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就職しない生き方はある?正社員以外の選択肢とメリット・デメリットを解説
更新日
この記事のまとめ
- 就職しない生き方には、フリーターやフリーランスなどがある
- 就職しない生き方のメリットは、時間や人間関係に縛られないこと
- 就職しない生き方を選ぶと、収入が安定しにくいデメリットがある
- 就職しない生き方を選ぶ前に、理由と目的を明確にしよう
- 就職しない生き方に不安を感じたら、就職のプロに相談するのがおすすめ
「就職しない生き方にはどのような選択肢があるのだろう」と疑問にお感じの方もいるでしょう。就職しない生き方には、フリーターやフリーランス、起業などの選択肢があります。
このコラムでは、就職しない働き方やメリット・デメリットをご紹介。就職しない生き方を選ぶ前に確認すべき点や、就職活動を始める場合のコツも解説します。就職しない生き方が自分に合っているかを見極める際の参考にしてください。
就職しない生き方の選択肢
就職しない生き方の選択肢として、フリーランスやフリーター、進学、留学などが挙げられます。フリーランスやフリーターなど正社員以外の働き方を選択する方もいれば、進学や留学で一時的に就職しない生き方を選ぶ方もいるでしょう。
以下では、それぞれの選択肢について説明します。
就職しない生き方の選択肢
- フリーランス
- フリーター
- 進学や留学
フリーランス
フリーランスとは、特定の会社や団体に属さず、自分のスキルを提供して収入を得ている人のことです。開業届を提出すると、個人事業主として扱われます。フリーランスとして働く場合、会社に所属しないので自由に働けるでしょう。
しかし、社会で求められる何かしらのスキルと、保険や確定申告などを自分で進める自己管理能力が必要で、大変な面も多くあります。
一口にフリーランスと言っても、Web制作や美容師、塾講師など、活躍の場は人によってさまざま。なかには、フリーランスや個人事業主から始めて起業する方もいるようです。
「自営業とは?確定申告は必要?個人事業主との違いや税金・社会保障を確認!」のコラムでは、フリーランスと自営業の違いや自営業の始め方を解説しています。ぜひご一読ください。
フリーター
厚生労働省の「主な用語の定義」によると、フリーターとは、パートタイムやアルバイトとして働く15~34歳の若年者のことです。就学中の人や主婦(夫)は、フリーターに含まれません。
フリーターと正社員の違いについては、「正社員とフリーターの違いは?待遇や将来性を比較!就職成功のポイントも解説」のコラムで詳しく解説しています。
進学や留学
大学や大学院への進学や海外留学は、就職しない場合の選択肢の一つです。進学でさらに専門的な学びを得たり、留学で英語のスキルを伸ばしたりしたあとに就活に臨める点がメリットといえます。
留学するメリットを知りたい方には、「卒業後に留学した場合は新卒扱いになる?就活への影響やデメリットを解説!」のコラムがおすすめです。
参照元
厚生労働省
―平成16年雇用管理調査結果の概況―
就職しない生き方のメリット
就職しない生き方を選ぶと、時間や人間関係に縛られにくいというメリットがあります。以下の解説を参考に、就職しない生き方で得られるメリットが、自分にとって重要度が高いのかどうかを考えてみてください。
人間関係に縛られにくくなる
就職しない生き方を選ぶメリットの一つは、人間関係に縛られにくくなることです。
たとえば、フリーターは仕事上の責任が少ない傾向にあるため、必要以上に上司に追い詰められたり、後輩のミスの責任を負わされたりして悩む可能性を減らせるでしょう。フリーターは基本的に、与えられた仕事をこなすことを求められるので、会社内でのトラブルを抱えにくいといえます。
フリーランスは会社や団体に所属しないので、人間関係のトラブルに巻き込まれにくいでしょう。
フリーターやフリーランスは人間関係に縛られにくいものの、人との関わりをゼロにはできません。どのような働き方であれ、周囲の人とのコミュニケーションが必要であることは念頭に置きましょう。
働き方を自分で決定できる
働き方を自分で決定できる点も、就職しない生き方を選ぶメリットです。
フリーランスは、働き方や働く場所を自由に決めることができます。
フリーターは会社の制度に合わせて働く必要がありますが、アルバイト・パートの求人は未経験歓迎のものも多く、スキルがない場合にも興味のある業界に挑戦できます。さまざまな業界・働き方の仕事を視野に入れることができるという点で、働き方の自由度が高いといえるでしょう。
時間を自由に使える
フリーターやフリーランスは、ある程度自分の都合に合わせて働く時間を調整できます。フリーターは、正社員のように定められた勤務時間がなく、残業を求められない会社もあります。掛け持ちをしたり、シフトに多く入ったりすることで自由に稼ぐことが可能です。
フリーランスも、依頼された仕事をどの時間にこなすかを自由に決められるでしょう。早朝や深夜などに仕事を進めることもできます。
時間の使い方を自分で決められることは、就職をしない働き方のメリットです。
就職しない生き方のデメリット
就職しない生き方のデメリットには、収入が不安定になりやすい点や、社会的な信用を得にくい点が挙げられます。
就職しない生き方を選ぶと、将来に不安を感じる方もいるようです。若いうちはフリーターと正社員の差を感じにくいですが、年齢を重ねると同世代との年収や働き方に違いを感じる可能性もあるでしょう。
以下で、就職しない生き方のデメリットを解説します。
就職しない生き方のデメリット
- 収入が不安定になりやすい
- 社会的信用が得にくい
- 年齢とともに就職難易度が高まる
収入が不安定になりやすい
正社員として働かない場合、生活が不安定になりやすいというデメリットがあります。
ハタラクティブの「若者しごと白書2023」によると、正社員の平均手取り額は年齢が上がるにつれて増加傾向にあるようです。18〜20歳では20万円未満の割合が44.1%であるものの、27〜29歳では25.9%に減っています。正社員は年齢に比例して給与が上がるため、将来のライフプランを立てやすいといえるでしょう。
引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2023 正社員の平均手取り月収【年代別】」
一方、フリーターのデータを見ると、18〜29歳までの手取り額にほとんど変動がなく、月収15万円未満の割合が多くなっています。フリーターとして働く人のなかには、自分一人の生活で精一杯で、結婚や出産を考えにくいと感じる人もいるでしょう。
引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2023 フリーターの平均手取り月収【年代別】」
フリーランスの場合は、個人の持つ資格やスキルによって収入に幅がありますが、自分で仕事を得なければならないため、収入が不安定になりやすいといわれています。若いうちは正社員との差を感じることがなくても、年齢が上がるにつれて収入や安定性に差が出てくるでしょう。
社会的信用が得にくい
フリーターは、雇用が安定しておらず収入も不安定なため、社会的な信用を得にくいでしょう。就職しない生き方を選ぶ場合、クレジットカードの発行や銀行の借り入れの審査に通りにくくなる可能性もあります。
年齢とともに就職難易度が高まる
年齢を重ねるにつれて、正社員として採用されにくくなる傾向があります。体力や長期採用が求められる求人では、同じスキルや条件の応募者がいた場合、若い人を採用することが多いでしょう。そのため、年齢が上がると応募できる求人が少なくなったり、選考を通過しにくくなったりする可能性があります。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2023
フリーターが就職しない生き方を選ぶ理由
ハタラクティブが調査した若者しごと白書2023の「4-4. 正社員になりたくない理由」によると、正社員になりたくない理由の上位3つは、「組織に縛られたくないから」36.5%、「プライベートの時間が制限されると思うため」32.7%、「仕事の責任を取りたくないため」20%です。
この調査から分かるように、プライベートを大切にして自分のペースで働きたい人が、正社員として就職しない生き方を選んでいます。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2023
就職しない生き方を選ぶ前にしたほうが良いこと
就職しない生き方を選ぶ前に、その理由を明確にし、就職しない選択が自分に向いているかを考えてみると良いでしょう。
就職したくない理由を明確にする
就職しない生き方を選ぶ前に、その理由を明確にすることをおすすめします。理由もなく正社員以外の生き方を選ぶと、後々後悔してしまうかもしれないからです。「就職をしたくない」という理由で就職活動をしない場合は、「なぜ就職したくないのか」を具体的に考えるようにしてください。
たとえば、以下の理由で就職したくないと考える方がいるようです。
- ・組織で働きたくない
・満員電車に乗りたくない
・やりたいと思う仕事がない
・就職活動に抵抗がある
上記のように、自分が就職したくないと感じる理由を書き出してみてください。
会社に通勤することに抵抗があるなら、在宅の仕事を選ぶと良いでしょう。やりたい仕事がないと感じている方は、自己分析によってやりたい仕事が見つかる場合があります。就職活動に抵抗があるなら、エージェントへの相談を検討すると良いでしょう。
書き出して視覚化すると、意外な解決策が見つかる可能性もあります。
就職したい会社が見つかる場合もある
会社によって働き方は異なるので、自分が「正社員として働きたくない理由」に挙げた点が、すでに解消されている会社もあるでしょう。たとえば、フレックスタイム制度や時差出勤を導入している会社や、私服出社や在宅勤務などを認めている会社が存在します。多くの会社の情報を集めることで、自分にとって働きやすい環境を見つけられるでしょう。
就職しない生き方の目的を明確にする
就職しない生き方を選択する「目的」を明確にしておくのも重要です。目的を定めれば、今後どのような行動を取るべきかが明らかになるでしょう。
就職以外にしたいことや目標がある場合は、達成するまでの道のりが実現可能なものであるかを見極める必要があります。起業やフリーランスを目指す場合は、十分な資金や資格、スキルを持っているか、客観的に考えてみると良いでしょう。
就職後に独立するのもアリ
一度就職し、職場で培ったスキルを使って独立する方法もあります。会社へ就職すると、働きながらスキルの習得ができます。将来的に就職しない生き方をするために、まずは就職し、ある程度のスキルが身についたら独立するのも一つの選択肢でしょう。就職以外の生き方が自分に向いているか考える
就職しない生き方のメリットとデメリットを照らし合わせ、自分に向いているかを見極めるのもおすすめです。
アルバイトやパートは就職活動の手間がなく、比較的簡単に就業できます。また、働く時間や量を自分で決められるため、自由に働けるでしょう。
しかし、収入は正社員より低い傾向にあります。将来のライフプランをきちんと据えて働きたい方には、向いていないといえるでしょう。
フリーランスや起業は、組織に属することなく自分の努力次第で収入を伸ばせますが、収入を安定させるには一定のスキルや経験が必要です。
就職しない生き方にも良し悪しがあります。自分に向いている働き方はどれか、自己分析を行って考えてみると良いでしょう。自己分析の具体的な方法については、「自己分析のやり方が知りたい!ノートやツールを使って実践しよう」のコラムでご紹介しています。自分の強みを理解することで、就職活動に前向きになれる場合もあるでしょう。
就職しない生き方に不安がある人向けの就活成功のコツ
就職しない生き方を選ばず就活をする際は、自己分析や企業分析を行い、余裕があれば志望企業で活かせる資格を取得すると良いでしょう。以下で就職活動を成功させるコツをご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
就職しない生き方に不安がある人向けの就活成功のコツ
- 応募企業の業務に役立つ資格を取得する
- 自己分析・企業研究を念入りに行う
- 就職エージェントを活用する
応募企業で役立つ資格を取得する
就職活動を成功させるコツの一つは、役立つ資格やスキルを取得することです。志望業界や会社で需要の高い必要な資格やスキルは、書類選考や面接時にアピールできます。採用担当者から即戦力であると判断してもらいやすくなり、選考に有利になるでしょう。
また、資格の勉強によって業界理解が深まるというメリットもあります。志望業界や会社がない場合には、興味のある資格やスキルを探し、その資格を活かせる仕事を目標にするのもおすすめです。
自己分析・企業研究を徹底的に行う
就職活動を始める際は、自己分析と企業分析を徹底的に行いましょう。自己分析や企業研究を行うと、自分に合う働き方を見つけられます。自分の強みや適性を知ることから始めるのがおすすめです。自己分析で理想の働き方や得意なことを確認すると、企業を選ぶ際の基準が定まっていくでしょう。
自己分析を就職活動で活かす方法は、「自己分析とは?実施のメリットと就活・転職活動での必要性を解説」で詳しく解説しています。就職活動を始める際にぜひご覧ください。
自分について十分に理解し、企業に求める条件が定まったら、企業研究を始めます。企業研究を通して、自分の価値観と会社の価値観のマッチ度を測ることが可能です。熱意溢れる志望動機を作成する際にも、企業研究が活かされるでしょう。視野を広げて多くの業界や会社の情報を集めるのが、自分に合う企業探しのコツです。
企業研究の具体的な方法を知りたい方は、「企業研究ってどうやるの?基本的なやり方と目的を解説」のコラムをご一読ください。
就職エージェントを活用する
就職しない生き方に不安を感じたときは、就職のプロを頼るのも一つの手です。
就職エージェントでは、希望条件に合う求人の紹介や選考に関するサポートを受けられます。多くの実績がある就職エージェントを利用すれば、不安を払拭して就職活動に挑めるでしょう。
就職・転職エージェントのハタラクティブでは、若年層向けに就職支援サービスを提供しています。専任のキャリアアドバイザーがカウンセリングを行い、一人ひとりに合った求人をご紹介。面接対策や履歴書の添削などもサービスの一環として行っています。
「自分に合う就職先を見つけられるか不安」「自分のキャリアプランに合う会社を見つけたい」など、就職活動に関するお悩みをお持ちの方は、ぜひハタラクティブへお問い合わせください。
就職しない生き方に関するQ&A
就職しない生き方をしたいと思う方もいるでしょう。ここでは、就職しない生き方に関する疑問にお答えします。
就活しない生き方の末路は?
一般的な正社員のように、安定した収入が見込めないことがあります。そのため、社会的信用を得にくく、ローンやクレジットカードの審査が通らない場合もあるでしょう。安定した生活をしたい方は、正社員としての就職がおすすめです。
正社員になるメリット・デメリットは、「正社員のデメリット・メリットとは?派遣や契約社員についても解説!」のコラムで詳しく解説します。
就職しない生き方には何がある?
進学・留学やフリーター、起業などの選択肢があります。専門的な知識を身につけたい場合は、就職より進学や留学をしたほうが良いケースもあるようです。目標をしっかりと持ち、自分にとって最適な選択を目指しましょう。
就職しない生き方については、「就職したくない女性の選択肢は?求職活動を行うメリット・デメリットも紹介」でもご紹介しています。
就活しないで就職する方法はある?
大学生の場合は、インターン制度の利用や大学の紹介を受けるなどの方法が考えられます。学生以外の方は、知人の紹介や公務員試験を受けるなどの方法があるでしょう。
就活せずに正社員になる方法を詳しく知りたい方は、「就活しないで正社員になる方法はある?考えられる選択肢やリスクを解説!」のコラムをご一読ください。
就職しないで稼ぐことはできる?
可能です。
ただし、フリーランスや起業で安定した収入を得るには高いスキルや経験が求められるため、難易度はかなり高いでしょう。そのため、一度就職してスキルや経験を積んでから独立を目指す方も多いようです。独立を目指す場合は、自分の目標に合わせた会社選びを行いましょう。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。