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ジョブマッチングとは?学校推薦との違いや注意点を解説
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この記事のまとめ
- ジョブマッチングとは、希望する企業の配属部署まで選択できる推薦制度のこと
- ジョブマッチングを実施しているのは、自動車や電気機器メーカーなどの大手企業が多い
- 応募者と企業の希望が一致して、はじめてジョブマッチング成立となる
- ジョブマッチング推薦と学校推薦は同時に受けることはできない
- 推薦だからといって必ずしも採用が決定するわけではない
ジョブマッチングという制度を知っていますか。就職活動中に耳にしたことのある方もいるかもしれません。このコラムでは、学校推薦との違いやジョブマッチングのメリット、注意点などを詳しく解説。また、どのような企業が何のためにジョブマッチング制度を行っているのか、という企業背景についても触れています。知っておいて損のない知識ですので、ぜひご覧ください。
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ジョブマッチング制度とは?
企業側が部署ごとに採用を実施する方式のことを「ジョブマッチング制度」といいます。ジョブマッチングの魅力ポイントは、就活生が希望する企業の配属部署まで選択できることです。事前に行う面談では、企業側と応募者との間に相違がないかどうかを確認します。双方の確認がとれた場合に学校側から推薦状がもらえる、という仕組みがジョブマッチング制度です。
どんな企業が制度を利用しているの?
配属先の選択ができるジョブマッチング制度を行っているのは、事業の幅が広く部署がいくつもある大手企業に多いでしょう。「部署ごとに採用を行ったほうが効率がよい」「採用後のミスマッチを減らすため」という理由によって制度を実施している企業背景が見られます。大手企業については「大手企業とは?基準や定義を紹介!大企業や中小企業との違いも解説」に記載してありますので、併せてご覧になってみてください。また、自動車メーカーや電気機器メーカーなどの技術系の企業の利用が多いのも特徴です。
どんな面で一致するとOKなのか
企業と応募者の希望が一致する必要のあるジョブマッチングですが、双方の考えがピッタリ合うことは意外にも難しいものです。たとえば、学生側は「学校で行っている研究内容を活かせる仕事をしたい」と望んでいるのに、希望している研究所は「経験されている研究内容では、当社の即戦力になるのは難しい」と判断し、双方のマッチングが成立しない、といった場合もあります。また、専門性の方向が違う場合もマッチングの対象から外されることがあります。最低限ミスマッチをなくして、円滑に就職できる状態にすることがジョブマッチング制度の魅力です。
ほかにも一般的な就活とは違う逆求人という仕組みも存在します。気になる方は「逆求人とは?仕組みやメリット・デメリットなどを解説」を読んでみてください。
ジョブマッチングと学校推薦との違いは?
推薦による就活には、ほかにも「学校推薦」という枠もあります。では、ジョブマッチング方式の推薦と学校推薦の違いについて見ていきましょう。
採用内容の違い
ジョブマッチングの推薦では企業+配属部署への採用が決定しますが、学校推薦では企業への入社のみ決定、という違いがあります。また、学校推薦で入社が決定した場合でも、面接で希望を伝えていた部署に配属されるかどうかは決定ではありません。基本的には、学校推薦は入社後に配属先や職種を指示されます。
選考時期の違い
ジョブマッチングの選考時期は、学校推薦よりも早めに実施されているようです。学校からの推薦状が発行されるころには、企業と応募者によるジョブマッチング面談は終了していることが多いでしょう。学校推薦については「理系の就職先はどんな職種?文系との違いや学部卒と院卒の差を解説」のコラムでも触れてありますので、興味のある方は見てみてください。
ジョブマッチングのメリットと注意点を知っておこう!
就活の中でも、早めの時期に活動をはじめるジョブマッチングですが、良い面ばかりではありません。注意点にも着目しながらジョブマッチングに詳しくなりましょう。
メリット
学校推薦に比べると、ジョブマッチング推薦の方が早めに採用の可否がわかるため、時間の有効活用と就活の攻略ができるというところです。また、勤務地が決定しているうえでジョブマッチングの面談を受けることができるという点も利点といえるでしょう。さらに、同じ企業の中でも、違う部署の採用面接を受けることができ、複数部署へのエントリーが可能という点も大きなメリットとなります。
注意点
一方でジョブマッチングには、以下のような注意点もいくつかあります。
推薦状提出後は辞退できない
ジョブマッチング制度を受けるための推薦状を出したあとは、推薦辞退は基本的にはできません。学校側から企業へ推薦状を出しているため、辞退者が出ることは極力避けたいものです。その理由は、翌年のジョブマッチングに影響を与えてしまうこと、学校からの推薦枠にまで影響を及ぼす可能性があることなどが挙げられます。しかし、どうしても辞退せざるを得ない場合は、推薦状に関わった先生方に詳しい事情を説明して、辞退する旨を伝えましょう。
推薦でも落ちる場合がある
推薦してもらったからといって、内定が約束されているわけではありません。必ず受かると思い込まずに、あくまでも自力で採用を勝ち取らなければいけない、という認識を持っておく必要があります。ジョブマッチングも学校推薦も、自由応募であっても、採用への道は最後は自分自身で切り開いていくものです。
学校推薦と同時に受けることはできない
ジョブマッチングと学校推薦を同時に受けることはできません。どちらの採用制度が自分に合っているか、しっかりと考えておきましょう。
第二志望でも必ず就職しないといけない
ジョブマッチング成立後や内々定後には、必ず応募した企業に就職しなければいけません。もし、推薦応募した企業が、あなたにとって第二志望であった場合、困った事態に陥る可能性があります。ジョブマッチング制度を活用するのは第一志望の企業に絞り、第二志望以下の企業は自由応募で挑戦するのが無難です。自分の価値観や志向に合った企業を見つける方法については「企業研究ってどうやるの?基本的なやり方と目的を解説」のコラムでまとめています。興味のある方は、こちらもチェックしてみてください。
ジョブマッチング制度は企業と求職者を結ぶ便利な制度です。しかし、自分に本当に合った就活方法であるかどうか不安を感じるときは、就職エージェントを利用するのも1つの手。就職エージェントとは、無料で何度でも就活に関する相談をすることができる魅力的なサービスです。ハタラクティブでは、就活アドバイザーが豊富な経験を活かし親身になって求職者に対応。プロのアドバイザーとして、悩み相談や企業紹介、面接対策など、就活を全面的にバックアップしています。不安を抱えている方も、心に引っかかっている悩みを相談することからはじめてみませんか?
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。