就活セミナーへは参加した方が良い？セミナーの種類と参加する意味

就活を始める際、セミナーに参加したほうがいいのか迷う人も多いようです。「就活は情報戦」といわれるほど、就活生にとって情報とは貴重なもの。情報を得る手段として、自分に必要な就活セミナーを選ぶことが重要です。このコラムでは、セミナーの種類や就活に役立てるためのポイントを解説。また、就活セミナーに臨む際の注意点も紹介しているので参考にしてください。

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就活セミナーとは？

就活セミナーは、就活生に向けて企業についての情報を発信するイベントです。事前に申込みをすることで参加できます。就活セミナーでは、グループディスカッションやワークショップが行われるため、事前に準備をしておくことで、企業の採用担当者に印象を残せるでしょう。また、現在はzoomで開催するオンライン就活セミナーも増えています。

就活セミナーの種類

就活におけるセミナーとは、説明会やスキルの指導、採用活動の一環など、企業からさまざまな情報が提供される機会といえます。以下に、就活セミナーの種類を紹介するので、参考にしてください。

企業説明会

会社説明会などとも呼ばれ、企業が単独で実施している説明会を言います。その会社に実際に足を運ぶかたちで参加するものが多いでしょう。企業理念や業務内容、実際に働いている人の1日のスケジュール、会社の雰囲気など、一つの企業に関して深く知ることができるのが特徴です。就活で志望する企業をある程度絞っている人は、積極的に参加すると志望動機や自己PRなどに使える情報を得られるかもしれません。合同説明会と呼ばれるものもあり、こちらは複数の企業が合同で実施する説明会のこと。20～30分ほどでローテーションするので、多くの企業の情報を得られます。

業界研究セミナー

7月～12月ごろに開催されます。業界の動向や大まかな仕事内容、その業界で求められる人物像などについての情報を得られる就活のセミナーです。どのような業種、職種、業界を志望するかまだ決まっていない、幅広く情報が欲しいという人はこのセミナーに参加してみるのが良いでしょう。

就活スキルセミナー

面接や筆記試験、履歴書やESの書き方、SPI対策など、就活において必要になるスキル対策を目的とするセミナーです。

採用広報セミナー

企業が、人材の採用を目的として開催するセミナーのことです。自社の業務内容や企業理念、社風と就活生とのマッチ度を図り、効率的に採用活動・就職活動を行うことを目的としています。

このように就活生を対象に多くのセミナーが開催されていますが、むやみに参加するよりも、自分の欲しい情報や目的を明確にし、それに合わせた就活セミナーを選ぶようにしましょう。

「就活セミナー」と「会社説明会」の違い

就活に関するイベントで「就職説明会」「企業説明会」があります。説明会は、企業側が自社の説明をし、就活生は座席で聞くというもの。それに対し、就活セミナーは就活生がイベント内で能動的に動くことで企業の情報を収集できたり、採用に有利なアピールができたりする点が特徴です。また、「自己分析」「業界・企業研究」「選考対策」というテーマを設けて、就活に関する疑問や不安を解決するセミナーもあります。

就活セミナーで自分をアピールできる？

就活生にとってセミナーは情報収集の場。企業にとっては「人財」ともいえる優秀な人材を獲得するための機会ともいえるでしょう。この項では、就活セミナーでアピールできる方法を解説します。

採用選考のつもりで準備しておくことが大切

就活セミナーは数多くありますが、なかでも企業開催の採用広報セミナーは採用に直結します。企業側にアピールするためには、面接のつもりで事前に自己PRや志望動機は準備しておき、企業のWebサイトなどに目を通し企業研究もしっかりしておくことが必要でしょう。質問に関しても、より具体的な内容にブラッシュアップしたことを聞けると好印象です。
採用広報セミナーのほかにも、企業側は人材の獲得を目的としているため、以前開催したセミナーで印象が良かった学生を覚えている可能性があります。セミナーで自分を印象づける方法としては、やはり質問をすることです。受け身の姿勢で説明を聞くだけでなく、積極的にセミナーに参加している姿勢を示すことが大切でしょう。

就活セミナーに参加するメリット

就活生にとって就活セミナーは、自分に合った内容や業界・企業を絞って参加することで、就活を有利に進める情報を得られる場です。この項では、参加することのメリットを紹介します。

選考対策ができる

セミナーによっては、エントリーシートや履歴書、職務経歴書など応募書類の書き方をレクチャーしてくれるものがあります。また、就活に重要な企業研究や自己分析、自己PRの方法に特化したセミナーも。企業研究や自己分析ができていることで、応募書類や面接など選考全体の対策ができるでしょう。

就活に関する情報交換ができる

就活に関するセミナーに参加することで、企業や業界、就活に関する情報交換ができます。グループディスカッションが実施されることが多い就活セミナーでは、企業の採用担当者との会話はもちろん、ほかの就活生との会話のなかで知らなかった情報を得られるでしょう。また、グループディスカッションを通じて、自分の強みや適性を見つけられる機会もあります。

就活セミナーに参加する際に守りたい3つのマナー

就活セミナーは、就活の第一歩。社会人として、服装や持ち物などの注意点があります。この項では、守りたいマナーを紹介するので、就活セミナーへ参加する前に参考にしてください。

1.服装

前述したとおり、就活セミナーは就職活動に含まれるので、リクルートスーツを着用して参加しましょう。セミナーによっては、「服装自由」「私服」と指定がある場合であっても、スニーカーやデニムは避け、清潔感があるオフィスカジュアル（ビジネスカジュアル）で参加するのがマナー。一部アパレル企業やベンチャー系企業などは、私服で参加することもあるものの、リクルートスーツが無難です。「「面接は私服でお越しください」何を着ていくのが正解？」では、就活時の服装に関するマナーを解説しています。

2.持ち物

就活セミナーで必要な持ち物は、事前申込みした際の参加表や筆記用具、腕時計、スケジュール帳、ハンカチ・ティッシュなど。そのほか、デザインやゲーム系の企業では、セミナー運営企業側からポートフォリオ持参といった指定がある場合もあります。

3.キャンセル時

事前予約が必要な就活セミナーをキャンセルする場合は、担当者へ連絡しましょう。無断キャンセルは、社会人としてマナー違反。予定が入って行けなくなった際は、分かった時点で早めに連絡をしましょう。日程に余裕がある場合はメールで連絡し、前日や当日などの急なキャンセルは電話とメールをするのが正しいマナーです。｢会社説明会のマナーを事前にチェック！服装・お礼メール・質問を徹底解説」のコラムでも、就活イベントに参加する際のマナーについて解説しています。

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