低下が懸念されるためです。正社員が本業とは別にバイトを行う場合、仕事終わりの平日夜もしくは休日に働くことになるでしょう。本来は身体を休める時間にバイトを行うため、心身共に疲弊し、集中力が低下しミスをしたり、体調を崩しやすくなったりと本業へ悪影響を及ぼしかねません。

また、副業や兼業を禁止するもう一つの理由として情報漏洩のリスクが挙げられます。スキルを活かそうと正社員として勤めている会社の業務と同じバイトを始めた場合、本業の機密情報が同業のアルバイト会社に漏洩する危険があるでしょう。会社の信用を下げる事態になりかねないため、アルバイトを禁止している会社もあります。

なお就業規則でバイトが禁止されているにもかかわらず実施した場合は、会社のルールにもよりますが、戒告や減給、出勤停止、降格、最悪の場合には懲戒解雇などの処分が下されることに。まずは正社員として働いている会社の就業規則を確認してからバイトを始めましょう。

副業先の就業規則もチェックすることが大切

就業規則は正社員として勤めている会社だけではなく、副業先として検討している会社のものもチェックしましょう。個人事業主として業務委託で副業する場合は問題ありませんが、休日に飲食店やイベントスタッフなどのバイトとして働く場合は、バイト先の就業規則を確認する必要があります。たとえ、正社員として勤めている会社が副業・兼業を良しとしていても、副業先の会社が禁止していれば、ダブルワークはかないません。

参照元
厚生労働省
副業・兼業
一般社団法人日本経済団体連合会
「副業・兼業に関するアンケート調査結果」を公表 (2022年10月27日 No.3564) | 週刊 経団連タイムス

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正社員がバイト先を探す際のポイント

正社員がバイトを行う際は時間的な制約があるため、目的をもって条件を絞り探す必要があります。ここでは、正社員がバイト先を探す際のポイントを2つ紹介します。

バイトの目的を明確にする

正社員として働いているにもかかわらずなぜバイトをしたいのかをはっきりさせましょう。例えば「正社員と収入だけでは生活が厳しいから」「正社員としての業務に活かせるスキルの向上を目指したいから」「人脈を広げたいから」など、目的は人によってさまざまです。目的が明確になればどのようなバイトを選べば良いかもおのずと見えてくるでしょう。

収入を補いたいのであれば効率よく稼げるバイトを、スキルアップを目指すなら本業と同じ業務と、目的があればやりたいバイトの内容が絞れます。

バイトに充てられる時間を確認する

正社員として働いている場合、バイトに充てられる時間は限られています。仕事が終わった後の平日夜に働くのか、休日を利用してまとまった時間働くのか、どの働き方が自分に合っているか見極める必要があります。

本業が確実に定時上がりなら平日の夜に働くのもありでしょう。残業などで終業時刻が定まっていない場合は、休日を利用して働く方がトラブルが起きません。また、時間帯だけではなく、単発バイトや短期バイト、長期バイトなど働く期間を決めておくことも大切です。

まずは単発のバイトから始めるのがおすすめ

最初は正社員をしながらバイトが続けられるか分からないため、単発バイトをおすすめします。何度かダブルワークが可能か試してみて、体力的・精神的に問題がないようであれば短期や長期のバイトを探すのも良いでしょう。

正社員のダブルワークにおすすめなアルバイト

正社員をやりながらバイトを始めると決めたら、条件に合ったバイト探しが大切です。ここでは、正社員でもできるバイトを紹介します。正社員がダブルワークする際の注意点を詳しく知りたい方は「正社員がダブルワークすることは可能?メリット・デメリットや注意点を紹介」もあわせてチェックしましょう。

イベントスタッフ

ライブやコンサート、展示会、スポーツの試合などが行われるイベント会場の設営や当日の来客対応を行うバイトです。当日の対応は誘導やグッズ販売などがあります。イベントは土日祝日に行われることが多いため、平日が仕事の正社員の場合は応募しやすいといえるでしょう

試験監督

模試や資格試験が行われる会場で、当日の問題用紙や解答用紙の配布・回収、試験時間中の見張りなどの業務を行います。こちらも単発バイトかつ土日祝日に行われることが多いため、平日勤務の正社員は応募しやすいバイトです。

清掃スタッフ

マンションやオフィス、ホテルなどさまざまな建物の清掃を行います。長期募集が多いバイトですが、早朝の時間帯に募集がある仕事のため、本業の出勤前のすき間時間を使ってバイトが可能です。

工場や倉庫の軽作業

単純作業が多く未経験でも問題ない業務がほとんどのため、単発でバイトをしたい正社員におすすめです。作業の内容には検品や梱包、シール貼り、仕分けなどがあります。特別なスキルを必要としない作業のため、単純に収入の足しにしたいという正社員は一度行ってみるとよいでしょう。

本業スキルを活かせるバイト

スキルアップを目指している人は本業と同じ業務ができるバイトを探しましょう。たとえば、介護の仕事をしている人なら別の施設形態に応募したり、パソコンスキルがある人は休日に開催しているパソコン教室のインストラクターに応募したりと、自分が持っているスキルに合わせることが大切です。ただし、応募できるバイトが限られるため、時間の制約がある正社員にマッチしたバイトが見つからない可能性もあるでしょう。

無理にバイトを入れて睡眠時間や休憩時間を削ってしまえば体調を崩し、本業にも影響を与えかねません。必ず時間帯的に無理がないかをチェックして応募しましょう。

正社員のバイトが本業の会社にバレる理由

会社が就業規則でバイトを禁止していたとしても、収入面の問題からやむを得ずバイトを始める方もいるでしょう。本業の会社にバレずにバイトを続けていきたいものですが、隠していても会社にバイトをしている事実が発覚してしまう可能性があります。

ここでは、正社員のバイトが本業の会社にバレるきっかけを紹介します。正社員が副業をする際の注意点を詳しく知りたい方は「正社員も副業してOK?会社にバレる理由や働く際の注意点について解説」もご覧ください。

社会保険の通知書が本業の会社に届く

アルバイトでも、働き方によっては社会保険への加入が必要です。2つ以上の事業所で社会保険に加入すると、もう一方の会社へ「健康保険・厚生年金保険資格取得確認、二以上事業所勤務被保険者決定及び標準報酬決定通知書」が送付されます。この通知により、別の事業所でバイトしていることがバレてしまうのです。

社会保険の加入条件

アルバイトとして社会保険に加入するのは、「1週間の所定労働時間が20時間以上」「1ヶ月の所定賃金が8万8000円以上」などを満たした場合。正社員のかたわらアルバイトをしている場合は満たすケースは少ないと考えられますが、働き方によっては加入となることもあるでしょう。詳しくは「社会保険の加入義務はパート・アルバイトにもある?条件を解説」のコラムでご確認いただけます。

住民税の金額が上がる

住民税の納付は基本的に会社が給与から天引きして行っています。副業でバイトを始めると、その収入に対しても住民税が発生。住民税の通知書や納付書が本業の会社に届いた際、明らかに住民税の金額が多くなっている場合にバイトがバレやすいでしょう。

雇用保険の加入通知が本業の会社に届く

副業バイトで1週間に20時間以上働く場合、雇用保険への加入が必要です。雇用保険は1つの会社でしか加入できないため、雇用保険の加入手続きを行うと本業と副業それぞれの会社に連絡が届いてしまいます。これによりバイトをしていることがバレてしまうと考えられるでしょう。

正社員でもバイトの給与が手渡しならバレない?

手渡しであれば税金や保険の通知が行かずにバレないのではと考えるでしょう。しかし、手渡しであっても会社がバイトに支払った給与は「給与支払い報告書」として市町村に提出が必要です。報告を行うことで住民税や社会保険に反映されるため、本業の会社にバレてしまう可能性があるでしょう。

バイトではなく転職も検討しよう

正社員が収入を補うことを目的でバイトをするなら、本業の転職を検討するのもよいでしょう。バイトは拘束時間があるため、正社員を続けながらでは心身ともに疲弊してしまうリスクがあります。本業の正社員としての収入が不十分であるなら、転職をして収入アップを目指すのも一つの手段です。

転職で年収アップを目指す方法について知りたい方は「転職で年収をアップさせる方法は?上昇額の相場についても解説」を参考にしてください。

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正社員だけどバイトがしたいとき参考にしたいFAQ

収入面の不安やスキルアップを目的に、正社員をしながらバイトをしたいと考える人も多くいます。ここでは正社員をしながらバイトをしたいと考える人の不安や疑問についてQ&A方式で回答していきます。

正社員の副業としてアルバイトを行うのは大変ですか?

正社員として働く時間を考えると、長時間のバイトは現実的ではないでしょう。
たとえば、正社員の仕事が毎日9時から18時、20時から24時までアルバイトをした場合、通勤時間にもよりますが就寝に充てられる時間は4時間ほどになる可能性も。このように平日の夜や休日だけなど働ける時間が限られるため、アルバイトを継続的に行うためには体力がいるでしょう。

就業規則で副業禁止の会社でバイトしたら罰則がある?

正社員の掛け持ちバイトは法律上で禁止されているわけではありません。
法律違反にはなりませんが、就業規則で禁止と定められている場合は、就業規則違反として罰則が発生するでしょう。減給や出勤停止、解雇処分など、会社によって罰則の大きさは異なるため、バイトを始める前に必ず確認しておくことをおすすめします。

正社員の収入面に不安があるためバイトを辞めたくない

正社員の収入に不安がありバイトをしている場合は、転職を考えるのも一つの手段です。ダブルワークは体力的にも精神的にも負担が大きいため、まずは本業の収入をアップできないか考えてみましょう。転職活動に不安がある方はぜひハタラクティブにご相談ください。初めての転職でもアドバイザーがしっかりサポートします。

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