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長所を面接でうまく伝えるには事前準備が大切!例文とポイントを解説
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この記事のまとめ
- 長所を面接官が問う理由は、応募者の人となりや仕事に対する適正などを判断するため
- 長所が思いつかない人は、褒められたポイントを長所としたり周囲の人に確認したりする
- 長所を面接でアピールする方法として、短所を長所に言い換える方法もある
- アピールしたい長所は1面接につき1つとし、具体的なエピソードを交えて伝えよう
自分の短所はたくさん挙げられても「長所は全然思いつかない…」と困っていませんか?しかし、自覚していないだけで、誰にでも長所はあるもの。自分が短所と思っていることでも、誰かにとっては長所になることもあります。このコラムでは、これから転職活動を行う方向けに長所の見つけ方や面接での伝え方を紹介します。自分の長所を面接官にうまくアピールして転職活動を成功させましょう。
面接で不安を感じる人は多い
転職活動を行う方の多くが面接に不安を感じています。ハタラクティブが実施した調査「若者しごと白書2022」では「選考時に上手く自分を伝えられるか不安だ」と感じる方が7割以上という結果になりました。
引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2022 (p5)」
上記の調査から、面接に対して不安を抱える方が多く、また自分について上手く話せないと感じる方が多いと判断できます。しかし、面接は自分の長所を上手く伝えられるかどうかで可否が変わるもの。そのため、長所をうまく伝えることが採用につながるといえるでしょう。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2022
企業が面接で長所を質問する理由はなに?
企業が採用面接で応募者に長所を聞くのは、「自己分析ができているか」「自社に合う人材か」などを確認するため。自己分析が出来ていれば自分の特性を踏まえた企業選びができていると予想できるので、ミスマッチを起こしにくいと考えます。
自己分析ができているかの確認
長所を問われる理由として、応募者が自分について理解を深めているかを確認する意図があります。自己分析ができていなければ、「志望企業にとって自分が有益な人材である」とアピールできません。たとえば、スピードを重視した業務を行っている企業に対し、「自分の強みは慎重であること」とアピールしても、その企業では必要な人材と思われないでしょう。
また、自己分析ができない人は物事について理解を深めようとしない、と評価する人もいるようです。作業や事業展開の意図を理解する姿勢もなく成長性や行動力が期待できない、と判断されることも考えられるでしょう。
企業にとって良い影響があるかの判断
企業は自社にマッチする人材や採用メリットがある人材を求めています。そのため長所をきっかけに、自社とのマッチングを判断していることも。役職についていなくても、社員1人ひとりが持つ影響力は多大です。労働者の個性や特徴が企業にとってどんな影響を与えるのか、性格を問うことで予測に役立てているようです。
応募者がどんな人物かを把握する
自社にマッチする人材としての判断とあわせ、応募者の人となりを判断するためにも長所は確認されます。面接官と応募者は面接で初めて顔を合わせることがほとんど。初対面かつ短時間で応募者の人となりを確認するには、長所の確認や自己PRが判断材料として有効です。
自社に応募してきた人がどんな人物かを端的に判断するために、長所の確認が行われます。そのため、面接で長所をアピールする際はエピソードを含めつつも短く伝えることを意識しましょう。
企業に向いている長所のアピールが大切
企業が長所を問う理由を考えると、自分の長所をたくさん挙げられても、企業にとって有益な長所でなければ高評価にならないと考えられます。長所を伝える時は単純に自分の思う特徴だけでなく、業界や職種に合わせて変化させるのが効果的なアピール方法といえるでしょう。面接で伝える長所が思いつかないときの考え方
面接で伝える長所がどうしても思いつかない方は、自信がなかったりネガティブ思考になりすぎていたりする可能性があります。まずは自分に対するネガティブなイメージを払拭し、自信を持つことから始めましょう。
具体的には、人から褒められたことや、これまでに経験した嬉しかったこと、達成感を得られたことをイメージします。これらを書き出していくと、自分がどんな場面でどういう風に活躍していたのか具体的にわかり、長所を見つけられるでしょう。長所が思いつかない場合は次に紹介する具体的な方法をおすすめします。
面接で聞かれる「長所」と「強み」の違いは?
転職時の面接で「あなたの強みを教えてください」と質問されることも。基本的には長所と強みは同じ意味と捉えて問題ありません。しかし、強みの方がやや、企業にとってメリットのあるポイントを述べる必要があるでしょう。企業に貢献するために自分にできること=強みと考えることもできます。面接でアピールできる長所の4つの見つけ方
ここからは長所が思いつかない方向けに、試してほしい4つの方法を紹介します。これまで褒められて嬉しかった経験を思い出して長所を考える方法や、周囲の人に相談する方法が有効です。
1.好きなことをイメージしてみる
まずは自己分析や長所を意識することなく、自分が好きなことをイメージしてみましょう。「人と話す時間が好き」「一人でじっくり作業するのが好き」など、自分が好きなシーンを思い描きます。すると「人と関わるのが好きなんだな」「集中して物事に取り組めるんだな」と長所が見えてくるでしょう。
2.人に褒められたことを思い出してみる
これまで人に褒められたポイントはあなたの長所です。そのため、仕事・プライベート問わず褒められた経験を思い出してみましょう。
褒められるとつい謙遜してしまう方は、言葉を素直に受け入れてみることからチャレンジしてみてください。最初は恥ずかしかったり、「本当はそんなこと思っていないのでは」と余計にネガティブな感情が湧き上がってきたりするかもしれません。それでも続けていくことで、少しずつ自分をポジティブに捉えられるはずです。
3.友人や家族に長所を聞いてみる
自分で長所をイメージできない場合は、友人や家族に質問してみましょう。自分では分からなくても、客観的に見ると思わぬ発見があるなど、長所が見つかる可能性があります。また、第三者からの客観的な意見なため、信憑性も高く面接で自信を持ってアピールできるでしょう。
4.短所を長所に変換してみる
長所と短所は紙一重なので、短所を言い換えて長所にできるケースもあります。たとえば、「飽き性」は「チャレンジ精神旺盛」、「頑固」は「忍耐力がある」など言い換えで自分の長所を見つけられることも。短所ならスラスラ出てくる、という方はすべて書き出してから長所に変換してみましょう。
なお、自分に自信がなく、短所ばかり気になる場合は自己肯定感を高めると長所を見つけられる可能性が。「自分に自信が持てない原因とは?自己肯定感を高める方法を紹介」でも詳しく紹介しています。
面接で長所を伝えるときのポイント
長所を見つけても、伝え方次第では面接官の心を掴めないこともあります。面接で効果的に長所を伝えるために押さえておきたいポイントを一緒に確認しておきましょう。
・その仕事や企業に関連する内容にする
・長所を活かした具体的なエピソードを添える
・アピールしたい内容は1つに絞る
・結論から伝える
・簡潔にまとめる
・嘘はつかない
先述したように、スピード感を重視する企業で「マイペース」と長所をアピールしても、ミスマッチと捉えられるでしょう。また、「私の長所は決断力のあるところです」と伝えても、根拠となるエピソードがなければ信憑性に欠け、「本当に決断力があるの?」と疑われることも。
長所は多いほうが良い、と考えて、「私の長所は決断力があるところです。また、周りに流されずマイペースを保つこともでき、周囲とのコミュニケーションもうまく取れるので…」と多くを伝えるのも避けるべき。企業からは「結局どんな人でどんな特性があるか分からない」と思われてしまいます。
面接でアピールできる時間は限られているため、要点を得て端的にまとめることが大切。長所を伝えるポイントは「長所を転職時の面接で聞かれたら?回答のポイント」でも確認できるためぜひご覧ください。
長所を面接でうまくアピールする例文5選
ここからは長所と短所をうまく伝えるための例文を紹介します。まずは長所のアピール例文を見ていきましょう。
1.コミュニケーション能力の高さをアピールする例文
私の長所は初対面の人とでもうまく会話ができるところです。周囲からは「コミニケーション能力が高いね」と褒めてもらうこともあります。
以前働いていた職場では、初めて来られたお客様に自分から声をかけ、困り事を確認しサービスを提供することができました。その際にお客様から「声のかけ方が自然だったし、親しみやすかったから相談できた」と好評の声をいただいたことがあります。
2.協調性をアピールする例文
私の長所は協調性があるところです。集団を率いていくよりも周囲の人の様子を見て足りないところを補い、困っている人に声をかけながら一致団結して仕事を進めていくことが得意です。
前職ではこの長所を生かしてリーダーのサポート業務を担当していました。細かい部分を見る時間を持てないリーダーに代わって、業務進捗やメンバーがつまづいている点を確認し、ヒアリングを行ってリーダーに伝えることで、チーム全体で補いながら無理なくプロジェクトを完遂することができました。
3.責任感があり真面目な性格をアピールする例文
私の長所は責任感があるところです。以前一緒に働いた同僚からは「真面目なところがいいね」と褒められたこともあります。
実際に、1つの売り場を任せてもらった際はどれぐらいのお客さんが見込まれるか、またどの商品の需要があるかを入念にリサーチし、販売数増加に貢献しました。ただ任せられたから流れのとおりやるのではなく、自分に責任があると認識し成果を出すことができます。
長所とあわせて知りたい面接時に使える短所の言い換え例文
短所から長所を見いだすことも可能ですが、面接時に言い換え方法がわからず悩む方もいるでしょう。ここでは短所の言い換え術を具体的な方法とともに紹介します。
1.「せっかち」を長所に言い換える例文
せっかちな場合は「行動力がある」と言い換えができます。具体的な例文は下記のとおりです。
(例文)
私は行動力がありスピーディーに動ける点が長所です。やらなければいけない業務が発生したときに誰よりも最初に作業に取り掛かります。また改善が必要な場合もすぐに動き出し、出来る限り早く状況改善に努めています。御社での業務においてもスピード感を意識し進めていきます。
2.「頑固」を長所に言い換える例文
頑固は「強い意志がある」と言い換えられます。具体的な例文は下記のとおりです。
(例文)
私は一度決めた事はやり抜く点が長所だと自負しています。どれだけ難しい問題であっても解決するまで粘り強く取り組みます。前の職場では売り上げがなかなか伸びなかった商品について、取り扱いメーカーやお客様の意見を何度も確認し、売り上げ貢献につなげました。売上上昇という結果が出るまでは1年以上かかりましたが、粘り強く改善を繰り返しました。
3.「プレッシャーに弱い」を長所に言い換える例文
「プレッシャーに弱い」は「細かなことに目が付く」と言い換えられます。具体的な例文は下記のとおりです。
(例文)
私は様々な業務において細かなところに配慮できる長所があります。たとえば、会議で必要な書類が煩雑になっていた場合、すきま時間を使って整理整頓し、必要な書類をすぐに取り出せるようにしていました。この取り組みは自主的にやっていたものの、上司は把握していたようで「人には見えない配慮ができるのは素晴らしいことだ」とお褒めの言葉をいただいたこともあります。御社においても人の目が行き届かないところにまで配慮し、きめ細かな業務を行えるよう尽力して参ります。
短所と長所は紙一重のため、言い換えによってポジティブな表現にできます。短所だからといってあきらめることなく言い換えを意識してみましょう。
「自分の長所が分からない」「なんとなく把握してるけど言語化できない」など、面接対策でお悩みなら、転職エージェントのハタラクティブにご相談ください!
ハタラクティブでは長所に限らず、短所を伝える時のポイントや志望動機の作成方法など、求職者のお悩みに合わせて指導しています。面接対策として模擬面接も実施。より本番に近い状況から改善するべきポイントを見つけ、アドバイスすることが可能です。
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長所や面接での対応に関するFAQ
ここからは長所を面接で伝える際に浮かぶ疑問に回答します。
長所を見つけるためにおすすめの方法はありますか?
自分で長所が見つからない場合は友人や家族に聞き、それを長所として話す方法がおすすめです。なお、自分に自信がないことについては「取り柄がないと悩む人が自信をつけるには?原因や見つけ方を解説!」でも詳しく紹介しています。あわせてご覧ください。
長所と企業が求める人物像をうまく結びつけられません。
企業は自社にとってメリットが多い人材を求めています。
自分の長所と企業の求める人物像を結びつけるためには、企業の公式ホームページを確認しましょう。企業理念や採用情報にある「求める人材」を見て、自分の長所と合致するものがあれば活用します。なお、長所と企業のイメージを結びつけられない場合は転職エージェントのハタラクティブの活用もおすすめです。豊富な経験をもとにあなたの長所と企業が求める人物像をうまくマッチさせるお手伝いを行います。
人に長所を確認したいけど恥ずかしくてできません。
自分の長所は親しい人こそ知っているものですが、なかなか恥ずかしくて聞けないこともあるでしょう。その場合は転職エージェントに相談がおすすめ。転職エージェントでは自己分析のお手伝いも可能です。自己分析の結果から見えてくるあなたの長所を企業向けに言い換えるサポートを行います。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。