どうする?転職活動で作文試験に出会った時

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この記事のまとめ

  • 企業は作文を通して、思考力や価値観、論理性があるかなどを判断している
  • 作文は、序論→本論→結論の流れでまとめよう
  • 文章は「一文一義」とし、一文に情報を盛り込み過ぎない
  • 主語と述語のねじれに気をつけ、読みやすい文章にする

就職・転職活動では作文試験に出会うことがあります。日頃文章を読まない・書かないという人にとってはハードルが高く感じるかもしれません。
そこで今回のコラムでは、作文を課す企業側の意図や、構成のポイント、やりがちな間違いについてまとめました。ぜひ対策の参考にしてください。

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なぜ作文試験が行われるの?

新卒の採用試験はもちろん、中途の採用選考でも作文や小論文の試験が課されることがあります。特に、出版系や新聞社など、仕事で文章力が求められる業界での実施が多くなっているようです。
企業が作文を書かせるのは、仕事に必要な文章力や漢字が書けるという基礎的な学力、論理性や仕事への意欲などを判断したいから。作文のテーマによっては、人間性や価値観、考え方などを見極める意図もあるでしょう。
出題されるテーマは業界や企業によってさまざまですが、例としては以下のようなものが挙げられます。

「入社後の目標」
「10年後の自分」
「学生時代に頑張ったこと」
「最近気になったニュース」
「理想の社会人像」
「自分のつくりたい商品、サービスについて」

この中だと、入社後の目標や10年後、社会人像についての質問は、応募者が目指す方向と企業の方針にずれがないか確かめる意図が考えられます。
学生時代に頑張ったことからは、その中で発揮された強みが仕事に役立ちそうかが判断されているかもしれません。過去に関する質問には、エピソードを通して応募者の人柄を探るという意図もあると捉えましょう。
「企業がテーマに込めた意図は何か?」を考えると、話の内容や方向性が定まりやすくなります。作文はすぐに書き始めるのではなく、まずはテーマを眺め、企業が何を求めているのかを読み取ってください。

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序論・本論・結論でまとめよう

作文は最初に話の流れを考えてから書き始めると、途中で矛盾が生じたり、論理が破綻したりするのを防げます。作文の基本的な構成は「序論・本論・結論」。序論では自分がこれから何について論じるのか、テーマを明確にします。テーマによっては問題提示をすることもあるでしょう。
本論ではテーマについてより詳しく述べ、自分の考えを明らかにしていきます。そして最後に序論で示したテーマや問題に対する結論を書きますが、解決しきれない場合は現時点での課題について触れても構いません。
結論は最初に示した課題に沿った内容とし、作文のテーマが書き始めと書き終わりで変わってしまわないように気をつけましょう。
テーマは複数設定すると散漫な印象になるので、1つの作文では1つのテーマに絞るのが賢明。第三者が読んだ時にわかりやすい流れと内容になっているかを見直しましょう。

企業によって作文のテーマは異なりますが、採用試験の作文には仕事への思いや考えを入れると働く意欲を示せます。また、テーマの流れに沿う形でさりげなく自己アピールを盛り込むことも忘れずに。文中に具体的なエピソードを入れる場合は、自分の資質や強みが表れた経験を選びましょう。

文章は「一文一義」にしよう

読みやすい作文にするには、字の丁寧さや文法を守った正しい文章が求められます。「字に自信がない」という人は多いですが、大切なのは「美しく綺麗な字を書くこと」ではなく、「丁寧な字を書くこと」です。作文を書き終えたら必ず見直しを行い、誤字脱字にも気をつけましょう。

情報を詰め込みすぎた文章はわかりにくいので、作文は「一文一義(1つの文章に1つの情報を入れる)」を意識することも大切。
例えば以下のような文は読みづらいと感じる人が大半です。

「猫は昔からネズミを捕らせる目的で人間に飼育されてきた動物で、とてもしなやかな体をしており、足の裏には敏感な肉球があり、夜行性ですが、網膜の裏にある反射板のおかげでわずかな光で周囲を見渡すことができます」

このような文章は、一文の長さを短くし、情報量を少なくすることで読みやすく修正しましょう。

「猫は昔から、ネズミを捕らせる目的で人間に飼育されてきました。とてもしなやかな体をしており、足の裏には敏感な肉球を持っています。彼らは夜行性ですが、網膜の裏にある反射板のおかげでわずかな光で周囲を見渡すことができます」

以上2つの文章を比べると、後者の方が断然読みやすいことがわかります。
ほかに、普段文章を書いていない人がやりがちな間違いは、「主語と述語のねじれ」。
例えば、「私の夢はプロ野球選手になりたいです」という文章にはどこか違和感がありますが、これは主語と述語の関係がおかしいからです。この文章の主語は「私の夢は」、述語は「なりたいです」ですが、「私の夢は / なりたいです」という文章は成り立ちません。
特に長い文章では主語と述語のねじれが起こりやすいので注意しましょう。

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こんなときどうする?転職活動の作文試験に関するお悩みQ&A

転職活動の採用選考の一環として、作文試験が行われる場合があります。当日にあわてて力を発揮できないことないよう、事前に対策しておきましょう。ここでは、想定される転職活動の作文試験に関するお悩みをQ&A方式で解決していきます。
 

転職活動でなぜ作文があるの?

企業は、作文試験を通して候補者の思考力や人間性、価値観などを把握したいと考えています。また、作文の内容から入社に対する意欲を判断されることもあるでしょう。作文試験を突破するには、誤字脱字に注意することはもちろん、根拠に基づいた具体的な説明をすることが大切です。作文の詳しい書き方は、「面接に繋がる作文を書くために。文章力を高める方法」をご覧ください。
 

作文試験でよくあるテーマは?

作文試験でよく出題されるテーマは、「自分にとって仕事とは何か」「○年後の自分について」「最近のニュース・関心事」「家族や友人について」などが挙げられます。新卒や第二新卒の場合は「学生時代について」のテーマが出されることも考えられるでしょう。作文試験についてまとめた記事「自分を上手にアピール!就職試験で作文を書くときのコツ」でもテーマや書き方のコツを解説しているので、ご参考にしてください。
 

「仕事とは何か」の答え方を教えてください

「仕事とは何か」は、作文試験でよくあるテーマの一つですが、答える際は就業意欲をアピールすることがポイントとなります。たとえば、「自己成長のために欠かせないもの」「実現したい目標を叶えるために必要なもの」「社会貢献の一つの形」などと答えるのが良いでしょう。なお、「『仕事とは何か』と聞かれたらどう答える?面接や作文で印象アップするコツ」では、避けるべき答えについても解説いるので確認してみると良いでしょう。
 

作文の書き方のコツは?

作文の書き方のコツは、「序論・本論・結論」の構成でまとめることです。結論を最後に配置してしまうと、途中で矛盾が生じやすくなったり、相手に伝わりにくくなったりしてしまいます。作文の詳しい書き方は、このコラムの「序論・本論・結論でまとめよう」が参考になるでしょう。また、就職・転職活動のお悩みはハタラクティブにご相談ください。求職活動支援の一環として、プロのアドバイスを受けられます。

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