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マネジメント経験とは?転職時にアピールするコツや例文を紹介
更新日
この記事のまとめ
- マネジメント経験とは、リーダーとしてチームやプロジェクトを管理し成功へ導くこと
- マネジメント経験には、役職や正社員だけではなくアルバイトでの経験も含まれる
- 応募条件にマネジメント経験者優遇と記載がある場合は、経験がなくても応募できる
- マネジメント経験をアピールする際は、企業のニーズに合うスキルか確認するのが大切
- マネジメント経験は具体的な数字を用いて内容や実績を伝えると明確に伝わりやすい
「マネジメント経験とは何か」疑問を感じる方もいるでしょう。マネジメント経験とは、目標達成のためにチームやプロジェクトを管理することです。応募条件の書き方によって期待されるスキルのレベルが違う場合があるでしょう。
このコラムでは、マネジメント経験を転職時にアピールするコツを例文もあわせてご紹介します。企業の求める人材に合わせた選考対策にお悩みの方は、ぜひご活用ください。
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マネジメント経験とは
マネジメント経験とは、自分がリーダーやマネージャーとなってプロジェクトメンバーの管理業務に携わった経験のことを指します。しかし、「管理業務経験はあるけど、役職についていなかった場合は?」と疑問に感じる方もいるでしょう。
ここでは、マネジメント経験に該当する内容を立場や管理する対象ごとに分けて解説します。「これまで携わってきた仕事のなかに、マネジメント経験と呼べるものはあるのか」と疑問を感じる方は、ぜひご一読ください。
役職に関する経験
役職に就き、チーム全体を導いて管理することはマネジメント経験にあたります。
役職は、メンバー一人ひとりの現状を把握する責任のある立場です。メンバーの労務や勤怠管理はもちろん、評価を行う役割を担います。
役職の場合、教育面にも携わる必要があり、メンバーの現状や課題を把握するのも大切です。個人の課題から目標を見出し、達成に向けて導けられれば、チーム全体の目標達成にも貢献できます。
役職でのマネジメント業務は、チーム全体を見渡す必要となるため、経験を通して、広い視野で業務を進行できるスキルがあることを示せるでしょう。
後輩の指導や新人教育に関する経験
後輩や新人が業務上のスキルを身につけて、企業で活躍できる人材になれるように指導・教育することも、マネジメント経験の一つです。
前述のとおり、役職に就いていなかった場合「自身の行ったことがマネジメント経験と呼べるのか分からない」と感じることもあるでしょう。後輩や新人を対象に目標を達成するための計画をしたうえで指導・評価に取り組んでいれば、役職に就いていなかったとしてもマネジメント経験に含まれます。
ただし、「業務のレクチャーのみ行った経験」は、目標のために対象を管理したわけではないため、マネジメント経験としてアピールするのは難しいでしょう。
プロジェクトの進行に関する経験
プロジェクトの進行にリーダーとして携わった経験も、マネジメントスキルを示せるエピソードです。
プロジェクトのリーダーは、目標達成に向けて、課題解決に取り組みながら進行できるようチームを導く役割を担います。管理する対象がプロジェクトであっても、それに関わるメンバー全体を管理する必要があるため、マネジメントスキルが求められる業務といえるでしょう。
アルバイトでのマネジメント経験もアピールになる
マネジメント経験は役職や正社員だけに限らず、アルバイトでの経験も含まれます。アルバイトでの働き方においても、リーダーとして、ほかの職員一人ひとりの課題解決や成長へつなげるために教育する役割を担うケースも。教育を通して成長へ導くためにどのように取り組み、成果につなげられたかを具体的に伝えられれば、マネジメントスキルをアピールできるでしょう。アルバイト経験をアピールするコツは、「就職にバイト経験は活かせる?志望動機や面接でのアピール方法を解説!」のコラムでも解説しているので、チェックしてみてください。
マネジメント経験に関する応募条件の内容の違い
応募条件の「マネジメント経験があること」は、記載の仕方により、求められている経験が異なる場合も。
ここでは、マネジメント経験に関する応募条件の内容の違いをご紹介します。「応募条件に記載されているマネジメント経験が、自身に当てはまるか自信がない」と不安を感じる方は、ぜひ参考にしてみてください。
マネジメント経験必須である場合
マネジメント経験必須と応募条件に記載している企業は、マネジメントスキルが必要となる業務で活躍できる人材を求めているでしょう。
経験年数を指定されていないことから、応募者がアピールする内容を通して、「自社でのマネジメント業務を任せられる能力があるか」を判断していると考えられます。そのため、伝えるマネジメント経験の内容が応募企業の業務で役立つものかを意識して伝えることが大切です。
マネジメント経験年数の指定がある場合
マネジメント経験年数の指定がある場合は、期間を通して「応募者のマネジメントスキルが企業の求める基準に達しているか」を見極めているでしょう。「マネジメントスキルが優れている即戦力となる人材」を求めている場合に記載されるのが一般的であり、入社後早期に役職といったポジションへ配属されることが予測されます。
ただし、年数の指定があったとしても、条件を満たしていない人材が必ず不採用になるとは限りません。記載されている年数を満たしていないとしても、マネジメント経験が企業側の求めるレベルに達していると判断されれば、採用される可能性は十分にあります。
マネジメント経験者を優遇している場合
「マネジメント経験者優遇」の記載がある場合は、マネジメント経験の有無が必ずしも合否に影響するわけではないでしょう。
将来的にマネジメントスキルが必要となる仕事を行う可能性はあるものの、現段階では、即戦力になるかどうかは重要視されていないと考えられます。マネジメント経験がなかったとしても、応募企業の仕事に合うほかの強みをアピールできれば、採用につながる場合があるでしょう。
企業側がなぜ応募条件を定めるのかは、「応募条件を満たさなくても採用されるチャンスはある?」のコラムで解説しているので、こちらもあわせてぜひご一読ください。
役職経験がなくても応募可能な場合も
企業側が応募条件で示している「マネジメント経験がある人材」は、必ずしも役職での経験も求められるわけではありません。コラム内の「マネジメント経験とは」で先述したように、マネジメント経験は役職に就いた場合以外でも身につけられることが可能です。経験した内容を通して、企業側が求めるマネジメントスキルを発揮した経験をアピールできれば、選考通過につながる可能性があります。ただし、なかには役職経験があることを含められている場合もあるため、応募条件の記載内容を注意して確認してみてください。
マネジメント経験がある人に企業が期待すること
マネジメント経験があることが応募条件に記載されている場合、企業側は「入社後にマネジメントスキルを発揮して企業の戦略や目標達成に役立てられる人材」を求めていると考えられるでしょう。
ここでは、マネジメント経験のある人に企業が期待することをご紹介します。
企業側が応募条件にマネジメント経験を記載する意図を知り、就活で効果的なアピールをするのにお役立てください。
マネジメントを任せられる人材であること
企業側は、マネジメント経験があることを応募条件に加えることで、チームやプロジェクトの管理を任せられる人材の獲得を期待しているでしょう。
マネジメントスキルがある人材は、チームを見渡せるほどの広い視野をもって業務に取り組められると判断される傾向があります。そのため、マネジメント経験があることをアピールできれば、「自社でも率先してチームをまとめてくれるのでは」と好印象を与えられる可能性があるでしょう。
組織で目標を実現する能力があること
組織で目標の実現に向かって取り組める能力があることも、マネジメント経験がある人に企業が期待することの一つです。
マネジメント業務では、チームメンバーの状況や課題を把握したうえで、組織全体の目標が実現できるよう導くことが求められます。そのため、企業側はマネジメント経験がある応募者に対しても、「自社の目標達成に貢献できるスキルがあるか」を期待しているでしょう。
課題や反省を次の戦略に活かせること
マネジメント経験のある人材のなかでも、「課題や反省を次の戦略に活かせる人材」を獲得できれば、企業戦略の成功に近づけられる場合も。
企業では、業績における課題を整理し、次年度の戦略を立てるのが一般的です。日々、課題を解決しながら成長していくことが、企業全体の成長にもつながります。
マネジメント業務におけるチーム全体の課題を見つけて解決につなげる考え方も、企業の戦略成功に役立つといえるでしょう。
マネジメント経験をアピールする3つのコツ
マネジメント経験を強みとして転職活動で活かす場合、「企業の仕事にマッチしたスキルのある人材」であることを分かりやすく伝えるのが大切です。
ここでは、マネジメント経験をアピールする3つのコツを解説します。「マネジメント経験のある人材を求めている企業に対して効果的なアピールの仕方とは?」と疑問を感じる方は、ぜひご活用ください。
1.応募する企業のニーズに合っているか確認する
マネジメント経験を効果的なアピール材料にするには、自分の経験が企業の求めているスキルにマッチしているか確認しておく必要があります。
企業の方針や業務内容によって、応募者に求めるスキルは異なるでしょう。マネジメント経験を伝えたとしても、企業の求めている意味合いのマネジメントスキルとずれていれば、採用につながりません。
応募企業に合うアピールをして好印象を与えるためには、企業に対する理解を深めるのが大切です。企業への理解が深まれば自然と「どのような人材を求めているのか」もイメージしやすくなります。企業が求める人材への理解を通して、応募先で必要なマネジメントスキルが分かれば、自身のマネジメント経験が該当するかも判断できるでしょう。
企業への理解を深める方法としては、企業のWebサイトやパンフレット・求人サイトの内容から企業研究を行うのがおすすめです。「企業研究のやり方とは?情報収集の方法や得られるメリットなどを解説!」のコラムで企業研究のやり方を解説しているので、参考にしてみてください。
2.職務経歴書に記載する内容は簡潔にまとめる
マネジメント経験を職務経歴書で記載する際は簡潔にまとめられると、アピールしたい内容が明確に伝わりやすくなるでしょう。
職務経歴書にマネジメント経験を書く場合、管理した対象や人数、どのような実績につながったかを盛り込みます。成果につなげるためにリーダーとしてどのようにチームやプロジェクトを導いたか、採用担当者がイメージできるようにまとめましょう。
ただし、詳細に書き過ぎてしまうと冗長になり、アピールしたい部分がどこか分かりにくくなるため注意が必要です。
職務経歴書の書き方については「職務経歴書の書き方を解説!気をつけるポイントや提出時のマナーも紹介」のコラムでも詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
3.具体的な業務内容や実績を説明する
マネジメント経験を伝える際は、携わった業務内容やつながった実績をより具体的に伝えましょう。たとえば、マネジメント業務における予算や期間、実績などを、数字を使って説明すると説得力が増します。
特に、客観的に判断しやすい指標や数値を用いて説明できれば、企業側も「応募者を採用するとどのような活躍が期待できるか」をイメージしやすくなるでしょう。相手に伝わりやすいアピールをして好印象を与えるためのポイントは、「好印象を与える自己アピールの書き方は?例文もご紹介」のコラムでご紹介しているので、ご活用ください。
管理したチームの規模に合わせて内容を伝えるのが大切
マネジメント経験をアピールするときは、管理した対象の規模の大きさに合わせた内容を伝えるのが大切です。マネジメント経験は、一つのプロジェクトを一人で管理したり、数十~数百人単位の組織を管理したりなど、携わる内容によって規模が異なります。規模の大きさにより、マネジメント業務で関わる範囲や視点にも違いが生じるでしょう。
企業側に「自身のマネジメント経験に対する正確な振り返りや評価ができている」とアピールするためにも、規模に合わせた内容が伝えられるよう意識してみてくださいね。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
マネジメント経験が求められる面接でアピールする例文
マネジメント経験のある人材を求めている企業に好印象を与えるには、具体的なエピソードを通して、「企業にとって採用するメリットのある人材」であることをアピールする必要があるでしょう。
ここでは、マネジメント経験の有無によって異なるアピールの仕方の例文をご紹介します。
「マネジメント経験のある人材を求める企業に対して、好印象を与えられるか不安」と感じる方は、ぜひご一読ください。
マネジメント経験がある場合の例文
マネジメント経験がある場合は、エピソードをより具体的に伝えることで、企業側が「自社の仕事にどのように役立てられるか」をイメージしやすくなるでしょう。
以下は、プロジェクトの中心となって10人の部下を指導していた場合の例文です。
全体のスケジュールを確認しながら、期日までにプロジェクトを完了できるよう部下にタスクを割り振りました。
進行するうえでは、部下の進捗が躓いていたらアドバイスをしたり、メンバー同士が衝突しないよう積極的に声を掛けたりするのを心掛けました。
10人という少ないメンバーではありましたが、一人ひとりが自分の能力を発揮して役割を果たせたと思います。
目標を達成したプロジェクトは社内でも高い評価をいただき、メンバーの士気を向上することにつなげられました」
マネジメント対象の規模はもちろん、目標達成に向けてどのようにリードしたかは、数字を用いながら伝えるのがポイントです。独自の取り組みを盛り込むと自分だけの強みをアピールできるでしょう。
マネジメント経験がない場合に好印象につなげる例文
役職やプロジェクトリーダー、部下の教育などのマネジメント経験がない場合は、これまでの経験でマネジメントスキルと共通するものがあるかを考えてみましょう。たとえば、学生時代の部活・委員会活動で目標達成に向けてリーダーシップを発揮したエピソードがあれば、マネジメント経験に共通する強みを伝えることが可能です。
結果として、約2ヶ月の期間を経て出店につなげられ、目標に掲げていた売上を達成できました」
リーダーシップを発揮したエピソードを伝える際も、目標達成に向けて心掛けた独自の視点を意識してみましょう。仕事での経験ではなかったとしても、「マネジメントスキルを発揮した経験」をアピールできれば、好印象につながる可能性があります。
「マネジメント経験に通ずる強みを見つけられずアピールするのが難しい…」とお悩みの方は、ハタラクティブへの相談がおすすめです。
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マネジメント経験に関するよくあるFAQ
ここでは、マネジメント経験に関するよくある疑問に対する回答をご紹介します。
どこからがマネジメント経験といえるか分からない…
自身のこれまでの経験が「企業の求めるマネジメント経験」に該当するのか疑問を感じるときは、応募企業が求める人物像を深掘りするのがおすすめです。求められているスキルを理解できれば、自身に共通する部分があるかどうかも判断しやすくなるでしょう。応募企業がマネジメント経験を通して何を期待しているのかは、コラム内の「マネジメント経験がある人に企業が期待すること」で解説しているので、参考にしてみてください。
マネジメント経験なしだと選考で不利になりますか?
「マネジメント経験があること」を応募の必須条件に記載されていない場合であれば、マネジメント経験がないことで選考が不利になるとは限りません。応募企業に向けて採用につなげられる効果的なアピールをするためには、企業の業務に合う自分の強みを見つけることが大切です。
ハタラクティブでは、応募企業に合う自身の強みを見つけるサポートも行いますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。