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履歴書に志望動機がないとダメ?書き方のポイントやマナーを紹介!
更新日
この記事のまとめ
- 履歴書の志望動機が書けない理由は、自分の仕事選びと企業の接点が見つからないため
- 企業が履歴書に志望動機を書かせる目的は、志望度と欲しい人材かどうかを知るため
- 就活で志望動機は重視される傾向なので、大切なアピールポイントになる
- 志望動機で学ばせてもらうといった積極的ではない内容や待遇面を挙げるのは避ける
- 志望動機は300字程度で作成し、履歴書欄の8割を埋めるのが理想
「履歴書の志望動機の書き方が分からない」という方もいるでしょう。志望動機が浮かばない理由は、自分が「どんな仕事がやりたいのか」という仕事選びの軸と「どのような企業で能力を発揮できるのか」という企業の接点が見つからないことが考えられます。対策として、書けない原因と書き方のポイントを知りましょう。このコラムでは、志望動機の例文や提出マナーも紹介するので、就活中の人は参考にしてください。
履歴書に志望動機がないのはNG?志望動機を書く目的
志望動機は基本的に履歴書に記載した方が良いでしょう。履歴書の志望動機欄は、採用担当者が「応募者の志望度はどのくらいか」「募集要項に合った人材か」を確認するための大切なもの。志望動機は、企業が一緒に働く仲間を決めるうえで非常に重視されており、多くの企業が面接でも確認する大切な項目です。
そのため、志望動機の欄が空白の場合、入社意欲が低いと判断されてしまう可能性があります。どうしても志望動機が思い浮かばないときは、このコラムで後述する「履歴書の志望動機が思い浮かばない3つの理由」も確認し、思い浮かばない原因を見つけてみましょう。
志望動機はどのくらい重要視される?
前述したように、履歴書における志望動機の重要度は高い傾向にあります。採用担当者によっては、学歴や経歴と同等か、それ以上に注目している場合もあるでしょう。
そのため、職務経歴に自信がない方も、「なぜ他社ではなく当社に応募したのか」について説得力のある志望動機を記載すれば採用の可能性がぐっと高まります。志望動機の内容を充実させることは就活成功のカギともいえるので、志望動機欄で自分を上手にアピールしましょう。
転職では履歴書の志望動機を重視しないケースもある
転職の場合、履歴書の志望動機は重視しないという企業もあるようです。転職者には前職で得たスキルや実務経験があるため、志望動機より職務経歴が重視されることが多いといえます。
しかし、面接で志望動機を聞かれる可能性があるので、職務経歴と志望動機はセットで用意しておくことが大切。転職を有利にアピールする職務経歴書の作り方は「職務経歴書を簡単に作成するための方法を解説!転職を有利に進めよう」のコラムで紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
履歴書の志望動機が思い浮かばない3つの理由
「そもそも志望動機がない」「志望動機をどう考えたら良いか分からない」と思う理由として、仕事選びに対する自分のスタンスを明確にできていないことが挙げられます。下記をチェックして、自分に当てはまる部分があるか振り返ってみましょう。
履歴書の志望動機が思い浮かばない理由
- 仕事選びの軸が定まっていない
- 企業研究が不十分
- 仕事選びの軸と企業との接点がない
理由1.仕事選びの軸が定まっていない
履歴書の志望動機を考える前に「なぜその仕事をやりたいのか」「仕事において何を大切にしたいか」という仕事選びの軸を明確に定めましょう。たとえば、やりたいことが「困っている人を助けたい」なら、「困っている人」はどういう人か、どういうことをして「助けたい」のかをはっきりさせます。
また、仕事において「周りの方への気配りをする」を大切としているなら、「どのような場面で」「誰に対して」「どのような」気配りができるのか、できるだけ具体的に考えてみてください。仕事選びの軸を定めることで「自分が企業で実際にやりたいこと」「企業に貢献できること」へとリンクさせられます。具体的な内容であるほど、説得力のある志望動機となるでしょう。
理由2.企業研究が不十分
応募企業についてホームページや資料で企業研究を行いましょう。「どのような事業をしている企業なのか」「どのような風土があるのか」を理解していないと、履歴書の志望動機は思いつきません。
たとえば、事業内容は同じでも、経営理念や将来のビジョンは企業によって異なります。その場合、企業の特徴を知るために企業のパンフレットやWebサイトなどで何度も使われている言葉(企業の強調したいところ)に注目しましょう。応募企業の特徴を理解し、自分が企業でやりたいことや企業に貢献できることを思いつくための一助となります。
理由3.仕事選びの軸と企業との接点がない
自分の仕事選びの軸は決まっていても、企業の事業内容と接点がないケースです。履歴書の志望動機が書けない方は、応募先企業に魅力を感じたポイントを考えてみましょう。「惹かれるポイント=仕事選びの軸」ということ。応募先企業の競合他社と比べてみて、応募企業のどこに惹かれたのか、一度原点に戻って考えるのがおすすめです。
応募企業について詳しく知りたい!という方は「企業研究ってどうやるの?基本的なやり方と目的を解説」の「効果的な企業研究のやり方~企業研究ノート編~」をヒントにしてみてください。
履歴書に書く志望動機を見つけるコツ
自分のアピールポイントがどこなのか、自分は企業で何ができるのか、すぐに思いつかないときもあるでしょう。以下に志望動機を見つけるコツを挙げました。履歴書の志望動機が書けないときに参考にしてみてください。
履歴書に書く志望動機を見つけるコツ
- 自分のスキル・経験を認識する
- 企業について調べる
- 自身と企業の共通点を見つける
- 応募企業先での活躍をイメージする
自分のスキル・経験を認識する
自分の職務経歴から得たスキルを、応募先企業でどのように活かすのかを履歴書で伝えるのがポイント。自身の職務経歴も見返すことで、前職で得意だった作業や取り組んだ事業の中で目に見える成果が得られたこと、失敗から学び仕事に活かせた事柄など具体的に経験したことを洗い出します。
また、履歴書に書ける資格や免許がある場合は「資格を使ってどのように応募企業に貢献できるか」をアピールできます。第二新卒で社会経験が浅い場合は、大学のサークルやアルバイトで大切にしていたことを挙げても良いでしょう。転職の場合は「転職に役立つスキル一覧!仕事が変化しても通用するポータブルスキルとは?」でビジネススキルを紹介していますので参考にしてください。
企業について調べる
応募企業について調べてみましょう。企業のWebサイトで採用関連の項目があれば、企業の理念や求めている人材像が掲載されていることがあります。企業のWebサイト以外にも、メディア記事や経営者のブログ記事のチェックもおすすめ。できる限り多くの情報を集めることが大切です。面接で企業について質問されてもすぐ答えることができれば、好印象を与える可能性が高まります。
企業の求める人物像を把握する
応募先企業の求める人物像を理解したうえで、志望動機を考えることが大切です。一般的には、企業の採用情報や企業理念で重視されている言葉・要素が「求められている人物像」にあたります。企業が求める人物像をもとに、自分の職務経歴から活かせるスキルや経験を見つけ、企業でどのような活躍ができるかイメージしましょう。より明確なイメージを伝えることで、志望動機の説得力も上がります。
企業の強みを把握する
応募先企業にどのような強みがあるのか、具体的に書けるくらい理解しましょう。履歴書には、企業の社風や社員の魅力について書くよりも、競合他社と比べてどうなのかや事業内容・将来性について書くのがベター。志望動機として企業理念への共感を持ち出す場合には、「なぜそのような理念を持つようになったのか」を理解する必要があります。将来性について書く場合には、良い面しか見えていないのではと懸念を持たれないよう、課題や展望にも触れつつ、業界への理解を表しましょう。
自身と企業の共通点を見つける
自身の強みと企業について知ることができたら、そこから共通点を見つけましょう。共通点から「自身の強みを企業のどの部分で活かすことができるか」が見えてきます。
また、企業理念に共感した部分があれば、面接で説明を求められることがあるため、「なぜ共感したか」を自分の経験とつなげておくことが大切です。アルバイトの面接でも履歴書の志望動機欄は採用担当者に見られるポイント。自身の強みが企業にどのように貢献できるか、理由について答えられるようにしておきましょう。
応募企業先での活躍をイメージする
志望動機を考える際は、応募企業先での自身の活躍をイメージしましょう。ただ「共通点があるから」「企業理念に共感しているから」と伝えるだけでは説得力に欠けてしまいます。「なぜそう思うのか」に加えて「自身のスキルや経験をどのように活かせるか」を明確にイメージしてみてください。
たとえば、普通自動車免許を保有していることで営業活動の即戦力となれる、という内容も履歴書の志望動機の書き方の一つ。また、履歴書の資格一覧に大型自動車免許を書くことで、運輸業務で役に立てることがアピールできます。応募企業先での活躍を履歴書の志望動機を通して採用担当者に伝えることができれば、雇うメリットや期待感を持ってもらえる可能性が高くなるでしょう。
受け身の表現は避ける
「応募先企業で勉強し、成長したい」というアピールでは意欲や主体性が伝わらないため、受け身の姿勢に取られないよう「勉強し、早く成果を出して貢献する」ところに重きを置くと良いでしょう。「当事者意識とは?積極的に仕事に取り組める人材の特徴と主体性の持たせ方」では、社会人に求められる積極性について解説していますので参考にしてください。履歴書の志望動機の書き方
履歴書の志望動機欄は小さいので、簡潔に書くのが大切なポイント。伝えたいことが多くあっても、要点を絞って読みやすいようにまとめましょう。
構成は「主張」「根拠(エピソード)」「展望」の順で書く
志望動機の文章構成は、「志望先企業の何に興味を持ったのか」「なぜそう思うのか(エピソードの説明)」「志望先企業でどう活かせそうか」という流れで書くのがおすすめです。採用担当者が一番知りたいと思う項目なので丁寧にまとめてください。なかなか志望動機が思い浮かばない方は、要素ごとに分けて考えてみると良いでしょう。
応募先企業の魅力と自分の志望理由を結びつける
先述したように、応募先企業の特徴や魅力と自分の志望理由を結びつけて考えてみましょう。そうすることでオリジナルの内容になり、志望動機の説得力が増します。応募先企業の魅力として「社風」「事業・サービス内容」「業績」などがありますが、どこに惹かれて志望したのか、それらの魅力に対して自分がどう思ったのかを履歴書の志望動機欄に書きましょう。
自分のスキル・強みと合わせる
職務経歴から洗い出した、自分の持つ「スキル・強み」と志望動機を結びつけましょう。「どのように応募先企業に貢献できるのか」について説明します。たとえば、前職の経験を応募企業において活かせるならそれをアピールしましょう。その際「○○の業務に尽力しました」といった曖昧な表現より、「○○の業務で前年比120%の売上を達成しました」と具体的な数値で表すとより説得力が増します。
また、効果的な履歴書の書き方として、履歴書に書ける資格一覧を志望動機に活用する方法があります。「就職に有利な資格とは?種類やアピール方法を紹介」では、就職に向けて資格の取得や合格で履歴書の「自分の強み」とできる資格を紹介していますのでチェックしてみてください。
一方で、「これまでの職務経歴に自信がない」「具体的に数字を出せるような実績がない」「保有資格がない」という場合は、履歴書にあえて具体的な数値や資格は書かないでOKです。ただし、今後どのように成長したいか、どのように会社に貢献できるかなど意欲を積極的かつ具体的にアピールしましょう。自分の強みをアピールし、前向きな印象の志望動機にまとめましょう。
「志望動機なし」の履歴書をダウンロードするのも手
志望動機以上にアピールしたいことがある場合や、経歴・保有スキルに自信がある転職者の方は、志望動機欄のない履歴書をダウンロードして職務経歴書に力を入れるのも一つの方法です。「志望動機なし」の履歴書については、PDF形式でダウンロードできる無料テンプレートがある場合も。ただし、志望動機を記載した方が採用担当者の印象に残りやすくなるため、基本的には志望動機欄がある履歴書を選ぶことをおすすめします。また、企業から「この用紙で」という指示があればそれに従う必要があるので注意してください。
履歴書に志望動機を書くときの基本マナー
ここでは、志望動機を履歴書に書くときに守るべき基本マナーをまとめました。志望動機に限らず履歴書全体で守るべきこともあるので、記入前に必ず確認しておきましょう。
書面では「貴社」を使う
応募先企業の呼び方として「御社」と「貴社」があります。「御社」は口語で、面接など直接話すときに使う表現。それに対して、「貴社」は文語で、文章で書くときに使います。履歴書で使う際には「貴社」と、正しく表現しましょう。
記入欄の8割程度を目安に書く
履歴書に志望動機を書く際は、記入欄の8割程度を埋めるのが理想です。8割を下回ると少なく見え、「やる気がない」「伝える内容がない」という印象を与えかねません。志望動機欄の大きさにもよりますが、基本的な文字数は300字程度で、30文字×10行くらいが目安。
余白も考えつつ、全体的にバランス良く書くよう心がけるのがポイントです。履歴書には盛り込めない内容があった場合、面接でしっかりアピールするため、口頭でも説明できるようにしておきましょう。
小さい文字でびっしり書くのはNG
なかには熱意を伝えたかったり、入社意欲を見せようとしたりして、小さい文字でびっしりと書く人も。しかし、「読みやすさ」も大切なポイントです。びっしりと書かれた志望動機欄は、見にくいうえに読み手への配慮ができない独りよがりな印象を与える可能性も。相手への読みやすさを考え、読みやすい字で、行間や字の大きさなどに気を配って書きましょう。
誤字脱字に注意する
記入後に見直して、誤字脱字がないようにしましょう。誤字脱字が多いと、「履歴書のような大事な書類を見直していない=慎重さに欠ける人なのではないか」と思われてしまいます。
基本的に誤字脱字をした場合には、1から書き直すのがマナー。履歴書という大事な書類に気を配らずに提出するのは、応募先企業への志望度が低いのではないかとも受け取られかねないので、注意しましょう。
また、誤字脱字が多いと、それだけで採用を見送られる可能性もあります。限られた時間のなかで内容を把握してもらうためにも、正確さに十分注意を払いましょう。職務経歴書も、履歴書同様に誤字脱字には気を付けましょう。
企業ごとの応募方法に合わせて提出しよう
企業によっては郵送やメールなど履歴書を送付する方法を指定している場合があります。指定した方法で送付しないと不採用になる可能性が高いため、事前にしっかり応募方法を確認しておきましょう。履歴書の志望動機の例文
「理屈は分かるけど志望動機欄が書けない」「志望動機なしは避けたい」と悩む方に向けて、ここでは、「転職」「新卒」「パート・アルバイト」などの応募者の状況や応募形態別に、履歴書に書く志望動機の例文をご紹介します。
同じ職種に転職する場合の例文
社会人として働くうちに『人が快適に労働を続けていけるようなサポートをしたい』と考え、労務事務に興味を持ちました。貴事務所の『お客さまの会社を自分の会社のことのように考えられる関係を作りたい』という顧客に寄り添った理念に共感を覚えています。
これまで一般事務の仕事をしていましたが、書類の作成やデータ入力が早く正確だとの評価をいただいています。効率を考えて動くのが得意で、ファイリングした書類をすぐ見つけられるように並び替えたり、関数を使ってデータ内容の呼び出しを行いやすくしたりするなど工夫をしていました。労務関係の書類には何よりも正確さと処理スピードが求められると考えていますが、前職での経験を活かし、労務の知識を得ながら、貴事務所の業務に貢献していきたいと思っています。
解説
同じ職種に転職する場合には、前職で評価されていたことや、得意だったことを明確に伝えましょう。即戦力になることをアピールすることで、有利に転職を進めることができます。未経験職種に転職する場合の例文
『現場でのニーズをくみ取り、営業職をサポートする』という業務内容に興味を持ちました。洋服店で接客販売の仕事をしていましたが、接客や伝票の管理・品出しなど複数の業務を効率よく進めるのが得意です。
4年間勤続し、メインのお客様対応よりも伝票管理や発注・商品整理など、仕事がうまく回るよう整える仕事の方が好きだと感じました。皆がすぐに伝票をチェックできるよう整えたり、商品が魅力的に見えるよう整理したりするなどと自分なりに工夫をした結果、業務効率が上がり、動きやすくなってとても助かると評価をいただきました。
私は自分で工夫し、円滑な業務のために環境を整えるという特技を活かして、営業職の業務を支えたいと考えています。
解説
未経験職種に応募する場合には、これまでの業務経験で何が活かせそうかを考え、アピールしましょう。「なぜ未経験の職種に興味を持つようになったのか」を、これまでの職務経歴を織り交ぜながら説明すると効果的です。新卒・就業経験がない場合の例文
『患者さまの笑顔を大切にする』という貴院の理念に基づき、医療・事務スタッフへのホスピタリティ研修を充実させていることに興味を抱きました。医院の受付スタッフは患者様の記憶に残りやすく、医院の印象を決める大切な役割を担っています。私は、祖父の通院に1年ほど付き添いましたが、受付の方がいつも気遣ってくださり「医院に行って話すとほっとする」と、祖父の辛い闘病生活の支えの一つになっていました。
私は主に祖父の身の回りの世話の担当でしたが、いつも次の行動やタイミングを考えて行動し、とても快適で助かると言われていました。私は気配りや対応力を活かして、貴院の受付スタッフとして患者様の一助になりたいと考えています。
解説
新卒や就業経験がない場合には、これまでの自分の経験で思ったこと・それを踏まえてやりたいことと結びつけるのがコツ。就業経験がないと不安になってしまいがちですが、自分の経験を交えて説明すると立派な志望動機になります。パート・アルバイトの場合の例文
『地域の新鮮で安心な食材を消費者に届ける』という貴組合の業務内容に興味を持ちました。
貴組合では地産地消にこだわりがあり『地元の生産者が価格競争に苦しむことなく安心して食材を生産でき、地元の消費者に安心安全な食材を届ける』という、双方にメリットがある経営を追求していることに、主婦として共感を覚えています。
主婦の目線や経験を活かして消費者に寄り添いつつ、丹精込めて作られた良い品物をご紹介・お届けできるような消費者担当ドライバーとして尽力していきたいと思っています。
解説
正社員での志望動機と同じように、「どうしてその仕事が良いのか」ということの明確な説明が必要です。パート希望でライフスタイルとの両立が大きな割合を占める場合は、そちらに触れながら書いても良いでしょう。履歴書の志望動機でやってはいけない3つの例
履歴書の志望動機でやってはいけないのは、「志望動機の欄が空白になっている」「志望動機が漠然としている」「待遇面を志望動機としている」の3つ。志望動機を書くうえで、避けたほうが良い代表的な例をまとめました。
1.志望動機の欄が空白になっている
前述したように、志望動機が思い浮かばない場合も「特になし」と記載したり、空白のまま提出したりするのは避けましょう。志望動機欄は企業側に自分を強くアピールできる項目。そこが空白だと、採用担当者は「なぜこの企業に応募したのか」が分からず、不信感を抱くこともあるでしょう。
書類選考がある場合、審査に通らない可能性も高まります。書類選考がなく直接面接する場合や持参した履歴書に志望動機を書いていない場合は、直接質問されるケースがあるので、志望動機は事前にしっかり考えておきましょう。志望動機以外の履歴書の項目の空白については「履歴書に空欄をつくるのはアリ?ナシ?」で解説していますので参考にしてください。
2.志望動機が漠然としている
「企業理念に共感しました」や「貴社で学ばせていただきたく」など漠然とした志望動機は避けましょう。「経営理念に共感」というだけでは、理念のどこに魅力を感じたのかが採用担当者に伝わりません。また、自分の学びを前面に押し出すと「自分のことしか考えられないのではないか」「受動的な人なのではないか」という印象に繋がります。
履歴書の志望動機では、「こういう経験から共感した」「学びながらどう企業に貢献していくのか」など具体的に表現してください。
3.待遇面を志望動機としている
待遇面を志望動機にするのは避けましょう。就職・転職活動する際は、誰でも応募先企業の待遇が気になるもの。しかし、わざわざそのことを履歴書の志望動機に書くと、「ほかに魅力が見いだせない」という意味にも取られかねません。仮に待遇面を魅力的に思っていたとしても、業務内容や企業のポリシーなど別の内容を挙げてアピールしたほうが良いでしょう。
「履歴書の志望動機が浮かばない」「自分に合った企業が分からない」とお悩みの方は、ハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは若年層向けの就活エージェントです。職歴の浅い方や就業経験のない方を対象に、マンツーマンの面談でじっくりお悩みやご希望をヒアリング。優良求人の中からあなたに合った求人を厳選してご紹介いたします。
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履歴書の志望動機に関するFAQ
ここでは、履歴書で志望動機を書く際に想定される質問と回答についてまとめました。
「正社員になりたいから」という志望動機はダメ?
正社員になりたいというだけでは、「ほかの企業の求人でも良いのでは」と受け取られる可能性があります。志望動機では企業の魅力や業務内容に触れ、「なぜ他社ではなく、その企業に応募したのか」をアピールしましょう。
「貴社の将来性に惹かれた」という志望動機は?
しっかりと業界研究や企業研究を行ったうえで「どのような将来性に期待するのか」という内容まで説明可能な場合はおすすめです。漠然とした表現は、採用担当者に「よく考えたうえで応募してきたのか」と不安に思わせるので、できるだけ具体的に書きましょう。「将来性に惹かれた」という表現ではなく、「貴社の○○のところを魅力的に感じ、実現していくために△△で貢献したい」という書き方にすると良いでしょう。
「地元で働きたいから」という志望動機は?
「なぜ地元で働きたいのか」「応募先企業がどのように地元に貢献していて、自分は業務を通じてどう貢献していくのか」ということを明らかにしていれば、十分な志望動機になります。ただし、地元で働きたいからという理由をメインに持ってくると、ほかの地元企業との差別化が図りにくくなる可能性も。あくまで志望動機のメインは、企業の特色や業務内容のことにしたほうが無難です。
「社会貢献をしたい」という言葉はダメ?
社会貢献について挙げるのは悪いことではありません。しかし、「なぜ」「どのように」社会貢献したいのかを明確にしましょう。また、社会奉仕の精神を強くアピールし過ぎると、利益追求する企業への志望動機として違和感を感じられる恐れもあるので、伝え方には注意が必要です。社会貢献を含め、働く意義については「働く意義とは何?面接での回答例文や働きがいのある会社の見つけ方を解説!」をご覧ください。うまく志望動機を伝えられない場合は、就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。ハタラクティブでは、志望動機の書き方の添削やアドバイスも実施。面接対策もあるので、企業へ志望動機をしっかり伝えることができるようサポートします。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。