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履歴書で使える自己PR例文!転職成功のためのアピールポイントとコツ
更新日
この記事のまとめ
- 履歴書で使える自己PRは、自身の強みを具体的かつ簡潔に盛り込む
- 自己PRの例文は参考までに留めて、自身の経験を具体的にアピールする
- 自己PRに説得力をもたせるには具体的な事例や数字を挙げる
- 履歴書の自己PRは転職先での活躍や貢献意欲を明確に表現してアピールする
- 自己PRは企業や職種が求める能力を分析し、それに合わせて作成する
履歴書で使える自己PRはどのようなものか悩む方も多いでしょう。自分の強みや長所を明確に示すためには、簡潔で具体的な表現が必要になります。転職活動において、履歴書での自己PRは重要な役割を果たすため、しっかり対策をして企業に自身の魅力をアピールしましょう。このコラムでは、転職の成功のためのコツを例文を交えて紹介しています。ぜひ転職活動の参考にしてください。
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履歴書で使える自己PRとは
履歴書で使える自己PRを作成するには、簡潔で明確な表現を用いて、自分自身の強みや成果を具体的に示すことが重要です。自己PRは、転職活動において非常に重要な役割を果たします。自らの強みや価値を明確にして、応募先企業に自身の適性や貢献価値をアピールしましょう。
自己PRと自己紹介を混同しない!
「自己紹介」と「自己PR」は混同しやすいですが、目的が異なります。自己紹介は、名前などの基本情報を簡潔に伝える場で、相手に自分を知ってもらうためのものです。
自己PRは、より詳しく自分の強みや経験をアピールし、企業に自分の価値を示すものと覚えておくと良いでしょう。自己紹介と自己PRの違いについて、さらに詳しく知りたい方は「面接の自己紹介は何を伝えるべき?自己PRとの違いと例文」も参考にしてみてください。
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転職の履歴書で使える短い自己PR例文
転職活動では、自己PRは自分を売り込むための重要な要素です。ここではパターンごとの例文を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
職種ごとの例文
自身が経験した職種に類似したものを参考にして、自己PRを作成してみましょう。
営業職
「お客さまとの円滑なコミュニケーションを重視し、ヒアリングや情報収集に注力してまいりました。購入の動機やニーズだけでなく、お客さまのバックグラウンドやライフスタイルにも深く理解を深め、その上で最適な提案を行うことに努めました。この取り組みが功を奏し、受注率70%以上という高い成果を達成することができました」
「6年間、保険営業の経験を積んできました。目標達成に向けて、日々の努力を惜しまず取り組んできました。効果的な戦略を練り、計画的な行動を行うことで、契約目標を常に達成することを心がけてきました。その結果、全社約120人の営業の中で年間MVPを受賞しました」
事務職
「6年間、顧客サポート業務に従事してきました。電話やメールでの問い合わせ対応や資料作成、会議の手配など、幅広い業務を担当しました。特に、顧客からの問い合わせには丁寧かつ迅速に対応し、クレームの発生を最小限に抑えることができました。また、業務の効率化にも注力し、Excelを活用した顧客データの整理や自動化ツールの導入により、業務時間を大幅に削減しました。これらの経験を活かし、貴社の事務業務においても顧客サポートの向上と業務効率化に貢献します」
「これまでの仕事では、組織内のイベント企画や運営に関わってまいりました。プロジェクトリーダーとして、部署間の連携を強化し、イベントの企画立案から実行までの全プロセスを管理しました。その結果、従業員のコミュニケーションが活性化し、チームワークが向上しました。また、効果的な宣伝手法の導入や会場の選定により、イベント参加者数が2倍に増加しました。これらの経験を活かし、貴社の事務職として、組織内のコミュニケーションを促進し、イベント企画においても成果を上げることが出来る自信があります」
技術職
「前職ではシステムエンジニアとして5年間勤務し、金融システムの開発と保守を担当してきました。特に大きな仕事は、大手銀行の勘定系システムのリプレースプロジェクトでプロジェクトリーダーを務めたもので、予定通りに納期を迎え、バグ発生率を30%削減しました。タスク管理とコミュニケーション力を駆使し、チームのパフォーマンスを向上させることができました。貴社でもプロジェクトマネジメントとリーダーシップを発揮し、システム開発に貢献出来ると確信しています」
「電気エンジニアとして5年間、産業用ロボットの設計と開発に従事してきました。特に、大手製造業の生産ラインに導入するロボット制御システムの設計プロジェクトでは、チームリーダーとして、エネルギー消費を20%削減することに成功しました。電力効率と安全性を重視した設計により、現場での稼働率を向上させました。貴社でも、培った技術力とリーダーシップを活かし、エネルギー効率の高い電気システムの開発に貢献したいと考えています」
強みごとの例文
強みごとの自己PR例です。強調したい強みや表現方法を参考にして自己PRを作成してみましょう。
協調性
「私の強みは協調性です。前職では、開発チームの一員として働き、プロジェクトを進める中で多様な意見を尊重し、チームメンバーとの円滑なコミュニケーションを心がけました。特に、プロジェクトの重要な節目での意見調整や、トラブル発生時の迅速な対応により、プロジェクトの納期を守ることができました。この経験から、協力し合うことで成果を最大化する力を身につけました」
リーダーシップ
「私の強みはリーダーシップです。前職では、新規プロジェクトのリーダーを任され、10名のチームを統率しました。各メンバーの意見を尊重しつつ、目標達成のための具体的な計画を立案し、進捗管理を徹底しました。その結果、予定より1か月早くプロジェクトを完遂し、売上を20%向上させることができました。この経験から、リーダーとしてチームを成功に導く力を培いました」
責任感
「私の強みは高い責任感です。前職では、重要なクライアントのプロジェクトマネージャーを担当し、納期厳守と品質維持に努めました。プロジェクト進行中に予期せぬ問題が発生した際も、自ら率先して解決策を模索し、チームと連携して迅速に対処しました。その結果、クライアントからの信頼を獲得し、プロジェクトを無事に成功させました。この経験から、責任感を持って業務を遂行する姿勢が身につきました」
コミュニケーション能力
「私の強みは円滑なコミュニケーション能力です。前職では接客において、お客さまから厚い信頼を得てきました。笑顔と挨拶でお客さまを迎え、丁寧な対応と聞き取りを心がけ、お客さまの要望やニーズを的確に把握しました。また、困ったことや不明点があった際には、積極的にコミュニケーションを取り、問題解決に努めました。その結果、多くのお客さまからのリピートや口コミでのご紹介を頂き、信頼関係を築くことができました。常にお客さまとの円滑なコミュニケーションを大切にし、サービスの向上に努めてまいります」
積極性
「私の強みは積極性です。前職では営業職をしており、成果を出すために自社商材の分析や勉強に力を入れ、外部セミナーに積極的に参加しました。また、結果を出している先輩の営業記録をチェックしたり、同行したりしてスキルアップに努めました。その結果、6カ月連続で月間売上目標を達成することができました。今後も積極的な行動を続け、貴社でも成果を上げるために努力します」
転職状況ごとの例文
転職の状況ごとの例文です。自身の状況に合わせた自己PRを作成しましょう。
同業界
「前職では、化粧品業界の広告宣伝と販売促進業務に従事しました。海外ブランドの日本国内販売代理権を担当し、自社製品および海外ブランドの浸透を図りました。ターゲットに合った広告戦略や販促キャンペーンを展開し、売上を前年比で自社製品120%、海外ブランド製品150%に拡大させました。エリアや顧客ターゲットに基づいた戦略的なリサーチと広報活動の経験を活かし、貴社でも貢献出来ると確信しています」
未経験の業種・職種
「私は、顧客のニーズを的確に把握し、適切な対応が出来るコミュニケーション能力を持っています。前職では、スマートフォンのカスタマーサポートを担当し、顧客からの問い合わせやトラブルシューティングを迅速かつ効果的に行い、高い顧客満足度を獲得しました。技術的な問題にも的確なアドバイスを提供し、信頼を築くことができました。これらの経験を活かし、営業職においても顧客の期待に応え、ブランドの信頼度向上に貢献したいと考えています」
フリーターから正社員
「私は、コンビニエンスストアとインテリア雑貨店での経験を通じて、販売や接客業務に携わってきました。新人アルバイトのトレーニングやシフト管理も担当し、チームをまとめる力も身につけました。接客業務を行う中で、人生最大の買い物といわれている住宅販売の仕事に就きたいと考えるようになり、独学で宅地建物取引士の資格を取得しました。営業職は未経験ですが、販売業や接客業で培ったコミュニケーション能力や販売技術を活かし、住宅販売の仕事で活躍したいと思っています」
自己PRで簡単に自身の強みや長所を見つけることが出来る方もいれば、難しいと感じる方もいます。行き詰ってしまう方は「自己PRが書けないときは視点を変えよう!ニート経験があっても大丈夫?」も参考にしてみてください。
転職の履歴書に自己PRを書く4つのポイント
転職活動において、履歴書の自己PRは採用担当者に自分の魅力を伝える重要な部分です。効果的な自己PRを作成するためには、次の4つのポイントを押さえましょう。
1.過去の経験と実績のリストアップ
まず、これまでの仕事の内容を洗い出し、具体的な業務内容と役割をリストアップします。
<職種別の例>
職種 | 仕事・業務内容 |
---|---|
営業職 | 新規顧客の獲得、既存顧客への提案活動 |
企画・マーケティング職 | 新プロジェクトの立ち上げ、市場調査と分析 |
技術・開発職 | 製品製造と工程管理、品質管理、新製品開発 |
人事・総務職 | 採用活動、労務管理、福利厚生の管理、社内研修の企画と運営 |
職種 | 具体的な実績・結果 |
---|---|
営業職 | 1年間に新規顧客を15件獲得、売上目標の120%を達成 |
企画・マーケティング職 | プロジェクトの成功率90%、キャンペーンでのリード獲得数500件 |
技術・開発職 | 製造効率を120%上昇、品質不良率を30%削減 |
人事・総務職 | 採用成功率80%、社員定着率90% |
数字で表現できない場合は、以下の視点から振り返りましょう。
- ・克服した課題や取り組み
- ・得意としていることや強み
これらの視点をもとに、自分の経験と実績を具体的にまとめ、自己PRとして記載します。
2.企業や職種が求める能力を分析
応募企業や職種に必要な能力を想像し、それに合った自分の経験と実績を選びましょう。
まず、応募企業の求人情報を詳しく読み込み、求められるスキルやミッションを把握します。その上で、企業の事業規模やビジネスモデルも考慮し、ベンチャー企業なら「積極性」、大手企業なら「他部署との連携経験」などを意識します。自己PRは2~3点に絞り、簡潔かつ具体的にまとめることが大切です。多くの要素を詰め込み過ぎると、内容が薄くなりがちなので注意しましょう。
3.経験や能力をスキルに変換
経験や実績から、それを達成するために必要な能力やスキルを抽出しましょう。たとえば採用活動で採用成功率80%を達成した実績から、「高いコミュニケーション」「優れた説明力と表現力」「客観的な視点で物事を捉える」といったスキルを導き出せます。これらは自己PRを代表する重要な要素であり、履歴書や職務経歴書での自己PRの見出しにも活用できます。
4.100~200文字の簡潔な文章にまとめる
最後に、自己PRを100~200文字程度の短い文章にまとめましょう。ポイントは、経験・実績、能力・スキルを入社後にどう活かせるかを明確にすることです。
文章は「状況→課題・意図→行動→結果」の順でまとめると効果的です。まず状況を説明し、次にその行動をした理由を述べ、最後に結果とスキルがどう活かせるかを記載します。これにより、自己PRが簡潔かつ効果的になります。
<例文>
前職は金融業で渉外活動をしており、新規顧客の開拓に取り組んできました。初めは無計画なアプローチで苦戦しましたが(状況)、顧客のライフステージに寄り添った商品提案や、最適な提案時間を見つけることで営業効率を向上させました(意図)。毎月12件の新規訪問を目標に設定し、計画的に行動した結果(行動)、例年目標を125%増加させることができました(結果)。この成果を基に、貴社の利益に貢献したいと考えております。
自己PRと長所の違いとは?
長所は自己認識に関するもので、自分が優れていると感じる点を指します。それに対して、自己PRはその長所を他人に効果的に伝えるための手段です。<例>
長所:私は責任感が強く、任された仕事は最後までやり遂げる性格です。
自己PR:前職では、プロジェクトリーダーとしてチームをまとめ、納期厳守で複数のプロジェクトを成功させてきました。この責任感の強さを活かして、貴社でも重要なプロジェクトを確実に推進していけると考えています。
このように、長所は自己認識の一部であり、自己PRは長所を具体的なエピソードや実績を通じて説明し、それが相手にとってどのように価値があるかを伝えるものです。
履歴書の自己PRを書く際の注意ポイント
自己PRを書く際には、以下の4つのポイントに注意しましょう。それぞれが自己PRを正確に伝えるために不可欠な要素となりますので、作成後には改めてこれらの点を見直し、確認するようにしましょう。
客観性を持つ
自己PRを書く際には、客観的な評価が出来る内容に焦点を当てましょう。自己PRは初対面の人に自身の魅力を伝える手段であり、相手があなたの経歴や実績を知らない状況で読むことを考慮する必要があります。そのため、主観的な表現や根拠のない話は効果が薄くなります。具体的なエピソードや数値データを交えることで、自己PRを客観的に評価出来る内容に仕上げることが重要です。
企業が求める人物像に合わせる
企業が求める人物像に応じて、自己PRを書くことが重要です。企業は採用選考において求める人物像を明確に定めています。そのため、自己PRもその求める人物像に合わせた内容でなければなりません。
たとえば、リーダーシップや積極性を重視する企業であれば、自己PRにはリーダーシップを発揮した経験や挑戦した成果をアピールすることが効果的です。どれだけ優れた実績や能力を持っていても、企業が求める人物像に合致していなければ、評価されない場合があるので注意しましょう。
具体的な表現を意識する
たとえば、「私には責任感があります。御社でも責任感を生かして頑張ります」というだけでは、本当に責任感があるのか、業務にどう活かして頑張ってくれるのかがわかりません。経験やスキルを交えて具体的なエピソードを取り入れることで、面接官は入社後の仕事ぶりを具体的に想像でき、魅力を感じるでしょう。
シンプルに絞り込む
自己PR欄は短く限られているため、アピールする内容を絞り込むことが重要です。応募する企業に合ったものを1つ選んで記述しましょう。自己PR欄で伝えきれなかった長所は、面接時や職務経歴書で補足して伝えることができます。
職務経歴書の自己PRが思いつかない方は「履歴書と職務経歴書の自己PRは同じ内容で良い?書き方のコツを解説」も参考にしてください。
自己PRと志望動機の違いは?
志望動機とは、自分がなぜその会社で働きたいのかを説明することです。自己PRは自分の長所を説明するのに対し、志望動機はその企業で働きたい理由を述べます。応募企業との方向性の一致や熱意が問われます。志望動機は面接でよく聞かれるので、しっかりと準備しましょう。面接で自己PRを上手く伝えるコツ
履歴書の自己PRを作成したら次は面接です。面接で自己PRを上手く伝えるには、明るく謙虚な態度で受け答えしましょう。また、簡潔かつ論理的にポイントを伝えることが肝心です。面接官の質問に対しては、自己PRを適切にアレンジして回答しましょう。丸暗記ではなく、柔軟な対応が求められます。
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その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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