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仕事の休みがないからつらい!過労の影響とその対処法
更新日
この記事のまとめ
- 休みがない仕事は健康上の問題だけでなく人間関係にも悪影響を及ぼす恐れがある
- 仕事の休みが取れない人の特徴は、責任感が強い人や休むと自分を責めてしまう人
- 仕事の休みが少ないときに職場でできる対処法は、上司への相談と記録を付けること
- 仕事の休みが少ないときは、仕事とプライベートを切り替えてリラックスしよう
- 対処法を試しても状況が改善しない場合は、転職を検討するのがおすすめ
休みが少ない仕事でつらいと感じている人もいるでしょう。休まずに働き続けることは心身に悪影響を与えるだけでなく、業務の効率を下げるなどのデメリットがあるため、適度な休みが必要です。このコラムでは、過労の影響と対処法について紹介します。すぐにできる対処法や休みを取りにくい人の特徴も解説するため、参考にしてみてください。
休みがない仕事でつらい!これは甘えなの?
仕事の休みがなくつらい思いをしている人のなかには、「休めなくてつらいなんて甘えなの?」と考える人もいるでしょう。
休みなく働くことは、身体にも心にも悪影響を及ぼします。決して甘えなどではありません。自分の気の持ちようでどうにかしようと考えるのではなく、きちんと対策を講じるようにしましょう。
「仕事が辛いのは甘え?辞めたいと感じる原因と対処法」のコラムにも、仕事がつらいと感じる理由や対処法についてまとめられています。こちらもあわせてご一読ください。
休みがない仕事は想像以上に危険
真面目な人は休日がなくても、「仕事が忙しい時期だから仕方がない」「自分が我慢をすれば良いだけ」と考えてしまう傾向があります。しかし、休みを取らずに働き続けるという状態は想像以上に危険です。休みを足らずに働き続けるデメリットは以下のとおりです。
・業務効率を下げる
・心身の不調をきたす可能性がある
・職場で人間関係のトラブルが起きやすくなる
・大切な人と過ごす時間が少なくなる
長時間労働による負担は知らず知らずの間に心身をむしばみ、業務効率を大幅に下げていきます。また、「食欲がなくなる」、「よく眠れない」、「気分が落ち込む」など心身に影響が出ることも。
さらに、プライベートの時間の減少はコミュニケーションの希薄化につながり、人間関係にも悪影響を及ぼす可能性があります。友人ともなかなか会えず、疎遠になる可能性もありますし、家族の時間がとりにくくなる場合も考えられるでしょう。それを防ぐ意味でも、一定以上の安定した休日は必要不可欠です。
「働き過ぎるとどうなる?過労のサインと5つの対処法を解説」では働きすぎのサインや対処法について詳しくまとめているので、こちらも参考にしてみてください。
仕事の休みが取れない人の特徴
仕事の休みが取れない人の特徴
- 責任感が強い
- 休むと自分を責めてしまう
- 働かなければいけないと思っている
- 休むと迷惑を掛けると考えている
以下のような人は仕事の休みを取りにくく、つらい状況に陥りやすい可能性があります。自分に当てはまっていないかどうか確認してみてください。
責任感が強い
責任感が強い人は休みを取りにくい可能性があります。仕事において責任感が強いことは長所といえますが、強過ぎる場合は自分の仕事がなくなるまで仕事のことが気になり、休めなくなってしまうでしょう。自分がいないと業務に支障が出るなどと考えてしまい、休みを取らずに働き続けてしまうことがあるかもしれません。
社内マニュアルや連絡体制などを整備し、自分が休んだ日でも業務が回るようにするのも一つの方法です。
休むと自分を責めてしまう
有給や代休であっても、休むと罪悪感をおぼえてしまうような人は休みを取りにくいでしょう。頑張るのが当たり前だという価値観を持っている人は、「休むことは良くないこと」と感じてしまいやすいものです。休む権利がある日だとしても、できるだけ出勤しようと考えてしまいます。
自分の体や心のコンディションを整えるのも大切なことです。休みも必要だという考え方に変えていきましょう。
働かなければいけないと思っている
職場環境として残業や休日出勤が当たり前になっていたり、上司があまり休まない人だったりすると、「働かなければいけない」と思い込んでいる場合があります。自分も同じようにした方が良いと考え、休まずに働き続けようとしてしまうでしょう。
自分の仕事が終わったら早く帰る日を作るなど、周りに合わせ過ぎずに適度に休んでみてください。
休むと迷惑を掛けると考えている
休みを取ると周囲に迷惑を掛けると考えている人もいるでしょう。自分がやるはずだった仕事を人にお願いすることになり、罪悪感をおぼえてしまうためです。
しかし、組織で働くうえで周囲と仕事をカバーし合うのは良くあること。。振り返ってみれば、自分もほかの人の仕事をカバーしたこともあるでしょう。必要なときは人に頼ることも大切です。
仕事の休みがない場合は法律の規定をチェックしよう
仕事ばかりで休みがないと悩んでいる人に確認してもらいたいのが、労働基準法の第35条です。
それによると、原則として使用者は労働者に対して週に1日以上の休日を与えなければならないとされています。
ただし、4週間に4日以上休日を与えている場合にはこの原則に従わなくても良いとのことです。
もし、やむを得ない事情で法的休日を守れず、休日出勤をしてもらわなければならない場合は、使用者と労働者の代表が36協定を締結し、それを労働基準監督署に届ける必要があります。
そのため、1ヶ月に4日以上の休暇を取れているかを確認してみましょう。もし、それを下回っている場合は、36協定を締結しているかを確認した上で、通常賃金の1.35倍にあたる休日手当が支払われているかをチェックしてみてください。
もし、どちらか片方でも実行されていない場合は、労働基準法違反である可能性が濃厚です。
労働基準法の記載については「仕事で休みがないのは労働基準法に違反する?つらい状況を乗り切るには」のコラムが参考になります。詳細を確認したい人はこちらもチェックしてみてください。
参照元
e-Gov法令検索
労働基準法
仕事の休みがない状態を改善するための対処法
休みがなくてつらい場合の対処法は、「職場でできること」と、「仕事以外の時間にできること」に大きく分けられます。
職場でできること
職場でできる対処法は、休日出勤や残業について上司に相談してみることです。仕事量の調整や担当変更などで状況が変わる場合があります。また、つらいと感じていることを分かってもらうことで、休みを取りやすい雰囲気を作ってくれる場合もあるでしょう。上司に協力してもらうと自分で休日を確保しやすくなります。すぐに状況が変化しない場合は、残業時間や休日出勤の記録をきちんと残しておいてください。
仕事以外の時間にできること
家でできる対策法としては、仕事とプライベートをしっかりと切り替えてリラックスすることです。家に帰っても仕事のことが気になっていると、気持ちが休まりません。短時間でも仕事のことを忘れて気分転換しましょう。
上手く切り替えるコツについては「仕事とプライベートを切り替える11のコツ!集中できない場合の対処法も」のコラムで紹介しています。
仕事の休みがない状態が続く場合は転職もおすすめ
自分でできる対策を試したり、上司に相談したりしても現状が改善されない場合もあるでしょう。そのような場合は転職を検討するのも一つの方法です。
労働基準法違反の疑いがある場合は、勤務の詳細を記録したメモを基に労働基準監督署に相談に行く方法もあります。しかし、解決には時間が掛かることも。労働基準法を守れない企業であれば、いつまでもしがみついているより、さらに良い条件の職場を探した方が得策な場合もあるはずです。
仕事の休みがない人が効率的に転職活動をするには?
仕事の休みがない人が効率的に転職活動をするコツ
- 有給を利用する
- 退職してから転職活動をする
- 休日が多い職種について知っておく
- 転職エージェントを利用する
この項では、仕事で忙しい人が効率的に転職活動をするポイントをまとめてみました。転職を検討する際の参考にしてみてください。
有給を利用する
思い切って有給を取って転職活動のための時間を確保しましょう。転職活動には自己分析や書類作成などさまざまな準備が必要になるため、ある程度まとまった時間が必要です。
転職活動のために有給を取得する際、具体的な理由を伝える必要はありません。伝える内容や相手によっては、執拗に引き止められたりトラブルに巻き込まれたりする恐れがあります。そのため、転職について周囲にどこまで伝えるかどうかは慎重に判断しましょう。
退職してから転職活動をする
退職してから転職活動をする方法もあります。時間に余裕ができることで、自己分析や業界研究、応募する企業の情報収集などに時間をかけて取り組めるでしょう。経済的に余裕がある場合は、退職してから転職活動を行うのも一つの方法です。
休日が多い職種について知っておく
休日が多い職種について知っておきましょう。業界や職種によって、休日の多さには傾向があります。知識をつけることで、目標を絞って効率良く転職活動を進められるでしょう。
「休みが多い仕事とは?年間休日数が多い業界ランキングや正社員求人の探し方」のコラムに、休日が多い仕事について紹介されています。
転職エージェントを利用する
仕事で忙しい人が転職活動を行う場合、転職エージェントを利用するのがおすすめです。希望に合った求人紹介や企業とのやりとりを代行してもらえるため、時間が少なくても効率的に転職活動を進められます。応募する企業の内部事情にも詳しいため、入職後のミスマッチも少なくできるでしょう。
休みが多い仕事の情報を求めている方は、ハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、若年層向けの就職・転職エージェントです。経験豊富なキャリアアドバイザーが、マンツーマンでカウンセリングを行い、あなたの理想にマッチする企業をご紹介します。
「きちんと休みが取れる環境で働きたい」といった希望にもしっかり対応。求人サイトには載っていない詳しい企業情報や非公開求人なども紹介しているので、お気軽にハタラクティブまでご相談ください。
こんなときどうする?休みがない仕事に関するFAQ
休みがない仕事に関するお悩みをQ&A方式で解決していきます。休めなくてつらいと感じている人は参考にしてみてください。
月4回休みがあれば違法にはならない?
労働基準法35条によると、毎週少なくとも1日の休日を与えなければならないと定められています。そのため、月4日の休みだと違法にはなりません。しかし、労働基準法32条では「1週間で40時間を超えて労働者を働かせてはならない」と労働時間も定められています。そのため、1日8時間働くと5日で40時間になるため週2日の休みが必要です。
詳しくは「労働基準法で定められている休日は?休暇との違いや休日出勤のルールを確認」でご紹介しています。
働き過ぎは良くない?
働き過ぎは心身には良くないでしょう。休みを取らず働きすぎていると、気づかないうちに疲労が蓄積されている可能性があります。過労によりめまいや頭痛、食欲不振につながる場合も。また、よく眠れなかったりやる気がでなかったりするなど精神的な症状が現れることもあるでしょう。
「何もやる気が出ないとき仕事はどうする?毎日疲れたと感じる原因とは」のコラムにはやる気が出ないときの対処法が紹介されています。
年間休日の平均は?
年間休日の平均は120日といわれています。年間休日数が120日あるのは、年間を通して土日は105日ほどあり、祝日が15日あるからです。また、企業によっては120日の休日に加え夏季休暇や年末年始の休みがある場合もあります。
年間休日の平均については「年間休日数とは?定義や平均的なお休みの日数を解説!」のコラムで解説されています。
休みが少なくつらいです。
休みが少なくつらいと感じている場合は、転職を検討してみましょう。自分が求めている条件と合う仕事を探してみるなど、現状を変えるのも一つの手段です。転職したいけど時間がない…という方は「ハタラクティブ」にご相談ください。専任のアドバイザーがあなたに合った仕事をご紹介。また、面接の日程調整や条件交渉といった企業とのやり取りはすべて担当者が代行します。サービスはすべて無料で利用できるため、お気軽にご相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。