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「営業に向いてないから転職したい」と感じたら?不向きな人や改善策を解説
この記事のまとめ
- 営業に向いていないからといきなり転職するのではなく、根拠を明確にするのが大事
- 「営業に向いていない」と感じる理由は、「売上が伸びない」「ノルマがきつい」など
- 飛び込み営業に向いていないと感じるなら、既存顧客が対象の職場へ転職するのも選択肢
- 「そもそも営業に向いてない」と感じるなら、別の職種に転職するのも方法の一つ
- 異職種への転職を成功させるためには、営業で身につけたスキルを活かすのがコツ
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「営業職に向いてないから転職したい」と悩んでいる方もいるでしょう。営業は、どの業界にもある職種の1つ。やりがいを感じられる一方で、売上やノルマ、顧客との信頼関係の構築に悩み、転職を考える方もいるようです。
このコラムでは、営業に向いてないと感じる理由や改善策を解説します。営業経験者が転職で活かせるスキルやおすすめの職種もまとめたので、自分に向いている仕事を見つけたい方は参考にしてみてください。
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「営業に向いてない」という理由から転職を考える場合
営業に向いていないと感じたら、転職する前に根拠を明確にするのが大切です。深く考えずに転職すると後悔する恐れもあるため、まずは具体的にどの点が向いていないのかを洗い出してみましょう。
「営業に向いてない」と感じる根拠を挙げる
「営業に向いていない」と感じる理由が、一時的な感情なのか、明確な根拠があるのかは大事なポイントです。業務上で大きなミスもなく、仕事が順調なのに「辛い」「合わない」と感じている場合は、本当に営業に向いていない可能性を疑いましょう。その場合、「ノルマを達成できたことがない」など、合わないと感じる具体的な理由を挙げてみてください。
一方、クレーム対応で嫌な思いをした直後に「もう辞めたい」と感じている場合は、少し時間を置いて考えたほうが無難です。
どのような仕事が向いているのか考える
営業に向いていないとするなら、どのような職種であれば自分に合いそうなのかを考えてみると、今後の方向性が見えてくるでしょう。
たとえば、なんとなく「コンサルタントになりたい」と考えている場合、コンサルタント職では経営学の知識や論理的思考力、コミュニケーション能力が必要です。また、働き方の自由度は比較的高いものの、クライアントの都合で休日に仕事が入ることもあります。さらに、課題解決のプロとして常に結果を出さなければならないプレッシャーもあるでしょう。
このように詳しく調べていくと、「営業より多忙なのでは」「成果主義が厳しそう」と感じ、営業のほうが自分には合っているとの結論に至る可能性もあります。
営業の仕事で得たことを考える
「自分に営業は向いていない」と考えているときは、仕事の嫌な部分ばかりに目が行きがちです。フラットな感情で向き・不向きを見極めるために、営業職の経験で得たものを考えてみましょう。身につけたスキルや人との出会い、嬉しかった経験などを思い返し、それでも営業は向いていないと思うなら、転職を検討するのも選択肢の一です。
あるいは、「せっかくスキルを身につけたからもう少し頑張りたい」と思うのであれば、異動願いを出すという方法もあるでしょう。いずれにしても、次のステップへ移る前に、これまでの経験をしっかりと振り返るのが大切です。
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営業がどんな仕事かおさらいしてみよう
営業に向いていないからと転職を決心する前に、そもそも営業がどのような仕事なのかを整理してみましょう。仕事を細分化してみることで、本当に向いていないのかを判断しやすくなります。
営業が担当する主な業務
営業の仕事は、顧客に「商品・サービスを売ること」です。しかし、売上に至るまでには数々の細かい業務があります。営業の主な業務は以下の通りです。
- ・ターゲットの選定
- ・アプローチをかける
- ・商品やサービスを提案する
- ・資料や見積書の作成
- ・発注手配をする
- ・納品確認と請求書の作成
- ・納品後のフォローをする
このように一つひとつの業務を思い返してみると、合わないと感じる業務が何で、いくつあるのかが分かります。たとえば、アプローチをかけるのが苦手なだけで、そのほかは得意という人もいるでしょう。その場合、営業そのものが向いていないわけではなく、アプローチの手法が合っていないだけだと考えられます。
営業の種類
「営業」とひとくちにいってもいくつかの種類があり、それぞれに仕事内容が異なるのが特徴です。「自分に営業は向いていない」という人も、種類によっては適職の可能性もあるでしょう。ここでは、営業の種類を紹介します。
飛び込み営業とルート営業
飛び込み営業とルート営業は、対象顧客やアプローチの手法が異なります。
飛び込み営業の対象は新規顧客です。そのため、イベントなどで声掛けをしたり、名刺交換した相手に電話を掛けたりするなど、積極的にアポイントを獲得する必要があります。
ときには、アポイントなしで訪問し門前払いということも。そのため、人付き合いが得意な人や、ストレス耐性が高い人に向いています。
ルート営業は既存顧客を相手に、定期的なフォローを行うのが仕事です。すぐに結果が出ない取引きもあるので、継続して努力できる人や、じっくりと関係を築くのが好きな人に向いているでしょう。
BtoCとBtoB
BtoCは個人客を対象としたビジネスで、BtoBは企業相手の仕事をいいます。たとえば、医療保険や自動車保険、分譲マンションなどの販売はBtoCの営業です。一方、BtoBは電子部品や化学素材、ネットワーク機器といった大きな商品を企業向けに販売します。
BtoCは個人の顧客と直接関わるため、相手に応じて臨機応変に対応できるスキルが必要です。また、短期的な結果を求められることが多いので、顧客の購買意欲を引き出し、成約につなげる瞬発力も求められるでしょう。
一方、BtoBは高額な取引きが多く、成約までに時間がかかるのが一般的です。何度も企業を訪問して説明を重ね、信頼関係を築いてからようやく受注できるというケースも少なくありません。そのため、根気強く努力できる人や、戦略的にプレゼンできる人に向いています。
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営業に向いている人によくある傾向
営業職は種類によって必要なスキルが異なるものの、向いている人には共通した傾向があるようです。ここでは、営業に向いている人によくある傾向を解説します。
1.人への関心が高い
営業に向いている人は、他者に対して興味・関心が高い傾向があるようです。私生活でも家族や友人に気を配り、思いやりをもって接することが自然にできている人が挙げられるでしょう。
また、初対面の人にも興味をもち、自分から積極的に話しかけられる人も向いています。あるいは、自分はあまり話さないものの、相手の話をじっくりと聞くのが得意な人も営業向きです。
2.ポジティブシンキング
営業は基本的に実力主義で、ノルマが課せられるのも珍しくありません。営業に向いている人は、その点を「努力次第で評価してくれる」「やりがいが大きい」と前向きに捉える傾向があります。
また、目標を達成できなかったとしても、「次に活かせる勉強になった」とプラス思考に考える姿勢も大切です。
3.目標達成への意欲が強い
営業に向いている人は、目標を達成しようとする意欲が強いでしょう。向上心やチャレンジ精神があり、スキルアップを図って目標達成を目指します。また、高い目標を与えられてもどうすれば達成できるかを考え、主体的に行動できる傾向があるでしょう。
営業に向いてないと感じる理由
ここでは、営業職の人がどのようなときに「向いていない」と感じるのか、理由を考察していきます。
売上が伸びない・ノルマが達成できない
毎月のノルマを達成できなかったり、売上が伸びなかったりすると、営業としての自信をなくしてしまうことがあるでしょう。ノルマを達成した同僚を見て、「やはり自分には向いていない」と比較してしまうケースもあります。
飛び込み営業がストレスになる
面識のない人に電話をしたり、アポイントなしで訪問したりすることに苦手意識があると、「自分は営業に向いていない」と感じるようです。何度頑張ってもアポイントが取れなかったり、冷たい対応が続いたりすると、自分には営業能力がないと思い込んでしまうでしょう。
社内の人間関係がうまくいかない
社内での人間関係がうまくいっていないと、仕事に影響が出てくることがあります。どんなに優秀な営業職も、成功の裏でサポートしてくれる同僚や上司などの存在が欠かせません。そのため、職場内でのコミュニケーションがうまくいっていないときに、「営業に向いていない」と感じる場合もあるようです。
顧客との信頼関係が築けない
顧客から信頼されるような関係を築けず、長期的な付き合いが難しくなってくると「営業に向いていない」と感じることもあります。自分は誠実に対応しているつもりなのに、「返事が遅い」「要望を聞いてくれない」といったクレームを受けると、コミュニケーション能力に自信を失ってしまうでしょう。
本気で売り込めないときがある
「自分が素晴らしいと思えないものは売れない」と顧客に提案する商品・サービスに偏りが出るとき、「営業には向いていないのかも…」と考えてしまう人もいるようです。
企業にはたくさんの商品・サービスがあり、すべてが自分の価値観と合致するとは限りません。しかし、営業の目的はそれらを売ることなので、自分の気持ちは後回しにして顧客に薦めなければならない場合もあります。
仕事と私生活の切り分けがある程度できている人は、どのような商品も積極的に売ることができるでしょう。一方、常に素の自分で勝負している人は、売るべき商品を主観で判断してしまい、仕事に影響を及ぼしてしまうようです。
残業が多くなってしまう
仕事が溜まってしまい残業が続くと、「計画性のない自分は営業に向いていない」と感じる可能性があります。営業の仕事は、納期を守ることや早めのレスポンスが大切なため、スケジュール管理能力が必要です。
特に外回りが多い営業職は、自分で締め切りを決めて効率的に行動しないと、どんどん仕事が溜まっていきます。結果的に顧客を待たせてしまい、残業せざるを得ない状況になってしまうでしょう。
営業職のメリットについても再確認しておこう
営業の仕事は、ビジネスマナーやコミュニケーション能力が磨かれ、幅広い人脈も作りやすいといったメリットがあります。また、年功序列とは異なり、成果を挙げれば若いうちから高収入を狙えるのも魅力です。
メリットを再認識することで「転職せずに頑張ろう」と思える可能性もあるので、営業職のやりがいや達成感についても今一度考えてみましょう。
営業に向いていないタイプ
営業は人と接する仕事なので、ストレスを発散できない人や相手に合わせ過ぎるタイプの人には向いていない可能性があります。また、実力主義の世界なので、周囲と競争するのが苦手な人にとっては辛い場合もあるでしょう。
なお、以下で紹介する特徴に当てはまるからといって、必ずしも営業職で活躍できないとは限りません。あくまで参考程度に留めてみてください。
メンタル面が弱い
失敗をしたり注意を受けたりするのは、どの仕事にもあることですが、最前線で顧客と接する営業は、ほかの職種よりもそのような場面に遭遇する機会が多い傾向です。しかし、その度に立ち直れないほど落ち込んでいては、営業として働き続けるのは難しいでしょう。
ストレス発散が苦手
営業の仕事は、ノルマやクレーム対応などでストレスが溜まりやすい側面もあります。そのため、発散できずに溜め込んでしまう人は営業に向いていないでしょう。自分なりのストレス発散法を見つけてうまく対処していくことが、営業で長く活躍するコツです。
ライバル意識がもてない
営業成績にさほど興味がなく、ほかの営業職に対してライバル意識がもてない人は営業に向いていない可能性があります。営業は一人ひとりが売上を挙げ、会社全体の利益につなげるのが役割です。そのため、それぞれが切磋琢磨して高みを目指す必要があり、ある程度は競争しなければなりません。
ライバルに遠慮してしまう性格だと、個人の成績を伸ばせず、営業として活躍するのは難しいと考えられるでしょう。
相手に合わせ過ぎる
営業職は、人とのコミュニケーションが大切です。しかし、相手の要望ばかりを受け入れていては、営業としての役割を果たしているとはいえません。顧客との信頼関係を築き、商品の魅力を知ってもらい購入してもらうこと、会社に利益を出すことが営業の仕事です。
相手の信頼を失いたくないという思いから、できる限り要望に応えようとするのも間違いではありませんが、営業には顧客と会社双方が納得できる形で商品を販売する力が求められます。
人の感情を読むのが苦手
人の感情を読むのが苦手だと、営業としてうまく立ち回るのは難しいでしょう。営業の仕事では、「相手が何を欲しているか」「今話しかけても大丈夫か」といった、いわゆる「空気を読む」ことが求められます。相手の状況にかまわず、一方的に商品を売り込んでしまうような人は、営業に向いていない恐れがあるでしょう。
強くアピールできない
自社の商品・サービスを強くアピールするのが「自画自賛のようで気が引ける」という人も、営業として活躍するのは難しいといえます。特に、BtoBの営業では大型案件が多く、自社の商品・サービスの素晴らしさをいかに伝えられるかが受注獲得のポイントです。まずは、自らが自社の商品・サービスにどれだけ魅力を感じているかが重要といえます。
ルールに厳格
ルールを守ることに厳格な人は、顧客の心をつかむのが難しい場合があります。基本的にルールは大切ではあるものの、臨機応変に対応したほうがうまくいくときもあるでしょう。
たとえば、相手がリピーターの場合や、高額商品を検討している場合などは、ある程度顧客の要望を受け入れて売上を獲得したほうが会社にとってメリットが大きい可能性も。ルール厳守で仕事をすると、その先にあるメリットを考えられなくなる可能性もあるため、柔軟性な対応が苦手な人は営業職に向いていないでしょう。
他責思考
失敗したときやうまくいかなかったときに、自分ではなく商品や会社、他人のせいにしている人も営業に向いていないタイプとして挙げられます。営業としてスキルアップするためには、どのような状況でも自分自身を見つめなおし、「何か改善できる点はないか」と考え、実行していくことが大切です。
プライドが高い
売り込む商品や営業マンとしての自分の仕事にプライドをもつことは、成果を挙げるうえで重要だといえます。しかし、「プライドが高すぎて他人を見下してしまう」「お客さまに頭を下げることができない」「自分のミスを謝れない」など、謙虚な気持ちが欠けていると、営業という仕事には向いていないといえるでしょう。
自己管理能力が低め
前述の通り、営業には自己管理能力が求められます。営業職として活躍するにつれ、担当する顧客も増えて1日の予定がアポイントで埋まることもあるでしょう。同時並行で複数の案件を進めるため、自己管理が苦手だとミスが生じて相手を怒らせてしまう恐れもあります。
たとえば、「始業から1時間はメール対応の時間と決める」「仕事の優先順位をつける」など、自分でやり方を決めて計画的に行動できる能力が必要です。
マイペースな傾向が強い
マイペースな性格の人は、営業に向いていない傾向があります。営業の仕事では、メールやチャット、電話などで頻繁に連絡が来るため、作業が中断されることも少なくありません。ときには、顧客対応やトラブル発生で休日返上となる場合も。ペースが乱されると大きなストレスを感じる人には、向いていない仕事といえるでしょう。
過程を大事に考えている
営業は結果が重視されやすい仕事なので、働く時間や仕事のやり方はある程度個人に委ねられる傾向があります。たとえ勤務時間が短くても、成果を挙げていれば問題ないとする会社も珍しくありません。そのため、長時間働いたことや、どれだけ頑張ったかといった過程にこだわり過ぎる人には向いていないでしょう。
上記のほか、「数字が苦手で売上や目標が意識できない」「努力や勉強が苦手で商品の説明ができない」なども、営業に向いていないタイプとされています。
「そもそも営業職に向いてないから転職したい」と感じたら
「営業に向いていない」と感じても、上記のようなポイントを改善することで、営業という仕事を「天職」と感じられることもあります。しかし、どれだけ改善してもうまくいかない場合は、ほかの職種にも目を向けてみるのもおすすめです。
営業職で身につけたスキルや知識は、どのような仕事にも必要とされるため、別の業界や職種への転職も十分可能といえるでしょう。
これからも営業として働いていきたい場合
これからも営業として働いていきたいのであれば、自らの働き方や考え方を見つめ直す必要があります。以下では、営業として働くうえでのポイントをまとめました。
相手の立場になって考える癖をつける
繰り返しになりますが、営業は人と関わる仕事です。自分本意な働き方ではなく、相手を尊重し、相手に何を求められているかを常に考えるようにしてみましょう。続けていけば、社内や顧客からの信頼を得られるはずです。
スケジュール管理を徹底する
前述の通り、営業職に自己管理は欠かせません。自分のスケジュールを管理できていないと、取れるはずの契約を逃してしまったり、約束の時間に遅れてしまったりなど、信頼を失うような失敗をする可能性が高まります。スケジュールの管理をきちんとすることは、売上を伸ばすことにもつながるでしょう。
PDCAサイクルを取り入れて常に業務クオリティーの改善を図る
PDCAサイクルとは、「Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)」の流れを意識し、繰り返しながら働くことで業務を改善していく方法です。自分の立てた目標の結果がどうなったのか、自分で評価し改善を繰り返すうちに、業務のクオリティアップを図れます。
営業の種類を変えるのも手
営業職は続けたいものの、今の仕事に苦手意識がある場合は、営業の種類を変えるのも一つの手です。たとえば、すぐに結果が出ないとモチベーションが上がらないのなら、個人客を相手にした営業職へ転職するのも選択肢でしょう。そのほか、業界を変えて、興味のある商品を売る会社へ転職する方法もあります。
営業経験者が転職で活かせるスキル
営業経験者は幅広いスキルを身につけられるため、業界・職種にかかわらず即戦力として期待されやすいようです。ここでは、転職市場で需要が高いとされる、営業経験者がもつスキルについて解説します。
プレゼン能力
プレゼン能力は直接的な売上や成果につながる重要なスキルです。顧客に自社の商品・サービスを売り込む際に必須のスキルなので、営業経験者なら基本的に身についているでしょう。
プレゼン能力が高い人は、交渉・説得が得意でリーダーシップにも長けているとされ、好印象をもつ採用担当者もいます。クライアントワークが多い仕事では、特に評価されるでしょう。
提案資料の作成スキル
営業の仕事では、提案資料を用いて相手を説得する場合もあります。顧客から「とりあえず資料を送ってほしい」といわれた際には、提案資料でどれだけ相手の興味を惹けるかが勝負です。
営業経験者は、資料作成ツールを使いこなし、見やすさ・分かりやすさを意識した効果的な資料作りのスキルを身につけているでしょう。このスキルは、事務職やコンサルティング職、エンジニア職など、さまざまな職種で役立ちます。
需要予測のスキル
営業の仕事には顧客のニーズを読み取る力が必要なため、需要予測のスキルも身につくでしょう。需要を把握するためには、業界の動向や世の中のトレンドといった幅広い情報を分析する能力と、自分なりの判断力が必要です。需要予測のスキルは、マーケティング職やデータサイエンティスト、研究開発職などの転職活動で評価されるでしょう。
幅広い人脈づくり
営業の仕事では多種多様な人との出会いがあり、信頼関係を築いて長い付き合いとなるケースも珍しくありません。そのため、転職の選考で幅広い人脈があることをアピールする営業経験者もいるようです。
たとえば、BtoC営業からBtoB営業へ移る場合や、スタートアップ企業へ転職する際に、営業で培った人脈が高く評価される可能性があるでしょう。
関係構築のスキル
「初対面の人からも信頼される」「クレーマーをリピーターにしたことがある」といった関係構築のスキルは、人事や広報、カスタマーサービスへの転職で特に評価される場合があります。
また、社内外の人との関わりが多い広告業界や、イベント業界でも重宝されるスキルです。関係構築のスキルが高い人は将来のマネージャー候補として期待され、転職で有利に働く可能性もあります。
営業は向いてない!転職先の候補となる職種とは
営業の業務内容から自分が何を苦手としているのかを明確にしたうえで、転職先を考えてみるのもおすすめです。自分がどのようなことに向いているのか、向いていないのかを把握し、より力を発揮できる仕事について考えてみましょう。
事務職
事務職は資料作成や来客応対、データ入力などが主な業務です。また、社内の多くの部署と関わるため、コミュニケーション能力も必要とされます。
営業職から転職する際は、提案資料の作成スキルや対人スキルがアピール材料となるでしょう。営業事務への転職であれば、営業職の経験が高く評価される可能性もあります。
経理職
経理の仕事ではお金の流れを理解していることが求められるため、数字に強い営業経験者におすすめです。主な業務として、経費精算や出入金処理、社員の給与計算、予算管理などが挙げられます。また、顧客への請求や回収を行う際には、営業で培った交渉力が役立つでしょう。
人事職
人事職の主な仕事内容は、採用や配属決め、人事評価制度の策定などです。人事職は他者に興味・関心がないと務まらず、社員との関係構築も大事なので営業経験者に向いています。人事部は社員の悩みを相談される機会も多いため、営業で身につけた問題解決能力も活かせるでしょう。
企画職
企画職には需要予測や提案力が必要なため、営業経験者が活躍しやすい職種の一つです。また、相手が何を求めているのかを察知する能力や、情報収集力も企画職の仕事に役立ちます。クライアントに企画を提案する際にはプレゼン能力も必要なので、営業経験があることは転職の選考で評価されやすいでしょう。
販売職
販売職は営業職と似ていますが、営業よりも「売る」ことに特化しています。たとえば、営業の仕事である新規顧客の開拓やルート営業は、販売職の役割からは外れるのが一般的。また、販売職のほうが顧客との距離感が近く、転職先としては百貨店や家電量販店、アパレルショップなどがあります。
ただし、物を売るという点では一致しているため、営業経験で身につけた多くのスキルは販売職でも活かせるでしょう。営業の経験から、「もっと接客をやりたい」「売り場づくりもしてみたい」と感じた人におすすめです。
公務員
「ノルマが辛い」「土日休みで働きたい」と感じている営業経験者には、公務員という選択肢もあります。公務員は営利目的ではないため、ノルマや売上目標がありません。
また、基本的に土日休みで安定した働き方が可能です。社内外の人との関わりもあるので、営業職で培った対人スキルが活かせるのもメリットといえます。
物流・倉庫管理
物流管理・倉庫管理は、インターネット通販などの在庫を管理し、品質維持や適正在庫の保持、物流コストの最適化などを行う仕事です。納期厳守でスピードと正確性が求められる仕事なので、営業経験で磨いた自己管理能力やPDCAサイクルが役立ちます。物事を計画的に進めるのが得意で、数字に強い人におすすめです。
システムエンジニア
システムエンジニアはクライアントとプログラマーの間に入る役目なので、コミュニケーション能力が求められます。また、クライアントの要望をプログラマーに分かりやすく伝えるうえで、プレゼン能力も必要です。そのほか、営業で培ったプロジェクト管理やタイムマネジメントのスキルも、システム開発に役立つでしょう。
ただし、ある程度IT系の専門スキルが求められるため、転職前から少しずつ勉強しておくのがおすすめです。オンライン学習や資格取得などを通じて、ITスキルを高めましょう。
コンサルタント
コンサルタントは顧客の課題を解決する方法を提案し、研修などを通じてサポートするのが主な仕事です。営業経験者は、相手の課題を丁寧に聞くヒアリング能力や論理的思考力、分析力などを活かして活躍できるでしょう。また、クライアントとは数年単位の付き合いになるケースも多いので、関係構築のスキルも役立ちます。
営業から異職種へ転職するためのポイント
営業から異職種への転職を成功させるためには、自分の強みや転職の目的を明らかにするのが大切です。ここでは、転職成功のために必要なポイントを紹介します。
スキルを活かせる職種を選ぶ
前項で紹介した通り、営業経験で身につけたスキルを活かしやすい職種もあるので、自分の強みを活かせる仕事を選ぶのがおすすめです。転職活動では即戦力が求められやすいため、異職種への転職はややハードルが高い側面もあります。
しかし、応募先で活かせるスキルを身につけており、前職で好成績を残していれば、転職に成功できる可能性は十分にあるでしょう。転職の面接では、営業で身につけたスキルをどのように活かし貢献するかを具体的に伝えるのがポイントです。
具体的な実績はアピールになる
スキルをアピールする際は、具体的な数字を用いて実績を伝えましょう。たとえば、「交渉が得意で、大口案件の売上を前年より○%アップさせました」と述べれば、交渉スキルがあるという証明になります。
さらに、「話が論理的で分かりやすい」「プレゼン能力もある」というプラスの評価を得られる効果も期待できるでしょう。
営業に向いていない理由を洗い出す
転職成功のためには、自己分析を行い「長所・短所」「向き・不向き」を明確にするのが重要です。営業に向いていないと感じるのであればその理由を丁寧に洗い出し、仕事選びに活かしましょう。
また、営業が向いていないと感じるなかでも、「これは得意だった」「この点は評価された」といったエピソードがあれば、そこに強みが隠れている可能性もあります。
新しい職種に転職する目的を考える
志望職種を選んだ理由について、明らかにしておくのも大切です。営業が向いていないからという理由だけでは「逃げの転職」と捉えられてしまい、結果的に失敗する恐れがあります。面接では転職理由や動機についても問われるので、「教育業界に貢献したい」「困っている人を助けたい」といった目的を答えられるようにしておきましょう。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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