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フリーターのままだと人生終わり?生涯設計はどうなる?逆転方法も解説
更新日
この記事のまとめ
- フリーターのままでいると人生設計が難しく、生活が不安定になりやすい
- フリーター生活は、年齢を重ねるにつれて人生に及ぼす影響が大きくなる
- フリーター生活から人生を逆転させるには、少しでも早く行動するのが大事
- 自分に合う仕事が分からない場合は、プロのカウンセリングを受けるのも有効
フリーター生活を続けるうちに、人生に不安を覚えるようになった方も多いのではないでしょうか。フリーターという立場のデメリットに気づかないまま年齢を重ねてしまうと、経済状況の悪化など、人生に影響が生じる可能性もあります。少しでもフリーター生活に不安を感じたら、なるべく早く安定した仕事に就くために行動しましょう。このコラムでは、フリーター生活のリスクや人生を逆転させる方法についてまとめました。
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フリーターのままでいると人生はどうなる?
フリーターのままでいると、生活が不安定になるリスクが高まります。また、人生設計を立てることが難しくなる恐れもあります。ここでは、フリーターを長く続けるとどうなるのかについて、詳しく見ていきましょう。
生活が不安定になるリスクが年々高まる
長年フリーターのままでいると、生活が不安定になるリスクが高まっていきます。たとえば、身体を使う仕事は、歳をとるにつれ同じような働き方が難しくなるでしょう。また、柔軟性やポテンシャルなどを重視する企業においては、年齢の若い方が採用されやすい傾向もあります。そのため、フリーターのままで年齢を重ねると収入を得る手段が減ってしまう可能性があるのです。
フリーター期間が長いほど正社員就職がしにくくなる
労働政策研究・研修機構の「労働政策研究報告書No.213 大都市の若者の就業行動と意識の変容(136p)」によると、フリーターを継続した期間と、正社員を目指して成功した求職者の割合は以下のとおりです。
フリーター継続期間 | 正社員になれた割合 |
---|---|
1年以内 | 68.8% |
1~2年 | 61.2% |
2~3年 | 56.6% |
3~4年 | 61.1% |
4~5年 | 37.9% |
5年以上 | 32.3% |
参照:労働政策研究・研修機構「労働政策研究報告書No.213 大都市の若者の就業行動と意識の変容(136p)」
フリーター期間が1年未満の場合は68.8%が正社員就職に成功しているものの、4年以上だと40%を下回ります。上記の結果から、フリーター期間が長いほど就職しにくくなるということが見て取れるでしょう。
年齢も正社員就職の成功率に影響する
フリーターから正社員になれる確率は、年齢によっても異なります。厚生労働省の「労働経済分析レポート No.1 正規雇用へ転換した方の特徴と影響」によると、2017年における年齢別の正規雇用への転換者比率は以下のとおりです。
年齢 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
15~24歳 | 14.9% | 6.4% |
25~34歳 | 14.6% | 8.0% |
35~44歳 | 12.7% | 4.5% |
45~54歳 | 9.3% | 2.2% |
55~64歳 | 5.9% | 1.4% |
65歳以上 | 3.7% | 0% |
平均 | 9.2% | 3.4% |
参照:厚生労働省「労働経済分析レポート No.1 正規雇用へ転換した方の特徴と影響」
正規雇用への転換者比率は、男性では15~24歳、女性では25~34歳が最も高くなっています。この結果から、年齢が若いうちに正社員を目指すことの重要性が分かるでしょう。
フリーターを続けるとどうなるのかについては、「フリーターの将来は不安?男女で違いはある?正社員になるためのコツを紹介」のコラムでも解説しています。気になる方はこちらもあわせてご覧ください。
参照元
労働政策研究・研修機構
労働政策研究報告書No.213 大都市の若者の就業行動と意識の変容
厚生労働省
労働経済分析レポート No.1 正規雇用へ転換した方の特徴と影響
20代のフリーター生活で起こりうること
特に20代前半はまだ周囲に同じ立場のフリーターがいる傾向があり、危機感を抱きにくい時期です。20代のフリーター生活で起こりうることについては、以下で具体的に見ていきましょう。
周囲との経済的な差を感じにくい
20代前半のフリーターの収入は、同じ年頃の正社員とあまり変わらないことがあります。なぜなら、就職したばかりの正社員は、まだ基本給やボーナス額が低い傾向にあるからです。よって、周囲と経済的な差を感じにくく、むしろフリーターの自由度の高さに魅力を感じるでしょう。
社会的信用が低いと感じる場合がある
クレジットカードの作成や車の購入といった契約の際、フリーターという立場を理由に断られるケースがあります。そういった問題に直面すると、「フリーターは社会的信用が低いのでは…」と感じることも。しかし、なくても困らない場合は特に危機感を抱かず、人によってはそのままフリーター生活を続けることが考えられます。
正社員を目指すかどうか検討し始める
20代後半になると、将来を見据えて正社員を目指すかどうかを検討するフリーターも出てきます。周囲が結婚を意識し始めたり、正社員の給料が徐々に増えて経済的な差を感じるようになったりすることがきっかけになるようです。
30代のフリーター生活で起こりうること
30代になると、正社員が重要な仕事を任されて昇進していくのに対し、フリーターはずっと立場が変わらないため、焦りを覚える人も出てくるようです。ここでは、30代のフリーター生活で起こりうることを紹介します。
正社員との賃金格差が大きくなる
30代の正社員は20代のときより基本給が高くなり、それに伴ってボーナスなどの手当も増えます。なかには昇進によって役職手当がつき、大幅に収入がアップするケースも。一方、フリーターは基本的に昇給がなく、20代のときと給料が変わらない傾向にあります。そのため、周囲と比べて、自分の生活が見劣りするように感じてしまうこともあるようです。
同じアルバイト先を続けるのが難しくなってくる
ずっと同じアルバイト先で働いてきても、無期雇用の正社員と違ってフリーターの場合は、必ずしも毎回契約が更新されるとは限りません。体力のある人材が求められる仕事では、歳をとるにつれて契約の更新を渋られることもあるようです。
また、たとえ更新ができたとしても、同じアルバイト先で働く仲間と年齢が離れてくると、話が合わなかったり気まずくなったりすることもあります。正社員の上司が年下になる機会も増え、業務命令に素直に従いづらい気持ちも出てくるようです。
40代以降のフリーター生活で起こりうること
40代以降になると、思うように仕事が見つからなかったり、若いころのように働けなくなったりして、生活に困窮するフリーターも出てくるようです。以下でそれぞれ解説していきます。
長期のアルバイトが見つかりにくくなる
長期に渡って人材を育成していく企業の場合、教育に時間をかけられる若い人材の方が採用されやすく、40代以降は採用されにくくなる傾向があります。もしも、短期のアルバイトを転々としながら収入を得ている場合、いつも違う場所への出勤や頻繁な仕事探しに疲れてしまうことが考えられます。また、短期の仕事を繰り返していると社会保険に入れない場合もあるため、「会社の健康保険の給付が受けられない」「年金の受給額が厚生年金に比べて低くなる」といった悩みが生じることもあるでしょう。
収入を上げるために無理な働き方をしてしまう
勤続年数が上がるにつれて昇格や昇給のある正社員と比べ、フリーターの場合は収入が若いころとあまり変わらない傾向があります。そのため、年齢に即した給料を得ようとするなら、深夜や早朝といった時間帯にアルバイトをしたり、アルバイトの掛け持ちをしたりせざるを得ないこともあるでしょう。また、生活費や食費を削るなどして、無理な生活を続けてしまう可能性もあります。日々の生活に疲弊すれば、心身に不調が出る恐れもあるため注意が必要です。
フリーター生活が及ぼす人生への4つの影響
フリーター生活を続けていると、人生設計に影響を与えることもあります。ここでは、フリーター生活を続けることで生じる主な影響を4つを見ていきましょう。
1.若いうちは危機感を抱きにくく現状を変えにくい
若いうちからフリーター生活を続けていると、最初は周囲との経済格差をあまり感じないため、危機感を抱きにくい傾向があります。徐々に就職しにくくなっていることに気づかず、いつの間にか生涯設計が上手く立てられなくなっていることもあるようです。
2.人間関係が限定されてしまう恐れがある
アルバイトだけの生活を何年も続けていると、人間関係の範囲が狭くなってしまう可能性があります。また、就職や結婚などによって周囲の生活スタイルが変わっていくにつれ話が合わなくなり、友人と疎遠になる場合もあるようです。
3.できることが制限される
フリーターは雇用が不安定なため、ローンを組むような大きな買い物や結婚などの社会的信用が問われる場面で不利益を被ることがあります。それに伴い、できることが自ずと制限される場合も。また、長期的なライフプランを立てにくく、老後に備えることが難しいこともあるでしょう。
4.将来の生活に不安が生じる
フリーター生活を続けていると、貯金に回すほどの収入を得ることが難しいケースもあるでしょう。また、厚生年金は収入に応じた保険料を支払い、保険料に応じた額が貰える制度のため、収入が上がらないと将来貰える年金額もあまり期待できません。突然病気になったときの備えが十分にできず、不安を抱えながら生活することになる可能性があります。
フリーター人生を逆転させる3つの方法
フリーター人生を逆転させるには、「交友関係を広げる」「スキルを身に付ける」など、自分を変えるための行動を起こすことが大切です。ここでは、フリーター人生の逆転方法を3つ紹介します。
1.交友関係を広げる
フリーターは、意識的に多くの人と交流を持つようにすると良いでしょう。前述したとおり、ライフスタイルが変化していく年齢になると、これまでの友人と疎遠になってしまう恐れがあります。同じ生活を続けていると会う人も限られるので、視野を広げるためにも多くの場所に出かけてみるのがおすすめです。さまざまな人との交流を通じて異なる価値観を知れば、改めて自分の生き方を考え直すきっかけにもなるでしょう。
2.スキルを身に付ける
フリーターの仕事は就職活動で経験やスキルとして高い評価をもらいにくいため、資格の勉強や職業訓練などを通じてスキルを身に付けるのも一つの手です。「就職に有利に働きそうだから」といった理由だけで選ばず、自分が興味のある業界で必要な資格やスキルを調べ、合うものを検討しましょう。
3.正社員を目指す
フリーターであることに不安や危機感を抱いているなら、少しでも若いうちに就職活動を始めましょう。経験やスキルを問わない正社員の求人は、代わりにポテンシャルや柔軟性が求められる傾向があります。また、20代のできるだけ早い年齢で就職活動を始めた方が成功率も高いため、すぐに行動に移すのがおすすめです。
フリーターから正社員を目指す3つの方法
フリーターから正社員になるには、自分で仕事を探すほかに、ハローワークや就職エージェントを活用するといった方法もあります。主な3つの方法について、以下で詳しく見ていきましょう。
1.未経験OKや年齢不問の仕事を探す
就職サイトなどを使って自分で正社員の仕事を探す場合には、「未経験OK」「年齢不問」といったことが書かれている求人に着目しましょう。これらの文言が書かれている求人は門戸が広く、採用される可能性がほかのものよりも高いからです。ただし、門戸の広い求人にはきつい仕事内容や厳しい労働条件など、応募者にとって不都合な情報が隠されている場合もあります。応募前には求人情報をよく読んだうえで、疑問点があれば企業に問い合わせるなどし、慎重に検討しましょう。
2.わかものハローワークを活用する
フリーターの就職活動では、おおむね35歳未満の若年層を主な支援対象とした「わかものハローワーク」を利用するのも一つの手です。わかものハローワークでは、就職相談や求人紹介を行っているほか、キャリアカウンセリングや就活セミナーも無料で受けられます。担当者がマンツーマンでサポートしてくれるため、1人で就職活動をするのが不安な方にもおすすめです。また、ハローワークは管轄地域の求人に強いので、就職したいエリアが決まっている場合にも適しているといえるでしょう。
3.エージェントを利用する
ハローワークのほかに、民間企業が運営するエージェントを利用するという方法もあります。エージェントの特徴は、運営企業ごとに扱う業界や支援対象者が異なることです。エージェントごとに専門分野があるので、自分に合ったサービスを選ぶと、より希望に近い求人に出会えるというメリットがあります。また、プロのアドバイザーがじっくり向き合ってサポートしてくれるのも魅力といえるでしょう。
フリーターから正社員を目指す際には、自分に合った方法を見つけて、できるだけ早く行動することが成功への鍵です。フリーター生活に少しでも不安を感じたら、思い切って一歩踏み出してみましょう。
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フリーター人生に関するFAQ
フリーター生活を続けることに不安のある方の疑問に、Q&A形式で回答していきます。
フリーターを続けているとどんな人生になりますか?
フリーターを続けていると年々就職しづらくなっていき、収入の不安定さに悩まされる場合があるでしょう。また、周囲と生活スタイルが異なっていくので話が合わず、友人と疎遠になってしまうケースもあるようです。フリーター生活を続けるリスクについては、「一生フリーターでいるのはリスクが高い?正社員になるメリットを解説!」のコラムもチェックしてみてください。
フリーターで今後の人生が心配です…
フリーターを選択した理由には、さまざまな事情があるでしょう。フリーターになることによって生じるリスクは、長年続けてしまうことで発生します。もし、将来に不安を抱いているならなるべく早く就職活動を始めてみましょう。早いほど正社員になれる可能性が高くなります。フリーターの就職活動については、「フリーターからは正社員になれない?バイトから就職するポイントもご紹介」のコラムでも詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
フリーターから人生を一発逆転させるにはどうしたら良いですか?
フリーターから人生を好転させるには狭くなりがちな交友関係を広げたり、スキルを身に付けたりしつつ、安定した仕事に就くのを目指すことが大切です。フリーター人生を逆転させる方法については、「フリーターから逆転する方法とは?就職活動のコツや有効な資格をご紹介」のコラムでも紹介していますので、お役立てください。
フリーターの自分に合う仕事が知りたいです
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。