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履歴書に書くアピールポイントの見つけ方は?例文や書き方のポイントも解説
更新日
この記事のまとめ
- 履歴書に書くアピールポイントは「過去」「現在」「未来」を踏まえた内容にする
- 履歴書の自己PR欄には企業の求める人材とアピールポイントをマッチさせる
- 履歴書のアピールポイントは「特に力を入れたこと」など過去の経験を洗い出して書く
- 履歴書のアピールポイントは自分らしく書く
- 履歴書の書き方をはじめ求職活動中の悩みは、転職エージェントに相談してみよう
就職活動中、履歴書を書く際にアピールポイントが思いつかず、お悩みの方もいるでしょう。アピールポイントを探す際は、自己分析を行い過去の経験を洗い出したり、応募企業が求める人物像と自信の共通点を確認したりするのがおすすめです。このコラムでは、履歴書に書くアピールポイントの見つけ方や書き方のポイントを解説します。ぜひ参考にしてください。
履歴書・職務経歴書のアピールポイントの書き方
履歴書や職務経歴書にアピールポイントを書く際は、過去の経験を振り返ったり、どのような内容であれば応募企業に合うかを考えたりすることが大切です。以下で、応募書類に自身のアピールポイントを効果的に書くコツを解説します。
過去・現在・未来を踏まえた自己PRを書く
履歴書や職務経歴書の自己PR(アピールポイント)には、以下の内容を踏まえて考えてみましょう。
- ・今までやってきたこと、経験(過去)
- ・何ができるか、何が身についているか(現在)
- ・応募企業でどのように貢献できるか(未来)
どのようなことをしてきた結果、今何ができて、入職後にどのような貢献ができるか、の順に文章にまとめると面接官にとって読み進めやすくなるでしょう。
また、履歴書は使い回していると無難な内容になりがちなため、応募先企業ごとに書き分けましょう。独自性の感じられない自己PRは、ほかの応募者との差別化ができず、採用担当者の心に響かない可能性があります。
応募企業に合う内容を書く
履歴書や職務経歴書へアピールポイントを書くときは、応募企業で求められる能力に合う内容を書きましょう。これまでの実績や経験が応募企業で活かせるものでなければ、アピールとして印象が薄くなる可能性も。たとえば、事務職へ転職する際、前職での営業成績をアピールするのは効果的とはいえません。応募企業が求める能力と、自分の経験やスキルの合致する箇所をアピールするのがポイントです。
また、企業で求められる能力が何かを把握するために、求人情報を読み込むことも重要。応募企業が「誰に」「何を」「どのように」提供する仕事なのか、入社後に求められることを理解したうえで、履歴書のアピールポイントを書きましょう。
100~200文字程度にまとめる
履歴書や職務経歴書の自己PR欄は、これまでの経験や実績、能力を入社後どのように仕事へ活かすかを、100〜200文字程度にまとめるのがおすすめです。アピールしたいことが複数あっても、履歴書や職務経歴書の自己PR欄のスペースは限られています。アピールしたい内容を詰め込み過ぎると、採用担当者は読みづらく感じてしまうでしょう。
アピールポイントは長所や強みと何が違う?
アピールポイントや強みは、「仕事をするうえでのスキルや能力」である一方、長所は「もともと持っている素質や人柄」を指します。履歴書や職務経歴書では、アピールポイント・強み・長所をそれぞれ記載する場合があるので、違いを理解したうえで洗い出しておくことがおすすめです。
アピールポイントや長所について、さらに深掘りしたい方は、「自己PRと長所の違いは?両方聞かれたらどうする?魅力的な伝え方と注意点」をチェックしてみてください。
履歴書に書くアピールポイントの例文
履歴書に書くアピールポイントは、「結論→エピソード→仕事にどう活かすか」の順に書きましょう。以下の例文を参考にしてみてください。
スキルをアピールする場合
「以前からIllustratorとPhotoshopスキルを活かし、チラシの作成をしておりました。業務効率化のため、ショートカットキーもひと通り把握しています。
もともとWebデザインに関心があることから、Dreamweaverの操作も積極的に習得し、知人から依頼されたHP制作を行うなど、多くの制作経験があります。貴社に入社後も、知識・スキルの習得を積極的に学びたいと考えています」
企業への理解をアピールする場合
「以前からIllustratorとPhotoshopスキルを活かし、チラシの作成をしておりました。業務効率化のため、ショートカットキーもひと通り把握しています。
もともとWebデザインに関心があることから、貴社のHPを拝見した際にデザインへのこだわりと制作実績の幅広さ、クオリティの高さに魅力を感じました。
モノづくりへのこだわりを持っている自身にとっては、貴社でさらに専門性を深め、社員同士で研鑽し合いたいと思います」
企業が履歴書のアピールポイントで確認していること
企業は、履歴書のアピールポイントを見て、自己理解の深さや自社への理解度を図っています。以下で解説するので、アピールポイント作成の参考にしてみてください。
自己理解を深めているか
企業は履歴書に書かれたアピールポイントを読んで、応募者が自身のことをしっかり理解しているかを確認しています。自己理解ができていると、自分の特徴を客観的に見ることができ、応募企業で活かせる強みを整理できる人材だと評価されるでしょう。自分のことを正確に理解できていれば、思考や将来のビジョンがぶれることなく、入社後もアピールポイントどおりの能力を発揮してもらえると判断される可能性があります。
入社後に活躍してくれる人材を探す企業にとって、応募者がどのように貢献してくれるかを注目しているでしょう。
自社の分析を行っているか
企業は応募者のアピールポイントの内容から、「自社の分析を行い、理解を深めているか」をチェックしています。自社への入社意欲を見極めるためです。履歴書に自社の業務内容とマッチしているアピールポイントが書かれていると、「業務で貢献してくれるだろう」とイメージを持ってもらえるでしょう。
応募先企業への理解を深めるためには、企業研究が大切です。「企業研究ってどうやるの?基本的なやり方と目的を解説」では、情報収集のやり方やノートのまとめ方について解説しているので、ぜひ参考にしてください。
志望動機が伝わってくるか
履歴書のアピールポイントで企業は、「この企業だから入社したい!」という入社意欲が伝わってくるか確認しています。そのため、アピールポイントには、入社後の目標や将来のビジョンを具体的に盛り込むと、より説得力が増すでしょう。
採用担当者から「この応募者に会ってみたい!」と思ってもらえるよう、自分の経験と事業内容の共通点を伝えたり、「●年後にはプロジェクトリーダーとして活躍したい」と、具体的な目標をアピールしたりするのがおすすめです。
自社の社風に合っているか
企業は履歴書に記載されたアピールポイントを通して、「応募者が自社の社風に合っているか」を確認しています。応募者のアピールポイントが自社の業務に活かせなかったり、社風や方向性に合っていなかったりすると、採用には至らないでしょう。
企業が求める人物像は、「事業内容」「企業理念」「現在働く社員」について調べると見えてきます。企業にマッチする人材であることを、履歴書のアピールポイントで伝えましょう。
履歴書に書くアピールポイントを見つける方法
過去の経験を洗い出したり短所を言い換えたりすることで、自分のアピールポイントを見つけられるでしょう。「履歴書に書けるアピールポイントがない」という方は、以下の方法を参考にしてください。
過去の経験を洗い出す
アピールポイントが見つからない場合は、過去の経験を振り返り、「特に力を入れたこと」「性格や特徴」「得意なこと」などを洗い出しましょう。書き出して可視化させることで、自身の長所や強みが明確になり、そのなかからアピールポイントを発見できます。
過去の経験を洗い出す作業は「自己分析」といい、就職・転職活動時に行うと、アピールポイントが見つかるだけでなく、志望動機や応募企業を絞る際に役立つでしょう。「自己分析の方法をご紹介!就活や転職に役立てよう」では、詳しい自己分析の方法を解説しているので、ぜひ参考にしてください。
短所を言い換えてアピールポイントにする
自分のアピールポイントが思いつかない方は、短所をポジティブに言い換えてみるのも良いでしょう。たとえば、自分の短所として「せっかち」な部分がある場合、企業によっては「スピード感をもって行動できる」と捉えられ、良い評価を受けることもあります。
自分が短所だと感じている部分にも着目し、アピールポイントを探してみましょう。「短所を長所に言い換えよう!面接で評価される伝え方とポイントをご紹介」では、短所を長所に言い換える場合の例文をご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
身近な人に自分のエピソードを聞いてみる
「なかなか自分のアピールポイントを見つけられない」という場合は、家族や友人など身近な人に聞いてみるのがおすすめです。自分では発見できなかった強みや、アピールポイントを見つけられる可能性もあるでしょう。
第三者に自身のことを聞き理解を深めることを、「他己分析」といいます。他己分析について詳しく知りたい方は、「他己分析とは?やり方や得られるメリットについて解説!」もチェックしてみてください。
企業の研究を行う
履歴書に書くアピールポイントを見つけるためには、応募企業のニーズを把握しましょう。企業の公式Webサイトに記載されているビジョンや社長のメッセージ、リクルートページなどをチェックします。企業がどのような人材を求めているかを把握し、そこに自分の強みと共通するものはないか、といった視点から自身のアピールポイントを探すのが良いでしょう。応募企業が求める人材と、自分の共通点をアピールポイントにすることがおすすめです。
応募企業が求める人物像との共通点を確認する
アピールポイントを見つけるためには、応募企業が求める人物像との共通点を確認することも一つの手でしょう。実際の業務で活かせそうな共通点や、企業を分析して得た情報をもとに、自身のアピールポイントを見つけることがおすすめです。
ただし、複数の企業に応募する場合、すべての企業で同じアピールポイントを記載するのは避けましょう。アピールポイントを複数持っておき、応募先の企業に合わせて履歴書に記載します。
履歴書の自己PR欄にアピールポイントを書く際の注意点
ここでは、履歴書へアピールポイントを書く際の、注意点を解説します。自己PRを書く前にチェックしてみてください。
履歴書の自己PR欄は7割以上を埋める
履歴書の自己PR欄に余白が多いと、採用担当者が見たときに手抜きな印象を与えてしまい、入社の意欲を伝えられない可能性があります。また、具体性や内容の充実が不足している印象を与えることも。自分の魅力について具体的に表現し、自己PR欄の7割以上を埋めることを意識しましょう。
また、自己PR欄の余白を埋めようと、文字サイズを大きくするのは避けます。強みを示す根拠となるエピソードや、過去に言われたことなど周囲からの評価を取り入れ、自己PR欄を充実させる努力をしましょう。
履歴書のアピールポイントは自分らしく書く
応募企業が求める人物像を知ることは重要です。一方で、自分がもっていない強みをアピールポイントとして履歴書に記載しないよう注意が必要。採用してもらいたい一心で、企業にマッチする内容を書いた場合、面接で話す印象と異なる恐れがあります。
また、履歴書にあるアピールポイントを深掘りされた際、答えに詰まったり、整合性の取れない回答をしてしまったりする可能性もあるでしょう。自分がもつ特徴のなかから、企業が求める人物像と合う部分を探し、アピールすることが重要です。
アピールポイントはたくさん書きすぎない
履歴書の自己PR欄には、多くのアピールポイントを書きたいと思いがちですが、1つに絞ることを心掛けましょう。アピールしたい内容を絞ると、伝えたいメッセージが明確になり、採用担当者の印象に残りやすくなります。具体的なエピソードや数字を使って、1つのポイントを深く掘り下げて説明することを意識しましょう。
また、面接では回答に一貫性を持たせることができるので、質問を深掘りされた場合も対応しやすくなるでしょう。
読みやすくなるよう工夫して書く
履歴書に書くアピールポイントは、内容だけでなく読みやすさも重要です。文字が小さいと読みにくく、大きいと内容が薄くなる可能性があります。適切な文字サイズで、見やすさと内容のバランスを考えましょう。
自己PR欄が小さい場合は、アピールポイントや具体例を箇条書きにまとめることで、情報が整理できます。ただし、自己PRは箇条書きよりも文章のほうが読みやすい場合もあるので、注意が必要です。
また、「責任感がある」や「粘り強い」のようにカギカッコを使うことで、強みや成果、実績を強調できるでしょう。アピールポイントの書き出しにカギカッコを用いると、アピールポイントを端的に伝えられます。
履歴書にアピールポイントを書けない場合は、エージェントに相談するのも一つの手です。就職・就職エージェントでは求人紹介をはじめ、履歴書の作成や面談対策、実績のアピール方法など、転職のステップに合わせたさまざまなサポートをしてもらえます。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。