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面接で「苦手な人」を質問される理由は?好印象を与えるコツや例文をご紹介
更新日

この記事のまとめ
- 面接で苦手な人を聞く理由は、応募者の人柄や価値観、対応力を知るため
- 苦手な人について面接で聞かれたら、ネガティブな内容を避けながら納得できる説明をする
- 面接で苦手な人について回答するときは結論から話し、具体的なエピソードを紹介する
- 面接の回答には、苦手な人に対する対処法や今後への活かし方をアピールする
- 「苦手な人はいない」といった現実的でない回答や差別的な表現は避ける
面接で「苦手な人」について聞かれたときの回答に悩む方もいるでしょう。苦手な人を聞かれた際は、企業側の意図を把握したうえで前向きな回答をするのがポイントです。また、具体的なエピソードや対処法を伝えると説得力が増します。このコラムでは、面接で苦手な人について聞かれた際の回答のコツをまとめました。回答の例文やNG例も併せて紹介しているので、参考にしつつ自分なりの回答を用意しましょう。
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面接では苦手な人について聞かれることがある
採用面接では、面接官から「苦手な人はいますか?」と質問されることがあります。「協調性がない」「時間にルーズ」など、誰にでも苦手だと感じるタイプはあるでしょう。
企業側は、悪意をもってこの質問をしているわけではありません。苦手な人について聞かれてもスムーズに答えられるよう、質問の意図を理解し、ポイントを押さえた回答を準備しておきましょう。
企業が面接で「苦手な人がいたらどうするか」を質問する意図
企業は「苦手な人」の質問を通して、応募者の人柄や価値観、対応力などを見極めているようです。面接では、質問の意図を理解して的確に回答する必要があります。以下で詳しく解説しているので、企業側の意図を理解し、自己アピールにつなげましょう。
応募者の人柄や価値観を知りたい
面接官は苦手な人の傾向を聞くことで、応募者の人柄や性格を見極めようとしています。たとえば、「時間にルーズな人が苦手」なら几帳面、「マナーを守れない人が苦手」なら正義感が強い人物であると判断できるでしょう。
また、志望動機や自己PRなどはポジティブな表現に言い換えやすく、応募者の素顔や本音を見極めることが難しい傾向にあります。そのため、企業側は「苦手な人はいますか」のようなネガティブな回答になりやすい質問をすることによって、より多角的に応募者の人柄を評価しているようです。
「ストレスを感じるとき」を質問されることも
ネガティブな回答になりやすい質問の1つに「ストレスを感じるとき」が挙げられます。頻繁に聞かれる質問ではありませんが、回答が思い浮かばなかったり、とっさに前向きな回答ができなかったりする可能性も。あらかじめ回答を準備しておくことで、安心して面接に挑むことができるでしょう。
「面接で『ストレスを感じるとき』と聞く意図は?例文や解消法の答え方も紹介」のコラムで詳しく解説しているので、参考にしてみてください。苦手な人との付き合い方から対応力を知りたい
面接官は「苦手な人」の質問から、応募者が苦手な人に対してどう向き合う人なのかをチェックしています。プライベートなら苦手なタイプとなるべく関わらないようにできますが、ビジネスの場ではそうもいきません。苦手な上司や取引先とも上手に付き合い、成果を挙げていく必要があるでしょう。
「対人トラブルがあったらすぐ逃げてしまうのでは」「人間関係のストレスに耐性がなさそう」と判断されてしまわないためにも、苦手な人に対してどう向き合っていくのか、具体的な心構えを自分の言葉でしっかり伝えることが大切です。
人間関係に不安がある方には「コミュニケーション能力を鍛えるには?具体的な方法をご紹介」のコラムがおすすめです。コミュニケーションは少しの心掛けで向上するので、参考にしてみてください。
応募者の人柄が社風と合うか知りたい
「苦手な人」の質問には、応募者の人柄が社風や社員の雰囲気と合うかどうかを見極める目的もあります。「社風」とは、会社が持つ価値観や信念、社内の雰囲気などのことです。優秀な人でも、会社の雰囲気と合わなければ早期離職してしまう可能性があります。
社風については「会社の雰囲気を見極める方法をご紹介!働きやすい企業の特徴とは?」のコラムで紹介しているので、参考にしてみてください。
「苦手な人」の回答で好印象を与えるポイント
面接で「苦手な人」について回答するときは、ネガティブな内容を避けながら自己アピールにつなげることが大切です。下記に、面接時の回答ポイントをまとめました。
「苦手な人」の回答で好印象を与えるポイント
- 苦手だと感じる理由や価値観を明確にする
- 苦手な人との接し方を振り返る
- 自己PRや志望動機と一貫性を持たせる
- 志望企業の社風とマッチした内容にする
苦手だと感じる理由や価値観を明確にする
「苦手な人」の回答には、必ず根拠となる理由が必要です。「私は押しの強い人に苦手意識があります。こちらの意見になかなか耳を貸してもらえず、意思の疎通を図るのに苦労するからです」というように、なぜ苦手なのかを客観的に納得できる説明をしましょう。
「生理的に受けつけない」「なんとなく苦手」など、個人的な感情や根拠のない理由だけで判断しているような回答は避けるのが無難です。また、「どういう人が苦手か分からない」「その人を苦手な理由が分からない」とお悩みの方もいるでしょう。自身の価値観を明確にする際は、自己分析をするのがおすすめです。これまでの経験を整理することで、苦手な人物像を見つけられるでしょう。
「自己分析とは?実施のメリットと就活や転職活動での必要性を解説」のコラムでは、自己分析の方法やメリットを解説しているので、参考にしてみてください。
苦手な人との接し方を振り返る
苦手な人について回答する際は、これまでの経験をもとにエピソードや対処法を交えて語ることが重要です。アルバイトやインターン、サークル活動など、実際に対処した経験を伝えれば説得力が増します。苦手な人とどのように関わってきたのかを話せば、苦手な人にも対応できる高い柔軟性を持っていることがアピールできます。
また、「今後、苦手な人とどう関わっていきたいか」を伝えることで、入社後の積極的な姿勢もアピールできるでしょう。
自己PRや志望動機と一貫性を持たせる
面接で「苦手な人」を聞かれた際は、履歴書の自己PRや志望動機の内容と矛盾しないよう、一貫性のある回答を意識しましょう。たとえば、履歴書には長所として「柔軟な考え方ができる」と記入しているにもかかわらず、「優柔不断な人が苦手」と回答するのは違和感があります。
面接官に「嘘をついている」「考えが定まっていない」といったマイナスな印象を与えかねません。信頼を失わないためにも、一貫性のある内容を心掛けましょう。
志望企業の社風とマッチした内容にする
「苦手な人」に関する質問で好印象を与えるためには、志望企業の社風にマッチした内容にすることが大切です。企業によって求める人物像や価値観は異なるため、応募企業が重視しているポイントに沿った回答を伝えると、面接官に「この人はうちの会社に合う」と感じてもらいやすくなります。
たとえば、チームワークを重視する企業であれば、「個人プレーに走る人が苦手」と回答すると、チーム全体で協力して仕事を進める姿勢をアピールできるでしょう。苦手な人の質問から、企業の価値観と自分の考え方が一致していると示せれば、面接官に好印象を与えられる可能性があります。
企業の求める人物像を把握するために、企業研究を活用しましょう。「企業研究のやり方とは?情報収集の方法や得られるメリットなどを解説!」のコラムでは、企業研究の方法やメリットを紹介しているので、ご一読ください。
面接で苦手な人を聞かれたときの答え方
面接で「苦手な人」について聞かれた場合は、「結論→理由やエピソード→対処法→今後への活かし方」の順番で回答します。結論から話すことで、話が簡潔にまとまり、面接官に要点が伝わりやすくなるでしょう。また、苦手な理由に具体的なエピソードを盛り込んだり、対処法を入れて苦手を乗り越える姿勢を示したりするのがポイントです。
結論から話す
苦手な人の質問に限らず、面接で聞かれたことには結論から伝えるのが鉄則です。結論から話し始めると、自分が伝えたいことが端的かつ効果的に相手に伝わります。また、回答のゴールを先に伝えることであとに続く内容が冗長的にならず分かりやすくなるのもポイントです。「苦手な人はいますか」と聞かれたら、「私は〇〇な人が苦手です」と簡潔に結論を述べましょう。
苦手な理由と具体的なエピソードを挙げる
結論の次に、なぜ苦手なのかを具体的に伝えます。「感覚的に苦手」のような曖昧な理由ではなく、客観的に納得できる理由で伝えましょう。その際、実際に体験したエピソードを付け加えると説得力が増します。ただし、前職の職場環境の悪口を言ったり、個人が特定できるようなエピソードを述べたりするのは控えましょう。
対処法を述べる
次に、苦手な人に会った際の対処法を伝えます。「積極的にコミュニケーションをとる」「相手の性格、性質を理解する」など、苦手な人とも積極的に関わっていく姿勢をアピールすることで、面接官にポジティブな印象を与えられるでしょう。
今後への活かし方を伝える
最後に、理由や対処法で述べた経験を今後どのように活かすかを述べます。苦手な人と今後どのように関わっていくかを伝えることで、面接官が入社後の姿をイメージしやすく、「しっかりとしたビジョンを持って働く意思がありそう」と評価してもらえるでしょう。
面接での「苦手な人」の一覧と回答例文
ここでは、「苦手な人」について質問された際によくある回答の一覧と例文を紹介します。下記の内容を参考に、自分なりの言葉で回答を用意しましょう。
1.責任感がない人
私は、自分の発言に責任を持たない人が苦手です。約束を守らない人や期限を過ぎても気にしない人がいると、「物事に責任感を持って対応して欲しい」と思ってしまいます。
以前、被災地ボランティアでリーダーをしていた際、作業をお願いしたときは「すぐに終わらせます」と返事をするのに、期限が近くなっても実は全く作業が進んでいない、という人の対応をするのに苦労しました。 そこで、作業をお願いするときに必ず作業にかかる時間を聞くようにしたところ、作業が滞りなく進んだのです。
仕事においても、苦手な人と関わる機会は少なくないだろうと思います。そのような場合でも上手く折り合いをつけ、成果を挙げていきたいです。2.協調性がなく自己中心的な人
私は、協調性がなく自己中心的な人に苦手意識があります。それぞれが別々に仕事を進める際、お互いの業務進捗が分からず、一緒に仕事を進めるのに苦労するからです。
前職で同僚と2人で仕事を分担した際、仕事の進捗を共有してもらえず円滑に仕事を進められなかったことがありました。そこで、自分から積極的に声を掛けることで、相手のスキルや考え方を理解しようと努めました。相手との距離が縮まれば、自分も相手側のペースに合わせられ、相互理解につながると考えています。
転職後も誰かに苦手意識を持ったままにせず、交流を深めることでチームワークを強化していきたいです。3.時間にルーズな人
私は、時間にルーズな人を苦手だと感じています。予定を調整し直す必要があり困るからです。
私には、ほぼ毎回待ち合わせ時間に遅れてくる友人がいます。相手にも生活事情などがあるので、なるべくマイナスだと思うことには強く言わないようにしてきました。
そこで、私は大事な予定があるときは、相手に少し早めの待ち合わせ時間を伝えるようにしています。相手の行動や考え方を変えるのは難しいことです。相手を待っている間は、読書やメールチェックなど時間を有効活用し、自分の対応を変えることでストレスを軽減させるよう心掛けています。
職場でも常に余裕を持ち、お互いが過ごしやすくなるよう、こまめな連絡を心掛けていきたいです。4.挨拶ができない人
私は、挨拶ができない人を苦手だと感じています。こちらから挨拶しても返してもらえないと、「何か悪いことをしただろうか」と悩み、気持ちが落ち込んでしまうからです。
前職に、おはようございますと声を掛けても目を合わせてくれない人がいました。怒らせてしまったのかと思い、話し掛けるのが怖かったものです。しかし、あるときその人は何かに集中していると周りが見えなくなってしまうという話を聞きました。それからは、挨拶が返ってこなくても、何か理由があるのかもしれないと考えられるようになりました。
挨拶ができない人はあまりいないと思いますが、思うようなコミュニケーションが返ってこなかった際も勝手に落ち込んだり避けたりせず、理解しようとする姿勢を心掛けたいです。5.ネガティブで否定する人
私は、ネガティブで否定する人を苦手だと感じています。なんでもネガティブに捉えられたり、考えを否定されたりしてしまうと気持ちが沈んでしまい、やる気が失われることがあるからです。
ネガティブで否定的な人には、自分の意見を押し付けず、まずは話を聞き気持ちを汲みとるようにしています。さらに、「このような見方もできる」と視点を変えた捉え方を提案すると、受け入れてもらいやすいと気づきました。
チームで仕事をする際にはさまざまな性格の人がいると思いますが、反対意見も否定することなく受け入れたうえで、自分の意見も話していきたいです。前向きな思考を心掛け、明るい職場にしていけるよう努めます。6.高圧的な人
私は、高圧的な人に苦手意識があります。高圧的な人がいると、その人の顔色を伺って自由に意見を言えないからです。
学生時代のアルバイトをしているときの先輩がそのような人で、いつも緊張していました。シフトが一緒になると、緊張から上手く仕事ができず、つい避けてしまうこともありました。しかし、ほかの先輩に相談したところ、話し方のアドバイスをもらい、少しずつコミュニケーションをとるコツが分かってきました。
入社後も、苦手な人がいても歩み寄り、上手くコミュニケーションをとる方法を探していきたいと思います。7.感情的な人
私は、すぐ感情的になる人が苦手だと感じています。職場の雰囲気が悪くなり、仕事の進行に支障がでるからです。
前職に、すぐに泣いてしまう同僚がおり、対応に困っていました。人間関係でトラブルになりやすく、突然激高してしまうこともあったようです。しかし、言葉の受け取り方の問題で、強い言い方をしなければトラブルもなく仕事をすることができました。
相手が感情的になりやすい人の場合は、こちらも言葉を選んで、お互い気持ち良く仕事ができるよう心掛けています。8.人の話を聞かない人
私は、あまりこちらの話を聞いてくれない人を苦手だと感じています。話し合いで決まったはずなのに聞いていないと言ったり、自分に都合が良い受け取り方をしていたりして、振り回されてしまうからです。
業務がスムーズに進まないのは困るため、決定事項は再度書面でまとめて共有することで認識の違いを減らすようにしていました。
人の話を聞いてくれない人と仕事をする際は、こちらの伝え方も工夫できるはずだと考え、分かりやすく伝えるよう努力しています。9.悪口を言う人
私は、人の悪口を言う人に苦手意識があります。悪口を聞いていると自分までネガティブな気持ちになってしまうからです。
前職に、その場にいない人の悪口を言う人がいました。黙って聞いているのは自分も悪口に荷担しているようで、精神的に負担を感じていました。そこで、どうしたら問題が解決するかを提案するようにしたところ、徐々にポジティブな話し合いに変わり、職場の雰囲気も改善されたのです。
入社後も悪口を言う人がいたら、聞いているだけではなく、解決する方法を考えてポジティブな雰囲気の職場にしていきたいです。10.マナーに欠けている人
私はマナーに欠けた振る舞いをする人が苦手だと感じています。マナーを守ろうとする姿勢が感じられないと、相手への配慮が欠けていると感じてしまうからです。
学生時代のアルバイトで、清潔感のない服装で接客している人がいました。お客さまを相手にする以上、失礼のない服装をするのはマナーです。しかし、その人も忙しく時間がない中で働いていることを知っていたので、嫌な思いをしないよう「こうするともっと素敵に見えるよ」と伝えるようにしました。
社会に出てからもさまざまな人がいると思いますが、相手の背景や気持ちも気に掛けながら、お互い気持ち良く働けるようにしたいです。11.優柔不断な人
私は、優柔不断で物事を決められない人が苦手だと感じています。あらゆる可能性を検討するのは大切ですが、無駄に時間を掛けるのはもったいないと感じてしまうからです。
会議でいつまでも方向性を決められないでいると、だらだら時間ばかりが過ぎていくことがあります。私は決断力があるほうなので、余計に時間がもったいないと感じやすいのかもしれません。そこで、要所で参加者が意見を決定しやすいよう出た意見をまとめてみると、全体がスムーズに進みやすいことが分かりました。
さまざまな意見を検討するのは良いことでもあります。時間を掛けようとする人の気持ちにも寄り添いながら、仕事を進めていきたいです。12.人の時間を奪う人
私は人の時間を奪う人に苦手意識があります。自分自身、時間管理をきっちりとするタイプなので余計にそう感じるのかもしれませんが、自己中心的で相手を尊重していないように感じてしまうからです。
以前待ち合わせに平気で遅刻してきたり、当日キャンセルする人がいました。こちらは時間を作ったり予定を調整しているので、困ってしまいます。このような人には前日に連絡して予定の変更がないか確認するようにしています。
社会に出てからも、こまめに連絡を心掛け、滞りなくコミュニケーションをとっていきたいです。13.連絡ができない人
私は連絡ができない人が苦手だと感じています。何かしら理由があるのでしょうが、連絡がつかないことによって全体の業務が滞ってしまうからです。
以前、勤務中に連絡がつかなくなってしまった同僚がおり、お客さまをお待たせしてしまうことがありました。それ以来、できる限り時間の余裕を持って対応し社内の情報共有を仕組化することで、一人のスタッフしか対応できない事態を避けるよう工夫しています。
入社後、苦手な人と仕事する際も積極的に情報共有を行い、業務が滞ることのないよう心掛けていきたいです。14.嘘をつく人
私は嘘をつく人が苦手だと感じています。嘘をつかれると相手のことを信用できなくなってしまうからです。
大学のとき、嘘をつかれて参加したかった集まりに参加できなかったことがありました。嘘をついた本人は冗談のつもりだったようですが、それ以来その人のことを心から信用できなくなりました。
プライベートでも仕事でも、嘘はつかずに誠実に対応しようと思っています。15.やる気がない人
私はやる気のない人に苦手意識があります。やる気のない人がいると、チーム全体の士気が下がり生産性にも影響を与えるからです。
テレフォンアポインターのアルバイトをしていた際、アルバイトの1人が「時給さえもらえれば良い」という姿勢で、業務にあまり積極的ではありませんでした。彼の近くで働いていると、私自身のモチベーションも下がりそうに感じたため、最初は距離を置こうとしました。
しかし、それでは問題解決にはならないと考え、アルバイト全体を巻き込んで月ごとのアポイント獲得数を競う仕組みを提案しました。結果としてチーム全体が活気づき、彼自身も意欲的に取り組むようになりました。
御社に入社後も、苦手な人と距離をとるのではなく、チーム全体がプラスになる解決策を考え積極的に行動していきたいです。16.人によって態度を変える人
私が苦手な人は、人によって態度を変える人です。そのような人は相手に優劣をつけ、威圧的な態度や言葉で接するため、コミュニケーションが上手くいかないことが多いと感じます。
学生時代にコンビニのアルバイトをしていた際、一部のお客さまが若いアルバイトにお金を投げて渡すなど、威圧的な態度をとることがありました。最初はその態度に戸惑い悲しい気持ちになりましたが、頼りなさが原因の可能性があると考え、マニュアルを徹底的に学び、お客さまの要望にすぐに対応できるようにしました。毅然とした態度を保ちつつ、丁寧な接客を心掛けることで、次第にお客さまの態度も和らいでいきました。
社会に出ても、相手によって態度を変える人に出会う可能性がありますが、これまでの経験を活かし、知識と対応力を高めて適切なコミュニケーションをとっていきたいです。17.自己主張の強い人
私は自己主張の強い人が苦手です。自己主張が強過ぎるとほかの人の意見が受け入れられず、チーム内で円滑なコミュニケーションが取れなくなることがあるからです。
大学時代、グループワークに意見を強く押し通すメンバーがおり、ほかのメンバーの提案や意見があまり反映されないことがありました。その結果、チーム全体のモチベーションが低下し、作業が非効率になってしまいました。
そこで私は、彼の意見をまず尊重したうえでほかのメンバーの意見も引き出し、バランスをとる役割を果たすよう努めました。最終的には、チーム全員の意見を反映させることができました。
御社においても、他者の意見を尊重しながら、チーム全体が協力して成果を出せる環境づくりを心掛けていきたいと考えています。面接で「苦手な人」を答える際のNG例
面接で「苦手な人」について聞かれた際のNG例として、「苦手な人はいないと答える」「身体的な特徴を理由に挙げる」「ネガティブに伝える」が挙げられます。以下で解説していますので、詳細を確認しNG例を避けた表現を心掛けましょう。
「苦手な人はいません」と答える
面接で、「苦手な人がいない」と答えるのは避けましょう。苦手な人がいないのは理想的ではありますが、現実的な答えではありません。「苦手な人はいない」と答えると、面接官から「嘘をついているのでは」と思われたり、きちんと回答を用意していないと判断されたりする可能性もあります。
採用担当者は「苦手な人」の質問から人柄や対応力を見極めているため、苦手な人がいること自体はマイナス要素にはなりません。人間なら誰でも苦手なタイプの人がいるものです。なぜ面接で「苦手な人」を質問されるのか再確認し、自分らしい回答をしましょう。
「苦手な人とは関わらないようにします」と答える
苦手な人に関する質問に答える際、「苦手な人とは関わらないようにします」といった回答は避けましょう。苦手な人と関わりを持たないことは、協調性や柔軟性を欠いている印象を与えるため、採用担当者にマイナスの評価を与える可能性があります。学校生活とは異なり、仕事はチームで成果を上げることが大切です。
「あの人が苦手だから関わらない」といった個人的な感情で行動することは、職場では通用しません。面接で「苦手な人」について聞かれた際には、「苦手な相手とどう関わり、どのように克服するか」に焦点を当てた回答が求められます。苦手な相手とどう関わって業務を進めたか、もしくは関係を改善するために努力した経験などを具体的に述べると、好印象を与えられるでしょう。
苦手な理由として身体的な特徴を挙げる
苦手な理由として「女性である」「太っている」などの身体的な特徴を挙げるのは避けましょう。身体的な特徴は対処や改善が難しく、面接官に差別的な人であるという印象を与えかねません。容姿の特徴や性別、血液型、家族構成などを「苦手な人」として回答するのは相応しくないため、面接の際は「苦手な人」の理由や対処法が差別的になっていないか注意が必要です。
苦手な人との関係をネガティブに伝える
面接で苦手な人との付き合い方を答えるときは、ネガティブに捉えられるような言い方にならないよう注意が必要です。「苦手な人と距離をとる」「苦手な一面の改善を強要する」など、苦手な人に対するネガティブな言動をそのまま伝えた場合、面接官にマイナスな印象を与えかねません。職場の雰囲気の悪化や、不適切な労働環境の元凶になると考える企業もあるでしょう。
苦手な人への対処法に限らず、面接でされる質問にはポジティブな言葉で答え、改善に向けて行動していることをアピールするのが大切です。
苦手なタイプを羅列したり非難したりする
苦手な人を聞かれたからといって、苦手なタイプを列挙したり、苦手な理由を長々と話したりしてしまうと悪口として受け取られてしまうことがあります。苦手なタイプを挙げるだけで対処法がないようでは、コミュニケーション力が不足し対応できていないと判断されてしまう可能性もあります。苦手なタイプは一つに絞り、対処法や今後への活かし方を盛り込んで回答しましょう。
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苦手な人と採用面接に関するFAQ
ここでは、「苦手な人」の質問や採用面接に関するお悩みにQ&A形式でお答えします。面接対策における悩みや不安がある方は、ぜひチェックしてみてください。
苦手な人に対する接し方が分かりません…
相手の性格や行動が自分と合わないと、苦手だと感じてしまうことがあります。身近に苦手な人がいる場合は、相手の良いところを探してみましょう。相手に対する印象が変われば、良好な人間関係を築ける可能性があります。
「職場にいる嫌いな人との接し方とは?『苦手な人』の特徴や対処法も紹介」のコラムでは、苦手な人に対する接し方のポイントを詳しく解説しているので、ご確認ください。
「苦手な人」が分からないときはどうしたらいい?
自分の過去を振り返り、上手く付き合えなかった人やトラブルになった経験を思い出してみると「苦手な人」が見えてくるでしょう。一般的に、自分の長所と逆の人を苦手と感じる人が多いようです。たとえば、時間をきちんと守れる人は、時間にルーズな人に苦手意識を持っている可能性があります。
自分の長所が分からない場合は「長所が見つからない…見つけ方を知って自分のアピールポイントを理解しよう」のコラムも参考にしてみてください。
苦手な人を正直に答えても問題ないですか
正直に答えて問題ありません。
「企業が面接で『苦手な人がいたらどうするか』を質問する意図」の項で述べたとおり、面接では「誰でも苦手な人がいる」という前提で、応募者の人柄や苦手な人への対応力が問われています。理由や対処法についても明確に答えられるようにしましょう。
面接での振る舞いや回答について疑問を抱く方は、面接のあるあると解決方法をご紹介している「面接の『あるある』を解説!気になる疑問を解決して選考に臨もう」のコラムで。詳細を確認して、面接に臨んでみてください。
面接で苦手な人を聞かれたときに避けるべき表現は?
「苦手な人はいません」と答えたり、身体的・差別的な内容を回答したりするのは避けましょう。面接官から、「嘘をついている」「差別的な人である」などと捉えられる可能性があります。面接では、ネガティブな要素もポジティブな表現に言い換えて回答するようにしましょう。
「面接のNGワードを大公開!間違った言葉遣いや行動、逆質問にも注意しよう」のコラムでは、面接で注意したいNGワードについて紹介しています。併せて参考にしてみてください。
面接準備は何をする?
面接準備として、必要書類の作成や面接対策などが挙げられます。余裕をもって準備するようにしましょう。また、面接前日は最終確認をきちんと行うことが重要です。面接の開始時間や交通手段、持ち物などを再チェックしましょう。しっかりと準備をしておけば、面接当日も気持ちに余裕をもって挑めます。
面接前日にチェックしておきたいことは「面接前日の過ごし方は?準備とやることリストを紹介」で紹介しているので、併せて確認しておきましょう。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。