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「仕事がない」と感じるときの解決法は?社内失業の原因と対策を解説
更新日
この記事のまとめ
- 「仕事がない」状態になる社内失業とは、勤務中にする業務がない状況を指す言葉
- 個人の仕事の仕方や会社の教育体制などによっては、「仕事がない」と感じる状態になりうる
- 「仕事がない」と感じたら、上司に相談して今後の希望を伝えよう
- 自分から積極的に「手伝える業務はないか」聞き、仕事がない状況打開を目指すことも大切
- 「仕事がない」現状が改善しない場合は、異動や転職で環境を変える選択肢もある
「仕事がない状況から抜け出したい」「仕事の見つけ方が知りたい」と悩んでいる方もいるでしょう。手持ちの仕事が少ない場合や「仕事がない」と感じたときは、上司に相談するのをおすすめします。自ら周囲に声を掛けて仕事を得たり、頼まれごとを臆せず引き受けたりすることも大切です。また、スキルアップや資格取得を目指すと任される仕事の幅も広がるでしょう。このコラムでは、「仕事がない」と感じる理由や対処法について解説します。
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会社にいるのに仕事がない?社内失業とは
社内失業とは、一般的に会社に出勤しているにもかかわらず仕事がない状態を指します。昨今は「社内ニート」「窓際族」といった言葉が使われることもあり、20代・30代の若年層が社内失業のような状態に陥るケースもあるようです。
従来の日本では「終身雇用制度」が広く浸透していたため、企業は人員が余っても簡単に解雇できませんでした。結果として人員過多となり、会社にいても仕事がない状態が引き起こされてしまう場合があったようです。
社内失業について詳しく知りたい方は、「社内失業とは?原因やリスクを減らすための過ごし方を解説」「窓際族は羨ましい?つらい?明日から試したい仕事への上手な向き合い方」のコラムをご一読ください。
「仕事がない」と感じる理由
「仕事がない」と感じる理由は、人によってさまざまです。以下では、どのような状態で「仕事がない」と感じるのか、主な理由をまとめました。
いつも指示された仕事だけをしている
任される仕事に変化がない場合や、指示される仕事が単調な内容だった際は、「仕事がない」と感じる人もいるでしょう。新入社員の場合は、仕事の経験が浅く対応できる業務の範囲が限られるため、そのような状態も珍しくありません。しかし、入社して数年経っていれば、指示待ちで行動するのではなく「ほかに自分にできる仕事はないか」と周囲に目を向けてみるのもおすすめです。
仕事に求められるスキルが足りない
スキルや能力不足から、仕事を任せてもらえず「仕事がない」と感じる場合もあるでしょう。仕事の幅を広げたいと感じている方は、社内で活躍している人を参考にして、スキルアップに努めましょう。能力が認められれば、任せてもらえる仕事が増える可能性があります。
現職以外にどのような仕事があるか知らない
「今の仕事以外にどのような業務があるのか」「社内で自分にできる仕事はあるのか」と現職以外の業務を知らない方もいるでしょう。現職しか知らなければ、今の仕事しか自分にはできないと思い、「仕事がない」と感じてしまう場合も。ほかの業務を知ることで、自分の能力を活かせる仕事が見つかる可能性があります。視野を広げて、社内の他部署の業務や求人をチェックしてみましょう。
任された仕事が簡単ですぐに終わってしまう
「仕事がない」と感じる人のなかには、能力やスキルがあるがゆえに、任された仕事を素早く完了できる方もいるでしょう。あるいは、いつも簡単な業務を任されるため、すぐに仕事が片付いて手持ち無沙汰になる場合も。自分の仕事が早く終わった際は、何か手伝えることはないか周囲に聞いてみるのもおすすめです。
仕事がない状態になってしまった原因とは?
仕事がない状態が引き起こされる原因には、個人の問題によるものと会社の問題によるものが考えられます。ここではそれぞれの問題に分けて原因を紹介するので、「会社に行っても仕事がない…」とお悩みの方は自分がどちらに当てはまるか考えてみましょう。
個人の問題が原因になる場合
仕事がない状態になり得る本人側の問題には、以下のようなものが挙げられます。
ミスを繰り返してしまう
「ミスが多くて周囲から信頼されない」といった状態が、仕事がない状況を引き起こすことが考えられます。会社でミスばかりしてしまうと同僚や上司からの信頼を失い、仕事を任せてもらえなくなる場合もあるでしょう。一度のミスであれば許容されることも、同じ間違いを何度も続けてしまうと「失敗から学ぶ姿勢がない」と判断され、仕事が回ってこなくなる可能性があります。
ミスをしても「次からは気をつけよう」と努力したり、迷惑をかけた相手にきちんと謝罪できたりする場合は、信用を失いにくいでしょう。100%ミスを防ぐことは難しいため、失敗したあとの対応にも気を配ることが大切です。
作業のスピードが遅い
「仕事が遅い」のも、仕事がない状況に至る恐れがある原因の一つです。どのような仕事にも納期や締め切りがあるため、期限を意識して取り組めないと、「安心して仕事を任せられない」と判断されかねません。
「締め切りは分かっているけど、うまく仕事が進まない…」という場合は、周囲に相談して業務を効率化するアドバイスをもらうのも一つの手です。仕事を効率よく進めている同僚や上司のやり方を真似してみましょう。完成度にこだわり過ぎて時間がかかる場合は、仕事の優先順位や求められているクオリティがどれほどのものか考えてみるのもポイントです。仕事の質とスピードのバランスを考えることで、より早く業務が進められるようになるでしょう。
良好な人間関係が築けていない
周囲の人との接し方に問題を抱えている場合は、信頼関係が築かれていないため、仕事を任せてもらえない可能性があるでしょう。たとえば、「仕事を頼むと嫌な顔をする」「いつも忙しいと言って他人を寄せ付けない」といった対応は、職場での信頼を失ってしまう恐れがあります。仕事を頼みにくい存在にならないよう、普段から職場の仲間に協力する姿勢を見せることも大切です。
愚痴や悪口など仕事に対する不満が多い
チームで仕事をするうえで愚痴や悪口などの不満ばかりを口にしていると、相手に不快感を与えてしまう恐れがあります。そのため、人によっては距離を置かれてしまうことも。職場で孤立してしまえば、仕事を任せてもらえるチャンスも少なくなります。
愚痴や悪口は、ネガティブなイメージになりやすいため、ビジネスシーンでは控えるのが無難です。業務上の不満があれば、個別に上司に相談してみましょう。
スケジュールやルールを守れない
スケジュールやルールを守れないことが続くと、同僚や顧客から信頼を失ってしまう恐れがあります。遅刻をしたり、仕事の期日を守れなかったりした場合は、社内の人だけでなく取引先や顧客にも影響を及ぼしかねません。社会人として周囲と信頼関係を築くためにも、ルールや期日は遵守するよう心がけましょう。
会社の問題が原因になる場合
会社側の問題によって、仕事がない状態になる場合もあります。主な原因として考えられるものは、以下のとおりです。
教育体制が不十分
教育制度が整っていない企業では、入社後のフォローや研修が十分でないことから、新入社員が独り立ちできず仕事がない社内失業のような状態に陥るケースがあります。また、部署によっても、上司や先輩が部下に仕事を教える時間が取れず、新入社員が手持ち無沙汰になってしまうこともあるようです。
必要以上の人数を採用する
会社側の採用計画の不手際で必要以上の人員を採用してしまい、従業員全員に仕事が行き渡らないケースも存在します。現場と人事の意思疎通ができていなかったことで現場のニーズを満たさない人材を採用してしまい、「任せる仕事がない…」という状態になることも。また、書類関係の仕事がデジタル化されたものの、会社が余った人員の行き先を考えておらず、社内失業が引き起こされる例もあるようです。
「仕事がない」と感じる人が現状を抜け出す6つの方法
仕事がないと感じる状況に対して「仕事が暇だなんて羨ましい」と思う方もいるかもしれません。しかし、担当できる業務がなく、会社で時間が過ぎるのをただ待つ時間が多いのも辛いものです。また、仕事がない状態が続くと経験やスキルが身につかず、将来の昇進や転職にも影響が出る場合もあります。
「最近抱えている仕事が少なくなっている」「社内失業している自覚がある」などで不安を抱えている場合は、将来的な仕事のキャリアや能力の可能性を見据えて今の状況から抜け出すことを検討してみましょう。ここでは、仕事がない状況から抜け出す方法を紹介するので、参考にしてみてください。
1.上司に相談する
仕事がないと感じたときは、上司に相談しましょう。上司が状況を把握していない場合もあるので、現状を説明すれば打開策が見えてくることもあります。相談する際は自分の状況を具体的に話しつつ、「今後はどのようにしていきたいか」という希望も伝えましょう。
2.自分から積極的に仕事がないか周囲に尋ねる
ただ待っていても、仕事が回ってくるとは限りません。仕事がないときは、自分から働きかけて取りに行くことが大切です。「何か手伝える業務はないか」と、周囲に尋ねてみましょう。積極的に仕事を探す姿勢を見せれば、何かあったときに「あの人に任せよう」と思ってもらえるきっかけにも繋がります。
3.どのような仕事でも臆せず挑戦する
仕事を頼まれたときに、「自分の能力ではできない」「自分にふさわしくないからやらない」という否定的な態度を取るのは避けましょう。どのような内容であっても断らずに最大限のクオリティで仕上げれば、また別の仕事を任せてもらえる可能性があります。また、前回ミスをしてしまった場合でも、任された仕事をしっかりやり遂げることで信頼を取り戻すことにも繋がるでしょう。
仕事がない状態から抜け出す方法については、「社内ニートとは何?特徴や原因を解説!抜け出すための対処法とは」のコラムでも解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
4.仕事を効率よく進められるよう工夫する
仕事の幅が広がらず「仕事がない」とお悩みの方は、今の仕事を効率よく進めるための工夫をしてみましょう。取り組み方を工夫し、今の仕事を早くミスなく終わらせられるようになれば、「仕事が早い」という評価が得られる場合も。また、仕事に対して意欲的な態度が周囲に伝わると、「ほかの仕事を任せてみよう」「次はこの仕事をお願いしよう」と頼られる存在になれる可能性があります。
5.スキルアップを目指す
社内でできることを増やすために、スキルアップを目指すのもおすすめです。資格取得によって、仕事の幅が広がったり能力が評価されたりするため、活躍のチャンスも増えるでしょう。
資格取得は、社内の業務だけでなく、転職の際にも役立ちます。仕事に役立つ資格をチェックして、取得に向けて取り組みましょう。
6.異動や転職を検討する
現職で「仕事がない」と感じている場合は、部署異動を希望するのも一つの方法です。まずは、直属の上司に相談してみましょう。周囲に働きかけても状況が改善されない場合は、職場環境や仕事内容が自分に合っていない可能性もあります。状況を変えたいとお考えの方は、転職を検討してみましょう。
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「仕事がない」とお悩みの方によくある質問
ここでは、仕事についてのお悩みや就職の疑問に回答します。ぜひ参考にしてみてください。
やりたい仕事がないと感じた場合、見つける方法はありますか?
やりたい仕事を見つけるには、自己分析を行い自分の得意分野や能力を知ることが大切です。能力を活かせる職場では、やりがいや楽しさを感じられる機会が増えるでしょう。
自分に向いている仕事が分からない方は、「自分にできる仕事がわからない原因は?適職を見つける方法を徹底解説」のコラムをチェックしてみてください。
20代~30代で仕事がない場合、就職はできますか?
働く意欲があれば、就職は可能です。20代の若年世代の採用を積極的に行っている会社もあるため、諦めずに就活を続けましょう。30代の方は、過去の実務経験やスキルをアピールして就活を行うのがポイントです。
「仕事の探し方が分からない人へ!フリーター・20代・新卒など状況別に解説」のコラムでは、仕事の探し方を詳しく解説しています。ぜひご参照ください。
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社内で仕事がなく暇なときはどうすればいいですか?
任された仕事が終わったときは、上司に相談してみましょう。相談できる上司がいない場合は、周囲の人に声をかけて何か手伝える仕事はないか聞いてみるのもおすすめです。
仕事がない状態を抜け出す方法については、このコラムの「『仕事がない』と感じる人が現状を抜け出す6つの方法」の項で詳しく解説しています。ぜひ、参考にしてみてください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。