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自分の短所を面接で聞かれたときの答え方は?回答例や注意点をご紹介!
更新日
この記事のまとめ
- 自分の短所を質問することで、面接官は業務適性や人柄などを判断している
- 自分の短所を答えるときは、長所や自己PRの内容と整合性が取れるように注意する
- 自分の短所を理解したうえで、改善するための対策を取る姿勢が重要
- 自分の短所をポジティブな姿勢で伝えることで好印象につながりやすい
「面接での自分の短所の答え方が分からない」という悩みをおもちの人もいるでしょう。面接官が短所を質問する際は、「自分を客観的に見られる人か」「改善のための努力を行っている人か」をチェックしているのです。
このコラムでは、企業側が短所を質問する理由や面接で好印象を与えやすい答え方を解説します。注意点や例文もまとめているので、参考にしてみてください。
好印象をもたれる自分の短所の伝え方
マイナスイメージである短所を上手に伝えるためには、あらかじめしっかり準備しておくことが大切です。
以下では、具体的な準備の手順を紹介します。
しっかり自己分析をする
自己分析を行い、短所の内容が自己PRで伝える長所と矛盾がないか確認しましょう。
短所を考える際は、長所と対になっている要素を考えてみるのがおすすめです。たとえば、「几帳面→神経質」「慎重→心配性」のように、長所から短所を挙げてみると良いでしょう。
具体的な自己分析のやり方については、「自己分析のやり方が知りたい!ノートやツールを使って実践しよう」をご覧ください。
話す順序を組み立てる
次に、話す順番を組み立てます。回答は結論からはじめ、理由は結論を伝えてから述べましょう。ネガティブで抽象的な回答は避け、具体的なエピソードを含めて伝えるのがおすすめです。
1.結論から述べる
回答は、結論から述べるのが基本です。「私の短所は、△△です」と明確に短所を伝えます。結論から述べる方法はどのような質問にも共通のため、覚えておきましょう。
2.エピソードを添える
次に、短所を説明する経験やエピソードを付け加えます。エピソードを添えると説得力が増し、なぜそう考えるのかが明確になり、面接官に伝わりやすいでしょう。
3.克服のための工夫を伝えまとめる
最後に、短所を克服するために行っている工夫や対処法を伝えます。エピソードと同様に、具体的かつ分かりやすく簡潔にまとめることを意識してみてください。面接官は、「入社後も自ら工夫して困難を乗り切れるか」「どのような対処法を編み出すのか」といった観点から、短所と向き合う姿勢を評価していることが多いでしょう。
また、すでに克服できたものではなく、現在の短所を答えることが大切です。
伝え方次第で仕事に活かせると評価してもらえる
短所は、伝え方次第で「仕事に活かせる」と評価してもらえるでしょう。短所に向き合い改善をするための工夫をしている人は、課題に向き合い努力する力がある印象を与えられます。入社後も、業務に対して真摯に向き合える人だと評価してもらえる伝え方を目指しましょう。
自分の短所のよくある回答例
ここでは、自分の短所を聞かれた際の回答例を紹介します。自分の回答を用意する参考にしてみてください。
性格に関する短所
ここでは、「心配性」「頑固」などといった性格に関する短所の回答例を紹介します。なぜ短所だといえるのか、客観的なエピソードや経験を含めて回答しましょう。
心配性
以下は、心配性であることを自分の短所として伝えたい場合の回答例です。
「私の短所は心配性なところです。『間違っているかもしれない』と考えると不安になってしまい、何度も確認を繰り返すため、時間が掛かかります。そのため、時間に余裕をもって取り組めるよう、余裕のあるスケジュール管理を心掛けています」
頑固
頑固であることを短所として伝えたい場合の回答例は、以下のとおりです。
「自分の意見にこだわりがちで、頑固なところがあります。一度自分のなかで結論を出してしまうと視野を広げることが難しく、『周囲の意見に耳を傾けたほうが良い』と教えてもらうことがあります。
周囲から自分とは異なる意見が出た場合も、目標やそのときの状況において最も適切なものが何かを再検討するよう心掛けています」
優柔不断
優柔不断を短所として伝えたい場合の回答例は、以下のとおりです。
「優柔不断なところが私の短所です。周囲から意見をもらうと、どれも尊重し過ぎる傾向にあり、なかなか決定に至りません。
サークルの出し物についての話し合いで意見をまとめきれず、期限を過ぎてしまったことがありました。それ以来、悩む期限を決め、意見の優先度や本来の目的などを考慮して対応するようにしています」
飽きやすい
飽きやすいことを短所として伝えたい場合の回答例は、以下のとおりです。
「私の短所は、飽きやすいところです。好奇心が強いため、すぐにほかの物事に興味が移ってしまい、継続できないことがあります。ある程度継続するからこそ得られる結果があるとも考えているため、周囲の人に宣言したり話を聞いてもらったりして、決めたところまでやりきるよう工夫しています」
理屈っぽい
理屈っぽいことを短所として伝えたい場合の回答例は、以下のとおりです。
「人から、理屈っぽいと指摘されたことがあります。人と話すときに理屈で捉えてしまい、『情緒がない』『正論ばかり』と言われてしまいました。ロジカルに物事を捉えることも重要だと思うのですが、場や相手に応じて口調に気をつけ、相手が嫌な思いをしないよう気をつけるようにしています」
負けず嫌い
負けず嫌いなことを短所として伝えたい場合の回答例は、以下のとおりです。
「私の短所は、負けず嫌いなところです。アルバイトでほかのスタッフに負けないよう完璧を求め過ぎていたときがありました。『自分が有利になるには』という視点ばかりで、結果として店全体の仕事の効率に意識を向けていなかったことに気づきました。それ以来、常に全体を広い視野で捉えられるよう意識改善を行っています。」
自信がない
自信がないことを短所として伝えたい場合の回答例は、以下のとおりです。
「私の短所は、自信がもてないところです。会議で自分の意見を発言することが怖く、周囲からも消極的だと言われたことがあります。そこで、事前に意見を求められそうな項目の回答を用意してから会議に参加したところ、『発言量が増えた』『的確な回答をしてくれた』とポジティブな評価をもらえるようになりました。それ以来、人より時間をかけて準備し、自信のなさを補うようにしています」
おとなしい
おとなしいことを短所として伝えたい場合の回答例は、以下のとおりです。
「以前の職場で、おとなしいと言われたことがあります。私は相手を尊重したい気持ちで『この発言をしたら相手がどう思うか』を考え、言葉数が少なくなることがありました。しかし、あまり会話がなく相手が落ち着かない気持ちになるようでは本末転倒です。それ以来、積極的に自分から話し掛けるよう意識しています」
いい加減
いい加減であることを短所として伝えたい場合の回答例は、以下のとおりです。
「私の短所は、少しいい加減なところがあることです。学生のころ、テストの範囲を見間違えて評価を落としてしまったことがあります。書類をしっかりと確認すれば良かったと非常に後悔しました。この経験から、何事も確認しながら丁寧に進めるよう意識しています」
神経質
神経質なことを短所として伝えたい場合の回答例は、以下のとおりです。
「私の短所は神経質なところです。細かい箇所まで気になってしまい、提出物を出すのが期限ギリギリになってしまうことがよくありました。入社後は、良い仕事をしたいという向上心をもちつつ、神経質になり過ぎないよう全体の業務の流れに気を配って仕事を進めていきたいです」
完璧主義
完璧主義なことを短所として伝えたい場合の回答例は、以下のとおりです。
「私の短所は完璧主義なところです。自分が納得できるまできっちりやりたいと考えてしまいます。資格の勉強をしていたとき、教科書の隅々まで勉強したくて時間をかけ過ぎ、試験日までに勉強が間に合わなかったことがありました。それ以来、時間配分を意識したり、8割の力で終わらせてから時間があれば復習したりというように、取り組み方を工夫しています」
自分に甘い
自分に甘いことを短所として伝えたい場合の回答例は、以下のとおりです。
「私は自分に甘いところがあります。一度やると決心しても、簡単にほかのことに興味を切り替えてしまうことがありました。入社後は、柔軟性や適応力を活かしつつ、一定の継続力が発揮できるよう、目標達成できたかどうか表にまとめたり、人に宣言したりして工夫して取り組みたいです」
対人関係に関する短所
「おせっかい」「人見知り」など、対人関係に関する短所の回答例です。改善策や工夫している内容も付け加えてポジティブにまとめましょう。
おせっかい
おせっかいなことを短所として伝えたい場合の回答例は、以下のとおりです。
「つい人のことが気になってしまうため、おせっかいだと思われてしまうことがあります。アルバイトで、新人さんの仕事を手伝い過ぎてしまうことがありました。親切にしたいという気持ちから行ったことですが、店長からは『本人の成長につながらない』と言われてしまいました。それ以降、本当に相手のためになるのはどのようなことかを考えて行動するようにしています」
人見知り
人見知りであることを短所として伝えたい場合の回答例は、以下のとおりです。
「時々人見知りをしてしまうことがあります。業務に支障が出ない程度のものですが、会社の代表としてほかの会社の方と会うときは緊張してしまいます。自分でもこの短所を理解しているので、緊張しそうな場面ではいつもより笑顔を心掛け、にこやかに対応するようにしています」
自己主張が激しい
自己主張が激しいことを短所として伝えたい場合の回答例は、以下のとおりです。
「自分の短所は自己主張が激しいところです。特に、自分の専門分野については自分の考えばかり話してしまうことがあり反省しています。自分ばかりが話していても会議は進まないので、人の意見を聞いてから話すように意識するようになりました。自分が気がつかなかった良い意見が出てくることもあるため、人の意見にも耳を傾けていきたいです」
緊張しやすい
緊張しやすいことを短所として伝えたい場合の回答例は、以下のとおりです。
「私の短所は緊張しやすいところです。失敗してはいけない、上手くやらないとという気持ちが強過ぎて緊張してしまうようです。そのため、想定される質問の回答を用意したり、あらゆるケースを想定して準備しておくようになりました。準備してあるから大丈夫という気持ちで臨むようになってから、緊張を軽減できています」
ミーハー
ミーハーなことを短所として伝えたい場合の回答例は、以下のとおりです。
「人から『ミーハーだね』と言われることが多くあります。新しいものや流行りのものに興味があり、次のブームに移るのも早い自覚があります。しかし、新しいものに敏感なのは、長所でもあると考えております。人がまだ知らない情報を誰より早く入手することで、顧客のニーズや動向を掴むことに活かしていきたいと思います」
プライドが高過ぎる
プライドが高すぎることを短所として伝えたい場合の回答例は、以下のとおりです。
「プライドが高いと言われることがあります。前職では経験が長かったこともあり、自分の考えを通すことにこだわってメンバーに迷惑をかけたことがありました。チーム内の雰囲気が悪くなり、結果として業務の進行にも支障が出てしまい、反省しています。入社後は協調性を意識して、チーム全体で目標達成していけるよう努力したいと考えています」
口下手
口下手であることを短所として伝えたい場合の回答例は、以下のとおりです。
「私の短所は口下手なところです。どのように伝えたら誤解がなく伝わるのか迷ってしまい、口数が少なくなりがちです。サークルでは下級生への指示に言葉が足りず、混乱させてしまったことがありました。しかし、それ以降は結論から伝えるよう意識しています。言葉が足りないことも減り、改善されつつある状態です。」
すぐ人に頼る
すぐ人に頼ることを短所として伝えたい場合の回答例は、以下のとおりです。
「私の短所はすぐ人に頼ってしまうところです。対応が難しいことがあると、つい人に手伝ってもらったり教えてもらったりしてしまいます。しかし、人の時間をもらうばかりでは申し訳ないので、最近は何か自分にできることを代わりに行うようにしています。頼るばかりではなく、お互いが気持ち良く働けるよう自分も成長していきたいです」
傷つきやすい
傷つきやすいことを短所として伝えたい場合の回答例は、以下のとおりです。
「私の短所は傷つきやすいところです。学生時代は人から注意されるとすぐに落ち込んで、やる気をなくしていました。しかし、落ち込んでいるだけでは何も変わりません。さらに良くするためのチャンスだと捉え、注意されたことをメモしながら改善していきました。今では感情的になり過ぎず、受け止め、改善のために活かせるようにしています」
他人を気にし過ぎる
他人を気にし過ぎることを短所として伝えたい場合の回答例は、以下のとおりです。
「私の短所は他人を気にし過ぎるところです。つい周りの人の顔色を伺って合わせ過ぎてしまいます。自分の意見が言えず、あとから後悔したこともあります。今では、人の意見を受け止めたあとなら、『自分はこう思う』と意見を言えるようになりました。これからも他人を気にし過ぎることなく、自分の意見も言えるように意識して、コミュニケーションを取っていきたいです」
言い方がきつい
言い方がきついことを短所として伝えたい場合の回答例は、以下のとおりです。
「私の短所は思ったことをストレートに言葉にしてしまうことです。自分の気持ちを素直に表現したほうが誤解なく伝わると考えてのことなのですが、まれに周囲から言い方がきついと指摘されることがあります。今は、発言する前に言われた相手がどう感じるかを意識しながら言葉を選ぶように努めています」
思考に関する短所
「視野が狭い」「楽観的」など、思考に関する短所の回答例です。自分に近い回答例を参考に、自分なりのエピソードを加えてみてください。
視野が狭い
視野が狭いことを短所として伝えたい場合の回答例は、以下のとおりです。
「私は視野が狭くなってしまうことがあり、一つのことに集中してしまうことが多々あります。
一生懸命になると時間を忘れて取り組んだり、ほかのことを考えられなくなったりしてしまいます。今やるべきことの優先順位や周囲の状況も確認したうえで、作業に取り組むよう工夫しています」
楽観的
楽観的なことを短所として伝えたい場合の回答例は、以下のとおりです。
「私の短所は楽観的なところです。前職で初めての会議の際、『なんとかなるだろう』と手持ちの資料のみで参加したことがありました。案の定こちらから出せるデータは限られたものしかなかったため、後日改めて資料を配布することになりました。事前に入念に準備して臨めば、会議の場で議論が進み効率が良かったと反省しています。それ以来、計画性をもって取り組むよう心掛けています」
悲観的
悲観的なことを短所として伝えたい場合の回答例は、以下のとおりです。
「私の短所は悲観的に物事を捉えてしまうところです。学生時代、大事な試合前に『どうせ負けるだろう』『上手くなれない』とネガティブに考えてしまうことがありました。負けたときにショックを受けるのが嫌で悪いほうに考えてしまうのですが、悲観的になるといつものパフォーマンスを出すのも難しくなってしまいます。練習してきたこと一つひとつを確認し、自信を持って臨むことで良い結果につながるのだと学びました。それ以来、気持ちの面でネガティブになりそうなときは、できていることを確認しながら前向きに臨むようにしています」
行動に関する短所
「マイペース」「せっかち」など、行動に関する短所の回答例です。自分の課題と向き合う姿勢も評価されるため、どのように短所をリカバーしているかを忘れずに説明しましょう。
マイペース
マイペースなことを短所として伝えたい場合は、以下のような例文が考えられます。
「私の短所はマイペースなところです。良くも悪くも自分のペースを守り、コツコツ作業を進められます。しかし、自分だけ進捗が遅れていることに気づかず、自分のペースで仕事をして心配をかけたことがありました。それ以来、こまめに報告や相談をしながら進めるように意識しています」
せっかち
せっかちであることを短所として伝えたい場合の例文は、以下のとおりです。
「周囲の人から『せっかちだね』と言われることがあります。いただいた仕事はすぐ取り掛かりたいため、慌ただしく見えるのだと思います。取り掛かりはせっかちですが、ミスなく仕事ができるよう、自分なりのチェックリストを作って最後に必ず見直してから提出するようにしています」
面倒くさがる
面倒くさがりなことを短所として伝えたい場合の例文は、以下のとおりです。
「私の短所は面倒くさがりなところです。無駄なことはできるだけしたくないと考えてしまいます。しかし、この短所は、効率的に物事を進めることに活かせると思います。業務が効率的に進むよう、マニュアル改善やシステム環境の改善に取り組んでみたいです」
大雑把
大雑把なことを短所として伝えたい場合の例文は、以下のとおりです。
「私の短所は、大雑把で細かいことを気にしないところです。効率的に作業を進めたいので、細部にこだわらず妥協できてしまいます。学生時代のアルバイトで、日誌の記入が簡潔過ぎて内容が薄くなってしまったこともありました。それ以来、効率だけでなく、質も気をつけて意識するようにしています」
慎重過ぎる
慎重過ぎることを短所として伝えたい場合の回答例は、以下のとおりです。
「私の短所は慎重過ぎるところです。ミスをしないかどうか心配で、業務が遅くなってしまいます。前職では全体の進行に影響してしまったことがあり、反省しています。それ以来要点を押さえて作業できるよう独自のフォーマットを作成し、ミスを怖がらずにスムーズに仕事ができるようになりました」
計画が苦手
計画が苦手なことを短所として伝えたい場合の回答例は、以下のとおりです。
「私は計画を立てるのが苦手です。見通しを持たずに作業を始めてしまい、締め切り間近になってから焦ることも多々ありました。しかし、余裕をもった計画を立てること、計画を途中で修正しながら進めることで、締め切り前に焦ることがなくなりました。入社後も全体を把握したうえで、計画的に業務を進めていきたいと考えています」
集中力がない
集中力がないことを短所として伝えたい場合の回答例は、以下のとおりです。
「私の短所は集中力に欠けることです。学生時代、長時間課題に集中できず、休憩ばかりして時間がかかっていた記憶があります。友人の進み具合を見て、このままではいけないと思い進め方を工夫するようになりました。自分で細かくタスク分解することで、長時間作業してだらけることもなく、飽きずに取り組めると分かりました」
ケアレスミスしやすい
ケアレスミスしやすいことを短所として伝えたい場合の回答例は、以下のとおりです。
「私の短所はケアレスミスをしやすいところです。会議の資料を作成した際、項目を一つ入れ忘れてしまったことに気づき、慌てて修正したことがあります。迷惑をかけてしまったと反省しています。ケアレスミスしやすい原因を考えてみたところ、何事も時間に余裕がなく、焦って仕事を進めているからだと気づきました。余裕をもって作業を進められるようスケジュール管理をすることで、ミスを減らす工夫をしています」
忘れっぽい
忘れっぽいことを短所として伝えたい場合の回答例は、以下のとおりです。
「私の短所は忘れっぽいところです。子どものころから忘れ物が多く、さまざまな工夫をしてきました。持ち物リストを作ったり、出掛ける前に必ずチェックする時間が取れるようにしています。入社後もリストの作成や確認を続け、業務を確実にこなしていきたいです」
落ち着きがない
落ち着きがないことを短所として伝えたい場合の回答例は、以下のとおりです。
「私の短所は落ち着きがないところです。思いついたらすぐに行動するタイプのため、考え込んでなかなか動き出せない人に対してイライラする場面もありました。しかし、社会に出てから多くの人に会い、物事の取り組み方は人それぞれだと気づきました。どのタイプが優れているというわけではなく、状況によるのだと分かりました。それからは、周囲に対してイライラすることはなくなりました」
決断が苦手
決断が苦手なことを短所として伝えたい場合の回答例は、以下のとおりです。
「私の短所は、決断するのが苦手なことです。何か新しいことを始めるときは入念にリサーチする癖があり、決めるのが遅いと言われることが多々あります。なかなか決断できないのは、自分のなかで重視する項目が決まっていないからだと気づきました。業務で何か決めなければならない場面では、リサーチのスピードを上げるとともに、決断するために重視する項目を明確にして取り組みたいと考えております」
不器用
不器用なことを短所として伝えたい場合の回答例は、以下のとおりです。
「私の短所は不器用なところです。学生時代、勉強に加えてサークルやアルバイトも頑張りたいと意気込んでいましたが、結局どれも中途半端になってしまいました。
それ以来、やるべきことに優先順位をつけて取り組むように工夫しています。また、計画が十分でないとほかのことが気になって集中できないため、スケジュール管理もしっかりと行うように心掛けています」
自分の短所の回答例については、「面接で短所を聞かれたらどうする?回答のコツを例文を交えて解説」でも紹介しています。こちらも参考にしてみてください。
自分の短所を伝えるときの注意点
就職・転職活動の面接では、「どのような短所なのか」「短所をどう捉えて対策をしているか」「短所の伝え方」が重要です。
面接で自分の短所を伝えるときは、以下の点に注意しましょう。
「短所はない」という回答は避ける
「短所はありません」と回答してしまうと、自己分析不足や自信過剰と捉えられてしまう可能性があります。弱みも正直に見せることで、「素直」だと思ってもらえたり、好印象を残せたりするでしょう。
客観的で具体的な短所を述べる
面接で回答する短所は、客観的で具体的なものを選ぶと良いでしょう。「自分の短所は△△だと思います」と主観だけで説明しても、説得力に欠け、具体例が伝わりません。「周りから指摘されたことがある」「このような経験から、これが短所だといえる」と実際に起こったエピソードを話すと、伝わりやすくなります。
身体的特徴や疾患については避ける
身体的な特徴や疾患を短所として回答するのは避けたほうが良いでしょう。
コンプレックスと短所は、異なるもの。「身体が弱い」「背が低い」といった身体的特徴ではなく、仕事を進めたり人間関係を築いたりするうえで自分にどのような傾向があるかを分析して伝える必要があります。
社会人として致命的な短所は避ける
「約束を守れない」「時間にルーズ」などといった、社会人として致命的な短所は避けたほうが良いでしょう。改善しようと努力していることを伝えたとしても、印象がダウンしてしまう可能性があります。
以下で社会人として致命的な短所とされる要素を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
時間や約束を守ることにルーズ
「時間や約束事にルーズ」といった短所は、選考で伝えることは避けるのが良いでしょう。業務においても「締め切りを守れるのか」「タスク管理ができるのか」と疑問をもたれる可能性があります。
人との関わりが苦手
「人との関わりが苦手」という短所も、社会人としての基本的な姿勢を懸念されやすいでしょう。
社会人である以上、人と関わらずに仕事をすることは難しいものです。積極的にコミュニケーションを取らない人なのではないかと受け取られてしまう可能性があります。
興味をもつ分野が限定的
興味をもつ分野が限定的であることも、短所として伝えることは避けるのがおすすめです。
興味の範囲が狭い場合も、「自分のやりたい仕事しかしないのではないか」「パフォーマンスにむらがあるのでは」と捉えられてしまう可能性が。面接で聞かれた際にはほかの短所について回答するのが無難でしょう。
努力や工夫でカバーできることも伝える
短所に対して、努力や工夫でカバーしていることも伝えましょう。多くの採用担当者は、応募者が前向きな姿勢で問題に取り組み、採用後も同様に業務で生かせるかどうかを判断しているためです。
「短所という自分のネガティブな部分に目を向け、前向きに対処する」という姿勢は、多くのビジネスシーンにおいて応用できます。
前向きな姿勢で伝える
面接では、伝えるときの態度に注意が必要です。短所だからといって無愛想で投げやりな態度だったり、ネガティブな話し方になったりせず、明るく前向きに伝えるよう心掛けましょう。
また、言葉の選び方も大切です。「△△ができない」と伝えるのではなく「ときに△△してしまうことがある」、「苦手」ではなく「努力が必要」などといった言葉を選ぶだけでもポジティブに伝えられるでしょう。
ネガティブに自分のことを卑下し過ぎない
短所について話しているうちに感情的になってしまい、必要以上に自分を卑下してしまうことも。面接の場では、客観的に伝えることを忘れないようにしましょう。
短所は一つだけにする
短所を回答する場合は、一つだけに絞りましょう。いくつも伝えてしまうと、話が分かりにくくなったり、回答時間をオーバーしてしまったりすることもあります。面接官は応募者の短所をすべて知りたいと考えているのではなく、「自己分析ができていて客観的に伝えられるか」「短所とどう向き合っているか」を重視して評価しています。より伝えやすい短所を一つ選んで回答しましょう。
面接で自分の短所を聞かれる理由
面接官が、短所を質問するのには理由があります。短所を質問することでどのような点を評価しているかを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
客観的な自己分析ができているか確認するため
面接官は、応募者が客観的に自己分析できているかどうかを評価しています。短所を素直に認め、自分の性格を冷静に客観視できているかどうかを確認しているのです。短所は、自分が改善するべき課題。今の自分には何が足りないのか、課題をしっかりと把握し説明できる人材かどうかチェックしています。
誠実な回答ができるか確認するため
面接官は、短所というマイナスイメージがある事柄に対しても誠実な回答ができる人材かどうかを確認しています。
自分の欠点を伝えることには、抵抗を感じることもあるでしょう。しかし、「短所はありません」と誤魔化すと、「自己分析ができていない」「課題把握が苦手なのでは」と思われてしまう可能性があるでしょう。
職種や求める人材に合っているか見極めるため
応募者の短所を聞くことで、企業が求める人物に合っているかどうかを確認しています。業界や職種、社風などと合わなければ、入社してからミスマッチが生じる可能性も。企業や仕事に馴染めるかどうかもチェックされています。
問題意識をもち解決のため工夫しているか確認するため
面接官は、自分の短所を改善しようと何らかの対策を講じているかどうか確認しています。自分の課題に向き合う姿から、業務に対する姿勢がどのようなものかをも分かるものです。対応力や向上心などをチェックしています。
「面接練習のやり方を解説!よく聞かれる質問や一人で行う方法は?」のコラムには、面接練習のやり方をまとめているので、こちらも合わせてチェックしてみてください。
自分の短所が分からないときは?
自分の短所がよく分からない場合は、人に聞いてみたり今までの経験から振り返って考えてみたりするのがおすすめです。「短所が思い浮かばない」「心当たりが多く一つに絞れない」という場合は、以下の方法を試してみてください。
人に聞いてみる
短所がよく分からないときは、自分の周囲の人に聞いてみましょう。客観的な視点から短所が分かります。遠慮せず明確に伝えてくれる人に頼んでみましょう。
長所をもとに考える
自分の長所は、捉え方によっては短所になり得ます。短所を一つに絞れないときは、長所から考えてみるのもおすすめです。たとえば「行動に移すのが早い」という長所がある人は、視点を変えれば「せっかち」だとも表現できます。
今までの経験や苦手なことを振り返る
これまでの経験から上手くいかなかったことや苦手だと感じたことを振り返ると、短所が見つかることがあります。たとえば、プレゼンが苦手な人の場合、「人前で緊張しやすい」という短所が見つかる場合も。なぜ苦手なのかを振り返ってみることで自分の短所にたどり着けるでしょう。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。